2010/12/28

プチ忘年会

総勢6名のこぢんまりとした会合があった。
豊中から阪急の急行列車に乗って梅田へ。
マンション管理業務主任者資格の模擬試験以来、およそ6週間ぶりだ。
その間もそれ以前もまったく知らなかったのだが、阪急百貨店の改装と並行して、富国生命ビルも建て替えを行なったようだ。

よくモデルガンを眺めていた「ヤマモト」はどうなったか、その向かいのメンズショップ「ナカガワ」はまだあるのか。
待ち合わせの時間まで2時間半あるので、ホワイティ地下街の通りからビルに入って探ってみる。
ビルの入り口にあったフロアガイドをチェック。
ヤマモトもナカガワもなくなっているのがちょっとさびしい。
紅茶専門の喫茶店「カンテ・グランデ」が新たに出店している。
時間調整には最適、と入店。
「大きなカップのミルクティ」(550円)と「ゴータマ・ショコラ」(450円)を注文。
ゴータマ・ショコラとは、チョコレートケーキのことだ。

一服しながら『核心』(パトリシア・コーンウェル著/講談社文庫)を読んでいると、二つ隣のテーブルに大きなマスクをかけたベロキラプトルが、連れの男とやって来た。
顔を隠しているのに、一目見てトータス松本とわかる。
彼はデビューする前に中津のカンテ・グランデ本店でアルバイトをしていたのだ。
ウルフルズの『大阪ストラット』(大瀧詠一作詞・作曲)では、カンテのことも歌われている。
じろじろ見るのも失礼だし、サインをもらう趣味もないし、握手してくださいとも言えず、茶を飲み終わって黙って店を出た。

梅田新道にある『ウエムラサイクルパーツ』へ行く。
買いたいものがたくさんあって、我慢するのが大変。
しかし、携帯型のポンプを買ってしまう。
まだ時間があるので、地上伝いに富国生命ビルまで引き返し、さらに道を渡って阪急の『メンズ館』に入る。
ネクタイをチェック、買いたくなったものなし。
手袋をチェック、買いたくなったものなし。
帽子の専門店が新しくできている。
ツイードのハンチングキャップをずっと求めているのだが、この店にも望みの品はなし。
よかった、散財せずにすんで。

待ちをきった(待ち合わせた)のは曽根崎警察署前。
合流して太融寺近くのお好み焼き屋に入る。
メンバーは以前在籍していた会社のフットボール部のチームメイトだ。
合宿で同じ釜の飯を食った、気のおけない仲間。
体調を崩してしばらく会えずにいた間、心配をしてくれて、何度もEメイルで具合をたずねてくれた。
この人たちとまたボールを蹴りたい。
そう約して別れた。
どうぞ皆がよい年を迎えられますように。
 

2010/12/24

BicycleをRecycle

製作途上。ワイヤー類もチェーンも張られていない状態














クランクを別物に交換。あとはチェーンを張るだけ














完成したでごわす














同じ配達エリアを担当するアルバイト仲間のNも失業者だ。
自転車が必要だが新調する余裕はないと言う。
我が家には処分待ちの自転車部品が山ほどあるので、それらを集めて一台組み立てて、彼に超廉価で売ることにした。

4台の自転車から取り外した部品が見事に合体できるのは、それらが一定の規格に沿ったものだからだ。
例えばハンドルバーのパイプの直径は22.2mmで、そこに取り付けるシフトやブレーキレバーのクランプの内径は22.2mmになっている。
寄せ集めの部品の中に不足したものはハンドルバーを固定するステム。
これはネットオークションで求めた。
沖縄の人が出品していた19年前のステムを落札した。
298円から始まって、入札したのはたったの一人。
定形外郵便料金390円を加えて688円の出費となった。
グリップのみ、中古ではなく未使用の在庫品を使用した。

フレームにホイールを取り付けるところから始めて、その他の部品も一つずつ確実に組み上げていく。
このあたりの作業がプラモデル感覚で楽しい。
プラモデルを組み立た後は飾っておくしかないが、自転車は実際に乗って走ることができる。
そこがいいのである。
 

2010/12/17

マックイーンな気分

毎朝この棚に満杯の郵便物が毎夕空っぽになる















「好きだったのよあなた 胸の奥でずっと」
というサビの部分が好きな歌がある。
その作者を、今日まで知らずにいた。
歌の題名すら覚えていないのだが、荒井由実作詞・作曲の「まちぶせ」と知る。
さもありなん。

ガソリンを燃やして走る車は持つまいと心に誓った身だが、ここのところ毎日バイクを運転して大気を汚染している。
郵便局に午前9時出勤。
担当エリアの郵便物を配達順に並べ、住所と居住者が合致しているかの確認を行う。
それらの郵便物は、あらかじめOCRに2回読ませて並べてあるのだが、精度は100%をかなり下回る。
最終的には人間の目で判断しなければならないわけだ。
配達順に並べることを「道組み」と呼ぶ。
道組みが完成した郵便物は、定形と定形外に分けてプラスチック製の大きなかごに詰め込んでいく。
そのかごをキャリーカートに載せ、エレベータで地下駐車場に運び下ろす。
HONDA製の赤いカブのリアキャリアにはかごと同じ大きさの箱が取り付けられている。
その箱に、かごから郵便物を移し替える。
かごに入れたのとは逆順に箱に入れると、最初に配達するものが箱の上部にくる。
ここでしくじると、配達先で箱の中を再整理しなければならなくなる。

まずは定形外から郵便受けに投入していく。
大きすぎて郵便受けに入らないものはよけておく。
続けて定形の郵便物を投入する。
間違った場所に投入してしまう危険性は高く、これは「誤配」と呼ばれるが、人間が作業するかぎり絶対に撲滅できない。
非常に問題視されるが、たんに謝罪してすませるしかない。

よけておいた大きな郵便物は、玄関ドアまで配達する。
ベルは二度鳴らす。
運よく在宅の場合は手渡して帰ることができるが、不在の場合は客用の再配達依頼書を書き、玄関に投入する。

これを繰り返しながらバイクで移動する。
郵便物を満載したバイクはたいへん重く、バランスをとって走るのに苦労する。
「立ちごけ」を二度した。
止まった状態からバランスを崩し、その場で横倒しとなってしまうのだが、これを起こすのにはスーパーマン級の力が必要だ。
3週間やって、やっと慣れてきた。
どんどん配達するとバイクもどんどん軽くなり、帰り道では我が誓いをすっかり忘れて爆走しているのだが、このとき気分はマックイーンなのである。
 

2010/12/06

Mission completed

マイミクの数が減っていることに気付いた。
本の雑誌社・杉江氏。
予告なしにフェイドアウトできるmixiの仕様は、無礼だ。

日曜日、マンション管理業務主任者試験を受ける。
寝屋川の電気通信大学まで、モノレイルと京阪電車を乗り継いで行く。
きっと寒かろうと思い、膝掛けや座布団を持参した。
受験会場が寒かったのは昔の話。
汗をかくほど暑かった。

感触はよかった。
全国公開模試の結果も芳しくなく、その後の自己チェックも同様だったので、諦めのムードだったのだが、少し望みが出た。
ただし、昔から、感触はよかったのに成績はよくないということが多かった……
たんなる思い込みかも知れん。

とりあえずミッションが終了し、肩の荷を下ろす。
帰途は淀屋橋まで京阪電車に乗り、地下鉄に乗り換えて心斎橋へ。
とあるメンズブティックにてネクタイを1本注文。
この店は『本町』駅から歩いた方が近いのだが、心斎橋にあると主張したいらしい。
そういう訳で、帰りは『本町』駅まで御堂筋沿いを歩く。
駅上のエクセルシオール・カフェで休憩。
空腹だったので、照り焼きチキンサンドイッチをとり、熱いロイヤルミルクティを注文する。
確かに照り焼きと表示してあったが、実際はスモークト・チキンだった。
ま、この方が好きだけど。

再び地下鉄に乗って終点の千里中央へ。
思いついて、箕面のマーケットパーク・ヴィソラまでバスに乗る。
Right-onでウールのセーターを1枚購入。
紺色の丸首で、何の変哲もない。
本当は大好きなアーガイルチェックを買いたかったが似合わず断念。
SPORTS DEPOを素見す。
自転車売り場でシフトケーブルのアウターキャップを見つけて購入。
意外なところに意外なものがある。
ふたば書房にて『もしドラ』を購入。

箕面から自宅まで徒歩で帰還。
次の日からまた郵便配達をする。
 

2010/11/21

【J特】不可能になった

ガンバ大阪、埼玉で浦和に勝つ。
浦和には強い。
しかし、ガンバ大阪は優勝の可能性を残すどころか、名古屋が先に優勝してしまった。
おめでとう>名古屋

MVPはストイコビッチ監督がべた褒めした田中マルクス闘莉王だろう。
一方、闘莉王が抜けていなくなった浦和は、ポンテ放出、フィンケ監督退任(契約期間満了)で瓦解状態だ。
噂の通り、ロシアから松井大輔を呼び寄せるのか。
postman(次の監督)は、いったい誰か。
柱谷GMの構想は、いかに。

アジア競技大会の女子足球(フットボール)準決勝戦をTVで観る。
延長戦をした結果、日本が1-0で中国に勝った。
ベンチからの女声の応援が非常に姦しい。
準決勝のもう一試合は南北朝鮮の対決で、北朝鮮が勝った。
決勝戦は日本対北朝鮮、因縁の対決。

Jリーグ1部第31節、京都サンガ対大宮アルディージャ戦をTVで観る。
放送したのはKBS。
遠慮のないサンガ贔屓の実況中継だ。
試合結果は0-2。
京都は負けが徹底している。
チームが弱いのは強いリーダーがいなかったせいだと秋田監督が言ったそうだ。
名古屋とは、そこが違う。
 

郵便配達は二度ベルを鳴らす

久しぶりに仕事にありついた。
といってもそれはアルバイトの郵便配達だ。
しかも年末だけの短期なので、学生が冬休みに小遣いかせぎをするようなものだ。
時給930円。
焼け石に水だが、ないよりはましか。

というわけで「郵便配達は二度……」となる(笑)
これはアメリカの作家James M. Cainの、あまりにも有名な小説のタイトルだ。
原題も「The Postman Always Rings Twice」だが、本作に郵便配達は登場しない。
これもまた有名な話だ。
postmanを「後釜(あとがま)」と解する説が有力だ。
あとがまの男は玄関の呼び鈴をいつも二度鳴らすので彼が来たと判る、といった意味か。

アルバイトのことに話は戻る。
郵便会社の内部は犯罪の温床なので、短期のアルバイトといえども厳しい研修を受ける。
アルバイトに採用するから印鑑と運転免許証を持って早速明日から来いと電話連絡を受け、行ってみれば狭い部屋に15人ほど押し込まれて、いきなりの受講だった。
その後、配達用バイクの乗車テスト。
街をうるさく走っている、あの赤いカブだ。
クラッチはついていないが、ペダルを踏んで変速するタイプのバイクだ。
かれこれ40年は運転したことがない。
しかも郵便事業のための特製バイクは、非常に重い。
週が明けたら先輩社員の後について走る。
どうぞ、赤いカブを撃つな。
 

2010/11/18

【天皇杯】ガンバ大阪ベスト8

天皇杯全日本サッカー選手権大会は、Jリーグとは関係がない。
Jリーグのチームも参加できるオープンの大会だ。

リーグで厳しい優勝争いをしているさなかの11月17日水曜日に、4回戦の全8試合が行われた。
その結果、ベスト8に残ったチームは以下の通り。
・鹿島アントラーズ
・名古屋グランパスエイト
・アビスパ福岡
・FC東京
・モンテディオ山形
・清水エスパルス
◎ガンバ大阪
・浦和レッドダイヤモンズ
アビスパ福岡はJリーグ2部で現在3位のチーム、それ以外はJ1だ。
大会初の三連覇を目指しているガンバ大阪にとって、いずれも劣らぬ強敵だ。

イタリア・セリエA第11節、Cesena対Lazio戦の録画を観る。
1-0。
なんとリーグ19位のチームが首位のチームを負かした。
カルチョ(フットボール)では、どんなことが起こってもおかしくない。

本日55歳になった。
昔なら定年退職していた年齢だが、まだこれから就職しようとしている。
 

2010/11/16

『本の雑誌』落日

最近『本の雑誌』は立ち読みですませている。
読むところは少ない。
編集後記と「今月のお話」と北上次郎(実は目黒考二)のガイドぐらいだ。
12月号を限りに椎名誠が編集長を降りることを知る。
といってもすでに実質的編集長は発行人でもある浜本茂だったのだが、椎名の名前がついに消えるということだ。
目黒・椎名体制の『本の雑誌』が懐かしい。

録画してあった映画『夢千代日記』(浦山桐郎作品、1985年)を観る。
温泉芸者の夢千代を吉永小百合が演じるという以外、少しの予備知識もなかったが、これは芸者版『愛と死をみつめて』だ。
吉永小百合が原爆詩の朗読を始めたことのきっかけになったのかもしれない。

これもまた録画してあったJリーグ1部の第30節、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦を観る。
1-2で川崎が逆転負け。
結果を知っていてもなお、試合の経過を観ることが楽しい。
フットボールの試合は90分間連続するストーリーだ。

イングランド・プレミアリーグ第12節、Manchester City対Manchester United戦の録画を観る。
0-0。
点が入らなくても、まあ楽しい。
特にプレミアリーグは、選手の動き、ボールの動きがダイナミックなのがいい。

インフルエンザの予防接種を受ける。
毎年受けるようにしているのだが、前シーズンはワクチン供給不足のために受けられなかった。
今シーズンは新型1種と季節性2種を合わせた「三価ワクチン」を注射される。
すぐに関節が痛みだし、寒気がして、プチ・インフルエンザ状態になった。
このワクチン、元気よ過ぎるんとちゃう?
 

