2022/10/28

ヴァル・キルマーとディアスポラ

ディアスポラというのは聞くところによると、ユダヤの民が国を追われて離散してしまったことを指すらしい。

これをSF(サイエンス・フィクション)の世界では、地球外移民の意味で使う。

すなわち、隕石の衝突や環境の破壊によって人類が地球に住めなくなり、他の惑星に移住するという話である。


ディアスポラがテーマのSF映画を2本、U-NEXTで観た。

一つは『レッド・プラネット』、赤い星というからには、当然火星の話である。

この映画にヴァル・キルマーが出演している。

『トップガン』でマヴェリックのライバル役アイスマンを演じた俳優であり、『トップガン:マヴェリック』でも(過去の回想場面ではなく)続演した、ただ一人の俳優である。


もう一本のディアスポラは『インターステラー』。

監督は『バットマン』シリーズでも知られるクリストファー・ノーラン、映像づくりにこだわりの強い作家である。

出演者は、

エレン・バースティン

マシュー・マコノヒー

ジョン・リスゴウ

アン・ハサウェイ

マイケル・ケイン

ウィリアム・ディヴェイン(1シーンだけ)

ケイシー・アフレック

マット・デイモン

など、錚々たるキャストである。

一見してエレン・バースティンがその人であることを認識できるのは、年季の入った映画ファンだけだろう。


ちなみに、マット・デイモンが画面に現われたときには(火星で苦労して地球に帰還したのに*、また別の星に来たんかい)と、思ってしまった。

*マット・デイモンは『オデッセイ』(原題:Martian)という作品では火星にしばらく滞在する科学者の役を演じたのである。


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