2010/05/31

古本屋が拒絶するタイトル
















『ダーティハリー5』(原題:The Dead Pool、Buddy Van Horn作品、1988年)を観る。
主演のEastwoodは、老人刑事と呼ばれてしかるべき。
人気が出る以前のLiam Neeson(『シンドラーのリスト』などに出演)やJim Carrey(『マスク』など)の顔を見ることができる。
シリーズ5作品中もっとも人情味あふれるダーティハリーだ。

MTBで外出、古い文庫本を売るため江坂へ走る。
一回に背負って運べる本は重量に換算して5kgぐらい。
文庫本ならば約20冊になる。
今回は20数冊、自分では「しょぼい」と思っている部類のコレクションを運んだ。
自信を持って持っていった翻訳ミステリ群がいずれも400円、500円という価格だったので、それ以下の金額を予想していたのだが、1,300円で売れた。
「なんでそんなに高いねん!」
と言いそうになった。
売れ残りが2冊(上の画像)。
これらはどこに持って行っても売れない、超不人気タイトルだ。
理由は聞いていない。

ワールドカップの前哨戦

アルゼンチン対カナダ戦の録画を観る。
戦地はブエノスアイレス。
キックオフ前に観覧席からまかれた紙吹雪でフィールドが覆われている。
南米のフチボウたるや。
結果は5-0でホームチームの勝ち。
壮行試合はこうでなくちゃ、と言いたいところだけれど、アルゼンチンらしくないぎこちない戦いだった。
得点者:Rodoriguez、Rodoriguez、DiMaria、Tevez、Aguero
Messiは理由不明の不出場。後半からVeronを観られたのがうれしい収穫。

日本対イングランド戦を観る。
戦地はオーストリア、グラーツ。
Sturm Graz(シュトルム・グラーツ)というクラブがあり、イヴィツァ・オシムがかつて指揮を執っていたことがある。
試合結果は悔しいので、こういう書き方をすることにする。
日本 1(+2 own goals)●-○ 0 イングランド
相手に1点も許さずに負けたということだ。

2006年のドイツ大会直前にも、ドイツと引き分けたいい試合があった。
今回も大会直前がピークで、後は落ちていくだけにならなければよいが。
6月4日金曜日の対コートジボワール戦も注視したい。
最も気をつけなければならない選手はDidier Drogba(ディディエ・ドログバ)だ。
2009-2010シーズンのプレミアリーグ得点王になったばかり。

5月30日日曜日イングランド戦の日本代表チームメンバー(前線の左から)は、
【FW】大久保(後半途中→松井)、岡崎(後半途中→森本)、本田
【MF】遠藤(後半途中→玉田)、長谷部
【アンカー】阿部
【DF】長友、田中、中沢、今野
【GK】川島
岡崎にはボールの方が合わず、機能させられず。
森本の方が得点の可能性を感じさせる。
大久保にはいつも苛々させられる。ファウルで倒され文句を言っているか、ファウルを取られ文句を言っているかの時間が多すぎる。シュートは上に外れる。
松井は短い時間で自分らしさを表現。左サイドを翻弄。
本田はこのチームにフィットしない。孤立してボールを取られピンチを招く。得点可能性のあるシュート1回、完璧に無回転のFK1回。
遠藤は前パスが通らず、攻撃の起点になれず。守備に疲れた。
玉田は自分を活かせるスペースを相手から与えてもらえず。力のないシュート1回。
長谷部OK
阿部OK
長友は1回だけの攻撃参加にセンタリングを失敗。
田中はゴール2発、いずれも素晴らしいシュートだった。「楽しくできた」というコメントが最高。
中沢OK
今野は前に出られず、守備も完璧とは言えず。
川島はアドレナリンの出過ぎ。いつもうまくいくとは限らない。
以上、辛口コメントでした!
 

2010/05/29

遠慮がちの大人買い













MTBで外出、箕面へ。
普段の週末は外出を控えている。
人出も車も多くて不愉快だ。
虫かごにコオロギをいっぱい入れておくとやがて共食いを始めるように、人間もいっぱいいると互いに危険な集団になる。

『GIANT KILLING』のつづきが読みたくなって……
まずはBOOK・OFFに行き、古本が出ていないかをチェックする。
見当たらず。
それ以外は、逢坂剛と大沢在昌の棚だけチェックする。
岡坂神策のシリーズ(逢坂)を集めて、一気通貫で読んでみたい。
『バスカビル家の犬』の新訳(大沢)にも興味あり。

171号線を下って『デューク書店』へ。
何故か、きのうより長い距離に感じる。
『GIANT KILLING』第2巻から5巻までを買う。
どうせなら15巻まで買うのが大人買いというものだが、今はその何千円かを一度に払うのが恐い。

来た道を戻って『業務スーパー』で買い物。
900g入りの巨大なストロベリージャムが198円、安い。
アンカットの食パン、二斤分のローフで198円、これも安い。
その他に菓子パンを2種類買って、帰宅。
買ってきた食パンをスライスするが、均一に切ることができない。
買ってきた『GIANT KILLING』4巻分を一気読みする。
大人買いというより大人げないか。
しかしながら満足度は……☆☆☆プラス☆


2010/05/28

Footballならなんでもあり




















MTBで外出、池田に向かって走る。
職安にて、新たな職業訓練受講の申し込み。

池田へ来たときの楽しみは、駅前のブックファーストと宝塚ホテルショップのハードドーナツだ。
立ち読みするでもなく、棚を眺めながらブックファーストの店内を流す。
店の外にとめたMTBを1時間無料の駐車機に移動して、駅中のショップへ。
ハードドーナツが売り切れたことを告げられ、度を失う。
そのままふらふらと駅中を突っ切ってダイエーへ。
ファストフードのコーナーを見つけ、カレーライスで空腹を癒す。
430円也、意外においしい。

