2018/07/02
卑怯者の試合-->
そもそも、おぬしらは侍ではなかったか。
刀を抜いて敵と向き合ったのなら、どちらかが倒れるまで戦うのが命。
相手の手の届かないところでパスを回し続け、時を浪費するなど卑怯千万!
とはいうものの、これは現行のルールを遵守した上でのフェアプレイだったのである。
すなわち、ルールや、FIFAが設けるシステムの方にこそ、欠陥がある。
ワールドカップ・ロシア大会では、EPTS(Electronic Performance & Tracking System)が導入され、FIFAによって認可された分析データを、各国チームが受信して利用できるようになった。
試合中のベンチに、電子機器を持ち込めるようになったのである。
加えて、観客の手の中にはスマートフォンがあり、スタジアム外の情報も観客経由で入ってくるのである。
予選リーグの最終試合は、2試合が同時に行われる。
一方の勝敗を知ってから試合に臨ませない、という配慮からである。
ところが、日本チームは試合中にセネガルチームの動向を把握して、負けているのに反撃をしない、という賭けに出た。
セネガルが1点取り返したらオジャンになる、危険な賭けに。
EPTSはもちろん、スタジアムでの電子機器の使用を禁止すれば、他の試合のことを気にせず、自分たちの試合に「勝つことに」集中できる。
しかし、簡単にはできそうにない。
それよりましな手がある。
ルールの改訂である。
NBAを参考にして……
▼30秒ルール
自陣でボールを保持(ポゼス)するのは30秒以内に制限する
→30秒以内に、相手陣にボールを持って攻め入らなければならない
▼バックフィールド・ヴァイオレーション
いったん相手陣に持ち込んだボールを、ハーフウェイラインを越えてバックパスしてはならない
これらは、かなり厳しい「縛り」である。
試合は、互いに攻撃的になり、スペクタクルは増す。
ゴールキーパーを除く20人の選手がフィールドの、どちらか半分の中に入っている状態が、頻繁に入れ替わるのである。
45分間、続けられないかもしれないが……卑怯者の試合は、なくなるに違いない。
2018/06/22
海街diary-->
漫画は、あまり読まない。
(最近はコミックと呼ぶのか)
よく読んでいた頃もある。
吉田秋生の『BANANA FISH』は、特に一所懸命に読んだ。
ツジトモ『GIANT KILLING』は、フットボールがテーマだけに、飛びついた。
5巻読んだだけで終わったけれど。
そして浦沢直樹『PLUTO』。
なんといっても、元が『鉄腕アトム』だ。
並べてみて気づいたが、みんな英数大文字だ。
吉田秋生は特に好きで『海街diary』も読むことになったわけである。
こちらは『BANANA……』とは違い、少女コミックの範疇に入る。
とんでもない共通項があって、それは「男色」である。
以前は、ホモと呼んでいた。
ここでちょっと脱線。
ホモとは、homo-sexualを略した言葉で「同性愛」を意味する。
つまりLGBTが言うところの、L(レズビアン)は女同士のホモで、G(ゲイ)もホモ、ホモホモ同じ、ということである。
『海街diary』は是枝裕和によって映画化されたので、完結したコミックだと思っていたのだが、さにあらず。
月刊誌に不定期連載中で(偏固ジャーナルと同じw)、一程量まとまると単行本として発行される。
現在のところ第8巻までが出ていて、そのすべてが我がiPad miniの中に収められている。
ちなみに、他にiPadに入っているコミックは……『All You Need Is Kill』と『嗚呼!!花の応援団』第1巻!
是枝裕和がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受けたことは記憶に新しい。
氏が掲げたことで、やっとパルムドールの意味がわかった。
「パルム・ド・オル」すなわち仏語で「黄金の椰子」だったとは。
フットボールの「バロン・ド・オル」も長い間、バロンを男爵と誤解していたのである。
映画の『海街diary』を観る機会を得た。
配役に難あり、の感がある。
誰とは書かないが。
そして、話は、あまりにもあっけなく終わる。
コミック版を読んでいる者にとっては、まるで長い予告編のような作品だった。
2018/06/04
Part 5: 恐るべし、AirDrop-->
ブログにアップするまで暇がかかったが、とりあえず終わった。
iPad mini同士の、中身の入替えである。
大量の画像データの移動もできた。
Appleが端末にSDカードスロットを搭載していてくれれば、簡単にできたのに。
いったんCloudに上げたり、そこから下ろしたり。
とはいうものの、画像の移動に威力を発揮したのは、AirDropだった。
AirDropなら、端末to端末でダイレクトにデータを送れるのである。
もっと早くこれに気づけばよかった……
とにかく、スピードが速い。
iPad同士はもちろん、iPhoneともデスクトップ機のMac miniとも通信できる。
使わんテはないぞ。
2018/05/17
Part 4: 母、iPad miniを使う-->
MVNOから支給されたSIMを仕込んだiPad mini 2を、母に使ってもらうことにした。
母と私で一か月8GBの通信容量をシェアするのである。
母はかつて故郷の市民混声合唱団に所属していたことがあり、今でもその合唱団のOB会に参加しているのである。
OB会が来月集まって、合唱を披露することになった。
曲目は『アヴェ・ヴェルム・コルプス』。
カソリックの教会で歌われることの多い曲である。
それをラテン語で暗譜するという。
母の楽譜を見ると、ラテン語の音(おん)がカタカナで書き込んである。
しかし、なかなか憶えられないのは、歌手が実際に歌っているのを聴いていないからである。
つまり、お手本があれば憶えやすいはずである。
そこで彼女に、YouTubeを教えてやった。
メールアプリさえ満足に扱えない母であるが、知識欲は旺盛なので、ブラウザを使って調べ物をする方法を教えてやろうと考えていたところだった。
そこで、Safari経由でYouTubeを視聴する方法を教えた。
『アヴェ・ヴェルム・コルプス』を検索して、該当映像が表示されるページにブックマークをつけておいた。
それから数日後。
私が自宅からネットにアクセスできなくなった。
調べてみると「ギガ」がゼロになっていた。
つまり、当月に使用できる契約分の通信容量を使い果たしていたのである。
こういう場合は、契約外の容量を追加チャージすることで難を逃がれることができる。
しかし、今月はまだ半分過ぎなのに、もう1GB×4回もチャージしてまんねん!
