2010/07/19

面接一本目傘がない

梅雨がまだ明けない頃。
職業訓練受講のための面接試験を受けに行った。
場所は近鉄『布施』駅前の某ビル。
約束の時間は午前10時だ。
到着直前に腹具合がユンカースになった。
(注:ユンカースとは、第二次世界大戦時活躍した、ドイツの急降下爆撃機)
布施駅から電話して事情を説明し、少し遅れて行きたいと頼む。
それでは午後3時に出直せと融通のきかないことをいう。
我慢して面接を受けることにする。

持って行った傘を、傘立てに置く。
身から離さずに持っているのが習慣なのだが、面接時には邪魔になる。
終了までなんとかこぎ着けて、ビルのトイレを借りた。
ふらふらと駅まで歩き、電車に乗った。
『鶴橋』駅まで来たときに、傘を忘れてきたことに気づいた。
ビルを出たときには雨は降っていなかったのだ。
ちょっと迷ったが電車を下り、ふたたび布施方面行きの電車に乗った。

プリペイドカードで乗車したので、システム上は、乗った駅である布施では下りられない。
ICチップを埋め込んだカードの場合は、改札口の端末でキャンセル処理ができる。
駅員に事情を話して、改札機を通らずに外に出してもらう。
再入場の際も機械を通らないようにして入れてもらうわけだ。
こうして面接会場だったビルに戻って傘を取り返し、さらにまたトイレを借りた。

近鉄電車で難波まで戻り、地下鉄に乗り換える。
次の改札口に入るまではフリーだから、久しぶりに大書店の『ジュンク堂』に行きたいのだが、その元気はなかった。
 

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