来た道を戻らず、国道176号線を走って石橋へ。
対向2車線の道路を自転車で走るのは非常に危険。
ロードサイドに『ユニクロ』があったので入店。
ちょうどよかった、ポロシャツが欲しかったのだ。
折よく今日から「誕生祭」で、通常1,990円のところが990円也。

その後、道に迷いつつもなんとか阪急電鉄の『石橋』駅前に出る。
改札口のインタフォンで駅員に願って、フリーで入構。
池田駅の宝塚ホテルショップは改札口の外にあるのだが、石橋駅の店はプラットフォーム上にある。
ハードドーナツをいつもは2個買うところを、理由無く3個買ってしまった。
入った改札口から出してもらう。

ふたたびMTBにまたがり、Vの字にカーブを切って国道171号線を行く。
しばらく走って『古本市場』という古書店を発見、入店。
本をいろいろ買うつもりはないのだが『別人「群ようこ」のできるまで』(群ようこ著、文春文庫)を見つけたので、買ってしまう。
本の雑誌社に入社したときのエピソードなどが読みたくて。
かなり日焼けした本で、105円也。
ついでにコミック『GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)』(綱本将也作、ツジトモ画、講談社)を探すも見つけられず、店を出る。

また走る。171号線を北東に向いて。
また本屋を発見。
『デューク書店』に入る。
箕面のホームセンターにも来ていた移動屋台のパン屋が、今日はここにいる。
何度か買い食いをした縁で、店番の親父に声をかける。
「ドーナツ買ってきたとこやから、今日は買わへんで!」
店内で『GIANT KILLING』を見つけ、少し迷った後に買う。
フットボールがネタならば、なんでも食うわけか!
ここのは新品なので、570円也。
店を出て、やっぱりカレーパンを買う。
160円也。
揚げパンではなく焼いたパンなのでべたべたせず、後味もよろしい。
顔なじみの親父に、ハードドーナツを1個進呈。

いろいろ買いすぎた。
一目散に走って帰る。

2010/05/27

Sudden Impact

sudden impactは突然の衝撃。
映画『ダーティハリー4』(Clint Eastwood作品、1983年)の原題だ。
恥ずかしながら、主演者自身が監督した作品であることを、今日になって初めて知った。
共演女優は、私生活の上でもEastwoodのお気に入りだったSondra Locke(ソンドラ・ロック)。

主人公Harry Callahanの勤務先は相変わらずSFPDだ。
上司の警部は前作のMcKay(マッケイ)からBriggs(ブリッグズ)と名前が変わったが、演じている俳優は同じBradford Dillman。
問題のAlbert Popwellだが、Mustapha(ムスタファ)からHorace King(ホレス・キング)と名前も役柄も変えて出演している。
シリーズに連続して出演させるなら同じ役にしてくれないと、こちらがやーこしいやんか。
こういうのはキャスティング担当ディレクターの責任?

この映画は公開当時に映画館で観た。
そのことを覚えているのは、ダブルデートだったからだ。
それにしては『ダーティハリー4』の内容は、Harryの追う事件がセクシャルなものだったので、ばつの悪い思いをしたのだった。
友人の彼女が「ひゃー痛そう!」と声を出して、周囲の失笑を買う一幕もあった。

『サッカーの話をしよう 1』(大住良之著、NECクリエイティブ)を読み終える。
Amazonから取り寄せた古本だが、新品同様だ。
『サッカーの話をしよう 3』も、図書館から借りた本にしては、とてもきれいだった。
残念ながら、大住氏はあまり読まれていないらしい。
 

2010/05/26

The Enforcer

enforcerにはいろいろな意味がある。
執行者、強制する人。
アイスホッケーではラフプレイ専門の選手のことも、こう呼ぶらしい。
また俗語として用心棒、殺し屋とも。
そして "The Enforcer" とは、映画『ダーティハリー3』(James Fargo作品、1976年)の原題である。
とりまきに操作される市長、市長にとりいる警察のお偉方、お偉方が管理しようとする粗暴な警官、警官が追うテロリスト……本作に登場する人物すべてにあてはまる。

Albert Popwellという俳優が、黒人過激派のリーダーであるMustapha(ムスタファ)を演じている。
出番は少ないが、Harry Callahan刑事とからむ、けっこう重要な役柄だ。
この役者……第一作の『ダーティハリー』の冒頭で、Harryに撃ち倒された銀行強盗も演じている。
傷も癒え、出所して、また悪の道に戻ったのか……?
いや、そうではなかった。
調べてみるとPopwellは『ダーティハリー2』と『ダーティハリー4』にも、別々のキャラクターとして出演していたのだった。

本作でのMustaphaの台詞が面白い。
Harryの、お前たちは何をしているとの問いに、Mustaphaは待っていると答える。
「白人同士が殺し合って絶滅したら、我々(黒人)の出番だ」

古本を整理していたら、知らないうちにダブりで買った文庫が出てきた。
そのうちの一冊『敵手』(ディック・フランシス著、ハヤカワ文庫)に手紙をつけて、以前の同僚A君に送る。
読む本の傾向が似通っていた彼と、読み終わった本をよく交換していたのだ。
『大穴』を気に入ってくれたようなので『利腕(ききうで)』も進呈した。
いずれも片腕の調査員シッド・ハレーが主人公で、同じ主人公が登場するのはフランシスのシリーズ作品としては珍しい。
『大穴』(1965年)『利腕』(1979年)『敵手』(1995年)を連続で読むと、いっそう楽しめる。
これらを勝手に「シッド・ハレー三部作」と呼んでいたのだが……2006年の『再起』でシッド・ハレーが四たび登場した。

『敵手』を発送して、最寄りのBOOK・OFFへ。
フランシス作品は、一冊も棚にない。
誰も売りに出さないのか、それとも。
パーカーを仕入れたかったのだが、この作家もまた品薄。
古本であってもよく売れているのか、それとも。
結局、宇江佐真理『雨を見たか』(髪結い伊三次捕物余話の第7集)を買って帰る。
第5集のタイトルが『黒く塗れ』、いずれも有名なロックの曲名がベースになっている。
前者が "Have You Ever Seen The Rain" by Creedence Clearwater Revival。
後者は "Paint It Black" by The Rolling Stones。
著者の筆名が "weather" であることは……以前書いたっけ。
 

