2020/03/22
変わりつつあること
毎日新聞の書評欄「今週の本棚」を、毎週の楽しみにしている。
合計3ページのレイアウトデザインを、和田誠が担当していた。
題字もデザインし、イラストレイションも描いた。
晩年は南伸坊と交替で描くようになり、やがてイラストの線端が、和田誠らしくなく開いたままになっているのが心配だった。
案の定……
今春、デザインが一新されるらしい。
残念である。
残念といえば、欧州のフットボールリーグが続々と休止・中断されている。
新型コロナウイルスが流行していることが原因である。
それより前に、英国のプレミアリーグが通常のテレビ放送で観られなくなっていたのだが、それはDAZN(ダゾーン)が放映権(ネット配信による)を独占してしまったからである。
禁断症状が、激しい。
我慢ができず、DAZNと契約しようと思ったのだが、ネット配信の試合を観られるだけのキャパシティが、そも自分の視聴装置にはなかった。
自室に引いていた(僅か)12MBのADSLを3年ほど前にキャンセルした後は、いわゆる「格安SIM」を3枚(容量合計10GB/月)買って、スマートフォンをモデム代わりにしてインタネットに接続していたのである。
ちなみに、ADSLが12MBといっても、それは速度のことであって、定額の使い放題であったから「ギガの枯渇」は気にしなくてもよかった。
格安SIMを使ってmacOSをCatalinaにアップデートしたら、5GBぐらいが一度になくなってしまった。
ブログの更新さえ、接続しっぱなしで書くのが心配になる。
やがてリーグが再開したら、DAZNを使って視聴をしたい……
そこで、ついに通信インフラの再整備に踏み切った。
KDDIの光回線を利用してSo-netが提供する接続サービスに加入した。
当然ながら、MVNO(格安SIM)に加えて出費は増してしまう。
専用モデムを借りて……工事人が自室にやって来て……という、面倒な段取りもある。
しかし、そこを乗り越えたら、快適なネット接続が実現した。
ギガ不足を気にしなくていいことが、これほど気持ちよかったとは!
モデムはAirMacに接続。
AirMacにはハイファイセットも既に接続されている。
これまでは、電池式の携帯ラジオでFM放送を聴いていたのだが「radiko(ラジコ)」のストリーミングを、Macからハイファイセットに出力できるようになった。
当たり前だけれど、音が、もの凄くよくなった。
調子に乗って、iTunes Storeでハーブ・アルパートを3曲、買ってしまった。
Rise!!
2020/03/19
彼岸ツアー
まるで死出の旅というような題だが……
実際は、お彼岸に墓参りをして、ついでに寺の近くを渉猟する、ぐらいの意味合いである。
お寺は、谷町にある。
あのタニマチである。
どのタニマチ?
相撲部屋の支援者を指す「タニマチ」の元になった谷町である。
現在も高砂部屋が久成寺(ぐじょうじ)に宿舎をおいている。
新型コロナウイルスの流行をふまえて、立ち入りは制限されている。
午前11時半、部屋に力士の姿はない。
墓参りを終えて、難波へ。
せっかく都会に出てきたのだから、本屋に行かないと、もったいない。
大きな本屋へ。
ジュンク堂書店の難波店へ。
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| このビルの3階にジュンク堂が入っている |
目的がなく行っても、何かしら買ってしまうものである。
だから、せっかくだからといって本屋に行けば、散財することになって、お金がもったいない、ということにもなる。
レンマ二つ。
しかし、今日は3点の目的があって、すべてを手に入れた。
出たばかりの『兵庫のトリセツ』、西東三鬼(さいとう・さんき)の『神戸・続神戸』、山出保(やまで・たもつ)の『まちづくり都市 金沢』である。
ジュンク堂ではPiTaPaが使えるので、キャッシュレス決済。
おまけに楽天ポイントも、もらえる。
ジュンク堂を出て南下する。
春場所の雰囲気だけでも、と思い府立体育会館を見に行く。
今は「エディオンアリーナ大阪」という名前が付けられている。
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| 本日の取組表。好取組は……なし! |
2020/03/14
【四アマ】を受験す
世界保健機関[WHO]が新型コロナウィルスによるパンデミックを警告するなか、無線従事者国家試験が予定通り行なわれた。
ちょうど高等学校の入学試験が行なわれている時期でもあり、自分が当事者に戻ったかのような心持ちである。
3月14日土曜日、雨。
雨男の面目躍如である。
試験会場は、大阪市北区扇町にある「西沢学園」の校舎。
アダ・マウロのテレビCMで有名になった、あのニシザワガクエンである。
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| 北から見た西沢学園の校舎(大阪市北区扇町) |
今回受験するのは「第四級アマチュア無線技士」という資格で、ハム(アマチュア無線技士)の中で最も下のクラスである。
通称は「四アマ」。
試験科目は「法規」と「無線工学」。
自動車運転免許試験と似た構成で、はるかに簡単なものである。
