2012/10/29

シンガー死す


今年、大好きな歌手が相次いで病に倒れた。
尾崎紀世彦は5月30日、肝臓がんのため69歳で死去。
桑名正博は7月15日に脳幹出血を起こして入院、10月26日に心不全のため59歳で死去。

尾崎紀世彦は『また逢う日まで』(作詞:阿久悠、作・編曲:筒美京平)を歌って大ヒット。
抜群の歌唱力で、1971年の日本レコード大賞と日本歌謡大賞を受賞した。
生まれて初めて歌ったカラオケがこの曲だった。
ちなみに、当時のカラオケは8トラックのカセットテープ。
歌詞が印刷された本を見ながら歌うスタイルだった。

桑名正博は『セクシャルバイオレットNo.1』(1979年)が有名だが、彼の名を初めて知ったのは『哀愁トゥナイト』(1977年)による。
いずれも筒美京平作の曲だ。
『哀愁……』はノリのいい曲で、ディスコでよく流れていた。
『月のあかり』(1978年)が、大阪人が歌うカラオケのスタンダードであるらしい。
この曲は下田逸郎作詞、桑名作曲。
『さよならの夏』(1977年)が最高にいいと思う。
松本隆作詞、筒美京平作曲のバラードだ。
おまけに、Ds:高橋ユキヒロ、Bs:後藤次利、G:高中正義、P:羽田健太郎というメンバーである。

歌手は死すとも、歌は死せず。
秋の夜、風呂に浸かりながら尾崎と桑名を歌う。
 

2012/10/28

【J特】G大阪、広島戦で加地を失う


MTBのチェインに注油、タイヤに空気を補充する。
青黒の戦闘服に着替えて自宅を出発。
リアディレイラの調子が悪いが、そのまま走る。
シフトのアップダウンがうまくいかないが、最悪の場合でも変速しないままで走ればいい。
山田駅前のマーケットにて、クラブハウスサンドイッチ、ビゴのクリームパン、赤葡萄のジュースを調達。
万博公園に向う。

J1のリーグ戦が最終盤に入る。
本日の第30節を含めて5試合。
ガンバ大阪は残り二つの降格枠を争う第16位に着けている。
ファンやサポーターは、気晴らし(sport)のために観戦しに来ているのに、やきもきさせられるばかりだ。



ファンでいっぱいの場外





















 試合前の選手紹介が始まる。
第2ゴールキーパーの武田洋平が「万博のトイレ」と紹介される。
よく聞けば「万博の砦」だった。

今節の対戦相手はサンフレッチェ広島。
首位のチームに対して1-0の後1-1で引き分けた。
勝てるはずの試合を落としたと言っていい。
選手の動きが悪かった。
特に前線はほとんど立ったままの状態でパスを待っている。
後半戦の後半は攻勢の広島に対して「引き過ぎ」。
#15今野が広島の#8森崎和幸にアシストして得点させてしまった。
第22節対名古屋戦、第26節対浦和戦(いずれもアウェイ)のような積極的な戦いが、なぜできない。

悪いことに、#21加地選手が試合中に負傷した。
左膝内側の靭帯をまた傷めた。
両膝合わせて今季3回目である。
第29節には#20佐藤選手が右膝前十字靭帯を傷めて途中退場した。
このチームに必要なのは「お祓い」だ。

ガンバ大阪は8勝9引分け13敗で勝ち点33となり、前節と変わらず16位。
西野前監督が率いる神戸が15位に下がってきた。
ガンバは残り4試合で勝ち点7を稼ぎたいところだ。



前半終了の直後
















不調のMTBで帰途に着く。
自宅最寄りの自転車屋に寄ってリアディレイラの不調を訴える。
顔見知りの店長と雑談。
ここでも今年のサイクルモード[フェスタ]は不評のようだ。  
ディレイラ自体に問題はなく、ワイヤを交換して不調は治った。
実は同じ店でそのワイヤを交換して間もなくの不調だったので、修理代金の請求を免れた。
自転車屋の向いにレンタルDVDの店がある。
吸い寄せられるように入店、『マネーボール』を借りて帰る。
 
 

2012/10/25

機械が読み取る


大阪府緊急雇用創出基金事業の合同説明会・面接会に参加した。
就職困難者に対する、お上のケアプログラムである。
主催者はハローワーク(公共職業安定所)ではなく、T市の無料職業紹介所だ。
近隣の企業が、基金事業の奨励を受けて求人を行う。
類似の合同求人説明会に何度か参加した経験からすると、さほどいい求人は望めない。
事前に発表される企業の求人一覧をチェックして参加を断念することの方が多い。
今回はT市のウェブサイトでチェックした中に、興味をそそられるものがあった。
N社の「図書館の新しい管理業務等を通じた就労困難者等就職促進事業」である。
図書館の業務というところに惹かれるものがあった。

