かねてより制作を進めてきた『寮母日記』が完成した(写真)。
私の母がかつて某スポーツ用品メーカーの寮母をしていた時のことを日記風に綴ったエッセイである。
『寮母日記』には、ベースとなる原稿がすでに存在した。
母の友人が世話人を務めていた『個羊(こひつじ)通信』に毎月連載されていたものである。
それを今回デジタル化したわけである。
文字はテキストエディターで入力し、InDesignでページレイアウトを行った。
見本組も数種作ってプレゼンし、著者の希望により文庫本の体裁をとることになった。
PCやスマートフォンで読むことを想定し、柱とノンブルを左右のセンターに配置した。
これをPDFに書き出してウェブサイト(下記)にアップロードする。
装幀も、息子の手になるものである。
スミ一色のイラストは「パンとペン」と名付けた。
両方とも母の使っていたツールである。
同じイラストをあしらった専用のしおりも、色とりどりのケント紙を使って自作した。