後でわかったことだが、母がYouTubeのヘヴィユーザになっていた。
2018/05/14
Part 3: SIMの載せ替えに失敗-->
最近、インタネットに接続するのに、携帯端末を無線ルータとして利用している。
MVNOの、いわゆる格安SIMを導入して、ひと月に8GBまで使えるプランを契約している。
その8GBを、最初の一週間で使い切ってしまったのである。
下界の端末とiCloudの間でデータのやり取りをした結果である。
しかたなく、追加チャージを申し込む。
結局、1GBのチャージを3回して、それでもまだ月の半ばである。
こういう時のために、ADSL(Yahoo! BB)は置いておくべきだったか……
それはともかく。
ようやくiPad同士の中身の入れ替えが終わったので、新しい方のiPad miniにSIMを載せ替えようと思ったわけである。
先述の8GBプランには、SIMが2枚ついてきて、2枚で8GBを「分け分け」するのである。
1枚をiPhone SE(音声通話はできない)に、もう1枚をAterm(NEC)にインストールしてあった。
つまり。
第一小隊w:iPhone SE(SIM No.1)+iPad mini 2(Wi-Fi接続)
第二小隊:Aterm(SIM No.2)+旧iPad mini(Wi-Fi接続)
という陣容を、
一:iPhone SE(SIM No.1)+旧iPad mini(Wi-Fi接続)
二:iPad mini 2(SIM No.2)
に変更してAtermは退役させる、という案である。
SIMの載せ替えは、見事に失敗した。
AtermにインストールしてあったSIMのサイズがmicroで、iPad側がnanoだったからである(爆)
やむを得ず、
一:iPhone SE(SIMなしで)+旧iPad mini(SIMロック機)+Aterm(SIM No.2)
二:iPad mini 2(SIM No.1)
とした。
第一小隊は、ルータのAtermに、iPhoneとiPadとMac miniが「ぶら下がる」かっこうになる。
頼んだぞ、Aterm。
2018/05/08
iPad 2 iPad Part 2-->
iPad miniを手に持って、FaceTimeで通話している姿は可笑しい。
手鏡に向かって話しかけているような感じだ。
でっかい携帯電話を持ち歩いている、そのような感じでもある。
ポケットには入らないから、バインダごと持ち歩くか、鞄が必要になる。
手ぶらで出かけられない!
ということになったわけである。
それはともかく。
SIMロックがかかったままのiPad miniと、格安SIMを導入したiPad mini 2を持つこととなった。
古い方を母に使ってもらうことにして、モバイルルータを新たに購入。
そこに2枚目の格安SIMを導入した。
Wi-Fiを使って旧iPad miniをインタネットにつなぐわけである。
なんとかPC(iMac)でメイルのやりとりぐらいはできていた母だったが、タブレットは難しかった。
PCのやり方は通用せず、教える方も難しかった。
タブレット本体とルータが分かれていて面倒くさかった。
というわけで、メイルアカウントは設定してあったがチェックをしないので、赤いバッヂの数字(未読メイル)が100以上になっていることがあった。
そこで、せめてルータの面倒を見なくてもいいように、母のiPad miniと自分のiPad mini 2を入れ替えることにした。
お互いのタブレットの中身はiCloudにバックアップしておいて、相手のタブレットにダウンロードすればいいと簡単に考えたのだが……(以下略w)
まあ、なんとかうまくいった、と書いておこう。
実際はiOSのヴァージョンの違い(iPad miniは限界の9.3.5、mini 2は11.3.1)があって、インストールしてあるアプリが片方で使えなくなったりした。
iCloudの使い方に慣れていないので、ミステイクも多々あった。
タブレットの中身全部をバックアップして、またダウンするので、通信の容量を非常に多く消費してしまった。
2018/05/07
iPad 2 iPad Part 1-->
iPadを初めて見たときに、違和感があった。
筐体のタテヨコ比に、あまり差がなかった。
つまり、ポートレイト(縦置き)にした場合は若干背が低いと感じ、ランスケイプ(横置き)で使うと幅が足りない感じ。
それをケースに入れて肩に提げて運ぶというスタイル提案も、問題外だった。
買う金もなかったが、買う気も起こらなかった。
やがて、iPad miniが登場したが、前述のiPadのことがあったので、チェックすらしなかった。
ところが。
ジャストシステムの浮川氏がiPad miniを重宝しているというネットの記事に遭遇して、気が変わった。
読めば、iPad miniはほぼA5サイズで、6穴のシステム手帳や20穴のルースリーフノートのバインダに挟んで持ち歩ける、ということだった。
これなら使えそうだ!と思ったのである。
ソフトバンクの携帯電話を解約して、iPad miniのCellular付きモデルを購入した。
SIMロックフリーのモデルが出るのは、まだだいぶ先のことである。
電話を解約したのは、MNPができなかったこと、ほとんど通話はしないこと、が理由である。
このマシンは浮川氏の言葉通り、なかなかよかった。
氏をまねて、バインダで持ち歩いた。
時は流れて……
といっても二、三年ぐらいか。
MVNOが現われて、SIMも自由化されて、通信料金が劇的に安くなった。
そこで、SIMロックフリーとなった新しいiPad miniを買って「格安SIM」を導入しようと思い立った。
新機購入の費用は、通信料が安くなった差額で、あっという間に回収できた。
なにしろ、ひと月5、6千円はかかっていたものが、四分の一以下になったのである。
携帯電話時代の使用量を調べて、一か月5GBの通信専用SIMを選択したら、1,210円だった。
「通信専用」なので、音声通話はできないのだが、Appleの端末同士であれば「FaceTime」で話せるのである。
2018/05/06
Appleのディスプレイが欲しい!-->
SHARP製のLCDに、Mac miniを接続した。
後で確認してわかったのだが、このLCDは2003年製だった!
