2011/10/03

自己紹介


訓練の初日は自己紹介で終わる。
略歴、職歴、趣味、性格などを言えばいい。
先輩の訓練生はスライドショーを使って発表。
新入生は口頭で行う。
メモをとらないでいると誰が何を言ったかわからなくなる。

ちなみに私の生まれは神戸市。
母親が出産したのは甲南病院だが、本籍地は保久良山のふもとだ。

保久良山から南東を望む

性格はあまのじゃく、いらち、偏固(へんこ)で喜怒哀楽の振幅が大きい。
人にものを頼まれるといやと言えない(これを治したいと思い続けている)。

印刷21年、広告8年のキャリアがあって、主に企画・編集・デザインの仕事をしていた。

現在の趣味は読書、自転車(主に改造)、フットボール(主に観戦)。



テーマカラーはACミラン

数年前まで現役

映画はエンドロールを観る(読む)ことを重要視しているので、新作を映画館で観ることはまずない。
DVDでじっくりと観賞する。

邦画のお気に入りNo.1

音楽を聴くよりも、静寂が好き。
ただし、たまに聴くならJazzyなやつがいい。

「火星から来た男」という曲がいい

そして、美術館や寺巡り。

すでに閉館した天保山ミュージアム

興福寺五重塔

心が乾いたときは、熱い紅茶。

大阪・堂島の名店
 

2011/10/02

郵便配達は二度ベルを鳴らす


HONDA Super Cub 50cc 郵政仕様・グリップのデザインが男性的!














配達が終わった集配課















入所の前日まで郵便配達のアルバイトをしていた。
失業して約2年、仕事をくれたのは郵便事業だけだ。

アルバイト募集をしているのはネットで知った。
北摂のS市の本局で数名の配達員の求人だ。
半年間無事故無違反の証明を取り寄せて、面接試験を受ける。
行って驚いた。
老若男女取り混ぜて3桁になろうかというほどの大人数が行列を作っている。
不況の影響がここにも見てとれる。
落選した。

またある日、年末繁忙期のアルバイトの募集があった。
これもまた北摂のT市の本局で、大量募集だったので採用された。
55歳で郵便配達なんて今さらと嘆いたのは老母だが、自分としてはまんざらでもなかった。
人から人へ愛を届ける尊い仕事だと思っていた。
郵便受けの名前を確認しながら一通ずつ配達した。
玄関口ではベルを二度鳴らした。

荷物を満載したバイク(50cc)があまりに重たくて扱えず、少し減らしてもらったこともある。
郵便物を川に捨てるやつの気持ちが理解できた。
減らしてもなお支えきれずに「立ち転け」をする。
打ち所が悪くてバイクの方を駄目にしてしまい、始末書を書く始末。
あきれたおっさんアルバイトだ。
契約通り大晦日に解雇となった。

年末の経験がものを言い、2月にまた北摂のM市の本局で採用となった。
初日いきなりの大雪。
防寒具の支給もないままバイクで走る。
雪にタイヤをとられて転ける。
Gyro(ジャイロという名の三輪バイク)にしてくれたらいいのに!

M局の朝は集配課の課長が配達員を罵倒して始まる。
その次に支店長が課長を叱責して朝礼が終わる。
どれほどムチを入れられようと、あれほど大量の郵便物を指定の時間までに配達し終わるのはムリ!

その後は各班ごとにわかれてSKY(Simple Kiken Yochi)を行う。
これがKYT(危険予知トレーニング)の一種であることを、訓練所の講義で初めて知った。
各班のサブリーダーが別の班にやってきてSKYを行う。
配達エリアのどこかの写真をとり出して、班員に見せる。
班員は、予想される危険性を口々に述べる。
「もの陰から子どもが走り出てきて衝突します」
「前を走っている車が急停車して追突します」
「交差点に飛び出してきた自転車に衝突します」
「上空のUFOから突然の攻撃を受けます」
など、ブレーンストーミングだから何を言ってもいいのだ。

次に、予想された危険性に対する策を講じる。
いろいろな意見が出て、対策もいろいろとあり得るが、一つに絞る。
今回は「前方注意」でいきましょう、とサブリーダーがまとめる。
これを全員で唱和する。
サブリーダー「かまえて!」
全員が輪になって、片手を中央に差し出す。
サブリーダー「前方注意、よし!」
全員で「前方注意よし! 前方注意よし! 前方注意よし!」
と繰り返して言う。
一回ごとに人差し指を振り上げ、振り下ろす。
声が小さかったり、所作が揃わなかったりするとかっこうがつかない。
 

2011/10/01

前置き【くたばれパワポ】


再就職対策として、ポリテクセンター関西で半年間の職業訓練を受けた。
座学による知識の習得だけでなく、実技の訓練もカリキュラムに含まれている。
さらに、コミュニケーション能力・リーダーシップ・プレゼンテーション能力も開発する、というスーパーな訓練だ。
ほぼ毎日誰かが、研修室(教室とは呼ばない)の最前列に立ってスピーチを行う。
テーマを替えて、何度も発表をさせられる。
しゃべりの苦手な者にとっては苦行だ。

発表する際には通常、プレゼンテーション用のアプリケーションソフトウェアを使ってスライドショーを作成する。
それ用のソフトといえばMicrosoft社のPowerPoint(パワポとは呼ばない)の名がまっ先に思い出される。
マーケットシェアも一番大きいにちがいない。
というより、他にもプレゼンテーションソフトが存在するとは誰も思っていないだろう。
それほど有名強大なソフトだが、実は業界での評判は非常に悪い。
その業界とは、PR会社とか広告会社などのことだ。
PowerPointのテンプレートで作ったスライドショーは総スカンだ。

PowerPointが嫌われる理由……
それは、お仕着せに対する反感だ。
テンプレートを選ばせる方式は一見親切だが、選択の幅が狭い。
しかもそのデザインのほとんどが「ダサい」。
そのダサさを見てPowerPointのスライドショーと知れるほどだ。

最上段に大見出しのボックスが配置されていて、「ここをクリックして入力せよ」と指示されるのも大きなお世話だ。
本文が箇条書きのスタイルに設定されているのも鬱陶(うっとう)しいし、入力を続けている最中にフォントサイズが勝手に変わるのは、迷惑というしかない。

というわけで、PowerPointを使いこなしたいと言っている人には、それに費やす時間はExcelの習得にまわすようアドバイスしたい。
PowerPointはプレゼンテーションの一手段であって、それを目的にしてはならない。
アニメーションなんか要らない。
スケッチブックに手描きする「紙芝居」で、充分に事足りる。
 

2011/09/05

世界陸上の印象

ジャマイカチームの最終走者ボルトが2位以下をぶっちぎってゴールイン。
速報タイムの表示を見た瞬間に思わず「うわあっ」と声をあげてしまった。
37秒04は男子4×100mリレーの世界新記録だ。

レースの録画をチェックすると、アメリカチームの三走がイギリスチームのアンカーに接触して転倒したように見える。
もちろんバトンはアンカーに手渡しできていない。
さらに、転倒した選手は外側の走路のトリニダード・トバゴの選手に接触して、そのスピードを奪っている。
イギリスチームも、三走がアンカーに追いつけず失格。
このアンカーがフライングしたことがそもそもの原因と思われる。

選手の接触といえば、男子110mハードルの決勝では、ロブレス(キューバ)の手が劉翔(中国)に当たってしまい、1位になったロブレスはその後失格。
2位のリチャードソン(アメリカ)が1位に、3位になった劉翔が2位に繰り上がったのだが、ロブレスの妨害がなければ優勝していたであろう劉翔にとっては不幸な裁定だ。


ロシアの陸上界が少し元気を取り戻してきたように思える。
それは、スタジアムにロシア国歌の流れる回数が増えてきたことで知れる。
このメロディが好きなので、実をいうとロシアが優勝するとちょっとうれしい。
 

2011/08/29

国がため

(失礼を承知で)
海江田議員は国会で泣いたので×
前原議員は外国人からの献金問題でミソを付けたので×
鹿野議員、馬淵議員は最初から問題外……××
というわけで、もっともまともな彼氏が代表にふさわしいと思っていたノダ。

新しい党首はこう言った。
「お疲れさまでした。ノーサイドにしましょう」
こうも言った。
「私は民主党が大好きです」
この人の真っ直ぐさを信じたい気持ちにさせられた。
(注:偏固ジャーナルはいかなる政党も支持していません)

2009年5月に購入してから2年、『英詩訳・百人一首 香り立つやまとごころ』(マックミラン・ピーター著、集英社新書)を読み終えた。
百人一首は、高等学校で本格的に学ぶ以前から、我が家の正月の遊びであり必修科目だったので、馴染みは深い。
今回読んだのは英語で出版されたものを日本語に翻訳したものだが、もちろん歌の部分は英語で表記されたものをそのまま残してある。
たとえば。

 For you,
 I went out to the fields
 to pick the first spring greens−
 all the while on my sleeves
 a light snow falling.
(君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪は降りつつ:光孝天皇)

 I have nothing to say about that.(何とも言いがたい:B.T.)
 

2011/08/28

文化活動少々

最近、本を買っていない。
買いたい本が見つかると困るので(必ず見つかる)、そもそも書店に足を踏み入れないようにしているフシがある。
そういうわけで、読みかけで放置してあった本を何冊か再開して片付けた。

『ロビン・フッド物語』(原題:The Chronicles Of Robin Hood、Rosemary Sutcliff著、原書房)を読み終える。
おなじみの、森で生活する義賊の話。
お子様向けだが、大人でも充分楽しめる。
Hoodとは、頭巾のこと。

『O・ヘンリー・ミステリー傑作選』全1巻(小鷹信光編/訳、河出書房新社)
新訳を中心にした作品群。
O・ヘンリーはなんとシャーロック・ホームズ譚のパロディまで書いている。

そういえば『SHERLOCK(シャーロック)』(原題もSHERLOCK、イギリスBBC制作)というドラマをTVで観た。
舞台を現代に移し、シャーロック・ホームズがロンドン警視庁のコンサルタント探偵として活躍する話だ。
彼とルームシェアをするのが、アフガニスタンで負傷した元軍医のジョン・ワトソンで、シャーロックの活躍をブログに書き綴るという設定になっている。

『ウォルター少年と、夏の休日』(原題:Secondhand Lions、Tim McCanlies作品、2003年)をTVで観る。
満足度の高いエンタテインメント。
さほど話題にならなかったのでおそらくはB級扱いの作品なのだろうが、主演はMichael Caine(アカデミー賞の助演男優賞を2回受賞)、Robert Duvall(同・主演男優賞を1回受賞)、Haley Joel Osment(『シックス・センス』で同・助演男優賞にノミネート)と豪華だ。
邦題は……Lionsというところがミソなので、私なら『少年とライオン』とするけれど。
 

2011/08/24

【J特】ガンバ大阪夏の陣

8月17日(水)J1第9節、対名古屋グランパスエイト
8月20日(土)J1第22節、対川崎フロンターレ
8月24日(水)J1第23節、対柏レイソル
ガンバ大阪、真夏の万博3連戦を終えて首位を維持。
乱暴な書き方をすれば、3戦負けなしで総得失点10-5であった。
実際の獲得ポイントは7だが、柏に勝った点は6にも等しい。

このジャーナルを入力している時点でガンバ大阪の総得点は57で断トツ。
2位は名古屋の42点なのだが、驚くべきはそれとほぼ同じ41をガンバが失点していることだ。
福岡(現在最下位)の48点、甲府(16位)の45点に次いで、下から3番目だ。
失点のシーンをホームでもよく見るが、それらがいずれもクリーンなシュートを打たれてのものなのが、つらいところだ。
川崎戦をともに観戦したフットボール仲間の意見は、1-2-4-6が弱点だということで一致した。
なんとかならんかいな。
 

2011/08/22

【J特】ロイヤルティ

クラブに対する忠誠心(loyalty)のことである。
私が会員として登録されているフットボールクラブのファンクラブ事務局から、アンケートが送られてきた。
回答は「非常に強くそう思う」をトップに「まったくそう思わない」まで、七つの段階のいずれかを選択してチェックマークを入れる。

設問の一部分を、記憶をたよりに記す。
「人気選手がいなくても、チームを応援するか」
(→非常に強くそう思う)
「チームが弱くなって負け続けても、応援するか」
(→そのためのサポーターやろ)

もう一つか二つ同工異曲の設問があって、つまりはチームがどん底の状態にあってもロイヤルティを維持するかを執拗に問うている。
これ見よがしに「非常に強くそう思う」に黒々とチェックを入れて送り返した。

応援しているチームを見限るのは、彼らがローカルでなくなった時だけだ。
たとえば、ガンバ大阪が移転してガンバ滋賀になったら関係は清算され、新しいサポートの対象は新チームの万博レンジャーズ(XPR)に移る。
地元チームを応援することが基本であり、これはJリーグの理念にも通じる。
 

2011/08/21

【J特】ガンバ大阪対川崎フロンターレ

万博に雨が降っている。
ピュアさんから提供を受けた席には、それでもガンバ大阪のファンが連なる。
試合開始前、クラブの社長に会ってがっちりと握手。
戦勝を誓い合う。

前回も雨中の対戦だった。
あの日ガンバのディフェンダーの頬を伝ったのは、雨か涙か。
中村憲剛に2発決められて負けた悔しい試合。

今回の対戦。
2-0と楽に試合を進めた後に3点奪い返され、2-3。
最悪の気分で前半を終える。
わざわざ応援しに来てくれた友人たちには、万博でまだ負け試合を観ていないと言い訳をする。
そして、6-3で終了。
明神がひさびさに得点したところで喉をつぶした。
友人たちが満足して帰って行ったことは、言うまでもない。
 

薄型TVの導入

自動機のフレーム















完成したフィンガーの一つ。必要がないのに磨いて仕上げた















職業訓練に集中のあまり、ブログは低調。
工場実習で、自動機を作っている。
このマシンの最終形は、シーケンサで制御されるシリンダとチャックを使い、ステンレス製の円柱をはさんで持ち上げ、移動させるというものだ。
チャックにはオリジナルデザインのフィンガーを取り付け、それが円柱を把持(hold)する。
設計者や工員になるわけではなく、「生産管理技術」の一環として学んでいる。

フィンガーをアルミの部材から切り出して、加工するだけでも大変な苦労だ。
切断には弓のこを使うのだが、そもそも真っ直ぐに切ることすらできない。
指定の仕上がり線の近くをアバウトに切って、平やすりで削って直線にする。
やすりで直線や平面を出すのもまた至難の技だ。