2010/05/25

Luigi Riva

不甲斐ない日本代表チームに対しては、それでも「念」を送って応援する。
監督はこの期におよんで辞めるなどと言うべからず。

ワールドカップの過去の大会の映像を観る。
1982年スペイン大会準決勝戦、西ドイツ対フランス。
ハーフを二つ戦って1-1。
西ドイツの得点者はLittbarski(リトバルスキー)、フランスはPlatini(プラティニ)。
延長前半8分までにフランスが2得点で1-3となる。
このあと10分間に西ドイツが2点取り返し、3-3で終了。
PK戦でお互いに6人蹴って5-4、西ドイツが勝ち抜けた。
壮絶なる戦い。

1986年メキシコ大会決勝戦、アルゼンチン対西ドイツ。
3-2でアルゼンチンが2回目の優勝。
2-0から西ドイツが2得点して追いつくが、アルゼンチンが3点目でだめ押し。
当時の西ドイツ代表チームの監督はFranz Beckenbauer(フランツ・ベッケンバウアー)。

1970年メキシコ大会決勝戦、ブラジル対イタリア。
4-1でブラジルが3回目の優勝。
得点者:Pelé(ペレ)、Gerson(ジェルソン)、Jairzinho(ジャイルジーニョ)、Carlos Alberto(カルロス・アルベルト)/Boninsegna(ボニンセーニャ)
イタリアのワントップがLuigi Riva(ルイジ・リーヴァ)。
その昔『サッカーマガジン』で見て、George Bestの次に憧れた選手だ。
典型的なラテン彫刻体型で、ゴールに向かって突進するアタッカー。
左足のシュートが強烈だった。
彼も11番で、青いユニフォームにプリントされた数字が、上を向いた2本の矢印のように見えたのが印象に残っている。
現在もイタリア代表チームでマネジャーを務めているらしい。
 

2010/05/23

国際的ミラノ











きのうは夏のように暑かった。
昼食は今年初めての素麺。
讃岐産というのを買ったが、特段腰があるじゃなし。
でもやはり素麺はおいしい。
午後からは雨との予報を聞いて、傘を携えて徒歩で外出。
パートバンクで仕事探し。
求人数が異常に少ない。
そろそろ当選してもよさそうなものだと宝くじを購入。
T書店にて『ジョージ・ベストがいた マンチェスター・ユナイテッドの伝説』(川端康雄著、平凡社新書)を購入。
本の雑誌社の杉江氏が読んだことを知り、自分も読みたくなったのだが、変なタイトルの本だ。

外出の主目的だった散髪をする。
暑くなって髪の毛がうっとうしくなったのだ。
伸ばし放題にしていたのを、6cmぐらい切ってもらう。
シャンプー台に移動する前に、切り落とした髪を箒で集めたものを見る。
「これ全部、俺の?」
まるで総かつらが床に落ちているみたいだった。
立ち上がって、あまりの頭の軽さにふらつく。
Ralph Laurenの店をひやかし、パン屋でバゲットを1本買って、帰る。

夕食はトマトシチュウとバゲット半本。
パンを切るときに誤って、左の人指し指を切る。
UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦にそなえて寝る。
午前4時ごろ起きる。
EPGにしたがって録画予約してあったのだが、スタートしていない。
番組の名前が変わっていたのが理由か。
試合が始まっていたので、そのまま最後まで視聴。
実況アナウンサーが興奮のし過ぎで、聞きづらい。

それにしてもインテル・ミラノ。
監督:Mourinho(モウリーニョ;ポルトガル)以下、
Pandev(パンデフ;マケドニア)
Milito(ミリート;アルゼンチン)
Eto'o(エトー;カメルーン)
Sneijder(スナイデル;オランダ)
Cambiasso(カンビアッソ;アルゼンチン)
Chivu(キヴ;ルーマニア)
Zanetti(サネッティ;アルゼンチン)
Samuel(サムエル;アルゼンチン)
Lúcio(ルシオ;ブラジル)
Maicon(マイコン;ブラジル)
Júlio César(ジュリオ・セザル;ブラジル)
と、先発メンバーの中にイタリア人が一人もいない!
まあそれも当然、インテルとはInternazionale(インテルナツィオナーレ)の略、訳せば国際的ですから。
 

2010/05/22

日本代表のベスト11

ワールドカップの南アフリカ大会を控えて、日本代表チームが合宿準備に入る。
これに先がけて、選手の背番号が発表された。

1 楢崎正剛(GK)
2 阿部勇樹(MF)
3 駒野友一(DF)
4 田中マルクス闘莉王(〃)
5 長友佑都(〃)
6 内田篤人(〃)
7 遠藤保仁(MF)
8 松井大輔(〃)
9 岡崎慎司(FW)
10 中村俊輔(MF)
11 玉田圭司(FW)
12 矢野貴章(〃)
13 岩政大樹(DF)
14 中村憲剛(MF)
15 今野泰幸(DF)
16 大久保嘉人(FW)
17 長谷部誠(MF)
18 本田圭佑(〃)
19 森本貴幸(FW)
20 稲本潤一(MF)
21 川島永嗣(GK)
22 中沢佑二(DF)
23 川口能活(GK)

自分が監督になったつもりで、先発メンバーを組んでみた。
フットボールゲームの布陣は流動的なものなので、システムを云々するのは無意味だと思うのだが、5-3-2でまとまった。
DFの人数が多いからといって、これが守備的なシステムということではない。
5番と6番が両サイドを縦に攻め上がって中央にパスを繰り出す。
FW…… 9 岡崎 19 森本
MF…… 8 松井 20 稲本 17 長谷部
DF…… 5 長友 15 今野 4 田中 22 中沢 6 内田
GK…… 1 楢崎

個人的に期待している選手を思いつくままにピックアップしていったら、中村二人と遠藤が漏れてしまった。
これぞサプライズ?

