2012/02/27

マイナスをプラスに

実家を襲い、母の傘寿を祝う。
旅行にでも連れて行ってやりたいが、大したことはできず無念。
せめてもの思いで、過去の旅行の写真を表示できるデジタルフォトフレームを贈る。
コンパクトフラッシュとSDカードの両方に対応したS社の製品だ。
今を逃がすとCF対応の製品はもう手に入らないだろう。
予想以上に表示が美しい。

弟の嫁が赤い靴を贈る。
サイズ合わせが難しいものを贈るのは勇気のいることだ。

弟が買ってきたバースデイケーキでお茶を飲む。
主餐はビーフカレー。
二日前に来て、作っておいたものだ。
仕上げに市販のルウを入れるが、その他のレシピは偏固オリジナル。
味は……おおむね好評。

別の日。
TVで『お葬式』(伊丹十三作品、1984年)を途中から観る。
なんと、もう30年近くも前の作品か。
井上陽水の出演シーンを確認。
あらかじめ役柄を知っていなければ彼とはわからない。
白服の青木(津村隆)に井上佗介(山崎努)が「それでスクーピックを持ってきたのか」と言う台詞がある。
一般の人はまずスクーピックを知らないだろう。
青木は手持ちのムービーカメラで葬儀の準備を記録しているのだが、そのカメラの名前がScoopicなのである。
報道カメラマンが取材に使う16ミリのカメラ(Canon製)だ。
放送局でアルバイトをしていた頃に、払い下げてもらうつもりになっていたのだが、ふんぎりがつかずじまいになった。
Scoopicを手に入れていれば、ひょっとして今頃は映像作家だったかも……
青木が撮影した白黒の映像が本編に組み入れられているが、実際に撮影したのは写真家の浅井慎平であることが、エンドロールにクレジットされている。
余談だが、青木が劇中で運転していたMGのTタイプは伊丹のもので、浅井が譲り受けて現在も元気に走っていることを、別のTV番組を観て知った。

伊丹は『北京の55日』(1963年・米)や『ロード・ジム』(1965年・英)という作品に一三という芸名で出演している。
小林一三(いちぞう)の名をとったという話が伝わっているが、その名を十三(じゅうぞう)に変更したのは一(マイナス)を十(プラス)に変える意味があったという。
 

2012/02/26

遅い男

気分の落ち込みが激しい。
リスタートした再就職活動は連戦連敗。
2月の第1週に応募した施設運営・イベント運営の仕事は、一週間の書類選考のあと不採用。
第2週に応募した物流会社は、大雨のバレンタインデイにペーパーテストと面接試験があった。
その二日後に不採用。
第4週にはマンション管理会社の面接試験を受けたが、その週のうちに不採用となった。
死ぬほど憂鬱である。
こんな気持ちのままでは戦えない。

『遅い男』(原題:Slow Man、J. M. Coetzee著、鴻巣友季子訳)を読む。
図書館から借り出した本だ。
クッツェー(Coetzee)は2003年のノーベル文学賞受賞作家。
南アフリカ出身でオーストラリア現住の「南半球の男」である。
この小説の主人公が同世代の自転車乗りであることを知り、読む気をそそられたのだが、かといってそのことがさほど重要な作品要素になっているわけではない。
物語は彼が自転車に乗れなくなってしまうところから始まる。
原文では、
 The blow catches him from the right,
「衝撃が、彼を右側からとらえた……」と訳したいところだけれど、鴻巣訳は大いに趣きが異なる。
 

2012/02/13

8cm CDを読む

レイ・チャールズ『いとしのエリー』のジャケット裏















ラグビーフットボールの6か国対抗(シックスネイションズ)、イタリア対イングランド戦をTVで観る。
薄く雪の積もっているフィールドはスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマだ。
名前のとおりオリンピックのメイン会場として建設されたスタジアムで、トラックが併設されている。
セリエAのフットボールチームであるASローマとSSラツィオのホームなのだが、ここでラグビーまで開催されるとは知らなんだ。
白線が見えないので、急きょ赤いペイントで線引きされている。
それが選手のシャツや顔について血と紛らわしい。
スコアは15-19でイタリアは敗戦。

「断捨離」とささやかな収益を兼ねてCDをPCにコピーして整理していたのだが、8cmのシングル盤の処理に問題が出た。
CD-ROMドライブが8cmのサイズに対応していない。
アダプターを装着しても、スロットローディング式のドライブでは認識されない。
つまり、トレイローディング式のドライブが必要という訳だ。

S社の製品で「Discman」というポータブルCDプレイヤーが自宅にあった。
このマシンで8cm CDを聴くことはできた。
PCに接続して音は出せそうだが、データ出力はできそうにない。

わずか十数枚のCDをリッピングするためにドライブを新調するなど、まったくあほらしい。
しばらく悩んで、思いついた方法は……!





