2015/11/19

運転免許更新



毎年今頃になると「喪中欠礼」の知らせが届き出す。
東京の大叔母が亡くなっていたことを、亡父の従妹が私に知らせてきた。
97歳の大往生だったとのことだ。
大叔母は父方の祖母の弟嫁であった。

終戦の年、父は長崎の大学に在籍していた。
しかし、8月9日の原爆投下には遭遇していない。
夏休みで神戸に帰郷していたからだ。
戦後は復学せず、別の大学に入って上京した。
その際、大叔父の家に世話になっていたそうだ。
当時のことを父は少しも語らずじまいだった。
焼け跡の東京で、思い出したくない苦労があったのだろうか。

それはともかく。
運転免許の更新手続きをする。
更新日を忘れて失効させたことが過去に二度ほどもある。
うち一度は、そういう輩のために更新日を誕生日にすると定められた後になってだった。
要するに、自分の誕生日にこだわりがないから?忘れるのである。

今回は間に合った。
免許証用の証明写真を撮影する。
何十年ぶりかで、ボックスの中に座って撮影する式の証明写真を利用した。
前回は自撮りしたものを持参して更新申請したし、その前は写真屋のスタジオで撮ってもらったものを使ったのである。

「ボックス」が長足の進歩を遂げている。
撮影画像をプレビューできるようになっていて、気に入らない場合は撮り直しができる。
さらに、プリントする際の顔の位置の微修正までできる。
このボックスをプロデュースしているのは「DNPフォトイメージングジャパン」。
おそるべし、大日本印刷。

地元の警察署で申請。
前回と同じ場所にあると思いきや、建て直しのため仮庁舎に移転してた!
地図で探してミニヴェロで走るが、迷うこと迷うこと。
こういう時こそナヴィゲイタが欲しい。
以前はダウンタウンにあった警察署が、思いっきり辺鄙な場所になった。
大阪国際空港のネキである。
(注:ネキとは関西弁で「そば」のこと)
道を間違えて、滑走路の下にもぐってしまうところだった。




高さ61.5メートルの新管制塔が見える。遠景は六甲山系



















 

2015/11/17

SIMロック解除



こんなこと書いてもいいものだろうか。
女優のY・Yとキスする夢を見た(爆)
特にファンというわけでもないのになあ……

旧機iPad miniをショップで解約する際、SIMロック解除ができないか訊ねてみた。
「iPadは対応していません」という答だった。
つまり、他のスマートフォン(iPhoneも非対応)ならロック解除できるという意味だ。
3,000円ほどの解除手数料を払えば、他社のSIMを装着して再使用可能となる。
あわよくばiPad miniにもその道が開ければと思ったが、できなかった。
ただし、同じキャリアでの使用再開であればできるわけで、これもまた一つの縛りである。

Apple SIMが日本国内で販売されるというニュースが入ってきた。
スマホジャーナリストの石川温氏の記事の中に、気になる記述を見つけた。
「iPadを海外に持って行くとSIMフリーとなる」
えっなにそれ?
それを読むまでは、SIMロック解除というのはハード的なものだと思っていた。
たとえば筐体の蓋を開けてPINスイッチの設定を変えるとかの。
そうではなくて、キャリアがソフト的に縛っていたわけか……

ハードとか、ソフト的縛りとか、SIMぢゃなくSMみたいな話になってしまった。


 

2015/11/16

キャリアの縛り



iPad mini



















古い方のiPad miniは、以前使っていた革ケースに戻した。
そしてiPad mini 2は、システム手帳のバインダに挟みこんだ。
そもそもA5サイズのバインダに収まる、というのがiPad miniの購入を決めた理由だった。

ところで、キャリアの「2年縛り+自動更新」というのは世間的にも評判が悪いらしい。
個人的にはこの縛りでも構わないと思う。
ただし、2年が過ぎて自動的に契約更新された後は、いつでも無料で解約させてほしいものだ。

DMM mobileの格安SIMはどうか。
2年縛り、自動更新という約束事は見当たらない。
いわゆる通話SIM(音声通話ができる)の場合に、13か月未満で解約する場合は9,000円が必要であるという「縛り」はある。
今回選択したデータ通信SIMには、この縛りがない。
いつでも無料で解約ができるというわけだ。

格安SIMを導入して一週間、不満なく使えている。
通信速度も速い。
これにはしかけがある。
普通の速度と高速のどちらかのモードを選べるようになっていて、初期設定が高速になっていた。
モードの変更はDMM mobileのウェブにアクセスして行なうことができる。

