2012/02/26

遅い男

気分の落ち込みが激しい。
リスタートした再就職活動は連戦連敗。
2月の第1週に応募した施設運営・イベント運営の仕事は、一週間の書類選考のあと不採用。
第2週に応募した物流会社は、大雨のバレンタインデイにペーパーテストと面接試験があった。
その二日後に不採用。
第4週にはマンション管理会社の面接試験を受けたが、その週のうちに不採用となった。
死ぬほど憂鬱である。
こんな気持ちのままでは戦えない。

『遅い男』(原題:Slow Man、J. M. Coetzee著、鴻巣友季子訳)を読む。
図書館から借り出した本だ。
クッツェー(Coetzee)は2003年のノーベル文学賞受賞作家。
南アフリカ出身でオーストラリア現住の「南半球の男」である。
この小説の主人公が同世代の自転車乗りであることを知り、読む気をそそられたのだが、かといってそのことがさほど重要な作品要素になっているわけではない。
物語は彼が自転車に乗れなくなってしまうところから始まる。
原文では、
 The blow catches him from the right,
「衝撃が、彼を右側からとらえた……」と訳したいところだけれど、鴻巣訳は大いに趣きが異なる。
 

1 件のコメント:

  1. 何と申し上げたら良いのか、分かりません。とにかくメゲズに、弾を撃ち続けて下さい、と言うしかありません。

    さて、その『遅い男』のfrom the rightというのはどういうことなのでしょうか?!

    そっと、メールで教えて下さい!

    hiraken

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