このアダプターはスロットローディングには使えないので……

いらなくなったCD-ROMにドリルで「ミシン目」を打つ

ミシン目にそってくりぬく

ふちをやすりできれいに仕上げる

8cm CDをはめ込んで、セロファンテープで固定する

























































くりぬいた穴のふちをきれいに削るのに時間がかかったが、フットボールの試合を観ているうちに完成した。
おそるおそるスロットに挿入すると……、認識された。
金はなくてひまのある人間ならではのしわざである。
 

2012/02/09

ケヴィン・スペイシー

『セブン』(David Fincher作品、1995年)をTVで観る。
原題は「SE7EN」とつづり、SEVENと読ませたいらしい。
公開当時に日本でも大いに話題になった警察ドラマだ。
オープニングタイトルのデザインにたいへん刺激を受けた。

退職まで一週間の老練刑事役にMorgan Freeman。
新任の刑事役にBrad Pitt。
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続殺人事件を捜査する。
七つの大罪とは、
・傲慢(pride)
・嫉妬(envy)
・憤怒(wrath)
・怠惰(sloth)
・強欲(greed)
・暴食(gluttony)
・色欲(lust)
である。
最初に警察ドラマと書いたが、ホラー映画の要素が強い。
若々しい風貌のKevin Spacey(公開当時36歳)が重要な役で出演している。
脇役ではRichard Schiff(『ザ・ホワイトハウス』で広報部長トビー・ジーグラー役)、Leland Orser(『ER緊急救命室』で外科のスタッフドクター役)の顔も見える。

寒風をついて、MTBで走る。
リッピングを終えたCDをBOOK・OFFで買い取ってもらう。
本とはちがって、タイトルを吟味するようだ。
MISIAも古内東子も杏里も稲垣潤一も、たったの5円。
なんと桑名正博のベスト盤が700円の最高値だった。
この日は13タイトル持ち込んで、合計1,840円。
生活費の足しにはならない。

市立の中央図書館に寄って、無料の映画鑑賞会に参加。
床が水平な視聴覚室に椅子を数十脚ならべて、スクリーンに映写する方式。
JBLのスピーカが奢られているが、片一方からしか音が出ていなかったのは残念。
この日上映されたのは『ペイ・フォワード』(原題:Pay It Forward、Mimi Leder作品、2000年)。
初めて観る作品だ。
レンタルビデオ店で借りて観られるものを、わざわざこんな所まで来て観る輩がいるものか。
20数名はいた。
老人が多い。
女性の二人連れ、夫婦……
暇はたくさんあるが、少しでもお金を節約したい人たち。
この映画会は頻繁に催されているように思えない。
平日開催という時間設定や、作品選定にこめられた意図は何だろうか。

『ペイ・フォワード』の出演者は、演技達者揃いだ。
・Haley Joel Osment……11歳の少年役。『シックス・センス』で有名。
・Kevin Spacey……少年が通う中学校の社会科教師役
・Helen Hunt……少年の母親役
『セブン』から5年後のKevin Spaceyは、まったく印象が異なる。
俳優だから当たり前だけれど。
Helen Huntも、彼女だと判るまでに手間どる。

映画が終わり、たった一人残ってエンドロールを観る。
途中で室内に点灯されてしまったので退室。
図書館を出て帰途につくころには、雪が降り出した。
 

2012/02/08

マーティン・シーン

Martin Sheenという俳優について。
彼を有名にしたのは『地獄の黙示録』(原題:Apocalypse Now、Francis Ford Coppola作品、1979年)の、黒塗りにした顔を沼から浮かび上がらせるCFだろう。

そこから遡ること6年。
『連続殺人警官』という最低最悪のタイトルの作品で彼を観て、好感を持った。
『コンバット』のサンダース軍曹役で有名になったVic Morrowとの競演だった。
原題はThe California Kid、Richard T. Heffron監督の1973年作品である。
カリフォルニア・キッドとはSheenが演じる主人公の愛車で、クラシックカーをチューンアップしてある。
この車は『アメリカン・グラフィティ』に出てくる黄色いT型フォードを彷彿させる。

そして最近『カサンドラ・クロス』(原題:The Cassandra Crossing、George Pan Cosmatos作品、1976年)をTVで観る機会があった。
Richard Harris、Burt Lancaster、Sophia Loren他の錚々たるキャストの中、Ava Gardnerの若い愛人役を演じている。
当たり前の話だが、次男のCharlie Sheenにそっくりだ。

TVドラマシリーズの『ザ・ホワイトハウス』(原題:West Wing、John Wells製作総指揮)でアメリカ大統領を演じていることはすでに紹介した。
本名はRamon Estevesというから、ヒスパニックと思われる。
 

2012/02/05

【J特】G大阪対HONDA FC


#15今野は「こんちゃん」と呼ばれていた

#7遠藤はゴール裏でマイペースの調整

子どもたちにモアイと呼ばれていたダミーのDFたち

















































サッカークリニックの「患者」さんたちの試合観戦を途中で抜けて、第一フィールドへ向かう。
この日、JFLに所属するHONDA FCを迎えて練習試合が行われた。
ガンバ大阪はハーフ二つにまったく別のチームを出場させたので、実質的には45分×2ゲームの構成となった。
午後3時にキックオフ。
ホーム側のゴール裏で観戦。
1stハーフは1-0(得点者:#11パウリーニョ)。
2ndハーフは1-0(得点者:#24星原)。
藤春が相手のFWに自陣ゴールライン際で激しくタックルして、膝を傷めて退場する事故があった。
#30エドゥアルド(ガンバ大阪の表記はエドゥワルド)に交替。
背番号4は縁起が悪い。

