2013/01/25
償いの報酬
月曜日。
図書館は休館なので、この日を利用して研修が行われる。
現在所属している会社が「Book Dr. (ブックドクター)」と呼んでいる、本の修繕。
その講義と実習。
破れた頁、外れた頁などを、さまざまな材料を使って原状に近い状態に戻す。
化学糊やセロファンテープを使用しない。
小麦粉と澱粉を水に溶いて煮て裏漉しして作った糊と、和紙を使う。
背が割れてばらばらになった本は、ノド(頁の根元のこと)の三か所に電動ドリルで穴を明けて糸でしばる。
会場となったT市の多目的ホールは空気が乾燥し過ぎていて、人ののどにはよくない。
研修終了後、阪急電車に乗って梅田へ。
ひと月ぶりに御堂筋を歩く。
スーパーマーケットKOHYOの淀屋橋店で食糧調達。
ジョナゴールドが安かったので(98円)2個、他にサンドウィッチを二つ買う。
りんごを一つずつポリ袋に入れてくれた気遣いがうれしい。
店を出てエクセルシオールカフェへ。
ホットのロイヤルミルクティをミディアムサイズのマグカップでオーダーする。
「店内でお召し上がりですか」
「外で」
「煙草は吸われますか」
「いいえ」
マグと砂糖三袋、コップ一杯の水をとって、店外のテーブルへ。
一番遠いテーブルを選ぶのは、持ち込んだサンドウィッチを見とがめられないためだ。
そのかわり、地下鉄の改札口に通じる階段へ往来する人たちの視線にさらされる。
メンチカツをほおばっていると、友人のUの顔が見えた。
何十年か会っていないが、声をかけるとすぐに気づいた。
テーブルに誘い、しばらく会話。
彼は大阪府サッカー協会の理事を辞したばかりだが、この日も協会の会合に行くと言う。
こちらは昨年末に注文した眼鏡を店に受け取りに行く途中で、まったく偶然の出会い。
携帯端末のアドレス類を交換して別れる。
眼鏡店へ。
ほぼ10年ぶりに新調した眼鏡は、クラシックなボストン形フレーム。
素材はチタニウムなので、軽い。
雨が降りだし、折り畳み傘を開いて帰る。
▼読んだ本メモ
『償いの報酬』(原題:A Drop Of The Hard Stuff、Lawrence Block著、田口俊樹訳/二見文庫)
期限までに返却できず、図書館から督促の電話を受けてしまった。
ふだんはあまり内容にふれないが、少し書く。
「酔いどれ」探偵マット・スカダーシリーズの最新作。
スカダーは断酒を決意し、AA(日本の断酒会のようなもの)に通っている。
探偵小説というよりはAA日記といった風情で、酒に関する記述が多い。
メイカーズ・マークについて、ディッケルやワイルド・ターキーほど高価ではないという。
それは意外だったが、本国と日本では価値が異なるようだ。
スカダーはバーテンのルシアン相手に、ワイルド・ターキーやエヴァン・ウィリアムズにメイカーズ・マークは負けないと言うのだが、酒の好みは人によって異なる。
メイカーズ・マークはまろやかで、ターキーは刺激が強い。
ボトルの「見てくれ」はメイカーズ・マークが圧倒的に美しい。
2013/01/21
【J特】G大阪、新体制
1月7日月曜日。
ガンバ大阪の金森社長に面談を申し込むが、断わられる。
その理由は……
1月11日金曜日。
株式会社ガンバ大阪取締役会開催。
この席で代表取締役の金森氏は正式に辞意を表明、受理さる。
チームがJ2に降格したことの全責任をとっての辞任だ。
サポーターミーティングにおいて「J2降格はまったくイメージしていない」という発言があった。
根拠なく「(J1残留は)大丈夫。(まだ上位に)行ける気がする」と言うのも聞いた。
今や彼の心中はいかばかりか。
1月21日月曜日。
ガンバ大阪新体制の記者発表と、新ユニフォームのお披露目。
金森体制時には、ホテルの広間を借りて一般にも公開されていた。
野呂新社長になって、方式は変わった。
クラブハウス内と思われる狭い部屋で、プレスのみへの発表となった。
今季のチームスローガンは「復活」。
もちろんその意味はよくわかるが、スローガンを毎年変える必要はあるのか。
プロ野球ではあるまいし。
ユニフォーム。
このデザインを1シーズン見る(または自分がそのレプリカを着る)のかと思うと気が重い。
チーム。
#1……GK藤ヶ谷って、おいっ!
