2010/07/31

エイジング

昼前、徒歩で外出。
ホームセンターで買い物。
アクリルラッカー(黒)を一缶、シンナー一瓶、細い刷毛。
ベランダで作業するときに使う、折りたたみの踏み台。
踏むのではなく、腰かける。

帰宅。
箱のボンドが乾いたスピーカーを試し聴き。
一晩おいただけで音がよくなった。
エイジングの力、侮るべからず。
さらに音を出しながらエイジング。

いったんケーブルを外して、塗装の準備にかかる。
はみ出たボンド、板の合わせ目などを中心に、ひたすら磨く。
始めは、粗いめのサンドペーパーでざくざく削る感じ。
途中から鉄製のやすりに持ち替えて、磨く感じ。
ほんとうはペーパーをどんどん細かいものにしていく。
どうせ何回か塗り重ねるから、下地をつるつるにしなくてもいいのではないか。

Jリーグ1部第16節、鹿島アントラーズ対ヴィッセル神戸戦の放送を観る。
試合を観つつ、箱を磨く。
納得がいったところで、再びアンプに接続する。
エイジング続行。
 

2010/07/30

サウンドチェック














エンクロージャが仮組みの状態で音出し。
この段階のチェックはたんなる結線の確認。
確実に接続されているか。
プラスとマイナスを逆につないでいないか。
George Michaelの『Faith』をかけてみる。
シャリシャリいって耳障りだが、接続はOK。

結線チェックが終わったので、エンクロージャを閉じる。
吸音材を入れ、側板を木工用ボンドで接着。
この後スピーカーユニットの取り外しはできない。
「はめ殺し」だ。

一晩乾燥させてから、サウンドチェック。
シャリシャリから一転して力のない、こもった音に聴こえる。
吸音材の入れすぎが原因だとしても、取り返しはつかない。
何時間、何十時間と音を出し続けているうちに(エイジングと呼ぶ)、ましになることもある。
6.5cmの小径スピーカーなので、あまり高望みはできない。
反対に、大きければいいというものでもない。
 

2010/07/29

製作続航2

まずはユニットに結線。ハンダ付けはいまだに下手くそ。

表面に突き出さないサイズの木ネジでユニットを固定する。

ユニットを取り付けたところ。上半分は後で塗る。

背板にケーブルを通してターミナルと結線。吸音材も入れる。

側板(右)はまだ接着していない。とりあえずこの状態で音出しチェック。


2010/07/28

製作続航

エンクロージャの下塗り














オリジナルスピーカーの製作をつづける。
まるで夏休みの宿題の工作をしているようだ。

本日は下塗り。
昨夜のうちに、プライマーと呼ばれる下地塗りをしておいた。
乾いた下地にサンドペーパーをかける。
ベランダに出て行なうが、昨日のように風のある日はできない。
専用の工作室があればね。

かちかちに乾いた刷毛を、ラッカーうすめ液にひたして「解凍」する。
ラッカーうすめ液とは、シンナーのことだ。
ラッカーの原液をカップに少量移して、シンナーで濃度を調整する。
原液のままだと粘りが強すぎて塗りにくい。
うすめすぎると流れてしまい、塗膜が形成されにくい。
このへんはだいたいの勘で行なう。

今回は、先にユニットを取り付ける。
鉄製のフレームが、ユニットの裏側から手前方向に打ち抜かれていた。
これをエンクロージャの手前から取り付けると、フレームのエッジが、しゃくれ上がった状態になる。
たぶん、気にする人はそう多くない些細なことだ。
そう考えて、普通のやり方でいこうとしたけれど、気が変わった。

穴の向こう側にスピーカーユニットを取り付ける。
ということは、穴が手前に見える。
穴自体の仕上げをきれいに行なわなければならない。
穴にユニットをかぶせる方法であれば、穴は隠れてしまうので、縁がぎざぎざでも許容される。
やっかいな方法を選んだものだ。
面倒くさがりのくせして。

穴の縁をきれいに塗ったらユニットを取り付ける。
ねじ回しが入らないので、背面の板をつけない状態で作業する。
配線をして、背板を貼り付ける。
吸音材を入れる。
これも普通は後から入れられるものだが、今回は先に入れておかなければならない。
いったん入れたら調整はできないので、これまた勘にたよる。

仕上げ塗りはまだ先のことだ。
 

2010/07/27

スピーカー製作難航

箱の片側だけを接着















iTunesで取り込んだアルバムのアートワークを自前の画像で行なう方法を学習。
そうか、「情報を見る」のか。

オリジナルスピーカー製作中。
デザインを急きょ変更したり、ホームセンターのカッティングが指定通りでなかったり、で難航。
もっと厄介な問題が発覚した。
板が捩じれていた。
ちょうどプロペラのようになっており、貼り合わせる板の片方の端が1ミリはみ出てしまう。
板を買い直す以外、貼り合わせた後にやすりで削って均すしか対策はないが、1ミリ分いびつな箱ができあがる。

普通は、箱ができあがったら塗装を行ない、最後にスピーカーユニットを取り付け、配線して完成する。
今回のデザインでは、ユニットを内側から取り付けるので、箱を閉じる前に作業する。
塗装も半開状態のまま部分的に進める。
昨夏リノベートしたスピーカーと同じく、アクリルラッカーの黒を塗る。
スプレイ式のものは周辺に拡散して、もったいないと同時に環境を汚染するので、使わないようにしている。
第一、刷毛で塗る方が楽しい!

