2017/01/30

古本市で売れた本-->


古本市で売れた本(売れた順に)。
『ぼくのミステリ・クロニクル』(戸川安宣著)が1,000円で。
『オシムの言葉』(木村行彦著)は隣の店主ひなさんの本(200円)と等価交換w
『停電の夜に』(ジュンパ・ラヒリ著)が100円で。



Secondhand…の看板は、当日の朝に急きょ制作

長机に横並びの「一箱古本」のお店



29作(重量にして約11キログラム)持ち込んで、はけたのは3冊。
実質的に売れたといえるのは2冊である。
ちなみに、ひなさんとの交換で手に入れた本は、
『ゴー! ゴー! フィンランド』という、フィンランド雑貨を彼の地で買うためのガイドブック。
フィンランドに行くことはまずないだろうけれど、北欧のデザインが写真で見られる楽しい本だ。
元値が1680円もするのを後で知ったが、それが200円とはあまりにも安い。

客層の想定ができていなかったのが、一番の「敗因」。
手作りの品を売るバザー、みたいな催しの中に「一箱古本」を紛れ込ませたために、子供連れの母親とか、近所のおばちゃんが主なお客さんだった。
そこにBT Garage@hencojournal(いちおう店名をつけたのだけれど)がぶつけた販売アイテムときたら……
翻訳のミステリ、SF、冒険小説、そんなのばっかりだから。
コミック本とか時代小説ならまだしも。

だから、まっさきに『ぼくのミステリ・クロニクル』が売れたのは、奇跡にひとしい。
真新しい美本で、今回最も高い1,000円の値札をつけてあった(元値は2,916円)。
買ってくれた神様は、中年の男性だった。
ジュンパ・ラヒリを買ったのは初老の女性、目が高いなあ。
安かったからかなあ。
一箱古本市だけのイベントだったなら、もっと売れたのだろうね。






















他の店で、ネパールの女性が現地で手編みしたというレッグウォーマーを買った。
エスニックの模様と、色合いが美しい。
これに1,500円費やしたので、自分の店の売り上げは吹っ飛んでしまった。

来た時とあまり変わらない重さの荷物を自転車に積み直して、帰る。
11キログラムの荷を、車重11キログラムの自転車のリアキャリアに載せると、完全にリアヘヴィになる。
しかも帰り道はほとんど登りなので、信号待ちで背筋を伸ばしたりすると……
後ろにひっくりかえりそうになった!


 

2017/01/28

一箱古本市出品リスト-->


一箱古本市に出店する。
あふれている本を処分するのにもってこいのイベントだ。
いや、売れればの話だけれど。


 
パックして、POP貼り付け
















略して『USJ』



















出品リスト。
並べて見ると、翻訳ものばかりであるのがよくわかる。
▼冒険小説
鷲は舞い降りた[新旧セット]ジャック・ヒギンズ著
スナイパーの誇り[上下巻セット]スティーヴン・ハンター著
▼ミステリ
ネバーゴーバック[上下巻セット]リー・チャイルド著
最重要容疑者[上下巻セット]同上
61時間[上下巻セット]同上
第三の銃弾[上下巻セット]スティーヴン・ハンター著
ありふれた祈り:ウィリアム・ケント・クルーガー著
解錠師:スティーヴ・ハミルトン著
ポーカー・レッスン:ジェフリー・ディーヴァー著
大鴉の啼く冬:アン・クリーヴス著
アデスタを吹く冷たい風:トマス・フラナガン著
▼ハードボイルド・ミステリ
ドライ・ボーンズ:トム・ボウマン著
酔いどれに悪人なし:ケン・ブルーウン著
▼警察小説
警部補マルコム・フォックス[二冊セット]イアン・ランキン著
ロセアンナ:マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー共著
氷の天使:キャロル・オコンネル
▼SF
ユダヤ警官同盟[上下巻セット]マイケル・シェイボン著
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン[上下巻セット]ピーター・トライアス著
火星年代記[新版]レイ・ブラッドベリ著
虎よ、虎よ!:アルフレッド・ベスター著
宇宙消失:グレッグ・イーガン著
星を継ぐもの:J・P・ホーガン著
▼大河小説
凍てつく世界[Ⅰ・Ⅱ巻セット]ケン・フォレット著
凍てつく世界[Ⅲ・Ⅳ巻セット]同上
▼企業小説
最後の紙面:トム・ラックマン著
▼短篇小説集
停電の夜に:ジュンパ・ラヒリ著
▼フットボール本
ラストピース:下薗昌記著
オシムの言葉:木村元彦著
▼ノン・フィクション
ぼくのミステリ・クロニクル:戸川安宣著・空犬太郎編



