2011/04/21

済州ユナイテッドのこと

試合前練習















 AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第4節。
ガンバ大阪対済州ユナイテッド(韓国Kリーグ)戦を万博記念競技場で観る。
勝ち点計算を怠っていたことを、同伴のピュアさんから鋭く指摘される。
2点以上の差をつけて勝てば、済州(チェジュ)ユナイテッドを抜いてグループEの2位に上がれるはずだ。

3-1でガンバ大阪が勝った。
アドリアーノの見事なシュートで2点先行。
その後1点入れ返したSin Young Rok(シンヨンロク)もいい選手だ。
どうしても追加したい1点を武井が蹴り込んだ。

強く蹴ったシュートがゴールインした時の感覚について。
それはオーガズムに似ているが、もっと強い。
これを味わいたい人はフットボールをすべし。

試合後、済州ユナイテッドのイレヴンはガンバ大阪のサポーターがひしめくクルヴァの目前のフィールドに立ち、深々と頭を下げて挨拶した。
このような光景を目にしたのは初めてだ。
感動したサポーターたちはスタンディングオーヴェイションでこれに応えた。

もう一つ済州ユナイテッドについての特筆点は、ゴールキーパーのパンツとストッキングがフィールドプレイヤーと同じ物だったこと。
昔、フットボールのプレイヤーは11人が同じシャツ、パンツ、ストッキングを着けていた。
文字通りのユニフォームだ。
その中の一人がゴールキーパーを任される。
他のプレイヤーと区別するために、シャツだけを違う物に着替えていたわけだ。
あるいは当時からビブ(よだれかけの意)を上から着けていたのかもしれない。
つまり言いたいのは、済州ユナイテッドは義があって、本格を愛するチームだということだ。



Curva Nord(北のゴール裏)からの風景

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