録画してあった『私をスキーに連れてって』(馬場康夫作品、1987年)を観る。
意外にも初見。
三上博史が演じる主人公は「安宅物産」の社員。
『メッセンジャー』(馬場康夫作品、1999年)の舞台も安宅物産だったので、膝を打つ。
 

2010/07/25

天神祭の日

ただいま製作中……




















隣の部屋に住むH氏が散歩から帰ってきた足音で目覚めた。
午前5時26分。
熱帯夜の眠りは浅い。
H氏は毎日早朝から自転車で箕面駅まで行って、そこから箕面の滝まで歩いて往復するという。

ガンバ大阪は昨夜アウェイで対横浜Fマリノス戦。
1-0でFマリノスの勝ち。
終了間際に失点するという悪い癖がついてしまったようだ。

今日はディヴィジョン2の札幌コンサドーレ対横浜FC戦の放送を観る。
開始1分でホームチームに退場者出来。
途中、居眠りしてしまう。
中山雅史が出場するも不活躍。
三浦知良は出場せず。
現役であることにこだわっても、出場機会がなければ意味がない。

天神祭の生中継放送を観る。
毎年観ているが、ばかばかしいと思う。
祭りがではなく、それを自宅のTVで観ることがだ。
これは現場で体験しなくては意味がない。
今年のゲストの一人が遠藤保仁選手だった。
フットボール選手には似合わない浴衣姿。
首から上は日焼けしているのに、その下のV字ゾーンが白い。

『シンシナティ・キッド』(原題:The Cincinnati Kid、Norman Jewison作品、1965年)を途中から観る。
主人公のキッドを演じるSteve McQueenが今でも好きだ。
キッドを誘惑するAnn Margretも、すごくいい。
キッドがビーフステーキを食べるシーンも好きだ。
ミディアムレアのペッパーステーキを、ナイフで小さく切る。
その都度フォークを右手に持ち替えて、口に運ぶ。
これを観ると必ず、ビフテキが食べたくなってしまう。

キッドはギャンブラーだ。
5カードのスタッド・ポーカーで勝負する。
ディーラーが配る最初の札は、最後まで裏向けのままだ。
そこへ表向けの札を1枚ずつ4回配る。
すなわち相手にもその4枚は見えているのだ。
裏を向いたカードに賭けるという、非常にリスキィなゲームだ。
映画の中で、勝ち札がマクロレンズでクロースアップされる。
よく似たショットが『スティング』(原題:The Sting、George Roy Hill作品、1973年)にあったのではないかと思い、DVDを探す。

『スティング』ではPaul Newman扮する詐欺師がポーカーをする。
(Paul Newmanのことも大好きだ。)
こちらの場合は、5枚すべてを裏向きで配るというやり方だ。
1ペアさえないカードでも、はったりをかまして勝負することができる。
『シンシナティ・キッド』ほどのマクロではなかったが、勝ち札のアップショットあり。
札の種類が同じだった。
 

2010/07/24

死んだお茶の味

『スター・ウォーズ』に出ていたDarth Vaderが、なんと今は日本にいて、俳優阿部サダヲの家来(通信士)になっていることを知る。
この暑さの中、黒い甲冑に身を包んで生きていくのは無理でっせ。

スピーカーユニットを取り付ける穴を削るのがはかどらない。
ホームセンターに新しいやすりを買いに行く。
太陽が真上に来ないうちに、歩く。
目の粗いものが欲しいのだが、店で発見したものは「鬼目」といって、文字通り鬼の角のような目が立っている。
これではあまりにも引っかかりがありすぎて、削りにくい。
というわけで「中目」を購入。
ほんとうは鬼目と中目の中間が欲しい。

店の外に駐車している、なじみの移動パン屋でデニッシュを一本買う。
歩いて帰る途中、自動販売機にてPETボトルの茶を買う。
実は、昨日も船場東の販売機で同様の茶を買った。
ふだんはけっしてこのようなことはいたしません。
PETボトルに入れて売られている茶を、おいしいと思ったことはないので。
昨日は水筒を携えていた。
それにもかかわらず冷たいものを求めたのだが、炭酸飲料やら甘味料入りのものを避けていったら、綾鷹(日本コカ・コーラ)が残ったというわけだ。
これが意外においしかったと、ここに告白いたします。

そんなわけで、少しPETボトルの茶を見直して、次の日も買ったわけだ。
伊右衛門(サントリー)。
やはり、だめだった……
反省。
帰宅して、沸かしたての湯でほうじ茶をいれて飲む。
暑いけれど熱いけれど、こうして飲む茶が一番おいしい。
 

2010/07/23

役所とか職安とか

南と北の窓を開放すると、アパートの中を風が通る。
涼しい風ならいいのだが、温風だ!

