2015/08/05

噛みつく木?


新御堂筋沿いの歩道に連なる里山にフェンスがあって、そこに木が噛み付いているの図。
上部は切り取られ、眼は誰かが後から彫ったものと思われる。







板で作ったレタリングを、テッピにつけてみるの図。
賃貸アパルトマンであれ分譲マンションであれ、ドアの外側は専有物ではないので、こういうことは反則である。
という訳で、撮影終了後は速やかに撤収。












2015/07/31

ラストピース


四六判・並製本、1600円+税



iPad miniへの主たる入力手段を、指からスタイラスに変えて、だいぶんストレスが減った。
入力の効率もかなり下がったのだが、ウェブログなど大量に文字を打つときは、外付けのキーボードを使う。
外付けといってもBluetoothによる無線の接続だ。
タブレットでキーボードを使うなど本末顛倒だが、ディスプレイの表面が汚れるのが結構なストレスだったのだ。

『ラストピース J2降格から三冠達成を果たしたガンバ大阪の軌跡』を読んだ。
フットボールジャーナリストの下薗昌記(しもぞの・まさき)著、角川書店刊。
読後の満足度(☆五つが最高点)は、☆☆★★★。
「三冠達成を果たす」という言葉は、なってないね。





2015/07/29

Make: ウッドレタリング





ベランダの鉄の手摺に、磁石で引っ付いているアルファベ。
粗木を使った素朴なレタリングです。
天地約90ミリ、CNCではなくハンドカットなので書体は「ほぼ」Futura Boldだ。

PCからプリントアウトした文字をテンプレートにして、ジグソウで切り抜く。
正確にトレースできずにはみ出した部分を、やすりで削る。



紙のテンプレートは、板に糊付けしておく



テンプレートが付いたまま切り抜く



薄く下塗りをした文字の裏面に、直径6ミリの穴を掘る。
この穴に磁石を埋め込む。
ピップエレキバンみたいなやつを。



文字の裏面に穴あけ(6mm径)



穴に接着剤を流し込み、6mm径の磁石を埋め込む



A面およびC面を白塗り



表面をピュアホワイトで仕上げ塗り。
白は地肌が透けて見えるので、スプレイと手塗りを合わせて三回塗り重ねた。






2015/07/18

チャイの川





台風11号一過。
雨は止んだが、山からは大量の水が川に落ちている。
眼下を流れる千里川の水は、ミルクティのような色だ。



ところで、下の画像は我が家の冷蔵庫。
フットボール柄にデコレートされました。
黒いペンタゴンは、磁石が埋め込まれた木片。






2015/07/16

HDD抜き取り


国立競技場の再建案を白紙に戻す、やて。
安保法制案可決より大きいニューズ。
IOCに、どう申し開きをするのか。
ザハ・ハディドへ、どう詫びを入れるのか。


古いPCを処分するのに際して、いろいろなデータが入っているハードディスクを、事前に取り除いておくことにした。
機種はMacintosh SE/30である。
実はこれ以外にも何台かあるが、とりあえずこれから始める。
愛着があるし、もったいないし、という気持ちは断たねばならぬ。

SE/30の筐体は、ユーザによる分解を拒否するかのような、特殊なネジが使われている。
普通のネジ回しでは対応できないので、わざわざそれ用のドライバーを買った。
買ったのは何年も前のことだが、コンピュータをそう何度も分解することはないので、今日まで片手の指で足るほどの回数しか使っていない。






白いカードで端子部が覆われているのが9インチのCRTである。
その右側に尾部が見えているHDDを取り除く。
接続ケーブルを脱去し、ネジを脱去し、ドライブ本体を脱去する。
ダッキョ、である。
国語辞典(岩波の第六版)には載っているのに、漢字変換の候補にはない。
バッキョは一発で抜去と出るが、辞典には載っていない。