メンバーは以下の通り(ガンバ大阪のオフィシャルサイトでは未発表)。
フォーメーションは4-4-2と想定し、前線からGKまでを順に記す。
1stハーフ
#11パウリーニョ◆#20佐藤晃大
#14倉田秋◆#17明神智和◆#23武井択也◆#8佐々木勇人
#4藤春廣輝◆#15今野泰幸◆#2中澤聡太◆#21加地亮
(#29木村敦志)
2ndハーフ
#24星原健太◆#16大塚翔平
#13寺田紳一◆#無し(イスンヨルか?)◆#6横谷繁◆#19大森晃太郎
#27内田達也◆#3金正也◆#5丹羽大輝◆#30エドゥアルド
(GKは確認できず)

浦和レッズが湘南相手に5-1で大勝(1月29日宮崎にて、30分×4ゲーム)したことを思うと、寒い内容のゲームだった。
 

2012/02/04

【J特】G大阪・大人のサッカークリニック


女子部。試合前のミーティング






























































































フットボールの後進国がそれをサッカーと呼ぶような気がしてならない。
例えば日本、アメリカ、オーストラリア……
中国では「足球」と書くのだが、日本風に読めばソッキュウだ。
日本サッカー協会は「Japan Football Association」なのだから、フットボール協会と呼べばいいのに。
ともあれ、クラブがつけた名前がそうなので、サッカークリニックと書く。
われながらくどい。

MTBに乗って、万博公園まで走る。
途中、山田にあるスーパーマーケットにて食糧を調達。
クラブハウスサンドイッチ、ぶどうの入ったデニッシュ。
ICOCAで支払う。

スポーツ広場で行われる「大人のサッカークリニック」の一期生チーム対二期生チームの試合を観るのがこの日の目的だ。
女子部もあって、美女揃い。
ついカメラを向ける。

ガンバ大阪のコーチが教えてくれるクリニックで、参加資格は初心者(かつ55歳以下)なのだが、ゲームを観ているとけっこう上手な人が多い。
みんな楽しそうにプレイしている。
裾野を拡げるのと並行して、大人にもフットボールを浸透させると、ピラミッドならぬスピンドル形のスポーツ組織が生まれる。
 

2012/02/02

凍った月の涙

雪が降る日に生まれた息子のことを思い出す。
彼の健康を祈って「健」の字を入れて名付けた。
自分の息子の名に「康」の字を入れて応援してくれた人がいることは、あまり知られていない。

Jリーグのスポンサーになっている広告誌で見つけた求人に応募する。
InDesignで作ったオリジナルの履歴書に自己PR文を入力する。
署名だけ自分の手で書き入れ、顔写真を貼付する。
折らずに角2封筒に入れる。

MTBにまたがり、かつてのアルバイト先へ走る。
応募書類を発送。
友に贈る本も発送。
レターパックで送る方が安いことが判明する。
バースデイカードも発送する。
鉄道ファンの息子のために阪急電車の写真を使って作ったオリジナルのカードだ。

中央図書館に寄る。
この市の郵便局に勤めたおかげで、図書を借りられるようになった。
貸出券はまだ有効である。
ラウンジで『Casa BRUTUS』を読む。
1月10日発売の第143号は住宅特集。
薪ストーブのある、山小屋のような家に住みたい。

クッツェーの『遅い男』をPCで検索するが、所蔵なし。
AV視聴コーナーで『YUMING HISTORY』というCDタイトルを見つける。
聴いてみたいのだが、AV資料は貸し出さないのがこの図書館のポリシーらしい。
この日はあきらめて帰る。
途中のマーケットでアップルパイとピザパンを買う。

次の日、また図書館に行く。
MTBで走るので防寒策を講じる。
毛糸のワッチキャップ(watch cap、すなわち水兵が見張りに立つとき防寒のためかぶる帽子)を耳まで被る。
バンダナを三角に折り、マスクの代わりに着ける。
マフラーで襟を巻く。
レッグウォーマーを着ける。
上着は20年以上使い続けている、極寒地仕様のN-3B。
いったいいつになったらすり切れるのか。

『YUMING HISTORY』が聴きたいと申し込むと、席札とヘッドフォンだけを渡される。
番号の席に座り、ジャックに接続すると音が聴けるというシステムだ。
CDの本体もジャケットも手にすることはない。

荒井由実の天才を久しぶりに聴いて、涙が出そうになる。
本項のタイトルは「旅立つ秋」の一節である。
 

2012/01/29

【J特】G大阪・子どもサッカー教室

再就職はけっきょく失敗。
与えられた仕事と自分のスキルのミスマッチ。
私と採用担当者と配属先部署のミスコミュニケーション。
あるいは求人票の読み違えか……
とにかく、やる気がないのではなく、ない袖は振れない。
すぐに気持ちを切り替えてリスタートする。