接続ケーブルは、Amazonで買ったMacLab.製だ。
DVI-Dの端子をLCDに差し込む。
プラグの両肩(といっていいのか)にボルトが付いていて、これらを締めると、LCD側とがっちりつながる。
ケーブルの反対側の端子は、Thunderboltタイプである。
かっこよくも、危険なネーミングのこの規格は、Mini DisplayPortと互換性があるらしい。
はっきりとは知らないけど。
Thunderboltの端子を、Mac miniの該当ソケットに差し込んだ。
これが、かなり固かった。
とりあえず、つっかえるところまで入れて、LCDとマシンに電源を投入した。
画面は表示されない。
LCD側の入力を切り替えても映らない。
こういうことがあっても、まったくうろたえないのは、しょっちゅう経験しているからである。
結局、Thunderboltの端子の差し込みが足らなかったことがわかった。
つっかえたところから、さらに押し込まなければならなかったのだ。
画面表示はされたが、それを見てがっかりした。
いわゆる「ジャギジャギ」だったからだ。
LABIの店頭で見せてもらった、あの美しさからはほど遠い。
やっぱり、Appleのディスプレイが欲しい!
2018/05/05
マシンを更新して再開-->
実は、PCがあまりにも古くなった結果、「Blogger」に対応できなくなってしまった。
つまり、Bloggerが吾輩を置き去りにして行ってしまった、というわけだ。
それが正月を過ぎてすぐの頃のこと。
4月の末に新しいマシンを発注した。
自分がMacユーザでなけりゃ、マウスコンピュータのスティックPCのような、1万円ぐらいで手に入るPCで間に合わせるのだろうが……
いや、Macを新調するにしても安いので間に合わせざるを得ないのだが。
というわけで、Mac miniの最も安いやつを選択する。
今まで使っていたのもMac miniで、10年選手である。
今なら無金利でローンを組める、ということなので月賦で買った。
ゲップなんて、最近聞かない言葉ですね。
Mac miniは「Bring Your Own Device」という思想で作られたマシンで、要するに本体以外の入出力機器は自分で用意せよ、ということである。
古くなっただけで、まだまだ働けるMac miniにはSHARP製のLCDが接続してある。
このLCDにはさらに2台のPCからディスプレイ出力ケーブルをつなぐことができる。
そこで、Thunderbolt(Mac側)とDVI-D(LCD側)の接続ケーブルを買った。
ちょうどAmazonのギフト券をモリサワさんからいただいた後だったので、ありがたく利用させていただいた。
メールマガジンのアンケートに答えて、抽選に当たったのである。
キーボードも新しいのを買い足した。
キーボードに関してはこだわりがあって、それは文字を大量に入力する仕事に携わっていたからで、カチャカチャと音を立てる安っぽいものや、日本語配列のものは好きではない。
軸の色があれやこれや、パンタグラフがどうのこうの、と言い出したらきりがない。
東プレだFilcoなど、何万円もするモデルも存在するが、もちろん手が出ない。
過去に経験したなかで、もっとも「打ち味」がよかったのはIBMのキーである。
いや、Macユーザなんで、ほんまは関係ないんですが。
実はAppleのキーボードも悪くはなく、いい部類に入る。
ずっとUS配列を使い続けた結果、JISかな配列が使いづらくなってしまった。
図書館へ行って、端末で検索をするときに、打ち間違いをやらかす。
とにもかくにも、Mac対応のキーボードでなくてはならない。
しかも、US(英字)配列でなくてはならない。
そして、安価でなければ、買えない。
そんなに都合のいい製品があるか。
Ankerというブランドに、そんなキーボードがあったのである。
中国製というところが気になるが、なにしろ2千円未満の価格である。
Bluetooth接続で、Mac以外にiOS・Android・Windowsにも対応、ときたもんだ。
これもギフト券の残りにクレジットで追い金し、Amazonで買った。
なかなか打ちやすいキーだった。
コストパほーマンス高し!
