2012/02/02

凍った月の涙

雪が降る日に生まれた息子のことを思い出す。
彼の健康を祈って「健」の字を入れて名付けた。
自分の息子の名に「康」の字を入れて応援してくれた人がいることは、あまり知られていない。

Jリーグのスポンサーになっている広告誌で見つけた求人に応募する。
InDesignで作ったオリジナルの履歴書に自己PR文を入力する。
署名だけ自分の手で書き入れ、顔写真を貼付する。
折らずに角2封筒に入れる。

MTBにまたがり、かつてのアルバイト先へ走る。
応募書類を発送。
友に贈る本も発送。
レターパックで送る方が安いことが判明する。
バースデイカードも発送する。
鉄道ファンの息子のために阪急電車の写真を使って作ったオリジナルのカードだ。

中央図書館に寄る。
この市の郵便局に勤めたおかげで、図書を借りられるようになった。
貸出券はまだ有効である。
ラウンジで『Casa BRUTUS』を読む。
1月10日発売の第143号は住宅特集。
薪ストーブのある、山小屋のような家に住みたい。

クッツェーの『遅い男』をPCで検索するが、所蔵なし。
AV視聴コーナーで『YUMING HISTORY』というCDタイトルを見つける。
聴いてみたいのだが、AV資料は貸し出さないのがこの図書館のポリシーらしい。
この日はあきらめて帰る。
途中のマーケットでアップルパイとピザパンを買う。

次の日、また図書館に行く。
MTBで走るので防寒策を講じる。
毛糸のワッチキャップ(watch cap、すなわち水兵が見張りに立つとき防寒のためかぶる帽子)を耳まで被る。
バンダナを三角に折り、マスクの代わりに着ける。
マフラーで襟を巻く。
レッグウォーマーを着ける。
上着は20年以上使い続けている、極寒地仕様のN-3B。
いったいいつになったらすり切れるのか。

『YUMING HISTORY』が聴きたいと申し込むと、席札とヘッドフォンだけを渡される。
番号の席に座り、ジャックに接続すると音が聴けるというシステムだ。
CDの本体もジャケットも手にすることはない。

荒井由実の天才を久しぶりに聴いて、涙が出そうになる。
本項のタイトルは「旅立つ秋」の一節である。
 

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