大昔(1960年代)には2-3-5という「頭でっかち」のシステムが一般的だった。
DFの二人はそれぞれライトフルバック、レフトフルバックと呼ばれ、背番号は2と3。
MFはライトハーフ(バック)、センターハーフ、レフトハーフと呼ばれ、背番号は4、5、6。
FWはウィングとセンター、その中間位置のインナーにわかれ、右からそれぞれライトウィング、ライトインナー、センターフォワード、レフトインナー、レフトウィングと呼ばれた。
また、ウィングとインナーはそれぞれアウトサイド、インサイドと呼ばれることもあり、その場合はレフトウィングがアウトサイドレフト、ライトインナーがインサイドライトとなった。
背番号は右から順に7、8、9、10、11と割り振られた。
個人が好きな番号をつけるのではなく、ポジションを表わすナンバーを背負っていた訳だ。

中学校の高学年になってレフトウィングに任命された私は、だから11番をつけることになった。
折しもイングランドリーグのManchester Unitedで活躍中のGeorge Bestが同じ番号をつけていたのが気に入って、今でもEメイルのアドレスに「best11」という文字列を使っている。
 

2010/05/21

瞬きをしてはならぬ

麗しのパリはサンジェルマンのクラブでプレイしていた頃、
ってそれはもうええか……
『PARIS』(原題:同じ、Cedric Klapisch作品、2008年)の三分の一ほどを、冒頭から観直す。
昨日はちょうど夕食の仕度の時間と重なったので、ちゃんと観ていない。
やっとストーリーの細部がつながる。
フットボールもそうだが、映画も、一コマも見逃がしてはならない。
フィルムで撮った映画なら、1秒間に24コマが目の前を飛んでいく。
絶対に瞬きをしてはならぬ。
ほんなこつ無理ですが。

学生時代に放送局の報道部でニュース映像の編集補助のアルバイトをしていた。
当時ENG(Electronic News Gathering)と呼ばれていた、ビデオカメラによる取材が一般的になる少し前のことで、16mmのフィルムカメラで取材は行なわれていた。
主流のカメラはCanon製で、「Scoopic」という機種が使われていた。
カメラマンが撮ってきたフィルムはまず地下の部屋で現像されてから上階の編集室に運ばれる。
急ぎのフィルムはエレベーターで運ばず、アルバイトの学生が階段をダッシュで持って上がる。

ニュース映像は長くても3分。
5倍以上の長さの素材から切り取った断片をつなぎ合わせて3分プラスαにまとめるのが編集者(Editor)の仕事だ。
社員の編集者がカットしたフィルムの短冊をアルバイトが受け取って、順番につないでいく。
つなぎ方には2種類あって、連結するフィルム同士の両端を超小型の鉋(かんな)で削って接着剤を塗って圧着する方法と、つなぎ目に透明の樹脂テープを貼る方法。

後者の方が簡単だが、つなぎ目の強度に劣ることと、透明とはいえ素材の上にテープがのることで映像への影響がゼロではないことが理由であまり使われなかった。
前者の方法には熟練の技が要求される。
コマとコマの間の黒い枠の部分を、フィルムの厚みの半分だけ鉋で削り落とさなければならないからだ。
失敗すると、貴重なニュース素材の一コマをだめにしてしまう。
また、削ったところに溶剤を塗って次の短冊と貼り合わせるのだが、塗る量が多いとコマの上にはみ出て、映像がにじんでしまう。

つないだ部分を素早く乾かして、専用のカウンターで長さを測るのもアルバイトの仕事だ。
フィルムは1秒24コマなので、3分のニュースならば最低4,320コマが必要になる。
最低、というのには意味があって、よほど素材量が少なかったものでない限り、最終のカットを長いめにしておき、ニュース番組自体がそのカットで終了するときに、突然画面が真っ暗になっておしまい、ということが起こらないように配慮する。
それが、3分プラスαの「α」の部分で、プロはその部分を「捨てカット」と呼んでいた。

PARISに戻る。
メインロールの姉弟はJuliette BinocheとRomain Durisが演じている。
どこかで見たことあると思って調べたら、Binocheは『ショコラ』、Durisは『ルパン』で主演した俳優だった。
弟が姉に語りかける台詞「偶然に身をまかせろ」が印象に残る。
ぜひそうしたいものだ。

今日は『鉄腕アトム』(全21巻+別巻1、サンコミックス刊)などを売る。
他に『マグマ大使』2巻と『サイボーグ009』1巻で、合計2500円也。
いつもどおり、近くのMcDonald'sでチーズバーガーとオレンジドリンクのSを買う。
携帯のクーポンでチーズバーガーが20円だけ安くなる。
帰宅途中、マーケットで段ボールいっぱいに買い物。
当然ながらMTBには積めず、片腕で箱をかかえ、押して帰る。
 

2010/05/20

キングと呼ばれた男

『マルセイユの決着(おとしまえ)』(原題:Le Deuxieme Souffle、Alain Corneau作品、2007年)を観る。
30分で観賞続行断念。
かつてManchester Unitedで大活躍し、キングと呼ばれたEric Cantonaが出演しているので大きな興味を持って観たのだけれど……

『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』(原題:Elegy Of Life: Rostropovich, Vishnevskaya、Aleksandr Sokurov作品、2006年)を観る。
30分で断念。
Mstislav Rostropovichはソ連が生んだ天才チェリスト。小沢征爾も師事している。

図書館から通知メイルをもらったので、予約本を受け取りに行く。
『サッカーの話をしよう3』(大住良之著、NECクリエイティブ)と、
『サッカーの話をしよう5』(同上)。
山本一力と北原亞以子の棚をチェックしてから、雑誌のコーナーへ。
『本の雑誌』の最新号を、ソファに座ってつまみ読み。
日刊紙をチェック。求人の掲載なし。
EnyaのCDを2枚借り出して、帰宅。

