2019/12/29
ジュンク堂書店難波店
難波千日前の、なんばグランド花月[NGK]の斜(はす)向かいにあったジュンク堂書店が移転してから久しい。
ロケーション・店舗規模・店内レイアウトすべて良し、の書店だった。
聞いたところによれば、ビルの所有者との賃貸契約更新交渉で折り合いがつかず、明け渡したということであるが、後には「ドン.キホーテ」が入居した。
何はなくとも、書店がここ難波にないのは不便で、寂しい。
実は、ジュンク堂書店難波店は難波千日前から撤退した後、湊町に移転したのである。
湊町も広い意味では難波である、と言えないこともない。
であるが、髙島屋百貨店を基準に考えると湊町は、かなり遠い。
12月のある日、修理に出していたRX100を引き取りに、難波に行った。
その後、別の用事(ドローンの講習会)で住之江公園に移動するまでの空き時間を使って、ジュンク堂の新・難波店に行った。
場所が、分かりにくい。
何度もビルの前を通り過ぎて、時間を無駄にしてしまった。
当日買ったのは、この二冊。
『HTML5&CSS3 デザインレシピ集』/狩野佑東著/技術評論社/3,025円
『本の雑誌』2020年1月号/897円
HTMLがこれほど(5まで)進んでいるとは知らなかった。
自分の知識は1.0どまりだ。
ちなみに、小説本がこの値段なら躊躇するけれど、技術関係の本は簡単に買えてしまう。
『本の雑誌』は、三角窓口に拙稿が採用されている。
編集部がつけてくれた二段抜きの見出しは、
「上巻を買った人がなぜ下巻を買わないのか!?」
である。
2019/12/28
LeicaとZeiss[メモ]
カメラレンズのマウント方向(およびリングの回転方向)が正反対、という話の補遺。
1840年代後半のドイツに、ともに顕微鏡の製造からスタートした、後のライカ[Leica]とツァイス[Zeiss]という二大ライヴァルメイカーの萌芽がみられる。
LeicaはLeitz(ライツ:人名)のカメラという意味合いからして、カメラのメイカーだという姿勢を強く打ち出しているのに対して、Zeiss(これも人名)はレンズ専業という印象が強い。
それは現在の話で、かつてZeissにもZeiss Ikon(ツァイス・イコン)というカメラブランドが存在した。
Webで調べたことの受け売りだが、日本光学がカメラを製造する際にZeissを目指し、精機光学研究所(後のキヤノン[Canon])はLeicaを手本とした、ということである。
ZeissのカメラとLeicaとは、レンズのピントおよび距離リングの回転方向が異なっていたために、それぞれを手本としたNikonとCanonでも逆転が起きたのである。
ちなみに、日本光学(現ニコン)のブランドであるNikonも、ZeissのIkonに通じるものがある。
Leica、Canonと同方向に回転するレンズを採用しているカメラは、他にはオリンパス[Olympus]、シグマ[Sigma]ぐらいで、実は少数派である。
2019/12/26
PENTAXを忘れてた
またカメラの話だ。
デジタルカメラ3台
・一眼レフ(Nikon D60)
・コンパクト(SONY DSC-RX100)
・スマートフォン(iPhone SE)
を所有している。
もう使わなくなって押入れにしまってあるフィルムカメラ(Nikon EM)も1台ある。
EMは、かの有名なジウジアーロの手になるデザインである。
近ごろは、RX100を首から袈裟がけにして携帯し、撮影をしている。
小型だが高性能で、これ一台で満足している。
それにもかかわらず大規模電器店の売り場を、しばしば素見すのは、カメラが好きだからだろう。
すきあらば、ぢゃなかった金があったら、必要もないのに買ってしまうかもしれない。
カメラの「命」はレンズである、と思っている。
その意味において、レンズのメイカーから写真機のメイカーに進化した企業の製品を支持する。
国産ならNikon(日本光学)、PENTAX(旭光学)といった「光学」と名のつくメイカーのカメラが、これにあたる。
実は、今まで使った中で最も写りのよかったのはPENTAXの、所謂「バカチョン」カメラだった。
やはり、レンズがよかったのである。
一眼レフの交換レンズには、各社独自のマウントシステムが設定されていて、互換性がない。
一社の中でも、例えばNikonの有名なFマウントと、新しいZマウントは互換性がないので、マウントアダプタを介して装着できるようにしているのである。
Nikonのカメラボディにレンズを装着する場合、右利きの人であれば、左手でボディを保持して、右手でレンズをマウント部に嵌め込み、反時計回りで固定する。
Canonの場合は、これを時計回りで行なうのである。
そればかりではなく、レンズの距離リング・絞りリングの回転も逆方向に行なう。
すなわち、Nikonであれば、カメラボディに対して反時計回りに距離を伸ばしていく[あるいはフォーカスを絞っていく]のだが、Canonでは正反対となる。
カメラマンの使い勝手の点においても、機種の乗り換えは簡単にいかないことが、想像できる。
ちなみに、PENTAXはNikonと同じ回転方向を採用している。
PENTAXは、光学機器およびガラスのメイカーであるHOYAに買収・子会社化された後、現在はリコーイメージング株式会社の製品ブランドとしてのみ、名を残している。
「PENTAX」の名を冠した現行機種が、存在するのである。
デザインがクラシカルなのが、うれしい。
いや、買わへんけどね……
2019/12/07
グランメゾン東京
連続ドラマを観ないようにしている。
ワンクール追いかけなければならないのが面倒で、そんなことをしている暇があったら、翻訳ミステリを読む時間にあてたい。
ちなみに、昔は放映されるドラマの初回を全部チェックして、面白そうなものだけを続けて観ていたが……。
『グランメゾン東京』(TBS系)を観る気はなかったのに、中村アンが出演すると知って、第2回から観始めた(その回に彼女の出演シーンはなかった!)。
三つ星を目指すフレンチレストランの話なので、興味の範囲外。
であるが、アン観たさに惰性で観続けているのである。
舞台となるレストランの名が「グランメゾン東京」という。
主役のオウナーシェフを演じるのが、鈴木京香。
そのスーシェフ役に木村拓哉。
メートルドテル役に沢村一樹を配している。
毎度のことであるが、木村がドラマの中で使用する大小の道具に注目が集まり、世間では同じものを買い求める人が多いようである。
道具のメイカーも、そのことを承知していて、ドラマの中で使用されるように「タイアップ」を申し出るわけである。
『グランメゾン東京』でいえば、まずはオウナーシェフのスバル。
スーシェフの木村は助手席に座らされている。
フォレスターというスポーツ用多目的車(SUV)で、きれいな淡いブルーの車体が人気を呼びそうである(車両価格は約300万円)。
ファッション小物では、木村がかけているRay-Banのウェイファーラーという眼鏡。
定番商品だが、木村拓哉効果で、さらに売れる可能性がある(価格は1万〜2万円ぐらい)。
今回木村が演じる役柄は、パリから落ちのびてきた料理人という設定なので、衣装は古着ばかり(コックコートを除く)である。
くたびれた感じの革のジャケットが目にとまったので調べてみると、ラルフ・ローレンのカーコートだと判った。
これは欲しい、と思って値段を見たら……28万円。
絶対無理。
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