2012/10/12
IRAと砂漠と麻薬
観た映画のメモ。
『クライング・ゲーム』(原題:The Crying Game、Neil Jordan作品、1992年)
満足度……☆☆☆☆★
IRAの闘士が主人公の作品。
助演のForest Whitaker以外、どの俳優の名も知らない。
監督のNeil Jordanが脚本も書き、1992年のアカデミー賞を受賞している。
『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(原題:Sahara、Breck Eisner作品、2005年)
満足度……☆☆☆☆★
原作小説の原題もSaharaだが、こちらの邦題は『死のサハラを脱出せよ』(新潮文庫)となっている。
Clive CusslerのDirk Pittシリーズほど映画化するに相応しい作品はないだろう。
20作以上の中からわずか2作しか映画化されていないのには、原作者がストーリーの改変を嫌って映画化権を売りしぶってきたという理由がある。
『サハラ』の脚本が了承なしに大幅改変されたため、Cusslerは他の作品の映画化の契約を破棄したという。
なんというもったいない話だろう。
主演はMatthew McConaughey。
原作のDirk Pittとは外観のイメージが異なる。
黒い髪で緑色の瞳の俳優が見当たらない、というのも原作者にとっては不満なのかもしれない。
『トラフィック』(原題:Traffic、Steven Soderbergh作品、2000年)
満足度……☆☆☆★★
Michael Douglas、Catherine Zeta-Jones、Benicio Del Toro出演。
トラフィックとは麻薬と、それに関わる人の往来を意味している。
Douglas(1944年生まれ)とZeta-Jones(同1969年)は実生活上の夫婦である。
この作品で共演したことがきっかけだと思っていたが、そうではなかった。
彼女は妊娠6か月という設定で大きなお腹の人妻を演じているが、実際にDouglasの子を身ごもっていたというわけだ。
本作は監督、脚色、編集、助演男優(Del Toro)の4部門で2000年のアカデミー賞を受賞している。
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