取り外したHDD。
懐かしいQuantum(クォンタム)製である。
容量80MB。
ギガではなく、メガである。
黄色いLEDは、自作したアクセスランプ。





2015/07/15

銀背のアシモフ






図書館で本を借りる。
『帰郷』(エース・アトキンズ/ハヤカワ・ミステリ文庫)
『ヘンリーの悪行リスト』(ジョン・S・シェパード/新潮文庫)
そして、今さらながらのアイザック・アシモフ『鋼鉄都市』である。

『鋼鉄都市』は現在、ハヤカワ文庫SFに収められていて、図書館にあるのもきっとそれだと思って借りにいったら、画像にあるようにハヤカワ・サイエンス・フィクション・シリーズのものであった。

背表紙が銀色なので「銀背」と呼ばれている。
貴重な出会いだったが、組版、印刷とも古くて読みづらい。



2015/07/14

Bicコレクション


網戸が自動的に開き、竿にかけて干してあったバスタオルが洗濯バサミごと飛んで行った。
ここから三日の洋上にある台風が、強い風を送り込んでいる。


画像は、自分の文房具の中の「Bic(ビック)」コレクション。
芯の太さ1.0ミリというところにこだわっている。




上から四本目がNew Zealand製で、それ以外はFrance製。





多色ボールペン。
一番上は珍しいショートヴァージョンの四色ペン。
黒・赤・青・緑、芯の太さは1.0ミリである。
二本目は黒が1.0ミリと0.8ミリの二種装備された三色ペン。
四本目はオレンジのアクセントが入ったオールブラックのヴァージョン。





一番下のものには替え軸が付いている。
この黒い替え軸の先端が、スタイラスになっている。




ボールペンとしても使えるように、先端には穴があいている。





オールブラックのヴァージョンの軸と交換した。
デザイン的に最もしっくりくる。



2015/07/05

本の雑誌40周年


『本の雑誌』が生まれた頃にゃ、わてら『POPEYE』を一生懸命読んでましたわ。
救命胴衣のようなヴェストを着て大学に通い、教師からはお前らなにアメリカナイズされとんねんと揶揄されてたな。
当時は反発したけれど、今になるとよく理解できる。

ところで、その『本の雑誌』を読むようになった経緯みたいなのを書いた。
読者アンケートに応募する形で。
普段投稿している「三角窓口」というのは押しかけ原稿なので、採用されても謝礼は出ない。
しかしアンケートは依頼原稿ということになるので、謝礼(原稿料)が出るのである。
何千円か分の図書カードを贈ってもらえる。

それで、久しぶりにアンケートの方に原稿を書いて、応募したのだが……
図書カードはゲットできず。
ボツ原稿を捨ててしまうのはもったいないので、この場で公開してみることにした。
改行位置などはウェブログ向けにアレンジした。

--------------------------------
アンケートのお題は「私の『本の雑誌』体験」

●まずは告解。私はたんなる本好きで、活字中毒者ではありません。
昔から、読む本を選ぶのはたいてい自分の勘頼り。
という訳で……
▼『本の雑誌』をまったくスルーしていた時代が長い。
その存在すら認識していなかったと言ってもいいでしょう。
ただ、書店に行って面陳してある月刊誌の前を通るたびに、しきりに自己主張をしてくるものがあることを感じていました。
こちらをワニ目で睨んでいる奴(ワレなに面陳、ちゃうわメンチ切っとんねん)。
ある日ついに喧嘩を買うことに。いいえ立ち読みですませましたけど……
▼初めての第三種接近遭遇は1999年4月号。
つまりスルー歴23年。
『本の雑誌』というタイトルに接して、ん?と思わせて気を惹くところに命名者の広告センスを感じました。
奥付け(デスク浜本42才車をボルボにかえました)と目次(表紙デザイン/和田誠)をチラっと見てから(もしかして、リッチでメジャーか?)「笹塚日記」を読みました。
運の尽き、ぢゃなかった、もし3月号を手にとっていたらこの運命的な出会いはなかったのです。
以降しばらくはこのヤクザなおっさんの日記だけを立ち読みする月々。
申し訳ないのですが、買いもせず。
他のページも読まず。
▼したがって、北上次郎イコール目黒考二と気づくのはまだ先の話です。
冒険小説を読んでいた私は『笹塚日記』以前に、目黒さんとは知らずにお世話になっていた訳です。
ずっと後に、ドライカレーのレシピについてのメールを送った件で私自身(頭文字T)が日記の記述に現われた時は、店にある『本の雑誌』を買い占めて友達郎党に配ったろうと思いましたが、そこにあったのはたったの二冊。
▼オフセット印刷に移行した直後の2003年4月号から買い始めました。
白くなった誌面は以前からの読者には不評だったようですが、私は読みやすく感じた少数派の一人です。
■(武田伴兵衛・愛書家59歳・豊中市)