閑話休題。
実家の母がTVを見られなくなって不便を強いられているので、訓練の帰りに立ち寄って、二人でY電機に行く。
私はMTBを押して歩く。
母の立ち会いのもと実機の検分をし、注文だけして私は帰宅する段取りだった。
目当てはS社のスタンダードモデルだったのだが、その日たまたま店頭に特売品として山積みされていた。
32Vで39,800円。
ほぼ即決。
納品(後日)を頼むこともできたが、すぐに使いたくて持ち帰りを選択。
MTBを母が押し、私が10kg超の荷物を手に提げて実家に逆戻り。

これだけでもけっこうな労働だが、この後がまた大変。
数倍重い29インチのCRTをTV台から下ろして32Vと入れ替え。
ケーブルの接続のし直し。
HDMI端子が使えるのはシンプルでありがたかったけれど、アナログの端子が極端に少なくて、ビデオが1台しかつなげなかった。

下ろした29インチはリサイクル料金を支払ったので、業者が引き取りにきてくれる。
HDMIのケーブルを新調したのと合わせて、総予算50,000円以内におさまった。

2011/07/31

往生際の悪い話

テレビが映らなくなったから助けておくれ、と実家の母から電話があった。
取扱い説明書を読んで自分で対処せい、と言って返した。

しばらくしてまた母から電話があった。
S社のテレビには自己診断機能というものがついており、インディケイターのランプが点滅する回数によって不具合箇所がわかるらしい。
その自己診断メニューを実行したら、点滅回数が「4」だったと言う。
この回数を修理窓口に伝えて不具合箇所を判定してもらうのだが……

修理相談窓口(フリーダイヤル)に電話すると自動応答のメッセージが、該当機種のコードナンバーを入力せよ、と言ってくる。
そのコードナンバーはS社のホームページ(ウェブサイトのこと)で探せ、とも言う。
PCとインターネット接続環境のないユーザは、まずここでつまずく。
ともあれ、実家のiMac(私自身のお古)でネットに接続する。
56Kbpsの内蔵モデムで、件のコードナンバーにたどり着くまで、なんと20分以上もかかった。
貼り付けてある画像が多くて、表示に時間がかかるからだ。

フリーダイヤルのやり直し。
コードナンバーを打ち込んで、待つことしばし。
担当のM氏に自己診断のランプ点滅回数を告げると「映像処理回路の不具合です」と言う。
不具合の箇所は判ったが、実家のテレビは生産終了後8年以上を経過していて、もはやメーカー修理は不可能だった。
使い始めてから10年余り。
もうちょっと長く使えそうなものだ。
アナログ放送の電波入力が途絶えたのと時を同じくして故障して使えなくなったことも訝しい。

諦めの悪い私は自己修理にチャレンジしたい旨をM氏に伝え、別の担当者から電話をもらうことにした。
翌朝連絡があったので、映像処理回路の修理についてたずねてみた。
基板ごと交換するのだと思い込んでいたのだが、さにあらず。
基板状の部品を個々にチェックするのだそうだ。
アマチュアにはできそうにない作業だ。
さらに、現在手に入る部品では代替できないと聞いたので、自己修理を断念した。

実家ではケーブルテレビに加入しているので、地上デジタルへの対応は済んでいる。
チューナーはそのままで、ディスプレイだけ買い替えればいいわけだ。
(ディスプレイだけ……?)
そこでまず、ケーブルテレビのJ社に問い合わせてみた。
「チューナー+テレビ(ディスプレイ)のレンタルプランはないのか?」
答は「No.」
次に、チューナーを装備していない液晶ディスプレイをチェックした。
同じ画面サイズのもので比較すると、チューナーを内蔵したディスプレイ(通常のテレビ)の方が格段に安い。
約半分の値段だ。
というわけで、やっとこさ買い替えが決定。
 

2011/07/24

【J特】ガンバ大阪対ジュビロ磐田

ホーム側ベンチからの眺め















ホームにジュビロを迎えての戦い。
2-2の引き分け。
1-0、1-1、2-1、2-2の経過が示す通り、点を取っては取り返される悪いパターン。
#18前田は抑えたけれど、売り出し中の#17金園と#10山田にしてやられた。
学校が夏休みに入ったところなのに、何故か観客も少なく1.2万弱。

SB席での観戦予定をプラチナ席に変更できたのはマイミクのピュアさんのおかげだ。
さらに彼の伝手で特別にフィールドサイドに降り立つ許しが得られた。
スタンドの裏を通って、フィールドに出ようとするところにイタリア人が一人立っていた。
何故イタリア人だとわかるのか?
彼がAlberto Zaccheroniだったから。
畏れ多くて携帯電話のカメラなんかで撮影はできなかったが、がっちりと握手を交わした。
「ボンジョルノ、ミキアーモ『ジョージ・ベスト』(こんにちは、ジョージ・ベストと申します)」と言ってみたが……冗談は通じなかったようだ。
 

2011/07/14

【J特】持ち込まれた梯子

試合終了後、スタンドにあいさつする宇佐美選手(画像中央)。















職業訓練で「機械製図」を習得中。
ドラフタを使って手で描く製図を三日間学んだ後、現在はCADを学んでいる。
使用しているアプリケーションソフトウェアは「Jw_cad(ジェイダブリュ-キャド)for Windows」。
この道では有名なフリーソフトであるらしいが、Adobe Illustratorに慣れている身には使いづらい。
わざわざfor Windowsと断わらずとも、そもそもMac版など存在しない。
ウェブからダウンロードして自宅でも学習できると教えられたが……。

自宅で使っているMac miniをダブルブートできるように設定。
Windows XP Professionalで起動させた後、Jw_cadをインストールした。
拍子抜けするほど簡単に終了(^!^)


訓練所までの10km超をMTBで通っている。
雨の日は危険なので、晴れた日だけだ。
往路で汗だくになり、濡れたシャツを授業前に着替える。
13日の水曜日はまっすぐに帰宅せず、万博公園に寄り道した。
ここを曲がれば万博の方向、と初めての道を行く。
名神高速道路沿いの尺谷という場所だったのだが、とんでもなく長い坂道が辛抱できず、途中で下車して押して歩くはめになった。
自転車乗りとして、最大の恥辱!
幼児と二人乗りしていた母親に道をたずね、言われた通りの道を走ると、なんとガンバ大阪のクラブハウスの真横に抜け出ることができた。

Jリーグ1部の延期された第4節、ガンバ大阪対ヴィッセル神戸戦を万博スタジアムで観る。
3-2。
2-0から1点取り返されて、その後3-1と突き放したかに見せて、また3-2にされる……
なんで2点も取られんねん。

うーやん(#11宇佐美)はガンバ大阪でのラストゲーム。
イグノから餞別のアシストを受けて1得点、お返しにイグノの得点をアシストした。
泣きながらフィールドの外側を一周し、サポーターに別れを告げた。
クルヴァノルドでは、金森社長を激怒させる事件が起きた。
「宇佐美の身にもしものことがあったら、どうする!」
この時の様子を、双眼鏡でつぶさに観ていた。
宇佐美選手が、降ろされた梯子でクルヴァに登ってしまったのだ。
親御さんから預かっている選手(未成年)に負傷させたら申し訳ないし、ドイツへの輸出を翌朝に控えた大切な商品に瑕疵がつくのも困るのだ。
それにしてもあの梯子、どうやって手荷物検査をかいくぐったのか……
 

2011/07/05

【U-17】涙を流すだけのことはある

U-17ワールドカップ準々決勝、日本対Brazil戦を観る。
2-3。
17歳以下でもBrazilianの技術レベルは大層高く、3点先行。
日本のパスは不正確、シュートはボール二つ分ぐらいの誤差でゴールから外れる。
それでも2点を入れ返した。
彼らの一生懸命さは、負けて終わって泣くに値する。
相手選手や監督に肩を抱かれて慰められている姿も印象的な好ゲームだった。
 

2011/07/04

【コパ】強豪が苦戦

職業訓練のクラスに7月生18人が新しく入ってきた。
4月生の9人と合わせて、自己紹介大会を行う。
自分のことをしゃべるのも、他人のことを聞くのも、なかなかつらい。

コパアメリカのグループリーグA、Argentina対Bolivia戦を観る。
1-1。
Boliviaが先制、ArgentinaはAgüeroが素晴らしいヴァレイ・シュートを決めて辛くも引き分け。

同じくグループBのBrazil対Venezuela戦を観る。
0-0。

近ごろは、南米から欧州のクラブに「出稼ぎ」に出ている選手が非常に多い。
このことにより、欧州のフットボールスタイルにラテンアメリカの趣きが加わった。
反対にそれらの選手が地元に戻ってきて戦うコパアメリカには欧化がうかがえる。
早い話が、欧州と南米のフットボールはミックスされ、すでに平均化されているに違いない。
 

2011/07/03

コパ、コパ、コパ

職業訓練の前半三か月を終える。
新しい知識を学び、製造現場のシミュレーション(実習)を行って、結果をプレゼンテーションする。
内容は濃い部分やそうでないところがあって、それは担当講師の能力にも左右される。
外部(消防署)で受講したり、外部から講師が来たりして、目先も変わる。
『普通救命講習I』を受けて救命技能資格を、『JIS Q 9001』と『JIS Q 14001』の講習を受けて内部品質・環境監査員資格を取得した。
再就職の役に立つといいが。

『藤沢周平全集第11巻』(文藝春秋)を読み終える。
彫師伊之助捕物覚えの物語は、完全にそうとは言えないもののハードボイルドタッチで描かれている。
元岡っ引きの伊之助は、私立探偵といった役どころだ。
本来の職業は版木彫り。
これは現代のDTPデザイナーに相当する。

メキシコでU-17のワールドカップ、ドイツで女子のワールドカップ、アルゼンチンでアメリカカップ(コパアメリカ)が行われており、追っかけるのがつらい。
頭も混乱して、New Zealandと対戦したのはどのチームだったか、判らなくなった。
正解はU-17と女子代表(通称:なでしこ)の両方だった。

U-17がNew Zealand(All Whites)と対した決勝トーナメントの1回戦を観る。
6-0の大勝。
これ以前に、グループリーグの最終戦でArgentinaと対し、3-1で勝つのを観た。
次の対戦相手はBrazil、U-17も強いのだろうか?

なでしこのグループステージの第1試合、New Zealandとの対戦を観る。
2-1。
第2の試合、Mexicoとの対戦を観る。
4-0。
澤穂希がハットトリックを達成、グループ内での2位以上が決定したので、決勝トーナメントに進む。

コパアメリカの事前の強化試合(ダイジェスト)を観る。
Uruguay対Germany、1-2。
Brasil対Nederlands、0-0。
Argentina対Albania、4-0。
Albaniaの代表チーム監督は元ガンバ大阪監督のクゼ(Josip Kuzhe)。

コパアメリカの追っかけはほどほどにしよう。
ラテンアメリカのフットボールは非紳士的行為が多くて、あまり好きではない。
 

2011/06/20

Young Japan

U-17ワールドカップ2011のグループリーグB、日本対Jamaica戦を観る。
1-0。
相手の守備陣をパスでずたずたにして取った素晴らしいゴール。

ロンドンオリンピックの二次予選、日本対Kuwait戦を観る。
3-1。
大迫と原口の二人で、もっと点が取れたはず。

いずれにしても、年齢制限のない代表チームに見劣りのしない、いいチームだ。
若い世代にも期待ができる。

『バットマン』(原題:Batman、Tim Burton作品、1989年)のTV放送を途中から観る。
この作品が好きなのは、「韜晦(とうかい)」がテーマになっているからだ。

『白衣の騎士団』(原題:The White Company、コナン・ドイル著、笹野史隆訳)を読み終える。
原書はなんと1891年の作品だが、中世の騎士物語なので今さら古さを感じることはない。
これも大好きなテーマの一つだ。

『マインドマップ超入門』(トニー・ブザン著、近田美季子監訳)を読み終える。
思考の管理ツールの、やさしい解説書。
QC(Quality Control)の手法で教わる「特性要因図」(通称:フィッシュボーン)の代わりとしても使えそうだ。

図書館から借り出した『日本文化は異質か』(濱口惠俊編著)を少し読む。
日本語にはCommunicationの訳語がないと濱口が言ったことの裏付けをとりたい。

同じく『藤沢周平全集第11巻』の冒頭を読む。
図書館でわざわざこの巻だけ借りたのは、彫師伊之助捕物覚えのすべてが収録されていて、これらの物語がハードボイルドの手法で書かれていることを知ったからだ。
加えて、彫師というのは版木(印刷物の元版)を彫る職人のことなので、長年印刷の仕事に関わってきた自分にとってはこれまた興味あるテーマの作品なのである。
 

2011/06/12

【J特】ゲームの裏表

試合前の練習風景。右側がガンバ大阪















キーパー(GK)がゴールを守り切れば、最低でも勝ち点1が確保できる。
これを彼のノルマとするならば、他のフィールダーにとってのそれは1点以上取ることだ。
1-0で勝ち点3を取れればフットボールはたやすいが、実際はそう簡単にはいかない。
GKのノルマは重く、フィールダーは取れるだけ点を取っておかないと安心できない。

6月11日土曜日、万博記念競技場でJリーグ1部第14節のガンバ大阪対清水エスパルス戦を観る。
2-2。
点が取れそうなガンバ大阪がやっと2点取るのに対して、点が取れそうにない清水が簡単に2点取って引き分けた。
#11大前のFKによる得点を、藤ヶ谷が簡単に許してしまう。
そもそも藤ヶ谷のカヴァリング範囲は狭く、それは第13節のニュース映像を観てもわかるのだが、川崎の中村憲剛のシュートに対してジャンプする際に身体は伸び切っておらず、ボールに手が届いていない。

#9アドリアーノは能力の高いFWだが、この試合ではもう1、2点取ってもよかった。
#11宇佐美は自分の力だけで決めようとし過ぎている。
宇佐美からアドリアーノへ接続すれば簡単に得点できそうな局面で、パスが出なかった。

この日バックスタンドの最上段から観たゲームを、翌日にTVの録画でレビューした。
ちょうど裏と表から観ることになって、結果は同じでも別のゲームを観るようで面白い。

2011/05/14

ずぶ濡れの勝利

2011年5月11日水曜日、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)グループステージ第6節ガンバ大阪対天津泰達(中国)戦を万博記念競技場で観た。
観衆は7,939人、すでに半旗はない。