【J特】優勝の可能性

しつこいけれど、J1で優勝するチームの可能性を考える。
4位のセレッソ大阪以下は、すでに可能性なし。
3位のガンバ大阪以上のどこかが優勝できる(第30節終了時点)。

ガンバ大阪はもちろん残り4試合をすべて勝たなくてはならない。
その可能性は確率にすれば二分の一の4乗だ。
ガンバがすべて勝っても、2位の鹿島アントラーズが4試合すべてに勝つと、ガンバは鹿島を上回れない。
鹿島の勝ちが3にとどまる確率も二分の一の4乗と考える。
首位の名古屋が1勝もできない可能性も同様と考えると、ガンバ大阪が逆転優勝をする確率は……4,096分の一。
おいおい、ほんまか。

一方、名古屋グランパスエイトは。
第31節で勝てば、優勝する可能性(確率)が50%もある。
鹿島が勝たなければ、優勝が決定する。
名古屋が勝つ確率もまた50%なので、次節優勝する確率は25%(=四分の一)。
名古屋がガンバより千倍も有利だ。
 

2010/11/15

CYCLE MODE 2010

曇り空の南港インテックス














FUJIのSTRATOS R(700Cホイール)











FUJIのCOMET(20インチホイール)















年に一度の自転車と自転車用品の大見本市を見る。
これほど老若男女を満遍なく動員するイベントは珍しい。
頭のてっぺんから爪先までサイクリングギアに身を包んだ男がいるかと思えば、背広姿の老人、普段着姿の女子高校生、乳母車を押している夫婦、そして最も元気な男子小学生。

テストコースで試乗ができる。
入場前に申請を行い、試乗パスがわりのリストバンドを巻いておく。
ヘルメットを借りて、必ず着用しなければならない。
人気ブランドには長蛇の列ができる。
目当てだった「FELT」も「Tyrell」も残念ながら出展していない。
前年試乗して好感触だった「FUJI」のブースへ行くが、目当ての車種「STRATOS」「COMET」には試乗車がない。
「Panasonic」で整理券をもらい、Cr-Mo(クロムモリブデン鋼)製フレームの車に試乗する。
ここでは、自転車をたんに「車」と呼ぶのだ。
不慣れなドロップハンドルのため試乗感は最悪だった。
体は前屈みで、首だけ上げるのが苦しい。
続いて「SURLY」のシングルスピードに試乗する。
乗ってから気付いたのだが、フィクスト(fixed)ギアだったので足を止めることができず、これまた難儀した。

見本市のいいところは「買わなくてすむ」ことだ。
会場内には手に入れたくなる物がいっぱい並んでいるのだが、その場で買うことはできない。
見本市たる所以だ。
売られているのに金がないから買えないと悩まないですむわけだ。
少なくともその場では。

PC関連の展示会と同様、こういう機会に積極的に行うのは資料集めだ。
目についたカタログやパンフレットをいただいて、どんどんデイパックに詰めていく。
ほとんどが無料配布だが、なかには有料のものもある。
最近の流行は、環境団体へ募金させる代わりにカタログを渡すというものだ。
国内最大の部品メイカー「SHIMANO」のカタログを100円の寄付金と交換に手に入れる。
「Diatec products」のカタログは、約A4サイズで中身240ページ、フルカラー刷り、500円で購入。
「FUJI」は28ページのA4パンフレットが定価500円。
もの凄い差だ。
集めた資料の重さは、5.7kgにのぼった。

【J特】ガンバ崖っぷち

Jリーグ1部第30節終了。
名古屋2-1大宮、首位名古屋の勝ち点は63に到達。
川崎1-2鹿島、鹿島55ポイントで2位。
ガンバ大阪2-0広島、ガンバ53ポイントで3位に。
第31節に名古屋が勝てば、ガンバ大阪の優勝の可能性がなくなる。

こういう状況になると上位チームの敗戦を期待する気持ちが生まれるが、それは最も忌むべき反スポーツマン行為(Unsportsmanlike Conduct)だ。
常に相手にミスさせることをテーマにしている野球とは違うと思いたい。

同じく第30節、浦和2-0京都、清水5-0湘南。
負けた2チームは、2部への降格が決定した。
 

2010/11/14

全国公開模擬試験

マンション管理業務主任者資格の模擬試験を受ける。
某資格スクールの大講義場。
キャパシティは144人。
9割が受験者で埋まっており、うち1割ほどが女性だ。
受験時間2時間。
我慢できずに中座して、トイレに行く。
本試験ではどうなる。

結果の自己採点では、ぎりぎりでアウトだった。
それじゃだめじゃん<春風亭昇太
せめて、ぎりぎりでセーフといきたいものだ。

久しぶりに梅田に出たからあちこちぶらぶら、という気にもならず。
とりあえず「ウエムラサイクルパーツ」だけをチェックする。
http://uemura-cycle.com/user_data/shop2.html
WEBで見つけ、受験場所から遠くないことがわかっている。
どんな店か。
自転車の部品を扱っているに決まってるY。
行ってみると、完成車が店頭にずらりと並んでいて、普通の自転車屋の風情だった。
薄暗いビルの一室に金属の部品群が無造作に置かれているところを想像、期待していたのだが。

何年も前から欲しかったスキュワーを見つけ、買う。
HALO製の、ボルトヘッドが黒いものだ。
ホイールを外すときにレンチが必要になるのだが、クイックレバーがない方がスタイルがよろしい。
ついでにチェーンリングのフィキシングボルトも買う。
これも黒いものを選ぶ。
小さい部品だが、色を変えると非常に目立つ。

マンション管理より自転車屋の方がむいてるな>自分
 

2010/11/08

【J特】不可能になるまでは

リーグ戦が終わって、3位までに入ったチームがプレイオフするやなんて、ちょっとおかしいんとちゃう?>プロ野球

それはともかく。
Jリーグ1部は第29節で首位の名古屋が鹿島に負けた。
名古屋60ポイント、鹿島52ポイント、ガンバ大阪50ポイントとなった。
残りが5節なので、45ポイントの広島(8位)、清水(7位)まで優勝の可能性がある。
残り5試合を全勝し、名古屋以下のチームが負け続け、得失点差で上回れば……
フットボールではどんなことでもあり得る。

J2から昇格するチームがまず一つ決まった。
柏レイソル。
J1から降りていくチームはどこか。
現在8位の広島までは、優勝する可能性があり、かつ降格する可能性はなくなった。
9位の新潟以下すべてのチームには、降格する可能性が残っている。
その根拠は。
下から3番目のチームの現在の勝ち点が29だ。
残り5試合に全勝すると44ポイントとなり、現在45ポイントの広島を上回ることはないが、新潟の43ポイントを上回る。
新潟以下のチームが負け続ければ……
ドロー(試合の組み合わせ)を確認していないが、ポイントの計算上でのみ、あり得る。

ガンバ大阪は29節に惜しくもFC東京と引き分け。
西野監督は「不可能になるまでは諦めない」と言った。
 

2010/11/06

【J特】二つの大阪

Jリーグ1部第29節セレッソ大阪対清水エスパルス戦をTVで観る。

清水の長谷川健太監督について。
チームは首位から陥落して、6位になってしまった。
監督に責任を求めて、解任するのなら理解できる。
しかし、任期満了までやるという。
チームやサポーターの士気はいかに。

結果は1-0。
秋の低い陽射しの中、金鳥スタジアムにて試合は行われた。
8月のオープン直後は芝が根付いておらず、選手が踏んばると簡単にはがれた。
今日の試合ではそういうことは起こっていなかったが、センターサークルから両側のゴール方向へと伸びる楕円の形に芝がはげているように見えた。
そして、白く見えるはずのラインがTV画面ではほとんど見えない。

Curva Nordに「REAL OSAKA」の横断バナーが見える。
レアル・マドリならぬレアル・オオサカなのか。
あるいはもう一つの大阪に対する当てつけの「真の大阪」か。
ガンバ大阪は今日も勝てず。
首位の背中が遠ざかる。
 

2010/11/05

マックイーン没後30年

今年一番びっくり!のニュース<中国漁船衝突ビデオ流出

秋晴れの一日、洗濯大会。
4ラウンドやって、干すスペースがなくなった。
最近、TVのCMに感化されて洗剤をL社の粉からP社の液体に変更した。
この液体洗剤には抗菌防臭効果がある、というのがメイカーの売り文句だ。
実際には、洗剤に含まれている香料のにおいがあまりにも強い。

前日までにTVで観たフットボールの試合。
イングランド・プレミアリーグ第9節Manchester City対Arsenal戦。
緑の芝生に赤白のArsenal、水白のMan. C.のユニフォームが映えて、絵に描いたように美しい。
他国のリーグでは見られないシンプルさだ。
試合は0-3でMan. C.が完敗。
Manchester Cityの2番Micah Richards(イングランド人)、17番Jérôme Boateng(ドイツ人)、45番Mario Balotelli(イタリア人)はいずれもアフリカ系で、肌が黒い。
しめし合わせたようにモヒカン刈りにしているので、並ぶと三つ子のようだ。

同じく第10節Arsenal対West Ham United戦、1-0。
最下位のチームにArsenalが手こずる。
順位が低いからといって簡単には勝てない。
Jリーグと同様の図式だ。

同じく第10節Manchester United対Tottenham Hotspur戦、2-0。
今季絶好調のTottenhamをMan. U.が負かす。
ゴールキーパーの優劣が勝敗を左右した。
Tottenhamの攻撃陣はたいへん贅沢だ。
右サイドを7番Aaron Lennonが駆け上がる。
左サイドからは3番Gareth Bale(前からええって言うてたやろ)。
センターには10番Robbie Keaneがいて。
この場所には予備として9番Roman Pavlyuchenko、15番Peter Crouchがいる。
トップ下には11番Rafael Van Der Vaartと14番Luka Modrić。
これらの選手を並べるだけで心躍る。

11月7日はSteve McQueenの三十回忌。
そういうわけでTVではマックイーンの特集を放送している。
『栄光のル・マン』(原題:Le Mans、Lee H. Katzin作品、1971年)を観る。
公開当時に映画館で観て、しびれた作品だ。
当初監督だったJohn Sturgesとマックイーンが作品の方向性のことでもめて、Sturgesが降りたことを初めて知る。
演出側はストーリーの背景にカーレースを使いたがったが、企画者のマックイーンはあくまでレース主体の映画にしたかったようだ。
日本では大ヒットしたが(1971年洋画配給収入第3位)、他ではあまり受けなかった作品。
これは、マックイーン自身のプロモーションムービーだ。
 

2010/11/03

【J特】2010ナビスコカップ決勝

2010Jリーグナビスコカップ決勝戦、ジュビロ磐田(ホーム扱い)対サンフレッチェ広島をTVで観る。
ジョン・カビラ(川平慈温)は最高に言語明瞭だ。
若く見えるがすでに52歳。
沖縄出身ということで、米兵と日本人女性との間に生まれたハーフだろうと勝手に思っていた。
実際は日本人の父(川平朝清、元沖縄放送協会会長)がアメリカ留学中に知り合った女性と、その後結婚して誕生したハーフだった。

話が逸れた。
決勝戦はいわゆる「いい試合」ではなく、両チームの意地がごつごつとぶつかり合う、厳しい試合だった。
ファウルが多く、ゲームがスムーズに進まない。
パスもあちらこちらでカットされ、ポゼッションが頻繁に入れ替わる。
常動的かつ拮抗している状態。
こういう状況を打開するのが、個の力だ。
ジュビロでは前田、西、ジウシーニョ。
サンフレッチェならミキッチ、あるいは途中出場の山崎雅人か。
佐藤寿人が出場できなかったのが悔やまれる。
結果は5-3(90分で2-2、延長30分で3-1)で磐田が勝ち、1億円の賞金を得た。
Most Valuable Player(賞金100万円)には2得点した前田遼一が選ばれた。

前日に遡る。
MTBを駆ってハローワークに行く。
例の「55歳以上の就職相談」を追求するために。
総合受付でたずねると、相談コーナーはないとあっさり言われる。
そうか、なくなったのか。
それならそうとアナウンスしてくれたらいいのに。

パソコンを借りて仕事検索。
応募してみようと思うものなし。
ハローワークを出て、プッシュアンドプル(自転車を体重移動のみで前進させること)で商店街を流す。
阪急電鉄『池田』駅の駐車施設にMTBを入れ、駅中のショップで「宝塚ホテルハードドーナツ」を2個買う。
ブックファーストに移動して雑誌のコーナーへ。
自転車の雑誌を探すが、見当たらず。
何回も見直すが、ラックの面陳列も平積みもない。
棚差ししてあるのを数冊見つけたが、月刊誌の類いがない。
ぷるくわ?
店員にたずねてみようかと思ったが、面倒くさくなってやめる。
MTBを引き取り、いつもと少し違うルートで帰る。
 

