2015/10/29

百均のカードリーダ


愛機Nikon D60はWi-Fi機能を搭載していない。
撮影画像をPCなどで見る場合は、カメラ本体からSDカードを引き抜いて、PCに接続したカードリーダで読み込んでいた。
そこに目をつけたEye-Fiというメイカーが「mobi」という、SDカードにWi-Fiの機能を搭載した製品を売り出した。
数年前のことである。

Eye-Fiのmobiカードをカメラにセットすると、そこに収録された撮影画像は、無線で別の端末に受信させることができるようになる。
(カメラ側が送信するのではなく)
これは便利!という訳で、Eye-Fi mobiの容量4GBのカードを買った。
撮った画像をアプリを介してiPad miniで受けて閲覧したり(7.9インチの画面で観ると迫力がある)、ジャーナルに貼り付けるのに利用していたのである。

ところが、ジャーナルを大がかりに編集するのにiPad miniでは能力不足なので、PC(Mac mini)を使いたいと思うようになってきた。
Eye-Fiはデスクトップアプリと呼ばれる、PC用の受信ソフトも用意してくれているのだが、わがPCのシステムが古過ぎて、そのアプリに対応できないことが判った。

そんならしゃあない。
カメラからmobiカードを抜いて、PCに取り付けたカードリーダに読ませるだけのことである。
しかし。
カードリーダが、2GBまでしか読めない仕様だったのである。
最近だれも使わなくなったが、orz である。
ハードウェアとソフトウェアのこのような追っかけ合いに、ユーザはしばしば翻弄される。

カードリーダをアップグレイドすればいい。
という訳で100円ショップで買った。
PCに接続して、Eye-Fi mobiカードを挿入。
デスクトップにカードのアイコンが現れたので一安心。
直後に「取り出し」を実行した。
そして、その後カードは認識されなくなってしまったのである。

もっと信頼性の高い製品を買わなくては。
Yodobashi.comで有名ブランドのカードリーダを注文した。
価格は5倍超。
メール便で送ってもらった。
今のところ、なんの問題もなく使えている。




ダイソー(白色)と「i」の付いたバッファロー(黒色)の製品




















「百均のカードリーダ」またの名は「安もん買いの銭うしない」である。
たかが100円だけれど、だからええやんか、という気にはなれない。




冬支度



海外旅行時に使い残した外貨を円に両替えした。
米ドルが300ドル以上もあった。
その他、加・豪・新ドル、丁クローネなどと合わせて4万円。
新ドルというのはニュージーランドドル、丁はデンマークのこと。
 
外貨両替ショップで、硬貨は両替えしてくれない。
ユーロに移行して現在は流通していないフランは両替え不能なので、手元に残った。

懐をあったかくして、難波から心斎橋へ歩く。
以前ユニクロの旗艦店があった場所にジーユー(GU)が入っている。
看板だけ架け替えたのだろう。
入店。
メンズのフロアに上がって、セーターを買う。




実際の色はこれほど鮮やかにあらず



アランケーブル・タートルネックセーターという品名である。
色はネイヴィ、素材はアクリル87、毛13パーセント。
価格は1,990円(+消費税)である。

カーディガンタイプもあって心惹かれたが、衿の部分を大きくふくらませてフードの形に編んであったのを見て選択肢から外した。

セーターだけのつもりだったのに、パジャマも買ってしまった。
綿フランネルで、これも色は濃いネイヴィ。
もちろん上下のセットで2,490円也。
先の丸い衿を立てて着ると、マオカラーのように見える。




スッポンのように首が伸びています


 

2015/10/28

フットボール対ラグビー




以前はカンタベリがアパレルの供給者だった






正しくは「フットボール」対「ラグビーフットボール」だけど。

「ラグビー」が学校の名前だというのは有名な話。
ラグビーフットボールがフットボールから生まれたというのも有名な話だ。
だから、この二つは親子であるのに、似ていないにもホドがある!
足でボールを扱う(こともある)のと、フォワード、ハーフ、バックスというポジション名が似ているだけだ。
おっと、オフサイドルールもありましたか。

ボールの形が違う。

フィールドのデザインが違う。
ラグビーはタッチダウンゾーンであるインゴールが必要なので、フットボールのフィールドよりも少し縦長だ。

1チームの構成人員数が違う。
ラグビーが最前列左から右へポジション番号を振るのに対して、フットボールは最後尾のGKから始めた後は右から左へと番号を振る。
だから、フットボールの最前列左端(ここがレフトウィングと呼ばれる)が11番になる。
ラグビーにはGKはおらず、最後尾が15番のフルバックとなる。