法規12問のうち8問に正解、無線工学12問のうち8問に正解できれば、合格である。
午前9時に会場入り。
9時半から開始して、試験時間10時半までのところ、10時に諦めて退出した。
いくら考えても、分からないものは、分からない。
たぶん、8問ずつ正解できているとは思うのだが……
合否の通知は、3月の下旬に郵便で行なわれるということである。
四アマ免許をとろうと思ったきっかけは、ドローンのFPV[First Person View]である。
すなわち、ドローンに搭載されたカメラの目を通して機体のラジオコントロールを行なう際に、5.8GHzの周波数を扱うために最低限必要な資格が、四アマなのである。
そもそも中学生の頃、学校のアマチュア無線クラブに属していたことがあった。
学校所有のトランシーバを使い、アンカヴァ[under cover]すなわち無資格で通信を行なった経験もあるが、資格をとるまでには至らなかった。
今回の試験に合格すれば、50年ぶりのハムということになる。
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| 受験当日のスタイル |
2020/02/14
聖伴天連の日でしたね
懲りずにカメラ関連の話を書こう。
初めての一眼レフカメラNikomatを提供してくれたのは、在阪A放送局の報道部に属する、ムービーカメラマンだった。
私は、その放送局の報道技術部で、ニュースフィルムの編集補助のアルバイトをしていたのである。
昭和50年代初頭、A放送局で使われていたのは、キヤノン・スクーピックという、16ミリフィルムに記録するムービーカメラである。
フィルムはリバーサルタイプで、すなわち撮影したものを現像すると、ポジの状態になる。
映画を撮る35ミリのカメラは、大きくて機動性に欠ける。
そこで、主にニュース報道カメラマンに使われたのが16ミリカメラというわけだ。
大まかにいって弁当箱ぐらいのサイズで、片手で持てるぐらいの重量だった。
実は、スクーピックの使い古しを払い下げてもらって、映画を撮るという企みも、なくはなかった。
結局、資金と覚悟と情熱の不足により、16ミリのムービーカメラを買うことはなかった。
アカデミー賞を獲れていたかもしれんのに……
それはともかく。
カメラマンは取材先に社用車で出かけていって、撮影済みのフィルムを持って帰ってくる。
急ぎのニュースフィルムの場合は、専属のバイク便(四輪車より速い)をチャーターして、取材先から局に届けてもらう。
もっと急ぐ場合は、ヘリコプタで運び、局の屋上に投下してもらうこともあった。
ある時、ヘリコプタから投下されたフィルム(専用缶入り)をキャッチしそこねて、屋上の床でひしゃげてしまい、開封するのに難儀したことがあった。
局に届いたフィルムは、まっすぐ現像室に運ばれて現像される。
A放送局は、地下1階に現像室があった。
現像済みのフィルムは、たしか6階にあった編集室まで、アルバイトが持って上がるのである。
急ぎのニュースの場合には、現像室の前で待機して、フィルムの入った缶を受け取るや、全速力で階段を駆け上がる。
エレベータは、事故で停止しまう可能性があるので、使わないのである。
自宅に、当時のフィルム缶(ブリキ製)があった。
富士フィルム製である。
当時はコダックも併用されていたと記憶する。
[MAGNETIC STRIPED]という表示は、フィルムの端に、音声記録用の磁気テープが装備されていることを指す。
つまり、トーキーである。
編集室に届いたフィルム缶を開封し、編集するのが報道技術部の担当者である。
左右に巻き取りリールの付いたビュウワ[viewer]で、撮影済みの全シーンをチェックして、必要と思う部分を切り出して、つなぐ。
文字通り、鋏(握るタイプのものだった)で切って、糊かテープで貼ってつなぐのである。
編集担当者が切ったフィルム片を、つなぐのがアルバイトの役目だった。
スプライサ[splicer]という器具を使って、フィルムの裏面[コマとコマの境目部分]を削り、そこに接着剤[なんらかの溶剤]を塗って、次のフィルムを圧着する。
末端同士が重なることになるので、接着部分は、少し分厚くなる。
フィルムを削り過ぎると破れて、貴重な一コマが失なわれてしまう。
接着剤が多すぎると、溶剤によって画面のつなぎ目が、にじんでしまう。
少なすぎると、連続しているフィルム片が、断裂してしまう。
決められた時間のニュースフィルムに仕上げるために、つないだフィルムの長さを測るのも、アルバイトの任務だった。
日本では長さのことを尺(しゃく)と呼ぶが、実際に使っているのはフィートという単位である。
16ミリムービーの場合、1秒は24コマで構成される。
5秒[=120コマ]が、ちょうど3フィートとなる。
30秒のニュースクリップを作るためには、18フィートのフィルムを要するのである。
フィルムをつなぎながら、専用のメジャーで長さを測っていき、編集担当者に残り何フィート、何コマと伝えるのである。
通常、最終カットは規定の秒数よりも長くしておき、ニュースの時間枠が多少[秒単位で]延びても、途中で映像が切れてしまわないように配慮していた。
その際、規定秒数が尽きる合図として「パンチ」と呼ばれる、物理的な穴をフィルムに明けておくのも、アルバイトの役目だった。
