2022/12/17

4年後のワールドカップ

気が早いけれど、次回は北中米地区で開催される予定である。すなわち、カナダ・アメリカ・メキシコによる共催で行なわれる。そして、これが大きな問題なのだが、今大会は32か国だった参加枠を48に拡大するというのである。何故? Why? Pourquoi? 参加枠が拡がれば当然に、今よりもレヴェルの低いチームが増えるわけで、試合そのものが面白くなくなることは、容易に想像できる。

大会のシステムをどうするかは、まだ決まっていない。現行のシステムでは、4か国×8組のグループリーグ戦を行ない、各組の上位2か国がトーナメントに進むことになっている。FIFAではグループリーグを3か国×16組にするか、4か国×12組にするかを検討しているところらしい。

前者の場合、グループリーグは各組たった3試合を行なって決着することになる。3試合×16組=48、現行の6試合×8組と同数である。各組1位の計16チームでトーナメントを行なうのであれば、3位決定戦を含めて全64試合となり、これも同数となる。

4か国×12組の場合はどうか。現行システムのグループ数を8から12に増やすだけ、と考えれば、試合数は6試合×12組=72と当然に五割増しになる。グループの上位2チームでトーナメントを行なうと、3位決定戦を含めて全96試合となる。興行収入増を望むのであれば、こちらを採るだろう。そうなった場合、観戦する側の負担・疲労度も五割増しである。


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