2010/11/02

55歳以上の就職相談

この度、Jリーグからの特命により、PR部員を拝受いたしました。
有力選手が次々と海外に流出してしまった後のリーグをもり立てるため、日夜尽力する所存です。
……と言いつつも。

録画してあったJリーグ1部第28節、浦和レッドダイヤモンズ対モンテディオ山形戦を観るが、途中で眠ってしまった。
その間に山形は田代が交代で入り、浦和は久しぶりに顔を見る鈴木啓太が代わって入っていた。
結果は0-1で山形の勝ち。
田代はゴールになったボールにほんとうに触っていたのだろうか。
それはともかく、山形にはガンバ大阪も負けている(10月2日第25節、2対1)。
侮れないチームだ。

雲行きの怪しい中、外出。
MTBに乗り、阪急電鉄の『豊中』駅前まで走る。
銀行で金を引き出し、国民健康保険料と住民税を納付する。
国からもらった生活支援金で支払うわけだ。
待ち合いのスペースに置いてある液晶テレビが、珍しくMITSUBISHIブランドだなと思ったが、そこが三菱東京UFJ銀行であることに気付いた。

地下駐車場からMTBを出し、豊中警察署まで走る。
運転免許の更新手続きをするつもりだったが、持参した顔写真にNGが出た。
画質が悪いだの、画面を細い線が横切っているだの。
そんなん言いがかりやないかい。
そう思いつつ、すごすごと引き揚げ。

以前ハローワークでもらったチラシに「55歳以上の方の相談コーナー」が紹介されていたので、それを探して走る。
豊中市の「母子福祉センター」の中にあるはずの相談コーナーは、なくなっていた。
この福祉センターの窓口担当者によると、いまだに相談コーナーを訪ねる人があるが、それは何か月も前に撤退しているのだという。
チラシはいつもらったのだったか。
同様の支援施設を教えてもらい、外に出ると雨が降っていた。

教えてもらった施設に走る。
着いたところは「シルバー人材センター」だった。
あなたは何をしに来たのかと職員に問われたので、職探しに来たと答えると、あなたは若過ぎると言われた。
当然だ。

MTBでとぼとぼと帰る。
途中、最寄りの自転車屋『ダイワサイクル』に寄る。
店長にバイクを預け、店内を物色。
今欲しいのは、新しいタイヤとリムフラップ(タイヤチューブの保護のためにリムとの間にはさむテープ状のもの)だが、めぼしいものがない。
我がMTBのチェーン落ちについて、店長と店員と対策相談。
しかし結論は出ない。
店長がCYCLE MODEの招待券をくれた。
今日最もありがたいできごとだ。

▼日本最大の自転車エンタテインメントショー
CYCLE MODE
http://www.cyclemode.net/
 

2010/11/01

想い出のスクリーン

▼ガンバ大阪オフィシャルサイト10月31日付けニュース
「ご報告とお詫び」
http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=2642
▼安田理大オフィシャルブログ10月31日付けエントリー
「サポーターに向けて。」
http://blog.lirionet.jp/yasuda/2010/10/post-8f2a.html
▼「サポーターに向けて指を立てる。」
http://twitpic.com/32iz23

30日の敗戦直後、安田選手とスタンドの一サポーターとの間で小さな悶着があったらしい。
この問題はこじれる予感あり。

夜学が終わった。
なかなか辛かった。
成績も悪かった。
こんなんで資格試験に合格できるんやろか。
ある受講仲間が「××しといたらよかった……」とつぶやいた。
××のところは何を言ったか覚えていないのだが、その台詞を聞いたとたんに口をついて出てきた歌があった。

 愛しているの〜なら〜
 愛していると〜おお〜
 言葉にす〜れば〜よか〜た〜

誰の歌かは忘れていたけれど、後でウェブで調べて、八神純子(やがみじゅんこ)の『想い出のスクリーン』だと判った。
いいね、このメロディ。

録画してあった『第三の男』(原題:The Third Man、Carol Reed作品、1949年)を観る。
主演のJoseph Cottenを観ると、伯父の顔を思い出す。
共演のOrson Wellesの顔で、Jack Black(『ホリデイ』に出演)を思い出す。
MPの役でBernard Lee(後の007シリーズで「M」役を長期務めた)が出演している。
また助監督としてGuy Hamilton(007シリーズ4作を監督)がクレジットされている。
満足度……☆☆☆★★
 

2010/10/31

ガンバが負ける理由

万博記念球技場にて、Jリーグ1部ガンバ大阪対ヴィッセル神戸戦を観る。
2-4、下位チームに対する侮り故の敗戦か。

台風が接近していたため、大雨の中での観戦を覚悟していた。
下着の上にタートルネックのセーターを着て、レプリカシャツを重ねた。
ウールのセーターとポリエステルのシャツの重ね着の効果は絶大で、汗をかくほど暖かい。
そして、スタンドで傘をさすのはご法度なのでビニル製のポンチョを用意したのだが、結局台風の進路が東に逸れたので使わずにすんだ。

ガンバ大阪が試合に負ける理由は簡単。
相手に点を取られるからだ。
点を取られる理由は、守備が弱いから。
守備が弱い理由は、攻撃重視のチームコンセプトにあると言っていい。

攻めている間は守備をしなくてもいいが、90分間攻め続けることは不可能だ。
点を取るためにシュートして、ゴールの中であれ外側であれラインを割れば、ターンオーバー(攻守の入れ替わり)の機会が必ずやってくる。
守備が軟弱であれば、相手に得点機会を与えてしまうのは自明だ。

ガンバ大阪の守備の弱点は1、2、4番と書いたばかりだ。
センターバック(CB)が有能であれば、ゴールキーパー(GK)はさほど働かなくてもいい。
逆に、GKがチェフ(チェコ代表選手)であれば、CBにそれほど力がなくてもゴールは守られる。
両方とも力不足であれば、何をか言わんやである。
CBは山口がスターティングメンバーから落ちて弱体化したので、てこ入れが必要だ。
GKは、かつての岡中や都築クラスの才能を求めたい。
 

2010/10/26

真芯で打つ

真芯(ましん)で打つということが、ごくたまにある。
これは、松井秀喜が「ガツン」と言っている当たりとは違う。
真芯に当たると、打ったという感触がない。
感触がないのに、ボールの方はとんでもなく速く遠くに飛んでいく。
草野球で一度、ゴルフで一度、フットボールで一度だけ経験した。

草野球の場合は軟球を打った。
渾身のスウィングでバットがボールを打った瞬間、さほどの打撃感はなかったが、ボールはすでにセンターの金網フェンスに深々とめり込んでいた。

ゴルフの場合はティショット。
もらいもののオンボロドライバーが、まぐれで芯に当たった。
これも「パチーン」ではなく「スカッ」という感触だったが、同伴者も驚くほどよく飛んだ。

フットボールの場合はヘディングだった。
高速度のセンタリングをジャンプしてゴールに打ち込んだのだが、この時も当たった感触がなかった。
インパクトの瞬間、自分の頭がボールの中央を通り抜けたように感じたのだが、ボールはゴールネットを激しく叩いた。
そのネットは金網でできていたので「ガシャーン」という音がした。
キックの機会の方が圧倒的に多いはずだが、いまだに真芯で蹴ったためしはない。

『ホリデイ』(原題:The Holiday、Nancy Meyers作品、2006年)を観る。
見知らぬ者同士が休暇中に家を交換する「ホーム・エクスチェンジ」を舞台装置にとり入れている。
公開当時「家を交換したら男が付録についてきた」というニュアンスの宣伝コピーを読んで興味を失った作品だが、わざわざ映画館やレンタルDVDでは観ないとしても、TVでオンエアされれば観ることもある。
いや、実のところは主演のKate Winsletをぜひ観たかったと告白しよう。
『タイタニック』(原題:Titanic、James Cameron作品、1997年)では体重過多と揶揄されたけれど、好きなタイプの女優だ。

そして『ホリデイ』の満足度は、☆☆☆☆☆だった。
観終わって心温まる話で『ラブ・アクチュアリー』(原題:Love Actually、Richard Curtis作品、2003年)と同様に、クリスマスの時期に観るのがふさわしい。
Hans Zimmerの音楽が優れている。
押し付けがましくなくて心地がいいのである。
Dustin Hoffmanが、ほんのわずかだが顔を見せている。
いわゆるカメオ出演というやつで、クレジットはされていないが、台詞もあるので見逃がすことはない。
 

2010/10/24

無回転シュート

ガンバ辛勝。
京都は今まで観た中で最高の出来だった。

ガンバの弱点は守備にある。
1、2、4番にもっと強力な選手を置きたい。
点を入れられて、両手でフィールドを叩いている場面が多すぎる。
そして今日の試合に限っていえば、23番がよくなかった。
パスをカットされたり、キープできなかったり。
ここはやっぱり17番でないと、と言われないように成長を期待する。

フットボール歴のつづき。
中学生でウィング・フォワードになったとき、背番号「11」をもらった。
当時『ダイヤモンド・サッカー』という番組で観てファンになったジョージ・ベストも11番だったのだが、同じ番号になったのはポジションが同じだったという理由による。
ベストがイングランド1部リーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンUと略す)の所属だったので、それ以来40年間このチームのファンでもある。

中学校のフットボール部の練習では、たまに無回転シュートを蹴っていた。
意図的にではなく偶発的なものだが、ボールの赤道部分を押し出すように蹴れば、回転しない。
ただし、当時のボールは現代のものよりも平滑性に劣っていたので、滑らかな放物線を描いて飛んでいったものだ。
これは、弾道をコントロールするためにゴルフボールにディンプルが装備されているのと同様の理屈だ。
真球に近くなった現代のフットボールは、ボール自身の起こす後流の影響を受けやすくなったため、弾道が定まらない。
ゴールキーパーにとっては気の毒なことだ。

(Football, 2B continued...)

2010/10/23

歯を抜いて

顎の骨が小さくできているせいで、歯が真っすぐに並ぶスペースが足りない。
凹凸のできた歯列は掃除がしにくく、虫歯になりやすい。
そういう訳で、歯医者の世話になった回数ならば誰にも負けない(爆)

4月には右下の「親知らず」が動揺(ぐらぐらすること)した。
この歯は斜めに生えていたために、歯茎に「ポケット」と呼ばれる空隙ができて、そこにゴミがたまっていた。
ゴミがたまると、その場所でいろいろ厄介なことが起こるのだが、それを書くにはおよばない。
歯ブラシやフロス(糸)では間に合わず、結局抜歯することになった。
歯医者に行って座るのは、実は手術台なので、話は早い……。

かかりつけのM歯科医院は、半年毎の定期検診に「招待」してくれる。
歯にハンディキャップを持っている者にとってはありがたいことだ。
10月の検診で、左下の奥歯に小さな虫歯が見つかった。
その場で削って、すぐに穴埋めしてもらった。

気がかりだったのは右上の奥歯。
親知らずの外側に生えた33本目の小さな歯だ。
このような歯をSPT(Supernumerary Teeth:過剰歯)と呼ぶそうだ。
歯の周りに炎症を発見。
元々なくてもいい歯なので抜くことに決定、局所麻酔を打って即手術。
同日、夜学に行き、麻酔が切れて痛んだ。
もらってあった痛み止めの薬を服用、やや朦朧たる受講となった。
 

2010/10/22

選考にもれて

基金訓練を受けながらも、別途就職活動をしている。
その資格をとるために学んでいるのだが、マンション管理業務主任者を目指しているわけではない。
食うために就職するためにやむを得ず。
そして、ガンバ大阪のジュニア部門がコーチングスタッフを募集していたので履歴書を送って応募したところ、書類選考の段階で落とされた、というのが今回のタイトルの意味だ。

サッカー(以降フットボールと書く)との関わりについて。
すでに記憶が定かではなくなっているのだが、小学校の高学年で初めてフットボールに接した。
オリンピックの東京大会はすでに終わり、そろそろ次のメキシコ大会が開かれようとしていた頃のことだ。
これが日本における第一次のフットボールのブームだったように思う。
ちばてつや作の漫画『ハリスの旋風』の中でもフットボールが取り上げられ、主人公石田国松のシュートがゴールネットを突き破るシーン(コマ)には大いに感動した。
このひとコマは、矢吹丈が真っ白に燃え尽きた(ように見える)姿でリングスツールに座っているシーンと同様に、脳裏に焼き付いている。

友だちからは少し遅れて、校庭でのフットボールゲームに加わるようになった。
何事も少し様子を見てから参加するのは、この頃からの習い性だ。
遅れてきた者に与えられるポジションはゴールキーパーと決まっており、分厚いゴムでできたボールを当てられる標的役となった。

中学校に進学して、野球部に入る。
先輩や友だちに誘われて断われず、いやいやながらもついて行くというパターンは、その後の人生においても続くことになる。
しかし、野球部の反自由主義的な雰囲気に耐えられず、一週間でフットボール部に移籍。
本格的にやり始めると、これぐらい面白いスポーツはない。
もちろん、練習はつらいのだが、それはどの種目でも同様だ。

中学校レベルでゴールキーパーはすでに「専門職」とみなされており、遅れてきた者にあてがわれるポジションではなくなっていた。
試合に出してもらえる下級生が任されるのは、フルバックと決まっていた。
1960年代後半に一般的だったシステム(選手配置)は、2-3-5。
なんと守備をたった二人のフルバックで担い、最前線に5人ものフォワードを置いていたのだ。
当然のことながら、フルバックは「サンドバッグ」状態となる。
そのレフト・フルバック(当時はLFと略記)が、私に与えられた最初のポジションだった。

左利きだったわけではないが、チームに一人も左利きがいなければ、右利きの者が左側のポジションを担当することになるのは必然だ。
このことも、その後のフットボール人生を、文字通り左右することになる。
やがてフォワードに「昇進」、レフト・ウィング(LWと略記)を任される。
ウィングはフィールドの端が主担当なので、アウトサイドとも呼ばれ、この場合はOL(アウトサイド・レフト)と略記される。
タッチライン沿いをコーナーフラッグに向かって攻め上がり、中央にボールを送り込むのが役目だ。

中央にはフォワードが3人、待ち構えている。
ど真ん中がセンター・フォワード(CF)、その両脇がライトとレフトのインナー(RI、LIと略記)だ。
インナーはインサイドとも呼ばれ、この場合はRI、LIとは逆にIR(インサイド・ライト)、IL(同・レフト)と略記する。
超攻撃的な布陣だ。
このレフト・インナーも経験した。

(2B continued...)
 