フィルムの裏面は、膜面(まくめん)と呼び、感光乳剤が塗られている。
この乳剤部分をスプライサで削っていたのだが、ミクロで見ていたアルバイトの目には、段々畑のように、立体的に重なった乳剤の層が映っていた。
それはまるで油彩における、画家の絵筆のストロークのようでもあった。
編集済みのフィルムが放送された後は(放送されないこともある)、アーカイヴ行きである。
時系列順に、一定量になるまでフィルムをつないでいき、大きなフィルム缶に収める。
各々のニュースクリップに対して、被写体や撮影場所などのタグ付けをしたカードを作成する。
このカードに穴明け(パンチ)して、専用コンピュータで検索できるようにする、当時の最先端システムだった。
*
イオン・タウンに食材の買い出しに行った。
バナナ、梅干し、豆、カット野菜、豚肉細切れ、七味唐辛子、カレーフレイク、トマト缶、紅茶(ケニヤのリーフティ)、ロールパンを買う。
マーケットの中で、市の福祉協議会が寄付を募って[募集して]いたので、一口の寄付を思い立つ。
専用の封筒に500円硬貨一枚を入れ、寄付者の名前と、本日の日付を記入する。
「今日は何日でしたか?」と訊くと、
「14日。バレンタインデーやね」と、受付のおばちゃん。
ああ、そんな日でしたか。
わずかな寄付に感謝され、チョコレートのかわりに飴をいただいて帰った。
2020/02/06
ゴッホ展に行く(ver.2)
(全面改稿済み)
久しぶりに兵庫県立美術館に行って、久しぶりに生のゴッホ作品を観る。
大阪梅田から阪神電車の特急に乗って「御影」へ。
普通列車に乗り換えて「岩屋」で下車。
何度か来ているはずなのに、すっかり忘れている。
徒歩で南下する。
美術館の屋根にカエルがへばりついている。
このカエルは風船なので、風に揺れる。
まるで、ゴッホ展をアピールしているかのようだ。
県立美術館の建物は安藤忠雄の設計である。
安藤作品らしさと言ってもいいだろうか、どこからアプローチして入館すればいいのか、わかりづらい。
今回のゴッホ展は、昨年10月東京・上野の森美術館で幕を開け(2020年1月13日閉幕)、兵庫県立美術館に巡回(1月25日土曜日から開催)してきたものである。
会期は3月29日日曜日までであるが、なるべく、すいている時に鑑賞したいものである。
ならば、いつ頃行くべきか?
会期の終わりが近づくにしたがって客足が増えるのも、美術展の常である。
開会直後も混雑が予想されるので、そこをやり過ごして、なるべく早く観に行くのがいい。
まず、混雑が予想される週末(土・日曜日)は避ける。
月曜日が休館なので、火曜日から金曜日のいずれかが望ましい。
客足が鈍いと思われる雨の日を狙って、わざわざ行くというテもある。
というわけで前置きが長くなったが……開会して約一週間後の金曜日に行った。
ゴッホ展の観覧料(チケット代)は、1,700円である。
いくらゴッホ展だといっても、ちょっと高い。
大阪のジュンク堂で本を買ったときにもらった割引券を使い、100円だけ安くしてもらった。
| ゴッホ展へのアプローチ |
できれば展示室内で撮影したかったのだが、許可されず。
したがって、作品の写真は一点もない。
作品はもちろん、画題の表示板を記録したかったのだが、パンフレットの片隅に、館員から鉛筆を借りてメモするにとどまった(自分が持っていたボールペンは不許可)。
当然ながら、作品の現物を自分の目で観ること以上に、素晴らしいことはない。
特に油彩においては、作者の筆使い(ストローク)が、生々しく感じられる。
間近まで寄って、下から・横から観るのは、混雑していてはできない。
自分が画面を観ているのと同じ場所に、フィンセント[・ファン・ゴッホ]が立っていた(あるいは腰かけて)と思うと、心が慄える。
順路にしたがって歩いていくと、ゴッホ展は、あまりにも呆気なく終わる。
ついで、と言っては失礼だが、安藤忠雄ギャラリーも観る。
ゴッホ展に負けず劣らぬ圧巻である。
ドームを冠した建物模型は、フランス・パリの旧穀物取引所(ブルス・ドゥ・コメルス)を、安藤が得意とするコンクリートのパネルを内部に入れ込む手法でリノベイトした時のものである。
| ブルス・ドゥ・コメルスの模型 |
| 正面の書棚のアップ |
展示室だけでなく、建物の外部にも見どころがある。
美術館の南側のオープンスペースには彫刻作品が設置されている。
正確に言えば、彫ったり刻んだりしたものではなく、主にステンレススティールで造形したものである。
「Sun Sister」と題された少女像は、右手に輝く太陽(希望の象徴)をのせ、過去・現在・未来を見つめるように、摩耶埠頭に向かって屹立している。
(2015年ヤノベケンジ作・阪神淡路大震災20年モニュメント)
| 「Sun Sister」 by ヤノベケンジ |
| Sun Sisterと記念撮影「映え〜」 |
脇浜に展開する「なぎさ公園」を、西へ歩く。
脇浜一帯は震災復興のシンボルとして再開発されたが、南海トラフ地震が発生したときの大津波には対処できるのだろうか。
| 円形舞台 |
| 「人と防災未来センター」ガラス越しの壁面には「1995」「5.46」の文字 |
阪神電車「岩屋」に戻るつもりが、道に迷った。
山を向いて北に歩けば、阪神・JR(祖母は省線と呼んでいた)・阪急のいずれかの線路に行き当たる。