速いということは、それだけジャブジャブ通信容量を消費しているというわけで、5GBプランの限界をすぐに超えてしまう。
というわけで、普通モードに設定変更した。
自宅では無線LANを使うようにすれば、DMMの通信量は節約できる。

なお、データ通信用とはいうものの、AppleのFaceTimeを使えば通話はできそうである。
まだ試してはいない。

 

2015/11/15

液晶保護フィルム





























新機のiPad mini 2に入っていたシステムがiOS 9.0だったので、9.1にアップデートした。
旧機のiPad miniは先に、8.4から一気に9.1にしたのだが、我が家の通信環境は12MBのADSLなので(これでブロードバンドと言える?)、途方もなく時間がかかった。
夜中に始めて、なかなか終わりそうにないので先に寝てしまった。

iOS 9.1は第一世代のiPad miniでも問題なく動作する。
動きが鈍くなったという感じはない。
キャリアを切ってWi-Fi専用機に成り下がったわけだが、これを実家の母に使わせようと画策中である。

キャリアといえば、旧機をオールリセットしたはずなのにS社のメールアカウント表示が消えずに残っていた。
解約すればキャリア側のサーバから離脱して、アカウントはなくなるものと思っていたのに。
これはこちらの誤解で、端末側にインストールしたプロファイルも削除しなければいけなかったのである。
というわけで、S社のアカウントはクリア。

そして、新機を買ったらすることは……液晶保護フィルムの貼付。
画面に指紋がついたり、傷が入る前に貼ってしまうことが肝要である。
旧機に貼ったフィルムは現在三枚目。
保護フィルムもへたるので、貼り替えが必要。

新機に導入したフィルムはノングレア(いわゆるマット調)で、エアーレス加工(気泡が消える)、指紋防止加工あり、というものだ。
こんなペラペラのものが千円以上もするが、百円ショップの商品ですませたくはない。
問答無用で購入。

グレアのフィルムを貼ってiPad miniを使っているときは、指で直接操作すると指紋がべたべたとついて不愉快だった。
それでスタイラスペンを使うようになり、頻繁にやっていた画面の拭き掃除をしなくてもよくなった。
ところがノングレアのフィルムを貼った方のiPad mini 2は、スタイラスへの反応が鈍いのである。
フィルムの表面が平滑でないからだろうか。
というわけで、指でタッチするスタイルに逆戻りしてしまったのだが、指紋防止加工のおかげでさほど汚れなくなった。
画面への映り込みが少ない分、眼にも優しいのであった。


 

2015/11/14

データ移行



一時的にiPad miniの二台体制となる。
古い方のデータをiCloudに上げ、新しい方に移す。
あっけないほど簡単だ。
ただし、マシン上に追加したアプリはインストールし直した。
iOSと一体になっている基本アプリは、その必要はない。
アドレス帳(iOSでは「連絡先」)の内容も、ブラウザ(Apple製のSafari)のブックマークも、コピーされる。
たとえば、キャリアNで契約したiPhoneをキャリアKに乗り換えたとしても、iCloudを使えば簡単にデータ移行できるということだろう。

簡単、といえばnanoSIMのインストールも、非常に簡単だった。
手間取ったのは、SIMスロットを開けることぐらい。
小さな穴にピンを入れて押すのだが、かなりの力を要する。
ピンが折れないか、穴から外れて筐体に傷をつけてしまわないか、も心配になる。
ただし、いったんSIMが入ってしまえば、後は簡単。
Wi-Fiでネットに接続して、DMM mobileのウェブからダウンロードしたプロファイルをインストールするだけだ。
この際、ユーザIDとパスを入力するのは言うまでもない。




2キャリアそろい踏み



















新旧iPad miniそろい踏み



















旧機からのデータ移行が無事終わったので、キャリアの解約をする。
これはショップに出向かなければできない。
しかし、手続きは簡単に終わった。
持って行った旧マシン上で、ショップの担当者がキャリアの設定データを確認し、それをもとに別のマシンから解約コマンドを打つ、という段取りのようだった。
解約の理由もたずねられない。
きかれたら、いろいろ言ってあげられることがあるのになあ。

(つづく)


 

2015/11/13

MVNOを検討


(承前)

MVNOは通信業者だが、キャリアではない。
なんのこっちゃ。
つまり、NやKやSというれっきとしたキャリアから、回線を借りて営業する業者のことである。
自前の設備を持たないので、その分ユーザにはサービスを安価で提供できるというメリットがある。
いわゆる「格安SIM」「格安スマホ」というやつである。

格安SIMのことをもっと早く勉強していれば、更新月にあっさりとS社との契約を解除して乗り換えられていたものを……
しかし。
残り17か月の契約期間を全うするよりも、解約金を支払ってでも新機+格安SIMに乗り換えた方が、結局は安くつくということが判った。

