2022/12/30

グリーンブック

突然、頭の上の吹き出しに言葉が浮かぶことがある。ティンブクトゥぢゃの(これは西アフリカの土地の名前)ゲッセマネぢゃの(これもイェルサレムの土地の名前でキリスト教に関係する)片仮名ばかりである。何の脈絡もなく出現する。今回は「カーデリーニ」だった。カーデリーニに次いで「リンダ」が思い浮かんだ。Safariの検索窓に「カーデリーニ リンダ」と打ち込むと、見憶えのある顔が表示された。アメリカの連続TVドラマ『ER 緊急救命室』に看護師役で出演していた女優である。名前から判るようにイタリア系で、目がぱっちりした美人である。映画出演作に『グリーンブック』があったので、U-NEXTで視聴した。

タイトルのグリーンブックとは、黒人向けの旅行ガイド本のことを指している。イタリア系白人の男が、黒人ミュージシャンの運転手に雇われて、グリーンブックを携えてアメリカ南部を走る。ただそれだけの話だが、我が映画観賞歴のベスト20に入れたい作品である。米欧では白人と黒人の対立の描き方に賛否両論があったらしい。時代背景は1962年、黒人の待遇が今よりずっと悪かった頃であるが、そこは日本人には理解し難いところである。ともあれ『グリーンブック』は第91回アカデミー賞で作品賞・助演男優賞(黒人ミュージシャン役に)・脚本賞を受賞している。

ちなみに、『グリーンブック』は実話を基にしていて、脚本を書いたニック・ヴァレロンガとは、運転手を務めたトニの息子である。映画は、リンダ・カーデリーニの顔のアップで幕を閉じる。終わり方も抜群によかった。


2022/12/29

エンドロールの発見

元日本代表(ワールドカップ後にチームがいったん解散したので、こう呼ぶ)の三笘薫選手が出場するプレミアリーグの試合をYouTubeでチェックしていたら、現地のアナウンサがしきりに「反町(ソリマチ)」がなんとか、かんとかと言うので、日本協会の反町技術委員長が、ワールドカップが終わった後なのに、今さら視察に来ているのか?と思ったのだが、実はSolly Marchという名の選手が得点をしたというのであった。

それはともかく。クリスマスの頃になるとリヴァイヴァル放映される映画に『素晴らしき哉、人生!』(原題:It's A Wonderful Life/1946年製作)がある。あなたが気に入っていない自分の人生も、捨てたもんぢゃないぜ、と天使が教えてくれるファンタジーである。この作品を翻案して作られた映画が複数ある。ニコラス・ケイジ主演『天使のくれた時間』(原題:The Family Man/2000年)も、その一つである。アニーという名の可愛い女児を演じているのがMakenzie Vega(マケンジー・ヴェガ)という子役俳優だった。そのことは映画のエンドロールを読んでいて分かったのだが、その名前には見憶えがあった。アメリカの連続TVドラマ『グッド・ワイフ』の主人公アリシア・フロリックの娘グレイスを演じていた女優である。

スウェプト・アウェイ』(2002年)でも気付きがあった。44歳のマドンナが主演で、共演する若い俳優がAdriano Giannini(アドリアノ・ジャンニーニ)という名前だった。ジャンニーニ、とくれば想い出すのがジャンカルロ・ジャンニーニである。後で調べたら、まさにアドリアノはジャンカルロの次男で、『流されて…』(1974年製作。流されて、を英訳するとSwept Awayとなる)で父親が演じた役を再演したのだった。

という訳で、映画のエンドロールを読むと、面白い発見がある。


2022/12/27

The Long Goodbye

一昨年のことだっただろうか、東京都知事が、年末年始は出かけずにステイホームしてくださいと呼びかけた。するとどうなったか。ステイホームをした家庭の多くで、家族の集団感染が起こってしまったのである。この明らかな失策(失言?)を追及した人は、いたのだろうか。第八波の流行が拡大しているこの年末と、年始にかけて、行動は慎重にしたい。

それはともかく、ザ・ロング・グッド・バイである。1953(昭和28)年にアメリカの作家レイモンド・チャンドラーによって著わされた探偵小説である。翌年のアメリカ探偵作家クラブの最優秀長篇賞を受けている。遅れて日本でも翻訳された。現在容易に入手できるのは清水俊二訳『長いお別れ』、村上春樹訳『ロング・グッドバイ』(以上ハヤカワ・ミステリ文庫刊)、田口俊樹訳『長い別れ』(創元推理文庫刊)である。

The Long Goodbyeをベースにした映画も製作された。エリオット・グールド主演、ロバート・アルトマン監督による『ロング・グッドバイ』(原題もThe Long Goodbye)である。『長いお別れ』を先に読んでいた自分は、異なるイメージに少々面食らったのだが、これはこれで面白い!(ちなみに、結末も異なる)

小説のThe Long Goodbyeでは、ギムレット(ジンとライムジュースのカクテル。比率は3:1ぐらいで、シェイクする)が重要な舞台装置であるのに対して、映画にはまったく出てこない。

"I suppose it's a bit too early for a gimlet," he said. というのが、ギムレットを有名にした一節である(Ballantine Books 1981年刊より)。

清水俊二訳:「ギムレットにはまだ早すぎるね」と彼はいった。

村上春樹訳:「ギムレットを飲むには少し早すぎるね」と彼はいった。

田口俊樹訳:「ギムレットにはまだ早すぎるよね」と彼はいった。

同じようなもんですが、清水訳がベスト。


2022/12/26

quarantine=隔離

無料お試し期間が終わって解約したはずのU-NEXTさんから、またしても無料お試しの勧誘があった。負けると分かっている戦いを、何故また挑むのか。

それはともかく。後に世界保健機関(WHO)によってCOVID-19(19は2019年に発生の意)と命名されるウイルス感染症を日本国内に入れないために、2020年2月3日に横浜に入港した観光船「ダイヤモンド・プリンセス号」を港内で隔離したことが、遠い昔のように思える。当初新型コロナウイルスへの感染は、既に感染した人との接触や飛沫によるものと考えられていたが、WHOは2021年4月に「空気(エアロゾル)感染する」と発表した。感染経路の判らない患者が続出した理由が、このことから解る。ウイルスが大気中に浮遊していると考えれば、人の少ない郊外でもマスクは外せない。

14世紀に欧州で黒死病(ペスト)が大流行したときにも、イタリアに寄港する船は、検疫のために30日間港外に「隔離」された。30日では足らず、後に40(イタリア語でqurante)日に延長された。このことから、隔離(検疫停船期間)のことをクァランティーン(quarantine)と呼ぶのである……ということを映画『インフェルノ』(ロン・ハワード監督)のロバート・ラングドン教授から学んだ。もちろんU-NEXTの無料お試しを使ってである。


2022/12/25

ゴンちゃんの呼び名

今年のワールドカップの日本戦の、おさらいを始めた。ABEMA.TVのアーカイヴから、まずは対ドイツ戦。ゴールキーパの権田修一(ごんだ・しゅういち)が良くも悪くも目立った。自分の反則で与えたPKによって1失点したが、その後のドイツの猛攻を完封した。彼の活躍なくして逆転勝利はなかった。この試合を解説していた本田圭佑は権田のことを「ゴンちゃん」と呼ぶ。親しげなのは、かつて代表チームで一緒になったことがあるからだが、岡崎慎司をオカ、槙野智章をマキと呼び捨てにする(試合中のコミュニケーションに便利なように、短かくする意味もある)のに対して、わざわざ「ちゃん付け」をするのは、おそらく次のような理由からだろう。すなわち、ゴンというのは偉大なる中山雅史(日本人で初めてワールドカップで得点した選手)の愛称なので、呼び捨てにするに忍びない。ならば、中山=ゴンさん、権田=ゴンちゃんでいこう、ということだ。知らんけど。


2022/12/24

自分のゴミは自分で

ワールドカップでは日本人の観客がスタジアムのゴミを集めて帰ることが大きな話題となった。世界の皆さんは「立つ鳥跡を濁さず」という日本の諺を知らないから感心するのだろうが、我われにとっては当たり前のことで、スタジアム以外のところでも日常的に行なっていることではないか。やってない? Andy Haという人が、日本人がゴミ集めをするところを撮影して、ツイッターに投稿した。ただし逆再生モードにしてあるので、我われの同朋が観客席にゴミを置き散らかしているように見える。

日本の諺で他に「勝って兜の緒を締めよ」もある。戦国武将・北条氏綱の言葉であるらしいが、SAMURAI日本がドイツに勝ったとき、真っ先に頭に浮かんだ。一つ勝っても慢心・油断せず、次の闘いに備えよという意味である。備えたはずなのに、コスタリカ戦では敗北を喫した。


2022/12/23

年賀状を作る PART2

思いの外早くに自分の年賀状も、できた。Adobe InDesignを使ってレイアウトして、自宅のインクジェットプリンタで出力して、宛名を手書きして、メッセージも添えて、寒風吹きすさぶ中ポストまで歩いて行ってトーカンした。親戚宛を中心に、わずか10枚である。その親戚にも高齢を理由に「年賀状じまい」を申告してくる人がいる。同じようにして、団塊の世代人がいなくなってしまえば年賀状の慣習自体が絶えるだろう。よそのお宅を訪ねてする年賀の挨拶も、特にCOVID-19以降はかなり減ったことだろう。代わりにPCかスマートフォンから年賀のメッセージを送るだろうか。自分の場合に限って言えば否であるが、毎回PCで作った年賀状をウェブ上に(全世界に向けて)公開している。このウェブの存在を知っている人は見るだろうし、知らない人は見ない。ただそれだけである。

年賀などの挨拶状や名刺を印刷するのを「社交印刷」と呼ぶが、自分が印刷屋の営業員だった頃、師走に入ると得意先から社交印刷の注文が沢山入ってきたものである。この注文は得意先へのサービスとして、無料で受けることになっていた。繁忙期の最中に小口の仕事が雨のように降ってくるので迷惑させられるが、この仕事が他のどんな仕事よりも大事なのは、絶対にミスが許されないということだった(他の仕事では許されるというわけではない!)。誤植はもちろん、官製(今は死語)の年賀はがきを得意先から預かって印刷するので、一枚たりともペケ刷りは出せない。無料奉仕だからと思って気を入れずにやると、大きく信用を失することになるのである。なんだか偉そうなブログになってしまった。


2022/12/22

宇佐美選手:アキレス腱断裂の後

2022年3月6日日曜日。市立吹田サッカースタジアム(通称:パナソニックスタジアム吹田)で行なわれたJリーグ1部の第3節ガンバ大阪対川崎フロンターレ戦の最中に、宇佐美貴史選手のアキレス腱は突如として切れた。彼の耳には「バッコーン!」という爆発音が聴こえたそうだ。相手のディフェンダが彼の踵を思いっきり蹴ったと思ったという。しかし、近くには誰もいなかった。

その時宇佐美選手は29歳10か月。ユースから所属しているガンバ大阪が「最高傑作」と呼ぶ逸材である。ドイツの名門バイエルン・ミュンヒェンに買われて渡独したが、欧州では飛ばず。古巣の大阪に舞い戻ってきたが、もし大怪我から復帰できなければ、すべての活躍が、以降は過去完了形で語られることになってしまう。

断裂したアキレス腱は元通りに治るのか。以前のように速く走れるのか。同じようにボールが蹴れるのか。また同じところが切れてしまわないか。プロとしての自信喪失。恐怖心との闘い。宇佐美選手が負傷したのをテレビで観て心を痛めた三浦知良選手から、入院先に花束を添えた励ましのメッセージが届いたそうだ。あのキング・カズから。お会いしたこともないのに。

一見何ごともなかったかのように、宇佐美選手は第31節の柏レイソル戦で復帰出場した。10月1日土曜日のことである。その後、チームは辛(から)くもJ2降格を免れたが、宇佐美選手の顔に笑みはなかった。


2022/12/21

マスク:有言実行

外出する際は必ずマスクをします、ではなくて(それも大事だけれど)。イーロン・マスクさんがTwitterの経営最高責任者を辞任するとツイートした。彼はTwitterを買収した後、試行錯誤・朝令暮改すると思うけど堪忍してね、などとつぶやいていたのだが、Twitterアプリの投票機能を使って、自身がCEOを辞任すべきか否かの意見を一般ユーザから募るという「蛮行」に出た。1千7百万を超える驚異的な投票数のうち、過半数がCEO辞任を支持したのである。

二日間の沈黙の後、マスクさんが辞表のツイートを行なった。そこには、こうある。「この仕事を引き受けてくれる愚かな人が見つかり次第、私はCEOを辞める」

どなたがCEOになられても構わないが「公式」のマークでツイートの画面の1行全部を浪費したり(これは撤回されたようだ)、投稿文字数を4,000字までに拡大するのは、やめてほしいものだ。文字数が増えたTwitterは、Instagramの亜流となってしまい、短文で簡潔に伝えるという特長が損なわれてしまうと思うからである。



2022/12/20

紺屋の白袴

こうやのしろばかま、一発で変換できた(by Google 日本語入力)。母から頼まれた年賀状は簡単にできたのに、自分のができない。アイディアが湧いてこない。ワールドカップの余韻が消えやらず、今日もまたグループリーグの初戦だった「ドイツ対日本」をフルタイム視聴してしまった。ハラハラドキドキしながら、結果を知っているにもかかわらず、である。ABEMA.TVには再び感謝である。生中継放送(配信)が終わった後も、アーカイヴから視聴できるようになっている(期間は限定的)。つまり、自分で番組録画をしておく必要がない。今さらだけれど、これは便利。従来の電波受信式TVとハードディスクレコーダは廃れてしまうのではなかろうか。

それはともかく。ガンバ大阪が2013年シーズンにJ2優勝、2014年シーズンに国内三冠を達成した際は、いずれも翌年の賀状は優勝の祝賀状のようなデザインになってしまった。今回はSAMURAI BLUEの躍進を祝うデザインにしようかと考え始めているところである。日本代表はベスト8に進出できなかったが、次点の9位に相当する成績だったということである。ブラーヴォ。


2022/12/19

戦いすんで夜が明けた

笛が鳴って戦いは始められたけれど、フランス軍は疲弊していて速攻が仕掛けられない。アルゼンチン軍も、最初からそのつもりだったように、一気に攻め上がろうとしない。日本軍が対コスタリカ戦で見せつけられた、ラテンアメリカ流の狡猾な戦い方である。柔道にたとえれば、組んでも技をかけず、審判から指導を受けるような試合である。観客としては、まったく面白くないが、これが勝つための戦略である。