土曜日の朝。
5機のヘリコプターが窓から見える。
編隊飛行ならば自衛隊の訓練かもしれないが、はげ鷹のように旋回している。
TVのニュースで、近くを走る幹線道路で大事故があったことを知る。
大型トレーラー車が信号待ちの車列に追突したらしい。
その事故を上空から取材する放送局のヘリコプターだった。
大学の先輩だった某局のカメラマンが、取材中に墜落死した記憶がよみがえる。
同様の状況下で他社のヘリコプターとニアミスを起こした操縦士が機を急旋回させたために、彼は振り落とされた。

MTBに乗って自宅を出る。
目的地は市内の体育館。
ガンバ大阪の豊中後援会が主催する「子どもサッカー教室」が行われるので、スタッフとして設営や受付を手伝う。
体育館は、まるで冷蔵庫のように寒い。
後援会が新調したバナー(横断幕)をギャラリーの手すりにくくりつける。
スローガンは「一蹴入魂」が採用された。
当会の名誉顧問である釜本邦茂のサインが入っている。















教室そのものの運営はクラブから派遣されたジュニア担当のコーチが行う。
参加を予定していた子どもたちは、
小学1年生……33名
同・2年生……27名
同・3年生……29名
同・4年生……19名
同・5年生……15名
同・6年生……7名
合計130名。
一人500円の参加費を払うと、記念品(ガンバのロゴがついた文具など)がもらえる。
同伴の保護者たちは観覧席から見学できるが、スタッフは外に控えているだけで、サッカー教室自体を見ることはない。
後援会長の大島のあいさつも、かすかに聞こえるだけだ。
クラブからは事業本部の岸部氏とホームタウン担当の唐津氏も来ている。

約90分の教室の後には応募はがきによる抽選会があり、当選すると選手のサイン色紙や試合球などがもらえる。
子どもたちの歓声があがる。
やがてイベントは終わり、後片付け。
スタッフは売れ残りのガンバグッズを報酬がわりにもらって帰るのであった……
 

2012/01/23

同じ道

小さな印刷会社が採用してくれて、明日から出勤。
「大阪」駅からJR環状線に乗って行く。
思えば、社会人になって初めて勤めた印刷会社もこの沿線にある。
この道は、いつか来た道。

雨が降るらしいので、徒歩で自宅を出発。
阪急電鉄の「桜井」駅まで、旧西国街道を歩く。
電車で池田まで行き、本来管轄の職業安定所を訪ねる。
ここで最初に職業訓練校を紹介してくれた相談員のM氏に経過を報告。
10か月ぶりに会うのだが、げっそりと痩せている。
糖尿病のけが出たとかでカロリー摂取制限をして、体重が10キロ落ちたと聞く。
ここへは二度と来るなとくぎをさされ、礼を言って別れた。

池田の駅前でBook 1st.を素見す。
『舟を編む』(三浦しをん著/光文社刊)をチェック。
思っていたよりも頁数が少ない本だ。
『十字軍物語』(塩野七生著/新潮社刊)をチェック。
『ローマ人の物語』はチャレンジしようとして、いつも腰が引けてしまうが、十字軍ならば、と思う。
思うだけで買う余裕なし。
駅のショップで「宝塚ホテルハードドーナツ」を買う。

再び乗車して『蛍池』まで行く。
モノレイルに乗り換えて『千里中央』へ。
千里阪急の地下で入社土産の菓子を買う。
徒歩で帰宅。
途中の郵便局に、本局でのアルバイト時代の同僚が勤務している。
「顔パス」で作業場に入れてもらい、再就職の報告をする。

▼最近観たもの・読んだもの
『めぐり逢い』(原題:An Affair To Remember、Leo McCarey作品、1957年)@TV
Cary GrantとDeborah Kerrが共演。
満足度……☆☆☆☆☆
自分と同じぐらい古い作品だが、ベスト20に入れておきたい。
Meg RyanとTom Hanksが共演した『めぐり逢えたら』(原題:Sleepless In Seattle、Nora Ephron作品、1993年)は『めぐり逢い』のアレンジと思われる。
Warren BeattyとAnnette Beningが共演した『めぐり逢い』(原題:Love Affair、Glenn Gordon Caron作品、1994年)はリメイク版。
1957年版自体が、Leo McCareyによる自作(1939年)のリメイクであるという。
いずれもエンパイアステートビルが重要なキーポイントとなっている。

エンパイアステートビルと高い所つながりか?
TVで『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(松岡錠司作品、2007年)を観る。
こういう話が日本人には受けるようだ。
初めて松たか子に対して好感を持つ。
満足度……☆☆☆★★

『PETIT à PETIT―松井大輔フランスの日々』(松井大輔著/ベースボール・マガジン社刊)を読む。
フットボール雑誌に連載されたエッセイをまとめたものらしい。
松井が長友ほど努力すれば、もっと大成するだろうにと思われて残念。
満足度……☆☆★★★