自宅から自転車で短時間走って行ける図書館が二つある。
一つは住居地であるT市の図書館。
もう一つは市境をまたいですぐの所にあるM市の中央図書館である。
最近、M市の図書館では貸し出しが無人化された。
借りたい本をカウンターに持っていくスタイルではなく、機械を相手にして手続きを行う。

「貸し出し機」と呼ばれるマシンが館内のあちらこちらにある。
貸出券と本を持ってマシンが置いてあるテーブルの前に立つ。
最初に、貸出券に印刷されているバーコードを読み込ませて資格を証明する。
次に、借りたい本をテーブルの上に置く。
マシンのディスプレイ上にある「読み取り」ボタンにタッチする。
すると、本のタイトルが画面に表示されるのだ。
ええっと、どうやって読み取ったのか。
本にはバーコードが印刷されたシールが貼られているが、それがスキャンされた様子はないのだ。
ともあれ、画面に表示された内容を確認して「借りる」ボタンにタッチする。
複数冊を置くとリスト表示され、借り出す冊数を数字キーで入力させられる。
どういう仕掛けなのか、この時点ではわかっていなかった。

T市の施設で行われる合同説明会に出かける。
久しぶりにバスに乗った。
行きも帰りも乗車時記録(ICカードをリーダーにかざすこと)を忘れる。

11の法人がそれぞれ持ち時間3分で求人の内容を説明。
目当ての企業の説明が始まる前に、配付されたパンフレットで図書館業務の職務内容を読む。
「市内9図書館および2分室に出向いてのICタグ整備事業」とあった。
その瞬間に、M市の自動貸し出しシステムの謎が解けた。
同じシステムをT市の図書館に導入しようとしているわけだ。
募集人員はなんと85人。
5か月だけのパート雇用契約だが、これに採用されなくてなんとする。
その場で採用担当者に申し込んで、面接を受けた。
ちょうど鞄に入れていたM市図書館の本を持ち出して、ICタグのことを質問する。
本には分類番号の他、何か所かにシールが貼られているのだが、そのうちの一枚の裏にタグが隠されていることを教わった。
 

2012/10/22

【J特】残り5試合


ある朝目覚めると、布団の横を青虫が這っていた。
いったいどこからやって来たのだ、お前は。
前日、草地に足を踏み入れたときの衣服に付いてきたのだろう。
ともかく、自分が青虫に変身したのではなくて、安堵する。
畳の上からすくい上げ、屋外の草地に放出する。

土曜日。
ガンバ大阪はアウェイで川崎フロンターレと対戦。
Jリーグ1部第29節の試合である。
クラブのウェブサイトの速報を逐次チェックする。
0-1、1-1、1-2、2-2と推移して2-3で決着。
ここでは川崎の得点を先に書いているので、勝ったのはガンバの方だ。
家長が2得点、藤春1得点(J1通算2点目)。
8勝8引分け13敗、勝ち点は3上積みされて32。
新潟が勝ち点を1しか加えられなかったので、ガンバが16位に入れ替わった。

残り5試合。
10月27日土曜日、30節サンフレッチェ広島戦(万博記念競技場)
11月7日水曜日、31節柏レイソル戦(日立柏サッカー場)
11月17日土曜日、32節清水エスパルス戦(アウトソーシングスタジアム日本平)
11月24日土曜日、33節FC東京戦(万博記念競技場)◎ホーム最終戦
12月1日土曜日、34節ジュビロ磐田戦(ヤマハスタジアム)
最低二つは勝たなければならない。
二つ勝てば勝ち点が38となる。
いまだかつて38ポイント取って残留できなかったチームはないというが……
はなはだ心もとない。

日曜日。
千里ニュータウンができて50年になったことを記念する「千里50年まつり」が千里中央で開催された。
ガンバ大阪がテント張りのブースに新スタジアムの建築模型を出展。
商業施設のイベント用ステージでは加地、藤春の2選手が参加してのトークショー開催。
場所を移してサイン会も開催された。
後援会のメンバーとして召集を受け、サポートする。
まつりの実行委員会、クラブ、後援会の連携ができておらず混乱。
大事にいたらず、なんとか終了にこぎ着けた。
 

2012/10/19

ガンバ割引き


会場の模型(画像の中央奥あたりに競技場が建設された)
















1970年に開催された日本万国博覧会の跡地は広大な緑地公園になっている。
その東側に建設されたのがガンバ大阪のホームスタジアム、万博記念競技場である。
フットボール専用ではないが、ガンバが借りて試合を開催している。