親切な通行人に教えられて、たどり着いたのが阪急「春日野道」駅だった。
(えらい西に逸れたことである)
| JR線が並走している |
初めて利用する駅である。
こんなに細いプラットフォーム(アイランド型)も初めてだ。
通過する特急列車を避けるスペースが、あまりにも狭い。
普通列車に乗車、「岡本」で特急を待って乗り換え、梅田に戻った。
2020/02/03
土鍋の蓋を割る
不注意で、土鍋の蓋を割ってしまった。
台所の床の上で、木っ端微塵になった。
破片をつなぎ合わせて漆で接着できるかな、と思ったが、それも無理と思わせるほどの惨状だった。
鍋の本体が割れてしまったのなら、簡単にあきらめて、新調するところである。
そうすると、本体も捨ててしまうことになるだろうが、勿体ないことである。
新調する費用も、4,000円ほどかかる。
ちょっと悩むところである。
蓋だけ売っていないかとインタネットで探してみたら、ちゃんとありました。
需要があるわけですね。
鍋のサイズは7号・1.2ℓ炊きであった。
我が家では、これで飯を炊いている。
すり切り2カップの米を洗って・つけて、ガスコンロで炊く。
コンロには炊飯モードという機能があって、自動で火加減をしてくれる。
簡単に、おいしいご飯が炊けるのである。
しかも、どういう加減か、ときどき、お焦げもできる。
2カップの米を炊いて、茶碗2杯のご飯を食べたら、残りは密封容器に移して、冷凍保存しておく。
解凍して、なお、おいしく食べられる。
それはともかく。
7号の土鍋に合う蓋は簡単に見つかった。
本体と同じ絵柄のものは、1,000円を少し上回る値段である。
同じ7号の柄がちがうもので、400円ほど安い蓋があった。
サイズを確認すると、まったく同じだったので、400円をケチって、そちらを注文したのである。
注文したのは、貫入という、一面にひびが入っているように見えるタイプのものである。
| ツートーンカラーの土鍋となりました |
買ったのは楽天市場であった。
今までは、ほとんど使っていなかった。
ヨドバシ.comやAmazon.co.jpに比べて、使い勝手が悪いので。
ところが、格安SIMを契約しているMVNO業者が楽天に買収されて、その業者から付与されていたポイントが、楽天ポイントに変わってしまった。
それ以来、積極的に楽天ポイントを集めるようになり、今回の土鍋の蓋も楽天ポイントを使って購入することになったのである。
2020/02/01
カメラ小僧!
カメラ小僧という言葉は1970年前後に、よく聞かれた。
この言葉から、篠山紀信を連想する。
小僧という感じでは、まったくないのであるが……
要するに「カメラを持って、街に出よう」的な、写真機か写真フィルムのメイカーが企んだメディアキャンペインだったのでは、なかろうか。
携帯端末に、もれなくカメラのついている現在、数千万の日本人が、カメラ小僧だと言っていい。
もちろん、自分もカメラ小僧である。
iPhoneのかわりにRX100を常時携帯している。
RX100は、かなり小ぶりなデジタルカメラであるけれども、携帯電話とは違って厚みがあるので、ポケットには入れづらい。
まさに、この厚みこそが携帯電話に対する優位性であり、カメラの命と言えるレンズ部が出っぱっているのである。
ポケットには入れず、ネックストラップを装着して、肩から袈裟懸けにしている。
裏面に滑り止めの加工が施してあるストラップだと、カメラの取り回しがしにくいので、滑り止めのないものを取り付けてある。
速射できる態勢、カメラ小僧のスタイルである。
デジタルカメラが普及した結果、フィルムメイカーは零落した。
携帯電話にカメラが搭載されるようになって、カメラメイカーも衰退した。
カメラを袈裟懸けにした、前時代的カメラ小僧も、もはや少数派である。
2020/01/17
1995年の記憶
1995[平成7]年・乙亥(きのとい)。
この年は、インタネット元年といわれる。
年号を冠したコンピュータのオペレーションシステム・ソフトウェア「Windows 95」が発売されて、爆発的なヒットとなった。
オペレーションシステム[OS]の何たるかを知らずに、ブームにつられて買う人が現われたほどである。
しかしながら、インタネット接続を、ほんとうに簡単にできるようになるには、もう3年、AppleのiMacの登場を待たなくてはならなかった。
1995年当時、筆者はWindowsとMacintoshの「両刀使い」だった。
IBM製のノート型コンピュータ、PS/55 note(ピーエス・ゴーゴー・ノート)にWindows 3.1を搭載、Macintosh SE/30(エスイー・サーティ)にはMac OSではなく漢字Talk 6.0.7がインストールされていた。
ちなみに、PS/55 noteは曲線のないデザインの真っ黒な筐体であり、その後のThinkPadの前身モデルである。
これらのマシンは能力不足でインタネット接続はできなかったが、1993年ごろから始めたパソコン通信を行なっていた。
画像を扱わない、キャラクター(文字)ベースの通信である。
NIFTY-Serve(ニフティサーブ)の会員となって、初めて電子メイルを受信した時の感動は、今も鮮明である。
電子メイルのやり取りだけで中古のSE/30を買ったのも、懐かしい記憶である。