前半のガンバ大阪の布陣は(1-)4-2-3-1。
これをブログ上で読み取りやすいように前から後、また左から右へと書くと以下のようになる。

#9アドアリアーノ
#22イグノ◆#10二川◆#8佐々木
#7遠藤◆#17明神
#13キムスンヨン◆#5山口◆#2中沢◆#21加地
(#1藤ヶ谷)

#8佐々木の先発出場は珍しい。
3月27日の震災チャリティマッチ以来だ。
主審はイラン人が務めた。
濃灰色のユニフォームが雨に濡れて、ガンバ大阪のそれと見分けがつきにくい。
後半は明るい緑色に変更されたが、これがまた天津泰達のGKと同配色となる。
ドレスコードの整備を行ってユニフォームの色を制限しないと、審判が着用する色がなくなる。

後半5分に#13キムスンヨンを下げて#11宇佐美を投入。
同時に布陣を下記のように変更した。

#11宇佐美◆#9アドリアーノ◆#22イグノ
#10二川◆#7遠藤◆#17明神◆#8佐々木
#2中沢◆#5山口◆#21加地

攻撃型の3-4-3である。
宇佐美がボールをコントロールして攻撃が活性化するが、なかなか点が入らない。
西野監督がもっと攻撃の人数を増やそうと#14平井を投入しようとしている時に遠藤がFKで得点する。
平井はキャンセルされ、#23武井を#8佐々木に替えて投入。
やや守りの体勢に入る。
最終盤、#9アドリアーノを下げて#14平井をあらためて投入。
その平井が天津泰達のGKからファウルを受け、与えられたPKを宇佐美が蹴り入れた。
直後に試合終了。
終わってみれば2-0の快勝だった。

それにしても、なんという大雨だったことか。
メインスタンドの最前列を授かったのだが、そこはつまり最下段ということであり、競技場に降った雨が流れ落ちてくる「滝壺」でもあった。
シートの足元に掘られたトレンチは、格子状の上げ蓋でふさがれている。
雨の量が排水能力を上回り、くるぶしの下までが水に浸かってしまった。
フィールド上でびしょ濡れになることは経験済みだが、スタンドでこんなのは初めてだ。
膝までの半パンツにビーチサンダル履きで観戦している客がいたが、大正解である。

右が当日履いていたadidas JOGGING、洗って乾燥中……

2011/05/01

【J特】スタジアムを楽しむ

前半戦終了まぎわ、遠藤選手がFKを蹴る















ゴールデンウィークの初日、4月29日は昭和天皇の誕生日から「昭和の日」と名を変えた。
この日万博記念競技場ではJ1のリーグ戦第8節ガンバ大阪対モンテディオ山形が行われた。

キックオフの3時間前に自宅をMTBで出発。
数日前に届いたレプリカユニフォームを、誇示するように着用。
ユニフォームの下は防寒対策のタートルネックセーター。
その他に身に着けているものはドイツのa社のものが多いが、アンダーパンツはニュージーランドのCNZ、アンダーシャツはユニフォームと同じUで、いずれもフットボールに力を入れているブランドだ。

デイパックの内容物について。
まずは座布団。
かさばるが、お尻を冷やさないためには必要(クルヴァには不要)。
高級席の客には無料でクッションを貸し出すサービスもある。
次にポット入りのお茶。
自転車乗りが必ず持つ水筒とは別に、スタンドで温かいお茶を楽しむために。
第3に双眼鏡。
試合開始前のウォーミングアップでメンバーの確認をしたり、ザッケローニの表情をアップで見たり、倒れた選手の状態を心配したり、対面のスタンドに知人を探したりするときに使う。
これでゲームの動きを追うことはできない。
第4に書類フォルダ。
貴重なマッチデイプログラムがデイパックの中で折れないようにフォルダに収納して持ち帰る。
ちなみに、プログラムは前節までのチーム状況と今節の展望が記されているので、試合開始前に読んでおかないと意味がない。
食べる物は現地到着までに調達することが多い。
競技場の外の売店で買い求めるのは宝塚ホテルのハードドーナツぐらいだが、頻繁に売り切れている。

この日立ち寄ったのは、万博公園の西にある某ショッピングモール。
まずは3階のガンバ大阪グッズを扱うスポーツ用品店へ。
行ってはみるものの、買いたくなる品はない。
スニーカー売り場をチェックしてから1階へ。
スーパーマーケットのKでクラブハウスサンドイッチと、チョコレートのチップが入ったデニッシュを買う。
レジにガンバ大阪のユニフォーム姿が3人直列したのは単なる偶然だ。

再びMTBを駆って万博公園の周回道路へ向かう。
自動車は時計回りの一方通行だが、一つ外側の自転車専用道路は対面2車線で、双方向に走ることができる。
周回道路のちょうど反対側にあるスタジアムへ、いつもは時計回りに走って行く。
試しに反時計回りに走ってみると……この方が短距離のようだ。
我がMTBがコンピュータ化されたら実測してみよう。
万博公園東口駅の直下に駐車し、スタジアムまでの通路を歩く。
宝塚ホテルのハードドーナツはやはり売り切れだ。
エコステーションに寄り、PETボトルのキャップのコレクションを提出。

ゲートを通ってスタンドへ。
ここが最も気持ちの高揚するポイントだ。
薄暗い階段の通路ごしに青空が見え、上りきると目の前に緑のフィールドが広がる。
ボリューム過多の声援はまだなく、涼しい風が流れているだけだ。
スタンドに独り腰を下ろしてマッチデイプログラムに目を通すひとときが、ささやかな幸せだ。
やがて友も来る。
この日は、マイミクでありマイスポンサーのピュアさんが夫人同伴で現われた。
それぞれが持ってきた食料やグッズを交換したりして、持ち寄りパーティのような雰囲気になる。

肝心要の試合は3-2。
二人のFW(#22イグノ、#9アドリアーノ)の能力が高いのが見てとれる。
#7遠藤は本調子から程遠く、守備は相変わらず左サイドから崩されて失点している。
ここが弱いということを、他チームも研究して知っているからだ。
#6下平が試合中に大腿骨を折って戦線離脱(8週間)することになったのは、凶か吉か。
相手チームに2点取られても、3点取って勝てばOKなのだが、肝を冷やした。
ゲームの終了後、スタンドの下にいたクラブの社長と視線が合ったので、胸を撫でおろす仕草を送った。

ピュアさんは連休中にオーベルニュ(Auvergne。フランスの中南部)に行くと聞いた。
え? 北海道に行くと言うてへんかったかな……
だから、弟子屈(てしかが。アイヌ語で「岩盤の上」の意)にあるオーベルジュ(Auberge。宿泊できるレストランのことと知る)に行くと言うてんねん。
……偏固ジャーナルは旅とグルメに疎い。

2011/04/21

済州ユナイテッドのこと

試合前練習















 AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第4節。
ガンバ大阪対済州ユナイテッド(韓国Kリーグ)戦を万博記念競技場で観る。
勝ち点計算を怠っていたことを、同伴のピュアさんから鋭く指摘される。
2点以上の差をつけて勝てば、済州(チェジュ)ユナイテッドを抜いてグループEの2位に上がれるはずだ。

3-1でガンバ大阪が勝った。
アドリアーノの見事なシュートで2点先行。
その後1点入れ返したSin Young Rok(シンヨンロク)もいい選手だ。
どうしても追加したい1点を武井が蹴り込んだ。

強く蹴ったシュートがゴールインした時の感覚について。
それはオーガズムに似ているが、もっと強い。
これを味わいたい人はフットボールをすべし。

試合後、済州ユナイテッドのイレヴンはガンバ大阪のサポーターがひしめくクルヴァの目前のフィールドに立ち、深々と頭を下げて挨拶した。
このような光景を目にしたのは初めてだ。
感動したサポーターたちはスタンディングオーヴェイションでこれに応えた。

もう一つ済州ユナイテッドについての特筆点は、ゴールキーパーのパンツとストッキングがフィールドプレイヤーと同じ物だったこと。
昔、フットボールのプレイヤーは11人が同じシャツ、パンツ、ストッキングを着けていた。
文字通りのユニフォームだ。
その中の一人がゴールキーパーを任される。
他のプレイヤーと区別するために、シャツだけを違う物に着替えていたわけだ。
あるいは当時からビブ(よだれかけの意)を上から着けていたのかもしれない。
つまり言いたいのは、済州ユナイテッドは義があって、本格を愛するチームだということだ。



Curva Nord(北のゴール裏)からの風景

2011/04/18

ファイト新聞

母がよくぼやいている。
「お金払って、なんでこんなろくでもない記事ばっかりの新聞、買わなあかんの」
同感である。
案外、これが新聞が売れなくなっている理由かもしれない。

気仙沼小学校内の『ファイト新聞社』の理念は「明るい記事が絶対条件」である。
▼そのことを伝える毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/m20110418k0000e040053000c.html
まれに見るいい記事だ。
 

2011/04/16

津波のような侘しさに

マイミクのピュアさんは震災からの復興に企業家として尽力している。
被災地廻りをしている彼からメイルが届いた。
阪神淡路大震災の被災者だったピュアさんから見ても、この地震と津波の複合被害は想像を絶するものだったようだ。

彼から送られてきた画像の一つ(気仙沼にて撮影)。

見渡すかぎりの惨状















この後ピュアさんは海沿いに南下して、気仙沼と南三陸の間の本吉町辺りでも撮影している。
気仙沼線と思われる高架鉄道の上には、建物の屋根が打ち上げられているのが見える。
線路の周辺に存在したであろうものは、すっかり流されてしまっている。

分断された高架鉄道。建物の屋根部分が打ち上げられている















被害はあまりにも大きく、一朝一夕で復興は成らない。
上を向いて歩こう、一歩ずつ前に進もう。

2011/04/13

幸せは空の上に

東日本大震災の被災地のことが気になる毎日だ。
ドイツ人の従兄Gert(ゲルト)からFacebook経由で以下のようなメッセージが届いた。
 ▼
 Hope things will get better soon in Japan.
 Be sure, we will watch the situation.
 Best regards
 Gert

ドイツから我々を見守ってくれている。
私自身は経済的弱者(失業中で貧困)なので、できることは少ない。
金銭的支援、物的支援以外で何かできることはないか。
被災地の人たちを応援する歌を歌おうと思いつく。
過日放送された『FNS音楽特別番組・上を向いて歩こう〜うたでひとつになろう日本〜』やSUNTORYのTV-CMの二番煎じだ。

阪神淡路大震災の際、インタビュワーの「がんばってください」の言葉に対して「お前らががんばれ」と答えた被災者がいた。
これは関西流のギャグではなく、その人の本音だったのだと思う。
だから「がんばろう日本」というスローガンは、日本全体に対してのものならばOKだが、被災者に対して安易に「がんばれ」「元気出せ」と言うことは、かえって精神的負担をかけることになる。
そこで、応援する歌とはいうものの、心癒される優しいメロディの『上を向いて歩こう』を歌いたいわけだ。
歌声が直接届かなくても、応援する心が伝わることを信じて歌いたい。
このことを、地元のフットボールクラブとそのクルヴァ宛にメイルを送って提案した。

職業訓練を自主休講にして、MTBで箕面へ走る。
銀行その一にて未払いの健康保険料を処理、その後で通帳記入。
ついに借り越しになってしまった。
銀行その二にて通帳記入。
ここも底をついている。
銀行その三にて通帳記入。
ここは基金訓練を受ける際に借金口座を開いた労働金庫で、現在は返済のみに使用している。
毎月少額を返し続けている。
銀行その四にて通帳記入。
ゆうちょ銀行の口座に、アルバイトの給料はまだ入って来ない。

以前一度観ている『ザ・ホワイトハウス2』(原題:The West Wing、NBC制作、2000-2001年)をまた観ている。
第4話「ブロンドのライバル」(原題:In This White House)で、民主党政府に雇われようとしている女性共和党員の台詞。
友人の男性が、ホワイトハウスの役人たちは馬鹿ばっかりだと批判するのに対して、実際にホワイトハウスでスタッフたちの仕事ぶりを目のあたりにしたばかりの彼女は以下のように答える。
 ▼
 たしかに高飛車で、独善的よ。
 政策へのアプローチを見てると、髪をかきむしりたくなるし、
 高い税金が大好きで、国民から搾り取るし、
 銃がきらいで、取り上げたいと思ってる。
 でも、馬鹿呼ばわりしないで、少なくとも私の前では。
 あたしが会った人たちは、国を動かす資格を充分持ってるし、
 すごく良心的で、義務感に燃えてるし、正義感も強い。
 国を愛してるの。

フィクションであるが故の、感動的な話だった。
日本にこのような優れた(政治)ドラマが存在しないのが残念だ。
 

2011/03/27

【J特】慈善試合G大阪対神戸

入場者数は14,000人超で、満員とはならず














急きょ前座試合が組まれたため、開門が早まった。
9時過ぎにMTBで自宅を出発。
服装はフットボール用のストッキング、同・短パン、タートルネックセータの上にマンチェ(Manchester United)の白いシャツを重ねている。
今日はチャリティマッチなので中立チームのシャツというわけだ。
背番号は「11」、ネームは「BEST」とプリントしてある。
ベストイレブンという意味ではなく、かつてManchester Unitedの11番だったGeorge Bestに因んでいる。
さらにトレーニングスーツを着て、その上にN-3Bを着込んでいる。
完璧なるスペクテイタールック。

途中のコンビニエンスストアで昼食用のおにぎりを調達。
焼鮭(135円)、焼たらこ(128円)、かつおおかか(105円)、こんぶ(105円)。
避難所でろくに食べていない人たちがいるというのに四つも食うのか、お前は。

10時に現地到着。
入場門にすでに長蛇の列ができている。
思わず万博を思い出した。
いや、もちろんここは万博なのだが、思い出したのは1970年のことだ。
この列の群衆があの小さなスタジアムに収まるのか不安になったが……収まった。
後刻来る友の分を含めて席を三つ確保する。
三つ横並びで取りたかったので、すでに誰かが置いていった鞄を勝手に移動させた。

謎の団体PAGが座席を確保














やがて前座試合開始。
「GO! JAPAN!」と「SWERVES」と称するチームの対戦。
GO! JAPAN!はよしもとの芸人とガンバ大阪OBの混成。
OBは本並健治(よしもと)や木場昌雄(タイリーグから帰国)や小島宏美(引退)、森岡茂(FC大阪のプレイングマネジャー)、實好礼忠(現コーチ)、松波正信(同)など錚々たる面々。
SWERVESも芸能人と元プロや現役のフットサルプロの寄せ集め。
マラドーナそっくりの形態模写をする芸人がスタジアムを沸かせた。
こういう才能を備えた人たちを集めて、Jリーグ版ハーレム・グローブトロッターズ(Harlem Globetrotters)を組織してほしいものだ。
試合の結果は2-2。
GO! JAPAN!得点者はたむらけんじ、松波。
SWERVESは……覚えてまへん。

