自室にテレヴィがないことは、すでに書いた。
昔から、あまりテレヴィに依存しない生活を送っていたのだが、海外(特に西欧)のフットボールだけは観たくてたまらず、ハードディスクレコーダを買ってPC用のディスプレイで試合観戦をしていたことがある。
ギリシャが優勝するという、とんでもない事件が起こったユーロ(欧州蹴球連盟主催の選手権大会のこと)を観たので、2004年のことである。
なんと18年前のことであって、その時のレコーダは現在、実家にあるのである。
まだ立派に現役である。
昨夜も北京五輪のカーリング女子日本対米国の試合を録画しながら、追っかけ再生して観戦したところである。
つまり、テレヴィは実家に帰ったら(毎週帰る)観ているわけで、まったく観ていないわけではない。
2004年からしばらくの間、自室のテレヴィは「スポーツTV」と呼ばれていて、それはほぼ文字通り、スポーツしか映らないテレヴィという意味であった。
充分である。
カーリング以外に観た種目。
ちょうどバイアスロン女子24km(6km×4人)リレーを実況中継していた。
bi-athlonは二種競技のことであって「自転車+水泳」でもいいわけだが、五輪の冬季競技におけるバイアスロンは「クロスカントリースキー+射撃」のことを指す。
これを「戦争ごっこ」と言って悪ければ、「狩りごっこ」と言い直そう。
実際の狩りでは、雪山で獲物を追うのである。
狩人はライフルを背負い、スキーを履いて走る。
獲物を見つけたら止まって、撃つ。
しからば、狩りの習慣があり、かつ山岳を擁する国の選手たちが好成績を残せる道理である。
ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、チェコ、スウェーデン、ノルウェイといった国々が強い。
しかも、北京に送り込まれてきたのは美女ばかりである。
その名を記録できなかったが、イタリアチームの第二走者には、胸を射抜かれた。
ファウストを真似て言っておこう。
「時よ止まれ、君は美しい!」
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