アルゼンチン対フランスの試合は、この後意外な展開をみせて、意外な結末を迎える。フットボールって、本当に面白い。

イーロン・マスク氏が観戦に訪れていたという情報を得た。ツイッターには「アルゼンチン対フランス。試合を見守りましょう。」という通知が送信されていた。

暑い夏を避けて、11月下旬から始めることの是非は、どうだったのだろうか。各国のフットボールリーグを中断してまで開催する方式は、選手とクラブにとって大きな負担を強いたのではないだろうか。常に南半球で開催することにすれば、8・9月でも暑くはないはずである。日本人としては、12月の中旬を過ぎると気忙しくて、フットボールに集中しづらいところがある。次の大会まで4年、FIFAには、じっくり考えてもらいたい。


2022/12/18

オフ・グリッドの生活

元はオフ・ザ・グリッドといって、電力が供給される区画(グリッド)から外れた場所のことだったが、今ではそれに加えて水道やガスが引かれていない辺鄙な場所をも含めてオフ・グリッドと呼ぶようである。最近読んだ海外小説では「自給自足の生活」と翻訳されていたが、いわゆるライフラインを公共のインフラストラクチャに依存しない生活スタイルそのものがオフ・グリッドと呼ばれているのである。

東京都では、新築住宅への太陽光パネル設置義務条例が成立した。太陽光による発電で一軒の家の電力をまかなうことができ、オフ・グリッド状態となる。「オール電化」すれば、ガスもオフ・グリッド化することになる。ガスを使わなければ、温室効果ガスの排出を抑さえられる。電力販売会社とガス販売会社にとっては憂慮すべき動きだろう。

翻って、水道はどうか。濾過装置付きの大きな受水槽に雨水を貯めればオフ・グリッド化できないだろうか。さらにさらに、濾過した雨水を電気分解すれば、水素は燃料電池のエネルギー源として使えるのである。太陽光パネル・雨水槽・水素自動車(蓄電池を兼ねる)があれば、都心でもオフ・グリッドの生活が実現できそうである。


2022/12/17

4年後のワールドカップ

気が早いけれど、次回は北中米地区で開催される予定である。すなわち、カナダ・アメリカ・メキシコによる共催で行なわれる。そして、これが大きな問題なのだが、今大会は32か国だった参加枠を48に拡大するというのである。何故? Why? Pourquoi? 参加枠が拡がれば当然に、今よりもレヴェルの低いチームが増えるわけで、試合そのものが面白くなくなることは、容易に想像できる。

大会のシステムをどうするかは、まだ決まっていない。現行のシステムでは、4か国×8組のグループリーグ戦を行ない、各組の上位2か国がトーナメントに進むことになっている。FIFAではグループリーグを3か国×16組にするか、4か国×12組にするかを検討しているところらしい。

前者の場合、グループリーグは各組たった3試合を行なって決着することになる。3試合×16組=48、現行の6試合×8組と同数である。各組1位の計16チームでトーナメントを行なうのであれば、3位決定戦を含めて全64試合となり、これも同数となる。

4か国×12組の場合はどうか。現行システムのグループ数を8から12に増やすだけ、と考えれば、試合数は6試合×12組=72と当然に五割増しになる。グループの上位2チームでトーナメントを行なうと、3位決定戦を含めて全96試合となる。興行収入増を望むのであれば、こちらを採るだろう。そうなった場合、観戦する側の負担・疲労度も五割増しである。


2022/12/16

年賀状を作る

12月14日、実家の母を訪ねる。毎週、顔を見に行く。今日の日付けにもまた、何らかの出来事に紐づく記憶の引っかかりがある……赤穂浪士の吉良邸討ち入り、の日であった。日本国民の間では絶大なる人気を誇る復讐譚だが、母はこれを嫌う。

それはともかく。事前に、この日にすることを頼まれていたのが、彼女の年賀状制作だった。海外旅行に出かけられる体力があった頃は、旅先で撮った写真をレイアウトして作っていた。最近は趣味のビーズ織り・ビーズ編みを活かして作った干支のアクセサリーを何個も並らべた写真を使っている。写真は彼女自身がSONYのW830で撮影したものである。ZEISSのレンズを搭載しているので、写りは抜群にいい。

賀状制作に使う機材は他に、MacBook Air(息子のマシンより高性能のもの)、CanonのプリンタPIXUS。アプリケーションソフトは自宅ならInDesign CS(つまり、クラウドヴァージョンではない)を使うところだが、ここではAppleのPagesしか選択肢がない。印刷用紙は日本郵便製の「インクジェット写真用」が用意されている。印刷枚数は僅か25枚である。

まずは、母から支給された画像の補正を「プレビュー」で行なう。Macに標準搭載されているアプリケーションで、これが結構使えるソフトなのである。Pagesの新規ファイルに、補正した画像を読み込んで、年賀の挨拶文などなどをレイアウトして、デザインは完成。いったん普通紙に出力して、クライアントにOKをもらう。

後は、プリンタとの闘いである。僅か25枚といえども、一度に全部をトレイに積んで印刷しようとするのは危険である。インク切れや紙詰まりなどを起こして、貴重なはがき(一枚73円)がペケとなってしまう恐れがある。そこで、5枚ずつ5回に分けてプリントする。プリンタは常に見張っていなければならない。案の定、インクカートリッジが次々に空になっていったが、予備のカートリッジを用意してあったので事なきを得た。念のため、刷了した25枚を一面に広げて乾燥させる。

宛名書きは手書き。各人宛のメッセージも、もちろん書き入れる。それが我が家の流儀である。


2022/12/15

半導体の委託製造

「ガイアの夜明け」(テレビ大阪)を実家で視聴した。そこからの受け売りだが……アメリカが台湾有事(対岸の中国が侵攻する)を懸念している。それは利己的な理由による。すなわち、台湾が全世界で66%のシェアを持つ半導体の生産体制に影響すれば、それはアメリカに飛び火するからである。ICTが進化した結果、軍事も民間の産業・経済も、台湾から供給される半導体なくしては立ち行かなくなっている。同盟国である日本でも事情は同じである。

アメリカは台湾有事の対策として、台湾トップメイカーのTSMC(台湾積体電路製造・ロゴは小文字でtsmc)に補助金を出して、工場をアリゾナに誘致した。日本では、TSMCはソニーとの合弁で熊本県に工場を建設している。

かつて日本は半導体の開発・製造で世界のトップだったが、現在はジリ貧である。特に開発の部分、すなわち設計において他国の企業の後塵を拝している。少なくとも製造の部分で挽回するために、TSMCと同様の委託製造(他社の設計を基にして半導体本体のみを作る。正しくは受託ね)を国内で行なおうという官民協働の計画が進められている。経済産業省が元・東京エレクトロン社長の東哲郎(ひがし・てつろう)氏を担ぎ出し、元・ルネサステクノロジの小池淳義(こいけ・あつよし)氏を社長に充てて「Rapidus(ラピダス)株式会社」が設立された。

Rapidusに出資した国内企業が、キオクシア・ソニーグループ・ソフトバンク・デンソー・トヨタ自動車・日本電気・NTT・三菱UFJ銀行の8社である。Rapidusが半導体を製造するための技術供与を受けるために、東氏と何人かの出資者がアメリカ商務省やIBM、intelに「陳情」に行く様子が「ガイアの夜明け」の中で紹介された。そこにNTT会長の澤田純の姿があった。その名前と風貌に何か引っかかるものがあって、後になって思い出したのだが……小・中学校の同級生だった。お前、出世したな!


2022/12/14

Five Decembers

五回の冬、とは『真珠湾の冬』(ジェイムズ・ケストレル著/山中朝晶訳/ハヤカワ・ミステリ/2,200円)の原題であって、小説の背景となる1941年11月26日から1945年12月31日までを表わしている。ホノルルの警察官ジョー・マグレディは、ある事件を追ってホノルル→香港→東京→ホノルル→香港→東京と堂々巡りをして、最後は温泉に浸かるが、のんびりとした話ではない。1941年冬・ホノルル・真珠湾とくれば、つい先日書いたばかりの開戦記念日を想い出す。マグレディ刑事の捜査にも戦争が大きに影響する。『Five Decembers』は、権威あるアメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀長篇賞を受賞したということだが、翻訳書には納得のいかないところが一箇所あって、そこを読んだ時、ページを飛ばしてしまったのかな、という違和感を持った。日本家屋の描写がNGであることは、お約束の通りである。ちょっと残念。


2022/12/13

季刊紙サイクルのついでに

買い物がてらcycleを、もらいに出かけた。いや、cycleのついでが買い物であった。cycleとは自転車が趣味の人たちに無料で配布されている情報紙「季刊紙サイクル」のことで、自転車ショップなど特定の店に配置されている。この近くではジャイアントストアで手に入る。文字通り台湾の巨人であるジャイアントのバイクは、世界最高品質ながらも価格が安い(つまりコストパフォーマンスが高い)ことで有名である。

つい最近、ジャイアントストアの近くにSPECIALIZED(スペシャライズド)というアメリカのメイカーのショップがオープンした。ついでに覗いていく。品揃えは一にMTB、二にクロスバイクという感じで、電動アシストとEバイクに注力しているジャイアントとは対照的だった。「何かお目当てのものでも、ありますか」と店員さんが常套句で攻めてくる。特にない。ちょっと見に寄っただけ。スペシャライズドは1台所有していて興味がある。「何というモデルですか」答えても、若い店員からは反応が返ってこない。モデルが古すぎるのだった……

スペシャライズドショップから退散して、近くの超市場(スーパーマーケット)Lへ。果物(ミカンやリンゴ)が欲しかったのだが、値札を見て断念する。食パンが安かったので、二袋買ってしまう。店内を歩いていると「業務連絡、100番です」という放送がかかる。売り場に並らべるための新しい品物が入荷した、という符牒である。従業員は、これを聴いて荷下ろし場へと急ぐのだった。


2022/12/12

イタリアの小さな村

ワールドカップの期間中は、読書と本屋通いを自粛していたが、準々決勝戦が終わったところで、本屋に走ってしまった。いろいろと買ってしまった中に『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』(内田洋子著/文春文庫/935円)が、あった。本の雑誌社さんが送ってきてくれた『文庫王国2023』の中で、東(あずま)えりかさんが、ノンフィクションのベストワンとして紹介していた作品である。ちなみに、東さんは北方謙三氏の秘書を長く務めていた人である。秘書というのは単なる肩書で、作家の雑用を片付ける他に、作家作品のベースとなる資料を収集する、いわゆるリサーチャーであったということだ。

文庫の著者紹介をみると、内田洋子さんは在イタリアのジャーナリストで、日本で出版された随筆集が日本エッセイスト・クラブ賞と講談社エッセイ賞を受けている。それにしては文章が上手いとは思われないのだが、内容の面白さに惹きつけられて、短時間で読み切ってしまったのである。

モンテレッジォ(イタリア・トスカーナ州)は、その名の示すとおり山の中にある村で、Googleマップでも+ボタンを何度もクリックしなければ表示できないほどの小さな村である。その村の人たちは大昔から、生計を助けるために、本を担いで行商に出かけていたというのである。その話をヴェネツィアの古書店で耳にした一人の日本人・内田洋子さんが大いなる興味を持ち、取材を重ね、まとめた本である。

BS日テレに『小さな村の物語 イタリア』という番組があって、放送回数が、すでに370回以上にもなっている。NHKがやっていた『新日本紀行』のような番組である。なぜBS日テレが「新イタリア紀行」をやろうとしたのかが判らないのだけれど、内容は面白い。内田洋子さんの作品内容に通じるものがある。過去の放送をたどってみると、モンテレッジォから程近いポントレーモリの村を二度訪れている(2008年と2020年)。ポントレーモリにはイタリア中の貴重な古書を扱う本屋があり、モンテレッジォには本の行商人が住んだ。無関係であるはずがない。

そういえば。イタリアがワールドカップに出場していないなんて!


2022/12/11

残りは四試合

FIFAワールドカップ2022年クァタール大会の、全試合64のうち60試合が終わった。準々決勝までを戦い、勝ち残ったのは南米のアルゼンチン、欧州のクロアチアフランス、アフリカのモロッコである。残るのは準決勝戦2試合、3位決定戦、決勝戦である。ここまで、あっという間の3週間だった。サイバーエージェントさんの太っ腹のおかげで、多くの試合を観ることができた。49試合をABEMA.TVでフル視聴、開幕戦(クァタールエクアドル)を含む10試合はダイジェスト版を視聴。グループリーグ一回戦のドイツ対日本戦だけは、実家のTVで観せてもらった。

今大会は、いつになく「下剋上」の試合が多いという意味で、面白い。中でも、ドイツスペインに逆転勝ちをした日本チームの活躍は、まさにブラーヴォというに相応しいものだった。しかし、しつこいけれどもPK問題が残っている。一人1,000本の練習をしたはずのスペインも、PK戦でモロッコに負けた。準々決勝のイングランド対フランス戦ではハリー・ケイン選手が、PKを2本蹴って、1本を失敗している(同じゴールキーパーを相手に蹴るのは、特に難しい)。

偏固ジャーナル的予想は、優勝がフランス、次いでアルゼンチン、クロアチア、モロッコという順位である。ただし、モロッコには要注意。


2022/12/10

ブルガダ症候群・2

12月8日を、二つの意味で憶えている。一つはジョン・レノンの命日として。もう一つは太平洋戦争の開戦記念日である。日本軍はマレー半島とハワイ・オアフ島(1941年当時は米国の自治領だった)を攻撃して、長期の戦争に突入した。戦後生まれの自分は、信憑性が完璧ではない記録でしか当時の事情を知ることができず、非は日本の側にあったのだろう、と想像するしかない。現代の北朝鮮が白眼視されるのと同様の扱いをされていたのだろうか。真珠湾のアメリカ海軍基地への奇襲攻撃が、たとえ許されざる蛮行だったとしても、核爆撃2回とは引き合わない。

12月10日という日付けにも、引っかかるものがあった。迂闊にも忘れていたのは、亡父の命日であった。クソ親父だったとはいえ、とんと親不孝なことではある。父は65歳、祖父は69歳で、ともに突然亡くなった。心不全、心臓麻痺という医師の見立てであった。自分は12年前にブルガダ症候群という診断を受けている(2010.3.28の当ブログ)。父と祖父が同じ病気で亡くなった可能性は高い。彼らの年齢に近い自分も、そろそろ死に頃だが、とりあえずブログ千本(メガブログ)までは、いきたいものだ。

■End of Blog_965

2022/12/09

本が届いた。

今日は、本の雑誌増刊『文庫王国2023』の発売日である。手元には本の雑誌社さんから贈られた一冊が、すでにある。拙稿が採用されたので、その掲載見本誌を送ってくださったのである。タイトルは2023だが、中身は2022年度の文庫本のベストカタログである。すなわち、いろんなジャンルの文庫本から、さまざまな書評家の方たちが選んだタイトルたちが、どどどどみそど……と並らべられているのである。