とりあえず、文字だけでエントリ。
2018/01/02
正月には墓参と初詣-->
おめでとう、とは言うものの特段めでたいことはない。
例年元日は実家を訪ねて、母と二人で雑煮を祝うことにしている。
二日に墓参と初詣に出かける。
……だったのだが、今年は元日に両方とも済ませた。
小学校時代からの友人で、仏教の祭祀に詳しいKという男がいた。
彼が、墓参は二日にするもの、何故なら仏さんがその日に帰ってくるから、と言ったものだ。
その言葉をずっと信じて何十年かは正月二日に墓参を続けてきたが、自分の心に、そのことに対するこだわりがなくなったのである。
友人Kも、行方をくらませてから、十年以上が経つ。
タイあたりに流れて坊さんにでもなっているのではないかと、勝手な想像をしている。
出かけるまで、FM COCOLOを聴く。
年賀を兼ねてリンゴ・スターの新曲『We're on the Road Again』をリクエストしようとしたのだが、局のサイトにログインできずに終わった。
元日から店を開けているDで花を買う。
地下鉄の新型車両に乗って、大阪市内へ。
私は鉄っちゃんではないよ、念のため。 |
雨も降らず、暖かい日で、よかった。
墓参をすませて、隣の高津神社へ。
参拝する人の列がこんなに長いとは、元日に来て初めて知った。
昼過ぎ、実家に帰ってジンジャエイルで乾杯、そして雑煮。
フットボールの全日本選手権試合をテレビで観戦しながら、母と麻雀をして遊ぶ。
これは二人とものボケ防止を兼ねて、日頃行なっていることである。
四人分の牌を積んで、二人で打つので、役満続出。
夕食に水炊きをご馳走になる。
いつもの正月は弟夫婦も一緒だが、今年は勤務の都合で来られない。
二人だけの鍋料理であった……。
2017/12/30
ほぼ日手帳なんか-->
手帳を使っている人は、たくさんいるだろう。
たぶん、幼稚園児の頃から(持たされて)使いだすのだろう。
小学生になると「学級連絡帳」。
中学・高校・大学の頃には、あまり使わないと思う。
大学生が就職活動をするようになると、また使いだす。
就職すると、仕事を進めるには絶対の必需品となる。
自分の場合は、就職してまず営業マンになったので、会社支給の小型の手帳を毎年使っていた。
年齢早見表とか度量衡の換算表とか交通機関の路線図とか、付録がいっぱいついたタイプである。
印刷会社だったので、印刷用紙の規格表もついていた。
アドレス帳のページを、毎年新しい手帳に書き写していたものだ。
そこから少し進歩して、背広の胸の内ポケットに収まるサイズのシステム手帳に乗り換えた。
革のバインダタイプのやつである。
アドレス帳を毎年書き写す必要がなくなり、普段使うページはリフィルを買い足すだけですむようになった。
やがて営業職を離れ、企画・デザイン職に就いた。
そうすると、ポケットに収まるサイズの手帳だけでは仕事がやりにくくなった。
スケジュールやアポイントメントを管理するぐらいなら、小さい手帳で事がすむ。
しかしながら、思いついたことを文章とともにスケッチするのには、スペースが小さ過ぎるのである。
加えて、罫線の入った紙面は、それが横罫であろうと格子罫であろうと、スケッチの邪魔になる。
(建築図面などには、格子の罫線が入っている方が使いやすいけれど)
ラフスケッチや企画書を、手でグリグリ書くには、B4ぐらいの大きさの紙が適している。
これぐらい大きいと、もはや手帳として展開するのは無理である。
どこまで小さくして、ラフスケッチの用にたえられるか。
それを試した結果、A5サイズぐらいでも用が足せることがわかった。
最初は、A5サイズのルースリーフ(無地)を買ってきて、そこに自分でデザインしたページを印刷して、20穴のバインダにセットして使っていた。
現在は、A5サイズのシステム手帳(6穴)に代えたのだが、無地のリフィルに自分のPCから印刷するだけなので、いつでも20穴のシステムに戻ることができる。
今大人気の「ほぼ日手帳」にもA5サイズのものがあるらしいが、いろいろと「機能」を盛りこみ過ぎているのではないかと想像する。
自分のは、なさ過ぎるぐらいにシンプルである。
クリエイティヴな仕事をするには、何もないスペースが多い方がいい。
ちなみに、アドレス帳は電子化済みなので、わがA5手帳に含まれるのは以下のものだけである。
▼トップページ。一年のカレンダーを一覧
土・日曜日が週末で、月曜から新しい週が始まるという考え方。
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▼見開き2ページの月間予定表(12か月分)。前月と翌月のミニカレンダー付き
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▼週間予定表(53週分)。右頁はまったくのブランク
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2017/12/23
D・フランシスを読もう-->
母の友人Tさんがディック・フランシスに、はまっているらしい。
今さら、などと言うことはできない。
競馬ミステリという名に尻込みして、フランシス作品を読み始めるまでに三十数年かかったのは誰あろう、自分である。
Tさんには会ったことがない。
母の友人であるからには、齢八十を超えていることは間違いないが同好の者同士、話をしてみたいものである。
どの作品から読み始めたのか。
どの作品が好きか。
フランシスの本をどこで手に入れているのか。
図書館で借りるのか。
書店で買っているのか(ハヤカワ文庫なら、今でもフランシスの競馬ミステリは手に入る)。
なんの自慢にもならないが、拙宅には全冊揃っているのである。
「本命」「大穴」「興奮」など、すべてのタイトルが二字熟語で、背表紙が緑色(ターフのグリーンをイメージしたか)の文庫本が三十数冊。
加えて、上製の単行本が数冊(これらもすでに文庫化されている)。
よけいなお世話だろうが、Tさんに進呈(貸さない)してもいいつもりで、本棚から古いタイトルを引っぱりだした。
見てびっくりしたのは、字が小さくて読みづらいことだ。
おまけに印刷用紙が劣化して、黄ばんでいるので、なお読みづらい。
自分も本も、年をとったもんだ。
さて、ディック・フランシスに関して、目黒考二氏がWEBのコラムで書いていたことがある。
山本一生という方の『書斎の競馬学』に、フランシスには翻訳されていない伝記のことが書かれていたというのだ。
これに大いに興味をもって、現在もその翻訳書が出ていないのか、インタネットで調べてみた。
翻訳はされていないようだった。
「Dick Francis: A Racing Life」というのが該当する原書らしいことがわかった。
最終的に、Amazon.co.jpでKindle版を購入した。