三夜つづけて『スター・ウォーズ』を観る。
DVD-BOXで揃えている作品なので、それを観ればいい(pull)のだが、放送されるものをその時間に従って観る(push)のも悪くない。
3作目はエピソードの6番目にあたる。
日本で『ジェダイの復讐』と題されたもので、これまた1997年に手を加えられた特別篇だ。
原題はStar Wars: Episode VI, Return Of The Jedi [special edition]。
監督はRichard Marquand。
絵のように2枚並べて見比べるわけにはいかないので、原作にどのように手を加えたのかは、よく分からないのだが、最後のシーンに現われるアナキン・スカイウォーカーが、まったく別の俳優に置き換わっているのだけは、はっきり分かった。



健康保険を国保に切り替えた。
市役所の出張所で手続き。






















これで分かりやすくしたつもりかい。


職業訓練を受けるという条件で、生活支援金を受けることにする。
職安にて手続き。
これでもか!というほどたくさんの書類に必要事項を書かされる。
帰り道にて憂さ晴らしの?散財。
ブックファーストの池田駅前店にてR. B. パーカーの文庫本1冊。
MTBで一路箕面へ。
カルフールでフィッシュ玉子サンドイッチとオレンジジュースを買い、昼食。
Neustädt(ノイシュタット)という雑貨屋で、クリップ型のボールペン1本購入。
ふたたびMTBで船場東に移動。
BUFF STOCK YARDというこれまた雑貨屋で、電灯スイッチやらキーホルダーやらマグカップやら購入。
そんなもん、いらんのとちゃう?
その通りだが、この店に並んでいる雑貨は、なかなか楽しいのだった。

2010/07/22

黒い騎士
















『スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇』(原題:Star Wars: Episode V, The Empire Strikes Back [special edition]、Irvin Kershner作品、1997年)を観る。
といっても、夕食の用意をしながらだから、不真面目な観方だ。
この特別篇は1980年公開の原作を部分的に修正してあり、画面表現がよりリアルになっている。

ベランダから夜空を仰ぐと、そこには月が。
『スター・ウォーズ』を観た後で、いつもより立体的に見える。
発作的にカメラを持ち出して撮影。
135mmの望遠で絞り開放(f3.5)、距離無限大にセットする。
露出時間をマニュアルで1/8秒に調整した。
カメラはデジタル一眼レフだがレンズがオートではないので、こういう作業が必要になる。

『アイヴァンホー』(ウォルター・スコット卿作、菊池武一訳、岩波文庫)を読み始めた。
35年前に一度読んだものだが、もともと中世が舞台の物語なので、古びてしまうことがない。
『スター・ウォーズ』と同様、戦う騎士たちの物語だが、Darth Vader(ダース・ヴェイダー)が最強最大の悪役として描かれているのに対して、『アイヴァンホー』をはじめとする中世騎士物語では、黒装束の騎士は善の味方である場合が多い。

--
勘当の騎士の陣営のなかに一人、
黒の甲冑を着、黒の馬にまたがった戦士がいた。
馬は形も大きく背も高く、見たところ丈夫で力が強そうであった。
乗っている騎士もまたそのとおりであった。
そしてその楯にはなんの模様もついていなかった。
(中略)
ところが、味方の旗頭がこんなにひどくやられているのを見ると、
いままでの平気の平左の気持ちをかなぐり捨てたように見えた。
まだちっとも疲れていなかった馬にぱっと拍車をくれたかとおもうと、
さながら雷でも落ちる勢いで助勢に駆けつけ、
ラッパの音のように叫んだ。
「デスディチャード、助勢いたす!」
--
以上は『アイヴァンホー』第12章より。
勘当の騎士、デスディチャードは主人公アイヴァンホーの別名。

また、アーサー王伝説の中にも、盟友Lancelot(ランスロット)が黒い甲冑でその身分を隠して活躍するエピソードが見られる。

2010/07/21

ショーシャンクの空に















地震で目覚める。
大阪北部、震度3。
阪神淡路大震災を実体験している身には大したことのない揺れに思える。
最悪のことを知っていれば、それ以下のことには楽に対処できるということだ。
炎天下、フットボールの練習でしごかれたつらさに比べれば、今日の暑さがなんぼのもんか。
しかも1970年代の運動部は、練習中に水を飲むなという乱暴な規律にしばられていた。

オリジナルスピーカーの製作は、なかなかはかどらない。
ホームセンターで切ってもらった板のサイズの微調整を鉋(かんな)で行なう。
鉋の刃を研ぐことから始めなければならなかった。
バッフル(ユニットを取り付ける正面の板)にスピーカーの穴を明けるのにも苦労する。
鉛筆で円を描き、円周の内側に沿って電動ドリルで穴を明ける。
何か所か明けた穴にジグソー(電動糸鋸)の刃を入れて、大まかな円形に切る。
切り明けた穴をやすりで仕上げる。
やすりにハンドルがついていないので、軍手をしていながらも手が痛む。
こういう作業をしている時、『ショーシャンクの空に』(原題:The Shawshank Redemption、Frank Darabont作品、1994年)を思い出す。
Redemptionは含蓄のある言葉だ。
 

2010/07/19

GAMBA 3-2 REDS















いつものように友人にチケットをたかって、ガンバ大阪対浦和レッドダイヤモンズ戦を観に行く。
Jリーグ第1部、2010年季の第13節。
三連休の中日とあって、誘った友人すべてに同行を断わられた。
ええねん、俺は独りで。

