2011/03/09

ハ・メ・マ……

郵便配達のバイトは本日お休み。
予約してあった歯科医院へ。
歯医者通いは少年の頃からの習慣のようなものだ。
歯並びが悪く、虫歯ができやすい。
治療後、半年経過すると検診してくれる。
検診する度に新しい患部が見つかって、また新たな治療が始まる。
加齢により歯、眼、下半身の一点の順に弱ってくるそうだ。

診察台にディスプレイが装備されていて、ペンシル状のデジタルカメラで撮影した画像をその場で見せてくれる。
歯の隙き間に虫歯ができている。
以前の治療跡の直近だ。
詰めてある金属は相当古いもので、有害な物質が溶け出すことがあるため、現在ではもう使われていないそうだ。
金属を取り除き、虫歯も削って、最新のプラスチックを詰めるという。
キョクマ(局部麻酔)を打ってもらう。
M医師が麻酔を使うということは、相当に痛い治療だということだ。

削った後の状態を、画像で見せてもらった。
海水に浸食されて穴のあいた岩のようになっている。
どうすればこんな穴を削ることができるのか。
最新のドリルは、虫歯になった部分だけを感知して削ることができるようになっている。
歯の健康な部分に先端があたると、回転が制御される。
あいた穴に白いプラスチックを詰めてもらう。
一日で完了、まるで新品の歯だ。
歯科医療の進化が早い。
 

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