『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で主演を務めるのは、ダニエル・クレイグという俳優である。
クレイグが新たに配役された時、彼の明るい色の髪・青い眼がジェイムズ・ボンドのイメージに、そぐわない、と世間からブーイングを浴びたという。
初代を務めたショーン・コネリーのイメージが、あまりにも強かったのだろう。
ダニエル・クレイグはジェイムズ・ボンド役の映画を5本撮って、降板する。
最初から、そのような契約を映画会社と結んでいたと思われる。
YouTubeなどで、次のボンド役者を想定して作られた、まるで予告編のような、複数の動画を観ることができる。
ただし、007号(日本ではゼロゼロ・セヴンと呼ぶが、本来はダブルオウ・セヴンである)を務めるのが女性であったり、黒人である想定は、まだ、されていない。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観て、その前作の『007/スペクター』を観ていないことに気付いた。
実は、クレイグ主演で撮った5本の007作品は、一つながりの長い物語になっているのである。
という訳で、逆順になったが『007/スペクター』をU-NEXTで観た。
この映画を監督したのはイギリス人のサム・メンデス。
ケイト・ウィンスレットの元夫である。
007のシリーズは、また新たな監督と新たな配役によってリブートするだろう。
『バットマン』のように、繰り返し、繰り返す。
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