 

2015/07/04

残念なドーナツ






















マーケットで見かけたら、たいてい二つか三つは買ってしまう。
「宝塚ハードドーナツ」
いつものオレンジ色のパッケージが見当たらず、真っ赤な色が追加されたものを見つけた。
デザインが変わったのだと思い込み、それを買って帰ったのである。
ところがこれは新しい商品で、従来のタイプがシナモンのパウダーを使っているところを、メープルシュガーに置き換えたものだった。
どですかでん。
どうですかねえ、ということなのだが……
はっきり言って、これほど不味いドーナツを食べたのは初めてだ。
思いあまってシナモンの粉を振りかけてみたが、改善できず。



2015/06/27

箱がいっぱい


Amazon.co.jpを便利に使っていたら、箱がたまることたまること。
バラして資源ごみとして出したのもかなりあるが、現在残っているのを勘定すると、2打あった。
2ダースである。
24パコである。
そのうちの半分を、バイク(自転車)の部品入れとしてリユースしている。
このお馴染みの箱の中には、納品物を固定するために透明なポリラップを被せた段ボール板が入っており、さらにその板はホットグルーで箱そのものに接着されている。
板を力まかせに取り除こうとすると、箱の内側が醜く破損する。
注意しながらゆっくりと剥がすと、グルーがヒルのように張り付いたまま、板だけを外すことができる。
その後、グルーも指で転がすようにして取り除くと、やっと物入れとして使える状態になる。
箱の蓋は片開きにできるので、便利だ。
たいがいの自転車の部品は、この薄い箱に収めてしまえるのである。








2015/06/17

Apple Watch v.0.9?

〈記事の前後を入れ替えて編集済み〉

画面奥はaudio-technicaのノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン


Apple Watchならず、時計バンドを装着したiPod nano(少々古いモデル)である。
残念ながらBluetoothは搭載されていないので、ヘッドフォンとの接続は有線で行なう。
バンドは「iwatchz」という名称で、サードパーティから販売されていたものである。
Apple WatchがiWatchと銘打たれなかった理由は、この辺りにあるのではないか。
姿形はApple Watchよりもかなりチープだが、ベータヴァージョンとしての資質はあったと言いたい。

上のポータブルサウンドシステムを携えて運動するのはおすすめできないが、ウォーキングぐらいになら使えるだろう。
もちろん時計としても使える。


オーストラリアに住んでいる従妹M子が日本に里帰りして、長崎へ観光旅行に行った。
彼女の亡くなった母親の妹が、私の母である。
M子はその母にグラバー邸で土産を買って、大阪にやって来た。
波佐見焼きのコーヒーカップである。
小ぶりだが、ずっしりと重い。
これにコーヒーを入れて、持ち上げられるんかいな。







「Glover Garden」の文字が入っている


 


2015/05/31

シクロジャンブル










シクロジャンブルに行った。
これは早く言えば、自転車パーツのフリーマーケットだ。
緑地公園の中の土の広場に、ブルーシートの露店が所狭しと並ぶ。
街の自転車屋では見られない、珍しいパーツばかりである。
交渉次第では、持って行ったパーツとの物々交換も可能なので、ハンドルバー2本、リアディレイラー2セット、ブレーキレバー1組を背負って出かけた。