準備。
汗とりの白いTシャツの上に、クラブに直談判して手に入れたレプリカシャツを着ける。
アウェイ用の白に、ゼッケン(死語か)はサポーターに約束されている「12」だ。
ほんとうは青と黒のホーム用がいいに決まっているが、長袖を好む自分としてはこれを選ぶ。
その他のアイテムも「UMBRO」で統一したいところだが、そうもいかず。
adidasがところどころに混ざる。
バナナ1本、水筒1本、のど飴2個用意。
「山田くーん」
座布団1枚。
いつもの双眼鏡をやめて、カメラ一台とレンズ2本用意。
どうせあまり撮影している暇はないのだが。
以上を背たらうてMTBにまたがる。

スタンドでクラブの代表に遭遇。
あいさつして、ちょっとの間話す。
眼下のフィールドではちょうど、審判団とマッチコミッショナーが試合前の査閲を行なっている。
マッチコミッショナーは、サッカー協会が派遣するのだそうだが、プレイヤー経験のある人なのだろうか。
昨季、鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ戦が後半戦の途中で中止されたことがある。
主審の岡田正義が大雨で試合続行不可能と判断し、マッチコミッショナーがそれを追認したためだが、普通はそのような理由で中止されることは考えられない。

ガンバ大阪の代表自身にはサッカー経験はないそうだ。
その代わり、代表に就任することが決まってから、ありとあらゆるサッカーに関する本を読んだという。
私はほとんど読まない。
読む時間を使って、観た方が面白い。
そして、観るより自分でプレイした方がずっと楽しい。
試合場に行けば、自分が選手になったつもりで応援してしまう。
身体が動く、大声が出る。
ちなみに、もらった席は身分不相応な極上の席だ。
肩身は狭いが、応援する気持ちほどには相応しいと書いておこう。

宿敵レッズが先取点(平川〜エジミウソン1)。
田中達也の動きがすごくいい。
前半ロスタイムに同点(遠藤〜宇佐美)。
--
相手の自殺点でガンバ勝ち越し(遠藤〜山田暢久)。
守りきれず、後半ロスタイムにガンバ失点(柏木CK〜エジミウソン2)。
またか!
一瞬静まり返るスタンドで「(時間)まだあるうっ!!!!」と叫ぶ。
それが伝わったかのように、直後のキックオフから展開、逆転さよならゴール(イ・グノ〜遠藤)!

What a finish!!

面接二本目寺社巡り

上本町五丁目まで試験を受けに行く。
職業訓練受講のための面接の二本目だ。
今さらこういうことをするのは、辛い。

終了して、墓参り。
ここへ来るのに地下鉄『谷町九丁目』駅で下りて歩いたのだが、反対側には我が家の菩提寺がある。
素通りするのは憚られるだろう?
ブレイザーのポケットには、ちゃあんと数珠を入れてきたのだ。
しかし、花を買う余裕はなかった。
強い日差しの下、墓石を漱いで線香を立て、拝む。

すると、催し太鼓が聴こえてきた。
ここは高津宮からもほど近く、夏祭りもほど近い。
音に誘われて宮参り。
二礼して二拍手、一礼して終わり。
手と口を漱ぐのを忘れた。
面接二本目の首尾や如何に。

梅雨は明けたと誰かが言った。













面接一本目傘がない

梅雨がまだ明けない頃。
職業訓練受講のための面接試験を受けに行った。
場所は近鉄『布施』駅前の某ビル。
約束の時間は午前10時だ。
到着直前に腹具合がユンカースになった。
(注:ユンカースとは、第二次世界大戦時活躍した、ドイツの急降下爆撃機)
布施駅から電話して事情を説明し、少し遅れて行きたいと頼む。
それでは午後3時に出直せと融通のきかないことをいう。
我慢して面接を受けることにする。

持って行った傘を、傘立てに置く。
身から離さずに持っているのが習慣なのだが、面接時には邪魔になる。
終了までなんとかこぎ着けて、ビルのトイレを借りた。
ふらふらと駅まで歩き、電車に乗った。
『鶴橋』駅まで来たときに、傘を忘れてきたことに気づいた。
ビルを出たときには雨は降っていなかったのだ。
ちょっと迷ったが電車を下り、ふたたび布施方面行きの電車に乗った。

プリペイドカードで乗車したので、システム上は、乗った駅である布施では下りられない。
ICチップを埋め込んだカードの場合は、改札口の端末でキャンセル処理ができる。
駅員に事情を話して、改札機を通らずに外に出してもらう。
再入場の際も機械を通らないようにして入れてもらうわけだ。
こうして面接会場だったビルに戻って傘を取り返し、さらにまたトイレを借りた。

近鉄電車で難波まで戻り、地下鉄に乗り換える。
次の改札口に入るまではフリーだから、久しぶりに大書店の『ジュンク堂』に行きたいのだが、その元気はなかった。
 

2010/07/15

クモ膜下出血

ガンバ大阪対京都サンガ戦当日の昼、篠突く雨。
窓からの視界が真っ白だ。
前夜、弟の嫁の姉さんが亡くなったと知らせを受ける。
クモ膜下出血で、外出中に突然倒れた。
1959年生まれだから、51歳。
夫と高校生の息子が後に残された。