ネットにてコメント付きのRTのやり方を調べる。
なんだ、自分で切り貼りするのか……
EnyaをiTunesで取り込み。
CDはスロットに入れてから、いったん取り出すと音質が上がる。
大相撲中継を観ながらブログ書き。
 

2010/05/19

サッカーの話をしよう

突然、大住良之のフットボールエッセイを読みたくなって、市立図書館のウェブサイトで検索。
氏のシリーズ『サッカーの話をしよう』(NECクリエイティブ刊)の第3巻と第5巻を見つけ、予約を入れる。
ついでに、とAmazonでも検索、第1巻と第2巻の中古本をそれぞれ1円にて購入。
ただし送料が340円なので、2冊の購入額は682円となるが、それでも安いものだ。
ありがたいけれど、この人たちは儲かっているのか……?

本日は外出せず。
twitterを追求してみるが、何度も「Over Capacity」となる。
書評家の杉江松恋を発見したのでフォローする。
松恋って「McCoy」のことだったのか。
どのマッコイだ、ホレス・マッコイか、ドク・マッコイ(@Getaway)か。
氏から本つながりでフォローをさらに拡大。
Paul McCartneyや横尾忠則のフォロワーとなる。

ワールドカップの欧州予選、Iceland対Netherlands(オランダ)戦を観る。
かなり古い録画だ。
1-2でIcelandが負け、オランダがワールドカップ出場を決めた試合。
 

2010/05/18

グラン・トリノよりガンバ

Clint Eastwood特集のつづき。
『スペースカウボーイ』(原題:Space Cowboys、Clint Eastwood作品、2000年)を観る。
満足度……☆☆☆プラス☆
一度観ているはずなのだが、内容をほとんど忘れている。
引退した空軍の戦闘機乗りたちがカムバックして、スペースシャトルで宇宙に飛び出す話だが、前半のコミカルなタッチが後半には急転回してシリアスになり、驚かされる。
シャトルをあたかも暴れ馬を馴らすかのごとくに乗りこなす様がカウボーイのようだ。
ラストシーンが鮮烈。

『ブラッド・ワーク』(原題:Blood Work、Clint Eastwood作品、2002年)は最近観たばかりなのでパス。
満足度……☆☆★
『チェンジリング』(原題:Changeling、Clint Eastwood作品、2008年)は観る気にならずパス。
これはアンチエンタテインメントだ。
『グラン・トリノ』(原題:Gran Torino、Clint Eastwood作品、2008年)を観たかったのだが、Jリーグの放送時間と重なったためパス。

Jリーグ1部第12節、湘南ベルマーレ対ガンバ大阪戦を観る。
1-3。
得点者:阿部/平井、ルーカス、平井
#14平井将生(ひらい・しょうき)は、ますます期待の高まるアタッカーだ。

イタリア・セリエA最終第38節、AC Milan(ミラン)対Juventus(ユヴェントス)戦を観る。
3-0で3位を確保。
得点者:Antonini、Ronaldinho、Ronaldinho

リーガエスパニョラ最終第38節、Barcelona対Valladolid(バジャドリド)戦の録画を観る。
4-0でリーガ連覇を達成。
得点者:相手の自殺点、Pedro、Messi、Messi
Messiはなんと34得点!
メディアはこれを「大爆発」とか言うが、テロぢゃあるまいし。

『無事、これ名馬』(宇江佐真理、新潮社)を読み終える。
満足度……☆☆☆
武家の長男、村椿太郎左衛門が火消しの頭に「男」を学ぶという話。
本作の出来を甲とするならば、太郎左衛門の父である村椿五郎太が主人公の『春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る』(宇江佐真理、新潮社)は丙、まるで別人が書いたようだ。

ミステリ中心の文庫20冊超を売って500円を得る。
McDonald'sにてチキンタツタとオレンジドリンクSを買う。
携帯電話にダウンロードするクーポンちゅうもんを初めて使う。
次の日もミステリ中心に文庫20冊超を売り、400円を得る。
McDonald'sにてチーズバーガーとオレンジドリンクSを買う。
古書店で見かけた老人とテーブルが隣り合わせになる。

『聞いてないとは言わせない』(原題:Dust Devils、James Reasoner著、2007年)を読み終える。
満足度……☆★★
小説よりも映画向き。
 

2010/05/16

わが心臓の痛み

『わが心臓の痛み』はMichael Connelyの小説"Blood Work"の邦訳題名だ。
胸が痛むので、すわ狭心症の発作かと受診したことがある。
医師はロッカン神経痛と診断したのだが、その症状が一昨日の夜からまた出始めた。
息を大きく吸ったり咳をすると、特に痛む。

Blood WorkはClint Eastwoodの監督・主演で映画化された。
FBI捜査官のマッケイレブは心臓移植手術を受けなければならず引退するのだが、殺人事件が彼を追ってくる。
邦題は『ブラッド・ワーク』で、いかにも芸がない。
ハードボイルドっぽく『自分の胸にきけ』なんか、どやねん。

『ダーティハリー』(原題:Dirty Harry、Don Siegel作品、1971年)の冒頭を観る。
殺人現場にHarryが現われると同時にエレクトリックギターが聴こえる。
この音が心地よい。
音楽担当はLalo Schifrin。
有名な、銀行強盗に発砲するシーンまで観てやめる。
すでに録画してあったDVD-Rで該当シーンを確認してみると、Harryの発砲は確かに6回だった。

『ガントレット』(原題:Gauntlet、Clint Eastwood作品、1977年)を観る。
満足度……☆☆★
Gauntletとは、2列に向き合って並んだ人の間を罪人に走らせて、両側から笞で打つ刑のこと。
この映画では、ハイジャックされたバスが武装警官の列の間を走る。

