2013/11/17

スタジアムを包む幸福感


日本代表がオランダに善戦した翌日。
Jリーグ2部の2013年シーズン第41節の試合が行われた。
ガンバ大阪は万博記念競技場で開催される最終試合でモンテディオ山形に勝ち、優勝した。
スコアは1-0、1-1、2-1、3-1と推移して3-2で終了。
そのうち1点は山形のオウンゴール、2点をうーやん(#39宇佐美貴史)が取った。
今季優勝のMVPは、うーやんに決定(by偏固ジャーナル)。

しかし、山形。
いいチームだった。
(ユニフォームの胸スポンサーは徳洲会病院)
来年万博で見られないのは惜しい(爆)

J2で獲った優勝の☆をユニフォームの胸に飾るのか。
いちサポータとしては、飾りたくないという気持ちの方が勝っている。
クラブ側はどう考えているのだろうか。

この日の朝。
9時ごろから気分がそわそわし始める。
11時には身支度を整え、MTBに潤滑油と空気を補給して出発。
Tシャツの上にタートルネックのセータを着て、その上に長袖のレプリカユニフォーム(20周年記念仕様)、さらに今季の半袖レプリカ(J2仕様)を重ね、寒さ対策は万全。
万博記念公園の外周道路を走るころには、うっすら汗までかいて。

スタジアムにとうちゃこ。
最初にエコステーションに行って、長期間ため込んだPETボトルのキャップを投函。
集まったキャップはリサイクル業者に売却され、その金は慈善団体に寄付されることになっている。
エコステーションの世話をしているのは追手門学院の学生たちだ。

ホテル阪急エキスポパークの屋台でドーナツを買う。
ここで買うと100円。
阪急電鉄の駅構内のショップでは105円なので、消費税分安い。
最近、阪急系のコンビニエンスストアでも手に入るようになったのが喜ばしい。

カレーの屋台に並ぶ。
行列がまったく動かないので、あきらめる。
ご飯が炊きあがっていないとは、何たるちゃ。
別の屋台に並びなおして富士宮焼きそばを買う。
かつてB級グルメグランプリを獲ったという逸品である。

屋台が並ぶ横丁の向かいで、スタジアム建設費の募金活動をしているので、BIGの当選金を全額寄付する。
なんと、買わなきゃ当たらぬ6等570円であった。




スタンドを青と黒(グレーに見える)に色分け



















優勝セレモニー



















万博で勝ったときに、何ともいえない幸福感に包まれる。
そう言ったのは西野監督だ。
J2である分だけの割引感は否めなかったが、この日もそれはあった。
 
 

2013/11/14

天牛で、THE DEEP


服部緑地公園を横切って、パートの仕事に通っている(11月末まで)。
職場の近くに図書館があり、昼食後をそこで過ごすことが多い。
とくにあてがあるでもなく棚を見ていて、借りたいけれども躊躇してしまう本が多い。
公共図書館の所蔵本はそれほど「ばばっちい」のである。

この日見つけた『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(ジョン・ル・カレ、村上博基訳、ハヤカワ文庫)は比較的きれいだったので借りることができた。
原作は1974年製だが、この文庫は2012年に出たばかりの新訳で、旧訳者は菊池光だったとわかった。
読者によって好悪の差の激しい翻訳家だが、私は菊池光の訳を好む。
ディック・フランシスの競馬ミステリシリーズの翻訳しかり。
ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズしかり。
2006年に亡くなったので、新訳はもう読めない。

『ティンカー……』の旧訳版を読んで、新訳と比べてみたい。
そこで古書店で探すことに。
仕事の帰り、服部緑地を抜けて『緑地公園』駅まで歩く道を少し南へそれて天牛(てんぎゅう)書店へ行く。
旧訳版はハードカバーと文庫の両方で出たはずだが、どちらも見つからず。
帰宅してからAmazon.co.jpで見つけたが、クリックするのをためらうほど高価だった。

天牛のワゴンに無造作につっこまれて売られている中古DVDの中に『ザ・ディープ』(原題同じ:THE DEEP)を見つけた。
300円……思わずクリックした。
出演者クレジットのトップがRobert Shaw、次いでJacqueline Bisset、Nick Nolte。
監督はPeter Yates。
名作『ブリット(Bullitt)』を撮った人である。
『JAWS』と同じ、Peter Benchleyによる原作がベースになっている。


























天牛を出て駅まで歩く。
途中、高村薫の家の横を通るので、立ち止まって拝見。
ペンネームの表札は出ていないが、ここが確かに作家の住まいである。
怪しまれないうちに退散。
 
 

2013/11/11

雨男、自転車見本市へ行く


ざざ降りの雨の中、自宅を出発。
南港のインテックス大阪に「CYCLE MODE international 2013」を見に行く。
大阪では年に一度二日間だけ開催されるバイク(=bicycle)の大見本市なので、自転車好きのおっさんとしては大雨が降ろうと行きたいのである。
それに、もともと「雨男」だし、前売りチケットも買ってある。

