2022/11/07

ミッション:インポッシブル

君、または君の仲間が捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないから、そのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する……(ジュン、ジュワ〜)これは懐かしきテレビドラマ『スパイ大作戦』でお馴染みとなった台詞である。ジュンジュワーはネプチューンの堀内健のギャグだが、ここで指令の録音テープから白煙が吹き出すのである。

人気のあった『スパイ大作戦』を映画化したのがMission: Impossible[M: I]シリーズで、トム・クルーズが主演している。舞台を現代に置き換えたので、オープンリールのテープによる指令の伝達方法も、新しいメディアによるものに変化した。これにより、テレビの『スパイ大作戦』の雰囲気は失なわれたのだが。『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(原題:Mission: Impossible - Fallout)ではオープンリールが復活し、導入部のタイトルもテレビ版オリジナルを彷彿させるデザインになっているのである。

Falloutとは、核爆発が起こった後に降る「死の灰」を意味するのだが、カタカナの邦題では、それが全く伝えられていないのが残念。

『フォールアウト』に、アンジェラ・バセットという俳優がCIAの長官役で出演しているのだが、えっシークレットサービスの長官ぢゃなかった?と思ったのは、つい数日前に観た『エンド・オブ・キングダム』の中では、その役だったからである。


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