2010/10/21

ダウンして

「基金訓練」でマンション管理ビジネスの講座を受けはじめてから2か月と少しが経過した。
教室の広さは、約16畳。
一人当たりのスペースが一畳ぐらいだ。
この部屋には窓がない。
天井に冷暖房装置はあるのだが換気機能はなく、別途換気扇も設備されていない。
一人の受講生から始まった風邪が蔓延した。

もらいものの風邪ひきで、10月9、10、11日の三連休をほぼ寝て過ごした。
独居はこういうときが辛い。
食わずに寝てばかりというわけにいかず、起きたり寝たり。
その結果、風邪は三日で治らず。
12日から始まる週の受講を全休することになってしまった。

風邪が治ったとしても、再びサンホセ鉱山へ戻るのは気がすすまず、このまま退学してしまおうかと思ったのだが、講師Tの「損得勘定で考えよ」という言葉を思い出した。
国からの生活支援金がもらえなくなるし、払い込み済みの受験料が無駄になる。
萎えそうになった気力に鞭打って、18日から「登校」を再開した。
しつこい風邪は完治していない。
受講生全員が同様の状態で、マスクを着用している。

残りあと一週間。
 

2010/10/07

架空の民主党政権

BSジャパンで『ザ・ホワイトハウス』(原題:The West Wing、NBC制作、1999-2006)の放映が始まった。
日本国内では再放送となるこのドラマは、全部で7シリーズある。
アメリカ合衆国大統領バートレットと、彼を支えるブレインやスタッフが真摯に働く姿を描いている。
この架空の民主党政権を、日本の政権担当者たちにも見せてやりたい。

『ミッドナイト・ララバイ』(原題:Hardball、Sara Paretsky著、ハヤカワ・ミステリ文庫)を購入。
本は高価なので、財政難の折はなるべく買わないようにしているのだが、Paretsky(パレツキー)の女探偵のシリーズの4年ぶりの新作とあって、買ってしまった。

夜学はPowerPoint 2007の学習に移行した。
受講者の中、PowerPointの経験者は私と67歳のY氏のみ。
私はMac版しか使ったことがないので、かなり勝手がちがう。
実際に2007を知っているのはこの白髪頭のおっさんだけだ。
 

2010/10/06

Officeを学ぶ

法令などの学習をいったん中断して「オフィスワーク基礎」を学んでいる。
その内容は、PCを使っての文書作成だ。
文書とは、いわゆるチラシのようなもの、企画書様のもの、そして会計帳票様のものだ。
これらをMicrosoft社のアプリケーション・ソフトウェアであるWord、PowerPoint、Excelを利用して作成する。
これらのソフトウェアをまとめたSuiteのことをOfficeと呼ぶところから「オフィスワーク」と称するのか。
またはたんに事務所での仕事という意味でそう呼ぶのか。

第一日目は、Wordの学習で始まった。
ヴァージョンは2007。
Word 2007は初体験。
初歩から学ぶことも初体験。
講師が受講生(当日は12名)に質問する。
「ご自宅にパソコンはありますか?」
11名の手があがる。
「OSのヴァージョンは何ですか?」
Vista以上が2名。
XP以下が8名、その中にMeの人を含む。
そして、Mac OSについては何も問われない。

受講生の中には初歩講習をばかにして講師の話をろくに聞いていない者が多い。
私の席は最後列なので、それぞれが自分勝手にPCを操作しているのが丸見えだ。
自宅にPCがないはずのおっさん(67歳・未年)が最も先走りしている。
この講座とは別に、パソコンの講習を受けているそうだ。
しかし、PCを日常的に使っているからといって、すべてをわかっていると考えるのは間違いだ。
初学者に戻ったつもりで、虚心坦懐に学びたい。
 

2010/10/02

sinvinoと北野武

(大塚食品)


余裕がないと書いて以来、けっこうよく書いている。

sinvino(シンビーノ)について。
シンは新、ビーノはワインの意、とある(@Wikipedia)。
地下鉄『なんば』駅の構内で、缶紅茶の新種をまた見つけた。
それが「シンビーノ ジャワティ ロイヤルミルクティ」だ。
ストレートがおいしい紅茶なので、試したい気持ちはあるが、撮影だけですませた。

たまたま観たTV番組について。
フジサンケイクラシックを連覇した翌日、石川遼が「とんねるずのみなさんのおかげでした」の収録にゲスト出演した(顔見せだけ)。
月曜日なので営業はしていないのだろうゴルフコースを借りて、ビートたけしと所ジョージのチーム対とんねるずのマッチ。
ベストボールの同位置から再び二人が打つという変則フォーサムで、4ホール戦う。
いわゆるバラエティ番組ならではのお遊びだ。
しかも、ホール毎に敗戦チームに罰ゲームが与えられる。
とんねるずが負けたホールでは、もの凄く辛いわさびの入った寿司を食べさせられた。
普通のわさびではなく、辛さのエッセンスが入った透明の液を使うので、ネタをめくっても辛さの判断はつかないのだ。

通常の罰ゲームでは、寿司桶に入ったいくつかの寿司のうちどれかにわさびが仕込んである、つまり「ロシアン・ルーレット」の状態なのだが、今回はたけしの指示により秘密裡に、全個にわさびが仕込まれた。
とんねるずの二人が慎重に寿司を選んだが、もちろんそんなことをしても無駄だ。
あまりの辛さに顔をゆがめる二人。
石橋貴明にPETボトルの水が手渡される。
石橋が水を呷る。
盛大に吹き出す。
たけしの指示により、水にもわさびのエッセンスが仕込まれている。

最終ホール。
たけし&所チームが逆転敗北し、罰ゲームは「熱湯風呂」。
何かしら理由をつけて罰を受けようとしない所とはちがって、たけしが敢然と罰に挑む。
アクリル製の風呂桶には、推定50℃の熱い湯。
パンツ一丁になったたけしが桶の縁にしゃがむ。
お約束通りに足をすべらせ、桶の中に転落。
あまりに熱いので、もがいてパンツが脱げる。
完全に脱げたが、カメラは逃げない。
この人、カンヌに行けば賞賛を受ける「世界のキタノ」である。
その人がここまでやるのだ。

ひさびさに大笑いした。

2010/09/30

まだまだ紅茶話


(ポッカクリエイト)

(サンガリア)
(伊藤園)

(日本たばこ産業)

(オートマックセールス)


興味をもって歩いていると、たくさん見つかる。
それは、缶紅茶のことだ。
夜学への行き帰り、ヴェンダーのウィンドウで新種を5缶も発見した。
生野区小路東の路上で自動販売機の前に立ち止まり、携帯電話のカメラで缶を撮影しているヘンなおっさんひとり>偏固ジャーナル子

宣言した通り、買ってはいない。
どうせ似たような味がするのだろうと思う。
おいしいと思わせてくれたのは前述の『茶葉2倍…』だけだ。
他種すべてを自分の金で買いそろえてテストするには及ばない。
『暮らしの手帖』ではあるまいし。


(大塚食品)

ついでに書いておくと、PETボトルで売られている中でただ一つ買う気にさせるのは『シンビーノ ジャワティ ストレート』(大塚食品)だ。
無糖・無香料の、紅茶らしい紅茶で、冷たいままでおいしい。
もう一つついでに書いておくと、紅茶は日本茶と同じようにストレートで飲むか、たっぷりミルクと砂糖を入れて飲むのがおいしい。
つまり、ストレートの紅茶に砂糖を足したり、レモンのスライスを浮かべたりしない方がいい。
また、砂糖を入れないミルクティは、泥水のようなものだ。
(もちろん、泥水に砂糖を入れてもミルクティとはならない)
そして、冷たくしたものよりも、熱いものがおいしい。

紅茶のいれ方について。
ポットに茶葉を入れて熱湯を注ぐ。
日本茶と同じ。
ゆえに、紅茶用のポットがなければ急須で間に合う。
ティーバッグも同様にポットで抽出すれば、かなりおいしい紅茶がいれられる。

それから、紅茶を英語では「black tea」と呼ぶ。
ミルクを入れない紅茶、という意味ではないからややこしい。
 

2010/09/28

気まぐれ缶紅茶3&4




































買わないはずの缶紅茶をたて続けに買ってしまった。
買い物に行く途中のヴェンダーで発見した『Lipton贅沢ROYAL(ロイヤルミルクティー)』(サントリーフーズ)、
夜学に通う道にあったヴェンダーで見かけた『紅茶花伝ROYAL MILK TEA』(コカ・コーラカスタマーマーケティング)。
前者のセールスポイントはディンブラ産の紅茶が配合されていること、後者のそれは「ミルクの濃厚な味わい」だ。
いずれにしても味は今ひとつ。
……もう、買わんとこ。

阪急電鉄箕面線『桜井』駅まで歩き、電車で『池田』へ。
乗り換え駅の『石橋』で、宝塚ホテルのハードドーナツを2個買う。
職安に行って、今後の相談。
待つこと2時間超、相談は5分で終了。
待ち合いエリアにて偶然、知り合いの女性に遭遇。
こんなところで会いたくないものだ、と互いに言う。
携帯のメイルアドレスを交換しようとするが、とっさに赤外線通信の方法がわからず、口伝え。

その後夜学に行き、終了後大雨の中を帰宅する。
 

2010/09/26

サドンデスのメカニズム

Akizora


『ブルガダ症候群』と宣告されて半年が経過した。
30歳になる少し前には健康診断の心電図で『右脚ブロック』が発見され、その後別の病気で入院したときには『異型狭心症』と既に言われていた。
要するに、心臓のリズムが悪く、それが心電図の波形に如実に表われているらしい。
日常生活に支障はないが貧血やめまいが起こることがある、とWikipediaに記されている。
(日常生活に支障はないが、心臓が突然止まることがある)
めまいに悩まされて仕事を続けられなくなったのは、これのせいか。
また、中学生の頃から既に貧血を起こしていたので、先天的なものである可能性が高い。

『AERA』の8月30日号に、突然死に関する記事がある。
九州大学の藤野名誉教授によると、心臓が停止して突然死にいたるメカニズムは以下のようになる。

ストレス

脳疲労

カテコールアミン過剰

自律神経異常

生体のリズム異常

心停止

カテコールアミンとは脳内ホルモンのことだ。
ストレスで心停止に至る。
おまけに元から心臓に問題があるのであれば、リスクは高い。

記事の続きには、こうある。
・たとえ健康に良いこと(例えば運動など)でも、いやであれば、決してしない
・たとえ健康に悪いことでも、好きでたまらないか、やめられないことは、とりあえず続け、決して禁止しない
・健康に良くて、自分がとても好きなことを、一つでもいいから始める

ストレスを極力抑え、自分が快と思うことを、やりたい時にだけやれ、ということだ。
絶叫しながら、芝生の上を疾走して、ボールを蹴りたいのだが。
 

2010/09/25

気まぐれ缶紅茶2

『茶葉2倍…』とよく似た色使い



国勢調査の用紙配布さる。
もう5年経ったのか。
面倒くさいけれど記入して、専用封筒に入れて封をする。
買い物に出たついでに投函。

LIFEにてスネ肉ブロックを購入。
賞味期限切れ間近につき3割引き。
ここへ来る途中に見かけたヴェンダーで『TeaO(ティオ)ゴールデンミルクティー』という名の缶入り紅茶を購入。
先日の『茶葉2倍…』と比べてみたい。

スーパーマーケットのまる得市場へ行く。
この店にスネ肉があれば、はしごしなくてもすむのだけれど。
人参、じゃがいも、玉ねぎ、その他、自宅冷蔵庫の「常備品」を購入。

帰宅して、TVで大相撲中継を観ながら、おやつを食べる。
小ぶりのあんパンと、買ってきた缶紅茶。
例によって紅茶はコップにあける。
得体の知れないものが入っているが、たぶん茶葉の滓(かす)だろう。




コップにあけなければ、それとわからない滓

 