箱に詰めて



















自転車に積む



















 

2017/01/17

タッチパネルに業を煮やして-->


いつか慣れるだろうと思って使い続けてきたけれど、あきまへん。
とうとう、常時キーボードをつけて使うことになったしまった。
それでも、アイコンにはタッチしなくてはならないが、そこはスタイラスを使うわけである。


 


















iPad mini専用にサードパーティが作ったキーボードを、以前買ってあった。
クリップ状になった凹みにiPad miniをはさんで使う。
一体になったところは、あたかもモバイルPCのようだが、本体とキーボードの接続はBluetooth経由である。
キーボード下に充電池が内蔵されていて、USBプラグで給電ができる。

iPad側から認識させなければ使えない、というお約束は他のBluetooth機器の場合と同じである。
つまり、以前にもやったことがあるので、取扱説明書など見ないで認識・接続作業は終えられたのである。




左上隅がホームボタンの代用キー



















かくしてタブレットの一枚完結性は失われてしまったが、入力の確実性が上がり、しょっちゅうディスプレイを清拭せずともよくなった。
iPadのホームボタンの代わりになるキーが左上隅に設定されているので、このキーおよびスタイラスを駆使すれば、電源スイッチ以外はタブレット本体にタッチする必要もなくなるのである。
The Zen of Tablet(Palmの思想を上回る、真のシンプルさ)には到達できそうにない。


 

2017/01/16

お風呂を直して-->


GoogleのFeedBurnerというサービスを使って、ブログエントリをtwitterと連携させてみた。
エントリ後、そのタイトルがtwitter上につぶやかれるようになっているはずなのだが……
はたしてうまく設定できたかは、このエントリを行った後にわかるわけである。


3年に一度、ガス会社の人が器具の点検にやってくる。
有無を言わせずに上がりこんできて、風呂と台所を見るわけである。
コンロのゴム管が古くなっていますから交換してください、とか、
ガス漏れ警報機をつけた方がいいですよ、とか忠告をしてくれる。

拙宅の風呂がここ何年か不調であった。
たきあがりの温度と水位を設定しておけば、自動で湯舟を満たしてくれる。
という便利なお風呂(今ではあたり前か)だったのに、温度も水位も満ちないようになっていたのである。
別途、追いだきというモードがあって、あらかじめ湯舟に水をはってから点火すれば、設定した温度にたきあがる。
それで間に合わせていたのである。

ついでだから、ガス会社の人に不調の原因をたずねてみたら、器具のメーカーと家主にさっそく連絡をとってくれて、その日のうちに修理の手が入ることになった!
気になるのは修理にかかる費用だったのだが、賃貸アパートに付属している器具ゆえ、家主もちになる、ということらしい。
これはありがたや。

というわけで、修理開始。
こんどはメーカーの修理担当者がやってきて、たっぷり3時間かけて徹底的に直してくれたのである。
要は、制御部の不具合の改善で、部品を取り替えたりしたようである。
お風呂も、コンピュータなのであった。




バスタブの横が窯。手前に置いてあるのが制御部




 




















いやあ、もっと早く修理依頼をするべきだった。
修理後の風呂の能力の上がったことたるや。


 

2017/01/13

初期設定


工場出荷時に設定されているものではなく、ユーザが自分の好みでそれをアレンジするものである。
しつけ、というかイニシエイション、というか。

1970年代ごろのラジオは、受信する周波数を手動のダイアルで合わせていた。
文字通りの手さぐりである。
少し高度なラジオには、感度を表示するメータがついていて、そのメータもアナログだから、針がゆれて一番大きくふれるところにくるように、ダイアルを回して合わせていた。

ネットで探したら、他人のブログで古いラジオの画像を見つけた。
引用させてもらう(引用元:55life555.blog.fc2.com/blog-entry-560.html)。
自分が使っていたのと同じ、今はないナショナルブランドのワールドボーイというラジオだ。