ガンバ大阪対ヴィッセル神戸戦は黙祷で始まった。
リーグ戦中断中の非公式戦であるため、ガンバには新布陣や新人をテストする絶好の機会ともなった。
#13キムスンヨンを右のサイドバックに、#18川西翔太を最前線に採用。
川西は得点チャンスを何度もつぶして、イグノと交代。
一方、相変わらず期待を裏切り続ける左サイドバックの下平匠は#15藤春廣輝と交代。
いずれもベンチに戻った直後に西野監督から厳しい叱咤を受けるのが見えた。
怪我から復帰したばかりの明神が負傷して#25横谷繁と交代したのが心配の種だ。
宮城県出身の#8佐々木勇人がガンバの先制ゴール。
福島県出身の#21茂木弘人が#27都倉賢をアシストしてヴィッセルは2点目を取る。
結果は2-2の引き分け。
試合終了後は両チームでフィールドを一周し、被災地応援のためのメッセージバナーを掲げた。














主催者筋から、入場料収益およびグッズと食品販売の収益から5,000万円を寄付できると聞いた。
また日本万国博覧会記念機構は、通常の試合開催時に発生するスタジアム使用料の700万円を無料にしたそうだ。
隣に座って観戦したマイミクのピュアさんの会社では、50万個の支援物資の提供を政府に申し出て受理されたのだが、被災地からの要請がないという理由で2週間近くも倉庫に放置されることになった。
結局、被災地への物資支援の調整を政府はできなくて、提供者自身が行うように依頼されたそうだ。

再びMTBにまたがって帰る。
花粉症対策でマスクをしているため、呼吸するのが困難だ。
防寒対策で着たN-3Bは自転車で走るには暑すぎて、帰宅する頃には汗びっしょりとなった。
帰宅してすぐ、汗に濡れたユニフォーム類を洗濯。
19:00からTVで「FNS音楽特別番組 上を向いて歩こう」を観る。

上を向いて歩こう、涙がこぼれないように。

2011/03/24

北摂を巡る旅

郵便配達のアルバイトもあと6回の「出撃」で終了する。
本日は休みをもらってあり、所用により外出。

千里中央の郵便局まで歩く。
本日支給された給料を、端数をのぞいてすべて引き出す。
09:16千里中央発のモノレイルに乗車、摂津市へ(360円)。
ポリテクセンター関西にて職業訓練への入校前オリエンテーションを受ける。
制服となる作業用ブルゾンと帽子のサイズ合わせあり。
お仕着せのものは(÷E)。
つまりかっこ悪いと言いたいわけで……
正午すぎに終了。

12:21摂津市発のモノレイルに乗車、千里中央を通り越して蛍池へ(450円)。
少路駅までの高架から、我が配達エリアの如意谷を一望することができた。
阪急電鉄宝塚線に乗り換えて池田へ(150円)。
駅の改札口を出てすぐのところにある宝塚ホテルのショップでハードドーナツを3個購入(315円)。
万博記念競技場の美味G(おいじい)横丁で買うよりも消費税分だけ高い。
駅前の銀行で、ゆうちょ銀行で下ろしたお金のほとんどを入金。
栄町商店街にあるコーヒーショップで昼食。
店頭で販売している自家製のパンを店内に持ち込んで食べることができる。
ミックスサンドイッチ1セット(400円)と菓子パン2個(計200円)を選んで入店。
サンドイッチのパンの耳を切りましょうかと言われたがとんでもない、と断わる。
天然果汁であることを確認してからオレンジジュース(300円)を注文。
ここはコーヒー屋とあって紅茶のメニューは皆無だ。
締めて900円、自分としてはかなり贅沢なランチとなった。

職安へ行き、我が担当のM氏と面談。
担当が決まっているわけではなくて、こちらが毎回彼を指名する。
職業訓練を受ける間の生活支援金を受給する手続きをしてもらう。
求職者にとってありがたい制度だが、雇用問題を解決しないと国の財源が枯渇する。
ただでさえ困難な時期に大災害に追い討ちをかけられたわけだ。
(天が我われに伝えたいことや何かある)

ふたたび阪急電車に乗って帰る。
「石橋」で箕面線に乗り換えて「牧落」で下車(180円)。
駅から箕面市役所の別館まで歩いて行く。
ここにある労働金庫のATMを使い、借金の2か月分を返済。
去年の夏、基金訓練を受けていた時に借りた金を36か月かけて返すことになっている。
歩いて帰宅。
風呂の残り湯をポンプで汲み上げて洗濯2ラウンド。
TVをつけ、Grace Kellyに魅了されつつ『裏窓』(原題:Rear Window、Alfred Hitchcock作品、1954年)を途中から最後まで観る。
 

2011/03/21

避難所にあればいいと思うもの

他の人がとっくに思いついているかもしれないけれど、いちおう書いておこう。

SANYOの充電式ニッケル水素電池eneloop。
eneloopに太陽光で充電するソーラー充電器。
そして、同じくeneloopの製品で、
充電式カイロ、
充電式ポータブルウォーマー、
充電式ひざ掛け、
充電式ウエストウォーマー、
充電式ネックウォーマー。
避難所生活をしている人に最適やないですか。

http://jp.sanyo.com/eneloop/lineup/index.html
 

被災した人たちに贈る歌

他の人が歌ったものだけど、こういうことを伝えたい。



 

2011/03/20

【J特】リーグ再開の時期

リーグ最下位、なんと縁起の悪い。
リーグ再開と打ちたかったのだ。
東北で起こった大地震の影響でJリーグは第2節以降を開催できずにいる。
いっそのこと半年間休止したらどうか。
9月に再開し、正月をまたいで5月に終了すれば、欧州の主要リーグと同じカレンダーになる。
彼らの都合に合わせて移籍が発生し、Jリーグのシーズン途中で有力選手を失う心配がなくなる。
炎天下でプレイする必要がなくなる。
(2010年はワールドカップが開催されたため、夏期はリーグが中断された)
プロ野球との間で、観客やメディアの奪い合いをしなくてもすむ。
それに、もともとフットボールは寒い時期のスポーツだ。
 

2011/03/19

【J特】震災チャリティマッチ

3月27日日曜日に、ガンバ大阪対ヴィッセル神戸が万博記念競技場で対戦する。
スタンドは全てが自由席となり、一律2,000円の入場料収益の全額が義援金として寄付される。
以上のことを、いつもリーグ戦をともに観に行っている友人たちに配信したのだが、誰も反応してこない。

震災などおかまいなしにM市には大量の郵便物が送られてくる。
いつものように朝礼で集配課の課長が社員を罵倒し、その課長を支店長が罵倒して一日が始まる。
仕事は楽しいものぢゃない、と支店長は断言した。
(ええっ、うそぉ)
豊中の郵便局でのアルバイトがけっこう楽しかったので応募したのだが、所変わればムードも変わる。
この支店で働くのは無愛想で利己的で、かわいそうな人たちだ。

超勤(残業)を断わり、自転車で帰る。
途中のローソンでチャリティマッチのチケットを買う。
金に余裕がないので自分の分だけだ。
たとえ都合が悪くなって行けなくなっても、義援金を寄付したことにはなる。
チャリティマッチのキックオフは13:00。
ぜひ万博へ行こう。
 

2011/03/09

ハ・メ・マ……

郵便配達のバイトは本日お休み。
予約してあった歯科医院へ。
歯医者通いは少年の頃からの習慣のようなものだ。
歯並びが悪く、虫歯ができやすい。
治療後、半年経過すると検診してくれる。
検診する度に新しい患部が見つかって、また新たな治療が始まる。
加齢により歯、眼、下半身の一点の順に弱ってくるそうだ。

診察台にディスプレイが装備されていて、ペンシル状のデジタルカメラで撮影した画像をその場で見せてくれる。
歯の隙き間に虫歯ができている。
以前の治療跡の直近だ。
詰めてある金属は相当古いもので、有害な物質が溶け出すことがあるため、現在ではもう使われていないそうだ。
金属を取り除き、虫歯も削って、最新のプラスチックを詰めるという。
キョクマ(局部麻酔)を打ってもらう。
M医師が麻酔を使うということは、相当に痛い治療だということだ。

削った後の状態を、画像で見せてもらった。
海水に浸食されて穴のあいた岩のようになっている。
どうすればこんな穴を削ることができるのか。
最新のドリルは、虫歯になった部分だけを感知して削ることができるようになっている。
歯の健康な部分に先端があたると、回転が制御される。
あいた穴に白いプラスチックを詰めてもらう。
一日で完了、まるで新品の歯だ。
歯科医療の進化が早い。
 

2011/03/06

【J特】2011シーズン開幕

万博記念球技場のホームスタンド












クルバノルド
















3月5日土曜日、Jリーグの2011年シーズン開幕。

万博メモリアルスタジアムに来るのはすでに二度目、ガンバ大阪の今季は四日前のACL戦から始まった。
オーストラリアのメルボルン・ヴィクトリーを迎えてのグループステージ第1節は夜間試合、5-1で勝つ。
得点者:武井、アドリアーノ(P)、イグノ、二川、キムスンヨン

今日は「大阪ダービー」だ。
セレッソからレンタル移籍したアドリアーノとガンバからレンタルしている倉田秋が点を取り合う。
選手がチームを裏切ったのではなく、チームが選手を売ったのだから、ブーイングを浴びせるのは気の毒だ。
遠藤がミドルシュートを決めて、前半に得意のペナルティキックをキムジンヒョンに阻止されたのを帳消し。
2-1でガンバが勝った。
センターバックの金正也と山口智の組み合わせは、中澤と高木より安定感あり。
左サイドバックの下平はアシスト1を記録するも、守りが非常に危なっかしい。

帰宅して、TVで柏レイソル対清水エスパルス戦を観る。
3-0。
Jリーグの1部に上がってきた柏レイソルは、ユニフォームのサプライヤーをアンブロからヨネックスに変更した。
柏の黄色いシャツと黒いパンツ姿は、10人の審判がフィールドを駆け回っているように見えてしかたがないが、これは日立の伝統色だ。
大阪の社会人リーグ5部で対戦した日立の「五軍」も黄色の勝負シャツで我がチームを圧倒した。

清水エスパルスは選手を大量に入れ替え。
監督も長谷川健太から、前イラン代表監督だったゴトビ(Ghotbi)に交替。
ゴトビと聞いて早野宏史が黙ってはいまい。
小野伸二は背番号を30から18に変更。
なぜ10番ではないのかと思ったが、小林大悟に先に獲られた模様。
ただし小林は試合に出場していない。
韓国から戻った高原は馴染みの番号19をつけて、途中出場した。
 

2011/02/12

【J特】橋本英郎選手送還

ガンバ大阪はグァムにてトレーニングキャンプ中。
2月10日に柏レイソル軍相手の練習試合が行なわれた。

この試合で#27橋本英郎選手が負傷して途中退場〜交代。
グァムの病院で検査の結果、右膝靭帯損傷の疑いがあるということで、本国送還となった。
昨季とは反対側の膝を傷めたことになる。
チームにとっても痛い怪我だ。

はっシャン(通常は「ハッしー」だが、偏固ジャーナルではこう呼ぶ)の膝の無事を祈る。
 

いま興味のある自転車

MTBの改造を一生懸命やっていたはずなのに……
違うタイプの自転車に気をひかれた。

仰向けに寝そべって操縦する「リカンベント」は、首を立てておかなければならないのが負担だが、S17は腰かけたまま操縦ができる。
これを「セミリカンベント」と呼ぶらしい。
楽チンの様子である。



2011/02/11

郵便配達ふたたび

使わなくなったリアディレイラー。売れるかいな?















マンション管理会社への就職の道は断たれた。
ジャーナル書きも低調だ。
職安から別の業界の求人の紹介を受ける。
別といっても既知の分野だ。
それは1年間の請負契約の編集ライターの仕事で、自身のスキルは充分にあると思って応募したのだが、書類選考の段階で不採用となった。
電話で通知されるのみで、履歴書・職務経歴書は返却されない。
思いあまって、郵便局のアルバイトにまたまた応募した。
昨年末に採用されたのとは違う局だが、自宅からはそう遠くない。
経験がものを言って?採用された。
連休の明ける月曜日から勤務する。
天気予報は雪。

「売り食い」の準備もしている。
使わなくなった自転車のパーツをきれいに掃除して、撮影する。
梱包して重量を測り、セールス文を書く。
画像とテキストをネットオークションにアップして、買い手がついたら幸いだ。
倉庫然とした自室の片付けにもなる。

期待していたFinePix X100がついに発売された。
128,000円、一眼レフより高いぢゃないか!

