2023/02/05

風に吹かれて

今日フラッシュしたワードは「ホスホリターゼ」だったぜ。きっかけも何もない状態で、ポッと頭に言葉が浮かぶ、この現象(いっそのこと症状と呼ぶか?)を、認知心理学の世界では何と呼ぶのだろう。とりあえず、ワードの方だけをウェブで検索してみる。インタネットは、ありがたい。非常に便利である。ネットに接続するマシン(PC)の発明とともに、人類に大きな貢献を果たしたのである。ノーベル賞ものであるが、受賞は、していない。該当する部門がないから、である。しょうもない。

それはともかく。ホスホリターゼという言葉は、なかった。見つかったのは一字違いの「ホスホリパーゼ」だった。Wikipediaによれば「リン脂質を脂肪酸とその他の親油性物質に加水分解する酵素」とある。そう聞いても何のこっちゃか分からない。関係があるとすれば、駆除する必要があってスズメバチのことを調べた際に、ハチ毒=ホスホリパーゼA2という文字列を見た(記憶はない)ことだろうか。

前置きの方が長くなってしまった。『風に吹かれて』は、ボブ・ディランの歌と関連性が、あったのだろうか。五木寛之の同名のエセー集(『週刊読売』に連載されたコラムを一冊にまとめたもの)を読むと(高校生の頃に、こんなものを読んでいたのか)と思う。こんなもの、という言葉には作品に対しても自分の読書傾向に関しても、批判的な意味合いはない。すっかり忘れていた過去の読書体験が甦ったことへの感慨が、あったばかりである。勘定してみれば、半世紀前のことになる。これほどまでに内容を忘れていれば、ほとんど初めて読むのと同じである。伊丹十三選集を読みながら、これは読んだことがある、とすぐに思い出せるのとは大違いである。

■メガブログまで、あと1

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