2010/12/28

プチ忘年会

総勢6名のこぢんまりとした会合があった。
豊中から阪急の急行列車に乗って梅田へ。
マンション管理業務主任者資格の模擬試験以来、およそ6週間ぶりだ。
その間もそれ以前もまったく知らなかったのだが、阪急百貨店の改装と並行して、富国生命ビルも建て替えを行なったようだ。

よくモデルガンを眺めていた「ヤマモト」はどうなったか、その向かいのメンズショップ「ナカガワ」はまだあるのか。
待ち合わせの時間まで2時間半あるので、ホワイティ地下街の通りからビルに入って探ってみる。
ビルの入り口にあったフロアガイドをチェック。
ヤマモトもナカガワもなくなっているのがちょっとさびしい。
紅茶専門の喫茶店「カンテ・グランデ」が新たに出店している。
時間調整には最適、と入店。
「大きなカップのミルクティ」(550円)と「ゴータマ・ショコラ」(450円)を注文。
ゴータマ・ショコラとは、チョコレートケーキのことだ。

一服しながら『核心』(パトリシア・コーンウェル著/講談社文庫)を読んでいると、二つ隣のテーブルに大きなマスクをかけたベロキラプトルが、連れの男とやって来た。
顔を隠しているのに、一目見てトータス松本とわかる。
彼はデビューする前に中津のカンテ・グランデ本店でアルバイトをしていたのだ。
ウルフルズの『大阪ストラット』(大瀧詠一作詞・作曲)では、カンテのことも歌われている。
じろじろ見るのも失礼だし、サインをもらう趣味もないし、握手してくださいとも言えず、茶を飲み終わって黙って店を出た。

梅田新道にある『ウエムラサイクルパーツ』へ行く。
買いたいものがたくさんあって、我慢するのが大変。
しかし、携帯型のポンプを買ってしまう。
まだ時間があるので、地上伝いに富国生命ビルまで引き返し、さらに道を渡って阪急の『メンズ館』に入る。
ネクタイをチェック、買いたくなったものなし。
手袋をチェック、買いたくなったものなし。
帽子の専門店が新しくできている。
ツイードのハンチングキャップをずっと求めているのだが、この店にも望みの品はなし。
よかった、散財せずにすんで。

待ちをきった(待ち合わせた)のは曽根崎警察署前。
合流して太融寺近くのお好み焼き屋に入る。
メンバーは以前在籍していた会社のフットボール部のチームメイトだ。
合宿で同じ釜の飯を食った、気のおけない仲間。
体調を崩してしばらく会えずにいた間、心配をしてくれて、何度もEメイルで具合をたずねてくれた。
この人たちとまたボールを蹴りたい。
そう約して別れた。
どうぞ皆がよい年を迎えられますように。
 

2010/12/24

BicycleをRecycle

製作途上。ワイヤー類もチェーンも張られていない状態














クランクを別物に交換。あとはチェーンを張るだけ














完成したでごわす














同じ配達エリアを担当するアルバイト仲間のNも失業者だ。
自転車が必要だが新調する余裕はないと言う。
我が家には処分待ちの自転車部品が山ほどあるので、それらを集めて一台組み立てて、彼に超廉価で売ることにした。

4台の自転車から取り外した部品が見事に合体できるのは、それらが一定の規格に沿ったものだからだ。
例えばハンドルバーのパイプの直径は22.2mmで、そこに取り付けるシフトやブレーキレバーのクランプの内径は22.2mmになっている。
寄せ集めの部品の中に不足したものはハンドルバーを固定するステム。
これはネットオークションで求めた。
沖縄の人が出品していた19年前のステムを落札した。
298円から始まって、入札したのはたったの一人。
定形外郵便料金390円を加えて688円の出費となった。
グリップのみ、中古ではなく未使用の在庫品を使用した。

フレームにホイールを取り付けるところから始めて、その他の部品も一つずつ確実に組み上げていく。
このあたりの作業がプラモデル感覚で楽しい。
プラモデルを組み立た後は飾っておくしかないが、自転車は実際に乗って走ることができる。
そこがいいのである。
 

2010/12/17

マックイーンな気分

毎朝この棚に満杯の郵便物が毎夕空っぽになる















「好きだったのよあなた 胸の奥でずっと」
というサビの部分が好きな歌がある。
その作者を、今日まで知らずにいた。
歌の題名すら覚えていないのだが、荒井由実作詞・作曲の「まちぶせ」と知る。
さもありなん。