301円だった。
電書なら、なんらかのアプリの力を借りて、読めそうな気もする。
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シンプルな表紙! |
2017/12/14
2018年1月ヴァージョン-->
久しぶりに投稿が採用された。
『本の雑誌』2018年1月号の「三角窓口」欄である。
本にまつわること、図書館のこと、北上次郎さんのことなど。
書店の店頭で、当該頁を開き、自分の名前が載っているとうれしいものである。
打率(採用率)は低迷しているが……
マクロにて撮影 |
書店の後、寿司と回転焼きを買って、実家の母を訪ねる。
同じ市内なので、しょっちゅう行っているのだが、毎年のこの時期には、彼女の年賀状づくりを手伝っている。
手伝うといっても、母は賀状用の写真を選ぶだけで、レイアウトや印刷などの残りの作業はすべてこちらの仕事だ。
実家には私が使っていたiMacと、EPSON製のインクジェットプリンタがあって、これらで作業を行なう。
写真がデジタルであれば、カードリーダから読み込んで、レイアウトする。
使用するアプリケーションは、AppleWorksだ。
iMac本体はおにぎり型のやつで、OS 9で動いている。
こんなに遅かったかな……
と思うぐらい動作が鈍い。
AppleWorks@iMac |
昨年は、選ばれた写真がカラーの紙焼きだった。
実家にはスキャナを置いていないので、デジタルカメラで接写して間に合わせた。
今回またそんな事態になったときのために、Nikon D60にマクロレンズを装着して持参してあったが、複写の役はなかった。
プリンタは別の問題である。
まさに、一年でこの日だけ稼働するマシンで、スムーズに働いてくれたためしがない。
ノズルチェックをして、ヘッドのクリーニングをして、テストプリントをする。
たぶんインクは少しずつ蒸発していっているのだろう、次々と各色のカートリッヂを交換せよ、と要求をしてくる。
今回は、6色すべてのカートリッヂを交換することになった。
これだけで5,000円以上の出費になるのだから、街の印刷屋さんに一括依頼した方が安上がりになることは間違いない。
年賀状本体には、日本郵便製のインクジェット写真用はがきを使用する。
プリンタ設定において、いかなる用紙を選択するかも問題である。
「インクジェット写真用」という選択項目がないので、とりあえず「EPSON写真用紙」に設定して、5枚ほど印刷した。
なんだか、赤っぽいので「EPSON光沢紙」に変更すると、ましになった。
EPSON PM-D770。いかにも古いタイプのプリンタだ |
2017/11/10
11月11日はBASSの日-->
BASSは、楽器のベースである。
数字が四つ、1111と並んでいる様子が四本の弦を想起させるところから、11月11日をベースの日と誰かが決めたのである。
オーケストラでは弓で奏でるコントラバスを、ジャズでは指で弾(はじ)く。
ヴァイオリンも指で弾くこと(ピチカート)があるが、コントラバスはどうか。
ジャズで使うのをウッドベースと呼ぶのは、日本だけらしい。
エレキギターのように肩から吊って扱えるようにしたのが、ベースギターである。
ウッドベースを弾く人、ベースギターを弾く人、ともにベーシストと呼ばれる。
ある音楽専門雑誌のベーシスト人気ランキングで、ポール・マッカトニー(Paul McCartney)が第3位に入った。
ビートルズ(The Beatles)の一員として名が売れている故のランクインではなくて、演奏を評価されてのことである、と思う。
ビートルズのレコードをかける時、歌ばかりを聴いていた。
そればかりか、曲に合わせて大声で歌っていたのである。
つまり、楽器の音など、ほとんど耳に入って来なかった。
好きな曲はメロディの美しい、歌いやすいものばかりだった。
歌うのをやめてインストに神経を集中させると、ポールの弾くベースギターの音が、ぶんぶんとうなっているのが、よく聴こえる。
うなっているが、ことさらに主張せず、きれいに溶け込んでいる。
他のメンバーがベースをやらないので、仕方なくポールが担当になったそうだが、彼はどのパートをやっても上手なのではないかと思わせる。
偏固子が最も気に入っているのが「Old Brown Shoe」である。
ベースをフィーチャーした作品で「疾走感」がある。
他にもお気に入りが……
・Another Day
・Too Many People
・Dig A Pony
・Get Back
以上、ポールがベース担当。
ポール・マッカトニー以外では……
・South American Getaway
バート・バカラック作、映画『明日に向って撃て!』挿入曲
・Comin' Home Baby(デイヴィッド・サンボーン)
サンボーンはサックスプレイヤー。
![]() |
David Sanborn「timeagain」 |
![]() |
Boz Scaggs『Fade Into Light」 |
・Isn't She Lovely(デイヴィッド・サンボーン)
スティーヴィ・ワンダーの曲
・Angela(ボブ・ジェイムズ)
ボブ・ジェイムズはキーボードプレイヤー。
・Sara Smile(ホール&オーツ)
男声ヴォーカルデュオの名作。
・Lowdown [unplugged](ボズ・スキャッグズ)
ボズは男声ヴォーカル。アンプラグドということは、ウッドベースですな。
2017/11/03
小学生向け文学全集-->
読書週間である。
そんなこと言われなくても、52週間ずっと読書週間でっせ。
あすなろ書房という出版社が、よく新聞広告を打っている。
松田哲夫編『中学生までに読んでおきたい日本文学』(全10巻)である。
中学生までに、というのだから小学生向けだ。
作家は芥川龍之介、森鷗外、太宰治、内田百閒、遠藤周作、向田邦子……と新旧バラエティに富んでいる。
書き落としたが、各巻10作品以上が収録された短編集である。
それぞれの巻のテーマタイトルを列挙すると、
1.悪人の物語
2.いのちの話
3.おかしい話
4.お金物語
5.家族の物語
6.恋の物語
7.こころの話
8.こわい話
9.食べる話
10.ふしぎな話
である。
10巻いっせいに発売されたようだから、どの巻から読んでもいいとは思うのだが、第1巻がいきなり「悪人の物語」から始まるというのは、小学生向けとしてはどうよ。
悪いことを知るのは、もっと後の方でよくはないか。
偏固子ならば、こう並べるけどなあ。
1.家族の物語
2.いのちの話
3.こころの話
4.食べる話
5.お金物語
6.恋の物語
7.悪人の物語
8.こわい話
9.おかしい話
10.ふしぎな話
ここまで書いてきて、気がついた。
悪人で始まるリストは五十音順になっている!