軍配は『茶葉2倍…』に上がった。

国技館に、Sylvester StalloneとDolph Lundgrenが観戦に訪れた。
『ロッキー4/炎の友情』(原題:Rocky IV、Sylvester Stallone作品、1985年)で共演した二人だ。
ボックス席に入るタイミングが悪く、観衆の注目が関取の仕切りから逸れてしまった。
仕切った直後に案内すればよかったと思う。
この点、ガンバ大阪の監督の入退場のタイミングは絶妙だ。
フィールド上に並んだ選手たちに目を奪われて、いつも西野監督を見逃がしてしまう。

紅茶の話に戻る。
缶入りではないものでおいしかった紅茶2点。
1点目は、グリコのダージリン紅茶。
紙製の円錐状パックに入った商品で、マイナーチェンジしたため、現在はない。
もう1点は、Mt. Rainier(マウント・レーニア:森永乳業のブランド)のチャイ・ラッテ。
プラスチックのカップに入った商品で、これまたラインアップから消えた。
まるで、好きで買い続ける者を拒否するかのように。
 

2010/09/22

午後の紅茶のイメージアップ




















ふだん、缶入りの紅茶を飲まない。
理由は簡単、おいしくないから。
また、缶コーヒーを飲んだことは今まで一度もないのだが、
それを飲んでいる人の口は、とてもクサいので閉口する。

水曜日は夜学は休みとなる。
この日を使って就職活動をせよ、ということなのだが、就職口がないから資格をとるための学校に通っているわけなので、ナンセンスだ。

まだ暑い日中、MTBで箕面へ走る。
銀行で受験料振り込み。
向かいの書店で、久しぶりに『monoマガジン』を購入。
ikariスーパーで、カレーパンと黒豆パンを購入。
ふたたびMTBにまたがって、BOOK・OFFまで走る。
『シッピング・ニュース』(E・アニー・プルー著、集英社文庫)を見つけて、購入。
以前に読んでいる作品だが、ふたたび読みたい。
全米図書賞、ピュリッツァー賞を受賞している。

BOOK・OFFの駐車場に設置されている自動販売機に『午後の紅茶SPECIAL茶葉2倍ミルクティー』という商品を見つけた。
気まぐれで購入。
帰宅して、買ってきたパンを食べながら、缶紅茶を飲む。
缶から飲むのではなく、コップに移して飲む。
「しっかり煮出した濃厚紅茶」とうたうだけあって、色も濃い。
味もいい。
今まで飲んだ中では1位タイのおいしさだった(個人的感想なり)。

ちなみにもう一つの1位は、UCCブランドのロイヤルミルクティー。
現在は見かけない。

2010/09/19

ヴェイダー卿のイメージダウン

ここのところジャーナルを書く余裕がないのだが、
NTT docomoのTV-CMがちょっと気になるので短く書く。

それは、俳優の渡辺謙とダース・ヴェイダー卿が対話する、スマートフォンのCMだ。
悪の権化としてのヴェイダー卿のイメージがダウンさせられていると思うので、勝手に手を入れさせてもらった(下記)。

謙:お久しぶりです。
ヴェイダー:なれなれしくするな。
謙:ケータイ同士で、なんか照れますよね。
ヴ:なぜ照れる。
謙:少し雰囲気変わりました?
ヴ:別に。
謙:信じられない、あなたがデコメだなんて。
ヴ:信じる必要はない。
謙:実は僕も、なんです。
ヴ:奇遇だな。
謙:親指でこう触られるのに慣れてるんで、人差し指でこすられると、
  くすぐったくなるみたいなとこ、ありません?
ヴ:ない。
謙:ムズムズしません?
ヴ:馬鹿な。

オリジナルはTVでご覧ください。
 

2010/08/29

げっそり

西脇公園から箕面の山を見る




















8月は一度も万博記念競技場に行っていない。
ガンバ戦のチケットが手に入らなくなった。
それとともに、供給元だった友人からの連絡も途絶えた……

土曜日。
アパートの窓から大阪空港越しに、花火を見る。
花が開いてから音が届くまでテンカウント。
直線距離で約3.5km。
神津大橋たもとで行われた、いたみ花火大会と知れる。
私の好きな「しだれ柳」のような花火は、今ではもう見られない。

最近の日課。
朝、だらしなく起きる。
口を漱ぎ、顔を洗う。
PETボトルを利用した如雨露で、ベランダに水を撒く。
タンブラー半分の野菜ジュース、バナナ1本でプレ朝食。

小さなPETボトルの水とタオルを持って散歩に出かける。
西脇公園のグラウンドまで行き、ベンチの側でストレッチを行う。
首から始めて、だんだん下へ。
かなり念入りに行う。
軽くジョグして、帰る。
シャワーで汗を流してから朝食。
米を主体に、和のテイストで。

すぐにお昼がやって来る。
出かける前に軽く腹ごしらえをする。
暑いときの定番である素麺を食べる。
薬味はすりゴマにおろし山葵またはおろし生姜。

夜学の用意をし、MTBで地下鉄の駅まで走る。
汗をかくが、バス代がかせげる。
地下鉄で南下する。
目的地は近鉄の布施駅前なのだが、電車代をかせぐために地下鉄から近鉄には乗り換えない。
布施からもっとも近い地下鉄の駅「小路」で下り、歩く。

講義は15:00開始。
50分やって10分休憩。
17:50から40分は「中入り」で、夕食を摂る。
中入り後講義3コマ受ける。
21:20に終了。
21:37小路で地下鉄乗車
22:25千里中央帰着
アパートに帰るのは、22:45ぐらいだ。

夕食も安くあげるため、ファストフードですませることが多い。
ある日はMcDonald'sでチーズバーガー1個とオレンジドリンクのS一つ、220円。
またある日は松屋の牛めし一杯、250円。

そんな生活をしばらくしているうちに、げっそり痩せた。
まるで、矢吹丈戦に臨む力石徹のよう。
というのは取り消す。
そんなにかっこよくはない。
ウェイストが細くなり、臀部の肉も落ちたため、パンツがずり下がってしょうがない。

これでダウンしたら元も子もないので、ちょっと緩やかにした。
真夏の間は、MTBで駅まで走るのはやめることにした。
中入りの食事も改善することにした。
チーズバーガー1個のところを2個に、牛めしは大盛りに(爆)
 

2010/08/07

朝練

起床して、運動に出かける。
Tシャツを着て寝ているので上はそのまま、下をフットボールパンツに履き替える。
黒地に青のストライプ。
ガンバ大阪ではなく、インテル・ミラノのレプリカだ。
足下はadidasのジョギングシューズ。
adidasの白いキャップを後ろ前にかぶり(延髄保護のため)、水筒、タオル、自宅の鍵を手に持つ。
パンツにポケットはついていない。

近くにある公園まで歩く。
ベンチに持ち物を置き、準備体操。
首から始めて、伸ばしたりほぐしたりする箇所を下げていく。
鍵だけ握って、ジョギング開始。
公園のグラウンドはだいたいの見当で一周200m、ジョグする。
ゆっくりとだが、ふだん走っていないので実にしんどい。

「サッカーなどの危険なスポーツは禁止」
という札がフェンスに付けられている。
サッカーを危険とするセンスが理解できない。
サッカーを筆頭にあげるセンスが理解できない。
危険でないスポーツとは何かも理解できない。
公園のグラウンドでスポーツを禁止するセンスが理解できない。
小学生と中学生が一団となってフットボールの練習をしている。
年かさの者が指導をしている。
指導の仕方がよくない。
「こらあっ」などと頭ごなしに叱りつけている。
言葉づかいがきたない。
見本をやってみせるつもりで、生徒と同じ失敗をしている。

ベンチに帰ってくるたびにインターヴァルを入れて5周走った。
たったの1kmだが、おっさんにとってはたいした1kmだ。

2010/08/06

借金の時効

朝起きると、汗まみれだ。
シャワーを浴びる。
食事をとったり、家事をしていると、また汗をかく。
もうひとシャワーかかりたいところだが、MTBで走るので、どうせ汗をかく。
そう思い、タオルで汗を拭くだけにして出かける。
地下鉄の冷えた車内でも、汗は流れ続ける。

基金訓練の講座で、民法を学んでいるのだが……
こんなものを作るから余計に世の中がややこしくなるのとちゃう?
と思ってしまう。
借金の時効は10年だそうだ。
金を貸した方が10年間一切催促をしなかったら、借りた方は返さなくてもよくなる。
ただし、借りた方が「10年経ったから、ちゃらやで!」と法的に宣言をしなければ成立しない。
ということである。
宣言をしなくても、10年経ったのだから時効が完成して、借金は自然消滅すると思っていた。
さにあらず。
「再び時効は進行を開始する」のであった!
 

2010/08/04

訓練開始

















受講の許可を受けて「基金訓練」に通い始めた。
国が費用を負担してくれるので、無料で学べる。
しかも生活費の支援もしてくれる。
借金生活に突入した身にはありがたい。

受けるのはマンション管理ビジネスの講座だ。
法律のこと、契約のこと、会計のこと、設備のこと……など、未経験のことばかり。
1日に50分×6コマの講義。
これを週に4または5日受ける。
こんなこと今さらできるわけがないと思いつつ、必要に迫られているので仕方ない。
印刷物がらみの企画制作ならすぐに役立てるのだが、50歳代半ばのおっさんにその方面の就職口はない。
足を洗って出直すしかないのだ。

近鉄電車『布施』駅の近くまで通うことになった。
地下鉄で『なんば』まで行き、近鉄に乗り換えて『布施』まで41分、640円(『駅探』調べ、以下同)。
地下鉄で『鶴橋』まで行き、近鉄『布施』までが47分、580円。
交通費がけっこうかかる。
自転車で通いたいところだが、体力が保たないだろう。
地下鉄で『小路』まで行って、15分ほど歩けば430円ですむとわかった。

月曜日に入所式を終え、翌日から本格的に受講が始まった。
講義開始が午後3時なので、暑い中自宅を出発する。
倹約のため地下鉄の駅までをMTBで走ることにする。
準備。
雨が降りそうな予感がするので、ナイロンのジャケットや折り畳みの傘を、教材や筆記具とともにデイパックに詰める。
暑いので、水筒は必須だ。
この時、夜間走行用の前後灯を入れるのを忘れたことを、後で思い出すことになる。

公営の駐車場で100円支払って、MTBを預ける。
千里中央駅で定期乗車券の料金をチェック。
小路まで4区間、1か月の料金は15,710円だ。
週に4日通う間は、その都度支払う方が安くつく。
430円×往復×4日×4週=13,760円という計算だ。
回数券を買っておくのがいいか。
13:54発の列車に乗って行く。
乗車中に大雨に遭う。

講義6コマ。
1コマが90分では集中力がもたないが、50分なのでなんとか。
休憩10分、いわゆるエコノミークラス症候群になりたくないので、席から立って動くようにする。
17:50から18:30まで長い休憩。
40分の間に夕食を摂る。
McDonald'sのチーズバーガーとオレンジドリンクで安くあげる。
21:20に受講終了して帰宅の途に。

往路でほとんど消費した水のかわりにPETボトルの茶を求める。
『綾鷹』が飲みたいのだが、1軒目のコンビニエンスストアにはなし。
駅までの道すがら、Coca・Colaの自動販売機を見るのだが、自販機はあっても買うことができない。
財布には五千円札1枚きり。
都合よく、開いているスーパーマーケットを見つけた。
自販機で140円だった綾鷹が99円で手に入った。

来た道を戻る。
地下鉄で近くに座った人がiPhone 4を使っている。
手の脂でべたべたになっているのが見てとれる。
終着駅を出て駐車場まで歩く。
目の前を行く人が肩から下げているのはiPadだ。
革製のジャケットを着けている。

夜なのに無灯火で走って帰る。
なるべく他の車と行き合うことのないコースを選ぶ。
登り坂はつらいが、逆は気持ちいい。
汗をかいて帰り着く。
22:50。
明日は「就職活動日」という名目で講義はない。
 

2010/07/31

エイジング

昼前、徒歩で外出。
ホームセンターで買い物。
アクリルラッカー(黒)を一缶、シンナー一瓶、細い刷毛。
ベランダで作業するときに使う、折りたたみの踏み台。
踏むのではなく、腰かける。

帰宅。
箱のボンドが乾いたスピーカーを試し聴き。
一晩おいただけで音がよくなった。
エイジングの力、侮るべからず。
さらに音を出しながらエイジング。

いったんケーブルを外して、塗装の準備にかかる。
はみ出たボンド、板の合わせ目などを中心に、ひたすら磨く。
始めは、粗いめのサンドペーパーでざくざく削る感じ。
途中から鉄製のやすりに持ち替えて、磨く感じ。
ほんとうはペーパーをどんどん細かいものにしていく。
どうせ何回か塗り重ねるから、下地をつるつるにしなくてもいいのではないか。

Jリーグ1部第16節、鹿島アントラーズ対ヴィッセル神戸戦の放送を観る。
試合を観つつ、箱を磨く。
納得がいったところで、再びアンプに接続する。
エイジング続行。
 

2010/07/30

サウンドチェック














エンクロージャが仮組みの状態で音出し。
この段階のチェックはたんなる結線の確認。
確実に接続されているか。
プラスとマイナスを逆につないでいないか。
George Michaelの『Faith』をかけてみる。
シャリシャリいって耳障りだが、接続はOK。