『うたに遊べば』(島田陽子著/編集工房ノア刊)を読む。
満足度……☆☆☆☆☆
ジュンク堂書店の大阪本店には、編集工房ノアの出版物だけを集めた大きな棚がある。
ノアは大阪にあってそれほど注目されている、小さな出版社である。
島田陽子さんは、マイミクのピュアさんと縁のあった詩人で、昨年の4月に亡くなった。
その棚で埃をかぶっていた『うたに遊べば』を選んだのは、私が詩集よりもエッセイを好むからだ。
読んで驚いたのは、作者がかつて住んでいたと思われるのと同じ団地に、現在私が住んでいるということだ。
彼女が眺めて楽しんだ川が、眼下を流れている。
  

2012/01/19

【J特】今野は15番


ホテル阪急エキスポパーク・星雲の間

今季のスローガンロゴ

ガンバの旗の下、セホーン監督

ブラジルのTVの取材にポルトガル語で応える呂比須

今野は緊張の面持ち。右はパウリーニョ

上半身ユニフォーム姿で記念撮影。数字書体が変わった



「こんにちは、呂比須ワグナーです」
このあいさつの後にわき起こった拍手の音がもっとも大きかった。
セホーン監督がタイトルを四つ獲る、と言った時も大きな拍手がわいた。

ガンバ大阪の新体制の発表会見の日。
昨年は午前中に発表を行って、午後に箕面の勝尾寺で必勝祈願をしていたのが、今年は逆になった。
会場のホテルまでMTBで走っていくつもりでいたのだが、降雨のため徒歩とモノレイルに変更。
報道陣のほかに、仕事はそっちのけでかけつけたサポーターで会場は満員になった。

金森社長があいさつに立ち、2012年のガンバ大阪は攻撃的でイマジネーションあふれるフットボールを目指すと語る。
新しいスローガンは「躍動」と紹介された。

新規加入の選手は9名。
内訳はGKが2、DFが4、MFが1、FWが2名だ。
背番号の順に、
11 パウリーニョ(FW)
15 今野泰幸(DF)
20 佐藤晃大(FW)
22 武田洋平(GK)
25 阿部浩之(MF)
26 西野貴治(DF)
28 稲森克尚(DF)
30 エドゥアルド(DF)
31 田尻健(GK)

今野、15番?
それって藤春のとちゃうん。
以下は背番号の整理。
15→4 藤春廣輝
5 丹羽大輝
25→6 横谷繁
13 寺田紳一
14 倉田秋
31→19 大森晃太郎
30→27 内田達也

藤春はちゃっかり4番に「昇格」していた。
そして件の6番は、横谷が横どり。
内田、三つぐらい上げてなんとする。

発表会見は1時間半ほどかかって終了。
混雑を避けるために遅れて退場すると、そこにセホーンの姿が。
シニョール、と定かでない言葉で呼びかけて握手を求める。
こちらが突き指するぐらいの勢いで握り返してくれた。
頼んだぞ、監督。  
 

2012/01/17

【J特】選手の抜けた穴

2012年のシーズン開幕を控えて、選手やスタッフの解雇や異動が活発に行われている。
わがひいきチームのガンバ大阪では、西野朗監督が契約期間満了により退任。
ブローロ・フィジカルコーチも同時に退任となった。

▼2012年のコーチングスタッフは以下のとおり。
監督:ジョゼ・カルロス・セホーン(Jose Carlos SERRAO)
ヘッドコーチ:呂比須ワグナー
コーチ:フェルナンド(FERNANDO Rogerio De Alcantara)
フィジカルコーチ:ウェリントン(WELLINGTON Valquer)
(以上新任、以下は留任)
コーチ:松波正信
同上:實好礼忠
GKコーチ:ジェルソン
フィジカルトレーナー:吉道公一朗

▼選手(背番号の右側に記載なしはシーズン途中または終了後に移籍)
1 藤ヶ矢陽介
2 中澤聡太
3 金正也
4
5
6
7 遠藤保仁
8 佐々木勇人
9 ラフィーニャ
10 二川孝広
11
12 ※空き番(サポーター用)
13
14
15 藤春廣輝
16 大塚翔平
17 明神智和
18 川西翔太
19
20 ※空き番
21 加地亮
22
23 武井択也
24 星原健太
25 横谷繁
26
27
28
29 木村敦志
30 内田達也
31 大森晃太郎
32 ※空き番
33

こうして見ると、選手の抜けた穴は驚くほど大きい。
特に大きな5番(山口智)、11番(宇佐美貴史)、22番(イグノ)の穴は、埋まるのか。
新規加入および復帰する選手は以下のとおり(1/16現在)。
GK 武田洋平(清水エスパルスから移籍)
DF 丹羽大輝(アビスパ福岡から復帰)
DF エドゥワルド(新)
DF 今野泰幸(FC東京から移籍)
MF 寺田紳一(横浜FCから復帰)
MF 倉田秋(セレッソ大阪から復帰)
FW 佐藤晃大(徳島ヴォルティスから移籍)
FW パウリーニョ(ヴァンフォーレ甲府から移籍)