2017/10/26
中古レンズを手に入れた-->
九年落ちのデジタル一眼レフレックスカメラを所有している。
九年落ちがどれだけ古いかというと、「動画撮影ができない」。
メイカーはNikonで、そもそも自分がNikon党となったのは父親がユーザだったことに由来する。
大学生だった頃アルバイトしていた放送局のカメラマンからセコハンのNikomat(ニコマート)を譲り受けた。
そのカメラに付いていた35ミリと、自分で買い足した135ミリのレンズを使っていた。
父とレンズの貸し借りをすることもあった。
仮に、息子がCanonユーザになったとしたら、父親のNikonとはレンズの互換性がないので、そういうことはできない。
やがて父が亡くなり、彼のNikon資産を私が受け継ぐことになった。
某新聞社の写真部が払い下げた、凸凹だらけのNikon F。
ジウジアーロがデザインしたことで有名なNikon EMもあった。
レンズは50ミリ標準と55ミリのマクロ。
EMをメインに使うことにして、その他は整理することにした。
55ミリのマクロと135ミリの望遠レンズは手元に残した。
Fは、Nikonマニアの同僚に払い下げ。
Nikomatは写真初心者の後輩に払い下げ。
新品で買っていたF-601は、付属レンズとともに中古業者に引き取ってもらった。
28mm f/2.8(左)と50mm f/1.4のレンズ |
その後、中古の28ミリと新品の50ミリのレンズを買い足したのだが、肝心のEMの調子が悪くなってしまった。
露出の計測に問題が出て、修理をするも再発。
経年劣化である。
折しも世はデジタルカメラの隆盛期。
ついにフィルムを見限り、2008年にデジタル一眼レフを買った。
小さい手でも楽に扱えるサイズの「D60」の、ボディだけを購入した。
たんに、レンズ付きで買うための資金的余裕がなかったというのが理由である。
以来9年間、デジタルカメラにMF(マニュアルフォーカス)のレンズを装着して撮影してきた。
カメラがマニュアルモードであれば、MFのレンズが使える。
絞り値、シャッター速度およびピントは、手動で合わせなければならない。
記録媒体がフィルムではなくメモリカードに置き換わっただけで、撮影スタイルの方はクラシカルなのである。
前置きが長くなった。
中古レンズを買った、という話だった。
ネットでリーズナブルな価格のレンズを発見したのである。
オートフォーカスで、18ミリから55ミリまでのズームレンズが11,000円。
三年落ちで、発売当時のカタログ表示価格は35,000円である。
加えて、古いカメラやレンズを下取りしてくれるというサービス付きだ。
さっそく電話を入れて取り置きをお願いした。
あくまで現物を見てから購入を決める、というスタンスだ。
リアル店舗へ行く。
実は、ここは父と私とで大いに世話になったお店である。
特に父は、ほぼ毎日フィルムの現像とプリントを頼んでいたことを、亡くなった後に知った。
中古レンズの現物を見ると、美品である。
持参したカメラに装着させてもらい、オートフォーカスをテストする。
その間に、下取りしてもらうつもりで持ってきた28ミリと50ミリを査定してもらう。
査定価額は合計9,000円。
レンズとの差額2,000円を追い銭しなければならない。
そう思っていたのだが、なんとレンズを1,000円値引き、査定額を1,000円アップしてくれた。
チャラになったわけである。
父のおかげか……?
Nikon D60に装着したAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II |
2017/10/23
目黒さんから次郎さん、三郎さんへ-->
△偏固ジャーナル十月二十日(金)ドキュメント。
こんな日にかぎって、朝から胸の調子がよくない。幸いに午後には治まったので、腹ごしらえをして、外出の準備。
髭をきれいに剃り、服装を整える。足元から決める。茶色のサドルシューズを選択。煉瓦色のクレープ底が貼ってある。パンツは濃い色のタータンプレイドに、靴と同色のベルトを通す。紺色のボタンダウンシャツに、黄金色無地のシルクタイを締める。最後に紺色のブレザーコートを羽織り、ポケットには紺色のポケットチーフをはさんだ。
まあ、いわゆるひとりの「めかし屋」だ!
トートバッグの中には、寒くなった時のためにタータンのマフラーと鹿皮の手袋を入れた。その他に折畳み傘、システム手帳と万年筆、『本の雑誌』の最新号と2005年の12月号も装備。電車の中で読むための本は、ロジャー・ホッブズ『ゴーストマン 消滅遊戯』だ。
今日の目的地は大阪・梅田の蔦屋書店。店内のラウンジで行われる、大御所書評家の北上次郎氏のトークイヴェントに、予め参加申し込みをしてあった。
梅田に、かなり早く着いたので、あちらこちらに寄り道をする。
まずはマルビルの地下にある、FM COCOLOのスタジオを覗きに行く。関西の人気ディスクジョッキーであるマーキーが公開放送をやっている、と思ったが今日は休みだった。
地下伝いにヒルトンホテルの建物まで歩く。エスカレータで5階にある書店へ。ジュンク堂としては規模の小さい店だが、やはり品揃えの点で郊外店には優っているのである。
海外小説の棚をチェックしてから、別の棚でドローン関係の雑誌を見る。パーツを集めて自作するドローンや、水素を燃料にして飛ぶドローンなどに大いに興味をそそられる。
LUCUA 1100(ルクアイーレ)に移動する。外では雨が降り出していたのだが、地下を歩いて濡れずに行けた。エレベータで9階の蔦屋書店へ。
この時点で開演まで1時間半。早いにも、ほどがある!