来場者が乗って来た自転車を見るのも、まるで見本市のようで楽しい。
この日私が乗って行ったミニヴェロを駐め、その場を離れた途端、数人の人だかりができた。
以下は想像で、その人たちの会話。
「このBruno、なかなかいいね!」
「ドロップハンドルとちゃうやん、フラットバーにしてある」
「しかも、むちゃむちゃ短かいで」
「こんなんで走れるん?」
とかなんとか……
まあ普通に走れますよ。
しかも、自転車には車検がないので、素人がどんなむちゃな改造を施したとしても、それで公道を走ることができる。

目当てのハンドルバーを、目の前で他の人に先に買われてしまい、すごすごと引き揚げる。






2015/05/30

パン屋再襲撃






画像とタイトルは関係ないんだが……
食パンを買って帰り、袋から取り出すと、ひしゃげてしまっている。
そういうことがよくあったので、その昔「パンケース」として売られているものを100円で買った。
買い物をするときに、このケースを持って行き、買ったパンを入れて帰るのである。
それが画像の左奥のものである。
残念なことに、一斤分の大きさに満たないので、このケースに入れてもパンはつぶれてしまうのであった。

最近になって、画像右側のケースを見つけ、買った。
「TOUGH CD」という名で、主にCDを入れておくことを想定しているようなのだが、見たところ、パン一斤分の大きさにぴったりだった。
パフォーマンスは、ご覧の通り。
これも100円の商品である。

『パン屋再襲撃』は、村上春樹作の短編小説である。
興味を惹くタイトルで、読んでみたかったのを、図書館で見つけた。
それは『村上春樹全作品1979〜1989(8)短篇集III』(講談社)という本の中に収められており、他に『パン屋襲撃』という作品もあった。
再襲撃というからには、最初の襲撃もあったんや!
という訳で、二度の襲撃を順番に読んだ。



2015/05/21

ディレイラは厄介もの






図書館に本を返却しに行く。
MTBではなくミニヴェロ(Mini velo=小さい自転車)で。
ホイールが小さいという意味で、径20インチである。
26インチよりも直進・安定性に劣るが、その分小回りがきく。

借りた本は、表紙に黄色いラベルが貼ってあった。
「お待たせしました。次の予約もありますので、お早めにお願いします」
こういう、意を尽くしていない文章に遭遇すると、つい朱を入れたくなってしまう。
いや、添削かな。

ミニヴェロは、昨日までトランスミッションが不調だった。
チャリチャリとギア鳴りがするし、シフトアップがすっぽ抜けたりするのである。
原因が、自分でディレイラとシフタのセッティングをしたことにあるのは明らかである。
これぐらい自分でできるもん、と何度かトライするものの、成功したためしがない。
メーカーのマニュアルを読んだり、ウェブのページをあたったりしてみるが、やっぱりうまくいかない。
結局、近所の自転車屋に持ち込んで、プロの手をわずらわせることになる。

調子の悪いまま、自宅の周辺をうろうろと流しているうちに、馴染みのDとは違う、Aという自転車屋の真横に出た。
渡りに舟、とばかりに入店。
ディレイラの不調を訴えると、すぐ診てくれるという。
調整は短時間で終了。
餅は餅屋、さすがはプロである。
工賃648円也。
快調に走って帰る。











2015/05/19

辛くなければ意味ないね


七味唐辛子を東京では「七色とんがらし」と呼ぶのだと、向田邦子のエッセイを読んで、初めて知った。
(へーえ)

近くのマーケットで食料品の買い出し。
シーズンが終わったのか、八朔は見当たらない。
しし唐(高知県産)を買う。
最近のしし唐は、あんまり辛くない。
聞くところによれば、辛味を抑える品種改良をしているらしい。
そんなアホな。
しし唐が辛くなければ意味ないやん。








宝塚ハードドーナツを買う。
宝塚ホテルが製造・販売から手を引いた後、モントワールという企業がレシピと名前を引き継いで製造している。
以前はホテルと直営ショップだけでしか手に入らなかったものが、一部のコンビニエンスストアを皮切りに、あちらこちらのスーパーマーケットで売られるようになったのだ。
最寄りの店で見つけて買い占め。
といっても2個やけど。

