2011/04/21

済州ユナイテッドのこと

試合前練習















 AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第4節。
ガンバ大阪対済州ユナイテッド(韓国Kリーグ)戦を万博記念競技場で観る。
勝ち点計算を怠っていたことを、同伴のピュアさんから鋭く指摘される。
2点以上の差をつけて勝てば、済州(チェジュ)ユナイテッドを抜いてグループEの2位に上がれるはずだ。

3-1でガンバ大阪が勝った。
アドリアーノの見事なシュートで2点先行。
その後1点入れ返したSin Young Rok(シンヨンロク)もいい選手だ。
どうしても追加したい1点を武井が蹴り込んだ。

強く蹴ったシュートがゴールインした時の感覚について。
それはオーガズムに似ているが、もっと強い。
これを味わいたい人はフットボールをすべし。

試合後、済州ユナイテッドのイレヴンはガンバ大阪のサポーターがひしめくクルヴァの目前のフィールドに立ち、深々と頭を下げて挨拶した。
このような光景を目にしたのは初めてだ。
感動したサポーターたちはスタンディングオーヴェイションでこれに応えた。

もう一つ済州ユナイテッドについての特筆点は、ゴールキーパーのパンツとストッキングがフィールドプレイヤーと同じ物だったこと。
昔、フットボールのプレイヤーは11人が同じシャツ、パンツ、ストッキングを着けていた。
文字通りのユニフォームだ。
その中の一人がゴールキーパーを任される。
他のプレイヤーと区別するために、シャツだけを違う物に着替えていたわけだ。
あるいは当時からビブ(よだれかけの意)を上から着けていたのかもしれない。
つまり言いたいのは、済州ユナイテッドは義があって、本格を愛するチームだということだ。



Curva Nord(北のゴール裏)からの風景

2011/04/18

ファイト新聞

母がよくぼやいている。
「お金払って、なんでこんなろくでもない記事ばっかりの新聞、買わなあかんの」
同感である。
案外、これが新聞が売れなくなっている理由かもしれない。

気仙沼小学校内の『ファイト新聞社』の理念は「明るい記事が絶対条件」である。
▼そのことを伝える毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/m20110418k0000e040053000c.html
まれに見るいい記事だ。
 

2011/04/16

津波のような侘しさに

マイミクのピュアさんは震災からの復興に企業家として尽力している。
被災地廻りをしている彼からメイルが届いた。
阪神淡路大震災の被災者だったピュアさんから見ても、この地震と津波の複合被害は想像を絶するものだったようだ。

彼から送られてきた画像の一つ(気仙沼にて撮影)。

見渡すかぎりの惨状















この後ピュアさんは海沿いに南下して、気仙沼と南三陸の間の本吉町辺りでも撮影している。
気仙沼線と思われる高架鉄道の上には、建物の屋根が打ち上げられているのが見える。
線路の周辺に存在したであろうものは、すっかり流されてしまっている。

分断された高架鉄道。建物の屋根部分が打ち上げられている















被害はあまりにも大きく、一朝一夕で復興は成らない。
上を向いて歩こう、一歩ずつ前に進もう。

2011/04/13

幸せは空の上に

東日本大震災の被災地のことが気になる毎日だ。
ドイツ人の従兄Gert(ゲルト)からFacebook経由で以下のようなメッセージが届いた。
 ▼
 Hope things will get better soon in Japan.
 Be sure, we will watch the situation.
 Best regards
 Gert

ドイツから我々を見守ってくれている。
私自身は経済的弱者(失業中で貧困)なので、できることは少ない。
金銭的支援、物的支援以外で何かできることはないか。
被災地の人たちを応援する歌を歌おうと思いつく。
過日放送された『FNS音楽特別番組・上を向いて歩こう〜うたでひとつになろう日本〜』やSUNTORYのTV-CMの二番煎じだ。

阪神淡路大震災の際、インタビュワーの「がんばってください」の言葉に対して「お前らががんばれ」と答えた被災者がいた。
これは関西流のギャグではなく、その人の本音だったのだと思う。
だから「がんばろう日本」というスローガンは、日本全体に対してのものならばOKだが、被災者に対して安易に「がんばれ」「元気出せ」と言うことは、かえって精神的負担をかけることになる。
そこで、応援する歌とはいうものの、心癒される優しいメロディの『上を向いて歩こう』を歌いたいわけだ。
歌声が直接届かなくても、応援する心が伝わることを信じて歌いたい。
このことを、地元のフットボールクラブとそのクルヴァ宛にメイルを送って提案した。

職業訓練を自主休講にして、MTBで箕面へ走る。
銀行その一にて未払いの健康保険料を処理、その後で通帳記入。
ついに借り越しになってしまった。
銀行その二にて通帳記入。
ここも底をついている。
銀行その三にて通帳記入。
ここは基金訓練を受ける際に借金口座を開いた労働金庫で、現在は返済のみに使用している。
毎月少額を返し続けている。
銀行その四にて通帳記入。
ゆうちょ銀行の口座に、アルバイトの給料はまだ入って来ない。

以前一度観ている『ザ・ホワイトハウス2』(原題:The West Wing、NBC制作、2000-2001年)をまた観ている。
第4話「ブロンドのライバル」(原題:In This White House)で、民主党政府に雇われようとしている女性共和党員の台詞。
友人の男性が、ホワイトハウスの役人たちは馬鹿ばっかりだと批判するのに対して、実際にホワイトハウスでスタッフたちの仕事ぶりを目のあたりにしたばかりの彼女は以下のように答える。
 ▼
 たしかに高飛車で、独善的よ。
 政策へのアプローチを見てると、髪をかきむしりたくなるし、
 高い税金が大好きで、国民から搾り取るし、
 銃がきらいで、取り上げたいと思ってる。
 でも、馬鹿呼ばわりしないで、少なくとも私の前では。
 あたしが会った人たちは、国を動かす資格を充分持ってるし、
 すごく良心的で、義務感に燃えてるし、正義感も強い。
 国を愛してるの。

フィクションであるが故の、感動的な話だった。
日本にこのような優れた(政治)ドラマが存在しないのが残念だ。