結線チェックが終わったので、エンクロージャを閉じる。
吸音材を入れ、側板を木工用ボンドで接着。
この後スピーカーユニットの取り外しはできない。
「はめ殺し」だ。

一晩乾燥させてから、サウンドチェック。
シャリシャリから一転して力のない、こもった音に聴こえる。
吸音材の入れすぎが原因だとしても、取り返しはつかない。
何時間、何十時間と音を出し続けているうちに(エイジングと呼ぶ)、ましになることもある。
6.5cmの小径スピーカーなので、あまり高望みはできない。
反対に、大きければいいというものでもない。
 

2010/07/29

製作続航2

まずはユニットに結線。ハンダ付けはいまだに下手くそ。

表面に突き出さないサイズの木ネジでユニットを固定する。

ユニットを取り付けたところ。上半分は後で塗る。

背板にケーブルを通してターミナルと結線。吸音材も入れる。

側板(右)はまだ接着していない。とりあえずこの状態で音出しチェック。


2010/07/28

製作続航

エンクロージャの下塗り














オリジナルスピーカーの製作をつづける。
まるで夏休みの宿題の工作をしているようだ。

本日は下塗り。
昨夜のうちに、プライマーと呼ばれる下地塗りをしておいた。
乾いた下地にサンドペーパーをかける。
ベランダに出て行なうが、昨日のように風のある日はできない。
専用の工作室があればね。

かちかちに乾いた刷毛を、ラッカーうすめ液にひたして「解凍」する。
ラッカーうすめ液とは、シンナーのことだ。
ラッカーの原液をカップに少量移して、シンナーで濃度を調整する。
原液のままだと粘りが強すぎて塗りにくい。
うすめすぎると流れてしまい、塗膜が形成されにくい。
このへんはだいたいの勘で行なう。

今回は、先にユニットを取り付ける。
鉄製のフレームが、ユニットの裏側から手前方向に打ち抜かれていた。
これをエンクロージャの手前から取り付けると、フレームのエッジが、しゃくれ上がった状態になる。
たぶん、気にする人はそう多くない些細なことだ。
そう考えて、普通のやり方でいこうとしたけれど、気が変わった。

穴の向こう側にスピーカーユニットを取り付ける。
ということは、穴が手前に見える。
穴自体の仕上げをきれいに行なわなければならない。
穴にユニットをかぶせる方法であれば、穴は隠れてしまうので、縁がぎざぎざでも許容される。
やっかいな方法を選んだものだ。
面倒くさがりのくせして。

穴の縁をきれいに塗ったらユニットを取り付ける。
ねじ回しが入らないので、背面の板をつけない状態で作業する。
配線をして、背板を貼り付ける。
吸音材を入れる。
これも普通は後から入れられるものだが、今回は先に入れておかなければならない。
いったん入れたら調整はできないので、これまた勘にたよる。

仕上げ塗りはまだ先のことだ。
 

2010/07/27

スピーカー製作難航

箱の片側だけを接着















iTunesで取り込んだアルバムのアートワークを自前の画像で行なう方法を学習。
そうか、「情報を見る」のか。

オリジナルスピーカー製作中。
デザインを急きょ変更したり、ホームセンターのカッティングが指定通りでなかったり、で難航。
もっと厄介な問題が発覚した。
板が捩じれていた。
ちょうどプロペラのようになっており、貼り合わせる板の片方の端が1ミリはみ出てしまう。
板を買い直す以外、貼り合わせた後にやすりで削って均すしか対策はないが、1ミリ分いびつな箱ができあがる。

普通は、箱ができあがったら塗装を行ない、最後にスピーカーユニットを取り付け、配線して完成する。
今回のデザインでは、ユニットを内側から取り付けるので、箱を閉じる前に作業する。
塗装も半開状態のまま部分的に進める。
昨夏リノベートしたスピーカーと同じく、アクリルラッカーの黒を塗る。
スプレイ式のものは周辺に拡散して、もったいないと同時に環境を汚染するので、使わないようにしている。
第一、刷毛で塗る方が楽しい!

録画してあった『私をスキーに連れてって』(馬場康夫作品、1987年)を観る。
意外にも初見。
三上博史が演じる主人公は「安宅物産」の社員。
『メッセンジャー』(馬場康夫作品、1999年)の舞台も安宅物産だったので、膝を打つ。
 

2010/07/25

天神祭の日

ただいま製作中……




















隣の部屋に住むH氏が散歩から帰ってきた足音で目覚めた。
午前5時26分。
熱帯夜の眠りは浅い。
H氏は毎日早朝から自転車で箕面駅まで行って、そこから箕面の滝まで歩いて往復するという。

ガンバ大阪は昨夜アウェイで対横浜Fマリノス戦。
1-0でFマリノスの勝ち。
終了間際に失点するという悪い癖がついてしまったようだ。

今日はディヴィジョン2の札幌コンサドーレ対横浜FC戦の放送を観る。
開始1分でホームチームに退場者出来。
途中、居眠りしてしまう。
中山雅史が出場するも不活躍。
三浦知良は出場せず。
現役であることにこだわっても、出場機会がなければ意味がない。

天神祭の生中継放送を観る。
毎年観ているが、ばかばかしいと思う。
祭りがではなく、それを自宅のTVで観ることがだ。
これは現場で体験しなくては意味がない。
今年のゲストの一人が遠藤保仁選手だった。
フットボール選手には似合わない浴衣姿。
首から上は日焼けしているのに、その下のV字ゾーンが白い。

『シンシナティ・キッド』(原題:The Cincinnati Kid、Norman Jewison作品、1965年)を途中から観る。
主人公のキッドを演じるSteve McQueenが今でも好きだ。
キッドを誘惑するAnn Margretも、すごくいい。
キッドがビーフステーキを食べるシーンも好きだ。
ミディアムレアのペッパーステーキを、ナイフで小さく切る。
その都度フォークを右手に持ち替えて、口に運ぶ。
これを観ると必ず、ビフテキが食べたくなってしまう。

キッドはギャンブラーだ。
5カードのスタッド・ポーカーで勝負する。
ディーラーが配る最初の札は、最後まで裏向けのままだ。
そこへ表向けの札を1枚ずつ4回配る。
すなわち相手にもその4枚は見えているのだ。
裏を向いたカードに賭けるという、非常にリスキィなゲームだ。
映画の中で、勝ち札がマクロレンズでクロースアップされる。
よく似たショットが『スティング』(原題:The Sting、George Roy Hill作品、1973年)にあったのではないかと思い、DVDを探す。

『スティング』ではPaul Newman扮する詐欺師がポーカーをする。
(Paul Newmanのことも大好きだ。)
こちらの場合は、5枚すべてを裏向きで配るというやり方だ。
1ペアさえないカードでも、はったりをかまして勝負することができる。
『シンシナティ・キッド』ほどのマクロではなかったが、勝ち札のアップショットあり。
札の種類が同じだった。
 

2010/07/24

死んだお茶の味

『スター・ウォーズ』に出ていたDarth Vaderが、なんと今は日本にいて、俳優阿部サダヲの家来(通信士)になっていることを知る。
この暑さの中、黒い甲冑に身を包んで生きていくのは無理でっせ。

スピーカーユニットを取り付ける穴を削るのがはかどらない。
ホームセンターに新しいやすりを買いに行く。
太陽が真上に来ないうちに、歩く。
目の粗いものが欲しいのだが、店で発見したものは「鬼目」といって、文字通り鬼の角のような目が立っている。
これではあまりにも引っかかりがありすぎて、削りにくい。
というわけで「中目」を購入。
ほんとうは鬼目と中目の中間が欲しい。

店の外に駐車している、なじみの移動パン屋でデニッシュを一本買う。
歩いて帰る途中、自動販売機にてPETボトルの茶を買う。
実は、昨日も船場東の販売機で同様の茶を買った。
ふだんはけっしてこのようなことはいたしません。
PETボトルに入れて売られている茶を、おいしいと思ったことはないので。
昨日は水筒を携えていた。
それにもかかわらず冷たいものを求めたのだが、炭酸飲料やら甘味料入りのものを避けていったら、綾鷹(日本コカ・コーラ)が残ったというわけだ。
これが意外においしかったと、ここに告白いたします。

そんなわけで、少しPETボトルの茶を見直して、次の日も買ったわけだ。
伊右衛門(サントリー)。
やはり、だめだった……
反省。
帰宅して、沸かしたての湯でほうじ茶をいれて飲む。
暑いけれど熱いけれど、こうして飲む茶が一番おいしい。
 

2010/07/23

役所とか職安とか

南と北の窓を開放すると、アパートの中を風が通る。
涼しい風ならいいのだが、温風だ!

三夜つづけて『スター・ウォーズ』を観る。
DVD-BOXで揃えている作品なので、それを観ればいい(pull)のだが、放送されるものをその時間に従って観る(push)のも悪くない。
3作目はエピソードの6番目にあたる。
日本で『ジェダイの復讐』と題されたもので、これまた1997年に手を加えられた特別篇だ。
原題はStar Wars: Episode VI, Return Of The Jedi [special edition]。
監督はRichard Marquand。
絵のように2枚並べて見比べるわけにはいかないので、原作にどのように手を加えたのかは、よく分からないのだが、最後のシーンに現われるアナキン・スカイウォーカーが、まったく別の俳優に置き換わっているのだけは、はっきり分かった。



健康保険を国保に切り替えた。
市役所の出張所で手続き。






















これで分かりやすくしたつもりかい。


職業訓練を受けるという条件で、生活支援金を受けることにする。
職安にて手続き。
これでもか!というほどたくさんの書類に必要事項を書かされる。
帰り道にて憂さ晴らしの?散財。
ブックファーストの池田駅前店にてR. B. パーカーの文庫本1冊。
MTBで一路箕面へ。
カルフールでフィッシュ玉子サンドイッチとオレンジジュースを買い、昼食。
Neustädt(ノイシュタット)という雑貨屋で、クリップ型のボールペン1本購入。
ふたたびMTBで船場東に移動。
BUFF STOCK YARDというこれまた雑貨屋で、電灯スイッチやらキーホルダーやらマグカップやら購入。
そんなもん、いらんのとちゃう?
その通りだが、この店に並んでいる雑貨は、なかなか楽しいのだった。

2010/07/22

黒い騎士
















『スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇』(原題:Star Wars: Episode V, The Empire Strikes Back [special edition]、Irvin Kershner作品、1997年)を観る。
といっても、夕食の用意をしながらだから、不真面目な観方だ。
この特別篇は1980年公開の原作を部分的に修正してあり、画面表現がよりリアルになっている。

ベランダから夜空を仰ぐと、そこには月が。
『スター・ウォーズ』を観た後で、いつもより立体的に見える。
発作的にカメラを持ち出して撮影。
135mmの望遠で絞り開放(f3.5)、距離無限大にセットする。
露出時間をマニュアルで1/8秒に調整した。
カメラはデジタル一眼レフだがレンズがオートではないので、こういう作業が必要になる。

『アイヴァンホー』(ウォルター・スコット卿作、菊池武一訳、岩波文庫)を読み始めた。
35年前に一度読んだものだが、もともと中世が舞台の物語なので、古びてしまうことがない。
『スター・ウォーズ』と同様、戦う騎士たちの物語だが、Darth Vader(ダース・ヴェイダー)が最強最大の悪役として描かれているのに対して、『アイヴァンホー』をはじめとする中世騎士物語では、黒装束の騎士は善の味方である場合が多い。

--
勘当の騎士の陣営のなかに一人、
黒の甲冑を着、黒の馬にまたがった戦士がいた。
馬は形も大きく背も高く、見たところ丈夫で力が強そうであった。
乗っている騎士もまたそのとおりであった。
そしてその楯にはなんの模様もついていなかった。
(中略)
ところが、味方の旗頭がこんなにひどくやられているのを見ると、
いままでの平気の平左の気持ちをかなぐり捨てたように見えた。
まだちっとも疲れていなかった馬にぱっと拍車をくれたかとおもうと、
さながら雷でも落ちる勢いで助勢に駆けつけ、
ラッパの音のように叫んだ。
「デスディチャード、助勢いたす!」
--
以上は『アイヴァンホー』第12章より。
勘当の騎士、デスディチャードは主人公アイヴァンホーの別名。

また、アーサー王伝説の中にも、盟友Lancelot(ランスロット)が黒い甲冑でその身分を隠して活躍するエピソードが見られる。

2010/07/21

ショーシャンクの空に















地震で目覚める。
大阪北部、震度3。
阪神淡路大震災を実体験している身には大したことのない揺れに思える。
最悪のことを知っていれば、それ以下のことには楽に対処できるということだ。
炎天下、フットボールの練習でしごかれたつらさに比べれば、今日の暑さがなんぼのもんか。
しかも1970年代の運動部は、練習中に水を飲むなという乱暴な規律にしばられていた。