試合日に配付されるマッチデイプログラムには、記念公園の入園料割引きクーポンが印刷されている。
プログラムはサポーターにとっての宝物なので、ためらわれたが、一枚を切り抜いた。
そのクーポンを使い、入園券を買う。
ゲートの係員がそう呼ぶのを聞いて、これが「ガンバ割引き」と知る。
サポーターだけの得点、いや特典やったんか。

当時の鉄鋼館が残してあり、現在は「EXPO '70パビリオン」として使われている。
いわば万博の記念博物館である。
展示内容が充実しており、計画段階から閉幕後までの歴史を一覧して飽きることがない。
40年以上も昔の事物が並んでいながら、古さを感じない。



雨中にたたずむ太陽の塔

























お祭り広場の模型
















電動?の自転車が会場内を走った
















この日のほんとうの目的は、小惑星探査機はやぶさの特別展示。
万博の展示と比べると大いに見劣りがするのであった。



「はやぶさ」の実物大模型
















2012/10/14

【J特】サポーターミーティング


第1部の始まり……






































ガンバ大阪主催のサポーターミーティングに参加。
マッチデイと同様にMTBで走って行ったが、戦闘服は着ていない。
会場はホテル阪急エキスポパークの宴会場だ。
うるさいのやらおとなしいのやらを合わせて300余人のサポーターが集結。
豊中後援会のH氏を見つけ、近くに座席をとる。

開始時間が来るまで、ホワイエでガンバのスタッフたちと雑談。
「どうぞお手柔らかにお願いします」とはY女史。
こちらにその気はないけれど、他のサポーターたちが追及するにちがいない。
K氏をつかまえて、我が友人Marcoのことを話す。
過日、そうとは知らないK氏がMarcoの勤務先に営業をかけたそうだ。
応対したMarcoは真相を打ち明けないまま話を終えたと言っていた。
人の悪いやつだ。

第1部のミーティング開始。
壇上には強化担当の梶居氏、経理担当の小川取締役、金森CEO、野呂顧問、前強化担当の山本取締役が並ぶ。
まずはチームの不成績に対する弁解。
対策とその結果の説明。
一部のサポーターから怒号が飛んで、金森CEOが黙らせる場面もあった。
怒ってもしかたがない。
それに対して言い訳しても、これまたしかたがない。
勝ちを願っているサポーターには「ごめん」と謝るしかないだろう。
チーム不調の時期にサポーターの声を聞くというのは、勇気ある行動だ。

質疑応答。
質問者が冷静ではない。
要望や難詰まがいの発言がある。
クラブ側は5人ずつまとめて質問を受け付ける。
5人分の質問を聞き終わってから、まとめて回答する。
回答を待つ間に質問者たちの頭は冷えているというわけだ。
他の聴衆も、どんな質問があったかを正確には憶えていない。
追及をかわす一つのテクニックだ。

最も反響の大きかったのはGKに関する質問だ。
会場からは大拍手。
#1藤ヶ谷に替えてGKに据えた#29木村が負傷欠場を余儀なくされたときに、なぜ外部から補充しようとしなかったのか。
補充しようとしたが、できなかった(オファーまでしたが、成立しなかった)。
そういう答だった。

第2部はスタジアム建設計画の進捗状況説明。
および募金のPR。
ゲストの釜本邦茂氏があいさつ。
「香川が得点してフランスに初めて勝った言うてるけど……」
と始まる。
1968年10月20日、メキシコシティ。
オリンピックの決勝トーナメントで日本は3-1でフランス代表に勝っている。
その試合で釜本選手は2得点。
自分の方が先にフランスに勝った、2点も取ったと言いたいわけだ。

ガンバの選手も出てきて、こんにちは。
司会者の質問に誘導され、二川、加地、明神3選手がフットボール専用スタジアムの良さをアピール。
サポーターに寄付させるにはこのPRが最も効果的。
ただし。
吹田市立スタジアム(仮称!)が完成する頃、これらの選手がガンバ大阪に在籍している保証はまったくない。



会場のホテルからの眺め

2012/10/12

IRAと砂漠と麻薬


観た映画のメモ。

『クライング・ゲーム』(原題:The Crying Game、Neil Jordan作品、1992年)
満足度……☆☆☆☆★
IRAの闘士が主人公の作品。
助演のForest Whitaker以外、どの俳優の名も知らない。
監督のNeil Jordanが脚本も書き、1992年のアカデミー賞を受賞している。