ゴールの形態が違う。
ラグビーはインゴールにボールをタッチダウンすることで得点でき、これをトライと呼ぶ。
また、2本のポストの間に渡されたバーの上の空間にボールを蹴り込むことで得点でき、これをゴールと呼んでいる。
フットボールはポストとバーで囲まれた空間を、ボールで撃ち抜くことのみで得点する。

人間の出来が違う(笑)
ラガーマンは紳士で、フットボーラーは非紳士。
それは試合を観ていればよくわかる。
ラガーマンは審判に反則の笛を吹かれても、文句を言わずに引き下がる。
もちろん、キャプテンだけが審判にクレームをつけていいというルールを守っているからだ。

対するに、フットボーラーの態度はどうだ。
審判に対して文句たらたら、挙句の果てに食ってかかる。
(審判システムにも確かに多くの非がある。そもそもフットボールのレフェリングをするには人間の能力は不足だ)
ファウルを受けたふりをして転ける、大袈裟に痛がる。
ファウルを犯したのに、潔く認めようとしない。

ラガーマンは倒れても、すぐに立ち上がろうとする。
痛くても我慢して、次のプレイに加わろうとする。
(これをリロードと呼ぶらしい)
フットボーラーはなかなか立ち上がらず、ゲームを止めようとさえする。
必要以上に痛がって、審判の同情を引こうとする。

ラグビーは紳士がする野蛮な球技で、フットボールは野蛮な人間に紳士的振る舞いを強いる球技だ。
まったく似ていない!


 

2015/10/26

ラグビーの魅力



今さらですが……
フットボールほど一生懸命ではないが、ラグビーも長い間観ている。
といってもTV観戦オンリーなので、放送されることが少なかった時期には、あまり観ていないことになる。

長く観ているのに、まだルールが解っていない。
理解する前に変更されているルールも、けっこうある。
そもそもフィールドに引かれているラインの意味は?
22メートルラインって、どっちから22メートル?

ラグビーの観戦上の欠点は、ボールが行方不明になってしまうことである。
モールやラックのどこにボールが保持されているのかが判らない状態で、これを球技というのは難しい。
高校の体育の授業でラグビーのゲームを行なったとき、たまたまスタンドオフの位置を与えられた。
スクラムから出たボールをスクラムハーフから受け取って、相手のバックスのすき間を抜けて50メートル走ってトライした。
素人ラグビーで簡単に点が取れて、自由自在に走るのがラグビーだと思い込んでしまった瞬間だ。

バックスに展開したらいいのにと思う場面でも、敢えて壁に突っ込んでいく。
そのポイントに選手が集まって、個ではなく集団の力で押し進んで行くのが、ラグビーの醍醐味である。
だから、球技というより格闘技としての魅力も併せ持っている訳だ。
それも独りで闘うのではなく、チームの全員が力を合わせるのを良しとするラグビーでは、フォワードが作ったモールにバックスも加わって奪うトライが、最も尊い。




これぞラグビーの精神


 

2015/10/20

5.トイレへの道


トイレよければ集客装置としては得点アップ、なのであるが……




頭がペンタゴンの男と女。誰のデザインかな?


















むき出しの天井
























一枚だけ張られた鏡
























個室エリア
























ミもフタもありません
















コンコースと同じレベルにトイレは見つからない。
外壁側の扉を開け、外階段で一つ下のレベルにあるトイレまで行く。
せっかくスタンドにすべて屋根をかけたのに、雨の降る日はトイレで濡れるようだ。

四万人収容のスタジアムにしては、トイレの数が少ないように思う。
トイレへのアプローチが狭く、トイレ自体が狭いので、混雑必至だ。
これをデザインした人は、スタジアム観戦をしたことのない人ではないだろうか。

壁のほぼ上半分は下地パネルがむき出し、天井も張られていない。
そういうデザインもあり得るが、洗面用の鏡も張られていないので、おそらくは内装工事はまだ仕上げていないのだろう。


 


2015/10/19

3.スタジアムツアー


YouTubeで川崎宗則の動画にはまってしまった。
川崎が珍妙な英語でメディアと掛け合いをするのが、あちらでもウケているらしい。
もちろんプレイでも、オリオールズ戦で逆転サヨナラ二塁打を打ったときの球場の沸き立つ様はもの凄い。
NHKのヒーローインタヴィウにすべて英語で答えて終わる川崎にwww

市立吹田サッカースタジアムではスタジアムツアー、というのを実際にやるらしい。
お金をとって、十人単位ぐらいの団体を案内するそうな。



メインの対面のスタンド(before)











(after)





コンコースの基礎ができたばかり(before)











(after)天井から何かハミ出てるぞ?