『ファイヤーフォックス』(原題:Firefox、Clint Eastwood作品、1982年)を観る。
満足度……☆☆★
Webブラウザのお話にあらず。
Firefoxの名で呼ばれるのは、ソ連の新型戦闘機ミグ31。

以上、Clint Eastwood特集の第1日。
 

2010/05/14

三日連続古書売り





















『オーシャン・オブ・ファイヤー』(原題:Hidalgo、Joe Johnston作品、2004年)を観る。
満足度……☆☆☆
原題のHidalgoとは主人公の愛馬の名前。
アメリカ産の野生馬(Mustang)で、見栄えは悪いけれどタフで、よく走る馬だ。
主人公のFrank Hopkinsとともに船で大西洋を渡り、中東の砂漠を横断するレースに参加する。
Hopkinsは実在の人物で、白人男性とネイティブアメリカンの女性との間に生まれた。
Blue Child(青い子)とかFar Rider(遠乗り)と呼ばれたようだ。
Viggo Mortensenが主人公を演じている。
人間と馬との関係を、考え直させられる作品。

三日連続で古本を売りに行く。
同じ店(天牛)、同じ売値(800円)、同じハンバーガー(220円)。
売ったのは講談社現代新書を中心に25冊。
かわりに買った本:
『聞いてないとは言わせない』(ジェイムズ・リーズナー/ハヤカワ文庫)、300円。
タイトルと、本の綺麗さに惹かれて。
雑誌『大相撲』2000年1月号(読売新聞社)、100円。
化粧まわしをつけた力士名鑑が掲載されていたので。
古いけれど、まわしの意匠に興味あり。

MTBにまたがって、来た道を戻る。
緑地公園でガンバのジュニアを見かけたので、水曜日だけでなく練習があるらしい。
自宅近くのマーケットで食パン、菓子パン、助六を買う。
帰宅して大相撲の放送を観る。

2010/05/13

Oliveira, Wenger.

AFCチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、鹿島アントラーズ対浦項(ポハン)スティーラーズの放送を観る。
0-1。
得点者:Mota
鹿島惜敗、またも韓国軍にしてやられる。

試合終了後に感動的な場面があった。
アントラーズの選手たちがスタンドに敗戦の詫びを入れに行くのを見た監督のOliveira(オリヴェイラ)が、その列に加わった。
バックスタンドへの挨拶をすませ、もっとも厳しいサポーターの待つクルヴァへ。
背後に立たせた選手たちから離れてたった一人、オリヴェイラはサポーターたちの眼下に立つ。
頭を垂れず、ポケットに手を突っ込んだままで、傲然とも思える表情でスタンドを睨みつけた。
選手たちは悪くない、撃つなら私を撃て、と言わんばかりに。

イングランド・プレミアリーグ最終第38節、Arsenal対Fulham(フラム)戦の録画を観る。
4-0でホーム最終戦を飾る。
得点者:Arshavin!、van Persie!、相手の自殺点、Vela!
そしてここにも素晴らしい監督が一人。
選手が得点するとすごく嬉しそうに、選手が傷つけられると鬼のように、感情豊かなWenger(ヴェンゲル)。
もしも解任されたら日本に帰っておいで。

二日続けて古本を売りに江坂へ。
昨日は売り上げ500円、古すぎて半数拒絶された……
いつものMcDonald'sでチーズバーガーとオレンジドリンクS、220円。
本日は売り上げ800円、アーチャーを中心に文庫25冊。
またまたMcDonald'sで同じメニュー、220円。
実は、気に入ってない店員の顔を見ていったん店を出た。
売るのをあきらめてチーズバーガーをかじっていたのだが、気が変わった。
本は、けっこう重い……














江坂への途中、服部緑地公園のスポーツ広場で。
水曜日の午後はガンバ大阪のジュニアが練習に使う。
 

2010/05/12

J S Park

AFC(アジアサッカー連盟)チャンピオンズリーグ・ラウンド16の城南一和(ソンナム・イルファ)対ガンバ大阪戦の放送を観る。
ラウンド16とは、グループステージ(予選リーグ)を勝ち抜いた16チームによる決勝トーナメントの1回戦のことだ。
決勝トーナメントは負ければ終わりなので、ノックアウトステージとも呼ばれる。
結果は3-0で、ガンバ大阪は敗退。
PKと判定された明神がゴール前に寝転がって駄々をこねていたが、仕方なし。
リスクのあるタックルをしなければならない状況に陥ってしまうのがガンバのディフェンスの弱いところだ。

イングランド・プレミアリーグ最終第38節のManchester United対Stoke City戦の録画を観る。
ManUtdがホームスタジアムでの最終戦を4-0のスコアで飾る。
それでも勝ち点が2足らず、優勝を逃がした。
もう一試合勝っていれば、という計算を今さらしても仕方がない。
毎試合ベストを尽くしたのならば、後悔はするに及ばない。
ただし……リーグ4連覇の偉業を、来年に果たすことはできない。
リーグ戦の最終得点は、けがをしたRooneyと交代で出場したJ S Park(朴智星)がダイヴ・ヘディングで決めた。
朴智星はプレミアリーグで最も成功した東洋人選手だろう。
彼の活躍を観るたびに羨ましく思う。
 

2010/05/11

非国民たち

去る2月、某局のTV番組が携帯電話でアンケートを実施したところ、日本代表チームを応援する人が28%、そうでない人が残りの72%という結果だった。
こいつはまた阿呆なことを尋ねたもんだ!
「岡田監督を支持するか、否か」という質問に置き換えてもらいたい。
自国を代表するチームを応援することは100%、国民の義務と考えます。

10日に発表された代表選手のリストを見ると、非力なFWの面々には期待が持てない。
リスト外のFWにも期待を抱かせる選手はいない。
釜本邦茂の後に彼並みのFWが生まれてこないのが、大きな問題だ。


イタリア・セリエA第37節、Inter Milano(インテルミラノ)対Chievo(キエーヴォ)戦を観る。
4-3。
得点者:相手の自殺点、Cambiasso、Milito、Balotelli/相手の自殺点、Granoche、Pellissier
最初の2点がお互いの自殺点という珍しい展開だった。

リーガ・エスパニョラ第36節、Mallorca(マジョルカ)対Real Madrid(レアル・マドリ)戦の録画を観る。
1-4。
得点者:Aduriz/Ronaldo、Ronaldo、Ronaldo、Higuain
RonaldoのようなFWが日本代表チームにも欲しい!
 