『アンジェラの灰』(フランク・マコート著/新潮文庫)読了。
アメリカへのアイルランド移民が多い理由がわかる。
満足度……☆☆☆
続編の『アンジェラの祈り』(フランク・マコート著/新潮クレスト・ブックス)を図書館から借り出した。
開架で見かけた『オーウェン』(マイクル・オーウェン著/東本貢司訳/PHP)も借り、先に読む。
LiverpoolからReal Madridに移籍して暇になったオーウェンの自叙伝。
自慢話オンパレード。
満足度……☆★★

『大聖堂』のTVドラマシリーズ始まる。
原作はKen Follettの同名小説(原題:The Pillars of the Earth)。
タイトルロールのグラフィックスが秀逸。
期待度……☆☆☆

録画してあった『愛と哀しみの果て』(原題:Out Of Africa、Sydney Pollack作品、1985年)を観る。
同年のアカデミー賞7部門受賞作品。
166分と知って腰が引けたが、ストーリーはスムーズに運ばれていく。
結末を覚えていたので、既に観たものだと思うのだが、その他の詳細をまるで覚えておらず、初見同様だった。
邦題は『遥かなるアフリカ』か『アフリカ物語』としたいところだ。
満足度……☆☆☆

2011/02/03

ゴールの瞬間

アジアカップの決勝戦。
左サイドを縦に攻め上がった長友佑都からのセンタリングをボレーでゴールに蹴り込んだ瞬間の興奮を、李忠成は忘れることができないだろう。
あれは、体験した者にしかわからない。
この二日後、長友は移籍金400万€でチェゼーナからインテル・ミラノに売られることになる。

『アンジェラの灰』(フランク・マコート著/新潮文庫)を読んでいる。
著者の悲惨な自伝は、1997年度のピュリッツァー賞を受けた。
その中にもゴールの瞬間の描写がある。

 ビリーがタッチラインに立ち、頭の上にボールをかかげる。
 マラキのほうに投げる振りをして、ぼくに投げる。
 ボールが飛んでくる。
 世界中がこのボールになったみたいに飛んでくる。
 まっすぐにぼくの足元に転がり、
 ぼくはただ左に振り向いて、ゴールに蹴り込めばいい。
 頭の中が真っ白になって、ぼくは天国にのぼった気持ちになる。

この感覚である。
アドレナリンが矢のように放たれて、自分も空を飛んでいけるのではないかという気分になる。
狂ったように喜んでいる姿は、たんなるパフォーマンスではないのだ。

『真珠の耳飾りの少女』(原題:Girl With A Pearl Earring、Peter Webber作品、2003年)をTVで観る。
フェルメールが『青いターバンの少女』を描いた経緯を映画にしたものだ。
イヤリングが単数扱いであることには、ちゃんとした意味がある。
満足度……★★★

『砲艦サンパブロ』(原題:The Sand Pebbles、Robert Wise作品、1966年)を観る。
主演のSteve McQueenが乗務する軍艦の名前San PabloとSand Pebblesが韻を踏んでいる。
辞書によればsand(砂)は不毛や不安定の象徴、pebble(小石)は裁きの象徴とある。
3時間に及ぶ大作の中ごろには、観客のための休憩時間(intermission)が用意されている。
一度は観ているはずだが、忘れている部分が多い。
満足度……☆☆★

『砲艦……』より前に『突撃隊』(原題:Hell Is For Heroes、Donald Siegel作品、1961年)を観た。
McQueenが出世作『荒野の七人』より後に撮った作品。
James Coburnも共演している。
満足度……★★★

『ギルバート・グレイプ』(原題:What's Eating Gilbert Grape、Lasse Hallstrom作品、1993年)を観る。
Gilbertの知的障害をもつ弟を演じたLeonardo DiCaprioがアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。
これも以前観ている作品。
満足度……☆☆★
 

2011/01/31

【J特】宇佐美選手の背番号

ガンバ大阪、新体制で結団式。
午後から勝尾寺に戦勝祈願に出かけるのだろう(予想)。

宇佐美選手の背番号が「11」に変わった。
ペドロがあちらこちらのチームへレンタル移籍していて空き番号になっていたからね……
そろそろ自動車の運転免許がとれる宇佐美選手は、すでに車を購入しているのだが、ナンバープレートは「・・33」にしたそうだ。
どうするん?
 

2011/01/25

先週のことごと

 
自転車の改造はとどまるところを知らない。
1999年に購入したMTBは当時24段変速(前3×後8速)だったが、前3段のうちミドルのギアしか使っていなかったことから、いっそ8段変速に改造すれば前2枚のギアとフロントディレイラーを取り外して軽量化できると思いついた。


Before














前3段のギアをクランクとセットで交換し、改造は完了。
ただし、この後チェーンの脱落が頻発するようになった。
3速あたりでスピードアップして、さらにシフトアップするとチェーンラインが横ぶれして、必ず外側に落ちてしまう。
いつも世話になっている自転車屋に持ち込んで、チェーンとディレイラーのテンションを調整してもらったが改善せず。
ギア板の外側にガードを付設すれば解決する。
そのためには現在のギアを内側に移設しなければならないが、フレームが干渉するためにできない。
しかたなく、外したクランクセットを付け直すことにした。
少しでも軽くするためにインナーのギアは取り外して、2枚構成とする。
フロントのディレイラーは復活させないので、アウターのギアにはチェーンがかかることはなく、たんにガードとして働く。

木曜日。
試運転を兼ねて、江坂まで走る。
シフトアップする際にチェーンが暴れてガードを叩く音がするが、脱落はなくなった。
途中の緑地公園で撮影。


After














同年代の女性に、いい自転車ですねと声をかけられたが、本人はまだ不満なのだ。
10年以上乗っていると答えて驚かれる。
移動して古書店「天牛」を素見す。
近くのマクドナルドで軽食。

さらに移動して東急ハンズを素見す。
実は隣の画材店「カワチ」で絵の具を物色するつもりだったのだが、十日前に閉店したとシャッターに告知のビラが貼ってあった。
カワチよ、お前もか。

金曜日。
マンション管理業務主任者資格試験の合否発表があった。
不合格だった。
三か月学校に通って勉強したことを無駄にしてしまった。
その間生活費の補助をしてくれた国や応援してくれた人たちに申し訳ない思いがする。
報いのない日が、また続く。

土曜日。
気持ちを奮い立たせて、MTBで万博記念公園まで走る。
途中、モノレイルの車庫で写真撮影。

背景には太陽の塔が見える














ホテル阪急エキスポパークにてガンバ大阪サポータミーティングに参加。
セルティックサポーターの歌う「You'll Never Walk Alone」を流して、ガンバ大阪も同様の賛歌を作りたいと金森社長が力説、強く同意する。
小椋佳か谷村新司に作曲してもらいたいという意見には反対。
頼んで作ってもらった曲をサポーターが気に入らなければ、今ある賛歌の二の舞いとなる。
既存の曲を使ってもらいたい。

準優勝(賞金1億円)の記念シャーレを触らせてもらって、帰る。



























1億円の価値がある準優勝シャーレ
 

2011/01/16

不作法な道具

昨年末に買った『スカーペッタ 核心』(パトリシア・コーンウェル著/講談社文庫)がなかなか読み終えられないでいる。
下巻のp.158よりの引用。
「マンハッタンの灯りが地平線をほのかに輝かせ、痔(ぢ?)を思わせる紫がかった青に染めている。」
しまった、痣(あざ)を読み違えた……
同じくp.208。
「ツイッターやチャットやブログで時間を無駄にして、中味のないことを誰に聞かせるでもなくしゃべり続けている人たち」
耳が痛い、いや目が?
p.355。
「携帯電話が嫌いだったの。不作法な道具だからって言って。」
これには強く同意するわけである。
あと20ページで読み終わるというのにブログ書く。

その他、本を読む時間はフットボールや相撲をTVで観戦するのにとられている。
イングランド・プレミアリーグは中盤戦に入ってまったく勝てなくなったChelseaの試合を主に放送している感がある。

第21節Chelsea対Aston Villa戦の録画を観る。
3-3。
ただの引き分けではない。
後半の45分が終了する直前に得点して3-2として、その後の追加時間帯で1点取り返された。

同22節Wolverhampton Wanderers対Chelsea戦の録画を観る。
Wolverhamptonはその頭をとって通称Wolves(狼)、ChelseaはBlues(青いユニフォーム)。
1-0。
最下位のチームにさえ負ける。

AFCアジアカップを観る。
決勝トーナメントにいたるリーグ戦のことを、正式にはどう呼ぶのか。
予選リーグか、グループリーグか、一次リーグか。
アジアカップの出場権を得るために戦う予選があったので、予選リーグと呼ぶと混同してしまう。
グループリーグのB組と呼ぶと、グループと組が重複するので、一次リーグと呼ぶことにする。

一次リーグA組、中国対カタール戦の録画を観る。
0-2。
名将Bruno Metsu(ブルーノ・メツと表記)の采配が見事。
フランス人で、近年にイスラム教徒となった人だ。

同・C組、オーストラリア対韓国戦の録画を観る。
緑の芝に赤(韓)と黄(豪)のシャツが映えて美しい。
1-1。
しぶとい奴ら同士の戦いだ。
日本はどちらの相手にもなりたくない。
特にオーストラリアは、なぜAFC所属に「改宗」したのか。
 

2011/01/14

青→黒

青黒といえばガンバ大阪を連想する。
安田理大をオランダ移籍で失ってDFがさらに手薄になった。
この穴を下平匠では埋められない。
攻撃陣ではペドロ・ジュニオール(FC東京に期限付き移籍)、ルーカス、ゼ・カルロス、ドド(契約を更新せず退団)らのブラジル人すべてとチョ・ジェジン(同)がいなくなった。
代わりにキム・スンヨン(2008年五輪代表)とアドリアーノ(元日付けでセレッソ大阪との契約満了)で補強するが、戦力は明らかにマイナスだ。

また、青とは青島、黒とは黒田を表わす。
『踊る大捜査線』で青島俊作を演じた織田裕二が映画『アマルフィ 女神の報酬』(西谷弘作品、2009年)に出演する際、青島のキャラクターから脱するために黒田の名を配したという。
邦人に対するテロリズムの対策を主任務とする外交官黒田康作は、まるでジェイムズ・ボンドのようだ。
シリーズ展開すればいいのにと思っていたら、TVシリーズとして帰ってきた。
それが『外交官黒田康作』(フジテレビから木曜日夜に放映中)だ。
2時間に枠を拡大して放送された初回を観て、その後放送されたアジアカップの大事な試合を見逃がした。
予選あらためグループリーグの2回戦、B組のシリア対日本。
1-2。
結果を知りたいのではなく、経過を観たかった。
 

2011/01/13

茜は朝焼けの色

時代考証がなっていない、と母が嘆いた。
佐伯泰英の時代小説に「南高梅」が出てくるというのだ。
南高(なんこう)とは、この品種の調査に尽力のあった和歌山県の南部高校の名に因んでいる。
何をか言わんや。

『あかね空』(浜本正機作品、2006年)をTVで観る。
苦労人山本一力が直木賞を受賞した原作を、私は読んでいない。
映画の主演は内野聖陽(うちの・まさあき)と中谷美紀。
内野が一人で二役演じている、ということ自体が本作の伏線となっている。
小説ではこういうことはできず、映画ならではの演出だ。
例によって、これから本作を観る人のために、詳しいことは書かない。
「あかね空」が、明るい未来を象徴する朝焼けの色だということだけを記しておこう。

『あかね空』ではほろりとさせられるが『永遠の0(ゼロ)』(百田尚樹著/講談社文庫)の比ではない。
ゼロ戦の特攻で亡くなった祖父の戦友へのインタビューで大部分を綴るこの作品が、大きな転換を見せるのが第11章の終わりごろだ。
巻末の解説を担当した俳優の児玉清は、こらえきれずに号泣したと書いている。
メディアでよく「号泣」という言葉を見聞きするが、ちょっと涙を流したぐらいのことをそのように表現するのは明らかに間違いだ。
号泣とは、声をあげて泣くことをいう。

AFCアジアカップ2011年カタール大会続行。
予選リーグ、グループBの1回戦サウジアラビア対シリアの録画を観る。
1-2。
筆頭優勝候補が早くも敗れた。

同・グループDの1回戦、イラク対イランの録画を観る。
イ・イ戦争のフットボール版。
このグループには北朝鮮も入っており、DはDangerousの頭文字だ。
結果は1-2。
ディフェンディング・チャンピオンが早くも敗れた。
 

2011/01/12

燻製の雑煮

AFCアジアカップ・カタール大会開幕。
カタールといえばドーハ、ドーハといえば日本代表涙の引き分け試合だ。
対戦相手イラクのショート・コーナーキックから日本が失点するまでの映像を今まで何度観たことだろう。
日本の選手は力を出し切ってしまい、俊敏に動くことができないでいる。
GKの松永成立は相手選手のヘディングシュートに飛びつくことができず、ただ見送っているだけだ。
フィールドにへたり込んでしまったラモス瑠偉の唇を読むと「神様」と言っていたのがわかる。
ワールドカップへの出場権を取り逃がしてしまって国中が落胆したのだが、私は試合が終わって選手同士がお互いの健闘を称える姿が見られなかったことに落胆した。

今や昔。
日本はすでにワールドカップでベスト16に入る強いチームに成長した。
イタリアから名監督を輸入して、攻撃的カルチョでアジアカップ獲得に挑んでいる。
日本対ヨルダン戦を観た。
1-1の寒い試合。
韓国対バーレイン戦も観た。
2-1。
強豪韓国も、そう簡単に勝たせてはもらえない。
侮るべからず、アジアンフットボール。













昨年のクリスマス当日にマイミクのピュアさんから鮭の燻製をいただいた。
燻製と名のつくものはチーズ、ハム、牡蠣など好きなものが多い。
牡蠣の燻製は缶詰で売られている。
見た目は醜悪だが、バターを塗ったトーストに載せて食べると旨い。
ただし鮭の燻製はどう見ても酒つま(酒のつまみ)で、ご飯のおかずには向かない。
しばらく冷凍庫に放置してあったのだが、料理することにした。

とりあえず解凍して単体で試食する。
予想以上に旨い。
これをサイコロ状にぶつ切り。
鍋に湯を沸かす。
冷蔵庫に残っていたにんじん半本を半月形に切って投入。
市場で買ってきた「きんぴらこんにゃく」を投入。
あらかじめうどん状に加工されている。
さらに厚揚げを短冊状にスライスしてから投入。
そして鮭の燻製を投入。
煮立ててから合わせ味噌で味付け。
味噌は安物の「だし入り」。

田舎風鮭の燻製雑煮のでき上がり。
立派にご飯のおかずとなった。
偏固ジャーナルでは珍しい「食」に関する記事。
 

2011/01/09

偏固じじい

前輪サスペンションがなくなってシンプルに
























年末近くになって、お前の住所を教えてくれろといってくる人がいる。
その年の年賀状を見てくれたらわかるやろうに、さてはさっさと捨ててしまうのか。
自分は最低でも1年間は、専用のファイルホルダに入れて保存している。
いや実のところ30年以上、いただいた年賀状を捨てたことはないので、ホルダは30冊ぐらいたまっている。
途中まで自作の年賀状は保存していなかったのだが、1986年以降は見本として1枚をとっておくことにした。
以下はそのコレクション。

A Happy New Year.
http://www.taqueda.com/happynewyear/

さて、先ほどのような失礼な輩には住所を教えないことにしている。
偏固じじいだからね。

借り物のクロスバイクで走りたくなって、寒風をついて箕面マーケットパークまで行く。
専用の駐車場で、トレイのレールにバイクを載せようと準備していたら、後から来た女が邪魔をした。
ちょっと強く抗議したら謝罪してくれたのだが、逃げるように駐車場を去っていってしまった。