さて、その1995年の1月17日早朝、地震の激しい揺れで、文字通り叩き起こされた。
枕元には大きな本棚が立っていて、ベッドのフレームにつかえて倒れてくることはなかったものの、棚から本やLPレコード盤が頭に降り注いできた。
この時、Appleのキーボードも、落ちてきたものが衝突して破損してしまったのだが、Appleが被災者をサポートするプログラムにより、無償で修理をしてくれたのである。
震災から三日目に、神戸入りする。
阪急電車で西宮北口まで行って、そこからは徒歩で行った。
神戸方面には親戚・知人が多くいるので、安否の確認と救援物資の配給が目的だった。
最終的に、六甲アイランドまで物資を届けたのだが、歩いて橋を渡る時の余震が怖かった。
その後は、中古のバイクを買って、何度も神戸通いをすることになる。
被災地の道を走るのは、四輪よりも二輪の方が有利だった。
一方、パソコン通信が、情報を収集するのに役立ったのである。
ボランティアもパソコン通信で申し込んだのだが、それを受け入れる側のシステムは、まだ整備ができていない状況だった。
2020/01/02
墓参と初詣
年が明けた。
今年の干支は庚子(かのえ・ね)である……
いや、ありまうすと言いたいのだがw
元日を雑煮とお節で寿いで、二日は墓参りと初詣の、as usual pattern。
正月の街で多くの外国人に出会う、というのが近年の傾向である。
大阪メトロという名前になった地下鉄には、英語を話す白人の家族。
神社の石段にはタイ人の行列があった。
菩提寺の墓地には、外国人の姿は見られないが日本人(檀家さんたち)の姿も、あまり見られない。
元日に済まされているのだろうか。
今日はゴム手袋を携行したので、存分に掃除することができた。
やっさん風に言うならば「ご先祖さんにべんちゃら」である。
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| 高津神社西・相合坂 |
墓参りのあとは、高津さんに初詣。
どうぞ今年は、いいことがありますように……
2019/12/29
ジュンク堂書店難波店
難波千日前の、なんばグランド花月[NGK]の斜(はす)向かいにあったジュンク堂書店が移転してから久しい。
ロケーション・店舗規模・店内レイアウトすべて良し、の書店だった。
聞いたところによれば、ビルの所有者との賃貸契約更新交渉で折り合いがつかず、明け渡したということであるが、後には「ドン.キホーテ」が入居した。
何はなくとも、書店がここ難波にないのは不便で、寂しい。
実は、ジュンク堂書店難波店は難波千日前から撤退した後、湊町に移転したのである。
湊町も広い意味では難波である、と言えないこともない。
であるが、髙島屋百貨店を基準に考えると湊町は、かなり遠い。
12月のある日、修理に出していたRX100を引き取りに、難波に行った。
その後、別の用事(ドローンの講習会)で住之江公園に移動するまでの空き時間を使って、ジュンク堂の新・難波店に行った。
場所が、分かりにくい。
何度もビルの前を通り過ぎて、時間を無駄にしてしまった。
当日買ったのは、この二冊。
『HTML5&CSS3 デザインレシピ集』/狩野佑東著/技術評論社/3,025円
『本の雑誌』2020年1月号/897円
HTMLがこれほど(5まで)進んでいるとは知らなかった。
自分の知識は1.0どまりだ。
ちなみに、小説本がこの値段なら躊躇するけれど、技術関係の本は簡単に買えてしまう。
『本の雑誌』は、三角窓口に拙稿が採用されている。
編集部がつけてくれた二段抜きの見出しは、
「上巻を買った人がなぜ下巻を買わないのか!?」
である。
2019/12/28
LeicaとZeiss[メモ]
カメラレンズのマウント方向(およびリングの回転方向)が正反対、という話の補遺。
1840年代後半のドイツに、ともに顕微鏡の製造からスタートした、後のライカ[Leica]とツァイス[Zeiss]という二大ライヴァルメイカーの萌芽がみられる。
LeicaはLeitz(ライツ:人名)のカメラという意味合いからして、カメラのメイカーだという姿勢を強く打ち出しているのに対して、Zeiss(これも人名)はレンズ専業という印象が強い。
それは現在の話で、かつてZeissにもZeiss Ikon(ツァイス・イコン)というカメラブランドが存在した。
Webで調べたことの受け売りだが、日本光学がカメラを製造する際にZeissを目指し、精機光学研究所(後のキヤノン[Canon])はLeicaを手本とした、ということである。
ZeissのカメラとLeicaとは、レンズのピントおよび距離リングの回転方向が異なっていたために、それぞれを手本としたNikonとCanonでも逆転が起きたのである。
ちなみに、日本光学(現ニコン)のブランドであるNikonも、ZeissのIkonに通じるものがある。
Leica、Canonと同方向に回転するレンズを採用しているカメラは、他にはオリンパス[Olympus]、シグマ[Sigma]ぐらいで、実は少数派である。
2019/12/26
PENTAXを忘れてた
またカメラの話だ。
デジタルカメラ3台
・一眼レフ(Nikon D60)
・コンパクト(SONY DSC-RX100)
・スマートフォン(iPhone SE)
