2012/01/23

同じ道

小さな印刷会社が採用してくれて、明日から出勤。
「大阪」駅からJR環状線に乗って行く。
思えば、社会人になって初めて勤めた印刷会社もこの沿線にある。
この道は、いつか来た道。

雨が降るらしいので、徒歩で自宅を出発。
阪急電鉄の「桜井」駅まで、旧西国街道を歩く。
電車で池田まで行き、本来管轄の職業安定所を訪ねる。
ここで最初に職業訓練校を紹介してくれた相談員のM氏に経過を報告。
10か月ぶりに会うのだが、げっそりと痩せている。
糖尿病のけが出たとかでカロリー摂取制限をして、体重が10キロ落ちたと聞く。
ここへは二度と来るなとくぎをさされ、礼を言って別れた。

池田の駅前でBook 1st.を素見す。
『舟を編む』(三浦しをん著/光文社刊)をチェック。
思っていたよりも頁数が少ない本だ。
『十字軍物語』(塩野七生著/新潮社刊)をチェック。
『ローマ人の物語』はチャレンジしようとして、いつも腰が引けてしまうが、十字軍ならば、と思う。
思うだけで買う余裕なし。
駅のショップで「宝塚ホテルハードドーナツ」を買う。

再び乗車して『蛍池』まで行く。
モノレイルに乗り換えて『千里中央』へ。
千里阪急の地下で入社土産の菓子を買う。
徒歩で帰宅。
途中の郵便局に、本局でのアルバイト時代の同僚が勤務している。
「顔パス」で作業場に入れてもらい、再就職の報告をする。

▼最近観たもの・読んだもの
『めぐり逢い』(原題:An Affair To Remember、Leo McCarey作品、1957年)@TV
Cary GrantとDeborah Kerrが共演。
満足度……☆☆☆☆☆
自分と同じぐらい古い作品だが、ベスト20に入れておきたい。
Meg RyanとTom Hanksが共演した『めぐり逢えたら』(原題:Sleepless In Seattle、Nora Ephron作品、1993年)は『めぐり逢い』のアレンジと思われる。
Warren BeattyとAnnette Beningが共演した『めぐり逢い』(原題:Love Affair、Glenn Gordon Caron作品、1994年)はリメイク版。
1957年版自体が、Leo McCareyによる自作(1939年)のリメイクであるという。
いずれもエンパイアステートビルが重要なキーポイントとなっている。

エンパイアステートビルと高い所つながりか?
TVで『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(松岡錠司作品、2007年)を観る。
こういう話が日本人には受けるようだ。
初めて松たか子に対して好感を持つ。
満足度……☆☆☆★★

『PETIT à PETIT―松井大輔フランスの日々』(松井大輔著/ベースボール・マガジン社刊)を読む。
フットボール雑誌に連載されたエッセイをまとめたものらしい。
松井が長友ほど努力すれば、もっと大成するだろうにと思われて残念。
満足度……☆☆★★★

『うたに遊べば』(島田陽子著/編集工房ノア刊)を読む。
満足度……☆☆☆☆☆
ジュンク堂書店の大阪本店には、編集工房ノアの出版物だけを集めた大きな棚がある。
ノアは大阪にあってそれほど注目されている、小さな出版社である。
島田陽子さんは、マイミクのピュアさんと縁のあった詩人で、昨年の4月に亡くなった。
その棚で埃をかぶっていた『うたに遊べば』を選んだのは、私が詩集よりもエッセイを好むからだ。
読んで驚いたのは、作者がかつて住んでいたと思われるのと同じ団地に、現在私が住んでいるということだ。
彼女が眺めて楽しんだ川が、眼下を流れている。
  

3 件のコメント:

  1. おめでとうございます。溶け込める職場であるといいですね。若い人中心の職場ですと溶け込むこと自体が難しくて、仕事以前の問題で離れてしまいました。

    あと不景気の時期に募集をかけている会社は多かれ少なかれ、わけありですので、どこで妥協するかですよね。

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  2. 初出勤を終えて帰ってきました。
    一日だけでいろいろ問題点が見えて、妥協できるか否か、that is the question.です……

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