見よ、アナログの選局ウィンドウ














専用のキャリーケースにおさめたところ

















当時の中高生の楽しみといえば、深夜放送を中心としたラジオであった。
AMに加えてFM放送が新たに始まって人気が出だしたころである。
親・親せきにもらったお年玉をすべて注ぎ込んでラジオを買った。
今なら3,000円で買えるものが、1万円以上したのである。
そこへ行けば安く買える、というので日本橋(にっぽんばし)の電器屋街まで出かけた。
内気な中学生のくせに、値切ることまでやった。
遠方(いや、そんなに遠くない)から来たとアピールして、帰りの電車賃なくなるから負けてえな、みたいなことを言っていた。

ソニーもワールドボーイと同等のラジオを販売しており、そちらの方がデザインが美しかった。
迷ったすえにワールドボーイを買ったのは、スイッチがかっこよかったからである。
電源スイッチをはじめ主要なスイッチがトグルタイプで、必要もないのにそれらをパチンパチンと倒したり起こしたりして楽しんでいた。

初期設定、の話だった。
ワールドボーイに初期設定は必要なかったのである。
技術は進歩して、ラジオの選局もディジタル(文字式)で行えるようになった。
コンピュータと同様のテンキーから周波数を入力すれば該当放送局の電波を受信できる。
受信した周波数を登録できるようにもなっている。
登録のやり方は、取扱説明書を読まずしてはできない。
そこに書いてあるとおりにやっているはずなのに、うまく設定できないのである。


 

アホでもわかるように書いてくれへんかなあ


















2017/01/09

ポータブルラジオ


ノルウェイではFM放送が廃止されるそうだ。
かの国にはもともとAM放送もなく、今後ラジオはデジタル(DAB: Digital Audio Broadcast)になるらしい。
デジタルラジオはVHF帯、UHF帯、衛星を使うということなので、テレビと同じ帯域で放送されるわけだ。

そんなタイミングで、自分は携帯ラジオを買った。
日本ではまだ普及しないDABはともかく、インタネットでラジオが聴ける時代にどうして携帯ラジオなのか?

それはもう、このガジェットが好きであるということにつきるのではないか。
マニュアルで操作するダイアルや、スイッチボタンがいっぱいついていて、電池切れになったら裏蓋をあけて交換するというスタイルが。




デザインも悪くない


















買ったのは朝日電器というメイカーがELPAというブランドで販売しているもので、大手の量販店よりも郊外のホームセンターで見かけることが多い。
AMとFMが受信できて、本体にスピーカーを備えているER-C65Fを選んだ。
この機種は、イヤホンであればステレオも聴ける。
電源は単3形電池×2本またはACアダプターとおあつらえ向きである。
携帯して外出できるし、アンプに接続してステレオスピーカーからの出力もできるというわけだ。

よく行くホームセンターのKで見かけたER-C65Fには4,980円の値札がついていた。
税込みで5,378円となる。
同じ製品をAmazonで買ったら、3,240円で済んでしまった。
 

これで、おっさん向けのFM CO・CO・LOも聴けるようになる。
ほんとうは静寂の方が好きだが、何か別の音が鳴っていれば耳鳴りをごまかせる、という利点もある。



 
 

2017/01/05

新年


As time goes by.
年が明けた。

平成28年の「今年の漢字」は「金」だった。
我が家にもっとも関係の薄いものである(爆)
簡単に金を得ようとtotoも買い続けているが、当たらない。
「運」もない(爆)

『君の名は。』が流行った理由に、シニア効果というのがあったそうだ。
前世紀に流行ったドラマをアニメ化したもの、と勘違いした中高年者が大勢観に行ったのだ。
ええっ、そうやったんか。
……自分も勘違いをしていた一人である(爆)






















白地に白地の年賀状の画像を貼り付けた。
干支の「酉」の文字が一目瞭然である。
「紙の年賀状はやめます」と宣言してもう4年、紙でしかやり取りできない人たちのために、わずかながら印刷をしている。
その人というのは主に年老いた親戚連中だが、その中には来年から年賀状は失礼するという人も出てきた。
高齢で、賀状書きも億劫になるのだろうか。

年をまたいで読んでいた『紙の城』(本城雅人著、講談社刊)を読み終えた。
ふだんはあまり読まないが、新聞社が舞台の小説であれば、日本人の作品も読む。 
同じ作家の『ミッドナイト・ジャーナル』がよかったので『紙の城』も図書館で借りてきたのだが、期待は外れた。
自分の後に予約の列が10人以上並んでいるので、図書館は閉まっているがポストに返却しに出かけた。