SPORTS DEPOの店内を歩いて流す。
新しいスニーカーが欲しいけれど、いいものがない。
自転車のコーナーでペダルとツールボトルをチェックするが、収穫なし。
100円均一のショップに移動して、ボトルの代わりにできるものを探すが、なし。
イオン(元のカルフール)に移動、ここでも収穫はなし。

バイクに乗ってホームセンターのコーナンへ移動。
シフトのフィーリングが心地よいが、細いタイヤは乗り心地が悪く、長時間走るのはつらい。
顔なじみの移動パン屋氏に新年の挨拶。
さっそく焼きカレーパンとスウィートポテトパイを買う。
店に入ってCRC-556のミニ缶と、2リットル入りのポリタンクを購入。
灯油のコーナーに行き、ポリタンクに1リットルだけ入れてもらう。
偏固じじいはこれで自転車のチェーンを洗う。

帰宅。
ダイワサイクルからフォーク交換完了の留守電メッセージが入っていた。
空腹をカレーパンとパイでおさめて、再びクロスバイクにまたがる。
店に着き、すぐに試乗する。
近くの路上でサッカーをしている小学生がバイクの前に飛び出した。
フルブレーキで辛うじて事故を免れたが、当の子どもたちは知らぬ顔だ。
一言謝ったらどうだと大きな声で言うと、すみませんと小さな声が返った。
店に帰り、世話になった店員に礼を言う。
取り外したフォーク(サスペンション付き)を箱詰めしてもらう。
それをデイパックに差し込んで、半分ほどはみ出した状態のまま背負い、自転車に乗って帰宅。

偏固じじいのありふれた?一日。

2011/01/08

新しい自転車

取り外したハンガー。曲がっているようには見えないが……












 
 

しょっちゅうお世話になっている「ダイワサイクル」さんで、ディレイラーハンガーが曲がってますよと言われ、千里中央の自転車用駐車場でバイクに「暴行」を受けたことを思い出した。
この分厚い金属製のハンガーが曲がるほどの力だったのだ。

ディレイラーハンガーは文字通り、フレームの先端でリアホイールのシャフトがおさまる穴の位置に取り付けられて、リアディレイラーをぶら下げておく部品だ。
普通の自転車屋には置いていない。
私のアメ車は「SPECIALIZED(スペシャライズド)」というのだが、これの正規ディーラーでのみ扱われている。
ウェブで、豊中市にあるディーラーを見つけ、アルバイトの帰りに寄って注文した。
ハンガーの形は車種ごとに異なるそうだ。
しかも10年前の車種なのだが、在庫があり、年明け早々に入荷した。

ハンガーの装着はダイワサイクルでやってもらった。
自転車用のねじ回しだけで簡単に交換ができる。
店の外の道路で試乗した。
店に戻り、店員に「何やこれは!」と大きな声で言う。
さっきまで乗っていたのとは違う、あまりにも快適な踏み心地だった。
肉眼で見て曲がっているかどうかもわからない小さな部品一つを交換しただけで「新車」になった感じ。

さらに今、フォークを交換しようとしている。
現在のものはサスペンションがついていて、公園の階段を乗車したまま走り下りる時などに威力を発揮する。
しかし重い。
ブレーキをショートアームカンチに変更した結果、制動も効かない。
そこで固定式のパイプのみのフォークへの交換をダイワサイクルに依頼した。
車ごとしばらく店に預けなければならないのだが、親切な店員が彼自身のバイクを代車として貸してくれることになった。
台湾の巨人バイクメーカー、GIANT製の「ESCAPE R3.1」というクロスバイクだ。
平地専用のギアが装備されており、タイヤ幅も非常に狭い。
アップダウンの多い郊外には不向き、つまり私には不向きのバイクだが、軽い。
そして、プロの手で整備されているので各部の動きがスムーズで心地よい。
名前がGIANTでなければ、セカンドバイクにはいいかも。
(byアンチジャイアンツ)


2011/01/07

小人閑居して

配達に出かける必要がなくなったので朝寝坊。
そういえばアルバイト仲間だった求職中の若造くんは、朝刊の配達をすませてから郵便局に出勤してくるという猛者だった。
私は、寒いので布団から出られず、枕元に置いてある『スカーペッタ 核心』(パトリシア・コーンウェル著/講談社文庫)を切りのいいところまで読む。
いつの頃からかスカーペッタの一人称記述が三人称に変わり、文章が冗長になった。

布団をかぶったまま俯せに寝返り、膝を引き寄せて手を前に突き、手首のストレッチ。
カウント30ぐらい行なう。
次に膝を真っすぐに伸ばして尻を浮かし、四つん這いになって膝裏のストレッチを行なう。
これもカウント30。
そして股を開き、相撲の四股を踏むような体勢になって、ハムストリング(太もも裏)をカウント30ぐらいの間、ストレッチする。
これでやっと布団を出られる。

虚礼を排して賀状はやめようかと思っていたのだが、郵便局の片棒を担ぐはめになり、今年分も作ってしまった。
しかも、例年より早くデザインが仕上がって印刷もでき、投函せずに直接局の担当者に手渡したので、きっと元日に配達されたことだろう。
元日に書き始めることもあるので、差は大きい。

たまったフットボールの試合の録画をどんどん消化している。
放送されるものをその場で観ることもある。
イングランド・プレミアリーグ第22節、Manchester United対Stoke City戦の放送を観る。
2-1。
ホームでは必ず勝つところが偉い!

同上・第20節、Wigan Athletic対Arsenal戦の録画を観る。
前半の途中まで観て、元日に実家で前半だけ観た試合と判る。
判るのがあまりにも遅い。
2-2。
Arsenalの勝ち試合だったのに追いつかれた。

同上・第21節、West Bromwich Albion対Manchester United戦の録画を22節から遡って観る。
1-2。
Man. U. が今季アウェイで勝った2試合目だ。

映画『墨攻』(洋題:A Battle Of Wits、張之亮(Jacob Cheung)作品、2006年)をTVで観る。
カルチョの思想「カテナチオ」と同様に守るのが主コンセプトの墨家がカウンターアタックを講じる「墨攻」は日本人作家酒見賢一の創作だ。
城に閉じこもる梁王を警護する近衛兵の隊長・逸悦を演じるのは范冰冰(Fan Bing Bing、カタカナ表記はファン・ビンビン)。
日本の烏龍茶のCFに出演している行儀の悪い女と同一人物だ。

『アビエイター』(原題:The Aviator、Martin Scorsese作品、2004年)を観る。
超弩級の偉人伝。
Howard Robard Hughes, Jr.(ハワード・ヒューズ)を描いている。
偏固ジャーナルは粗筋さえ書かないが、実話の部分ならいいだろう。
狂ったように潔癖で、考えもつかないほど金持ちで、おそろしく弁が立つ。
Katharine Hepburnと同棲し、別れた後もAva Gardnerと親密な交際をする。
有名な映画女優だからといってなんら臆することがない。
KatharineはSpencer Tracyと不倫の恋に落ちてHowardは振られるのだが、不倫の現場写真を雑誌記者から買い取ってKatharineをスキャンダルから救うという「侠気」を発揮する。
ライバルのパンアメリカン航空社長に陥れられて上院の公聴会で尋問を受けることになったHowardが、相手のBrewster上院議員を逆に論破してしまうシーンでは溜飲が下がる。
ずっと気になっているのだが、Scorseseはスコセッシか、スコシージか?

本稿を入力している間にTVの録画が始まった。
イタリア・セリエA第18節、Intelnazionale Milano対Napoli戦だ。
Intelはこの試合よりLeonardo(前AC Milan監督、元鹿島アントラーズ所属選手)が指揮を執る。
前半を終わった時点で2-1。
Napoliの監督Walter Mazzarri(ワルテル・マッツァーリと表記)は、Dustin Hoffmanとそっくりだ。
 

2011/01/02

祝宴と墓参

菩提寺の墓所から高津神社方向を望む















元日は実家に帰って、親族で祝宴。
といっても母と弟、その嫁を合わせて総勢4名だ。
前日のアルバイト終了後に豊中の駅前で購入した「千鳥饅頭」と、マイミクのピュアさんにいただいた半生(はんなま)の讃岐うどんを手土産にして、午後1時ごろ到着。
饅頭を供え、仏壇に手を合わせる。
弟夫婦は夕方にならないとやって来ない。

1時50分からTVで天皇杯全国サッカー選手権大会決勝戦を観る。
こちらへ来る前に自宅で観た72回大会の決勝戦の方がはるかに美しい。
当時対戦したのは読売ヴェルディと日産FC横浜マリノス。
チーム名が時代の古さを物語る。
この年の5月にJリーグが発足したのだ。
90回となる今年は鹿島アントラーズが2-1で清水エスパルスに勝った。

実家のケーブルTVでイングランド・プレミアリーグの試合を観る。
第20節Wigan Athletic対Arsenal戦の前半を観終わったところで開宴。
本日は土鍋で水炊き。
下茹でしておいた讃岐うどんも投入する。
抜群に旨い。
そして、うどんを食べたうえに雑炊である。
こんなに食べて大丈夫か……

翌朝。
10時に母と待ち合わせ、花を買って墓参りに出かける。
目的地は谷町9丁目。
地下鉄御堂筋線『なんば』駅で千日前線に乗り換えるのだが、車両トラブルがあって運行が停止されていた。
こういう時はあっさりあきらめるに限る。
下車したばかりの御堂筋線に乗ってUターン。
一駅手前の『心斎橋』駅まで戻って長堀鶴見緑地線に乗り換え。
『谷町6丁目』駅まで行って、またまた谷町線に乗り換え。
一駅分下って『谷町9丁目』に着いた。
目的地は同じなので、ぐるりと迂回乗車したものの超過料金は払わずにすんだ。

墓参りをすませ、墓所の裏にあたる高津神社へ初詣。
初詣客が例年よりかなり多いのに驚く。
賽銭箱の前に行列ができている。

ふたたび谷町線、長堀鶴見緑地線を乗り継ぎ、『長堀橋』駅で下車。
母と二人で地下街のクリスタ長堀を歩き、東急ハンズの真下から地上に出る。
独り暮らしの母は、自分の背中に湿布を貼るマジックハンドを求めていたのだが、売り切れ。
他の売り場を流す。
地下のゲーム売り場にて母はジグソーパズルを購入、絵柄はトトロ。
隣の自転車売り場にて私はタイヤチューブのバルブキャップ一組を購入。

二人とも空腹をおぼえ、地下街の洋食屋へ。
店頭の長い行列を見てあきらめ、斜向かいの豚カツ屋に入る。
ここも東アジア人の客でほぼ満員。
最も安い「一口ヒレカツ定食」を注文。
注意して食べないと、カツの衣で口の中をずたずたに切ってしまう。

地下街を『心斎橋』駅まで歩く。
御堂筋線の列車に乗って『千里中央』に帰り着いた。
ほぼ例年どおりの正月二日間。
 

2011/01/01

大晦日の解雇

歌舞伎役者の隈取りのような「卯」。実はBlackmoorという書体のqとp


新年あけましておめでとうございます。

昨年12月30日は氷雨、31日は吹雪に見舞われ、凍えながら郵便配達のアルバイトを終えた。
ヘルメット、防寒ジャケット、パンツ、IDカードを返却。
契約満了につき、お疲れさまの一言だけで解雇となった。

郵便配達は人から人へ手紙を届ける尊い仕事だが、報われることがあまりにも少ない。
ユーザからは蔑まれ、ぞんざいな扱いを受けることが多い。
自分もそんなユーザの一人だったが、考えを改めよう。

帰宅後はフットボールの試合をTVで観る。
イングランド・プレミアリーグ第19節、Manchester United対Sunderland戦の録画の前半を観たところで放送に切り替え、ワールドカップの決勝トーナメント1回戦日本対Paraguayを観る。
夏の感動が甦る。
続いてプレミアリーグ第20節、Birmingham対Manchester United戦を観る。
1-1で終了。
今季Man. U. は一試合も負けていないが、引き分けが多く勝ち点を増やせないでいる。

続けて録画試合を消化。
天皇杯全国サッカー選手権大会の準決勝第2試合、鹿島アントラーズ対FC東京戦を観る。
延長戦の終了間際に鹿島が得点して2-1。
元日の決勝戦は鹿島アントラーズ対清水エスパルスとなった。

ガンバ大阪が進出できず、残念。
今シーズンこのチームからはルーカス、チョ・ジェジン、安田理大が出て行く。
新たにブラジル人ストライカーを採用するらしいが、補強すべきは田中マルクス闘莉王並みのDFだろう。

というわけで……、アルバイトとフットボールで忙しくしていたおかげで年末の慌ただしい雰囲気を味わわずにすんだ。
 

2010/12/28

プチ忘年会

総勢6名のこぢんまりとした会合があった。
豊中から阪急の急行列車に乗って梅田へ。
マンション管理業務主任者資格の模擬試験以来、およそ6週間ぶりだ。
その間もそれ以前もまったく知らなかったのだが、阪急百貨店の改装と並行して、富国生命ビルも建て替えを行なったようだ。

よくモデルガンを眺めていた「ヤマモト」はどうなったか、その向かいのメンズショップ「ナカガワ」はまだあるのか。
待ち合わせの時間まで2時間半あるので、ホワイティ地下街の通りからビルに入って探ってみる。
ビルの入り口にあったフロアガイドをチェック。
ヤマモトもナカガワもなくなっているのがちょっとさびしい。
紅茶専門の喫茶店「カンテ・グランデ」が新たに出店している。
時間調整には最適、と入店。
「大きなカップのミルクティ」(550円)と「ゴータマ・ショコラ」(450円)を注文。
ゴータマ・ショコラとは、チョコレートケーキのことだ。

一服しながら『核心』(パトリシア・コーンウェル著/講談社文庫)を読んでいると、二つ隣のテーブルに大きなマスクをかけたベロキラプトルが、連れの男とやって来た。
顔を隠しているのに、一目見てトータス松本とわかる。
彼はデビューする前に中津のカンテ・グランデ本店でアルバイトをしていたのだ。
ウルフルズの『大阪ストラット』(大瀧詠一作詞・作曲)では、カンテのことも歌われている。
じろじろ見るのも失礼だし、サインをもらう趣味もないし、握手してくださいとも言えず、茶を飲み終わって黙って店を出た。

梅田新道にある『ウエムラサイクルパーツ』へ行く。
買いたいものがたくさんあって、我慢するのが大変。
しかし、携帯型のポンプを買ってしまう。
まだ時間があるので、地上伝いに富国生命ビルまで引き返し、さらに道を渡って阪急の『メンズ館』に入る。
ネクタイをチェック、買いたくなったものなし。
手袋をチェック、買いたくなったものなし。
帽子の専門店が新しくできている。
ツイードのハンチングキャップをずっと求めているのだが、この店にも望みの品はなし。
よかった、散財せずにすんで。