しし唐を料理する。
といっても出汁の鍋に放り込んで炊くだけだ。
油断しきっていたのだが、最初に口に入れたのが「アタリ!」であった。
舌が痺れるほど辛い。
しし唐は、こうでなくては。





2015/05/17

ひさびさバイク






久しぶりに、というのも片方の耳がイカれて平衡感覚に自信がないので、乗れずにいたのだが、ちょっと近くまで試しに乗ってみようという気になった。
マイバイクは、街乗り仕様にアレンジしたMTBで、前世紀に購入して以来、度重なる改造を施されて今日に至っている。







三月まではシングルスピードで、前後のブレーキを一つのレバーで引くという仕様にしてあったのだが、登坂もできるように8速に変更した。
Vブレーキに変更して、レバーは去年のシクロジャンブルで手に入れた、銀一色のものを取り付けた。
ケーブルのアウターも、艶のあるシルバーに変えた。
パッと見は新車だ。
隣家のH氏に、また新車買うたんか、と言われそうである。

とにかく、そのバイクをガレージ(ベランダ)から出して、点検。
降り積もった黄砂を払う。
タイヤを指圧する。
チェーンに潤滑油を注す。

図書館まで走る。
ふらつくことなく行けた。
フェリックス・フランシスの『強襲』(北野寿美枝訳、イーストプレス)を借り出し、ルネ・ナイト『夏の沈黙』をリクエストして帰る。



2015/05/15

タッチしたくないけれど



『本の雑誌』2015年6月号に投稿掲載さる。
iPad miniのイヤホン「穴」にぶら下がっているのは、100円均一ショップで買ったスタイラス。


















iPad miniでFacebookにログインすると「メッセージ」のアイコンに赤丸がついている。
友人の誰からか、メッセージが届いていますよ、という印なのだが……
それを読むためには、新たにアプリをダウンロード&インストールしなければならない。
それが鬱陶しいので、放置してあった。
この件は、PCでログインして、何の追加アプリも必要とせずにメッセージを読めたことで解決した。
SNSは面倒くさいね。

携帯電話を使わなくなって、2年が経った。
もともと利用頻度が低かったこともあって、痛くも痒くもない。
一度だけ「Facetime」を使って友人に「TV電話」した。

そのiPad miniの画面が、指の皮脂で汚れるのが気になってしょうがない。
タッチパネルの大きな欠点で、いまだに好きになれない大きな理由である。
金をケチって、安物の液晶保護シートを貼っているせいもあるけれど。
「指紋のつきにくい保護シート」という商品が存在すること自体が、タッチパネルの問題点を明らかにしている。

業を煮やして、最近はなるべくスタイラスで入力するようにしているが、明らかに効率は低い。
ピンチ(指を2本使う)はできない。
指サック型のスタイラスがあれば(きっと既に商品化されているに違いない)、使ってみたい気もするが、いざという時にいちいち指に装着する手間暇を考えると、躊躇してしまう。



2015/04/14

『寮母日記』出来






かねてより制作を進めてきた『寮母日記』が完成した(写真)。
私の母がかつて某スポーツ用品メーカーの寮母をしていた時のことを日記風に綴ったエッセイである。

『寮母日記』には、ベースとなる原稿がすでに存在した。
母の友人が世話人を務めていた『個羊(こひつじ)通信』に毎月連載されていたものである。
それを今回デジタル化したわけである。
文字はテキストエディターで入力し、InDesignでページレイアウトを行った。
見本組も数種作ってプレゼンし、著者の希望により文庫本の体裁をとることになった。

PCやスマートフォンで読むことを想定し、柱とノンブルを左右のセンターに配置した。
これをPDFに書き出してウェブサイト(下記)にアップロードする。
紙への印刷もPDFがベースとなる。

▼Nijiya Website
http://www.taqueda.com/nijiya/index.html

装幀も、息子の手になるものである。
スミ一色のイラストは「パンとペン」と名付けた。
両方とも母の使っていたツールである。
同じイラストをあしらった専用のしおりも、色とりどりのケント紙を使って自作した。