ちなみに、翻訳ミステリ専門の拙者が選んだ2022年度のベストワンは『キュレーターの殺人』(M. W. クレイヴン著/東野さやか訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)。文庫本にして1,386円は、ちいと高いけれども、それぐらいの価値はある。ベストツーは『奪還』(リー・チャイルド著/青木創訳/講談社文庫)。これまた上下巻合わせて2,200円もするのだけれど、ジャック・リーチャーのシリーズとあっては、買わずにはいられない。いやー翻訳ミステリって、ほんとにいいもんですね(©水野晴郎)。




2022/12/08

PK戦も一つの戦術に

日本代表チームの帰国後会見の一部を視聴した。そこで知ったのは、PK戦のキッカーを決める方法が、いつもと同じだった(監督が、選手および順番を決めず、選手に決めさせる)、ということだ。なんとゆーことだ。それだからPK戦に負けた、といっても過言ではあるまい。2010年の南アフリカ大会でベスト16となった日本は、南米のパラグアイと90分+30分の戦いの末、引き分けて、やはりPK戦で負けている。相手のパラグアイから、我われもベスト8に上がるまでに8大会かかったのだから、と慰め?られたという。とすれば、日本代表がベスト8に進出するのは、まだまだ先のことになる。強い敵を相手に90分で勝てず、延長戦でも勝てない試合を、し続けなければならない。疲労困憊の状態で、それでも先に進むためには、PK戦(に勝つこと)を戦術の一つに組み込んでおく必要がある。第一キッカー(先鋒)には、キックが上手く、絶対にゴールを決められると確信できる者を選ぶべきである。対クロアチアで最初に南野選手が進み出たときには(お前とちゃうねん)と直感した。知っている選手の中から選ぶとしたら、ここは堂安律である。途中で交代してしまったので、それは叶わなかったのだが。

堂安選手は日本代表のトップスコアラ(2点)であり、対クロアチア戦では先発出場した。これを「戦術:堂安」と呼ぶならば、その心は「先攻して点を取る」であり、対ドイツ・対スペインとは異なる戦い方だった。結果的に堂安は不発、「戦術:三苫」も奏功しなかったので、そんな時のために「戦術:決められるPK」を練っておかなければならないと思う。


2022/12/07

悲しみよこんにちは

『悲しみよこんにちは』(原題:Bonjour Tristesse)は、フランスの作家フランソワーズ・サガンの、あまりにも有名な小説のタイトルである。かつてガンバ大阪がホームスタジアムでサガン鳥栖に敗戦したときに、自分がつぶやいた台詞でもある。この洒落に気付いてくれた人は、ごく僅かだった。

日本対クロアチア戦の終了から時間が経つにつれて、悲しみが増してきた。本当は、日本は負けていない。負け惜しみではない。競技規定上、延長戦を行なっても決着のつかない場合は引き分けである。どちらのチームがトーナメントの先に進むのかを決める「抽選」が5人対5人のPK戦である。昔、学校対抗の地域リーグの試合で、優勝を決めるのにキャプテン同士によるジャンケンを行なったことがあった。我がチームは一発勝負のジャンケンに負けた。

ミスを犯した者をかばい、責任の所在を有耶無耶にしてしまうのが、日本の悪しき慣習である。PK戦で負けた「戦犯」については、はっきりと書いておきたい。まず第一に森保監督。帰国したら辞任するだろうけれど。ペナルティキックを蹴る順番を予め用意しておらず、選手に決めさせるという無責任さである。翻って、もしもPK戦を想定していなかったのであれば、120分で決着をつけられる戦術を実行していなければならなかった。第二にPKそのものを失敗した南野・三苫・吉田の3選手。取り返しのつかないミスだったのは事実だ。おかげで「新しい景色」なるものは見ることができなかった。モロッコチームが羨ましい。


2022/12/06

もったいない試合

日本代表チームがグループリーグを突破した後、久保建英(たけふさ)選手が「ドイツとスペインに勝ったのだから、次の試合に勝たないと、もったいない」と言っていた。我われの期待のバブルも大きく膨らんで……ぱちんと弾けた。ペナルティキックでゴールできないこともある。いざ蹴る段になってマークの後に立つと、大きいはずのゴールの枠が小さく見える。ポストやバーのぎりぎりのところを狙って蹴りたいけれど、枠から外してしまいそうで怖い。2011年女子ワールドカップの優勝を決めるPK戦で、熊谷選手は最後にアッケラカンと蹴り込んだ。さすがに、チャンピオンになるだけのことはある。ちなみに、自分は試合でPKを外したことはない。機会はそんなに多くなかったが。

さて、丸山桂里奈氏の予想では2-0で日本が勝つ、ということだったようで、負けたらクロアチア人の名にあやかって「丸山桂里奈っち」に改名するとまで言ったそうな。さて、どうする。


2022/12/05

緑のユニフォーム

セネガルがワールドカップの16強に上がってきた。フランスの植民地だったこともある関係で、ヨーロッパリーグに稼ぎに出ている有能な選手が多くいる。アフリカからベスト16に入ったのは他にモロッコだけである。

セネガルの国旗を見れば(左から)緑・黄・赤の、またしても同じ配色の三色旗であって、中央には緑色の星がレイアウトされているのである。代表チームの第一ユニフォームは、シャツ・パンツ・ストッキングとも白。第二ユニフォームはリュウイーソウ(緑一色)。チームは「テランガのライオン」と呼ばれる(Wikipediaより)。そのライオンが、三匹のライオン(イングランド代表チームの愛称。エンブレムの模様から、そう呼ばれる)と一回戦で戦った。

イングランドが白い第一ユニフォームを着用するため、セネガルは緑一色のユニフォームを着用したが、ディスプレイの画面で観戦する者にとって都合の悪いことに、緑のフィールド上の緑のユニフォームは「保護色」となって、甚だ見えにくい。ためしに白黒モードにしてみたら……透明人間がボールを蹴っている!

ちなみに、アフリカのナイジェリア代表チームの第二ユニフォームも緑一色で、(左から)緑・白・緑[星はない!]の縦縞の同国旗の色を採用している。チームの愛称は「スーパーイーグルス」。また中東(FIFAのカテゴリではアジアに入る)のサウジアラビアの国旗は、緑一色の地に白い文字がレイアウトされていて、この色が代表チームの第二ユニフォーム(緑一色)に反映されている。チームの愛称は「グリーンファルコンズ」。ナイジェリアの鷲に対して、こちらは隼である。スーパーイーグルスとグリーンファルコンズが第二ユニフォーム同士で対決することは絶対にあり得ないが……どう映るのか、観てみたい。


2022/12/04

マルカリを支持する!

マルカリこと丸山桂里奈氏が、つぶやいた。

なんか、なんか、ほんとうに感覚なんだけどサムライブルー、優勝する気がする。/なんだか、そんな気がする。

すると、「そんなはずあるか!」的リツイートが殺到した。これに対して丸山氏が返したツイートは。

私が人生で会うこともない、一生関わることがないネガティブな人たち。/ばいばい🙏

この人は、いわゆる「お馬鹿キャラ」を売りにしているタレントだけれども、実際はワールドチャンピオン(2011年、女子のワールドカップ・ドイツ大会)であり、オリンピックの銀メダリスト(2012年、ロンドンオリンピック)であり、国民栄誉賞の受賞者である。そんな人が言うことならば、絶対的に支持したい。


2022/12/03

フットボールのヴィジュアルデザイン

まず目に付くのはユニフォームのデザインである。ワールドカップは国同士の戦いなので、その国を象徴する色をユニフォームに使う場合が多い。ユニフォームのメイカー以外のロゴは、付いていない。例えばオランダは、オレンジがチームカラーである。アウェイの扱いとなる対戦チームが白いユニフォームで、二つのチームが緑の芝生の上に散らばると、それはそれは美しい模様となって表われる。

オランダには当てはまらないが、国旗に使われている色がユニフォームに反映されていることが多い。ブラジルの第一ユニフォームはカナリアイエローと呼ばれているが、国旗の中の菱形の部分の色をシャツに、円の部分の青色をパンツに採用しているのである。また、第二ユニフォームはシャツが青、パンツが白となる。

ガーナの国旗が(上から)赤・黄・緑の三色旗[黒星つき]であることを、すでに書いた。同じアフリカのカメルーンの国旗は(左から)緑・赤・黄の三色旗[黄色の星つき]で、第一ユニフォームは、シャツ:緑/パンツ:赤/ストッキング:黄、というカラーフルなものである。アフリカのチームや国旗にブルーという色が、全く見られないのは、何故だろうか。

グループリーグの第3節、カメルーン対ブラジルの試合があった。ホーム扱いのカメルーンは、緑・赤・黄の装い、ブラジルは青・白・青だった。PCの画面では、濃色同士のユニフォームが見分けにくかった。ユニヴァーサルデザインの観点からは零点だし、カラーコーディネイションとしては最悪レヴェルだ。



2022/12/02

臨時の祝日に

暦の上ではディセンバー。どこか、ざわざわした街の雰囲気、大嫌い。ところで、なんでこんな時期にワールドカップをやってるわけ? 満員のスタジアムでマスクなしで大丈夫か。

12月1日木曜日、早寝する。2日午前4時前、起床。PCを起動して日本対スペイン戦を観る。相撲でいえば小結(それぐらいの力があるとして)と横綱が「がっぷり四つ」になって、押し合いしている状態。もちろんスペインは横綱相撲である。勝って当然なのだが。

ゴールラインを割ったように見えたボールから、得点が生まれた。限りなく「アウト」のボールだったけれども、レフェリーたちが出ていないとジャッジし、相手チームも異議を唱えずに受け入れた。スポーツマンらしい態度だった。

日本の代表チームが、あれだけ頑張って、国民の多くが早朝から応援したからこそ、成し遂げられたことである。今日ぐらいは、臨時の祝日にしてもいいでしょうよ。


2022/12/01

本人確認手続き不能

眠たいのである。ワールドカップ観戦にも、程がある! グループリーグの3試合目は、他の対戦の結果が別の試合の戦い方に影響しないように、同時にスタートされる。現地クァタールで11月30日午後6時から行なわれた2試合は、日本では12月1日の午前0時に始まった。現地午後10時からの2試合は、日本の午前4時開始である。夜型の生活にシフトしなければ、ついていけない。

それはともかく。本人確認である。例えばツイッターでは本人と認められると、青いビスケットの中に白いチェックのついたマークが付与される、そのことである。ヤフオク!を利用することがあり、出品者としての信用度を上げるために「本人確認」が推奨されている。さっそく申し込んでみたが、手続きを行なうために「SMS認証」が必須であるとのことだった。つまり、ショートメッセージの送受信ができる携帯電話を所有していなければ、手続きすらできないというのである。他の方法で認証ができないのかをカスタマーサービスに問い合わせた結果が、以下のメイル(抜粋)である。

> 本人確認手続きを行っていただくためには、事前にSMS認証が必要です。

> 恐れ入りますが、SMS認証が出来ない場合、本人確認手続きを行うことができません。

> 現在の仕組みについて未だ改善の余地がありますことは、スタッフ一同共通の認識と受け止めております。

> 引き続きより良いサービスを提供できるよう、対策および改善をすすめてまいります。

実は、以前に、まったく同じ内容のメイルを受け取っている。その時は、Yahoo! がTポイントとの提携を解消してPayPayに移行し、ユーザ側の手続きにSMS認証が必要だったのだが、携帯電話がない場合の認証方法を問い合わせたのである。「対策および改善」は、進んでいないね。


2022/11/30

帽子の色にこだわる

ワールドカップのグループリーグ2クール32試合のうち、30をネットでフルタイム観戦した。残りの2試合(開幕戦とウルグアイ対韓国戦)は、編集されたダイジェスト版(いわゆるハイライト)を観た。同じフィールドで、一個のボールを奪い合うだけのゲームなのに、連続して30試合を観ても、飽きることがない。

パンデミックの中、自国チームを応援するためにクァタールまで来た人たちも、もちろんフットボール好きだと思いたいが、ただ大声をあげて騒ぎたい輩も含まれているに違いない。ということは、自分がかつてスタジアムで観戦をしていた頃から感じていることである。相手チームを、ひたすら罵倒し続けるサポーターに対しては、同じサポーターとして、ひたすら恥入ってしまう。

それはともかく。勝負事では験(げん)をかつぐ。自分がスタジアムに行くときは、必ず白い帽子をかぶっていた。「白ボシ」につながるかもしれぬと思うからである。反対に、黒い帽子をかぶるなど、とんでもない。

ところが、最初から黒星を胸に戦っているチームがあった。アフリカを代表するガーナである。この国の旗は、上から順に赤・黄・緑の三色旗で、ま真ん中に黒い星がついている。Wikipediaによると、黒い星はアフリカの自由のシンボルだということである。この黒い星がユニフォームの胸の真ん中に刷り込まれている。なんと縁起が悪いと感じるのは自分ばかりか。ガーナは韓国を相手に派手に撃ち合って、勝利を収めたのである。


2022/11/29

2クールが終了して

マスコミは一次リーグと書いたり、グループステージと言ったりしているが、二次リーグは存在しないので、グループリーグと呼ぶことにする。要はA~Hの8組で、それぞれ4か国のチームが総当たり戦(全部で48試合)を行なう。各チームが3試合を行なうので、2クール終了というのは、2試合ずつを終えたところということである。

この時点で2勝をしているチーム、すなわちグループリーグの突破を決めているのは、フランス・ブラジル・ポルトガルの3チーム。ラテンの国が2、ラテンアメリカが1という構成である。逆に、敗退が決まったのは、開催国クァタールとカナダ。2連敗では、いかんともし難い。残りのチームは混沌の中にいる。

日本は3試合目にスペインと対戦するが、引き分け以上の結果でなければ、グループリーグ突破の可能性はない。


2022/11/28

崩壊寸前の大相撲

今年最後となる九州場所は、意外な結果で終わってしまった。

現役の元・大関が多すぎる。九州場所では幕下に位置している「嘘つき」朝乃山を除いて、相撲の実力で大関の地位を維持できなかった力士が、幕内にゴロゴロいるのである。栃ノ心(春日野部屋)・高安(田子ノ浦部屋)・御嶽海(出羽海部屋)、それに今場所負け越して陥落が決まった正代(時津風部屋)が加わった。これほど多いと、大関昇進の成績基準を見直さなければ、ならないと思う。

2023年の大相撲は、なんと一横綱一大関のスカスカの体制で開幕する。横綱照ノ富士(伊勢ケ浜部屋)は脚の治療のため休場するであろうから、実に大関の貴景勝(常盤山部屋)独りで場所を仕切らなければならない。盤石とは、到底言えない。


