今年、大好きな歌手が相次いで病に倒れた。
尾崎紀世彦は5月30日、肝臓がんのため69歳で死去。
桑名正博は7月15日に脳幹出血を起こして入院、10月26日に心不全のため59歳で死去。
尾崎紀世彦は『また逢う日まで』(作詞:阿久悠、作・編曲:筒美京平)を歌って大ヒット。
抜群の歌唱力で、1971年の日本レコード大賞と日本歌謡大賞を受賞した。
生まれて初めて歌ったカラオケがこの曲だった。
ちなみに、当時のカラオケは8トラックのカセットテープ。
歌詞が印刷された本を見ながら歌うスタイルだった。
桑名正博は『セクシャルバイオレットNo.1』(1979年)が有名だが、彼の名を初めて知ったのは『哀愁トゥナイト』(1977年)による。
いずれも筒美京平作の曲だ。
『哀愁……』はノリのいい曲で、ディスコでよく流れていた。
『月のあかり』(1978年)が、大阪人が歌うカラオケのスタンダードであるらしい。
この曲は下田逸郎作詞、桑名作曲。
『さよならの夏』(1977年)が最高にいいと思う。
松本隆作詞、筒美京平作曲のバラードだ。
おまけに、Ds:高橋ユキヒロ、Bs:後藤次利、G:高中正義、P:羽田健太郎というメンバーである。
歌手は死すとも、歌は死せず。
秋の夜、風呂に浸かりながら尾崎と桑名を歌う。
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