オリジナルスピーカーの製作は、なかなかはかどらない。
ホームセンターで切ってもらった板のサイズの微調整を鉋(かんな)で行なう。
鉋の刃を研ぐことから始めなければならなかった。
バッフル(ユニットを取り付ける正面の板)にスピーカーの穴を明けるのにも苦労する。
鉛筆で円を描き、円周の内側に沿って電動ドリルで穴を明ける。
何か所か明けた穴にジグソー(電動糸鋸)の刃を入れて、大まかな円形に切る。
切り明けた穴をやすりで仕上げる。
やすりにハンドルがついていないので、軍手をしていながらも手が痛む。
こういう作業をしている時、『ショーシャンクの空に』(原題:The Shawshank Redemption、Frank Darabont作品、1994年)を思い出す。
Redemptionは含蓄のある言葉だ。
 

2010/07/19

GAMBA 3-2 REDS















いつものように友人にチケットをたかって、ガンバ大阪対浦和レッドダイヤモンズ戦を観に行く。
Jリーグ第1部、2010年季の第13節。
三連休の中日とあって、誘った友人すべてに同行を断わられた。
ええねん、俺は独りで。

準備。
汗とりの白いTシャツの上に、クラブに直談判して手に入れたレプリカシャツを着ける。
アウェイ用の白に、ゼッケン(死語か)はサポーターに約束されている「12」だ。
ほんとうは青と黒のホーム用がいいに決まっているが、長袖を好む自分としてはこれを選ぶ。
その他のアイテムも「UMBRO」で統一したいところだが、そうもいかず。
adidasがところどころに混ざる。
バナナ1本、水筒1本、のど飴2個用意。
「山田くーん」
座布団1枚。
いつもの双眼鏡をやめて、カメラ一台とレンズ2本用意。
どうせあまり撮影している暇はないのだが。
以上を背たらうてMTBにまたがる。

スタンドでクラブの代表に遭遇。
あいさつして、ちょっとの間話す。
眼下のフィールドではちょうど、審判団とマッチコミッショナーが試合前の査閲を行なっている。
マッチコミッショナーは、サッカー協会が派遣するのだそうだが、プレイヤー経験のある人なのだろうか。
昨季、鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ戦が後半戦の途中で中止されたことがある。
主審の岡田正義が大雨で試合続行不可能と判断し、マッチコミッショナーがそれを追認したためだが、普通はそのような理由で中止されることは考えられない。

ガンバ大阪の代表自身にはサッカー経験はないそうだ。
その代わり、代表に就任することが決まってから、ありとあらゆるサッカーに関する本を読んだという。
私はほとんど読まない。
読む時間を使って、観た方が面白い。
そして、観るより自分でプレイした方がずっと楽しい。
試合場に行けば、自分が選手になったつもりで応援してしまう。
身体が動く、大声が出る。
ちなみに、もらった席は身分不相応な極上の席だ。
肩身は狭いが、応援する気持ちほどには相応しいと書いておこう。

宿敵レッズが先取点(平川〜エジミウソン1)。
田中達也の動きがすごくいい。
前半ロスタイムに同点(遠藤〜宇佐美)。
--
相手の自殺点でガンバ勝ち越し(遠藤〜山田暢久)。
守りきれず、後半ロスタイムにガンバ失点(柏木CK〜エジミウソン2)。
またか!
一瞬静まり返るスタンドで「(時間)まだあるうっ!!!!」と叫ぶ。
それが伝わったかのように、直後のキックオフから展開、逆転さよならゴール(イ・グノ〜遠藤)!

What a finish!!

面接二本目寺社巡り

上本町五丁目まで試験を受けに行く。
職業訓練受講のための面接の二本目だ。
今さらこういうことをするのは、辛い。

終了して、墓参り。
ここへ来るのに地下鉄『谷町九丁目』駅で下りて歩いたのだが、反対側には我が家の菩提寺がある。
素通りするのは憚られるだろう?
ブレイザーのポケットには、ちゃあんと数珠を入れてきたのだ。
しかし、花を買う余裕はなかった。
強い日差しの下、墓石を漱いで線香を立て、拝む。

すると、催し太鼓が聴こえてきた。
ここは高津宮からもほど近く、夏祭りもほど近い。
音に誘われて宮参り。
二礼して二拍手、一礼して終わり。
手と口を漱ぐのを忘れた。
面接二本目の首尾や如何に。

梅雨は明けたと誰かが言った。













面接一本目傘がない

梅雨がまだ明けない頃。
職業訓練受講のための面接試験を受けに行った。
場所は近鉄『布施』駅前の某ビル。
約束の時間は午前10時だ。
到着直前に腹具合がユンカースになった。
(注:ユンカースとは、第二次世界大戦時活躍した、ドイツの急降下爆撃機)
布施駅から電話して事情を説明し、少し遅れて行きたいと頼む。
それでは午後3時に出直せと融通のきかないことをいう。
我慢して面接を受けることにする。

持って行った傘を、傘立てに置く。
身から離さずに持っているのが習慣なのだが、面接時には邪魔になる。
終了までなんとかこぎ着けて、ビルのトイレを借りた。
ふらふらと駅まで歩き、電車に乗った。
『鶴橋』駅まで来たときに、傘を忘れてきたことに気づいた。
ビルを出たときには雨は降っていなかったのだ。
ちょっと迷ったが電車を下り、ふたたび布施方面行きの電車に乗った。

プリペイドカードで乗車したので、システム上は、乗った駅である布施では下りられない。
ICチップを埋め込んだカードの場合は、改札口の端末でキャンセル処理ができる。
駅員に事情を話して、改札機を通らずに外に出してもらう。
再入場の際も機械を通らないようにして入れてもらうわけだ。
こうして面接会場だったビルに戻って傘を取り返し、さらにまたトイレを借りた。

近鉄電車で難波まで戻り、地下鉄に乗り換える。
次の改札口に入るまではフリーだから、久しぶりに大書店の『ジュンク堂』に行きたいのだが、その元気はなかった。
 

2010/07/15

クモ膜下出血

ガンバ大阪対京都サンガ戦当日の昼、篠突く雨。
窓からの視界が真っ白だ。
前夜、弟の嫁の姉さんが亡くなったと知らせを受ける。
クモ膜下出血で、外出中に突然倒れた。
1959年生まれだから、51歳。
夫と高校生の息子が後に残された。

ガンバ大阪のユニフォームを着てスタジアムに向かう人たちとすれ違いながら、母とともに通夜の会場に向かう。
小さなスペースにあふれかえる弔問客。
焼香の列が引きも切らず。
大層人気のある人だったと弟が話す。
自宅から持ってきた『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン、ハヤカワ文庫)を義妹に手渡す。
こんな時になんやけど……読んだら元気が出るから、と言って。

弟が、何故か早く帰したそうにするので母と二人、『中百舌鳥』駅まで車で送ってもらう。
ここが大阪市営地下鉄御堂筋線の始発駅。
終着駅の『千里中央』で下りると、またガンバ大阪のサポーターとすれ違う。
応援に行けなかった試合、1-1で引き分けたことをこの後のスポーツニュースで知った。
 

オルグに失敗

奇特な友人がいて、ここのところずっとその人に甘えているのだが、ガンバ大阪対京都サンガ戦のチケットを贈られた。
現在、人生の唯一の目標になったと言っていいフットボール観戦の機会を与えてもらい、感謝している。

問題はチケットが2枚あって、一緒に観に行く「連れ」がいないことだ。
チケットを贈ってくれた本人は北海道に出張。
それでは、とほぼ毎回声をかけている共通の友人Sに誘いをかける。
Sは群馬出張、ときた。
これまた共通の友人Mを誘う。
先約があるといって断わられるが、ちょっと怪しい。
そこで、女を誘う。
彼女は幼稚園時代の同級生。
第二次性徴の始まる、はるか前からのつき合いなので、お互いを異性として意識していない。
サッカーの試合は久しぶり、とかいって最初は乗り気のようだった。
そのうちにキックオフの時間に間に合わない、車で行きたいがスタジアムの場所がわからない、などとごね出して、結局その時間に打ち合わせのあることを忘れていた、といって断わってきた。
ほんまかいな。

という訳で、一人で観戦することになった。
天気予報では当日当夜の降雨確率は50パーセント。

(2B continued...)

2010/07/13

得点王とアシスト

2010 FIFAワールドカップの得点王が、Thomas Müller(ドイツ代表)に決まった。
日本語のニュース記事を読むと、同点4人の中から彼が選ばれた理由は「アシストを考慮して」というものだった。
曖昧な表現で、理解不能だ。
アシストをどう考慮したのか。

たとえば、単独でドリブルしていって、シュートをした場合に「アシスト」はつかない。
アシストなしで得点した方が偉い!と考えるのであれば、それが得点王の条件になり得る。
チームプレイなのだから、味方の選手との協働で点を取った方が尊い!と考えるのであれば、アシストを受けた数の多さがその条件になる。
また、単に自分が得点する以外に、他人をアシストして点を取らせたことを考慮するのか。

FIFA.comのウェブサイトで確認したところ、3番目の理由だった。
そうなるとまた一つ別の問いが発生する。
「得点王」は表彰するが、「アシスト王」はしないのか。
今大会世界中が期待したMessi(アルゼンチン代表)は結局一つも点を取らなかったが、アシストは多くしたはずだ。
 

2010/07/12

フィナーレ

ワールドカップが終わった。
これから4年間は、比較的平穏な夏が過ごせるわけだ。
もとい、2年後に欧州選手権(ユーロ)がある。

▼決勝
オランダスペイン戦、0-1。
決勝戦にありがちな、面白くない試合。
力が拮抗しているので、ゲームの動きが非常に重い。
相撲に例えるならば、がっぷり四つに組んでしまった状態。
まきかえにいこかいくまいか、うかつに攻められず、守りに神経を集中する。
絶対に負けられないとお互いに思っているので、反則も辞さない。

決勝ゴールを決めたIniestaは、イエローカードを覚悟でユニフォームを脱ぐ。
下に着ていた白いシャツには、亡き友Dani Jarqueへのメッセージが書かれていた。
JarqueはリーガエスパニョラのEspanyolの主将で、2009-2010シーズンの開幕直前に心臓発作を起こして亡くなった。

【Most Valuable Player】
本大会のMVPにDiego Forlanが選出されたようだが、偏固ジャーナルが選ぶMVPはスペインの優勝に大いに貢献したDavid Villaだ。

【観戦した中で最も印象に残った試合】
6/16予選リーグ・グループHのホンジュラス対チリ戦
Bielsa監督が標榜する堅守速攻のフットボールが見物だった。
チリ代表でイタリアのUdinese所属のFW、Sánchezの今後に要注目。

【クリーンゴール集】
実際にTV放送で観た順に、
6/11:南アフリカ#8 Tshabalala
開幕後第1号の無回転シュート(対メキシコ戦)
6/18:アメリカ#10 Donovan
ゴールの天井を狙った強烈シュート(対スロベニア戦)
6/26:ウルグアイ#9 Suarez
ファーポストに当てて入れたシュート(対韓国戦)
6/26:ガーナ#23 Boateng
ドリブルからの地を這うシュート(対アメリカ戦)
同じ試合、#3 Gyanのボレー・シュート
6/27:アルゼンチン#11 Tevez
入魂の高速ミドルシュート(アルゼンチン対メキシコ戦)
同じ試合、メキシコ#14 Hernandezのシュート
7/3:スペイン#7 Villa
2クッション・シュート(準々決勝、対パラグアイ戦)
※これを表わすと下記のようになる(〜はパス、→はシュート)。
※Iniesta〜Fabregas〜Xavi〜Iniesta〜Pedro→左ポスト〜Villa→右ポスト〜左ポスト(ゴールイン)
7/6:オランダ#5 van Bronckhorst
糸を引くミドルシュート(準決勝、対ウルグアイ戦)
ニュースでゴールシーンを観ただけの分、
6/15:ブラジル#2 Maiconのゴールライン平行シュート(対北朝鮮戦)
6/16:ウルグアイ#10 Forlanのドライブシュート(対南アフリカ戦)

【ヘディングでよかったシュート集】
6/21:チリ#11 Gonzalezの地面叩きつけヘッド(対スイス戦)
7/7:スペイン#5 Puyolの助走つきジャンピングヘッド(準決勝、対ドイツ戦)
ニュースでゴールシーンを観ただけの分、
6/13:ドイツ#11 Kloseのジャンピングヘッド(対オーストラリア戦)

【よかったフリーキック集】
6/24:日本#18本田の無回転FK(対デンマーク戦)
同じ試合、#7遠藤のコントロールFK
7/2:ウルグアイ#10 Forlanの動揺弾

【得点王】
同点で5人、上位4チームより。
Sneijder(オランダ):5点
Villa(スペイン):5点
Müller(ドイツ):5点
Forlan(ウルグアイ):5点

【ドイツに関して】
2010年ワールドカップで第3位。
2008年欧州選手権(ユーロ)で準優勝。
2006年ワールドカップ(ドイツ大会)で第3位。
2002年ワールドカップ(日韓大会)で準優勝。
いいところまで行くが、なかなか頂点に届かない。

【その他】
試合中に脚の筋肉の痙攣を起こす選手を見かけなかった。
フットボールの試合は、涼しい環境で行なうべし。
 

2010/07/11

Match for the 3rd place

第3位決定戦をMatch for the third placeと呼ぶ(FIFAのウェブサイトより)。
スカイパーフェクト以外では放送はなかった。
放送はない?
なんだか気の毒な話だ。
死にものぐるいで準決勝を戦い終えて負け、たったの中二日でもう一試合行なうのだ。
それも決勝戦の前に終えておきたいからというFIFAの都合にちがいない。