2010/05/10

プレミアリーグ終了

『ザ・バンク 堕ちた巨像』(原題:The International、Tom Tykwer作品、2009年)を観る。
満足度……☆☆★
ドイツ人監督作品。
題名のとおり、ドイツ、イタリア、トルコ、アメリカなどが舞台で、映像がシャープで美しい。
グッゲンハイム美術館の中での激しい銃撃戦が撮影されているが、これはそっくりに再現した建物を使ったという!

イングランド・プレミアリーグ最終の第38節、Chelsea対Wigan戦の録画を観る。
8-0でChelseaの優勝決定!
4年ぶりで4回目。
得点者:Anelka、Lampard、Kalou、Anelka、Drogba、Drogba、Drogba、A.Cole
Drogbaはハットトリックを達成して合計29点、得点王を獲得。
私が応援していた赤いチーム(Manchester United、Arsenal)は残念ながら優勝を逃がした。

プレミアリーグ最終結果( )内は勝ち点:
01 Chelsea(86)
02 Manchester United(85)
03 Arsenal(75)
04 Tottenham Hotspur(70)
----以上4チームはChampions Leagueに参戦
05 Manchester City(67)
06 Aston Villa(64)
07 Liverpool(63)
----以上3チームはEuropean Leagueに参戦
08 Everton(61)
09 Birmingham City(50)
10 Blackburn Rovers(50)
11 Stoke City(47)
12 Fulham(46)
13 Sunderland(44)
14 Bolton Wanderers(39)
15 Wolverhampton Wanderers(38)
16 Wigan Athletic(36)
17 West Ham United(35)
----以下3チームは2部に降格
18 Burnley(30)
19 Hull City(30)
20 Portsmouth(19)
 

2010/05/09

読後焼却

Jリーグ1部第11節、ヴィッセル神戸対ジュビロ磐田戦の放送を観る。
3-0。
得点者:茂木、大久保、ポポ

5月5日水曜日に第10節を戦ったばかりのJ1は、来週の土・日曜日にも第12節の試合を行なう。
ガンバ大阪にかぎって言うと、16日日曜日にアウェイで対湘南ベルマーレ戦。
ワールドカップ開催で約2か月中断した後の7月14日水曜日にホームで対京都サンガ戦。
実はこのサンガ戦が、延期された第11節のカードなので、ちょっとややこしい。
ガンバ大阪は現在のところ13位、ワールドカップが終わるまでずうっと暫定のままだ。

『バーン・アフター・リーディング』(原題:Burn After Reading、Joel Cohen & Ethan Cohen作品、2008年)を観る。
満足度……☆☆★
George Clooney、Brad Pitt、Richard Jenkinsらが出演。
一風変わった、コミカルなサスペンス。
これがCohen風というものらしい。
本編中、国家機密と目されるファイルをコンピュータで読む必要が生じる場面がある。
件のCD-ROMを手にして担当者がたずねる。
「PC? or Mac?」
ええっMacてPC(パソコン)とちゃうの?

ちなみに翻訳字幕では「Windows? Mac?」となっている。
 

2010/05/08

嘉士伯とは

これは書いておきたい、ということを書き忘れる。
すぐに実行しないからだ……

イングランド・プレミアリーグ第37節のビッグマッチ、Liverpool対Chelsea戦を観たときに、Liverpoolのユニフォームの胸に見慣れないロゴを見つけた。
それが「嘉士伯」だ。
後でネットで調べると「Carlsberg」の中国での表記だった。
Carlsbergはデンマークのビールメイカーで、Liverpool F.C.のメインスポンサー。
嘉士伯イコールCarlsbergと気付いてしかるべき。
ちなみに、Liverpoolのキャプテンの名を漢字で書くと「史提芬謝拉特」となる。
これはいわば当て字ですな。
史提芬は「Steven」、謝拉特は「Gerrard」。

ちなみに、作家の宇江佐真理(うえざ・まり)は「weather」を、平安寿子(たいら・あすこ)は「as Tyler」を漢字に当てたそうだ。
Tylerとは米国の作家Anne Tylerのことを指す。
このことを知らないうちは「へいあん・としこ」と読んでいた(爆)


リーガ・エスパニョラ第36節、Barcelona対Tenerife(テネリフェ)戦の録画を観る。
4-1。
得点者:Messi、Bojan、Pedro、Messi/R. Martinez
Messiはリーグでの得点が31となった。

『ボーン・コレクター』(原題:The Bone Collector、Phillip Noyce作品、1999年)を観る。
満足度……☆☆☆
一度観ているのだが、細部をすっかり忘れていた。
すぐに犯人を思い出したが、それでも楽しむことができた。
Angelina Jolie(Jon Voightの娘!)の出世作。
シリーズ化されていないのが不思議。

『ウォッチメン』(原題:Watchmen、Zack Snyder作品、2009年)を観る。
満足度……☆☆☆
暴力、セックス、SF、ミステリ、歴史のパロディなどてんこ盛りにしてVFXでまとめた作品。
DCコミックスの映画化なので荒唐無稽この上なし。
 

2010/05/07

暑い日雨の日

イングランド・プレミアリーグ第37節、Liverpool対Chelsea戦の録画を観る。
0-2。
得点者:Drogba、Lampard
Chelseaはあと一つ勝てば優勝。