2022/11/27

情報を遮断せよ

結果が分かっていて観る試合ほど、つまらないものはない。ワールドカップが始まってから、スポーツニュースにはアクセスしないようにしているのだが、通常のニュースに混じってワールドカップの速報が流れてくるので、危険である。今朝もYouTubeのサムネイルにあった、アルゼンチン対メキシコ戦に関する動画のタイトルを目にして、結果が判明してしまった。こうならないためには、ニュースサイトだけでなくSNSへのアクセスはシャットダウンせねばならぬ。ブラウザのホームページ(起動後、最初に表示されるウェブサイト)の設定も、Yahoo! JAPANからGoogleに変えておこう。そもニュースで流される前に、試合を観ておかねばならぬ。

と言っても、現在行なわれている一次リーグは一日に4試合もあって、19時・22時・25時・28時のキックオフ(いずれも日本時間)なので、25時と28時からの試合の観戦視聴は、翌日回しになってしまうことが多い。

一次リーグはワンクールの16試合が終わったところである。対戦相手を変えて3クール48試合が行なわれ、上位半分の16チームによるトーナメントに移行する。まだまだ先は長い。


2022/11/26

栃ノ心とアザール

大相撲とワールドカップを交互に観ていて、気付いたことがある。春日野部屋所属の元大関・栃ノ心(とちのしん)と、ベルギー代表選手のエデン・アザール(Eden Hazard)が、よく似ている。といっても体格には、かなりの差があって、アザールが思い切り太った結果、栃ノ心になったように見える。

以下の画像はWikipediaより転載。












2022/11/25

血圧計とhulu

母のリクエストにより、電子血圧計を買いに行った。土曜日の朝に使いたい、と言うので、ネット通販でも間に合わないタイミング。実店舗で調達するしかない、という訳で、実家から最も近いY電機さんを襲う。最近の電機屋には、ちゃんと「健康家電」というコーナーが設けてあり、そこにいろいろなタイプの血圧計が陳列されていた。事前にネットでチェックしていた血圧計の価格よりも高価なものばかりである。

ウイルス感染症が流行しだしてからは、ほとんど利用していなかったバスに乗って、隣町の大きなショッピングセンタまで行く。ここに「関西資本の」を売り言葉にしているJ電機さんの店がある。店内は薄暗く、あまり客が入っていない。ここの品揃えも高価なものばかりだ。

再びバスに乗り、来るときに通り過ぎたエXxXXさんに行く。3店目にしてやっと、こちらの希望する価格帯の血圧計に巡り合った。シチズンブランドの電子血圧計(手首で計測するタイプ)、2,580円。実はネットで調べた最安値よりも、さらに安かったのである。エXxXXの専用アプリを持っていたら、なんとさらに500円引くというのだが、あっさり断わった。その手には乗らぬ。と言っておきながら、店員の差し出す「hulu一ヶ月トライアル特別ご招待券」は受け取ってしまった。ワールドカップ三昧が終息したら試してみよう。自室に帰り、血圧計を自分の手首で試してみたら、上が119・下が78で、30歳代男性の平均値にぴったりだった。


2022/11/24

Match 10:ドイツ対日本

11月23日は実家を訪ねる日だった。毎週、独り暮らしの母の様子を見に行って、お茶を飲んで、食事をして、風呂を沸かして、泊まって帰る。実家にはTVがあるので、ここでもスポーツ観戦である。衛星放送と地上波を乗り継いで、大相撲の九州場所を幕下の取り組みから結びまで観る。その後は、もちろんワールドカップである。カタール大会の第9試合(Match 9)である、グループFのモロッコ対クロアチア戦と、第10試合(Match 10)のドイツ対日本戦を観た。

「東欧のブラジル」と呼ばれ、ワールドカップでも頻繁にベスト8入りをしているクロアチアは、北アフリカのモロッコ相手に苦戦。

ドイツは格下の日本を、余裕のボール回しで翻弄。ボール保持率はドイツ:65%・日本:24%、ドイツは20本以上のシュートを日本のゴールに向かって浴びせた。この試合は日本では午後10時にキックオフされ、日付が変わる直前に終了した。試合の結果は大きなニュースになるはずだったが、翌日の朝刊(毎日新聞)には間に合っていなかった。この特ダネを落とすの? 記事の締め切りが早過ぎん?


2022/11/23

ワールドカップ三昧

クァタール大会グループリーグのC組・アルゼンチン対サウジアラビア戦の中継放送の視聴数が、ABEMA.TVの過去最高を記録したそうだ。その放送を視聴した者として、まさに歴史的一戦だった(内容は書かない)と言うことができる。

大会の開催前に、個人的に気分の盛り上がりを欠いたのは、観戦の手段がなかったこと以外に、日本代表チームに対する関心度が低かったのが理由である。海外のフットボールリーグで働いている選手を主体に構成されているため「顔馴染み」では、なかったのである。例えばイングランド代表を見れば、チームのメンバーは、ほぼ全員が英国リーグで活躍している選手なのである。つまり、日本の国内リーグはレヴェルが低く、海外に出稼ぎに行っている選手で代表チームを作らざるを得ないということだろう。

ここ二日間で、グループA、B、C、Dの計5試合を観戦した。PCの画面を少しでも広く使うために、ドックの位置を下から左に変更した。ネットの回線速度や混雑状況によって、映像がスムーズに流れないことがあるのが、タマに瑕である。

11月23日午後10時(日本時間)、グループE・ドイツ対日本戦が始まる。日本代表よ、サウジアラビアに続け。


2022/11/22

ワールドカップ@ABEMA.TV

11月20日からワールドカップ2022年クァタール大会が始まった。TVがないので、観戦はYouTubeでハイライト動画だけかと諦めていたのだが、ABEMA.TVが全試合フルで無料配信する!と聞いたのでトライした。

まずはPCで。Webブラウザで、https://abema.tv にアクセスして、番組を選択して視聴する。そのはずが、できない。ブラウザのウィンドウが真っ暗になったままである。OS(macOS 10.15.7)がABEMA.TVに対応しているのは間違いないが、ブラウザ(Safari 14.0)が怪しい。

PCでSafariを検証する時間を惜しんで、携帯端末での視聴に切り替えた。App Storeから専用アプリをダウンロードしたら、簡単に番組の視聴ができるようになったので、さっそくグループBのイラン対イングランド戦を観始めた。ただ、画面の小さいのが何点である、50点である、いや難点である。

アディショナルタイムなんと14分!の前半戦が終わったところで、PCに戻る。Safariは置いといて、Google Chromeをインストールした。初めて体験するUIであるが、URLを入力するぐらいは猿でもできそうであるが……できた。ABEMA.TVのサイトにアクセスして、試合の中継画像も表示できた。しかし「全画面表示」にすると、表示される画面に色の乱れが生じたので「ブラウザ表示」に戻す。精一杯ウィンドウを広げて観る。

個人的には、イングランドを毎回優勝候補に挙げているのだが、56年間(14大会)優勝していない。今回はどうか。

それにしても、ワールドカップを観戦できるようにしていただいて、Cyber Agent様には大感謝である。


2022/11/21

全国高校サッカー選手権

大リーグや大相撲(Major Wrestling??)が国民的娯楽であるとしても、自分の中では最高の楽しみは、観るのもプレイするのもフットボールである。日本では、わざわざ「サッカー」と言い換えているけれども、蹴球(しゅうきゅう)のことである。中華人民共和国においては「足球」と呼ばれ、よりフットボールに近い表記になっている。

高校では「蹴球部」に所属していた。中学校でもサッカー部だった。フットボールを始めたのは小学校の高学年で、東京オリンピック(1964年)で日本代表がベスト8(14チーム参加)に終わり、メキシコ大会に向けて強化を始めていた頃である。

全国高等学校サッカー選手権大会は、大阪が発祥地だったこともあり、決勝試合を長居競技場で行なっていた。大会の存在が「メジャー」になって、在京のキーTV局が開催地ごと放映権を奪取、「高校野球の甲子園」に並らぶ「高校サッカーの長居」は、定着しなかった。

我われの蹴球部も、長居を目指したのである。団体競技として体育会系のクラブ活動をするからには、選手権を獲るのが最高の目標である。高校サッカーならば、全国高等学校サッカー選手権大会以外にも、全国高等学校総合体育大会(インタハイ)・国民体育大会(国体)でトップになる機会がある。残念ながら、トップにはなれなかった。同じ地区で我われを常に抑さえ続けていたのが、山野兄弟を擁する北陽高校(現・関西大学北陽高等学校)で、我がチームを負かした後、勝ち上がって全国優勝を果たしたのである(第52回大会・1974年1月8日決勝)。

全国高校サッカー選手権大会は、今年で101回を数える(決勝戦は2023年1月9日開催)。2022年11月12日、大阪地区予選の決勝戦が行なわれ、履正社高校が2-1で興國高校に勝った。関西大学北陽高校は、ベスト8に残った。


2022/11/20

事故:B-17×P-63

子どもの頃、飛行機が大好きだった。幼稚園の卒園アルバムには「将来の夢:ゼットパイロット」と記されている。ジェットと違うのか? 親が買ってくれた「AIRCRAFT」という英語版の飛行機のカタログを、飽きもせずに眺めていた。中学生の頃は、近くの飛行場に飛来する飛行機の種類を、授業中の教室の窓からチェックしていた。しかし、飛行機乗りにはならず、今は単なるポンコツ航空ファン(飛行機がポンコツではなく自分が)である。航空ショウにも行ったことはない。

アメリカ・テキサスでは、11月12日に開催された航空ショウで、B-17にP-63が衝突する事故があった。事故の調査にあたっているNTSB(国家運輸安全委員会)の呼びかけで集まった、航空ショウの観覧者が撮影した動画をYouTubeで観ることができた。左後方からB-17の翼の下をくぐり抜けようとしたP-63が、B-17の右側の翼の付け根に衝突し、両機とも一瞬で大破。低空飛行だったため、直後に地面に墜落、爆発炎上した様子が、いろいろな角度からの映像で記録されている。両機合わせて6名の乗員全員が死亡。悲惨で不幸な、としか言いようがない。

ちなみに、B-17は第二次世界大戦時「空飛ぶ要塞(Flying Fortress)」と呼ばれた、エンジン四発の爆撃機(BはBomberを表わす)で、同様にP-63は一人乗り単発の戦闘機(PはPursuit Airplane=追撃機を表わす)である。ブラックボックスは搭載されていない。


2022/11/19

互換なしやありや

マキタの掃除機(本体のみ)を買った。14.4Vの充電池で動く機種である。何故マキタか? 何故本体のみか? マキタでも他に10.8Vや18Vのタイプがある中から何故14.4Vのものを選んだのか。その理由は簡単、以前に買った電動ドリルが14.4Vで動くマキタ製だったからだ。

14.4Vなら同じ充電池が使えるもの、と思い込んでいたのが間違いだった。ドリルに使っていた充電池と掃除機に使うものとは、互換性がなかったのである。そんなアホな。いや、しっかり確認しなかった自分がアホなのだが、新たに充電池と、その電池に対応している充電器を買い足すはめに陥ってしまった。これが結構な値段のするモノたちなので、互換機で間に合わせることにした。ネット上での評判は好悪が両立しているが……Amazon限定ブランドと銘打たれた充電池と、互換充電器をセットで購入した。

配送を担当するのが、どの業者さんになるのかが分からないので、納品方法を「置き配」(日本郵便が対応していない)から「コンビニ受け取り」に変更して、最寄りのLAWSONに送ってもらうことにした。非接触受領はできないが、自分の都合のいい時に取りに行けばいい。

受け取った充電池と充電器は、今のところ問題なく働いてくれている。二つ合わせて5,000円弱、これらを純正品で揃えると……5倍以上の値段になる。この差には勝てない。


2022/11/18

半端やねん、お前は

昔、ある印刷会社でペケ(×:不良製品のこと)対策が話し合われた。ペケの多くは人為的ミスによって起きる。工務の担当者から提出された対策案(目標)は「ミスを現状の50%に減らす」だった。なんでやねん! 会議に参加していた俺(当時は営業部員)は激怒した。アキレスでさえ亀に追いつけないというのに、目標が最初から50%なんて、話にならん。

以前、菅総理大臣から唐突に聞かされた「カーボンニュートラル」という言葉も怪しい。「カーボンゼロ(二酸化炭素を出さない)」ではないのである。誰かが100リットルの二酸化炭素を排出しても、別の誰かが二酸化炭素の排出を100リットル抑さえればオッケーという考え方、すなわち減らすのではなく、プラスマイナスゼロでよしとするのがカーボンニュートラルである。

トヨタが新型のプリウスを発表した。新型とはいえ、電気で走るのではなく、いまだにハイブリッド(hybrid)である。トヨタは「全方位外交」戦略をとっていて、ガソリン車・ハイブリッド車・EV(蓄電池でモーターを動かす自動車)・FCV(水素などを使用する燃料電池でモーターを駆動する)を作っている。ガソリンとハイブリッドから撤退しない限り、カーボンゼロは実現しない。


2022/11/17

National Pastime

大相撲の九州場所が始まった。拙宅にはTVがないので、NHKのウェブの「大相撲取組動画」というので、その名の通り取り組みの部分だけ(つまり、立ち合いの瞬間から勝負が決するまで)を、まとめて観ている。すると結びまでの視聴は、あっという間に終わる。実際の取り組みに、いかに長い時間がかかっているか、ということが判る。

昔は炬燵に入って、みかんを食べながら、のんびりとTVを観ていたものである。やはり相撲を観るのが好きな母は台所仕事をしながら、アナウンサーが「時間いっぱいです」と言うのを聴くと、大急ぎでTVの前に駆けつけるのであった。

という訳で、大相撲は現場においても、飲食や雑談などをしながら試合観戦もできる娯楽なのである。他方、海の向こうには大リーグというスポーツがあって、これもまた投手と打者の「取り組み」が延々と続き、全体的に、ゆっくりとしたペースで試合が進むので、客は他のことをしながらでも観戦ができるのである。その特質が、大リーグがNational Pastime(国民的娯楽)と呼ばれ、人気がある所以であって、同様の特質を持つ大相撲こそ、日本のNational Pastimeであると言える。


2022/11/16

死ぬにはまにあわない!*

ハロウィンから二週間経って、コロナウイルス感染者数の棒グラフが急激に伸びた。第7波の流行が収まらないうちに、次の波が来たようだ。政府の新型コロナウイルス対策分科会(尾身会長)は、第8波が来ても一番の対策は「ワクチン」であると発言したようだが、それは二次的な「重症化対策」であって、ワクチンを接種していても感染はするのだから、一次的「感染対策」としてのマスクの着用は、なお求められて当然だろう。