しかし、ここならいくらでも時間をつぶすことができるのである。ただの本屋ではなく、カフェ(スターバックスコーヒー)があり、Appleのショップ(キタムラ)もあり、(その他略w)ヴァラエティあふれるお店が併設されていて、飽きない。いや、すべて見て回ることなど、この空き時間でできそうにない。
ムックを一冊買った。SPring-8を特集したPen+(ペンプラス)である。SPring-8とは、巨大な加速装置であると理解していたのだが、何を加速させるかというと、それは電子であって、加速装置はSPring-8の一部分にしかすぎないということが、ようやくこのムックをつまみ読みしてみて、わかってきた。
それはともかく、会場となるラウンジの近くのデザイン関係の棚を見ていたら、なんとそこへ北上次郎氏が「楽屋入り」するために歩いて来たのである。彼は私にとっては目黒考二である。いきなり目黒さん初めまして、と声をかけて驚かせてしまった。
本日のイヴェントタイトルは「北上次郎選2017年のエンタメおすすめ本30 今年読んで面白かった本をどーんと紹介」とやたらに長い。
演壇がわりのテーブルの真正面、三列目に席をとる。北上次郎氏が登場する前に蔦屋の担当者が氏の紹介をしたのだが、キタカミと呼ぶのであれっと思う。1976年に『本の雑誌』を立ち上げて……は北上次郎のプロファイルとしてはどうかなあ。
初めて聴く生のトークである。自身で言うように早口で、30冊をあっという間に紹介。以下リスト。
1.ダークナンバー(長沢樹)
2.冬雷(遠田潤子)
3.天上の葦(太田愛)
*4.地獄の犬たち(深町秋生)
5.ハンティング(カリン・スローター)
6.その犬の歩むところ(ボストン・テラン)
7.暗殺者の飛躍(マーク・グリーニー)
8.フェイスレス(黒井卓司)
9.横浜駅SF(柞刈湯葉)
*10.この世の春(宮部みゆき)
11.腐れ梅(澤田瞳子)
12.花しぐれ(梶よう子)
13.蘇我の娘の古事記(周防柳)
14.アキラとあきら(池井戸潤)
15.なかなか暮れない夏の夕暮れ(江國香織)
16.カンパニー(伊吹有喜)
17.球道恋々(木内昇)
18.北海タイムス物語(増田俊也)
19.女系の教科書(藤田宜永)
20.ヒストリア(池上永一)
*21.本日も教官なり(小野寺史宜)
*22.ルビンの壺が割れた(宿野かほる)
*23.盤上の向日葵(柚月裕子)
*24.つぼみ(宮下奈都)
25.君が夏を走らせる(瀬尾まいこ)
*26.ビンボーの女王(尾崎将也)
27.劇団42歳♂(田中兆子)
28.嘘つき女さくらちゃんの告白(青木裕子)
29.間取りと妄想(大竹昭子)
30.かがみの孤城(辻村深月)
*のついた作品は『本の雑誌』11月号でも紹介。
ジャーナル子は翻訳ミステリ専門なので、興味があるのは5番と7番だけだが、グリーニーは二作読んだ時点で見限ってしまったのでスローターだけに集中する。その他の国内作品は、聴き流すだけだ。
しかし、次郎さんの話を聴いていると、どの作品も面白くて読んでみたいという気にさせられるのである。
『冬雷』の遠田潤子を語る。『雪の鉄樹』でブレイクした今注目の作家、『オブリヴィオン』もすごく良くて、『本の雑誌』の最新号で採りあげたという。ええっと、何と書いたんだったかな……と続けたところで、蔦屋の担当者が売り場へ最新号をとりに走る。広い店ゆえ、話の続きには間に合うまい。最初から用意しておくべきだろう。
というわけで、ジャーナル子がバッグから最新号をとり出して「新刊めったくたガイド」の頁を開けて、次郎さんに渡した!のである。
ところが『オブリヴィオン』を紹介したのは未発売の12月号だったので、どちらにしても役には立たなかったのである。
次郎さんは30冊の紹介を、見事に時間通りに語り終えた。その後サイン会が行われたので、件の『本の雑誌』の表紙に「北上次郎」と書いてもらった。
もう一冊の2005年12月号の「笹塚日記」には、ジャーナル子(イニシャルT)が目黒さんにメールを打って、氏のレシピでドライカレーを完成させたエピソードが載っているのである。そのことを話すと「ほんとうですか!」と言って、表紙に「目黒考二」とサインをしてくれた。
帰り際に、菊花賞のついでに来はったんでしょうと訊いたら、そうです、と藤代三郎の笑った顔が答えた。台風が迫り来るなか菊花賞は開催されたが(キセキが一着)、目黒さんが無事に帰京できたのが、気になっている。
2017/10/15
All You Need Is Kill-->
「格安SIM」使用でためたポイントが無効になるというので、そのポイントを使ってDMMのストアで電子書籍を買うことにした。
さて、何を買う?
昨日、万博公園にあるTSUTAYAに行った。
贔屓チームの試合を観に行ったついでである。
文庫の棚に『日本SF傑作選』(ハヤカワ文庫)の小松左京編が面陳されているのが目に付く。
はなから買う気はないのだが、手にとってみる。
分厚い。
値段も高い。
1,500円ぐらい。
筒井康隆編の方が興味ある。
こちらは棚のB面に並べられていた。
同様に分厚い。
海外小説だけをまとめた棚がある。
著者名順に並べられている。
こういう並べ方をすると、ハヤカワ文庫の在処がよくわかる(笑)
ヒギンズを探すが、ない。
ならばマクリーンは?
