2015/12/31

去る年


12月は一回のエントリーもなく過ごすところだった。
他にいろいろやりたいことがあって、書く暇がなかった。


▼こんなこと(A)とか、

















































▼こんなこと(B)とか。

































AもBも、LEDを使った「電子工作」で、もともとは自分がArduino(アルデュイーノ)という、マイコンを開発するボードに興味をもったことに始まる。


Arduinoとは、▼こんな姿をしている。



















イタリアの製品。
Duemilanove(デュエミラノーヴェ)は2009という意味で、製作年を示している。
逆さになったATMEGA328というマイコンチップにプログラムを書き込み、いろいろな働きができるようにする。
さまざまな関連ブログを読むうちに、マトリクス形状に並べられたLEDを使ってグラフィックを表示している人の記事を見つけた。
そういうことができるなら、スタジアムに持ち込んで応援のメッセージを表示することもできる、と思いついた。


紆余曲折あって、でき上がったのが作品Aである。
30センチ角の木枠を作って、その中にLEDを8×8のマトリクスに並べたものである。
プログラムは、他人が書いたものをアレンジして用いている。
A以前に、45センチ角のものを作ったのだが、Arduinoをボードごと装着したり、LEDの光量が不足したりといった不都合があって、成功には至っていない。
安くて明るいLEDが手に入ってできたAは、日中の試合でも使用に耐えるだろう、たぶん。


作品BはPOV(Persistent Of Vision)、つまり残像を表示する装置である。
8個のLEDを一列に並べて配置し、点滅させながら移動すると、空中にグラフィックが浮き上がって見える、という仕掛け。
これもB以前にはプロトタイプを作って、Arduinoのボードごと空中で振ると、見事に文字が「印刷」された。
プロトタイプを基に、小型化を図ったのがBである。
M製菓のロングセラー商品「チョコベビー」の容器にLED表示部、制御部、電源部をすべてしまい込んでしまおうという、無謀な企画。


年賀状づくりも、ここ何年も母のものと二人分なので、忙しい。
しかし今年は段取りよくいって、クリスマスには発送までを終えられた。




























とまあ、こんな感じで2015年はいんでしまうのであった……