エンクロージャの下塗り |
オリジナルスピーカーの製作をつづける。
まるで夏休みの宿題の工作をしているようだ。
本日は下塗り。
昨夜のうちに、プライマーと呼ばれる下地塗りをしておいた。
乾いた下地にサンドペーパーをかける。
ベランダに出て行なうが、昨日のように風のある日はできない。
専用の工作室があればね。
かちかちに乾いた刷毛を、ラッカーうすめ液にひたして「解凍」する。
ラッカーうすめ液とは、シンナーのことだ。
ラッカーの原液をカップに少量移して、シンナーで濃度を調整する。
原液のままだと粘りが強すぎて塗りにくい。
うすめすぎると流れてしまい、塗膜が形成されにくい。
このへんはだいたいの勘で行なう。
今回は、先にユニットを取り付ける。
鉄製のフレームが、ユニットの裏側から手前方向に打ち抜かれていた。
これをエンクロージャの手前から取り付けると、フレームのエッジが、しゃくれ上がった状態になる。
たぶん、気にする人はそう多くない些細なことだ。
そう考えて、普通のやり方でいこうとしたけれど、気が変わった。
穴の向こう側にスピーカーユニットを取り付ける。
ということは、穴が手前に見える。
穴自体の仕上げをきれいに行なわなければならない。
穴にユニットをかぶせる方法であれば、穴は隠れてしまうので、縁がぎざぎざでも許容される。
やっかいな方法を選んだものだ。
面倒くさがりのくせして。
穴の縁をきれいに塗ったらユニットを取り付ける。
ねじ回しが入らないので、背面の板をつけない状態で作業する。
配線をして、背板を貼り付ける。
吸音材を入れる。
これも普通は後から入れられるものだが、今回は先に入れておかなければならない。
いったん入れたら調整はできないので、これまた勘にたよる。
仕上げ塗りはまだ先のことだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