それはともかく。脚本家で映画監督、大阪芸術大学の教授も務めた大森一樹さんが、白血病のため亡くなった。70歳の死は現代人としては早い。

大森さんとは三度会って、対話している。初回は自分が大学生の頃、彼が自主製作した16ミリ映画『暗くなるまで待てない!』を借りて上映するため、お願いと挨拶を兼ねて、芦屋のご自宅を訪ねたのである。大森さんと私と私の友人の会話は和やかに進んだ。応接間のソファに座った大森さんの靴下に大きな穴があいていたのを、今でも思い出す。

『暗くなるまで待てない!』は、神戸の御影公会堂で上映された。萩原健一・桃井かおり主演の『青春の蹉跌』との二本立てだった。私が上映前の場内アナウンスをプロのものまねで演るのを聴いて面白がってくれたのが、当日ゲストとして来てくれていた大森さんだった。

それから何十年も経って、宝塚の小劇場(たぶんシネ・ピピア)で開かれた大森作品のマラソン上映会に行って、偶然お会いした。「おう、あの時の……」と互いに昔を懐かしんだのが、最後となった。

大森一樹さん、どうぞ安らかに。

*「死ぬにはまにあわない!」は大森監督・長編8ミリ映画(1974年)のタイトル

2022/11/15

ジブリパーク特集号

最近めっきり、本や雑誌を買う機会が減った。そもCOVID-19のせいで、本屋に足を踏み入れて立ち読みをすることが、なくなった。そんな中、Twitterに流れてきた広告を見て、書店に買いに走った雑誌がある。月刊『カーサ ブルータス』2022年12月号である。今号の特集は「ジブリパーク」。宮﨑駿の息子でランド・アーキテクチャでもある吾朗の設計・監修で、名古屋博覧会の跡地に建設されている「公園」である。自分よりも、むしろ「となりのトトロ」の大ファンである母の方が大いに興味を持つであろうイシューである。

自分は、スタジオ・ジブリにもアニメーション映画にも、あまり関心はない。それにもかかわらず『紅の豚』だけは気に入っているというのは、何としたことだろう。たぶん、飛行機が好きなのと「韜晦」する主人公に共感を覚えるからだろう。

雑誌を読んで(内容が濃い!)にわかに感化され、YouTubeでジブリ関連の動画を検索した。各作品の主題歌をメドリで流しているものがあった。非常に心惹かれる一曲があったのだが、曲名を特定するために、他のクリップを片端からチェックすることになってしまった。

その曲の名は『君をのせて』。スタジオ・ジブリの第一回作品『天空の城ラピュタ』の主題歌で、宮﨑駿作詞・久石譲作曲である。自分が気に入っただけでなく、ジブリファンによる人気コンテストでは、ぶっちぎりの第一位だそうである。

ちなみに、久石譲(ひさいし・じょう)は芸名で、彼が尊敬する音楽家のQuincy Jonesを、もじっている。すなわちクインシーを久石(くいし)、ジョーンズを譲に置き換えたものである。




2022/11/14

ミステリこそ我が命

国葬なんてくそくらえだ。なんであいつがスーパースターのように扱われるんだ? そう言ったのは特捜部Qのカール・マーク(『アサドの祈り』より)。

 個人的な好のみにより、常に新作を期待している作家と、そうでもない作家がある。前者はABC順にアーチャー、チャイルド、クレイヴン、マッキンティ、ネスボ(ハリー・ホーレのシリーズ)、ランキン、シルヴァです。書店で新刊を見つけたら、中を見ないでレジ直行です(チャイルドはビニ本になったので、そも見られない)。残念ながらスローターは前者から脱落、エズラ=オールスンその他は後者です。

『アサドの祈り』(原題:Offer 2117/吉田奈保子訳/早川書房)によると、デンマークには「引きこもり」は、ないようです。それが本当なら厚生労働省の担当者は彼の地に行ってみるべし。

カール・マークとよく似たタイプのリーバス警部のシリーズは『寝た犬を起こすな』(原題:Saints of the Shadow Bible/延原泰子訳/早川書房)が出た後、翻訳刊行がストップして甚だ残念。

『ポリス・アット・ザ・ステーション』(武藤陽生訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)と並らんで今年度ベストを争う『キュレーターの殺人』(原題:The Curator/東野さやか訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)には、リーバスへのオマージュと思われる台詞が現われて、にやりとさせられます。

がんばれ、翻訳ミステリ。

(武田伴兵衛・翻訳ミステリ応援団65歳プラス1)

2022/11/13

愚かなり日本郵便は

My Foolish Heartというジャズのスタンダード曲がある。「愚かなり我が心」という、いい邦題がついている。今なら、さしずめマイ・フーリッシュ・ハートとカタカナ化するだけだろう。

宅配便の受け取りを「置き配」一本に、しぼっている。在宅であろうが留守であろうが、これで受け取れる。「非接触受領」「再配達防止」ができて、配送業者と顧客の両者にとってメリットがある。拙宅では玄関脇にバッグを吊るし、置き配だけでなく「入れ配」もできるようにしている。配送各社が、これを利用してくれるようになった。ただ一社を除いて。

Amazonで買い物をした。納品方法は「置き配」をデフォルトに設定してある。その配送を日本郵便が請け負って、納品にやって来たのだが、「置き配」をせずに帰ってしまった。吊るしてあったバッグを宅配ボックスと見なし、ボックスを利用するには郵便局への申請が必要、しかも施錠できることが条件というメモと申請書類および今回の不在配達票を残して。

送り主と受取人が「置き配」を指定しているのだから、置いていってくれるだけでいいのに。他の業者さんすべてが「置き配」に対応してくれているので、日本郵便だけ特別扱いする気になれないし、宅配ボックスの申請書類は見取り図を書き起こす必要があって煩わしいので、無視することにした。愚かなり、日本郵便。無駄を覚悟で何度でも配達しに来るがいい。


2022/11/12

古い本:シンプリー・パーム

『本の雑誌』には「三角窓口」以外にも投稿できる「読者アンケート」というコーナーがある。アンケートに回答して誌面に採用されると謝礼がもらえる。昔は掲載誌と図書券がもらえた。最近のお題「あなたの好きな創業者物語は?」に答えて送った原稿はボツになったのだが……このブログで復活。私の好きな創業者物語は、以下の本です。

 『シンプリー・パーム 理想のPDAを目指して』原題:Piloting Palm/アンドレア・バター、デビッド・ポーグ著/小林淳子訳/伊藤正宏(パーム航空・機長)監修/ソフトバンククリエイティブ

技術的には優れているのにマーケットの事情によって消えていかざるを得なかったモノたちがあります。ベータマックス(by SONY)然り、PHS(Personal Handy-phone System)もまた然りです。二十一世紀に入ってすぐの頃、私は二つ折りにしたPHS機をズボンのポケットに入れたまま、左手に持ったPDA(Personal Digital Assistant)でメイルチェックやウェブの閲覧をしていました(この時、PDAとPHSはBluetoothによって無線接続されている)。PHSをデータ通信用のプラン(実は音声通話もできる)で契約していたので、通信費は月額九百八十円ぽっきりでした。

『シンプリー・パーム』はPalm(たなごころ)と名付けられたPDA(およびその基本ソフトウェア)を開発したジェフ・ホーキンスと仲間たちの波乱万丈の創業物語です。禅に影響を受けたホーキンスの設計思想は「PC的でないものを作る」であり、それは、ポケットに入ること・素早い起動・簡単な操作・高コスパ・長寿命電池・PCとの簡単連携、という製品コンセプトに反映されました。Palmは熱狂的に受け入れられて、IBM社にOEM供給されたり、SONYが互換機を作ったりして日本国内でも一大ブームを形成したのですが、スマートフォン(PDAと同等のサイズで、電話とカメラ機能の付いた超小型コンピュータ)の登場によって絶滅してしまったのは、読者の皆さんもよく知るところでしょう。


2022/11/11

利子とポイント

大阪大学の経済学の教授が「私たちが銀行に預金するのは、現金がいつ必要になるかわからないけれど、金利も欲しいからだ」と書いていた。えっ、そうなんか。もの心つく前から、お金は親か銀行に預けるものと思い、利息を意識したことはない。いまだに意識が薄いのは、そも利子を生むほどの金を貯蓄していないからである(爆)

けれども今、銀行に預金をするのは、自分の金を安全に保管しておいてくれると思うからである。実のところ、本日の財布の中身は数百円で、即ち紙幣が一枚も入っていない。日々の買い物はクレジットカードやポイントカードで済ませるか、インタネット通販(これもクレジットカード決済で、ポイントが付加される)を利用する。低金利の時代にあって、期待されるのは口座利息ではなく、ポイントなのではないか。


2022/11/10

日本SF戦後出版史は、まだか

腕試しのつもりで、商業誌の読者投稿欄に毎月投稿している。『本の雑誌』の「三角窓口」というコーナーが、それである。打率は三割ぐらい。ときどき採用されるので、不定期連載などと嘯いている。

2022年12月号に拙稿が採用された。ロバート・A・ハインラインの新刊(といっても第二次大戦のころに書かれたもので、いまになって翻訳されたもの)を買ったことを書き、その本の解説のことについても書いた。

解説者の名は高橋良平。ハインラインの『夏への扉』(ハヤカワ文庫SF)の解説も書いている。SFが専門なので、詳しく説明してくれているのが、非常にありがたい。高橋氏は『本の雑誌』に「日本SF戦後出版史」という文を長らく連載していて、こちらも大いなる興味を持って読み続けていたのである。その連載はすでに終了したので、いずれ本の雑誌社が単行本にまとめて、刊行してくれるものと思っていたのだが……その気配が感じられないのである。たぶん、いや絶対にまとめの作業をしていると思うのだが、著者が大幅に手直しをしている可能性もある。そこのところに探りを入れてみたくて、拙稿の末尾を「日本SF戦後出版史は、もうそろそろか!?」と結んだ。


2022/11/09

怪奇月食

ご返還、ぢゃなかった誤変換です。

かいきげっしょく、とフルで打ってから変換すれば「皆既月食」と出ます。

星を観るのが好きな母から「月食が始まったよ、観てるか〜」とEメイルが来た。南向きのベランダに出たが、見えない。ウェブで調べてみると、月は真東の空に、あるようだ。身支度をして、外に出る。アパートの階段の踊り場からなら見える位置だった。しばらく眺めていたが、寒くなってきたので帰室。月食の途中からと天皇制、そのテンノーセーぢゃなくて天王星食のライブ映像をYouTubeで観覧した。

遠くて見えないが、月面にはアメリカの旗が立っているはずである。2020年には中国旗が加わった。中国はロシアと共同で月面基地を建設する計画をしているそうだ。アメリカに先んじて、中ロが月を食う?


2022/11/08

解約:U-NEXT

一か月の間無料で映画を観まくる、というセコい計画は一日にして破綻した。無料視聴からは除外される作品(地雷のようにあちらこちらに埋め込まれている)とは知らず、最初に『トップガン/マヴェリック』を観てしまったからである。しかしながら、観たかった作品を自室で安価で観ることができた。007シリーズの最新作も観たし、若い頃のケイト・ウィンスレットも観られたし。

▼何十本かを観て、心に残った作品は、わずかである。

◎インターステラー(原題:Interstellar)監督:クリストファー・ノーラン

(現代の)科学的にはあり得ない話を、莫大な費用をかけて(ハリウッドならでは)大真面目に映像化した作品。2015年の第87回アカデミー賞・視覚効果賞を受けた。

◎ザ・コンサルタント(原題:The Accountant)監督:ギャヴィン・オコナー

公開当時の宣伝コピーでは「職業、会計コンサルタント。本業、腕利きの殺し屋。」となっているのだが、額面通りに捉えると裏切られる。ネタバレになるので、詳しくは書かないでおく。

◎アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(原題:The Other Guys)監督:アダム・マッケイ

そんなアホな!というホン(脚本)だが、いっそのこと、それが楽しいと思えた作品。邦題は、全くセンスなし。

×記憶にございません! 監督:三谷幸喜

逆に、面白なさが印象に残った作品。観続けるのに耐えられず、導入部だけで視聴終了。金返せ。いや、無料で観たけど。


2022/11/07

ミッション:インポッシブル

君、または君の仲間が捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないから、そのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する……(ジュン、ジュワ〜)これは懐かしきテレビドラマ『スパイ大作戦』でお馴染みとなった台詞である。ジュンジュワーはネプチューンの堀内健のギャグだが、ここで指令の録音テープから白煙が吹き出すのである。

人気のあった『スパイ大作戦』を映画化したのがMission: Impossible[M: I]シリーズで、トム・クルーズが主演している。舞台を現代に置き換えたので、オープンリールのテープによる指令の伝達方法も、新しいメディアによるものに変化した。これにより、テレビの『スパイ大作戦』の雰囲気は失なわれたのだが。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(原題:Mission: Impossible - Fallout)ではオープンリールが復活し、導入部のタイトルもテレビ版オリジナルを彷彿させるデザインになっているのである。

Falloutとは、核爆発が起こった後に降る「死の灰」を意味するのだが、カタカナの邦題では、それが全く伝えられていないのが残念。

『フォールアウト』に、アンジェラ・バセットという俳優がCIAの長官役で出演しているのだが、えっシークレットサービスの長官ぢゃなかった?と思ったのは、つい数日前に観た『エンド・オブ・キングダム』の中では、その役だったからである。


2022/11/06

ガンバ大阪、辛くも残留

地元のチームを応援するのが、Jリーグの基本理念である。という訳で、ガンバ大阪というチームを応援している。ただし、地元であることに間違いはないが「大阪」という範囲が、広すぎる。本当は「吹田フットボールクラブ」で、愛称が「ガンバ」であるべきだ。

そも日本には「プロ野球」が蔓延っていて、Jリーグも発足当時はチーム名に企業の名を冠したものが大勢を占めた。ガンバにも最初はパナソニックの名が付いていたのである。これに対してリーグのチェアマンだった川淵三郎が異を唱え、徐々にチーム名から企業名が外されるようになっていったのである。

現在の株式会社ガンバ大阪は、パナソニックスポーツ株式会社が全株式の70%を持つ子会社で、残りの30%を関西電力・大阪ガス・JR西日本が三等分で保有している。このため、クラブ(=株式会社ガンバ大阪)の社長はパナソニックから天下りしてくるのが通例となっている。一流企業からやって来る人たちなので、プライドは高いが、フットボール文化には馴染んでいない人の場合が多い。

ガンバ大阪がビッグクラブだと言われているが、資本金ではリーグ最小だし、チームが弱いほど収入も少なくなる道理で、最近は縮む一方だと思われる。ただ、サポータに対して「態度がでかい」という意味では確かにビッグなクラブではある。