を所有している。
もう使わなくなって押入れにしまってあるフィルムカメラ(Nikon EM)も1台ある。
EMは、かの有名なジウジアーロの手になるデザインである。
近ごろは、RX100を首から袈裟がけにして携帯し、撮影をしている。
小型だが高性能で、これ一台で満足している。
それにもかかわらず大規模電器店の売り場を、しばしば素見すのは、カメラが好きだからだろう。
すきあらば、ぢゃなかった金があったら、必要もないのに買ってしまうかもしれない。
カメラの「命」はレンズである、と思っている。
その意味において、レンズのメイカーから写真機のメイカーに進化した企業の製品を支持する。
国産ならNikon(日本光学)、PENTAX(旭光学)といった「光学」と名のつくメイカーのカメラが、これにあたる。
実は、今まで使った中で最も写りのよかったのはPENTAXの、所謂「バカチョン」カメラだった。
やはり、レンズがよかったのである。
一眼レフの交換レンズには、各社独自のマウントシステムが設定されていて、互換性がない。
一社の中でも、例えばNikonの有名なFマウントと、新しいZマウントは互換性がないので、マウントアダプタを介して装着できるようにしているのである。
Nikonのカメラボディにレンズを装着する場合、右利きの人であれば、左手でボディを保持して、右手でレンズをマウント部に嵌め込み、反時計回りで固定する。
Canonの場合は、これを時計回りで行なうのである。
そればかりではなく、レンズの距離リング・絞りリングの回転も逆方向に行なう。
すなわち、Nikonであれば、カメラボディに対して反時計回りに距離を伸ばしていく[あるいはフォーカスを絞っていく]のだが、Canonでは正反対となる。
カメラマンの使い勝手の点においても、機種の乗り換えは簡単にいかないことが、想像できる。
ちなみに、PENTAXはNikonと同じ回転方向を採用している。
PENTAXは、光学機器およびガラスのメイカーであるHOYAに買収・子会社化された後、現在はリコーイメージング株式会社の製品ブランドとしてのみ、名を残している。
「PENTAX」の名を冠した現行機種が、存在するのである。
デザインがクラシカルなのが、うれしい。
いや、買わへんけどね……
2019/12/07
グランメゾン東京
連続ドラマを観ないようにしている。
ワンクール追いかけなければならないのが面倒で、そんなことをしている暇があったら、翻訳ミステリを読む時間にあてたい。
ちなみに、昔は放映されるドラマの初回を全部チェックして、面白そうなものだけを続けて観ていたが……。
『グランメゾン東京』(TBS系)を観る気はなかったのに、中村アンが出演すると知って、第2回から観始めた(その回に彼女の出演シーンはなかった!)。
三つ星を目指すフレンチレストランの話なので、興味の範囲外。
であるが、アン観たさに惰性で観続けているのである。
舞台となるレストランの名が「グランメゾン東京」という。
主役のオウナーシェフを演じるのが、鈴木京香。
そのスーシェフ役に木村拓哉。
メートルドテル役に沢村一樹を配している。
毎度のことであるが、木村がドラマの中で使用する大小の道具に注目が集まり、世間では同じものを買い求める人が多いようである。
道具のメイカーも、そのことを承知していて、ドラマの中で使用されるように「タイアップ」を申し出るわけである。
『グランメゾン東京』でいえば、まずはオウナーシェフのスバル。
スーシェフの木村は助手席に座らされている。
フォレスターというスポーツ用多目的車(SUV)で、きれいな淡いブルーの車体が人気を呼びそうである(車両価格は約300万円)。
ファッション小物では、木村がかけているRay-Banのウェイファーラーという眼鏡。
定番商品だが、木村拓哉効果で、さらに売れる可能性がある(価格は1万〜2万円ぐらい)。
今回木村が演じる役柄は、パリから落ちのびてきた料理人という設定なので、衣装は古着ばかり(コックコートを除く)である。
くたびれた感じの革のジャケットが目にとまったので調べてみると、ラルフ・ローレンのカーコートだと判った。
これは欲しい、と思って値段を見たら……28万円。
絶対無理。
2019/11/21
運命のコイン
今年は大流行と聞いて、久しぶりにインフルエンザのワクチン注射を受けた。
自分が罹患して現在同居中の母に移さないようにとの配慮である。
想定の内だったが、注射をしてから体調不良である。
それはともかく。
愛読誌『本の雑誌』では、毎年度の文庫本ベストワンを読者から募り、それを同社『おすすめ文庫王国』の毎年版で紹介している。
今回の募集のレギュレイションは「2019年11月以降発行の文庫」を「11月5日までに」応募せよ、というものであった。
絶対に無理とはいえないが、かなり厳しい日限である。
五日間で一冊読めたとして、それがベストワンになる必然性が高い。
偏固ジャーナルが選んだベスト&オンリーワンは……
ジェフリー・アーチャー著、戸田裕之訳『運命のコイン』(上・下巻/新潮文庫・2019年11月1日発行)である。
| 帯つき |
| 帯なし |
「前科者」アーチャーは七部の大作『クリフトン年代記』の後、例によって短編集『嘘ばっかり』を出版した。