ガンバ大阪のユニフォームを着てスタジアムに向かう人たちとすれ違いながら、母とともに通夜の会場に向かう。
小さなスペースにあふれかえる弔問客。
焼香の列が引きも切らず。
大層人気のある人だったと弟が話す。
自宅から持ってきた『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン、ハヤカワ文庫)を義妹に手渡す。
こんな時になんやけど……読んだら元気が出るから、と言って。

弟が、何故か早く帰したそうにするので母と二人、『中百舌鳥』駅まで車で送ってもらう。
ここが大阪市営地下鉄御堂筋線の始発駅。
終着駅の『千里中央』で下りると、またガンバ大阪のサポーターとすれ違う。
応援に行けなかった試合、1-1で引き分けたことをこの後のスポーツニュースで知った。
 

オルグに失敗

奇特な友人がいて、ここのところずっとその人に甘えているのだが、ガンバ大阪対京都サンガ戦のチケットを贈られた。
現在、人生の唯一の目標になったと言っていいフットボール観戦の機会を与えてもらい、感謝している。

問題はチケットが2枚あって、一緒に観に行く「連れ」がいないことだ。
チケットを贈ってくれた本人は北海道に出張。
それでは、とほぼ毎回声をかけている共通の友人Sに誘いをかける。
Sは群馬出張、ときた。
これまた共通の友人Mを誘う。
先約があるといって断わられるが、ちょっと怪しい。
そこで、女を誘う。
彼女は幼稚園時代の同級生。
第二次性徴の始まる、はるか前からのつき合いなので、お互いを異性として意識していない。
サッカーの試合は久しぶり、とかいって最初は乗り気のようだった。
そのうちにキックオフの時間に間に合わない、車で行きたいがスタジアムの場所がわからない、などとごね出して、結局その時間に打ち合わせのあることを忘れていた、といって断わってきた。
ほんまかいな。

という訳で、一人で観戦することになった。
天気予報では当日当夜の降雨確率は50パーセント。

(2B continued...)

2010/07/13

得点王とアシスト

2010 FIFAワールドカップの得点王が、Thomas Müller(ドイツ代表)に決まった。
日本語のニュース記事を読むと、同点4人の中から彼が選ばれた理由は「アシストを考慮して」というものだった。
曖昧な表現で、理解不能だ。
アシストをどう考慮したのか。

たとえば、単独でドリブルしていって、シュートをした場合に「アシスト」はつかない。
アシストなしで得点した方が偉い!と考えるのであれば、それが得点王の条件になり得る。
チームプレイなのだから、味方の選手との協働で点を取った方が尊い!と考えるのであれば、アシストを受けた数の多さがその条件になる。
また、単に自分が得点する以外に、他人をアシストして点を取らせたことを考慮するのか。

FIFA.comのウェブサイトで確認したところ、3番目の理由だった。
そうなるとまた一つ別の問いが発生する。
「得点王」は表彰するが、「アシスト王」はしないのか。
今大会世界中が期待したMessi(アルゼンチン代表)は結局一つも点を取らなかったが、アシストは多くしたはずだ。
 

2010/07/12

フィナーレ

ワールドカップが終わった。
これから4年間は、比較的平穏な夏が過ごせるわけだ。
もとい、2年後に欧州選手権(ユーロ)がある。

▼決勝
オランダスペイン戦、0-1。
決勝戦にありがちな、面白くない試合。
力が拮抗しているので、ゲームの動きが非常に重い。
相撲に例えるならば、がっぷり四つに組んでしまった状態。
まきかえにいこかいくまいか、うかつに攻められず、守りに神経を集中する。
絶対に負けられないとお互いに思っているので、反則も辞さない。

決勝ゴールを決めたIniestaは、イエローカードを覚悟でユニフォームを脱ぐ。
下に着ていた白いシャツには、亡き友Dani Jarqueへのメッセージが書かれていた。
JarqueはリーガエスパニョラのEspanyolの主将で、2009-2010シーズンの開幕直前に心臓発作を起こして亡くなった。

【Most Valuable Player】
本大会のMVPにDiego Forlanが選出されたようだが、偏固ジャーナルが選ぶMVPはスペインの優勝に大いに貢献したDavid Villaだ。

【観戦した中で最も印象に残った試合】
6/16予選リーグ・グループHのホンジュラス対チリ戦
Bielsa監督が標榜する堅守速攻のフットボールが見物だった。
チリ代表でイタリアのUdinese所属のFW、Sánchezの今後に要注目。

【クリーンゴール集】
実際にTV放送で観た順に、
6/11:南アフリカ#8 Tshabalala
開幕後第1号の無回転シュート(対メキシコ戦)
6/18:アメリカ#10 Donovan
ゴールの天井を狙った強烈シュート(対スロベニア戦)
6/26:ウルグアイ#9 Suarez
ファーポストに当てて入れたシュート(対韓国戦)
6/26:ガーナ#23 Boateng
ドリブルからの地を這うシュート(対アメリカ戦)
同じ試合、#3 Gyanのボレー・シュート
6/27:アルゼンチン#11 Tevez
入魂の高速ミドルシュート(アルゼンチン対メキシコ戦)
同じ試合、メキシコ#14 Hernandezのシュート
7/3:スペイン#7 Villa
2クッション・シュート(準々決勝、対パラグアイ戦)
※これを表わすと下記のようになる(〜はパス、→はシュート)。
※Iniesta〜Fabregas〜Xavi〜Iniesta〜Pedro→左ポスト〜Villa→右ポスト〜左ポスト(ゴールイン)
7/6:オランダ#5 van Bronckhorst
糸を引くミドルシュート(準決勝、対ウルグアイ戦)
ニュースでゴールシーンを観ただけの分、
6/15:ブラジル#2 Maiconのゴールライン平行シュート(対北朝鮮戦)
6/16:ウルグアイ#10 Forlanのドライブシュート(対南アフリカ戦)