2022年J1部のリーグ戦34試合を終えて、ガンバ大阪は15位となった。最終試合の相手は鹿島、勝って勝ち点3を加算すれば文句なく1部に残留できるのに、点が獲れない。それならば、相手に点を獲られないように守って時間稼ぎをして、無得点の引き分けに持ち込んで、他のチームが負けることに賭けようとする。その結果、辛くも残留できたのだが、それを喜んで、なんとする。これほど情けないことが、あるでしょうか。少なくとも、サポータとしては恥ずかしいのである。


2022/11/05

薔薇の名前

普段、翻訳ミステリばかりを読んでいるので、国内作家の本を買うと、値段の安いことに驚く。つまり前者には翻訳権料や翻訳家に支払うお金が余分にかかっているということである。

それはともかく。自分の存在というものに疑問を抱き続けて何十年、ハイデガーの『存在と時間』を読めば少しでも慰めが見つかるかと思っていたのだが、難解で取りつく島がない。ある時、筒井康隆の「誰にもわかる」という『存在と時間』の解説本を読んだが、あまりピンとこなかった。

それよりも、解説者(筒井ではない、別の人)が、ウンベルト・エーコを引き合いに出して、あろうことか『薔薇の名前』のネタばらしを書いていることに激しい怒りを覚えた。『薔薇の名前』も翻訳ミステリなのだが、死ぬまでには読もうと思っていた作品だけに、犯人の素性と犯行の手口を、これほどハッキリと書かれてしまっては、もう読む楽しみはないのである。

そんな訳で、読んでから観ようと思っていた映画版『薔薇の名前』をU-NEXTで観ることにした。主演はショーン・コネリーと若きクリスチャン・スレイターである。映画が始まって間もなく、犯人が分かる。もちろん私にだけということだが、興は削がれた。あとは、中世の宗教世界がいかに映像化されたのか(プロダクション・デザイナーの腕の見せ所)を観賞するだけである。


2022/11/04

トランプ・タワー

「heist」という語を辞書(研究社新英和中辞典第2版)で引いたら、いや引こうとしたが、見出しそのものが、なかった。新しい言葉なのだろうか。手近にあったデイリーコンサイスにも、なかった。本棚の奥からリーダーズの初版を引っぱり出してきて、やっと見つけた。

heistとは「強盗」である。紙の辞書を引かずともウェブで調べれば、簡単に分かるのに。


またまたU-NEXTで『ペントハウス』という映画を観た。情けないのは、以前に観たことがあるのを途中で思い出したことだ。

文字通り、あるアパートのペントハウスが舞台となる話。アパートといっても、日本では「タワーマンション」と呼ぶような大きなビルヂングで、原題も「Tower Heist」というのであった。つまり……「タワマン強盗」ですな。

エンドロールの謝辞にドナルド・トランプの名があって、Wikipediaで調べてみると、映画の初期企画段階でトランプ氏(まだ大統領になっていない)の協力があったようである。

映画を観る楽しみの一つは、プロダクション・デザイン(芝居の場合の舞台美術にあたる)を観ることであって、本作の場合は、ペントハウスに飾られた数々の芸術品に、デザイナー(Production Designer)の仕事の成果がある。ここを観るだけでも楽しい。


2022/11/03

ケヴィン・コスナーも67歳

GAFA(ガーファ)とは、Google・Amazon・Facebook・Appleの頭文字を、つなげたのだったね。

運営会社の名前が変わったので(Google→アルファベット、Facebook→メタ)AAMA(アーマ)とするか、MAAA(マー!)としても、ええんぢゃない。


それはともかく。『エージェント:ライアン』にケヴィン・コスナー(一部ではコストナーという表記もあり)が出ていた。1990年代には人気絶頂で、『ダンス・ウィズ・ウルヴズ』は製作と監督も務め、アカデミー賞(作品賞・監督賞)を受賞したコスナーも、年齢を重ね(今年67歳)、それ相応の役どころを演じている。

やはりU-NEXTで観た『メッセージ・イン・ア・ボトル』(壜の中の手紙)では主演を務めていた。総入れ歯(そういえば)、ポール・ニューマンがケヴィン・コスナーが演じる男の父親役で共演していたのだった。この人が、もうこの世にいないとは信じがたい。

ところで『メッセージ・イン・ア・ボトル』だけれど、想定外の結末だった。


2022/11/02

Reboot: ジャック・ライアン

11月に入った。

ウェブログはインスタグラムとは違う、と割り切ることができて、投稿数がアップした。

つまり、写真を添付せなあかんという強迫観念を抑え込むことができたということです。

加えて、U-NEXTで観る映画をネタにできるということもある。

いや、ネタばれは極力せんように。


『エージェント:ライアン』(原題:Jack Ryan: Shadow Recruit)を観た。

ジャック・ライアンとはアメリカの作家トム・クランシー(故人)が創出したキャラクターで、アメリカ海兵隊を除隊後、CIAの情報分析官を務め、大統領にまで出世する男のことである。

クランシーのライアンシリーズ作品は、数次映画化されていて、主役の俳優がアレック・ボールドウィン(『レッド・オクトーバーを追え!』)→ハリソン・フォード(『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』)→ベン・アフレック(『トータル・フィアーズ』)と変遷している。007と同様に、最初期の配役の印象が最も強い。

『エージェント:ライアン』では、クリス・パインが主演する。テレビ出身の俳優で、映画では『スター・トレック』のカーク船長役で有名になった。

今作の映画でジャック・ライアンは「リブート」される。つまり、クランシーの小説と、その映画化作品の流れを無視して構築された、新しい話である。バットマンシリーズで行なわれているのと同じこと。

ケヴィン・コスナーが共演している。ライアン役はクリス・パインより、やっぱりボールドウィンがいいなあ。


2022/11/01

タイムパラドクス

(承前)ベン・アフレックは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)でアカデミー賞の脚本賞、製作・監督を担当した『アルゴ』(2012)で作品賞を獲得。ケイシー・アフレックは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)で主演男優賞を獲った。

『マンチェスター…』という作品については、同じ地名から、てっきりイギリスが舞台であると思いこんでいたが、さにあらず。

ボストンから車で1時間半の距離であることを役者の台詞から知る。

もっとよく調べれば、ボストンという地名もイギリスにはあることが、わかったのだが……やはりアメリカが舞台の作品だった。

そもそも、マンチェスター・バイ・ザ・シーというのが一つの地名だった。

作品自体は、いわゆるホームドラマである。

いつものU-NEXTで観始めたのだが、耐えられず、途中で挫折した。

総入れ歯(そういえば)『鉄道員(ぽっぽや)』でさえ耐えられず、視聴を中止したのだった。

この類のドラマは苦手だ。


ところで。ブログの横幅を狭くしたら、過去ログの写真が枠からハミ出すことになってしまった。

このように、現在にいながら過去のことを変えられたら、どうなる?

(あの時こうしておけば、よかったのに)と思うことは、誰にもあるだろう。実際に、それができれば?というのはSF的発想である。

2004年のアメリカ映画『バタフライ・エフェクト』は、そんな作品である。


2022/10/31

国葬のシナリオ

とあるG7の構成国で、首相が不慮の死を遂げた。

後継首相が音頭を取って、元首相の国葬が行なわれることになった。

国葬にはG7の首脳が参列する(ロシアの大統領は招かれない)。

この首脳たちをテロリストが狙う。

というのが映画『エンド・オブ・キングダム』のシナリオである。

アメリカの映画なので、大統領を警護するシークレットサービスを主人公にして描かれているが、2016年に、こんな映画が製作されていたとは知らなんだ。

作中の日本の扱いが、いかほどかを観よ。


それはともかく。

同じ2016年作の『ザ・コンサルタント』も超面白い。

原題はThe Accountantで、主人公が、まさに会計士だから、コンサルタントというタイトルはないやろう、と思うのであるが、『ジ・アカウンタント』とか言うても日本の人には馴染みがないやろうと忖度して映画会社が命名したのだろう。

日本語のタイトルでええぢゃないか、『闘う会計士』なんか、どうよ。

この映画、もともとは三部作として企画されていたので、評判もよかったし、ということで続編とゾクゾク編を作るらしい。

主演は、ベン・アフレック。

ケイシーの兄である。

この兄弟二人で合計3回、アカデミー賞を獲得している。


2022/10/30

ウィンスレット、最高!

映画のこと以外で、書くことを思いついたのに、忘れてしまった。

まあ、よくあることだ。

すぐアウトプットしておかないのが、いけない。


ケイト・ウィンスレットという女優が大好きである。

かの有名な『タイタニック』で主演した、少しぽっちゃりとした身体を話題にされる、あの女優さん。

その後、数多(あまた)の作品に出演し、数々の映画賞で受賞し、アメリカのアカデミー賞にも何度もノミネイトされ、2008年に『愛を読むひと』の演技で主演女優賞を獲得した、名優の中の名優である。

確かに、ヌードになった姿を観ると、がっかりするが、裸の演技を期待しているわけではないのである。

U-NEXTで、これまでに観た作品は『オール・ザ・キングスメン』『スティーブ・ジョブズ』『素晴らしきかな、人生』。

『オール…』ではルイジアナの上流階級子女、『…ジョブズ』ではAppleやNeXTでマーケティング担当役員だったジョアナ・ホフマン役、『素晴らしきかな…』では広告代理店の役員を演じている。

私生活では結婚3回、それぞれで一人ずつ子どもを、もうけている。ちなみに二人目の夫は『007/スペクター』の監督であるサム・メンデスであった。俳優レオナルド・ディカプリオとは『タイタニック』で共演して以来、非常に親密であるが、恋愛関係に発展する気配は、まったくないのである。


2022/10/29

脳力の衰えとレイチェル・マクアダムス

ウェブログのレイアウトを若干変更した。

全体の幅を狭くして一行あたりの文字数を減らし、可読性を高めた。

それにしても……Bloggerは使いにくい。

エディタにしても、改行すると何故これほど行間が開いてしまうのか?


ほぼ毎日1、2本の映画を観ていると、脳内で混乱が起きる。

脳力の衰えもあって、多くの情報量が処理できないようだ。

簡単にいえば「頭の中がゴッチャになっている」のである。

同じ俳優が別々の映画に出演していることも、その原因の一つである。

たとえば『さらば愛しきアウトロー』に出ていたケイシー・アフレックを『インターステラー』でも観たし、レイチェル・マクアダムスがリチャード・カーティス監督の『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2010)とロジャー・ミッシェル『恋とニュースのつくり方』(2013)に出ているのを観た。

各俳優の出演シーンが思い浮かぶが、そのシーンがどの映画のものだったか……?と考えてしまうのである。


ちなみに、『さらば愛しきアウトロー』というのはロバート・レッドフォード引退前の最終出演作。『アバウト・タイム…』は、特殊能力を有する男性主人公の恋愛ドラマ。『恋とニュース…』はテレビ局で朝の情報番組を制作する女性の話で、ハリソン・フォードが重要な役に配されているが、完全なミスキャストだと思う。自分がキャスティングするなら(あり得んが)この役には絶対に「ジャック・ニコルソン」を、あてたい。

 

2022/10/28

ヴァル・キルマーとディアスポラ

ディアスポラというのは聞くところによると、ユダヤの民が国を追われて離散してしまったことを指すらしい。

これをSF(サイエンス・フィクション)の世界では、地球外移民の意味で使う。

すなわち、隕石の衝突や環境の破壊によって人類が地球に住めなくなり、他の惑星に移住するという話である。


ディアスポラがテーマのSF映画を2本、U-NEXTで観た。

一つは『レッド・プラネット』、赤い星というからには、当然火星の話である。

この映画にヴァル・キルマーが出演している。

『トップガン』でマヴェリックのライバル役アイスマンを演じた俳優であり、『トップガン:マヴェリック』でも(過去の回想場面ではなく)続演した、ただ一人の俳優である。


もう一本のディアスポラは『インターステラー』。

監督は『バットマン』シリーズでも知られるクリストファー・ノーラン、映像づくりにこだわりの強い作家である。

出演者は、

エレン・バースティン

マシュー・マコノヒー

ジョン・リスゴウ

アン・ハサウェイ

マイケル・ケイン

ウィリアム・ディヴェイン(1シーンだけ)

ケイシー・アフレック

マット・デイモン

など、錚々たるキャストである。

一見してエレン・バースティンがその人であることを認識できるのは、年季の入った映画ファンだけだろう。


ちなみに、マット・デイモンが画面に現われたときには(火星で苦労して地球に帰還したのに*、また別の星に来たんかい)と、思ってしまった。

*マット・デイモンは『オデッセイ』(原題:Martian)という作品では火星にしばらく滞在する科学者の役を演じたのである。


2022/10/27

ミニマルになるiPhone

Apple社製のタブレット端末iPadの新モデルが、USB Type-Cのコネクタを装備する、というのは既定の事実である。

これを機に、iPhoneのコネクタもType-Cに移行するのかと思いきや……

iPhoneからはコネクタ自体が無くなる、という噂がある。

iPhoneからは、すでにイアホンジャックが取り除かれていて、ワイアレスのイアホンしか使えない仕様になっている。

充電もワイアレスだけで行なうように、変更されるのだろうか。

ありそうなことではある。

余計なものはつけないというジョブズの哲学が、携帯電話からキーボードを取り除いたし、ジョブズが作った「ホームボタン」でさえも取り除かれた。

やがては充電池と電源スイッチもなくなって、太陽光で作動するようになるかも知れぬ。

絶対に取り除けないのは、マイクとスピーカだけだ。

それがなければ、もはや電話(Phone)とは呼べない。


2022/10/26

円安とType-Cと紙のウラ表

マティアスのMacintosh用キーボードがチャタリングを起こすようになったが、メイカー修理に出すと数千円の費用がかかるとわかった。

該当するキースイッチを、取り替えるそうだ。

このキーボードは以前にも、別のキーで同様の症状が出ている。

その時は保証期間内だったので、無償で修理ができたのである。


二度あることは三度あるという訳で、修理に出すのはやめにして、キーボードを新調することにした。

しかし、Macintosh用のキーボードで、しかもキーセットがUS配列のものは、市場にあまりないのである。

そもそも純正のキーボードがお粗末なので、こういう状況になっているのである。


Amazonで、よさそうなのが見つかったので、注文した。

届いた荷を開封してみると、カタログ(Amazonのサイトに表示されている写真および商品説明文のこと)とは異なる状態のものだったので、返品した。

Amazonでの買い物においては、頻繁に起こる出来事である。


さらにネットを渉猟して「Keychron(キークロン)」という香港のメイカー(本社オフィスが在香港で、製造は中国本土)を見つけた。

Macintosh用であり、メカニカルスイッチで、外観のデザインも洗練されている。

Keychron公式のオンラインストアで発注すると、ブツが中国から送られてくるシステムだ。

個人で輸入するようなものである。

折しも円が1ドル110円台から128円へと安くなっていた時期で、おまけに輸送費も(Amazonに比べれば)かさむので躊躇したが、他に目ぼしい選択肢は、なかった。

結果的に、Keychronはマティアスよりも打ちやすいキーボードだったし、円も今や1ドル145円を超える安値なので、128円のレベルで買えたことは、よかったと思う。


