2010/07/15

クモ膜下出血

ガンバ大阪対京都サンガ戦当日の昼、篠突く雨。
窓からの視界が真っ白だ。
前夜、弟の嫁の姉さんが亡くなったと知らせを受ける。
クモ膜下出血で、外出中に突然倒れた。
1959年生まれだから、51歳。
夫と高校生の息子が後に残された。

ガンバ大阪のユニフォームを着てスタジアムに向かう人たちとすれ違いながら、母とともに通夜の会場に向かう。
小さなスペースにあふれかえる弔問客。
焼香の列が引きも切らず。
大層人気のある人だったと弟が話す。
自宅から持ってきた『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン、ハヤカワ文庫)を義妹に手渡す。
こんな時になんやけど……読んだら元気が出るから、と言って。

弟が、何故か早く帰したそうにするので母と二人、『中百舌鳥』駅まで車で送ってもらう。
ここが大阪市営地下鉄御堂筋線の始発駅。
終着駅の『千里中央』で下りると、またガンバ大阪のサポーターとすれ違う。
応援に行けなかった試合、1-1で引き分けたことをこの後のスポーツニュースで知った。
 

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