ガソリンを燃やして走る車は持つまいと心に誓った身だが、ここのところ毎日バイクを運転して大気を汚染している。
郵便局に午前9時出勤。
担当エリアの郵便物を配達順に並べ、住所と居住者が合致しているかの確認を行う。
それらの郵便物は、あらかじめOCRに2回読ませて並べてあるのだが、精度は100%をかなり下回る。
最終的には人間の目で判断しなければならないわけだ。
配達順に並べることを「道組み」と呼ぶ。
道組みが完成した郵便物は、定形と定形外に分けてプラスチック製の大きなかごに詰め込んでいく。
そのかごをキャリーカートに載せ、エレベータで地下駐車場に運び下ろす。
HONDA製の赤いカブのリアキャリアにはかごと同じ大きさの箱が取り付けられている。
その箱に、かごから郵便物を移し替える。
かごに入れたのとは逆順に箱に入れると、最初に配達するものが箱の上部にくる。
ここでしくじると、配達先で箱の中を再整理しなければならなくなる。

まずは定形外から郵便受けに投入していく。
大きすぎて郵便受けに入らないものはよけておく。
続けて定形の郵便物を投入する。
間違った場所に投入してしまう危険性は高く、これは「誤配」と呼ばれるが、人間が作業するかぎり絶対に撲滅できない。
非常に問題視されるが、たんに謝罪してすませるしかない。

よけておいた大きな郵便物は、玄関ドアまで配達する。
ベルは二度鳴らす。
運よく在宅の場合は手渡して帰ることができるが、不在の場合は客用の再配達依頼書を書き、玄関に投入する。

これを繰り返しながらバイクで移動する。
郵便物を満載したバイクはたいへん重く、バランスをとって走るのに苦労する。
「立ちごけ」を二度した。
止まった状態からバランスを崩し、その場で横倒しとなってしまうのだが、これを起こすのにはスーパーマン級の力が必要だ。
3週間やって、やっと慣れてきた。
どんどん配達するとバイクもどんどん軽くなり、帰り道では我が誓いをすっかり忘れて爆走しているのだが、このとき気分はマックイーンなのである。
 

2010/12/06

Mission completed

マイミクの数が減っていることに気付いた。
本の雑誌社・杉江氏。
予告なしにフェイドアウトできるmixiの仕様は、無礼だ。

日曜日、マンション管理業務主任者試験を受ける。
寝屋川の電気通信大学まで、モノレイルと京阪電車を乗り継いで行く。
きっと寒かろうと思い、膝掛けや座布団を持参した。
受験会場が寒かったのは昔の話。
汗をかくほど暑かった。

感触はよかった。
全国公開模試の結果も芳しくなく、その後の自己チェックも同様だったので、諦めのムードだったのだが、少し望みが出た。
ただし、昔から、感触はよかったのに成績はよくないということが多かった……
たんなる思い込みかも知れん。

とりあえずミッションが終了し、肩の荷を下ろす。
帰途は淀屋橋まで京阪電車に乗り、地下鉄に乗り換えて心斎橋へ。
とあるメンズブティックにてネクタイを1本注文。
この店は『本町』駅から歩いた方が近いのだが、心斎橋にあると主張したいらしい。
そういう訳で、帰りは『本町』駅まで御堂筋沿いを歩く。
駅上のエクセルシオール・カフェで休憩。
空腹だったので、照り焼きチキンサンドイッチをとり、熱いロイヤルミルクティを注文する。
確かに照り焼きと表示してあったが、実際はスモークト・チキンだった。
ま、この方が好きだけど。

再び地下鉄に乗って終点の千里中央へ。
思いついて、箕面のマーケットパーク・ヴィソラまでバスに乗る。
Right-onでウールのセーターを1枚購入。
紺色の丸首で、何の変哲もない。
本当は大好きなアーガイルチェックを買いたかったが似合わず断念。
SPORTS DEPOを素見す。
自転車売り場でシフトケーブルのアウターキャップを見つけて購入。
意外なところに意外なものがある。
ふたば書房にて『もしドラ』を購入。

箕面から自宅まで徒歩で帰還。
次の日からまた郵便配達をする。