有線のキーボードを注文したのだが、わざわざ有線にするのには理由があって、OSをゼロからインストールする時に、無線接続のキーボードは認識されないからである。

Keychronのキーボードのケーブルは、PC側がUSB Type-A、キーボード側同じくType-Cである。


さて、USBのType-Cについてである。

Type-Cの端子には表裏の別がないが、どちら向けに挿入しても信号伝達能力に差はないか、という疑問を持つユーザが、おられるらしい。

これに対する、あるメイカーの返答は、

1)表裏の別は、ある

2)能力に差は、ない

というものだった。

つまり、端子の中にあって外からは見えない小さな基盤に、微小な電子部品がハンダ付けされている側が「表」にあたるという。

繰り返すが、外からは見えない。

どちら向きに挿入してもOK。


ところで、Apple社からiPadの新機種が発表されたばかりだが、充電器などの周辺機器との接続を、従来のLightning(ライトニング)から変更して、USB Type-Cで行なうことになったそうだ。

Lightningの方が優れているのに、と思うのは、Lightningの端子を挿入すると、クリック感があり、しっかりと接続ができたように感じられるからである。

これは、USB Type-Cの端子にはないノッチを、Lightningが装備していることによる。


Lightning端子にもUSB Type-C端子にも表裏の別はないが、紙にはウラ表がある。

紙は、ドロドロになった状態のパルプを金属のネットの上に平たく広げて作るのだが、ネットに当たった側には、格子状になった凹凸が生じる。

こちら側が、紙のウラである。

なお、わざわざ「ウラ表」と表記するのは、裏という漢字が表と混同されないようにする、印刷屋の暗黙のルールである(どの印刷屋でも、そうだとは限りません)。


2022/10/25

(承前)007は死なない

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で主演を務めるのは、ダニエル・クレイグという俳優である。

クレイグが新たに配役された時、彼の明るい色の髪・青い眼がジェイムズ・ボンドのイメージに、そぐわない、と世間からブーイングを浴びたという。

初代を務めたショーン・コネリーのイメージが、あまりにも強かったのだろう。


ダニエル・クレイグはジェイムズ・ボンド役の映画を5本撮って、降板する。

最初から、そのような契約を映画会社と結んでいたと思われる。

YouTubeなどで、次のボンド役者を想定して作られた、まるで予告編のような、複数の動画を観ることができる。

ただし、007号(日本ではゼロゼロ・セヴンと呼ぶが、本来はダブルオウ・セヴンである)を務めるのが女性であったり、黒人である想定は、まだ、されていない。


『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観て、その前作の『007/スペクター』を観ていないことに気付いた。

実は、クレイグ主演で撮った5本の007作品は、一つながりの長い物語になっているのである。

という訳で、逆順になったが『007/スペクター』をU-NEXTで観た。

この映画を監督したのはイギリス人のサム・メンデス。

ケイト・ウィンスレットの元夫である。


007のシリーズは、また新たな監督と新たな配役によってリブートするだろう。

『バットマン』のように、繰り返し、繰り返す。

 

2022/10/24

007は死なない

せっかくの無料見放題なので……映画ばかり観ている。

U-NEXTで無料で観られる作品の中に、有料のものが混ざっている。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(原題は単に、No Time To Die)は、その一つだ。

タイトルは「死ぬ暇はない」と訳すことができる。

英題の発音を片仮名に置き換えるだけの邦題には、芸がない。


ちなみに、007の映画シリーズには死ぬ(die)と生きる(live)の語が入ったタイトルが、他にもある。

▼You Only Live Twice(1967)※日本が舞台となった作品

邦題:007は二度死ぬ/主演:ショーン・コネリー

これは、悪の組織スペクターの首領ブロフェルドが言う、象徴的な台詞に因むタイトル。

ブロフェルドは膝の上の猫にたとえて(a cat has nine livesという諺がある)一度は死を免れても、二度はないぞ、と言っているのである。

▼Live And Let Die(1973)

邦題:死ぬのは奴らだ/主演:ロジャー・ムーア

原題を訳すれば「(自分は)生きよ(他は)死なせよ」なので、「死ぬのは奴らだ」というタイトルは、気が利いていると思う。

▼Tomorrow Never Dies(1997)

邦題:トゥモロー・ネバー・ダイ/主演:ピアース・ブロスナン

芸のないタイトル、その2である。

「明日という日は必ず来る」という意味ですな。

それで想い出したのが『俺たちに明日はない』(原題はBonnie And Clyde)である。

▼Die Another Day(2002)

邦題:ダイ・アナザー・デイ/主演:ピアース・ブロスナン

「他の日に死ね」と、おっしゃいますか。


スパイも年老いるし、危険な職業ゆえ若死にすることもあるだろう。

ジェイムズ・ボンドも、毎度絶体絶命という状況に追い込まれるのだが……

エンドロールの末尾には、いつも「James Bond Will Return」の文字がある。


2022/10/23

36年前のトップガン

『TOPGUN: MAVERICK』を観たら、前作も観たくなった。

U-NEXTを利用すれば、今のところ無料で観ることができる。


自宅で観ることの利点は、視聴の途中で休憩できること、と書いた。

もう一つ、エンドロールをじっくりと読むことができる、ということがある。

『スター・ウォーズ』以来、出演者・製作スタッフの部門と名前、使用された楽曲名、などなどが、ずらずらと列記されるようになった。

長いものは10分にも及ぶので、これを映画館で観る(読む)のには支障がある。

観客は本編が終わると、すぐに席を立ち、帰り支度を始めてしまう。

落ち着いて座っていられないし、かえって迷惑をかけてしまうことになりかねない。

ヴィデオや配信動画であれば、途中でスクロールを停止させたりして、エンドロールの細部までを確認することができるのである。


エンドロールは……興味深い!

スタントマンの名前も書いてあるし、セット撮影の際に使った背景の画家の名前も書いてある。

ロケーション撮影に使った場所も書いてあるし、仕出し弁当屋の名前まで書かれている。

映画の中で使った小道具の提供元(タイアップしている場合が多い)も分かる。


もちろん、出演者(CAST)の名前が真っ先に表示される。

ある時、一人の俳優の名前が目についた。

(いったい、どの場面に出演していたのだろう?)

そう思って、本編を見直したのだが、どれほど注意して観ても、その俳優を見つけることはできなかった。

後で調べて知ったのだが、その俳優の出演シーンは本編からは丸ごとカットされてしまい、映画製作に参加した事実のみがエンドロールに記されたということだった。


話は36年前の『トップガン』に戻る。

マヴェリック機の後座席でレーダーを担当するのはグース。

彼を訪ねて、家族がトップガンに、やって来る。

グースの妻であるキャロル(メグ・ライアンが演じている)が、マヴェリックと司令官の娘の、過去の恋愛事情を語るシーンがある。

字幕には出ていなかったが、その娘の名前が「ペニー・ベンジャミン」であることが、聴き取れた。


ちなみに、グースを演じたのはアンソニー・エドワーズ。

テレビドラマの『ER緊急救命室』では、マーク・グリーン役を演じた俳優である。


2022/10/22

トップガン:マヴェリック@U-NEXT

課金されるものとは知らず。

観てしまったものは、仕方ない。

770円だった。

U-NEXT無料体験プログラムについてくるポイント(600円相当)が使えたので、170円になったけれど。


久しぶりに、PCの画面で映画を観た。

映画館で観る迫力と雰囲気には劣るけれど、途中でトイレ休憩できるのが、いい。


マヴェリック(Maverick=仲間はずれの牛)ことピート・ミッチェルは、アメリカ海軍所属の現役パイロットである。

そして、いまだに独身だという設定である。

マヴェリックを演じるトム・クルーズは実年齢60歳。

まったくポンコツらしさのない、元気なおじさんである。


少しだけネタばらしをしておく。

マヴェリックに関係する重要な役どころで、ペニー・ベンジャミンという女性が出てくる……

そう書くだけにしておきましょう。


ちなみに前作『トップガン』は1986年公開だから、も早36年も前のことである。


2022/10/21

subscribeは、せんとこう

10年ぐらい前にYouTubeで、よくJimmy DiRestaのチャンネルを観ていた。

自身の工房でモノを作り上げる工程を動画で観せてくれるチャンネルである。

これを観ると必ず「subscribeせよ」というバナーが現われて、subscribeとは登録という意味だから、そこをクリックすると住所や名前・クレジットカードの番号などを入力させられるものだと思っていた。

こちらはインタネットで観られるものは無料である、という思い込みと希望があったので、subscribeは、せずに過ごした。


YouTubeチャンネルをsubscribeすると金を取られる、というのは誤解であることは、後になって知った。

subscribeすると、そのチャンネルの視聴者としてカウントされ、カウントの多寡によって、チャンネル製作者であるYouTuberの収入の度合いが決まるのである。

subscribeしていただければ励みになります、と定型文でYouTuberが言っているのは、要は「金、金、カネ!」と叫んでいるのと同じなのである。


時代は下り、subscribeは「サブスク」などと呼ばれるようになり、一定の料金を毎月支払うことによって、何らかのサービスを受ける仕組みとして一般的に理解されるようになった。

ガス・水道・電気もサブスクの一種である。


それはともかく。

最近、U-NEXTにsubscribeしたのである。

語弊があるが……、騙されて。またしても。


たとえば、Amazonにはプライムという「隠し球」がある。

5千円(1年で)ほどの有料プログラムで、商品の送料が無料になったり、ヴィデオが無料で観賞できたりする特典がある。

これには、無料体験プログラムがあって、一か月間試用できるのである。

以前、プライムのプラン料金が3千900円の頃、体験プログラムにsubscribeした。

一か月が過ぎれば、自動的にsubscribeされるものと思い込んでいたのが失敗だった。

こちらから解約を申請しなければ、本契約へと自動的に移行することになっているとは、知る由もない。

結果的に、3千900円を支払ったけれども、それに見合うサービスを受けるほどAmazonでショッピングしなかったことは確かである。


さて、U-NEXTのことである。

「31日間・無料で・映画を観放題」という言葉に騙されて……

『トップガン/マヴェリック』を観たのである。

YouTubeに流れてくる予告編の数々を観て、本編を観たい、と思っていたのである。

すると、無料だと思っていたのに、いきなり課金されてしまった。

全作品が無料なのではなく、有料視聴の作品も混ざっているのである。

まさに「そんなの、きいてないよー」である。

subscribeなんか、せんぞ、と……

言わんこっちゃない。


2022/03/07

2台目のiPhone


ここのところ「ヤフオク!」に頻繁に出入りしている。

何百台かある、亡父のモデルカーコレクションを整理して、片端から出品・売却しているのである。

「ええっ、あんた本気ですか?!」

と思うぐらいの高値で売れる車があるのである。

最近高値で落札されたのが、トミカのマツダ カペラ ロータリークーペで、91,888円の値が付いた。

こんな小さな(7センチぐらい)ボロい中古車が、である。

仕入れ値はゼロなので、文字通りボロい儲けである。

(ヤフオク!側が手数料として8パーセントを取っていく)


そんなんで、オークションに出入りしていると「売りに徹せよ」と肝に銘じているにもかかわらず、買い気をそそられる物に出会ってしまうのである。

数日前にiPhone 5cの白いのを見て、落札してしまった。

送料込みで1,500円。

中古というよりも使用済み、のマシンでSIMは入っておらず、充電ケーブルもなし、素っ裸の本体のみが、緩衝材でぐるぐる巻きにされた状態で届いた。


ご存知の方もあろうが、5cというのはiPhoneのシリーズ中最低人気の機種であった。

不人気の理由は判然としないが、自分ではその形が最も気に入っていたのである。


落札品に充電して、初期設定を施した。

まともに動作する。

無線LANに接続できたので、メイルチェックには使える。

アプリをダウンロードしたので、寝YouTubeも楽しめそうである。


ちなみに、1台目はiPhone SE(第一世代)。

だいたい同じ大きさである。


■BLOG_914 IS OVER. 

2本目の万年筆


普段、手帳にメモをとるのに万年筆を使っている。

ドイツ製のPelikanを高校生の頃から気に入っていて、何年か前に「Classic」という最も安価なモデルを購入した。

ペン先を選ぶときは常に中字、なぜならば筆圧が強いので、細字では紙に溝ができてしまうからである。

インクはPelikan 4001のボトル入り、ロイヤルブルーがこれまた昔からのお気に入りである。

ロイヤルブルーのいいところは、色が美しいのはもちろん、指についても水洗いできれいに落とせるのである。


2色目のペンが欲しくなって、PILOTが初心者用と称する万年筆を買うた。

メーカーの標準価格が1,000円の製品である。

巷の評判はすこぶる良くて、よく売れているそうである。

文房具屋の店頭で試し書きをしたときは、好感を持ったのだが、自宅で使い始めると「初心者用」のしかけが邪魔になってきたのである。

このペンは軸の断面が円ではなく三角形になっていて、それゆえ初心者に対してペンを持つ位置を強制するのであるが、自分がその位置で持つと、ペン先の角度がいつもとは異なってしまい、書きづらいのだった。

また、買い物に失敗してしまった。


仕方なく、三角形の軸をヤスリで削って丸くした。

新品で透明の美しい軸をガリガリと削った。

もったいなかったけれども、持ちやすくなった。

別売りのコンバータにPelikan 4001の茶色を入れて使うことにしたのは、青(ロイヤルブルー)に対する2色目として、赤以外の色を使いたかったからで、オレンジ色でもよかったのだが、同じPelikanの茶色を偶々見つけたのである。

茶色の欠点は……指につくと、洗っても落ちない! 


■BLOG_913 IS OVER.