『嘘ばっかり』に付録されたのが『運命のコイン』の予告編である。
こんな形で自作の販売促進をしたのは、たぶんアーチャーが最初だろう。
ネタばれしないように『運命のコイン』を紹介したい。
レニングラードで幕を開けた物語は、まるでコインの表裏のようにイギリスへ、あるいはアメリカへと展開して、再びレニングラード(サンクトペテルブルク)に回帰する。
主人公はレニングラード生まれのアレクサンドル・カルペンコ。
愛称はアレックス、あるいはロシア風にサーシャである。
レニングラード時代にウラジーミルという友人がいた。
予告編でニコという名だった叔父は、本編ではコーリャとなっている。
以上w
もしかして、アーチャー初のSFか?という気がしないでもない。
『運命のコイン』をもって文庫ベストワンへの応募を果たすことができた。
厳しい締め切りについては、編集部から「2018年11月以降」の誤りでした、と連絡があった。
2019/11/06
N-3Bもどき
「N-3Bジャケット」というものを買った。
ユニクロブランドでカンボジア製、本来7,990円のところ、4,990円に値引きされて売られていた。
N-3Bは偏固ジャーナルに、よく登場するアイテムである。
米国の軍用仕様(ミルスペック)に従って作られた、防寒用のコートの一つである。
MA-1というのも、よく耳にするスペックナンバーだが、これはパイロット用の短ジャンパーのことで、短い衿と袖口がリブ編みである。
N-3Bは尻を覆うほどの丈の長さで、縁にボアのついたフードが付属する。
こちらも袖口はリブだが、リブを袖が覆う仕立てになっている。
N-3Bを丈だけ短かくしたものがN-2Bである。
N-3Bは、またの名をアラスカンコートといい、極寒地で寒さをしのぐために開発されたものである。
寒がりの私は、30年前のある日、西心斎橋の服屋で一着買い求めた。
ミルスペックに沿った衣料品の有名ブランドには、AVIREX(アヴィレックス)、ALPHA(アルファ)、Buzz Rickson(バズ・リックソン)などがある。
いわゆる軍の放出品なのだが、民間人のファッションアイテムとして人気を得たのである。
私が購入したN-3Bは紙製のタグが縫い付けてあるだけの、いわゆるノーブランド品だった。
価格は3万円。
有名ブランドよりは、かなり安い買い物だった。
軍国主義などと批判を受けることがある。
なにゆえに、戦争服を着るのか。しかも、かつての敵国のものを。
自分としては、たんに機能を重視した結果の選択だったのである。
軍の要求するスペック(耐寒性、耐久性や、それらに関わる材質等)は非常の厳しいもので、そこから生まれた私のN-3Bは、なんと30年の使用に耐えたのである。
まさか、30年の使用に耐えうること、という仕様ではなかったであろうが、一気に力尽きて朽ち果てるような最期だった。
さて、ユニクロの「N-3Bジャケット」である。
つまるところ、ミルスペックに則っていないはずのものが、N-3Bを名乗ってはいけないのである。
N-3B「風」ジャケット、とか、N-3Bジャケット「もどき」、が相応しい。
そういうことを言っておきながら、値段の安さに負けて、買ってしまった。
やっぱり、見るからに温かそうでもあるし。
消費税込みで5,489円。
30年前のN-3Bの、約6分の1だから、5年保ってくれれば御の字である。
2019/10/24
ザ・ゴールド
Amazon.co.jpからメイルが来て、注文品(ポータブルHDD)を発送した、納品予定日は11月1日金曜日である、と言う。
発送してから納品まで9日もかかる、という計算である。
そんなに急いでいるわけではないから、ええねんけど。
一昨年の秋、カリン・スローターという作家を知り、その作品を読んだら虜になってしまった。
アメリカ・ジョージア州捜査局(GBI)を舞台にした警察小説のシリーズを追いかけて読んでいるのだが、新作が出るのを非常に楽しみにしている。
スローターを教えてくれたのは、北上次郎さんである。
大阪梅田の蔦屋書店の企画で、氏の書評トークイヴェントが催された際に「聴講」させてもらった。
さて、そのスローターがリー・チャイルドと組んで新作を書いたという。
チャイルドもまた、お気に入りの作家で、元軍警察官(MP)ジャック・リーチャーを主人公とする「アクション小説」のシリーズを書いている。
非常に面白い!と個人的に思っているだけであって、翻訳刊行の速度は遅い。
GBIのシリーズの方の主人公ウィル・トレント捜査官とリーチャーが絡むということで、その共作に対する期待感は大きかった。
紙媒体では発行されず、電子書籍のみの販売だったので、Amazon.co.jpからKindle版をダウンロードした。
タイトルは『ザ・ゴールド』(原題:Cleaning The Gold)、価格は220円。
キャンペインの安売りなどではなく、短編小説だったからである。
あっさり読み終わり、後に残ったのは飢餓感だけであった。
朗報は、2019年12月にスローターの新作が出ること、そのさわりの部分が『ザ・ゴールド』の後に付録されていたことである。
| 電子書籍版だけなのに、表紙デザインに凝っている |
| iPad mini(第一世代!)の画面で読むのに、ちょうどいい |
件のハードディスクドライヴの、予定より8日早い納品だった。
どうなってんの?
