2012/10/25

機械が読み取る


大阪府緊急雇用創出基金事業の合同説明会・面接会に参加した。
就職困難者に対する、お上のケアプログラムである。
主催者はハローワーク(公共職業安定所)ではなく、T市の無料職業紹介所だ。
近隣の企業が、基金事業の奨励を受けて求人を行う。
類似の合同求人説明会に何度か参加した経験からすると、さほどいい求人は望めない。
事前に発表される企業の求人一覧をチェックして参加を断念することの方が多い。
今回はT市のウェブサイトでチェックした中に、興味をそそられるものがあった。
N社の「図書館の新しい管理業務等を通じた就労困難者等就職促進事業」である。
図書館の業務というところに惹かれるものがあった。

自宅から自転車で短時間走って行ける図書館が二つある。
一つは住居地であるT市の図書館。
もう一つは市境をまたいですぐの所にあるM市の中央図書館である。
最近、M市の図書館では貸し出しが無人化された。
借りたい本をカウンターに持っていくスタイルではなく、機械を相手にして手続きを行う。

「貸し出し機」と呼ばれるマシンが館内のあちらこちらにある。
貸出券と本を持ってマシンが置いてあるテーブルの前に立つ。
最初に、貸出券に印刷されているバーコードを読み込ませて資格を証明する。
次に、借りたい本をテーブルの上に置く。
マシンのディスプレイ上にある「読み取り」ボタンにタッチする。
すると、本のタイトルが画面に表示されるのだ。
ええっと、どうやって読み取ったのか。
本にはバーコードが印刷されたシールが貼られているが、それがスキャンされた様子はないのだ。
ともあれ、画面に表示された内容を確認して「借りる」ボタンにタッチする。
複数冊を置くとリスト表示され、借り出す冊数を数字キーで入力させられる。
どういう仕掛けなのか、この時点ではわかっていなかった。

T市の施設で行われる合同説明会に出かける。
久しぶりにバスに乗った。
行きも帰りも乗車時記録(ICカードをリーダーにかざすこと)を忘れる。

11の法人がそれぞれ持ち時間3分で求人の内容を説明。
目当ての企業の説明が始まる前に、配付されたパンフレットで図書館業務の職務内容を読む。
「市内9図書館および2分室に出向いてのICタグ整備事業」とあった。
その瞬間に、M市の自動貸し出しシステムの謎が解けた。
同じシステムをT市の図書館に導入しようとしているわけだ。
募集人員はなんと85人。
5か月だけのパート雇用契約だが、これに採用されなくてなんとする。
その場で採用担当者に申し込んで、面接を受けた。
ちょうど鞄に入れていたM市図書館の本を持ち出して、ICタグのことを質問する。
本には分類番号の他、何か所かにシールが貼られているのだが、そのうちの一枚の裏にタグが隠されていることを教わった。
 

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