『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(原題:Sahara、Breck Eisner作品、2005年)
満足度……☆☆☆☆★
原作小説の原題もSaharaだが、こちらの邦題は『死のサハラを脱出せよ』(新潮文庫)となっている。
Clive CusslerのDirk Pittシリーズほど映画化するに相応しい作品はないだろう。
20作以上の中からわずか2作しか映画化されていないのには、原作者がストーリーの改変を嫌って映画化権を売りしぶってきたという理由がある。
『サハラ』の脚本が了承なしに大幅改変されたため、Cusslerは他の作品の映画化の契約を破棄したという。
なんというもったいない話だろう。
主演はMatthew McConaughey。
原作のDirk Pittとは外観のイメージが異なる。
黒い髪で緑色の瞳の俳優が見当たらない、というのも原作者にとっては不満なのかもしれない。

『トラフィック』(原題:Traffic、Steven Soderbergh作品、2000年)
満足度……☆☆☆★★
Michael Douglas、Catherine Zeta-Jones、Benicio Del Toro出演。
トラフィックとは麻薬と、それに関わる人の往来を意味している。
Douglas(1944年生まれ)とZeta-Jones(同1969年)は実生活上の夫婦である。
この作品で共演したことがきっかけだと思っていたが、そうではなかった。
彼女は妊娠6か月という設定で大きなお腹の人妻を演じているが、実際にDouglasの子を身ごもっていたというわけだ。
本作は監督、脚色、編集、助演男優(Del Toro)の4部門で2000年のアカデミー賞を受賞している。
 

2012/10/11

【天皇杯】G大阪、ベスト16


10月10日は、晴れることが多い日だ。
全日本サッカー選手権大会(通称:天皇杯)の3回戦が一斉に行われた。
ガンバ大阪は万博記念競技場で、J2の水戸ホーリーホックと対戦。
公式ウェブサイトに併設されている試合速報板で試合経過をチェックする。
自動更新するはずなのだが、手動でリロードしないと表示できず。
1-0の辛勝と知る。

以下は出場選手メモ。

FW:#11パウリーニョ(#20佐藤)◆#9レアンドロ
MF:#14倉田(#41家長)◆#23武井◆#17明神◆#10二川
DF:#4藤春◆#5丹羽◆#13岩下◆#21加地
GK:#22武田
※( )内は交代で入った選手。

この結果、ガンバ大阪はベスト16に残った。
以下は他の15チーム。

J1
浦和レッドダイヤモンズ(3位)
清水エスパルス(4位)
ジュビロ磐田(5位)
柏レイソル(6位)
名古屋グランパスエイト(7位)
横浜Fマリノス(9位)
川崎フロンターレ(11位)
セレッソ大阪(12位)
鹿島アントラーズ(13位)
大宮アルディージャ(15位)
J2
ジェフユナイテッド千葉(4位)
ロアッソ熊本(14位)
FC町田ゼルビア(最下22位)
その他
横河武蔵野FC(JFL)
福島ユナイテッドFC(社会人リーグ)
※順位は各リーグ10月10日現在のもの

東北の福島ユナイテッドはどこまで頑張れるか。
ガンバ大阪には、せめて一つタイトルをとらせたい。
 

2012/10/04

塗って、また塗って





















過日塗装したキーボードテーブルとスピーカボックスが乾いたので重ね塗り。
これが乾いたら表面をサンドペーパーで整えて、また重ね塗り。
非常に面倒くさいが、重ね塗りの度数が多いほど美しく丈夫な塗膜が形成される。
しかし、作品はなかなか完成しないのであった……


▼最近観た映画メモ
『ターミネーター4』(原題:Terminator Salvation、McG作品、2009年)
途中から観始めて、最後まで観てしまう。
Salvationは救済の意。
Christian Baleがジョン・コナー役を演じている。
満足度……☆☆☆★★

『ソルト』(原題:Salt、Phillip Noyce作品、2010年)
Angelina Jolieがイヴリン・ソルトという名のヒロインを演じている。
満足度……☆☆☆☆★

『ステルス』 (原題:Stealth、Rob Cohen作品、2005年)
ステルスはアメリカ海軍の戦闘機。
近未来を舞台にしたお話。
満足度……☆★★★★

『イーオン・フラックス』(原題:Aeon Flux、Karyn Kusama作品、2005年)
Charlize Theronがイーオン・フラックスという名のヒロインを演じている。
イヴリン・ソルトとイメージがだぶるスーパーウーマンだ。
監督の父親は日本人。
満足度……☆☆☆★★

『摩天楼を夢みて』(原題:Glengarry Glen Ross、James Foley作品、1992年)
David Mametの戯曲を映画化。
台詞が多いので、字幕を読むのが大変。
Al Pacino、Jack Lemmon、Alec Baldwin、Ed Harris、Alan Arkin、Kevin Spacey、Jonathan Pryceと錚々たる演技派俳優の名が並ぶ。
原題のGlengarry...とは、彼らが関係する土地の名前。
満足度……☆☆★★★