チケットはCYCLE MODEの公式ウェブサイトで購入。
クレジットカードで決済して、タブレット端末にダウンロードしておく。
チケットにはQRコードが表示されていて、入場ゲートのリーダで読み取らせるという仕組みだ。

CYCLE MODEの会場では特設のサーキットで最新のモデルに試乗させてもらえるのだが、その試乗によってたとえ負傷しても免責を認めるという誓約書をあらかじめ提出することになっている。
受付ブースで誓約書と引き換えにリストバンド型の試乗パスをもらう。
これを手首に巻いておき、試乗する際に現場の係員に提示しなければならない。


 
 















老若男女でにぎわう会場


今年試乗したのは2台の小径車(20インチ)。
1台は後輪内装8段変速のバイク。
デヴァイスはSHIMANOの製品。
外装とはちがってチェーン落ちがなく、停車した状態でもシフトできる。
外見もすっきりしているが、欠点は重いことか。
ユーザが最も重視し、メーカーが最も軽視するのがバイクの重量である。
バイクが重ければ乗り手は疲れるが、作り手はそこを度外視する。

もう1台の試乗車はシングルスピード。
つまり変速機なしのバイクである。
ペダルを踏むだけなので気楽だ。
思いのほかよく走る。
きつい坂がなければ。

これほど老若男女入り乱れるイベントも珍しいのではないか。
ここに力を入れることは自転車関連企業にとって有意義だと思うのだが、その規模がCEATECほどではないにしても、小さくなってきている。
こちらが期待していた企業が出展を見合わせている。
BRIDGESTONE、FUJI、モトクロスインターナショナル、SPECIALIZED……
そういえばGIANTも見かけず。
香川の気鋭TYRELL(タイレル)も来ておらず、がっかり。

会場から実家に電話をかける。
帰りに寄るつもりだったのだが、先客がありお流れ。
しかし今どき公衆電話を使う輩も珍しい。



 


















インテックス大阪。毎度おなじみのアングルで


















 

2013/11/06

アップデートな休日


10月、ついにエントリーがたったの2回になった。
先細りのブログ……
万博スタジアムへも9月29日以来行っていない。
いい歳をして、いまだ試合の日に交代選手として声をかけられないかと、
スタンドでうずうずしているフットボール好きのおっさんが。
何をしとんねん、わりゃあ。
(パートの仕事が入ってまんねん)

その代わりに平日を休んだり。
朝の緑地を散歩、すごく気持ちいい。


朝陽をあびて凛としており自転車。



















グラウンドにつけられた大量の足あと



















手前のプレートには「日本の都市公園100選」の文字が見える



















自宅に引きあげて、たまっている試合の録画を消化する。
イングランド・プレミアリーグ2013/14シーズンの第9節。
チェルシー対マンチェスター・シティ。
スペインからやって来たフェルナンド・トーレス(チ)と、
アルゼンチンから来たセルヒオ・アグエロ(マ)のプレイが素晴らしい。
二人とも天才だ。
しかし、リヴァプールFCのウルグアイ人ルイス・スアレスはその上をいく。
人の姿をしているが、別の生き物のようだ。

ふたたび外出する。
昨日気づいたのだが、iPad miniにiOS 7.0.3へのアップデート可能の通知が届いていた。
そろそろアップデートを実行する時が来た、というわけだ。
例によってWi-Fiの環境がないとダウンロードをさせてもらえない。
まずは、最寄りのスーパーマーケットのWi-Fiでトライする。
電波が弱いせいか、長時間待ってもダウンロードが始まらない。

あきらめて、少し離れたショッピングモールまで歩く。
そこにSoftBankのショップがあるので、店の前まで行ってトライする。
中に入っていろいろ言い訳するのが面倒なので、外で電波を拾うわけだ。
10分ぐらいかかってダウンロードとアップデートの準備が終了した。
iPad miniが自動的に再起動される間に店の前から移動。
蓋を開いたままのタブレットを持って、モールの中を歩く。

雑貨屋に入ったが、まだ再起動のシークエンスが続いている。
店内のBGMはSaturaday In The Park。
思わず曲に合わせて口ずさむ。
なんと伴奏はウクレレで、しかもボッサノーヴァだ。
つかぬことをうかがいますが……と店員にたずねる。
これは有線ですか?
いいえ、CDをかけております。

そのCDはこの店でも買えるのであったが、
いまかけているもの以外に在庫はないということだった。
タイトルだけを教えてもらった。
『ウォーキング 〜散歩ボッサ〜』
というのだと。

ここでボールペンとキーリングを買う。
ボールペンはフランス製のBic。
芯が4本入っているが、赤・青・黒・黒の3色構成となっている。
キーリングについているのは、PCの画面でおなじみの手のアイコン。

 



















パスの入力画面@iOS 7.0.3。格段によくなったデザイン




















アップル製のアイコンはフラットになっている



















帰宅してiTunesを起動。
『散歩ボッサ』をStoreで検索。
15曲収録のアルバムが900円と安価だったので、即購入〜ダウンロード。
こんな便利なことを考えついたのは、いったい誰や。