『ブランデンブルク協奏曲』(Karl Richter指揮、Munich Bach Orchestra演奏)を大音量でかけながら、2012年最終ジャーナル。
数えてみれば、今年100回目のエントリーだ。
『孤独のグルメSeason 2』(テレビ東京系)の放送が終了した。
グルメは卑しいと常づね思っている自分が、唯一観ていた番組である。
経済ニュース番組の『ワールドビジネスサテライト』の後に流れ出すのを偶然観たのが始まり。
ドラマ仕立ての本作は、扶桑社の週刊誌『SPA!』に不定期連載されている漫画(久住昌之原作、谷口ジロー作画)が基になっているらしい。
輸入雑貨商を個人で営む井之頭五郎(いのがしら・ごろう)が営業に出て、ぶらりと入った店で空腹を満たす経緯を淡々と画面に映す。
五郎を演じるのは松重豊(まつしげ・ゆたか)。
彼は無口だが「心の声」を画面にヴォイス・オーヴァーしていくという手法だ。
肩の凝らないお店、気取りのない料理、ノンアルコール(たいていランチだし、五郎は下戸)。
五郎の食べっぷりは見事だが、猥褻感がない。
アメリカのNewsweek誌が印刷をやめてデジタル版のみの発行に移行することが発表された。
思い切ったな。
実は自分も、何年も前から年賀状を送るのをやめたいと思っていながら踏み切れずにいたので、便乗させてもらうことにした。
紙に印刷する年賀状は2013年版が最後となる。
ただし、Eメイルやウェブに疎いと思われる方がた(主に年長の親戚)のためには少量印刷する予定。
あっ、一枚ずつ手描きすればいいのか。
「人の心が、年の初めに届く国。」
という日本郵便のキャッチコピーは美しいが、年賀状は完全に虚礼と化してしまった。
初期案。この後Newsweek誌の発表を知る |
年賀状デザインのモチーフは、今年虜になっていた8列のドットマトリクスだ。
LED球を8列×8行並べて電子バナーを作ろうとしていたのは、もうずいぶん前のことだ。
その電子バナーは完成したのだが、日の目を見ることはなかった。
450×450ミリのサイズに5ミリφのLED球を64個仕込んだものの光量が足りず、暗い場所でしか力を発揮できないことがわかった。
すぐに改良版に着手したが、作業はその後中断したままになっている。