2022/12/05

緑のユニフォーム

セネガルがワールドカップの16強に上がってきた。フランスの植民地だったこともある関係で、ヨーロッパリーグに稼ぎに出ている有能な選手が多くいる。アフリカからベスト16に入ったのは他にモロッコだけである。

セネガルの国旗を見れば(左から)緑・黄・赤の、またしても同じ配色の三色旗であって、中央には緑色の星がレイアウトされているのである。代表チームの第一ユニフォームは、シャツ・パンツ・ストッキングとも白。第二ユニフォームはリュウイーソウ(緑一色)。チームは「テランガのライオン」と呼ばれる(Wikipediaより)。そのライオンが、三匹のライオン(イングランド代表チームの愛称。エンブレムの模様から、そう呼ばれる)と一回戦で戦った。

イングランドが白い第一ユニフォームを着用するため、セネガルは緑一色のユニフォームを着用したが、ディスプレイの画面で観戦する者にとって都合の悪いことに、緑のフィールド上の緑のユニフォームは「保護色」となって、甚だ見えにくい。ためしに白黒モードにしてみたら……透明人間がボールを蹴っている!

ちなみに、アフリカのナイジェリア代表チームの第二ユニフォームも緑一色で、(左から)緑・白・緑[星はない!]の縦縞の同国旗の色を採用している。チームの愛称は「スーパーイーグルス」。また中東(FIFAのカテゴリではアジアに入る)のサウジアラビアの国旗は、緑一色の地に白い文字がレイアウトされていて、この色が代表チームの第二ユニフォーム(緑一色)に反映されている。チームの愛称は「グリーンファルコンズ」。ナイジェリアの鷲に対して、こちらは隼である。スーパーイーグルスとグリーンファルコンズが第二ユニフォーム同士で対決することは絶対にあり得ないが……どう映るのか、観てみたい。


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