今野の新規加入がありがたい。
予想背番号は「6」。
かつてACミランの名ディフェンダーFranco Baresi(フランコ・バレージ)が背負った番号だ。

ガンバ大阪の新体制は1月19日(木曜日)、正式に発表される。
 

2012/01/15

おっさんの頑張り

ハローワーク(「職安」の方が馴染み深い)に行った日、さらに人に会う。
最初に就職した印刷会社の先輩二人。
WとKもすでにその会社をやめて別の仕事についている。
サッカー部を一緒に立ち上げた仲間だ。
私が先に会社をやめるときに盛大なお別れパーティがあったのだが、この人たちは「お前と別れる気はないから」と言って参加しなかった。
そういう訳で特に親しい。
毎年忘年会を催すのだが、ここ2年失業中の自分は参加する余裕がなかった。
そんな私を気遣って、喫茶店で三人だけの小新年会をしてくれた。
Kが知り合いの印刷会社に働き口がないか聞いてくれるという。
ありがたい話だ。
心温かくなって家に帰る。

フットサルFリーグ第23節、エスポラーダ北海道対府中アスレティックFC戦をTVで観る。
Jリーグ2部の横浜FCに所属する三浦知良選手が北海道のメンバーとして先発出場した。
Fリーグには特別登録枠というものがあり、Jリーグの選手が参戦できる。
試合後のインタビューで「もっとうまくなって、帰ってきたい」と語ったカズの頭には白い髪が目立った。

大相撲初場所八日目、雅山(小結)対琴奨菊(大関)戦を観る。
元大関の雅山がはたき込みで勝った。
土俵上で思わずこぼれる笑み。
あんなに嬉しそうなお相撲さんを初めて観た。
カズと雅山から元気をもらう。

ハローワークでお世話になっている相談員からリクエストを受けて、henco journal【紙版】のシステム手帳ヴァージョンを制作した。
小さいものがお望みということで「ミニ6穴」というタイプを選択。
1頁の大きさが80×125ミリだ。
無地のリフィルを東急ハンズで見つけて購入。
InDesignでレイアウトして、インクジェットプリンタで出力した。


ミニ6穴バインダー(右)。A5判とのサイズ比較

最初の見開きは16か月分のミニカレンダー

A5判と同様の1か月見開きのカレンダー(書体はMyriadに変更)

週間ダイアリー


2012/01/14

現代用語のウソ知識


カリモク60のカタログ(表紙)


職探し続行中……
週に一度ハローワークに行き、求人企業を紹介してもらっている。
職業相談員に直接相談するやり方はポリテクセンターですすめられた。
自分が考えている以上に選択の幅が広がる。
そうやって紹介してもらう企業から毎週2、3社をピックアップして、応募書類を送っているのだが、ほとんどすべてが書類選考の段階で不採用となる。
相談員にそのことを伝えると、書類選考なしでいきなり面接をしてくれる企業を選んで紹介してくれた。

大阪市内にある小さな印刷会社で面接を受けた後、都会に出たついでにタウンウォッチングをする。
再整備された大阪駅は大屋根に包まれて、まるで空港のような雰囲気だ。
直結しているビルに「LUCUA(ルクア)」と呼ばれる商業施設があるのだが、駅からそこに入るには、やはり改札口を通らなくてはならず、道に迷う。
http://www.lucua.jp/
ルクアと同様の施設はどこも同じだが、20歳代から40歳未満の女性顧客中心にターゲティングしているように思う。
つまり、私のようなおっさんにとっては居心地が悪いということだ。

とにかく、探検してみる。
9Fにある三省堂書店を目指してエスカレータに乗る。
途中の7Fで、入れそうな店を見つけた。
Urban Research Storeは男女兼用のファッションを扱う店で、奥の方に「カリモク60」のコーナーがある。
1960年代のデザインをそのまま活かした家具に懐かしさをおぼえる。

9FでNeue Giftikを素見す。
ノイエ・ギフティックと呼ぶこの店は文房具中心のセレクトショップ。
全体的に、センスのいいデザインのものが多い。
同じフロアにある三省堂書店でSteve Jobs追悼特集の雑誌を立ち読み。
隣に積んであった『現代用語の基礎知識』も立ちブラウズ。

サッカーの項にあった「オフサイド」の説明記述に驚く。
反則の一つ、と書いてあるのだが明らかに誤解だ。
攻撃側の選手の前に守備側のGKしかいない状態を表わす言葉が「オフサイド」で、オフサイドの状態自体は反則ではない。
オフサイドの状態にある選手が、味方選手からパスを受けようとすることが反則だ。
オフサイドの選手の横を味方選手のシュートが通ったとき、そのボールに触れようとしていなければゴールインが認められる。
 

2012/01/10

ジョナゴールドを求めて

アップルが好きである。
コンピュータにその名を冠したMacintoshがりんごの一品種であることはよく知られているが、私の好きなのはJonathanだ。
日本では紅玉(こうぎょく)と呼ばれている。
甘酸っぱい味が好みなのだが、市場への露出度はあまり高くない。
一玉200円ぐらいの値段がついたのを見かけることがあるが、手が出ない。
そこで最近は代わりに「ジョナゴールド」を買う。
ジョナゴールドはその名が示すとおり、ジョナサンとゴールデンデリシャスを交配させて開発した品種だ。
酸っぱさが弱いが、そこはかとなく紅玉の味がする。
価格は紅玉の半額ぐらいだ。