この真上の写真の撮影時刻は、やがて午後4時というあたりである。
画面の右(フィールド)側からは光が入ってきているが、それでも暗い感じだ。

写真にはないが、斜めの梁がコンコースに覆いかぶさっている所では、そこを通り抜けようとして頭を打つ危険性がある。
また、コンコース脇の座席エリアを隔てている手すりが見えにくく、衝突の危険性がある。
目立つ色に塗るか、手すりの下部を板でふさいだ方がいい。


 

2015/10/18

6.踏み絵


毎日新聞(10/11朝刊)に載った記事の一部


















竣工式で、募金団体の理事も務めた川淵三郎が、非常に厳しい口調で言った。
「これがガンバ大阪に相応しいスタジアムになるのではなく、ガンバ大阪がこのスタジアムに相応しいチームにならなくてはならない」
11日後、ガンバ大阪は広州恒大から1点も奪えずに引き分けて、アジアチャンピオンになる資格を失った。


竣工イベントは、三半規管の不調でふらふらだったけれど、なんとか倒れずに持ちこたえた。
吹田スタジアム(今のところ正式名称は「市立吹田サッカースタジアム」、なんでも略したい人がスイスタと呼ぶのだろう)の前の通路に、こんなものを見つけた。
マンホールキャップだが、多くの人が歩くであろう場所にこんなものを置いておいてええのだろうか。
あだや踏み付けにできぬ。











ダグアウトの写真を忘れていた。
普通ベンチと呼ぶ場所だが、当初の設計にはなかった屋根が設けられている。
監督や選手へのダイレクトな接触を嫌って、追加したものだ。
サポーターを排除するという精神性はヨーロッパに劣る。










パパ、早く入ろうよー















 




 

2.エキスポフットボールパーク


正式名称は「市立吹田サッカースタジアム」である。
なんか、力入らん……。

それはともかく、スタジアムツアー続行。



スタジアム正面側の基礎部分(before)











(after)その斜め上にあたるスタンド






このスタジアムは、以前ガンバ大阪が練習場として使っていたフィールドに建てられている。
ちなみに、そのフィールドを撮影した写真がマイFBのカバーである。

それにしても「市立吹田サッカースタジアム」なあ……
命名権を売って「焼き肉のでんスタジアム」とか「パナソニック・フィールド」なんてなるよりはええけども。
前社長の頃に、愛称を公募するというアイディアもあったと聞くが、もしそうなった場合のわが案が「エキスポフットボールパーク」である。




建設途中の、スタンドを支える脚部分(before)











(after)その脚の上にスタンドが載っている。下は車道に利用












 

2015/10/17

4.不便な座席


事前にサンプルまで見せられていたにもかかわらず、気づかなかった。
このスタジアムにセットされた座席は、座面が自動的にはね上がる仕組みになっている。
よほど重い荷物ならいざ知らず、衣服や軽食の包みでは水平に押さえておけない。




バネがもっと弱ければなあ……











(before)











(after)カップホルダーが追加されている






万博記念競技場の座席に比べれば、座り心地はいい。
クッションの貸出しは、なくなるのかな?




座席がない状態のスタンド(before)











(after)














2015/10/15

1.自分の墓の中に立ち


イアン・ランキンの警察小説に『他人の墓の中に立ち』というのがある。
自分の墓、というのは市立吹田スタジアムのことである。
建設費のうちの、ほんの少しを寄付しただけなのに、自分のものという気になっている。
実際に自分の名前がコンコースのパネルに刻まれているので、この建物が墓代わりというわけだ。





万博公園外周道路の陸橋から建設地を望む(2014年8月)



上は昨年8月末に工事中の現場を見に行ったときの写真。
クレーンが見えているだけだ。
下は今回ほぼ同じ場所から撮影した、現場遠景。
くすんだ色の建造物が立ち上がっている。
10月の吉日、竣工イベントに参加した。



 



至近距離まで行って見てみると、あまりの化粧っけのなさに驚く。
これから仕上げ塗装をするのだろうか。
鉄の階段も銀色に光っており、真夏の照り返しはいかばかりか。



大型、という触れ込みのヴィジョンは、そんなに大きく見えない。
ちょっと期待外れである。



クルヴァ・ノルド脇に設置されたヴィジョン





万博記念競技場。こちらのヴィジョンの方が大きくないかい?