とにかく、ダイジェスト版でウルグアイ対ドイツ戦を観た。
点の取り合いの末、2-3。
ドイツは前回同様、3位となった。
さあ、あと一試合。


『バスカビル家の犬』(C・ドイル原作/大沢在昌訳、講談社文庫)を読んだ。
満足度……☆☆★
昔懐かしいシャーロック・ホームズの探偵譚。

『ターミネーター4』(原題:Terminator Salvation、McG作品、2009年)を観た。
満足度……☆☆★
続編を作り続ける意味はあるのか。

『禅 ZEN』(高橋伴明作品、2008年)を観た。
満足度……☆☆★
なにせ我が家は禅宗なもので、興味あり。
曹洞宗の開祖道元(中村勘太郎)の仏法に対する真摯な姿勢、質素な暮らし方に打たれる。

道元は、座り続けること(坐禅)によって悟りを得るという考えを広めた。
その著書『正法眼蔵』がハイデガーに注目されていたとは知らなんだ。
……そうか、出家するというテもあるか。
 

2010/07/09

スピーカーの箱を作ろうか

「Stereo」誌7月号の付録のスピーカーキットは組み立てた。
次はこのスピーカーユニットをおさめる箱を作りたい。
この箱のことを、エンクロージャとかキャビネットと呼ぶ。

エンクロージャの形状や大きさは自由だが、スピーカーユニットの大きさに適した箱のサイズがあって、あまりに大きくても、また小さすぎても、いい音が鳴らないことがある。
たいていの場合はメイカー推奨値が提示されているので、それに合わせれば無難だ。
今回組み立てたユニットの場合、エンクロージャの内容積の推奨値は1.2リットル。
また、1から3リットルの間であればそれでもいいとのことだ。

たとえば、10ミリ厚・10センチ幅の板を買ってきて、10×10×20センチの箱を作ったとする。
板厚を差し引いた内寸は8×8×18、容積は1,152立方センチ。
この小さな木箱がちょうどいいサイズのエンクロージャとなるわけだ。
どうせ自作するのならば、オリジナリティを出したい。
そこで内容積の推奨値を確保できる、さまざまなバリエーションを考えることになる。
ここがスピーカー自作の最も楽しい段階だ。

考えがまとまったら図面を書き、板を買う。
デザインに沿って、なるべく無駄の出ないように配慮する。
今回使用する板は「シナ合板」、厚さ12ミリ・面積450×900ミリ。
中国製という意味ではなく、シナという材料が表面に使われているベニヤ板だ。
ラワン材の方が好きだが、最近は見かけない。

ホームセンターのKにてシナ合板を1枚購入、980円也。
レジで精算してからサービスカウンターへ持ち込んで、カットを依頼する。
カットは直線のみで、1カットにつき30円。
10回切ってもらうつもりなので、300円払う予定。
ところが、カット担当者が切り間違って、板まるまる1枚を「端材」にしてしまった。
先方の責任なので、板の売り場からもう1枚、レジを通さずに持ってくる。

やり直し。
図面を見れば、できると思うのだが。
そうはいかず、側に立ってディレクションしないと図面通り切れないのだった……
しかも、10センチ未満はテーブルソーで設定できず、メジャーで測って切るのだが、5ミリも短かく仕上がった。
あきらめて、カット終了。
カット代金300円は、支払っていない。










2010/07/08

Semi Finals 1&2

日本が敗退して、チェックがやや甘くなった。
予約録画してあったウルグアイ対オランダ戦を観忘れ、ニュースで結果を知ってしまった。
ドイツ対スペイン戦は朝一番に録画をチェック。

▼準決勝
Match #61: ウルグアイオランダ戦、2-3。
van Bronckhorstのシュートが美しい。
Diego Forlanの健闘も空し。
Match #62: ドイツスペイン戦、0-1。
Puyolのヘディングも、強く美しい。

準決勝2試合とも、ベテラン主将の活躍が光った。
van Bronchorst35歳、Puyol32歳。
ワールドカップは残り2試合。
Match #63は第3位決定戦、ウルグアイ対ドイツ。
Match #64が決勝戦、オランダ対スペイン。
両国ともまだ優勝したことはない。
 

2010/07/06

三つ子の魂百まで

午後遅くなってから思い立ち、古書を売りに走る。
レオナルド関係2冊、ジョーダンを1冊。
3冊でちょっきし5kg。

MTBの背から見上げると、空模様が怪しい。
背たろうているバッグはネット状なので、雨が降れば古書が濡れる。
紙は濡れると生まれた時に近い状態に戻り、役に立たない。
先を急ぐ。
急がば力を入れてペダルを踏むのだが、そうするとチェーンが落ちる。
往路で2回も落としてしまった。
惰性でMTBを道路脇に寄せ、チェーンを再装着する。
グラブがどろどろだ。

幸い雨には降られず、我が身が汗に濡れた。
3冊は1,800円で売れた。
いっつも予想価格が外れる。
今日は予想外に安い。
レオナルドなのに……
CDの棚でDavid Sanbornの未購入盤を見つけてしまい購入、980円也。






















今日はMcDonald'sに寄らず、千里中央を目指す。
ヤマダ電機入店。
アナログオーディオのコーナーでスピーカのターミナルを求める。
プラグの方はバナナ型のものまで置いてあるのだが、ターミナルは皆無。
さもありなん。
日本橋あたりのパーツショップまで行かなければ見つかるまい。
ふらっとおもちゃ売り場へ。
エアガンを一丁購入。

おもちゃのピストルは、幼稚園児の頃からの趣味だ。
2歳上の従兄のモデルガンが羨ましくて、親に強くねだったことを覚えている。
従兄の銃は、火薬を使って疑似弾を発射できるもので、非常に危険なおもちゃだった。
当時大きな社会問題になったことも覚えている。
その後は「銀玉」でおとなしく?遊んだものだ。
大人になってからはガスガン。
これもけっこう危ない。
銀玉のプラスチック版とでもいうべきBB弾を銃口からガスで吹っ飛ばす。
陶製のマグカップを撃ったことがある。
BB弾が口から入ってチンチロリン、という結果を想定していたのだが……
マグカップは粉々に砕け散った。

いやしかし、こんな時になんでこんなもん買うのか。

2010/07/05

はこBOONで発送

京阪電鉄が運営する遊園地「ひらかたパーク」の中に設けられているスイミング・プールの名が「The Boon」で、それをすぐに連想した。
「はこBOON」は、Yahoo!のユーザ向けに伊藤忠商事が開発したサービスで、配送はヤマト運輸に痛くされて、ぢゃなくて委託されている。

Yahoo!のIDでログインし、ウェブ上で送り先の登録を行ない、クレジットカードかネットバンクによる決済ができる。
送料の計算は、配送地域の他に自己申告のサイズと重量により行なう。
差出人(自分)の住所情報も同時に入力しておく。

そして、梱包済みの荷物をFamily Martまで持っていくのが条件だ。
「Famiポート」と呼ばれる専用端末がある店ならば、どこでもよろしい。
その店で、現金による支払いもできる。
Famiポートは、LAWSONの「Loppi(ロッピー)」と同様のサービスターミナルだ。
このターミナルに、事前にウェブから出力されたサービスコード12桁を打ち込む。
スロットから吐き出された長いレシートをレジカウンターに提出する。
カウンターで送り状が発行されるという段取りだ。

店自身が「はこBOON」に慣れておらず、手間取るので店員を叱る。
送り状には、荷物の品名・送付先・差出人が印字されていて、依頼主自身が荷物に貼付する決まりになっているそうだ。
自己申告したサイズと重量のチェックはなかった。
忘れたのか。
配達日の指定はできないが、時間帯の指定はできる。
そんなこんなで料金は宅急便より1割以上も安い。
伊藤忠のネットビジネスはあまり信用ならないという気もするが、今の時期ゆうパックよりは信頼できるだろう。

さて、送った荷物の中身はPalmの日本語版最終モデル、m515だ。
これにNTT DoCoMoのPaldio 633SというBluetooth対応PHSを組み合わせてたいへん重宝した。
m515のSDカードスロットにBluetoothカードを装着し、ポケットの中のPHSとリンクさせて、メイルチェックやウェブブラウズができた。
やがてNTT DoCoMoのPHS事業が滅んだため、残念ながらそれができなくなった。
携帯電話も進化してフルブラウザが搭載されるようになった。
スマートフォンも台頭してきた。

感傷的な理由で今日までm515を手元に置いていたのだが、ついにあきらめた。
一度ネットオークションに出品したが、最終入札額3,600円を見て出品自体を取り消し。
あまりにも安い。
取消手数料に525円支払った。
最低落札希望価格を5,150円に設定して再出品。
これが11,000円で落札されたので、初回の出品取り消しは判断がよかったといえる。

こうしてm515はもらわれていったのだが、実は押し入れに「IBM WorkPad」がもう1機眠っている。
(爆)

2010/07/04

Quarter Finals 3&4

▼準々決勝
アルゼンチンドイツ戦、0-4。
アルゼンチンが勝ち進むと予想していたが、贔屓のドイツが勝つ。
なんという大差。
パラグアイスペイン戦、0-1。
パラグアイの7番Cardozo、PKを外した責任に大泣き。
決勝トーナメント1回戦のPK戦で、日本に引導を渡した最終キッカーだ。
これもまたドラマなり。


『おこう紅絵暦』(高橋克彦、文春文庫)を読み終える。
満足度……☆☆★
こちらを先に読んでいたら『だましゑ歌麿』を読む気になっていたか。
『ジョージ・ベストがいた マンチェスター・ユナイテッドの伝説』(川端康雄、平凡社新書)を読む。
満足度……☆☆★
1章だけつまみ読みしていた、その残りを一気読み。
著者はフットボールファンの英文学者で、文章はうまくないが内容で読ませる。
ベストの人生は興味深い。

WOWOWを解約した。
会員制のサービスはどこも、簡単に解約ができないように配慮してある。
いろいろ調べた結果、直接電話して手続き。
解約の理由をたずねられる。
「ワールドカップが観られないから」
と答えた。
 

2010/07/03

Quarter Finals 1&2

オランダ対ブラジル戦を観終わる。
ウルグアイ対ガーナ戦は録画を予約しておいて就寝。
翌朝、録画時間を確認して愕然。
166分も録っている。
90分で終わらず、延長戦が行なわれたことを物語っている。
それでも決着がつかず、PK戦になったのかも……

ところが再生観戦してびっくり。
録画はなんと延長戦後半の14分26秒で終わっていた。
その時点でスコアは1-1。
引き分けで終わるのか、どちらかが点を取るのか……?
残り34秒プラスアルファの中で起こったドラマを観られなかった。

▼準々決勝
オランダブラジル戦、2-1。
ブラジルがきれいに1点取り、オランダがしぶとく2点返す。
ウルグアイガーナ戦、1-1。
PKの蹴り合いを行ない、ウルグアイ選手が一人外したが、ガーナ選手は二人外したために、ウルグアイの準決勝進出が決定した。


ウルグアイ対ガーナの延長戦後半のドラマは、ダイジェスト版で観た。
あの窮状からウルグアイが逆転するとは、誰も思うまい。

応募していた郵便配達のアルバイトに、不採用となった。
応募者数は非常に多かったらしい。
 

2010/07/02

やはり芋蔓式読書

スピーカーキットの組み立ては、あの後センターキャップを接着して終了。
ただしキャップを水平に載せることができず、しかもボンドの接着力が強く修正不能。
不細工な仕上がりとなった。

今夜からまたワールドカップの準々決勝を観戦するのだが、合間に本も読んでいる。
本の雑誌社の営業部長の日誌を読むと、一部では時代小説に飽きてしまった人もいるらしい。
http://www.webdoku.jp/column/sugie/2010/06/29/112718.html

こちらは反対に、最近よく時代小説を読むようになった。
宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話のシリーズに出会ったきっかけを、もう思い出せずにいるけれど、そこから芋づるを引くように、
『雨を見たか 髪結い伊三次捕物余話』(宇江佐真理、文春文庫)
 満足度……☆☆★
『傷 慶次郎縁側日記』(北原亞以子、新潮文庫)
 満足度……☆☆★
『影帳 半次捕物控』(佐藤雅美、講談社文庫)
 満足度……☆☆☆
と読み進んでいる。
これらを選んだ手がかりは各社の文庫解説目録だ。
『おこう紅絵暦(べにえごよみ)』(高橋克彦、文春文庫)にとりかかろうとして、いつものようにあとがきを先に読み、本作に前日譚のあることを知る。
『おこう…』を中止して『だましゑ歌麿』を買いに走る。
たまたま文庫の安売りをしていたBOOK・OFFで、厚さ20ミリはある『だましゑ…』を200円で購入。
それを今日読み終わった。
満足度、☆☆☆プラス☆だった。
 

2010/07/01

中休み
























 ワールドカップは決勝トーナメントの1回戦がすべて終わり、準々決勝までの間しばしの休息。
観戦する側にとってもありがたい。

Stereo誌7月号の付録のスピーカを組み立てる。
完成品だと思い込んでいたのだが、キットだった。
Fostex社が設計した、6.5cm径のフルレンジ方式。
こんな小さいスピーカでもエンクロージャ(箱)に入れると、びっくりするぐらいいい音で鳴る。