2011/04/13

幸せは空の上に

東日本大震災の被災地のことが気になる毎日だ。
ドイツ人の従兄Gert(ゲルト)からFacebook経由で以下のようなメッセージが届いた。
 ▼
 Hope things will get better soon in Japan.
 Be sure, we will watch the situation.
 Best regards
 Gert

ドイツから我々を見守ってくれている。
私自身は経済的弱者(失業中で貧困)なので、できることは少ない。
金銭的支援、物的支援以外で何かできることはないか。
被災地の人たちを応援する歌を歌おうと思いつく。
過日放送された『FNS音楽特別番組・上を向いて歩こう〜うたでひとつになろう日本〜』やSUNTORYのTV-CMの二番煎じだ。

阪神淡路大震災の際、インタビュワーの「がんばってください」の言葉に対して「お前らががんばれ」と答えた被災者がいた。
これは関西流のギャグではなく、その人の本音だったのだと思う。
だから「がんばろう日本」というスローガンは、日本全体に対してのものならばOKだが、被災者に対して安易に「がんばれ」「元気出せ」と言うことは、かえって精神的負担をかけることになる。
そこで、応援する歌とはいうものの、心癒される優しいメロディの『上を向いて歩こう』を歌いたいわけだ。
歌声が直接届かなくても、応援する心が伝わることを信じて歌いたい。
このことを、地元のフットボールクラブとそのクルヴァ宛にメイルを送って提案した。

職業訓練を自主休講にして、MTBで箕面へ走る。
銀行その一にて未払いの健康保険料を処理、その後で通帳記入。
ついに借り越しになってしまった。
銀行その二にて通帳記入。
ここも底をついている。
銀行その三にて通帳記入。
ここは基金訓練を受ける際に借金口座を開いた労働金庫で、現在は返済のみに使用している。
毎月少額を返し続けている。
銀行その四にて通帳記入。
ゆうちょ銀行の口座に、アルバイトの給料はまだ入って来ない。

以前一度観ている『ザ・ホワイトハウス2』(原題:The West Wing、NBC制作、2000-2001年)をまた観ている。
第4話「ブロンドのライバル」(原題:In This White House)で、民主党政府に雇われようとしている女性共和党員の台詞。
友人の男性が、ホワイトハウスの役人たちは馬鹿ばっかりだと批判するのに対して、実際にホワイトハウスでスタッフたちの仕事ぶりを目のあたりにしたばかりの彼女は以下のように答える。
 ▼
 たしかに高飛車で、独善的よ。
 政策へのアプローチを見てると、髪をかきむしりたくなるし、
 高い税金が大好きで、国民から搾り取るし、
 銃がきらいで、取り上げたいと思ってる。
 でも、馬鹿呼ばわりしないで、少なくとも私の前では。
 あたしが会った人たちは、国を動かす資格を充分持ってるし、
 すごく良心的で、義務感に燃えてるし、正義感も強い。
 国を愛してるの。

フィクションであるが故の、感動的な話だった。
日本にこのような優れた(政治)ドラマが存在しないのが残念だ。
 

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