2015/04/09

シフターを交換







性懲りもなく自転車に手を入れる。
乗って走っている時間より長いのではないだろうか。

事故続きのブルネロ号を廃車するのに際して、8段のトランスミッションを、シングルスピードに改造してあったMTBに移植作業中。
16年使ったシフターは、今もまだ作動するのだが、本体のカバーに亀裂ができている。
これを新しいものに買い替えた。
ついでにグリップも更新。

シフターのインディケーターが、ハンドルバーの屈曲部につかえてしまう。
古い方のシフターでは反対側についていたのだ。
シフターの外側にはブレーキレバーを取り付ける。
(このレバーは、去年の春のシクロジャンブルで手に入れたものだ)
そのまた外側にグリップを装着するのだが、グリップ長が余ってしまう。
止むを得ず、グリップの根元をちょん切って調整する。
これが最も簡単な解決法である。

正常にシフトできるかをチェック。
アップはできたが、戻りのダウンができない。
この症状は、換装前のシフターでも経験ずみだ。
シフター内部のグリースの固着による動作不全だろう、たぶん。

これを直すのには、どうするか。
分解して、固まったグリースを取り除く?
否、シフトレバーの隙間から温風を送り込んで、グリースを溶かすのである。
ヘアドライヤーを使う。
なかなか温まらないが……正常にシフトできるようになった。


 

2015/04/07

雨に濡れても・2


晴れたかと思えば、また明くる日雨が降る。
ついに桜の花びらが落ちて来た。




まるで降り積もった雪のように、歩いた人の足跡がついている。
暖かくなったかと思えば、また寒い日が続く。



2015/04/04

負傷欠場


MTBで走っていて転倒し、顔面左側と胸を強打したのは、もう一か月以上も前のことだ。
そのまま万博競技場まで行って、ACLの開幕戦を観たが、翌日はノックアウトされたボクサーのような身体状況だった。

その後も胸の痛みは引かず、それは肋骨か肋軟骨にひびでも入ったせいだと思い、放っておいた。
日にちはかかっても、自然治癒する怪我だからだ。
ところが、それが悪化した。
「考える人」のポーズで座っている時に、患部あたりでペチン、という音がして胸に激痛が走ったのである。
その音から想像するに、ひびが入った部分が元通りの位置にはまったのではないか。
そうであるとしても、痛くて体を動かせないのである。
万博競技場へ観戦に出かける用意をしていたのに、諦めざるを得なかった。

J1第4節、ガンバ大阪対名古屋グランパス戦が行われ、3-1でガンバが勝った。
観ていない時に限って、こういう結果になる。

 

プラチナシートの観客に貸し出されるクッション


















 

2015/04/03

雨に濡れても





















桜の咲く頃に、よく雨が降る。
千里川沿いの並木の桜はすでに満開。
一番の見頃なのに、花見をする人の姿はない。
独り占めである。



2015/04/01

嗚呼、ヘンリー



一人のデザイナーがこの世を去った。
本名の田澤友紀(ともき)でなく「ヘンリー」と呼ばれていた。
自分でもそう名乗っていた。
家でも嫁さんにそう呼ばれていた。
「Henry」か「Heng Lee」だったか、由来は定かでない。

共通の知り合いが「お久しぶりです」という暢気なタイトルのメイルで、ヘンリーが亡くなったことを知らせてきた。
あほか。
開けて愕然、である。

ヘンリーには何年も会っていなかった。
いつでも会えると安心していたところもあった。
癌に罹っていたことも知らなかった。
亡骸を見るまでは彼の死を信じる気になれない。

長居のプロテスタントの教会で、棺に横たわったヘンリーの顔は、ちょっと笑ってた。
昔とった杵柄(ミッション系の幼稚園)で、他の参列者と一緒に讃美歌を歌った。
しかし、牧師が説教する、神の思し召しとか甦りとか、その他諸々のご都合のいい言葉を聞いているうちに、悲しみではなく怒りの気持ちが湧いてきた。






















葬送式の後、長居公園を歩く。
ちょうどこの日キンチョウスタジアムでは、関西学院大学対プリンストン大学のフットボールの試合が行われていた。










関西学院ファイターズに神は味方せず、大差で負けた。


 