そのジョナゴールドが最寄りのマーケットで品薄なので、遠征して入手することにした。
空のデイパックを背負い、徒歩で市境を越える。
目的地は箕面牧落の「業務スーパー」だ。
ここなら豊富にあるはずだ。
ところが、業務スーパーは跡形もなく消えていた。
いつから来ていなかったのか……今日は更地に「管理物件」の某社看板が立っているのみ。
ないものはしょうがない。

ジョナゴールドを求めて、3軒目の店を探す。
バス道沿いに歩いて見つけた店は、あまり聞いたことのない名だったが、ジョナゴールドが山積みになっていた。
しかも今年初お目見えの八朔までが並んでいる。
ジョナゴールド7玉パック、498円は安い。
八朔4玉ネット、298円。
ついでに食材を買い込む。
豚バラ切り落とし、高知産ピーマン、絹こし豆腐パック、だし入り味噌、ブルガリアヨーグルト。
貧しくも、健康的な食生活を目指している。

満杯になったデイパックを背に店を出て、図書館に行く。
予約してあった松井大輔のエッセイを借り出す。
他にCDも2枚借りる。
『Blue Note Plays Burt Bacharach』と『Higher Ground/Barbra Streisand』だ。
これらの音源はiTunesで取り込んで、PCのハードディスクにコレクションするのである。



国道171号線。牧落交差点の南西より
 

2012/01/09

henco journal【紙版】

BSのTwellV(トゥエルビ)という局にはACミランの試合だけを放送するプログラムがある。
2011/12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第5節、AC Milan対FC Barcelona戦を録った。
2-3で、残念ながらACミランが負けたのだが、DVD-Rに保存するに値する好ゲームだった。
なかでもKevin-Prince Boateng(ケヴィン-プリンス・ボアテング)のシュートは、今年度のベストゴール10本のうちの一つに入るだろう。

ケヴィンはガーナの代表選手。
異母弟のJérôme(ジェローム)Boatengも現在FC Bayern München(バイエルン・ミュンヘン)に所属するフットボーラーで、ドイツの代表選手。
父親はガーナ人で、母親は二人ともドイツ人。
息子二人を北と南に引き裂いたものは、いったい何だったのか……

バイエルンといえば、宇佐美貴史の好プレー集をYouTubeで観て圧倒された。
ガンバ大阪がこの若い才能を失ったことは、今さらながら惜しい。
試合で使わないのならば、返してくれ>バイエルン

表題の件。
市販の手帳に飽き足らず、オリジナルを開発した。
飽き足らずと書いてしまったが『ほぼ日手帳』をはじめとして、デザインも企画も優れたものは多くある。
しかしながら、けっこう高価で手が出ない。

今回開発したのは手帳本体ではなくルースリーフノートのリフィルだ。
(日本ではルー「ズ」リーフと濁って言う)
ここ数年使って重宝しているA5サイズのものを作ることにした。
A5は(『ほぼ日』ではカズンと呼ばれているサイズで)手帳と呼ぶには大きく、ポケットには納まらないが、アイディアスケッチが描きやすい。
A4の二分の一のサイズなので、プリントを二つ折りしてバインダーにはさんでおくこともできる。
20穴のパンチさえあれば、A4のプリントの短辺に穴を明けてバインドすることも可能だ。

デザインは3種。
Calendar:見開きの2頁で1か月を表示
Weekly journal:左側1頁を使って1週間を表示(右頁は無地のままとする)
Results:罫線の入った集計表
市販のA5判の無地のリフィルを用意して、インクジェットプリンタで印刷した。
誰かこのデザイン買うてくれへんかなあ……(笑)



市販のバインダーに装塡したリフィル。もちろんロゴ入り(笑)

1か月分のカレンダーを見開きで表示。右頁下に前後月のミニカレンダー付き

予定を書き込んでいるところ

ウィークリー表示頁。書き込みがジャーナル(日誌)となる。

フットボールの試合結果の記録頁。左は市販リフィル、右がオリジナル
 

2012/01/06

レッドドラゴン
















めでたいというムードではまったくないが、とにかく年が明けた。
再就職できないままの越年だが、今週はまだ求人市場に動きはないとみて、身を潜めている。

イングランドプレミアリーグ第19節、Manchester United対Blackburn Rovers戦の録画を観る。
19節だから、今シーズン初めて対戦したことになる(注:全20チーム)。
結果は2-3。
なんと勝ち点で首位に並んでいるチームが最下位のチームに負けた。
まるでガンバ大阪対ヴァンフォーレ甲府のようだ。
試合の当日は大晦日、奇しくもSir Alex Ferguson監督の70歳の誕生日だった。

『エターナル・サンシャイン』(原題:Eternal Sunshine Of The Spotless Mind、Michel Gondry作品、2004年)の録画を観る。
ヒロインのクレメンタイン役にKate Winslet、あまり評判のよくなかった『タイタニック』以来彼女のファンである。
相手役にはJim Carrey、個人的にはミスキャストと思う。

『解錠師』(原題:The Lock Artist、Steve Hamilton著、2009年)を読む。
ハヤカワのポケットミステリだ。
別の本を買いに寄った書店で見かけて衝動買い。
ほんとうはそんな経済的余裕はないのだ……
邦題のつけ方にセンスが感じられないが、内容は面白い。
読み始めると止まらず、ほぼいっき読み。
 

2012/01/01

エピローグ


7月生のみなさんは訓練を修了されて、ひとまずはおめでとうございます。
そして、明けまして、新年おめでとうございます。



物心とも余裕のない生活を送っているので、やめておこうかと思っていたが、やっぱり年賀状を作ってしまった。
モチーフはウェールズの守り神である赤い竜を拝借。
(欧米か!)

