2015/11/05

里帰り


10月某日。
叔母(亡父の妹)の招きで、生まれ故郷の岡本に帰る。
私の生家(実際に生まれたのは甲南病院だけれど)はすでにないが、隣の地所に叔母が住んでいるのである。
ここで生まれたのは私と叔母の娘と息子、つまり従姉兄と合わせて三人だが、従姉はドイツに嫁ぎ、従兄は東京で就職したまま帰ってくるつもりはないと言う。
この土地に愛着を感じているのはおのれ一人というわけだ。

叔母宅を辞し、久しぶりに保久良神社まで上る。
登る、と入力した方が相応しい急坂を上る。
なまった身体には、相当にきつい。
以前この坂を上っていた時、後から来たMTBに追い越された。
あの芸当は、到底まねできない。
というより、この坂を自転車で上ろうなんて。
頭おかしいんとちゃう?




保久良神社の前から南南東、大阪湾を望む



















大昔、灯台の役をはたした「灘の一つ火」





































正式に則ってお参りをする。
帰りは梅林を通る道で山を下りることにした。
大まかに言って逆U字のコースを、曲折しながら下ることになる。
振り出しの阪急岡本駅に戻る。
昔は特急電車が停車せず、手前の西宮北口駅で各駅停車の普通電車に乗り換えていたものだ。
乗降客が増加したために、近年になって停まるようになった。


 


0 件のコメント:

コメントを投稿