2022/03/07

2本目の万年筆


普段、手帳にメモをとるのに万年筆を使っている。

ドイツ製のPelikanを高校生の頃から気に入っていて、何年か前に「Classic」という最も安価なモデルを購入した。

ペン先を選ぶときは常に中字、なぜならば筆圧が強いので、細字では紙に溝ができてしまうからである。

インクはPelikan 4001のボトル入り、ロイヤルブルーがこれまた昔からのお気に入りである。

ロイヤルブルーのいいところは、色が美しいのはもちろん、指についても水洗いできれいに落とせるのである。


2色目のペンが欲しくなって、PILOTが初心者用と称する万年筆を買うた。

メーカーの標準価格が1,000円の製品である。

巷の評判はすこぶる良くて、よく売れているそうである。

文房具屋の店頭で試し書きをしたときは、好感を持ったのだが、自宅で使い始めると「初心者用」のしかけが邪魔になってきたのである。

このペンは軸の断面が円ではなく三角形になっていて、それゆえ初心者に対してペンを持つ位置を強制するのであるが、自分がその位置で持つと、ペン先の角度がいつもとは異なってしまい、書きづらいのだった。

また、買い物に失敗してしまった。


仕方なく、三角形の軸をヤスリで削って丸くした。

新品で透明の美しい軸をガリガリと削った。

もったいなかったけれども、持ちやすくなった。

別売りのコンバータにPelikan 4001の茶色を入れて使うことにしたのは、青(ロイヤルブルー)に対する2色目として、赤以外の色を使いたかったからで、オレンジ色でもよかったのだが、同じPelikanの茶色を偶々見つけたのである。

茶色の欠点は……指につくと、洗っても落ちない! 


■BLOG_913 IS OVER.

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