【ヘディングでよかったシュート集】
6/21:チリ#11 Gonzalezの地面叩きつけヘッド(対スイス戦)
7/7:スペイン#5 Puyolの助走つきジャンピングヘッド(準決勝、対ドイツ戦)
ニュースでゴールシーンを観ただけの分、
6/13:ドイツ#11 Kloseのジャンピングヘッド(対オーストラリア戦)

【よかったフリーキック集】
6/24:日本#18本田の無回転FK(対デンマーク戦)
同じ試合、#7遠藤のコントロールFK
7/2:ウルグアイ#10 Forlanの動揺弾

【得点王】
同点で5人、上位4チームより。
Sneijder(オランダ):5点
Villa(スペイン):5点
Müller(ドイツ):5点
Forlan(ウルグアイ):5点

【ドイツに関して】
2010年ワールドカップで第3位。
2008年欧州選手権(ユーロ)で準優勝。
2006年ワールドカップ(ドイツ大会)で第3位。
2002年ワールドカップ(日韓大会)で準優勝。
いいところまで行くが、なかなか頂点に届かない。

【その他】
試合中に脚の筋肉の痙攣を起こす選手を見かけなかった。
フットボールの試合は、涼しい環境で行なうべし。
 

2010/07/11

Match for the 3rd place

第3位決定戦をMatch for the third placeと呼ぶ(FIFAのウェブサイトより)。
スカイパーフェクト以外では放送はなかった。
放送はない?
なんだか気の毒な話だ。
死にものぐるいで準決勝を戦い終えて負け、たったの中二日でもう一試合行なうのだ。
それも決勝戦の前に終えておきたいからというFIFAの都合にちがいない。

とにかく、ダイジェスト版でウルグアイ対ドイツ戦を観た。
点の取り合いの末、2-3。
ドイツは前回同様、3位となった。
さあ、あと一試合。


『バスカビル家の犬』(C・ドイル原作/大沢在昌訳、講談社文庫)を読んだ。
満足度……☆☆★
昔懐かしいシャーロック・ホームズの探偵譚。

『ターミネーター4』(原題:Terminator Salvation、McG作品、2009年)を観た。
満足度……☆☆★
続編を作り続ける意味はあるのか。

『禅 ZEN』(高橋伴明作品、2008年)を観た。
満足度……☆☆★
なにせ我が家は禅宗なもので、興味あり。
曹洞宗の開祖道元(中村勘太郎)の仏法に対する真摯な姿勢、質素な暮らし方に打たれる。

道元は、座り続けること(坐禅)によって悟りを得るという考えを広めた。
その著書『正法眼蔵』がハイデガーに注目されていたとは知らなんだ。
……そうか、出家するというテもあるか。
 

2010/07/09

スピーカーの箱を作ろうか

「Stereo」誌7月号の付録のスピーカーキットは組み立てた。
次はこのスピーカーユニットをおさめる箱を作りたい。
この箱のことを、エンクロージャとかキャビネットと呼ぶ。

エンクロージャの形状や大きさは自由だが、スピーカーユニットの大きさに適した箱のサイズがあって、あまりに大きくても、また小さすぎても、いい音が鳴らないことがある。
たいていの場合はメイカー推奨値が提示されているので、それに合わせれば無難だ。
今回組み立てたユニットの場合、エンクロージャの内容積の推奨値は1.2リットル。
また、1から3リットルの間であればそれでもいいとのことだ。

たとえば、10ミリ厚・10センチ幅の板を買ってきて、10×10×20センチの箱を作ったとする。
板厚を差し引いた内寸は8×8×18、容積は1,152立方センチ。
この小さな木箱がちょうどいいサイズのエンクロージャとなるわけだ。
どうせ自作するのならば、オリジナリティを出したい。
そこで内容積の推奨値を確保できる、さまざまなバリエーションを考えることになる。
ここがスピーカー自作の最も楽しい段階だ。

考えがまとまったら図面を書き、板を買う。
デザインに沿って、なるべく無駄の出ないように配慮する。
今回使用する板は「シナ合板」、厚さ12ミリ・面積450×900ミリ。
中国製という意味ではなく、シナという材料が表面に使われているベニヤ板だ。
ラワン材の方が好きだが、最近は見かけない。

ホームセンターのKにてシナ合板を1枚購入、980円也。
レジで精算してからサービスカウンターへ持ち込んで、カットを依頼する。
カットは直線のみで、1カットにつき30円。
10回切ってもらうつもりなので、300円払う予定。
ところが、カット担当者が切り間違って、板まるまる1枚を「端材」にしてしまった。
先方の責任なので、板の売り場からもう1枚、レジを通さずに持ってくる。