| 開梱! |
| MacBook Airにフィットするデザイン。容量は1テラバイト |
2019/10/22
リアルショッピング
デジタルカメラで日常的に写真を撮るようになって、画像データが「ハンパない」量になってきた。
撮影画像は各カメラ(DSLR、コンパクト、iPhone)から取り出して、PCの内蔵HDに保存している。
デジタルカメラからは物理的に取り出せる(記憶メディアを抜く)が、iPhoneからはクラウドを経由して行なう(いずれiPhoneからは「ファイル」経由で読み出し可能となるはずである)。
画像のデータ群がハードディスクの容量を、かなり大きく侵食してきたので、外付けHDDの新規購入に踏みきった。
外付けで、かつポータブルである。
こういう買い物は、ネットで間に合う。
価格.comでチェックして、メイカーのウェブサイトで調べて、ネットショップに発注すれば事足りる。
検討の結果、Logitech製のものに決めて、Amazonに注文した。
納品まで十日近くかかってしまうのは、プライム会員への勧誘を断わりつづけているからだ。
過日、植松奎二展を観に行った。
神戸出身の彫刻家で、彼の作品カタログの制作に関わったことで、知り合った。
物理の法則を、石や金属を使って表現する作家である。
という説明は簡単にすぎるが、一端を表わしている。
| 作家インタビュウのビデオ画像が流されている |
ストーンヘンジの写真と石のドローイングを組み合わせた作品
| エッフェル塔と石のドローイングのコンビ |
昼休み中だったギャラリーを、無理をお願いして開けてもらい、たっぷりと鑑賞させてもらった。
その帰り、久しぶりに大阪・ミナミに行く。
30年ぐらい前に心斎橋で買ったN-3Bは、昨年まで現役だったのだが、ついに朽ち果ててしまった。
冬に備えて、新たなN-3Bを求めるツアーである。
N-3Bは、アメリカ軍の定める仕様にしたがって、いろいろなメイカーが作っている。
たとえば、ALPHAとかAVIREXが有名どころである。
N-3Bは手に入らなかった。
紺色が欲しかったのだが、今年は製造されていないという店員の話だった。
ALPHAも、AVIREXもである。
(何てこった……来年は作るのか?)
| たまたま見かけた「UBER eats」の配達員 |
| CONVERSE ALL★STAR |
諦めて、心斎橋筋をぶらぶら歩く。
ショートブーツを求めて、ABC-Martに入る。
外国人客でいっぱいだった。
ブーツは気に入るものがなかったが、CONVERSEのスニーカーを買った。
黒一色のALL★STARである。
24.5センチと25.0を試し履きして25.0を選んだ。
ネットショッピングでは、こういうことはできない。
| 心斎橋から梅田新道へ。正面のビルに「wework」のロゴ |
2019/10/12
本の雑誌11月号
超大型台風19号の恐怖に慄きながら、自室でブログ書き。
今月の読者アンケートに拙稿が採用されました。
お題は「私の偏愛タイムトラベル小説」です。
タイムトラベル小説といえば……
まず思い出すのは、ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』です。
非常に多くの人に愛されて、Tatsu Yamashitaの歌曲にもなっている有名な作品です。
それをアンケートの回答にはしていません。
11月号から新たに連載される企画「SF音痴が行くSF古典宇宙の旅」では、ふだんSFを読まない高野秀行さんが、SFに挑戦します。
12月号の連載第2回では、その『夏への扉』について書くそうなのですが……
福島正実訳版を読むのか、小尾芙佐訳版を読むのか?
両方を読んだ者として、あくまで個人的意見であるが、福島訳の方を好む。
古いのだが、小尾訳とて新味があるわけではないのである。
同じ版元から新訳として出した意味が、まったく分からない。
高野さんが、どちらを読むのか、興味津々である。
新訳といえば、三角窓口への投稿で試飲販売人の田村さんが、マルティン・ベックの新訳のシリーズが途絶えてしまったことを嘆いている。
こちらの場合も同様のことが言える。
「ロゼアンナ」(高見浩による旧訳)と「ロセアンナ」(柳沢由実子による、原語版からの新訳)を読み比べたが、新訳が旧訳より、いいね!とは思えないのである。
旧訳(高見浩)が、英語版からの重訳であったとしても、である。
結局、売れないので、版元はシリーズを途中で打ち切らざるを得なかったというわけだろう。
売れているのは(売れているのか?)村上春樹によるマーロウ・シリーズの新訳ぐらいではなかろうか。
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