2022/02/17

バイアスロンでハートを射ち抜かれ

 


自室にテレヴィがないことは、すでに書いた。

昔から、あまりテレヴィに依存しない生活を送っていたのだが、海外(特に西欧)のフットボールだけは観たくてたまらず、ハードディスクレコーダを買ってPC用のディスプレイで試合観戦をしていたことがある。

ギリシャが優勝するという、とんでもない事件が起こったユーロ(欧州蹴球連盟主催の選手権大会のこと)を観たので、2004年のことである。


なんと18年前のことであって、その時のレコーダは現在、実家にあるのである。

まだ立派に現役である。

昨夜も北京五輪のカーリング女子日本対米国の試合を録画しながら、追っかけ再生して観戦したところである。

つまり、テレヴィは実家に帰ったら(毎週帰る)観ているわけで、まったく観ていないわけではない。


2004年からしばらくの間、自室のテレヴィは「スポーツTV」と呼ばれていて、それはほぼ文字通り、スポーツしか映らないテレヴィという意味であった。

充分である。


カーリング以外に観た種目。

ちょうどバイアスロン女子24km(6km×4人)リレーを実況中継していた。

bi-athlonは二種競技のことであって「自転車+水泳」でもいいわけだが、五輪の冬季競技におけるバイアスロンは「クロスカントリースキー+射撃」のことを指す。

これを「戦争ごっこ」と言って悪ければ、「狩りごっこ」と言い直そう。

実際の狩りでは、雪山で獲物を追うのである。

狩人はライフルを背負い、スキーを履いて走る。

獲物を見つけたら止まって、撃つ。


しからば、狩りの習慣があり、かつ山岳を擁する国の選手たちが好成績を残せる道理である。

ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、チェコ、スウェーデン、ノルウェイといった国々が強い。

しかも、北京に送り込まれてきたのは美女ばかりである。

その名を記録できなかったが、イタリアチームの第二走者には、胸を射抜かれた。

ファウストを真似て言っておこう。

「時よ止まれ、君は美しい!」


■BLOG_912 IS OVER.

2022/02/15

ケイゾーの流儀

 


処分しようと思って古い本を整理していたら『イチローの流儀』が2冊出てきた。

2006年3月30日発行(初版)のハードカヴァと、2009年4月1日発行の文庫版である。

版元は新潮社、著者は小西慶三である。


私はハードカヴァを読んだ後、文庫版は買っていない。

これは、おそらく実家の本棚から勝手に持ち出してきたものに違いない。

しかし、読んでもいないのは、文庫版あとがきと解説が本日初見だったことから判った。


ケイゾー、というのは仲間内での彼の呼び名であるらしい。

いやいや、それが本名だから。

実は、彼とは古い知り合いである。

1971年の冬に、我が家は引越しをして、前年に開催された万博のコンパニオンの宿舎になっていた公団住宅の一室に入居したのである。

周囲の部屋には、まだ誰も入居しておらず、まるで冷蔵庫の中に住んだかのように寒かったことを憶えている。

少し遅れて、我が家の真下の部屋に引っ越してきたのが小西家だったのである。

ケイゾーは当時5歳だったはずである。

痩せっぽちで、眉を八の字に寄せ、神経質そうな男の子だった。

ちなみに、こちらはこの年に高校に進学を果たしたのである。


それ以前に、中学校では同級生の一部の物好きが集まって、アメリカンフットボールの真似事を校庭でしていた。

私はクラブ活動でフットボール(サッカーのことな)をしていたので加わることはなかったが、かなり興味を持ったことは確かである。

数年経ってアメリカンフットボールに人気が集まるようになり、テレヴィ放送でも、よく観戦をするようになった。

そしてついに、楕円球を買ってきて、我が弟とキャッチボールをするまでになってしまった。

団地の庭で、我々がアメリカンフットボールごっこをするのを、ケイゾーが見ていたらしい。ということを彼のお父上から、うかがったことがある。

どうやら、アメリカンフットボールがしたくなってKGに進学したふしがある。


やせっぽちで、虫網を持って近所を走っていたケイゾーは、チームの守備の要となり、主将にも選ばれた。

卒業して通信社に職を得て、フットボールではなくベイスボールの取材を担当することになったのは、彼が自分のMLB好き・知識豊富を就職試験の場でアピールしたからのようである。

これがそもそもケイゾーがイチローと関わることになる、発端である。


ケイゾーが取材先から原稿を通信社に送るのに苦労しているというのは、これまたお父さんから、うかがった話である。

現在ほど通信環境が整っておらず、原稿はノートPCで打てても、データを送るのはカプラを使って公衆電話から送っていたというのである。

『イチローの流儀』の文庫版解説で石田雄太氏が、ケイゾーは機械音痴でパソコンが苦手だと書いているが、カプラを扱うことの方がよっぽど難しいと思うのである。


■BLOG_911 IS OVER.

2022/02/14

Subscribe嫌い


食事をする時にテレヴィを見ながら、という人は多いだろう。

拙宅にはテレヴィがないので、そういうことにはならない。

NHKの集金人(実際に金を集めに来るわけではないが、便宜上こう呼ぶ)にそう言っても、いっこうに信じようとしないのだが、証明するために家の中に入れてやるのも業腹だ。

「受信機はないから帰って」と言い続けるしかないのである。


さて、食事をすることに専念しているのかというと、そうでもなくて、テレヴィの代わりにYouTubeを観ていることが多い(爆)

最近よく観るのがAGT(America's Got Talent)、BGT(Britain's Got Talent)すなわち米英のタレント発掘オウディションである。

プロかアマかを問わず、まだあまり世に知られていない人たちが、自分の芸を認めてもらおうと番組に応募してくるのである。

芸を披露する持ち時間は2分(たいがいはオウヴァするのだが)、YouTubeに出てくるのは好結果の例なので、おいしい部分だけをつまみ食いできるのが、ありがたい。

ちなみに、10分以上のヴィデオクリップには体力がついていけなくなってしまった。


YouTubeで、もう10年も追っかけているのが、Jimmy DiRestaである。

名前から察するところイタリア移民の子孫であろう、この人はDesigner, Builder, Makerである。

われわれの言葉でいえば「モノ作りの天才」。

手仕事でも、道具やマシンを使ってでも、見事なモノを作り上げる。

スピードも速い。

いや、それはヴィデオを早回ししているから、そう感じるだけかも知れん。


やっとSubscribeまでたどり着いた。

DiRestaのヴィデオを観ていると、必ず「Subscribeせよ」という表示が出てくる。

10年前には、これが鬱陶しくて。

「Subscribe=課金される」と思い込んでいたので、一切subscribeは、しなかった。

今に至るも、していない。

しなくても観られるから。


YouTuberからは、しつこくsubscribeせよ、と言ってくる。

「励みになりますので」という決まり文句は、おそらくYouTube(=Google)からの指導が入っているのだろう。

視聴者が増えるだけ広告料を稼げる道理であって、要は金目である(copyright by 石原)。

視聴者への課金はないのだが、YouTuberに金が入るのである。


今、subscribeを検討しているものがある。

AdobeのCC(Creative Cloud)である。

Adobeの主要製品はパッケージ販売をやめ、Cloud(空の上ぢゃなく、地上の建物内にあるサーヴァコンピュータだろ)にあるアプリをオンラインで使わせる方式に変わった。

こちらのsubscribe(名詞形はsubscription)は、確実に課金される。

Adobeにとっては太い商売になるが、今や日曜ユーザに落ちぶれた我が身には、いい迷惑である。

いい迷惑なんだが、今ヴォランティアでやっている広報の仕事に、新しいInDesignが使えれば重宝するのに……という訳である。

InDesighの単体プラン:2,728円/月(税込)。

うーん、悩ましい。

半額以下にならんかなあ。


■Blog_910 is over.

2022/02/12

マイiPhone SEレポート


電話を使わないので持っていてもしょうがないと思うのだが、ポケットに一つ入っていると非常に便利なので、iPhoneを所有している。

それはiPhone SEの、いわゆる「第一世代」で、iPhone 5と同じ筐体のモデルである。

スマートフォンが、まるで草鞋のように巨大化する前のタイプである。


iPhone 4が角のない筐体だったのに対し、iPhone 5では角の立った鋭利なデザインとなった。

知り合いが買ったので、早速手に取らせてもらったのだが、あまりの重量感に驚いたのを憶えている。


前述したように電話は使わないので、iPadであってもいいのだが、iPadがたとえminiであったとしても、ポケットに携帯するのは不可能である。

そこで、どこにいてもメイルチェックだけは行なえるようにと導入したのが、iPhone SEと通信専用の「格安SIM」であったわけだ。

現在は通信専用SIMを解約して、音声通話もできるSIMに換装してあるのだが、通話はまだ一度もしていない。

電話番号も実家の母だけにしか教えていない。


電話として使わないiPhoneを、どう使うのか。

カメラ?

否、レンズ(SEは単眼)が非力なので非常時(咄嗟に何かを記録したい時)以外使わない。

最近よく使うのは、宅配便の発送コード(QRコード)をコピーして、コンビニエンスストアや郵便局で送り状を発行すること。

宛名書き不要なので、すごく便利。


そして、ニューズウォッチ。

アプリを使ってYahoo! ニュースとツイッターをしょっちゅうチェックしている。

YouTubeを眺めてから寝につきます(悪い習慣)。


これまでiPhone純正のメールアプリを使ってきたが、メイルの到着(チェック)が遅いので、どうせGmailをチェックするのだから、とGmailアプリに変更した。

今のところ、iPhoneの通知音が使えないのだけが不満。

というより、どうやってGmailアプリオリジナルの通知音を鳴らしているのか?

■ 

2022/02/11

ポルシェ908


これまでに試したブログは数知れず。
……いいえ、数えられますとも。
アメーバにライブドアにエキサイトにシーサーにYahoo!にSportsnaviですから、都合六つです。
どのブログにも満足がいかずに、やがてやめてしまいましたが、
また気まぐれをおこして「Blogger」に書くことにしました。
タイトルは以前の『偏固(へんこ)通信』を改めて、『偏固ジャーナル』にしました。
今回はいつまで続くやら……


上記のように入力したのは2009年6月28日のことだった。
2022年現在、偏固ジャーナルもほとんどエントリーがない。
書くネタもあるし、その気もあるけれど、面倒くさい。
これに尽きる。
ブログの紙面ならぬ画面を、よく見せようと、画像を入れたりしようとするのが、いけない。
Bloggerが提供するエディタの使い勝手も快適とはいえないのである。
有名人が、始めたブログを放置してインスタグラムに移って行ってしまうのも、スマートフォンを使って手軽にエントリできるからなのでしょうね。

そうか、Bloggerもスマートフォンのアプリがあるんぢゃ?と思ってチェックしたら、あった。
さっそく使ってみたけれども(iPhoneで)、これもまた使いづらいものでした。
ネット上のレビュウでは、GoogleのアプリなのでiPhone版のアプリには力が入っていない、というようなコメントが見られた。
なるほど、そうか。

ともあれ、数えてみれば908回目。
908と書いて思い出されるのは、やっぱりポルシェ908か。
日本でだけヒットした映画『栄光のル・マン』で主演Steve McQueenが運転していたレースカーである。

908回は相当大きい数字だけれど、千回には満たないチュートハンパな数である。
とりあえず、1,000回を目指して、もうちょっと頑張ってみましょうか。

2022/02/07

固定費を見直そう

 

自分用のメモとして。


収入は超低空飛行で安定しているが、

安定しているが超低空飛行、と書いた方が正しいか。

とにかく、生活が苦しいことには違いない。

出ていくお金を、できる限り減らすことが大事である。


固定費を、常に見直し。

■電気代……関西電力から、いわゆる再生可能エネルギー系の新電力会社Lに乗り換えた。

それはもう何年か前のことで、電気代は確かに安くなった。

ところが、最近どうも電気代の支払いが増えているようなので、再び電力会社の見直しをすることにした。

その結果Lより安いと思われるSでんきに乗り換えることになった。

再生可能かどうかには構わず、決めた。

ちなみに、実家の電気も昨年転居した際にSでんきに変更したところだった。

■ガス……自由化されたとはいえ選択肢は少なく、電力会社が売るガスに興味はないので、そのままである。


次に、通信費。

■固定電話……だいぶん前にNTTから、でんきのブランドと同じSのおとくラインというのに乗り換えて、基本料金ベースで月200円の節約に成功したのだけれど、Yahoo! BBのインタネットサービス(ADSL)を有利な条件で申し込むのにNTT回線が必要だったので、戻したところ、直後にADSLが消滅することが判明した(T_T)

仕方なく、しばらくはスマートフォンだけでインタネット接続を行なうことになった。

■スマートフォン(無線の電話)……音声通話をしないので、iPhoneを使ってはいるが、電話というよりも超小型のコンピュータのようである。

ここでも節約のため、MVNOのいわゆる「格安SIM」を導入した。

Dモバイルという業者が用意してくれた「シェアコース」というプランを選択、月間8ギガバイトの容量を3枚の通信専用SIMで分け合うというものである。

料金は毎月2,000円とちょっと、という低水準である。

一枚目のnano SIMをiPhone SEに入れて(通信用SIMなので音声通話はできない)、

二枚目のmicro SIMをDモバイルから買ったルータAterm MR04LNに、

三枚目のnano SIMを母のiPad mini 2に導入して使うことにした。

母はメイルチェックぐらいにしか使わないので、実質的に一人で8ギガバイトを使えるのであって、当初はこれで充分間に合っていたのである。

■インタネット接続……やがて、ヴォランティアで引き受けている仕事でインタネットを使う頻度が増したので、やむなく新しいISPを頼むことになった。

現在住んでいるアパートがauの光回線に対応しているので、Sネットのひかり対応のプランに申し込んだ。

他で切り詰めている費用を、こちらに注ぎ込んだ感じではある。

■ふたたびスマートフォン……Dモバイルが事業をRモバイルに売り渡し、通信専用SIMのシェアコースが消滅することが判った(T_T)

しかも、DからRへの契約移行はできなくて、Dモバイルをいったん解約してRモバイルとの新規契約をしなければならないということであった。

新規契約をするのであれば、例えばUモバイルもYモバイルも選択肢に含まれるわけである。

さまざまに検討の末(UもYもプランが分かりにくい!)、Dモバイルの3枚のSIMを解約して、Rモバイルの「無制限」と称するシンプルプランに2回線分申し込んだ。

RモバイルでAterm MR05LNを新規購入して1枚目のSIMを導入、これを実家の母に(iPad miniをWi-Fi機として)使ってもらうことにした。

仮に、母の使用量が月に1GB未満であれば、料金は0となる。

SIMは通信専用ではないので、わがiPhone SEはやっと電話のできるスマートフォンを名乗ることができるようになった。

ちなみに、従来のルータAterm MR04LNは退役し、ネットオークションでめでたく落札されました。

■ふたたび固定電話……Sのおとくラインから、無駄にNTTに変えてしまったのを、再びSに戻そうかと考え始めた。

月に200円、年間2400円の再節約である。

その時ひらめいたのが「ひかり電話が使えるんぢゃ?」

おのれはインタネットをひかり回線で使っているのであろう、しからばひかり電話も使えるのではないのか、ということである。

調べたら、もちろん使えた。

しかも月550円!である。

おとくラインに戻すまでもない。

NTTの解約手続きもやってくれるそうなので、即行で申し込んだ。

一週間ほどして、それまで使っていた電話が通話不能になった。

それを合図にして、電話機を壁のローゼット(NTT)からSネットのルータ(auひかり;機械はAtermのホームゲイトウェイ)につなぎ替えた。


以上、各々乗り換え手続きは超面倒臭いけれど、やってみるだけの価値はある。