待ちをきった(待ち合わせた)のは曽根崎警察署前。
合流して太融寺近くのお好み焼き屋に入る。
メンバーは以前在籍していた会社のフットボール部のチームメイトだ。
合宿で同じ釜の飯を食った、気のおけない仲間。
体調を崩してしばらく会えずにいた間、心配をしてくれて、何度もEメイルで具合をたずねてくれた。
この人たちとまたボールを蹴りたい。
そう約して別れた。
どうぞ皆がよい年を迎えられますように。
 

2010/12/24

BicycleをRecycle

製作途上。ワイヤー類もチェーンも張られていない状態














クランクを別物に交換。あとはチェーンを張るだけ














完成したでごわす














同じ配達エリアを担当するアルバイト仲間のNも失業者だ。
自転車が必要だが新調する余裕はないと言う。
我が家には処分待ちの自転車部品が山ほどあるので、それらを集めて一台組み立てて、彼に超廉価で売ることにした。

4台の自転車から取り外した部品が見事に合体できるのは、それらが一定の規格に沿ったものだからだ。
例えばハンドルバーのパイプの直径は22.2mmで、そこに取り付けるシフトやブレーキレバーのクランプの内径は22.2mmになっている。
寄せ集めの部品の中に不足したものはハンドルバーを固定するステム。
これはネットオークションで求めた。
沖縄の人が出品していた19年前のステムを落札した。
298円から始まって、入札したのはたったの一人。
定形外郵便料金390円を加えて688円の出費となった。
グリップのみ、中古ではなく未使用の在庫品を使用した。

フレームにホイールを取り付けるところから始めて、その他の部品も一つずつ確実に組み上げていく。
このあたりの作業がプラモデル感覚で楽しい。
プラモデルを組み立た後は飾っておくしかないが、自転車は実際に乗って走ることができる。
そこがいいのである。
 

2010/12/17

マックイーンな気分

毎朝この棚に満杯の郵便物が毎夕空っぽになる















「好きだったのよあなた 胸の奥でずっと」
というサビの部分が好きな歌がある。
その作者を、今日まで知らずにいた。
歌の題名すら覚えていないのだが、荒井由実作詞・作曲の「まちぶせ」と知る。
さもありなん。

ガソリンを燃やして走る車は持つまいと心に誓った身だが、ここのところ毎日バイクを運転して大気を汚染している。
郵便局に午前9時出勤。
担当エリアの郵便物を配達順に並べ、住所と居住者が合致しているかの確認を行う。
それらの郵便物は、あらかじめOCRに2回読ませて並べてあるのだが、精度は100%をかなり下回る。
最終的には人間の目で判断しなければならないわけだ。
配達順に並べることを「道組み」と呼ぶ。
道組みが完成した郵便物は、定形と定形外に分けてプラスチック製の大きなかごに詰め込んでいく。
そのかごをキャリーカートに載せ、エレベータで地下駐車場に運び下ろす。
HONDA製の赤いカブのリアキャリアにはかごと同じ大きさの箱が取り付けられている。
その箱に、かごから郵便物を移し替える。
かごに入れたのとは逆順に箱に入れると、最初に配達するものが箱の上部にくる。
ここでしくじると、配達先で箱の中を再整理しなければならなくなる。

まずは定形外から郵便受けに投入していく。
大きすぎて郵便受けに入らないものはよけておく。
続けて定形の郵便物を投入する。
間違った場所に投入してしまう危険性は高く、これは「誤配」と呼ばれるが、人間が作業するかぎり絶対に撲滅できない。
非常に問題視されるが、たんに謝罪してすませるしかない。

よけておいた大きな郵便物は、玄関ドアまで配達する。
ベルは二度鳴らす。
運よく在宅の場合は手渡して帰ることができるが、不在の場合は客用の再配達依頼書を書き、玄関に投入する。

これを繰り返しながらバイクで移動する。
郵便物を満載したバイクはたいへん重く、バランスをとって走るのに苦労する。
「立ちごけ」を二度した。
止まった状態からバランスを崩し、その場で横倒しとなってしまうのだが、これを起こすのにはスーパーマン級の力が必要だ。
3週間やって、やっと慣れてきた。
どんどん配達するとバイクもどんどん軽くなり、帰り道では我が誓いをすっかり忘れて爆走しているのだが、このとき気分はマックイーンなのである。
 

2010/12/06

Mission completed

マイミクの数が減っていることに気付いた。
本の雑誌社・杉江氏。
予告なしにフェイドアウトできるmixiの仕様は、無礼だ。

日曜日、マンション管理業務主任者試験を受ける。
寝屋川の電気通信大学まで、モノレイルと京阪電車を乗り継いで行く。
きっと寒かろうと思い、膝掛けや座布団を持参した。
受験会場が寒かったのは昔の話。
汗をかくほど暑かった。

感触はよかった。
全国公開模試の結果も芳しくなく、その後の自己チェックも同様だったので、諦めのムードだったのだが、少し望みが出た。
ただし、昔から、感触はよかったのに成績はよくないということが多かった……
たんなる思い込みかも知れん。

とりあえずミッションが終了し、肩の荷を下ろす。
帰途は淀屋橋まで京阪電車に乗り、地下鉄に乗り換えて心斎橋へ。
とあるメンズブティックにてネクタイを1本注文。
この店は『本町』駅から歩いた方が近いのだが、心斎橋にあると主張したいらしい。
そういう訳で、帰りは『本町』駅まで御堂筋沿いを歩く。
駅上のエクセルシオール・カフェで休憩。
空腹だったので、照り焼きチキンサンドイッチをとり、熱いロイヤルミルクティを注文する。
確かに照り焼きと表示してあったが、実際はスモークト・チキンだった。
ま、この方が好きだけど。

再び地下鉄に乗って終点の千里中央へ。
思いついて、箕面のマーケットパーク・ヴィソラまでバスに乗る。
Right-onでウールのセーターを1枚購入。
紺色の丸首で、何の変哲もない。
本当は大好きなアーガイルチェックを買いたかったが似合わず断念。
SPORTS DEPOを素見す。
自転車売り場でシフトケーブルのアウターキャップを見つけて購入。
意外なところに意外なものがある。
ふたば書房にて『もしドラ』を購入。

箕面から自宅まで徒歩で帰還。
次の日からまた郵便配達をする。
 

2010/11/21

【J特】不可能になった

ガンバ大阪、埼玉で浦和に勝つ。
浦和には強い。
しかし、ガンバ大阪は優勝の可能性を残すどころか、名古屋が先に優勝してしまった。
おめでとう>名古屋

MVPはストイコビッチ監督がべた褒めした田中マルクス闘莉王だろう。
一方、闘莉王が抜けていなくなった浦和は、ポンテ放出、フィンケ監督退任(契約期間満了)で瓦解状態だ。
噂の通り、ロシアから松井大輔を呼び寄せるのか。
postman(次の監督)は、いったい誰か。
柱谷GMの構想は、いかに。

アジア競技大会の女子足球(フットボール)準決勝戦をTVで観る。
延長戦をした結果、日本が1-0で中国に勝った。
ベンチからの女声の応援が非常に姦しい。
準決勝のもう一試合は南北朝鮮の対決で、北朝鮮が勝った。
決勝戦は日本対北朝鮮、因縁の対決。

Jリーグ1部第31節、京都サンガ対大宮アルディージャ戦をTVで観る。
放送したのはKBS。
遠慮のないサンガ贔屓の実況中継だ。
試合結果は0-2。
京都は負けが徹底している。
チームが弱いのは強いリーダーがいなかったせいだと秋田監督が言ったそうだ。
名古屋とは、そこが違う。
 

郵便配達は二度ベルを鳴らす

久しぶりに仕事にありついた。
といってもそれはアルバイトの郵便配達だ。
しかも年末だけの短期なので、学生が冬休みに小遣いかせぎをするようなものだ。
時給930円。
焼け石に水だが、ないよりはましか。

というわけで「郵便配達は二度……」となる(笑)
これはアメリカの作家James M. Cainの、あまりにも有名な小説のタイトルだ。
原題も「The Postman Always Rings Twice」だが、本作に郵便配達は登場しない。
これもまた有名な話だ。
postmanを「後釜(あとがま)」と解する説が有力だ。
あとがまの男は玄関の呼び鈴をいつも二度鳴らすので彼が来たと判る、といった意味か。

アルバイトのことに話は戻る。
郵便会社の内部は犯罪の温床なので、短期のアルバイトといえども厳しい研修を受ける。
アルバイトに採用するから印鑑と運転免許証を持って早速明日から来いと電話連絡を受け、行ってみれば狭い部屋に15人ほど押し込まれて、いきなりの受講だった。
その後、配達用バイクの乗車テスト。
街をうるさく走っている、あの赤いカブだ。
クラッチはついていないが、ペダルを踏んで変速するタイプのバイクだ。
かれこれ40年は運転したことがない。
しかも郵便事業のための特製バイクは、非常に重い。
週が明けたら先輩社員の後について走る。
どうぞ、赤いカブを撃つな。
 

2010/11/18

【天皇杯】ガンバ大阪ベスト8

天皇杯全日本サッカー選手権大会は、Jリーグとは関係がない。
Jリーグのチームも参加できるオープンの大会だ。

リーグで厳しい優勝争いをしているさなかの11月17日水曜日に、4回戦の全8試合が行われた。
その結果、ベスト8に残ったチームは以下の通り。
・鹿島アントラーズ
・名古屋グランパスエイト
・アビスパ福岡
・FC東京
・モンテディオ山形
・清水エスパルス
◎ガンバ大阪
・浦和レッドダイヤモンズ
アビスパ福岡はJリーグ2部で現在3位のチーム、それ以外はJ1だ。
大会初の三連覇を目指しているガンバ大阪にとって、いずれも劣らぬ強敵だ。

イタリア・セリエA第11節、Cesena対Lazio戦の録画を観る。
1-0。
なんとリーグ19位のチームが首位のチームを負かした。
カルチョ(フットボール)では、どんなことが起こってもおかしくない。

本日55歳になった。
昔なら定年退職していた年齢だが、まだこれから就職しようとしている。
 

2010/11/16

『本の雑誌』落日

最近『本の雑誌』は立ち読みですませている。
読むところは少ない。
編集後記と「今月のお話」と北上次郎(実は目黒考二)のガイドぐらいだ。
12月号を限りに椎名誠が編集長を降りることを知る。
といってもすでに実質的編集長は発行人でもある浜本茂だったのだが、椎名の名前がついに消えるということだ。
目黒・椎名体制の『本の雑誌』が懐かしい。

録画してあった映画『夢千代日記』(浦山桐郎作品、1985年)を観る。
温泉芸者の夢千代を吉永小百合が演じるという以外、少しの予備知識もなかったが、これは芸者版『愛と死をみつめて』だ。
吉永小百合が原爆詩の朗読を始めたことのきっかけになったのかもしれない。

これもまた録画してあったJリーグ1部の第30節、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦を観る。
1-2で川崎が逆転負け。
結果を知っていてもなお、試合の経過を観ることが楽しい。
フットボールの試合は90分間連続するストーリーだ。

イングランド・プレミアリーグ第12節、Manchester City対Manchester United戦の録画を観る。
0-0。
点が入らなくても、まあ楽しい。
特にプレミアリーグは、選手の動き、ボールの動きがダイナミックなのがいい。

インフルエンザの予防接種を受ける。
毎年受けるようにしているのだが、前シーズンはワクチン供給不足のために受けられなかった。
今シーズンは新型1種と季節性2種を合わせた「三価ワクチン」を注射される。
すぐに関節が痛みだし、寒気がして、プチ・インフルエンザ状態になった。
このワクチン、元気よ過ぎるんとちゃう?
 

【J特】優勝の可能性

しつこいけれど、J1で優勝するチームの可能性を考える。
4位のセレッソ大阪以下は、すでに可能性なし。
3位のガンバ大阪以上のどこかが優勝できる(第30節終了時点)。

ガンバ大阪はもちろん残り4試合をすべて勝たなくてはならない。
その可能性は確率にすれば二分の一の4乗だ。
ガンバがすべて勝っても、2位の鹿島アントラーズが4試合すべてに勝つと、ガンバは鹿島を上回れない。
鹿島の勝ちが3にとどまる確率も二分の一の4乗と考える。
首位の名古屋が1勝もできない可能性も同様と考えると、ガンバ大阪が逆転優勝をする確率は……4,096分の一。
おいおい、ほんまか。

一方、名古屋グランパスエイトは。
第31節で勝てば、優勝する可能性(確率)が50%もある。
鹿島が勝たなければ、優勝が決定する。
名古屋が勝つ確率もまた50%なので、次節優勝する確率は25%(=四分の一)。
名古屋がガンバより千倍も有利だ。
 

2010/11/15

CYCLE MODE 2010

曇り空の南港インテックス














FUJIのSTRATOS R(700Cホイール)











FUJIのCOMET(20インチホイール)















年に一度の自転車と自転車用品の大見本市を見る。
これほど老若男女を満遍なく動員するイベントは珍しい。
頭のてっぺんから爪先までサイクリングギアに身を包んだ男がいるかと思えば、背広姿の老人、普段着姿の女子高校生、乳母車を押している夫婦、そして最も元気な男子小学生。

テストコースで試乗ができる。
入場前に申請を行い、試乗パスがわりのリストバンドを巻いておく。
ヘルメットを借りて、必ず着用しなければならない。
人気ブランドには長蛇の列ができる。
目当てだった「FELT」も「Tyrell」も残念ながら出展していない。
前年試乗して好感触だった「FUJI」のブースへ行くが、目当ての車種「STRATOS」「COMET」には試乗車がない。
「Panasonic」で整理券をもらい、Cr-Mo(クロムモリブデン鋼)製フレームの車に試乗する。
ここでは、自転車をたんに「車」と呼ぶのだ。
不慣れなドロップハンドルのため試乗感は最悪だった。
体は前屈みで、首だけ上げるのが苦しい。
続いて「SURLY」のシングルスピードに試乗する。
乗ってから気付いたのだが、フィクスト(fixed)ギアだったので足を止めることができず、これまた難儀した。

見本市のいいところは「買わなくてすむ」ことだ。
会場内には手に入れたくなる物がいっぱい並んでいるのだが、その場で買うことはできない。
見本市たる所以だ。
売られているのに金がないから買えないと悩まないですむわけだ。
少なくともその場では。

