2020/03/22

変わりつつあること


毎日新聞の書評欄「今週の本棚」を、毎週の楽しみにしている。
合計3ページのレイアウトデザインを、和田誠が担当していた。
題字もデザインし、イラストレイションも描いた。
晩年は南伸坊と交替で描くようになり、やがてイラストの線端が、和田誠らしくなく開いたままになっているのが心配だった。
案の定……

今春、デザインが一新されるらしい。
残念である。


残念といえば、欧州のフットボールリーグが続々と休止・中断されている。
新型コロナウイルスが流行していることが原因である。
それより前に、英国のプレミアリーグが通常のテレビ放送で観られなくなっていたのだが、それはDAZN(ダゾーン)が放映権(ネット配信による)を独占してしまったからである。
禁断症状が、激しい。
我慢ができず、DAZNと契約しようと思ったのだが、ネット配信の試合を観られるだけのキャパシティが、そも自分の視聴装置にはなかった。

自室に引いていた(僅か)12MBのADSLを3年ほど前にキャンセルした後は、いわゆる「格安SIM」を3枚(容量合計10GB/月)買って、スマートフォンをモデム代わりにしてインタネットに接続していたのである。
ちなみに、ADSLが12MBといっても、それは速度のことであって、定額の使い放題であったから「ギガの枯渇」は気にしなくてもよかった。

格安SIMを使ってmacOSをCatalinaにアップデートしたら、5GBぐらいが一度になくなってしまった。
ブログの更新さえ、接続しっぱなしで書くのが心配になる。
やがてリーグが再開したら、DAZNを使って視聴をしたい……
そこで、ついに通信インフラの再整備に踏み切った。

KDDIの光回線を利用してSo-netが提供する接続サービスに加入した。
当然ながら、MVNO(格安SIM)に加えて出費は増してしまう。
専用モデムを借りて……工事人が自室にやって来て……という、面倒な段取りもある。
しかし、そこを乗り越えたら、快適なネット接続が実現した。
ギガ不足を気にしなくていいことが、これほど気持ちよかったとは!

モデムはAirMacに接続。
AirMacにはハイファイセットも既に接続されている。
これまでは、電池式の携帯ラジオでFM放送を聴いていたのだが「radiko(ラジコ)」のストリーミングを、Macからハイファイセットに出力できるようになった。
当たり前だけれど、音が、もの凄くよくなった。

調子に乗って、iTunes Storeでハーブ・アルパートを3曲、買ってしまった。
Rise!!
 

2020/03/19

彼岸ツアー


まるで死出の旅というような題だが……
実際は、お彼岸に墓参りをして、ついでに寺の近くを渉猟する、ぐらいの意味合いである。

お寺は、谷町にある。
あのタニマチである。
どのタニマチ?
相撲部屋の支援者を指す「タニマチ」の元になった谷町である。







現在も高砂部屋が久成寺(ぐじょうじ)に宿舎をおいている。
新型コロナウイルスの流行をふまえて、立ち入りは制限されている。
午前11時半、部屋に力士の姿はない。




墓参りを終えて、難波へ。
せっかく都会に出てきたのだから、本屋に行かないと、もったいない。
大きな本屋へ。
ジュンク堂書店の難波店へ。


このビルの3階にジュンク堂が入っている


目的がなく行っても、何かしら買ってしまうものである。
だから、せっかくだからといって本屋に行けば、散財することになって、お金がもったいない、ということにもなる。
レンマ二つ。




しかし、今日は3点の目的があって、すべてを手に入れた。
出たばかりの『兵庫のトリセツ』、西東三鬼(さいとう・さんき)の『神戸・続神戸』、山出保(やまで・たもつ)の『まちづくり都市 金沢』である。
ジュンク堂ではPiTaPaが使えるので、キャッシュレス決済。
おまけに楽天ポイントも、もらえる。

ジュンク堂を出て南下する。
春場所の雰囲気だけでも、と思い府立体育会館を見に行く。
今は「エディオンアリーナ大阪」という名前が付けられている。







本日の取組表。好取組は……なし!


力士の姿は見えず、歓声も聴こえるはずはなく、写真を撮っただけで帰る。
 

2020/03/14

【四アマ】を受験す


世界保健機関[WHO]が新型コロナウィルスによるパンデミックを警告するなか、無線従事者国家試験が予定通り行なわれた。
ちょうど高等学校の入学試験が行なわれている時期でもあり、自分が当事者に戻ったかのような心持ちである。

3月14日土曜日、雨。
雨男の面目躍如である。
試験会場は、大阪市北区扇町にある「西沢学園」の校舎。
アダ・マウロのテレビCMで有名になった、あのニシザワガクエンである。


北から見た西沢学園の校舎(大阪市北区扇町)



今回受験するのは「第四級アマチュア無線技士」という資格で、ハム(アマチュア無線技士)の中で最も下のクラスである。
通称は「四アマ」。





試験科目は「法規」と「無線工学」。
自動車運転免許試験と似た構成で、はるかに簡単なものである。
法規12問のうち8問に正解、無線工学12問のうち8問に正解できれば、合格である。

午前9時に会場入り。
9時半から開始して、試験時間10時半までのところ、10時に諦めて退出した。
いくら考えても、分からないものは、分からない。
たぶん、8問ずつ正解できているとは思うのだが……
合否の通知は、3月の下旬に郵便で行なわれるということである。









四アマ免許をとろうと思ったきっかけは、ドローンのFPV[First Person View]である。
すなわち、ドローンに搭載されたカメラの目を通して機体のラジオコントロールを行なう際に、5.8GHzの周波数を扱うために最低限必要な資格が、四アマなのである。

そもそも中学生の頃、学校のアマチュア無線クラブに属していたことがあった。
学校所有のトランシーバを使い、アンカヴァ[under cover]すなわち無資格で通信を行なった経験もあるが、資格をとるまでには至らなかった。
今回の試験に合格すれば、50年ぶりのハムということになる。



受験当日のスタイル