32刷の『女王陛下のユリシーズ号』があった。
迷ったが、棚に返す。
ウィアー『火星の人(上・下)』もある。
試し読みしてみる。
いつも、評判だけで買って失敗する。
立ち読みすればいいのだが、それすら面倒くさいと思ってしまうのである。
『火星の人』は、よさそうだった。
けれども、また棚に返した。
何か月か前に買ったアーチャーもまだ読んでないし、いたずらに積ん読を増やさんでもええやないか。
というわけで、手ぶらで!帰る。
電子書籍の話に戻る。
悩んだ結果、コミック版『All You Need Is Kill』を買って、全2巻をダウンロードした。
コミックはタブレットで読むのに適している。
見開きで画面構成してあるところは、やや問題が生じる。
その場合は、端末の向きを回転させることで見開き表示できる。
図書館に返すヘイズ『ピルグリム・1』を先に読まなければならないのだが、『All You...』に手をつけてしまい、一気に2巻を読み終えてしまった。
この作品はトム・クルーズ主演で映画化された。
それを先に観ていたのだが、脚本は原作をかなり書き変えている。
コミック版(桜坂洋原作の同題ライトノベルを漫画化したもの)と映画では、観賞し終わった後感がドライとウェットで異なる。
どちらがドライかウェットかということは、書かないでおく。
2017/10/13
タイムスリップものを読む?-->
昔『タイムトンネル』という、洋もののテレビドラマがあった。
楕円状の短いチューブを、間隔をあけて並べてあって、それらがチューブの穴の側からはトンネルのように見えるタイムマシン。
それがタイムトンネルだった。
その入口は、人が立って入っていけるほど大きくて、奥に進むほど小さくなるように見える。
このマシンが事故で科学者を過去へ送ってしまい、なかなか現代に帰ってこれないという話だったと記憶している。
時間旅行というテーマは、H・G・ウェルズの『タイムマシン』以来、サイエンスフィクションの王道である。
ヴァリエイションも数多ある。
3分だけ未来が見られるとか、同じところを何度もリプレイするとか、そこに恋愛をかけ合わせたり……
自分が好きなのは、ヨーロッパの中世にタイムスリップするってゆうやつ。
映画化されたマイクル・クライトン『タイムライン』(1999年)は、SNSみたいなタイトルだけれど、現代と中世のフランスを行き来する話だ。
SFだが、甲冑の騎士が登場してきて戦う。
この作品は、なかなかよかった。
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表紙絵はもちろんニコイチ |
スーザン・プライス『500年のトンネル』という作品が『タイムライン』とは同工異曲だが、1年先に出ている。
こちらのトンネルは、巨大な土管が山に突き刺さっているイメージのタイムマシンで、その名も「タイムチューブ」である。
スイッチを入れて、現代の側からチューブを通って向こう側に抜けると、そこは16世紀のイギリスという設定。
創元推理文庫の上下二巻本を、いつ面白くなるかと期待をしつつ読み進み、最後まで行ってしもた。
さて、ここにガバルドンという作家の『アウトランダー』というシリーズがある。
これまた200年前のイギリスにタイムスリップする話で、他社の文庫だったのがハヤカワに移籍して出ている。
食指は動くが『500年…』の失敗があるのでチュウチュウ、ぢゃなかった躊躇している。
2017/10/08
ピンクの豚を食いそこね-->
秋とは思えぬ陽気の日曜日。
吹田市立吹田スタジアム(くどい!)で、Jリーグ杯争奪戦の準決勝第2戦が行われた。
通称はルヴァンカップである。
地元ガンバ大阪の対戦相手は、同じ大阪の名を冠した(否、下に付いてるぞ)セレッソ大阪である。
いわゆるダービーマッチだが、ちょっと意味合いが微妙である。
その理由は。
セレッソが大阪市をホームタウンとしているのに対して、ガンバは大阪市ではなく大阪府北摂の数市をまとめてホームタウンとしているところにある。
セレッソ側が、我こそが純正の大阪であって、ガンバは「ガンバ北摂」または「ガンバ吹田」やないかと、常に揶揄しているのである。
このことについてはセレッソ側の主張に分があるように思われるが、それを大っぴらに言うと、身内に袋だたきにされそうで怖い。
日本リーグ時代まで遡る。
チームは企業の丸抱えで、というより蹴球協会に登録した企業内のフットボールクラブが、リーグ戦を行なっていたという方が正しい。
基本的にアマチュアのクラブである。
釜本邦茂(ヤンマー)であろうが古田篤良(東洋工業)であろうが、その会社の社員という扱いである。
当時、ヤンマー(愛称は付かない)の人気が最も高かった。
その血統を受け継ぐのがセレッソ大阪であり、当然大阪から真っ先にJリーグに加盟してもらうべきチームだったが出遅れた。
そのために最初期のブームの時にファンを取り逃がしてしまった感がある。
ミスター・ヤンマーとも言うべき釜本邦茂をも、ガンバの監督に奪われてしまった。
セレッソのサポーターが掲げるスローガンの一つに「Real Osaka」というものがある。
Realを、スペインの有力チームが冠する「Real(レアル)」と「真の」という意味の英語にかけている。
大阪市の市花である「桜」をチーム名とし、ユニフォームの色もピンクである。
セレッソ大阪を見下したいガンバ大阪のサポーター達が、彼らのことを「ピンクの豚」と呼ぶ所以である。
個人的には、可愛い名前だと思うがな……
それはともかく。
ダービーであろうがなかろうが、試合をするからにはピンクの豚を食って、勝たねばならぬ。
勝ちたいが、仮に引き分けでも0-0または1-1ならば、決勝戦に進出できることになっている。
前半、セレッソが先に得点して0-1。
後半、ガンバが得点して1-1。
ガンバは守備の選手を交代で入れて、逃げ切ろうという策に出た。
自分が監督なら、駄目を押しに行くがな。
90分を経過して、ロスした5分が追加された。
電光掲示板には追加時間の経過は表示されないので、ストップウォッチで計る。
残り30秒から、さらに時計は進む。
セレッソ・水沼から木本に弾丸クロスが通り、ヘディングシュート炸裂。
1-2となった。
残り十数秒で2点を入れ返さなければ勝ち目無し、ということで万事休す。
この試合、マッチコミッショナーは古田篤良。
ガンバ大阪は今年度無冠が決定した。
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