2012/02/09

ケヴィン・スペイシー

『セブン』(David Fincher作品、1995年)をTVで観る。
原題は「SE7EN」とつづり、SEVENと読ませたいらしい。
公開当時に日本でも大いに話題になった警察ドラマだ。
オープニングタイトルのデザインにたいへん刺激を受けた。

退職まで一週間の老練刑事役にMorgan Freeman。
新任の刑事役にBrad Pitt。
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続殺人事件を捜査する。
七つの大罪とは、
・傲慢(pride)
・嫉妬(envy)
・憤怒(wrath)
・怠惰(sloth)
・強欲(greed)
・暴食(gluttony)
・色欲(lust)
である。
最初に警察ドラマと書いたが、ホラー映画の要素が強い。
若々しい風貌のKevin Spacey(公開当時36歳)が重要な役で出演している。
脇役ではRichard Schiff(『ザ・ホワイトハウス』で広報部長トビー・ジーグラー役)、Leland Orser(『ER緊急救命室』で外科のスタッフドクター役)の顔も見える。

寒風をついて、MTBで走る。
リッピングを終えたCDをBOOK・OFFで買い取ってもらう。
本とはちがって、タイトルを吟味するようだ。
MISIAも古内東子も杏里も稲垣潤一も、たったの5円。
なんと桑名正博のベスト盤が700円の最高値だった。
この日は13タイトル持ち込んで、合計1,840円。
生活費の足しにはならない。

市立の中央図書館に寄って、無料の映画鑑賞会に参加。
床が水平な視聴覚室に椅子を数十脚ならべて、スクリーンに映写する方式。
JBLのスピーカが奢られているが、片一方からしか音が出ていなかったのは残念。
この日上映されたのは『ペイ・フォワード』(原題:Pay It Forward、Mimi Leder作品、2000年)。
初めて観る作品だ。
レンタルビデオ店で借りて観られるものを、わざわざこんな所まで来て観る輩がいるものか。
20数名はいた。
老人が多い。
女性の二人連れ、夫婦……
暇はたくさんあるが、少しでもお金を節約したい人たち。
この映画会は頻繁に催されているように思えない。
平日開催という時間設定や、作品選定にこめられた意図は何だろうか。

『ペイ・フォワード』の出演者は、演技達者揃いだ。
・Haley Joel Osment……11歳の少年役。『シックス・センス』で有名。
・Kevin Spacey……少年が通う中学校の社会科教師役
・Helen Hunt……少年の母親役
『セブン』から5年後のKevin Spaceyは、まったく印象が異なる。
俳優だから当たり前だけれど。
Helen Huntも、彼女だと判るまでに手間どる。

映画が終わり、たった一人残ってエンドロールを観る。
途中で室内に点灯されてしまったので退室。
図書館を出て帰途につくころには、雪が降り出した。
 

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