「人の心が、年初に届く国。」というのが郵政のキャッチコピーだが、心ない年賀状が毎年いっぱい届く。
両面ともPCで出力してある年賀状は、差出人の署名も印刷だから、素っ気ない感じがしてしょうがない。
もっとも、家族の写真を添えて送ってこられるのも、独りさびしく正月を迎える身には辛いものがある。
そんな訳で、自分の賀状は手作り感にこだわっている。
もちろん、元プロなので、絵柄はPCでデザインして年賀はがきにプリントするのだが、宛名はいまだに手書きだ。
(やろうと思えばデータベースから宛名出力できるんですよ、ほんまは)
そして、一枚ずつに短いながらも添え書きをして、署名する。

まあそんなことを偉そうに書きつつも、そのうちいきなり電子年賀メイルに完全移行すると自分では思っているのだが……

閑話休題。
ポリテクセンターは出たけれど、再就職はまだ果たせていない。
HRTやツッチーも世話になったという、ハローワーク梅田のY女史のところにほぼ毎週かよいつめて、その都度紹介してもらった2、3社に応募書類を送り続けているのだが、書類選考を通過したところはいまだに一社もない(爆)

シニアワークプログラムというのを見つけて「マンション管理員コース」に参加した。
管理の実務を教えてくれる十日間の短期講習だが、なかなか有意義なものだった。
修了日に開催された合同面接会にエントリーして、一社の面接を受けたが選考結果の連絡はまだない。

人生は、まだまだ下り坂である。


HW梅田から江戸堀へ向かう途中、橋下市役所を望む



名店として雑誌に紹介されたパン屋「ブーランジェリー タカギ」















エル大阪で講習の日、近くの交差点で信号機が停電



シルバー人材協議会近くの横堀川(逆光!)



講習の昼休みに大川端へ。OBPやOMMを望む
 

2011/12/31

さらばポリテク


2011年6月27日撮影

気がついたらセンターのロゴはなくなっていた(2011年9月27日撮影)


早期退所できないまま、修了式の日を迎えることになった。
同様の状態で出席した4月生は4名。
TKNとTQDの二人はネクタイ姿。
KWBとYMMはいつものカジュアルスタイル。
おいっ。
HRTはこの日も面接があったため、式は欠席。

修了式では指導課長が式辞を述べるが、「おめでとう」とは言われない。
それは、再就職を果たしたときに贈られるべき言葉だからだ。

式の後、半年を過ごした研修室でわれわれ4名に修了証が交付された。
私は「残業」があったので、ここで他の3名に別れを告げた。
前日に掲示板でめぼしい求人を見つけていて、その応募に必要な書類を作るためだった。
Macユーザは、こういうときに辛い。

作業を終えて講師室に報告に行く。
わがままを言って、最後の作品のプリントアウトをもらって帰った。
新・頂極株式会社が提出した標準書類の束だ。
見直すと不満な点が次々と見つかるが、後の祭りだ。
もしやり直しができるならば、自動機のフィンガーのデザインをもう一度やりたい。

さらばポリテク。
ありがとうございました。


サービスカット。頂極工業株式会社CTOのTQD

2011/12/29

こだわり


このロゴはJリーグから拝借































何十年も前に観た初期のロボットコンテストは、東京工業大学やMIT(米国・マサチューセッツ工科大学)のチームがアイディアを競うものだった。
各チームに一つずつ箱が支給される。
中身はどれも同じ構成の、ロボットを作るための部品だ。
ロボットを使って達成すべきミッションが提示される。
ミッションに対応して、各チームがそれぞれのデザインを行う。
その結果、同じ部品を使うのにもかかわらず、さまざまな形のロボットができあがってくる。
そこが面白かった。

ポリテクセンターで作るロボット(自動機)は、フィンガー以外は完成形が同一だ。
どこで他のグループとの差別化を図るのか。
その答が「こだわり」だ。
新・頂極のこだわりは「見た目きれい」。
会社のロゴをデザインするのも、その一環。
頂点を極めるという意味をこめて、上向きの真っ赤な三角にした。
その赤い色が自動機のエアチューブにも反映されている。

フィンガーは磨きあげた。
図面には表面仕上げの指定はなかったが……
平やすりで全体の凹凸をならし、特殊なタワシでこすると、ヘアラインがきれいに入った。
そのままでもよかったのだが、さらに光沢が出るまでコンパウンドで磨いた。
数年前、取材で訪れた金型工場で、表面が美しく磨きあげられた製品を見た経験が、そうさせたのかもしれない。
金型の外側を磨いても、その機能が向上するわけではないのだが、完成品の美しさに感動した。