やり直し。
図面を見れば、できると思うのだが。
そうはいかず、側に立ってディレクションしないと図面通り切れないのだった……
しかも、10センチ未満はテーブルソーで設定できず、メジャーで測って切るのだが、5ミリも短かく仕上がった。
あきらめて、カット終了。
カット代金300円は、支払っていない。










2010/07/08

Semi Finals 1&2

日本が敗退して、チェックがやや甘くなった。
予約録画してあったウルグアイ対オランダ戦を観忘れ、ニュースで結果を知ってしまった。
ドイツ対スペイン戦は朝一番に録画をチェック。

▼準決勝
Match #61: ウルグアイオランダ戦、2-3。
van Bronckhorstのシュートが美しい。
Diego Forlanの健闘も空し。
Match #62: ドイツスペイン戦、0-1。
Puyolのヘディングも、強く美しい。

準決勝2試合とも、ベテラン主将の活躍が光った。
van Bronchorst35歳、Puyol32歳。
ワールドカップは残り2試合。
Match #63は第3位決定戦、ウルグアイ対ドイツ。
Match #64が決勝戦、オランダ対スペイン。
両国ともまだ優勝したことはない。
 

2010/07/06

三つ子の魂百まで

午後遅くなってから思い立ち、古書を売りに走る。
レオナルド関係2冊、ジョーダンを1冊。
3冊でちょっきし5kg。

MTBの背から見上げると、空模様が怪しい。
背たろうているバッグはネット状なので、雨が降れば古書が濡れる。
紙は濡れると生まれた時に近い状態に戻り、役に立たない。
先を急ぐ。
急がば力を入れてペダルを踏むのだが、そうするとチェーンが落ちる。
往路で2回も落としてしまった。
惰性でMTBを道路脇に寄せ、チェーンを再装着する。
グラブがどろどろだ。

幸い雨には降られず、我が身が汗に濡れた。
3冊は1,800円で売れた。
いっつも予想価格が外れる。
今日は予想外に安い。
レオナルドなのに……
CDの棚でDavid Sanbornの未購入盤を見つけてしまい購入、980円也。






















今日はMcDonald'sに寄らず、千里中央を目指す。
ヤマダ電機入店。
アナログオーディオのコーナーでスピーカのターミナルを求める。
プラグの方はバナナ型のものまで置いてあるのだが、ターミナルは皆無。
さもありなん。
日本橋あたりのパーツショップまで行かなければ見つかるまい。
ふらっとおもちゃ売り場へ。
エアガンを一丁購入。

おもちゃのピストルは、幼稚園児の頃からの趣味だ。
2歳上の従兄のモデルガンが羨ましくて、親に強くねだったことを覚えている。
従兄の銃は、火薬を使って疑似弾を発射できるもので、非常に危険なおもちゃだった。
当時大きな社会問題になったことも覚えている。
その後は「銀玉」でおとなしく?遊んだものだ。
大人になってからはガスガン。
これもけっこう危ない。
銀玉のプラスチック版とでもいうべきBB弾を銃口からガスで吹っ飛ばす。
陶製のマグカップを撃ったことがある。
BB弾が口から入ってチンチロリン、という結果を想定していたのだが……
マグカップは粉々に砕け散った。

いやしかし、こんな時になんでこんなもん買うのか。

2010/07/05

はこBOONで発送

京阪電鉄が運営する遊園地「ひらかたパーク」の中に設けられているスイミング・プールの名が「The Boon」で、それをすぐに連想した。
「はこBOON」は、Yahoo!のユーザ向けに伊藤忠商事が開発したサービスで、配送はヤマト運輸に痛くされて、ぢゃなくて委託されている。

Yahoo!のIDでログインし、ウェブ上で送り先の登録を行ない、クレジットカードかネットバンクによる決済ができる。
送料の計算は、配送地域の他に自己申告のサイズと重量により行なう。
差出人(自分)の住所情報も同時に入力しておく。

そして、梱包済みの荷物をFamily Martまで持っていくのが条件だ。
「Famiポート」と呼ばれる専用端末がある店ならば、どこでもよろしい。
その店で、現金による支払いもできる。
Famiポートは、LAWSONの「Loppi(ロッピー)」と同様のサービスターミナルだ。
このターミナルに、事前にウェブから出力されたサービスコード12桁を打ち込む。
スロットから吐き出された長いレシートをレジカウンターに提出する。
カウンターで送り状が発行されるという段取りだ。

店自身が「はこBOON」に慣れておらず、手間取るので店員を叱る。
送り状には、荷物の品名・送付先・差出人が印字されていて、依頼主自身が荷物に貼付する決まりになっているそうだ。
自己申告したサイズと重量のチェックはなかった。
忘れたのか。
配達日の指定はできないが、時間帯の指定はできる。
そんなこんなで料金は宅急便より1割以上も安い。
伊藤忠のネットビジネスはあまり信用ならないという気もするが、今の時期ゆうパックよりは信頼できるだろう。

さて、送った荷物の中身はPalmの日本語版最終モデル、m515だ。
これにNTT DoCoMoのPaldio 633SというBluetooth対応PHSを組み合わせてたいへん重宝した。
m515のSDカードスロットにBluetoothカードを装着し、ポケットの中のPHSとリンクさせて、メイルチェックやウェブブラウズができた。
やがてNTT DoCoMoのPHS事業が滅んだため、残念ながらそれができなくなった。
携帯電話も進化してフルブラウザが搭載されるようになった。
スマートフォンも台頭してきた。