PC関連の展示会と同様、こういう機会に積極的に行うのは資料集めだ。
目についたカタログやパンフレットをいただいて、どんどんデイパックに詰めていく。
ほとんどが無料配布だが、なかには有料のものもある。
最近の流行は、環境団体へ募金させる代わりにカタログを渡すというものだ。
国内最大の部品メイカー「SHIMANO」のカタログを100円の寄付金と交換に手に入れる。
「Diatec products」のカタログは、約A4サイズで中身240ページ、フルカラー刷り、500円で購入。
「FUJI」は28ページのA4パンフレットが定価500円。
もの凄い差だ。
集めた資料の重さは、5.7kgにのぼった。

【J特】ガンバ崖っぷち

Jリーグ1部第30節終了。
名古屋2-1大宮、首位名古屋の勝ち点は63に到達。
川崎1-2鹿島、鹿島55ポイントで2位。
ガンバ大阪2-0広島、ガンバ53ポイントで3位に。
第31節に名古屋が勝てば、ガンバ大阪の優勝の可能性がなくなる。

こういう状況になると上位チームの敗戦を期待する気持ちが生まれるが、それは最も忌むべき反スポーツマン行為(Unsportsmanlike Conduct)だ。
常に相手にミスさせることをテーマにしている野球とは違うと思いたい。

同じく第30節、浦和2-0京都、清水5-0湘南。
負けた2チームは、2部への降格が決定した。
 

2010/11/14

全国公開模擬試験

マンション管理業務主任者資格の模擬試験を受ける。
某資格スクールの大講義場。
キャパシティは144人。
9割が受験者で埋まっており、うち1割ほどが女性だ。
受験時間2時間。
我慢できずに中座して、トイレに行く。
本試験ではどうなる。

結果の自己採点では、ぎりぎりでアウトだった。
それじゃだめじゃん<春風亭昇太
せめて、ぎりぎりでセーフといきたいものだ。

久しぶりに梅田に出たからあちこちぶらぶら、という気にもならず。
とりあえず「ウエムラサイクルパーツ」だけをチェックする。
http://uemura-cycle.com/user_data/shop2.html
WEBで見つけ、受験場所から遠くないことがわかっている。
どんな店か。
自転車の部品を扱っているに決まってるY。
行ってみると、完成車が店頭にずらりと並んでいて、普通の自転車屋の風情だった。
薄暗いビルの一室に金属の部品群が無造作に置かれているところを想像、期待していたのだが。

何年も前から欲しかったスキュワーを見つけ、買う。
HALO製の、ボルトヘッドが黒いものだ。
ホイールを外すときにレンチが必要になるのだが、クイックレバーがない方がスタイルがよろしい。
ついでにチェーンリングのフィキシングボルトも買う。
これも黒いものを選ぶ。
小さい部品だが、色を変えると非常に目立つ。

マンション管理より自転車屋の方がむいてるな>自分
 

2010/11/08

【J特】不可能になるまでは

リーグ戦が終わって、3位までに入ったチームがプレイオフするやなんて、ちょっとおかしいんとちゃう?>プロ野球

それはともかく。
Jリーグ1部は第29節で首位の名古屋が鹿島に負けた。
名古屋60ポイント、鹿島52ポイント、ガンバ大阪50ポイントとなった。
残りが5節なので、45ポイントの広島(8位)、清水(7位)まで優勝の可能性がある。
残り5試合を全勝し、名古屋以下のチームが負け続け、得失点差で上回れば……
フットボールではどんなことでもあり得る。

J2から昇格するチームがまず一つ決まった。
柏レイソル。
J1から降りていくチームはどこか。
現在8位の広島までは、優勝する可能性があり、かつ降格する可能性はなくなった。
9位の新潟以下すべてのチームには、降格する可能性が残っている。
その根拠は。
下から3番目のチームの現在の勝ち点が29だ。
残り5試合に全勝すると44ポイントとなり、現在45ポイントの広島を上回ることはないが、新潟の43ポイントを上回る。
新潟以下のチームが負け続ければ……
ドロー(試合の組み合わせ)を確認していないが、ポイントの計算上でのみ、あり得る。

ガンバ大阪は29節に惜しくもFC東京と引き分け。
西野監督は「不可能になるまでは諦めない」と言った。
 

2010/11/06

【J特】二つの大阪

Jリーグ1部第29節セレッソ大阪対清水エスパルス戦をTVで観る。

清水の長谷川健太監督について。
チームは首位から陥落して、6位になってしまった。
監督に責任を求めて、解任するのなら理解できる。
しかし、任期満了までやるという。
チームやサポーターの士気はいかに。

結果は1-0。
秋の低い陽射しの中、金鳥スタジアムにて試合は行われた。
8月のオープン直後は芝が根付いておらず、選手が踏んばると簡単にはがれた。
今日の試合ではそういうことは起こっていなかったが、センターサークルから両側のゴール方向へと伸びる楕円の形に芝がはげているように見えた。
そして、白く見えるはずのラインがTV画面ではほとんど見えない。

Curva Nordに「REAL OSAKA」の横断バナーが見える。
レアル・マドリならぬレアル・オオサカなのか。
あるいはもう一つの大阪に対する当てつけの「真の大阪」か。
ガンバ大阪は今日も勝てず。
首位の背中が遠ざかる。
 

2010/11/05

マックイーン没後30年

今年一番びっくり!のニュース<中国漁船衝突ビデオ流出

秋晴れの一日、洗濯大会。
4ラウンドやって、干すスペースがなくなった。
最近、TVのCMに感化されて洗剤をL社の粉からP社の液体に変更した。
この液体洗剤には抗菌防臭効果がある、というのがメイカーの売り文句だ。
実際には、洗剤に含まれている香料のにおいがあまりにも強い。

前日までにTVで観たフットボールの試合。
イングランド・プレミアリーグ第9節Manchester City対Arsenal戦。
緑の芝生に赤白のArsenal、水白のMan. C.のユニフォームが映えて、絵に描いたように美しい。
他国のリーグでは見られないシンプルさだ。
試合は0-3でMan. C.が完敗。
Manchester Cityの2番Micah Richards(イングランド人)、17番Jérôme Boateng(ドイツ人)、45番Mario Balotelli(イタリア人)はいずれもアフリカ系で、肌が黒い。
しめし合わせたようにモヒカン刈りにしているので、並ぶと三つ子のようだ。

同じく第10節Arsenal対West Ham United戦、1-0。
最下位のチームにArsenalが手こずる。
順位が低いからといって簡単には勝てない。
Jリーグと同様の図式だ。

同じく第10節Manchester United対Tottenham Hotspur戦、2-0。
今季絶好調のTottenhamをMan. U.が負かす。
ゴールキーパーの優劣が勝敗を左右した。
Tottenhamの攻撃陣はたいへん贅沢だ。
右サイドを7番Aaron Lennonが駆け上がる。
左サイドからは3番Gareth Bale(前からええって言うてたやろ)。
センターには10番Robbie Keaneがいて。
この場所には予備として9番Roman Pavlyuchenko、15番Peter Crouchがいる。
トップ下には11番Rafael Van Der Vaartと14番Luka Modrić。
これらの選手を並べるだけで心躍る。

11月7日はSteve McQueenの三十回忌。
そういうわけでTVではマックイーンの特集を放送している。
『栄光のル・マン』(原題:Le Mans、Lee H. Katzin作品、1971年)を観る。
公開当時に映画館で観て、しびれた作品だ。
当初監督だったJohn Sturgesとマックイーンが作品の方向性のことでもめて、Sturgesが降りたことを初めて知る。
演出側はストーリーの背景にカーレースを使いたがったが、企画者のマックイーンはあくまでレース主体の映画にしたかったようだ。
日本では大ヒットしたが(1971年洋画配給収入第3位)、他ではあまり受けなかった作品。
これは、マックイーン自身のプロモーションムービーだ。
 

2010/11/03

【J特】2010ナビスコカップ決勝

2010Jリーグナビスコカップ決勝戦、ジュビロ磐田(ホーム扱い)対サンフレッチェ広島をTVで観る。
ジョン・カビラ(川平慈温)は最高に言語明瞭だ。
若く見えるがすでに52歳。
沖縄出身ということで、米兵と日本人女性との間に生まれたハーフだろうと勝手に思っていた。
実際は日本人の父(川平朝清、元沖縄放送協会会長)がアメリカ留学中に知り合った女性と、その後結婚して誕生したハーフだった。

話が逸れた。
決勝戦はいわゆる「いい試合」ではなく、両チームの意地がごつごつとぶつかり合う、厳しい試合だった。
ファウルが多く、ゲームがスムーズに進まない。
パスもあちらこちらでカットされ、ポゼッションが頻繁に入れ替わる。
常動的かつ拮抗している状態。
こういう状況を打開するのが、個の力だ。
ジュビロでは前田、西、ジウシーニョ。
サンフレッチェならミキッチ、あるいは途中出場の山崎雅人か。
佐藤寿人が出場できなかったのが悔やまれる。
結果は5-3(90分で2-2、延長30分で3-1)で磐田が勝ち、1億円の賞金を得た。
Most Valuable Player(賞金100万円)には2得点した前田遼一が選ばれた。

前日に遡る。
MTBを駆ってハローワークに行く。
例の「55歳以上の就職相談」を追求するために。
総合受付でたずねると、相談コーナーはないとあっさり言われる。
そうか、なくなったのか。
それならそうとアナウンスしてくれたらいいのに。

パソコンを借りて仕事検索。
応募してみようと思うものなし。
ハローワークを出て、プッシュアンドプル(自転車を体重移動のみで前進させること)で商店街を流す。
阪急電鉄『池田』駅の駐車施設にMTBを入れ、駅中のショップで「宝塚ホテルハードドーナツ」を2個買う。
ブックファーストに移動して雑誌のコーナーへ。
自転車の雑誌を探すが、見当たらず。
何回も見直すが、ラックの面陳列も平積みもない。
棚差ししてあるのを数冊見つけたが、月刊誌の類いがない。
ぷるくわ?
店員にたずねてみようかと思ったが、面倒くさくなってやめる。
MTBを引き取り、いつもと少し違うルートで帰る。
 

2010/11/02

55歳以上の就職相談

この度、Jリーグからの特命により、PR部員を拝受いたしました。
有力選手が次々と海外に流出してしまった後のリーグをもり立てるため、日夜尽力する所存です。
……と言いつつも。

録画してあったJリーグ1部第28節、浦和レッドダイヤモンズ対モンテディオ山形戦を観るが、途中で眠ってしまった。
その間に山形は田代が交代で入り、浦和は久しぶりに顔を見る鈴木啓太が代わって入っていた。
結果は0-1で山形の勝ち。
田代はゴールになったボールにほんとうに触っていたのだろうか。
それはともかく、山形にはガンバ大阪も負けている(10月2日第25節、2対1)。
侮れないチームだ。

雲行きの怪しい中、外出。
MTBに乗り、阪急電鉄の『豊中』駅前まで走る。
銀行で金を引き出し、国民健康保険料と住民税を納付する。
国からもらった生活支援金で支払うわけだ。
待ち合いのスペースに置いてある液晶テレビが、珍しくMITSUBISHIブランドだなと思ったが、そこが三菱東京UFJ銀行であることに気付いた。

地下駐車場からMTBを出し、豊中警察署まで走る。
運転免許の更新手続きをするつもりだったが、持参した顔写真にNGが出た。
画質が悪いだの、画面を細い線が横切っているだの。
そんなん言いがかりやないかい。
そう思いつつ、すごすごと引き揚げ。

以前ハローワークでもらったチラシに「55歳以上の方の相談コーナー」が紹介されていたので、それを探して走る。
豊中市の「母子福祉センター」の中にあるはずの相談コーナーは、なくなっていた。
この福祉センターの窓口担当者によると、いまだに相談コーナーを訪ねる人があるが、それは何か月も前に撤退しているのだという。
チラシはいつもらったのだったか。
同様の支援施設を教えてもらい、外に出ると雨が降っていた。

教えてもらった施設に走る。
着いたところは「シルバー人材センター」だった。
あなたは何をしに来たのかと職員に問われたので、職探しに来たと答えると、あなたは若過ぎると言われた。
当然だ。

MTBでとぼとぼと帰る。
途中、最寄りの自転車屋『ダイワサイクル』に寄る。
店長にバイクを預け、店内を物色。
今欲しいのは、新しいタイヤとリムフラップ(タイヤチューブの保護のためにリムとの間にはさむテープ状のもの)だが、めぼしいものがない。
我がMTBのチェーン落ちについて、店長と店員と対策相談。
しかし結論は出ない。
店長がCYCLE MODEの招待券をくれた。
今日最もありがたいできごとだ。

▼日本最大の自転車エンタテインメントショー
CYCLE MODE
http://www.cyclemode.net/
 

2010/11/01

想い出のスクリーン

▼ガンバ大阪オフィシャルサイト10月31日付けニュース
「ご報告とお詫び」
http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=2642
▼安田理大オフィシャルブログ10月31日付けエントリー
「サポーターに向けて。」
http://blog.lirionet.jp/yasuda/2010/10/post-8f2a.html
▼「サポーターに向けて指を立てる。」
http://twitpic.com/32iz23

30日の敗戦直後、安田選手とスタンドの一サポーターとの間で小さな悶着があったらしい。
この問題はこじれる予感あり。

夜学が終わった。
なかなか辛かった。
成績も悪かった。
こんなんで資格試験に合格できるんやろか。
ある受講仲間が「××しといたらよかった……」とつぶやいた。
××のところは何を言ったか覚えていないのだが、その台詞を聞いたとたんに口をついて出てきた歌があった。

 愛しているの〜なら〜
 愛していると〜おお〜
 言葉にす〜れば〜よか〜た〜

誰の歌かは忘れていたけれど、後でウェブで調べて、八神純子(やがみじゅんこ)の『想い出のスクリーン』だと判った。
いいね、このメロディ。

録画してあった『第三の男』(原題:The Third Man、Carol Reed作品、1949年)を観る。
主演のJoseph Cottenを観ると、伯父の顔を思い出す。
共演のOrson Wellesの顔で、Jack Black(『ホリデイ』に出演)を思い出す。
MPの役でBernard Lee(後の007シリーズで「M」役を長期務めた)が出演している。
また助監督としてGuy Hamilton(007シリーズ4作を監督)がクレジットされている。
満足度……☆☆☆★★