クルヴァ・ノルドの背後のコンコースに寄付者のネームプレイトがある



わが墓碑を見に行く。
当初、名前をエッチングした金属のプレートを並べるという計画だったようだが、変更された。
アクリルガラスの一枚板に名前が刻まれているように見えるのだが、混雑していて確認はできず。
自分の名前があることだけは見てとれた。
合掌。


 

2015/10/11

本の収穫



p.111に偏固ジャーナル掲載(二か月連続)




某所にて竣工イベントに参加。
帰途、屯書店(仮称)に寄る。
『本の雑誌』11月号を購入。
SF特集なので、待ったなしだ。

表紙のデザインについて。
手描きの見出しを、カヴァ・イラストの上にかぶせている。
デザインにタブーはないと教わったから、こういうことを目にしても理解はできる。
要は、それが観る者の感性に、どう響くかである。
好ましく感じられるか、否か。






『ユダヤ…』は上下巻並べると一幅の画となる(影山徹・作)




B●●K・●FFにて、文庫を三冊購入。
いずれも100円、締めて324円(税込み)。
椎名誠『あやしい探検隊不思議島へ行く』(角川文庫)には、愛媛県の由利島という無人島に渡って三日間キャンプ生活をしたことが書かれている。
この由利島、現在は「DASH島」と呼ばれている。

マイケル・シェイボン『ユダヤ警官同盟』(新潮文庫)は品薄で、ネットと図書館以外では簡単に見つからない本である。
たった100円で美本が入手できたのは、ラッキーだった。
これで中味も面白かったら儲けもんである。
買ったばかりなので、もちろんまだ読んでいないが、歴史改変した世界で展開するハードボイルド・ミステリっていうねんから、期待は大である。


 

2015/10/09

PHS


ARABIAのデカカップで、たっぷりお茶が飲めるのが、ありがたい。
いつも、飲み終わったマグを未練たらしく何度も、覗きこんでいたのである。

断捨離継続中。
古いものを整理していると、懐かしさにとらわれて、手が止まってしまう。
破棄しようとした書類の中に、PHSサービスの申込書を見つけた。



15年前の申込書類


「NTTパーソナル」としてスタートしたPHS事業が、NTTドコモに統合された後のものである。
引き落とし口座の銀行名が「三和」となっているのも懐かしい。
料金プランは「パルディオデータプラス」。
コンパクトフラッシュ型のPHSだったので通信主体のプランだ。
本体はすでに処分済み(画像なし)。




キーボードのカヴァをはずすとType IIのPCカードに変身



2000年以前、1997から98年ごろに使っていたのが京セラ製のPHS「DS-110」である。
デフォルトでPCメイルも読めたし、アプリケーションも追加インストールできる、スマートフォンのはしりだった。
キャリアはDDIポケット(現在のウィルコム)。

PHSを使っていた当時、セコい(料金が安いから)と言われていたのだが、通話の品質において携帯電話を凌駕していたと思う。
良くても普及しないのは、ビデオにおけるベータの倣いか。
がんばれ、ウィルコム。
iOS搭載の端末を作ってくれ(爆)


 

2015/10/04

PersolとRay-Ban


トム・クルーズとかブラッド・ピットなどなど、映画スターにユーザの多いPersol(ペルソール)は、イタリアン・ブランドのサングラスである。
スティーヴ・マックウィーンのファンである小生はかつて、彼を真似しようと大それたことを思いついて、一本買い求めた。

ド近眼のうえに乱視なので、ドつきのサングラスである。
そのレンズの分厚いことといったら!
さらにドが進んでいる今では、もう使えないのである。
しかも今さら、似合ってないことに気づく……



顔が痩せたのか、でか過ぎる



もう一本は、Ray-Ban(レイ・バン)。
ペルソールよりも有名な、アメリカン・ブランドである。
最もポピュラーなティアドロップ型のやつから始めて、デザインや材質のちがうものを何本も買った。
眼が悪くなる前はそのままで、その後ドつきに移行。

下の画像のものは、透明のドつきレンズを入れて、日常使いにしていた。
そのガラスレンズの重いことといったら!
もともと入っていたダークグリーンのレンズを入れ戻した。
ロゴのシールが貼られたままの「新古」だ。







いずれまた使うことがあるかもしれない、と思って保存してあったが、何年経ってもそのケがないので処分する。
これも断捨離っちゅうことで。

処分前にiPad miniで地鶏、ぢゃなかった自撮り。
よく見ると、レンズにタブレットを持つ腕が映っている。
バックの黒いものは、パーティションにかけた飾りの布。