2022/12/23

年賀状を作る PART2

思いの外早くに自分の年賀状も、できた。Adobe InDesignを使ってレイアウトして、自宅のインクジェットプリンタで出力して、宛名を手書きして、メッセージも添えて、寒風吹きすさぶ中ポストまで歩いて行ってトーカンした。親戚宛を中心に、わずか10枚である。その親戚にも高齢を理由に「年賀状じまい」を申告してくる人がいる。同じようにして、団塊の世代人がいなくなってしまえば年賀状の慣習自体が絶えるだろう。よそのお宅を訪ねてする年賀の挨拶も、特にCOVID-19以降はかなり減ったことだろう。代わりにPCかスマートフォンから年賀のメッセージを送るだろうか。自分の場合に限って言えば否であるが、毎回PCで作った年賀状をウェブ上に(全世界に向けて)公開している。このウェブの存在を知っている人は見るだろうし、知らない人は見ない。ただそれだけである。

年賀などの挨拶状や名刺を印刷するのを「社交印刷」と呼ぶが、自分が印刷屋の営業員だった頃、師走に入ると得意先から社交印刷の注文が沢山入ってきたものである。この注文は得意先へのサービスとして、無料で受けることになっていた。繁忙期の最中に小口の仕事が雨のように降ってくるので迷惑させられるが、この仕事が他のどんな仕事よりも大事なのは、絶対にミスが許されないということだった(他の仕事では許されるというわけではない!)。誤植はもちろん、官製(今は死語)の年賀はがきを得意先から預かって印刷するので、一枚たりともペケ刷りは出せない。無料奉仕だからと思って気を入れずにやると、大きく信用を失することになるのである。なんだか偉そうなブログになってしまった。


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