2015/03/19

ずぶ濡れになりながら


傘もささずに……
昔そんな歌があった。
たしか『雨よ激しく』、鈴木康博と小田和正のデュオだった頃のオフコースだ。
それはともかく。
身じろぎ一つできない。
動くと、それによってできた隙き間から雨滴が流れ込んでくる。
屋根のないスタンドで観戦すれば、そんな状態にはまり込むのは当たり前だ。
不愉快だけれども、贔屓のチームが勝ち試合を見せてくれれば、気持ちだけでも晴れようというものだ。


3/18試合前。結果は1-0→1-1のドロー



















わが贔屓チームはガンバ大阪。
ホームタウンに住んでいるから、応援するのは当然だ。
いつか神戸に住むことになれば、ガンバを捨ててヴィッセルを応援することになる。
応援の甲斐があって、ガンバは2014年の「三冠王」になった。
J2だったチームが三冠を獲ったのは初めてのことだった。
そのチームが、一シーズンでJ2に戻ったら……
これまた史上初の大事件である。

縁起でもないが、ひょっとしたら……というムードが今季のガンバにはある。
2月24日にACLの第一戦で開幕して以来、公式戦六回で一回しか勝っていない。
J1で13位、間もなく降格圏である。
この状況は2012年に似ている。
開幕以来低迷して、セホーン監督を更迭、松波を抜擢したけれど立て直せずにJ2への陥落が決まったシーズンだ。
この年のチームスローガンが「躍動」だったのにもかかわらず、躍動しないチームだった。
2015年のスローガンは躍動に似通った「Moving G」だが、やはり今季のチームも動いていないのであった。
 

2015/03/15

本の雑誌2015年4月号


3月号から連続の投稿掲載。
棚ぼたのお金で買った本は……?



























一方、下は図書館で借りた本。
JFK暗殺から50年後に出版されたので、そのブームが終わってから読むことになる。


上下巻合わせて一幅の絵となるカヴァー


















 

2015/03/07

いざ開幕


三冠王ガンバ大阪は、アジアチャンピオンズリーグのグループステージで今季の幕開けを行なった。
2月24日火曜日、中国から広州富力を万博に迎えて対戦。
0-2という結果。
チャンピオンチームが負ける理由が解らない。


2月24日、開幕は黒星で




















この日、仕事を終えてからMTBで万博公園まで走った。
外周道路の側道を木の根が持ち上げているところにつまずいて転倒。
また事故ってしまった。
顔の左側を打って、眼鏡を破壊。
左脇の下を打撲。
そのまま競技場まで行って観戦。
帰宅するころには顔が腫れてきた。
鉄拳を食らってノックアウトされたボクサーのようだ。
事故続きで験の悪いバイクは処分するべきか。

3月1日日曜日、ガンバ大阪はゼロックス・スーパーカップを獲得。
カップのほかに賞金3,000万円も獲った。
たった一試合で。
今季の一冠目。
ちなみに、リーグ戦のステージを二つとも優勝すれば二冠。
リーグ杯(ナビスコカップ)、天皇杯(全日本選手権)でさらに二冠。
ACLで優勝してもう一冠。
さらにスルガ銀行チャンピオンシップというのがあるらしいので、それも勝てば全部で七冠獲ることも可能であるという。
獲れるものなら。

3月3日火曜日、韓国に遠征して城南FCに負ける。
0-2。
どうした、チャンピオン。

そして3月7日土曜日。
J1の1stステージが開幕。
ガンバ大阪対FC東京戦は冷たい雨の降る万博で行われた。
クルヴァ・スッドのサポーターを指揮するのは、あの植田朝日だ。
先に2点取って安心してしまう悪い癖が出て、相手に2点取り返された。
ガンバの攻撃陣は武藤を見習うべし。
スーパカップの賞金で彼を買えないか。
無理か……



3月7日、雨が降り出す前のクルヴァ

ガンバジュニア対ガンバジュニアの前座試合