新機は、Apple Storeのウェブでスペックを検討したうえで、iPad mini 4ではなくiPad mini 2を買うことにした。
iPad mini 3でもなく2であるが、現在使用している機種より2ランク上のプロセッサに、最新のiOS 9が搭載されているのである。
記憶容量は最も少ない16GBで、Wi-Fi+Cellularを選択。
格安SIMを導入するのだから、ロックのかかっていない、SIMフリーのマシンである。

SIMは「業界最安値」を標榜するDMM mobileのものにした。
安いうえにプランが豊富で、ユーザの使用スタイルに合うものが選べる。
データ通信専用の、容量5GBプランを選択した。
月額1,210円である。
この部分だけ比較しても、現行のS社のプランより4,000円以上安いのである。
(ただし、現行のプランは通話もできて、容量は7GB)
前述した17か月のスパンにおいて、68,000円の差額となる。

DMM mobileのプランも7GBを選択するところだったが、S社のプランでの使用実績をチェックすると、最近は5GBぐらいしか使っていないことが判った。
以前に7GBを超過しそうになった月があったのだが、ちょうどYouTubeでJimmy DiRestaのメイキングビデオにはまっていた頃だった。




DMM mobileから届けられたnanoSIM




















端末もSIMもオンラインで注文を済ませる。
iPad mini 2はその翌々日に届いた。
SIMもそれに遅れて到着。
堂々とN社のマークが入ったカードに載って来た。

(つづく)

 

2015/11/12

2台目のiPad mini




iPad mini(左)とiPad mini 2



















iPad miniを買い替えた。
経済的余裕がないのに、何故買い替えるのか。
経済的余裕がないからである。
Sというキャリアと回線契約をして、毎月5,500円ぐらいの出費をしていた。
他人の通信費がどれぐらいかは知らないが、平均値を下回っていると思う。
それにしても高い、のである。
もう少し安くならないか。

N社のPHSをデータ通信プランで使用していた頃は、月額980円ぐらい。
いや、1,980円だっただろうか。
どちらにしても非常に安い。
データ通信プランとはいうものの、音声通話もできていたのだ。
そのPHSのBluetooth通信機能をONにしたままポケットに入れておき、Palmでメイルの送受信やウェブの巡回をしていた。
それが我がモバイルライフの最も幸せな時期だった。
今や昔。

最初のiPad miniを契約してから2年が経った頃、新機種のiPad mini 3がリリースされた。
S社からは、古い方を22,800円で下取りするから機種変更しまへんか、と言ってきた。
おいしそうな話だったけれど、迷っているうちに機会を逸した。

ところで、S社との契約には「更新月」という約定があって、2年毎に巡ってくる短期の日限(これを更新月と呼んでいる)に解約を申し出ない場合は自動的に契約が更新される。
他社も同様の「縛り」が設けられていることと思う。
更新月以外でも解約は可能だが、その場合には契約解除料を支払わなければならない。
これが9,500円。
他社からの乗り換えをさせたいがために、この「解約金」を負担してやるという業者も見かける。

そして要するに、機種変更の機会を逸したのと同時に、更新月も行き過ぎてしまったのである。

(この項つづく)


 

2015/11/05

里帰り


10月某日。
叔母(亡父の妹)の招きで、生まれ故郷の岡本に帰る。
私の生家(実際に生まれたのは甲南病院だけれど)はすでにないが、隣の地所に叔母が住んでいるのである。
ここで生まれたのは私と叔母の娘と息子、つまり従姉兄と合わせて三人だが、従姉はドイツに嫁ぎ、従兄は東京で就職したまま帰ってくるつもりはないと言う。
この土地に愛着を感じているのはおのれ一人というわけだ。

叔母宅を辞し、久しぶりに保久良神社まで上る。
登る、と入力した方が相応しい急坂を上る。
なまった身体には、相当にきつい。
以前この坂を上っていた時、後から来たMTBに追い越された。
あの芸当は、到底まねできない。
というより、この坂を自転車で上ろうなんて。
頭おかしいんとちゃう?




保久良神社の前から南南東、大阪湾を望む



















大昔、灯台の役をはたした「灘の一つ火」





































正式に則ってお参りをする。
帰りは梅林を通る道で山を下りることにした。
大まかに言って逆U字のコースを、曲折しながら下ることになる。
振り出しの阪急岡本駅に戻る。
昔は特急電車が停車せず、手前の西宮北口駅で各駅停車の普通電車に乗り換えていたものだ。
乗降客が増加したために、近年になって停まるようになった。