2010/07/28

製作続航

エンクロージャの下塗り














オリジナルスピーカーの製作をつづける。
まるで夏休みの宿題の工作をしているようだ。

本日は下塗り。
昨夜のうちに、プライマーと呼ばれる下地塗りをしておいた。
乾いた下地にサンドペーパーをかける。
ベランダに出て行なうが、昨日のように風のある日はできない。
専用の工作室があればね。

かちかちに乾いた刷毛を、ラッカーうすめ液にひたして「解凍」する。
ラッカーうすめ液とは、シンナーのことだ。
ラッカーの原液をカップに少量移して、シンナーで濃度を調整する。
原液のままだと粘りが強すぎて塗りにくい。
うすめすぎると流れてしまい、塗膜が形成されにくい。
このへんはだいたいの勘で行なう。

今回は、先にユニットを取り付ける。
鉄製のフレームが、ユニットの裏側から手前方向に打ち抜かれていた。
これをエンクロージャの手前から取り付けると、フレームのエッジが、しゃくれ上がった状態になる。
たぶん、気にする人はそう多くない些細なことだ。
そう考えて、普通のやり方でいこうとしたけれど、気が変わった。

穴の向こう側にスピーカーユニットを取り付ける。
ということは、穴が手前に見える。
穴自体の仕上げをきれいに行なわなければならない。
穴にユニットをかぶせる方法であれば、穴は隠れてしまうので、縁がぎざぎざでも許容される。
やっかいな方法を選んだものだ。
面倒くさがりのくせして。

穴の縁をきれいに塗ったらユニットを取り付ける。
ねじ回しが入らないので、背面の板をつけない状態で作業する。
配線をして、背板を貼り付ける。
吸音材を入れる。
これも普通は後から入れられるものだが、今回は先に入れておかなければならない。
いったん入れたら調整はできないので、これまた勘にたよる。

仕上げ塗りはまだ先のことだ。
 

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