まず目に付くのはユニフォームのデザインである。ワールドカップは国同士の戦いなので、その国を象徴する色をユニフォームに使う場合が多い。ユニフォームのメイカー以外のロゴは、付いていない。例えばオランダは、オレンジがチームカラーである。アウェイの扱いとなる対戦チームが白いユニフォームで、二つのチームが緑の芝生の上に散らばると、それはそれは美しい模様となって表われる。
オランダには当てはまらないが、国旗に使われている色がユニフォームに反映されていることが多い。ブラジルの第一ユニフォームはカナリアイエローと呼ばれているが、国旗の中の菱形の部分の色をシャツに、円の部分の青色をパンツに採用しているのである。また、第二ユニフォームはシャツが青、パンツが白となる。
ガーナの国旗が(上から)赤・黄・緑の三色旗[黒星つき]であることを、すでに書いた。同じアフリカのカメルーンの国旗は(左から)緑・赤・黄の三色旗[黄色の星つき]で、第一ユニフォームは、シャツ:緑/パンツ:赤/ストッキング:黄、というカラーフルなものである。アフリカのチームや国旗にブルーという色が、全く見られないのは、何故だろうか。
グループリーグの第3節、カメルーン対ブラジルの試合があった。ホーム扱いのカメルーンは、緑・赤・黄の装い、ブラジルは青・白・青だった。PCの画面では、濃色同士のユニフォームが見分けにくかった。ユニヴァーサルデザインの観点からは零点だし、カラーコーディネイションとしては最悪レヴェルだ。
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