Jリーグ1部第10節、セレッソ大阪対鹿島アントラーズ戦の録画を観る。
2-1。
得点者:香川、アマラウ/野沢


木曜日、職安に行く。
連休明けとあって混雑している。
しかも、夏のように暑い。
『池田』駅前のブックファーストに寄って『本の雑誌』を立ち読み。
駅中の宝塚ホテルショップでハードドーナツ2個購入。
さらに駅前の銀行2軒をはしごして帰宅。

金曜日、郵便局に行く。
一転して雨が降っている。
スーパーKOHYOでバゲット1本購入。
箕面市中央図書館に寄るが休み。
隣の公園を抜けて帰宅。













霧に煙る箕面の山





















池から引いた用水路

2010/05/06

勝て×4、ホームやぞ





















マッチデイ・プログラムの表紙を飾るのは、
「フタやん」こと二川孝広選手。
本日1得点。


Jリーグはワールドカップの開催時期に合わせてお休みとなる。
ディヴィジョン1の第10節、川崎ハナターレ戦がその前にホームで観られる最後の試合だ。
弁当を用意し、いつものスポーティなスタイルで16時30分に出陣。
MTBにまたがって、いざ万博スタジアムへ!
17時すぎに到着、場外のショップ群をひやかしてから入場。
またまたチケットを融通してくれた友人(謝謝!)とその家族も後から入場。
合計4人で応援して4点取ったのに、相手にも4点取られて引き分けた!
鄭大世不発で安心していたら、代わりに出場した楠神順平選手にハットトリックを許してしもうた……
ホームで4点も取ったら、ちゃんと勝ち切らんと!

今日はJ1全試合が行なわれたので、ガンバ大阪は10位から12位にダウン確定。
友に別れを告げ、暗い道をMTBで帰る。
明日は明日の風が吹く(Tomorrow is another day)。
 

2010/05/05

前日練習

イタリア・セリエA第36節、AC Milan対Fiorentina戦を観る。
1-0。
得点者:Ronaldinho(PK)
Ronaldinhoが相手の右サイドバックを縦に抜く技術が素晴らしい。

イングランド・プレミアリーグ第37節、Blackburn Rovers対Arsenal戦を観る。
2-1。
得点者:Dunn、Samba/van Persie
これでArsenalは4位以下に落ちる可能性も出現。

古本24冊を背たらってMTBで出陣、万博公園に向かう。
周回道路に上がる手前にある新古書店にて16冊売却、610円也。
ジャズのエッセイは相手にされず。
『風の王国』(五木寛之)も売れなかった。

万博周回道路に付属している自転車用道路を反時計回りに走る。
迷った末にガンバ大阪練習フィールドに到着。
前回来たのは早野体制の頃だから、たぶん11年ぶりだ。
昨年引退した小島宏美がトップスピードでドリブルシュートを決めるのを観たのは、クラブハウスの南にあるもう一つの練習フィールドだった。













ジョギング中の選手たち。















練習を指導中の西野朗監督。
双眼鏡に携帯電話のカメラを密着させて撮影!



今日の練習は事前にアナウンスされていた時刻から30分遅れて始まった。
フィールドプレイヤーとGKたちは別々に練習している。
調整中と思われる平井将生、ゼ・カルロス、ドドもまったく別メニューだ。
ゼ・カルロス、シュートだけは凄い!と書いておく。
半面を使ってのミニゲームで全体練習は終わり。
その後遠藤はプレイスキックの練習。
下平匠も無回転キックを連発。

フィールドが無人になるまで見て、引きあげる。
ここにスタンドを設ければ、けっこういいスタジアムになると思うのだが……

通り道なので実家に寄る。
夕食を馳走になってから帰宅。

2010/05/03

Hugh Grant

DVD-Rに落としてあった『フォー・ウェディング』(原題:Four Weddings And A Funeral、Mike Newell作品、1994年)を観る。
満足度……☆☆☆プラス☆
原題は四つの婚礼と一つの葬儀の意。
これらすべてに「結婚できない男」チャールズ(Hugh Grant)とその友人たちが関係している。

実はHugh Grant主演作に好きなものが多い。
『ノッティングヒルの恋人』(原題:Notting Hill、Roger Michell作品、1999年)ではJulia Robertsと共演。
Grantは、ノッティングヒルで旅行書専門店を営む主人公ウィリアムを演じている。
満足度……☆☆☆プラス☆

『ラブ・アクチュアリー』(原題:Love Actually、Richard Curtis作品、2003年)でGrantは英国の首相を演じている。
クリスマスのイギリスが舞台のドラマだ。
満足度……☆☆☆プラス☆

これらに共通することは、愛がテーマであること、ハッピーエンディングであること、そして脚本をRichard Curtisという人が書いていることだ。
GrantとCurtisの組み合わせには要注意!
 

2010/05/01

戦争映画新旧とガンバ応援歌

戦争映画とガンバ大阪の応援歌にはつながりがあった……

『ワルキューレ』(原題:Valkyrie、Bryan Singer作品、2008年)を観る。
満足度……☆★★
Tom Cruise主演で実際にあったヒトラー暗殺計画を映画化。
暗殺計画は他にも多々あったらしい。
ヒトラーならさもありなん、日本の首相も危ういぞ。
『ワルキューレ』の計画は、映画で観るかぎり杜撰だ。
ヒトラーに対する憎悪があまりにも強かったために、性急に事を運んだ。

『第十七捕虜収容所』(原題:Stalag 17、Billy Wilder作品、1952年)を観る。
満足度……☆☆☆
半世紀以上前の作品だが『大脱走』と同様、どういう訳か塀の中の話は面白い。
William Holdenがアカデミー賞主演男優賞を受賞している他、TVシリーズ『スパイ大作戦』のPeter Gravesも出演している。
冒頭に流れる主題歌を聴いてびっくり。
どこかで聴いたことのあるメロディだと思ったらガンバの応援歌だった!
例の「もっと頑張れ(Forza, GAMBA eh)」である。