感傷的な理由で今日までm515を手元に置いていたのだが、ついにあきらめた。
一度ネットオークションに出品したが、最終入札額3,600円を見て出品自体を取り消し。
あまりにも安い。
取消手数料に525円支払った。
最低落札希望価格を5,150円に設定して再出品。
これが11,000円で落札されたので、初回の出品取り消しは判断がよかったといえる。

こうしてm515はもらわれていったのだが、実は押し入れに「IBM WorkPad」がもう1機眠っている。
(爆)

2010/07/04

Quarter Finals 3&4

▼準々決勝
アルゼンチンドイツ戦、0-4。
アルゼンチンが勝ち進むと予想していたが、贔屓のドイツが勝つ。
なんという大差。
パラグアイスペイン戦、0-1。
パラグアイの7番Cardozo、PKを外した責任に大泣き。
決勝トーナメント1回戦のPK戦で、日本に引導を渡した最終キッカーだ。
これもまたドラマなり。


『おこう紅絵暦』(高橋克彦、文春文庫)を読み終える。
満足度……☆☆★
こちらを先に読んでいたら『だましゑ歌麿』を読む気になっていたか。
『ジョージ・ベストがいた マンチェスター・ユナイテッドの伝説』(川端康雄、平凡社新書)を読む。
満足度……☆☆★
1章だけつまみ読みしていた、その残りを一気読み。
著者はフットボールファンの英文学者で、文章はうまくないが内容で読ませる。
ベストの人生は興味深い。

WOWOWを解約した。
会員制のサービスはどこも、簡単に解約ができないように配慮してある。
いろいろ調べた結果、直接電話して手続き。
解約の理由をたずねられる。
「ワールドカップが観られないから」
と答えた。
 

2010/07/03

Quarter Finals 1&2

オランダ対ブラジル戦を観終わる。
ウルグアイ対ガーナ戦は録画を予約しておいて就寝。
翌朝、録画時間を確認して愕然。
166分も録っている。
90分で終わらず、延長戦が行なわれたことを物語っている。
それでも決着がつかず、PK戦になったのかも……

ところが再生観戦してびっくり。
録画はなんと延長戦後半の14分26秒で終わっていた。
その時点でスコアは1-1。
引き分けで終わるのか、どちらかが点を取るのか……?
残り34秒プラスアルファの中で起こったドラマを観られなかった。

▼準々決勝
オランダブラジル戦、2-1。
ブラジルがきれいに1点取り、オランダがしぶとく2点返す。
ウルグアイガーナ戦、1-1。
PKの蹴り合いを行ない、ウルグアイ選手が一人外したが、ガーナ選手は二人外したために、ウルグアイの準決勝進出が決定した。


ウルグアイ対ガーナの延長戦後半のドラマは、ダイジェスト版で観た。
あの窮状からウルグアイが逆転するとは、誰も思うまい。

応募していた郵便配達のアルバイトに、不採用となった。
応募者数は非常に多かったらしい。
 

2010/07/02

やはり芋蔓式読書

スピーカーキットの組み立ては、あの後センターキャップを接着して終了。
ただしキャップを水平に載せることができず、しかもボンドの接着力が強く修正不能。
不細工な仕上がりとなった。

今夜からまたワールドカップの準々決勝を観戦するのだが、合間に本も読んでいる。
本の雑誌社の営業部長の日誌を読むと、一部では時代小説に飽きてしまった人もいるらしい。
http://www.webdoku.jp/column/sugie/2010/06/29/112718.html

こちらは反対に、最近よく時代小説を読むようになった。
宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話のシリーズに出会ったきっかけを、もう思い出せずにいるけれど、そこから芋づるを引くように、
『雨を見たか 髪結い伊三次捕物余話』(宇江佐真理、文春文庫)
 満足度……☆☆★
『傷 慶次郎縁側日記』(北原亞以子、新潮文庫)
 満足度……☆☆★
『影帳 半次捕物控』(佐藤雅美、講談社文庫)
 満足度……☆☆☆
と読み進んでいる。
これらを選んだ手がかりは各社の文庫解説目録だ。
『おこう紅絵暦(べにえごよみ)』(高橋克彦、文春文庫)にとりかかろうとして、いつものようにあとがきを先に読み、本作に前日譚のあることを知る。
『おこう…』を中止して『だましゑ歌麿』を買いに走る。
たまたま文庫の安売りをしていたBOOK・OFFで、厚さ20ミリはある『だましゑ…』を200円で購入。
それを今日読み終わった。
満足度、☆☆☆プラス☆だった。
 

2010/07/01

中休み
























 ワールドカップは決勝トーナメントの1回戦がすべて終わり、準々決勝までの間しばしの休息。
観戦する側にとってもありがたい。

Stereo誌7月号の付録のスピーカを組み立てる。
完成品だと思い込んでいたのだが、キットだった。
Fostex社が設計した、6.5cm径のフルレンジ方式。
こんな小さいスピーカでもエンクロージャ(箱)に入れると、びっくりするぐらいいい音で鳴る。