#2……中澤が抜けて、DFオ・ジェソク
#3……金が抜けて、空き番
#4……DF藤春
#5……DF丹羽
#6……横谷が抜けて、MF倉田へ
#7……MF遠藤
#8……佐々木が抜けて、DF岩下へ
#9……FWレアンドロ
#10……MF二川
#11……FWパウリーニョ
#13……岩下から、MF阿部へ
#14……FW平井が復帰
(以下略)
主将と副主将は未定。
明神と遠藤ではあり得まい。
なお、金森前社長は新スタジアムの募金団体の役職には留まる。
2013/01/03
正月ジャーナル
MISIAの『君には嘘をつけない』にのせて初ジャーナル。
Yahoo! のニュースで訃報を読んでPatti Pageに切り替え。
冥福を祈りつつ続行。
▼2013年元日。
キンキンに冷えたMTBに初乗り、実家まで走る。
ささやかなお節料理で新年を寿いだ後、雑煮をいただく。
元日は白味噌仕立てが我が家の習慣。
二日以降は澄まし汁に焼き餅を入れる。
午後2時からは大画面TVで全日本選手権大会決勝戦を観る。
濃い青のユニフォームのガンバ大阪対白い柏レイソル。
ガンバよ、こんなのろいスタートでいいのか。
相撲に例えると「ふわっとした立ち合い」。
レイソルも敢えてそれに合わせる。
ガンバにはボールを持たせておけばいい。
老獪なネルシーニョの、そんな思惑がうかがえる。
ポゼッション・フットボールという思想には大きな疑問符1がつく。
仮にポゼッション率が100パーセントに達したとしても、ボールを前に運んで相手のゴールに入れなければ試合には勝てないのがフットボールだからである。
盛り上がりを欠いたまま、0-1で試合終了。
松下電器のチームだった時以来、決勝戦で負けたことのなかったガンバが負けた。
2012年春に公式戦5連敗で始まったシーズンは、最後も屈辱で終了。
クラブは松波正信監督の退任(契約期間途中)と、HKこと長谷川健太氏の監督就任の発表を行った。
長谷川監督との契約期間は1年。
つまりJ2から再び昇格するまでを想定しているのだろう。
前にも書いたが、この人にチームの浮沈を託すのは甚だ不安だ。
清水エスパルスの監督を退任して放送局の解説者になってからの仕事っぷりを見たうえでの疑問符2。
試合が終わった後、弟夫婦も実家にやって来る。
弟は11日で53歳。
少し早いが、ケーキにロウソクを立てて誕生祝い。
夕食までの時間を麻雀で過ごす。
やがて半荘を終わって「すき焼き」に突入。
まずビールで乾杯。
前日近所のマーケットで見かけた「ハートランド」を衝動買い。
キリン製の瓶ビールだ。
飲酒するのは1年ぶりとなる。
夕食後、深夜までもう半荘。
▼お年玉。
目上に年玉とは失礼だが、母に最高額の図書カードを贈る。
弟と義妹にはB.T.オリジナルデザインのダイアリーノートを贈る。
義妹には色彩豊かな女性向け、弟には色数を抑えた男性向けの「差別的」デザインで。
▼正月二日。
毎年この日は墓参、その後初詣と決めている。
花を大量に買い、母と二人で地下鉄に乗り、谷町へ。
我が家の墓は数が多い。
九代以前のB.T.(Bは名跡)とその血縁者たちがここに眠っている。
一つにまとめて祀りたいが、自分の代でできそうにない。
先祖譲りの数珠を持ってくるのを忘れた!
近くの高津神社に初詣。
左手、右手、口を漱いで本殿へ。
賽銭を投入して二礼、二拍手して一礼。
地下鉄で長堀橋まで戻り、心斎橋まで地下商店街を歩く。
母がアクセサリー屋や鞄屋を素見す。
店員の息が酒くさい。
途中「御座候」を買い、再び実家へ行って、母と麻雀で遊ぶ。
夜になり、自宅まで歩いて帰る。
▼正月休みに読む予定の本たち
『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔著、河出書房新社)
M市の図書館から借りた本。
この本には何十人と予約の列がついており、早く読んでしまわないといけないのだが、返却期限の6日までに読めるだろうか。
共著者の伊藤計劃はすでに亡い。
この人の名を横文字で「Project Itoh」と綴るのが洒落ている。
同工異曲で「武田理論:Theory TAQUEDA、通称テオ」を思いつく。
『本の雑誌』(2012年11月号)
勤務先の図書館から借りた雑誌。
8日返却期限、楽勝。
『償いの報酬』(ローレンス・ブロック著、田口俊樹訳、二見文庫)
M市の図書館から借りた探偵小説。
新刊なので予約の列ができている。
13日返却期限、ほぼOK。
『アメリカン・スタイル』(ボブ・グリーン著、菊谷匡祐訳、集英社)
勤務先の書庫で見つけた時代物のコラム集。
17日返却期限。
『リボンの騎士』(1〜5巻、手塚治虫作画、なかよし増刊、講談社)
勤務先から借りた漫画。
原作を読んでみたいとずっと思っていた。
17日返却期限。
『フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点』(文藝春秋)
近くの書店で買った本。
以上10冊。
自分には、積んである本をそれぞれ少しずつ「つまみ読み」する癖がある。
それは自ずと1冊に集束していくのが常なのだが、今回は『フット×ブレイン』だ。
返却期限の迫っているものから読め、と言うに。
2012/12/31
#LASTPRINTISSUE
『ブランデンブルク協奏曲』(Karl Richter指揮、Munich Bach Orchestra演奏)を大音量でかけながら、2012年最終ジャーナル。
数えてみれば、今年100回目のエントリーだ。
『孤独のグルメSeason 2』(テレビ東京系)の放送が終了した。
グルメは卑しいと常づね思っている自分が、唯一観ていた番組である。
経済ニュース番組の『ワールドビジネスサテライト』の後に流れ出すのを偶然観たのが始まり。
ドラマ仕立ての本作は、扶桑社の週刊誌『SPA!』に不定期連載されている漫画(久住昌之原作、谷口ジロー作画)が基になっているらしい。
輸入雑貨商を個人で営む井之頭五郎(いのがしら・ごろう)が営業に出て、ぶらりと入った店で空腹を満たす経緯を淡々と画面に映す。
五郎を演じるのは松重豊(まつしげ・ゆたか)。
彼は無口だが「心の声」を画面にヴォイス・オーヴァーしていくという手法だ。
肩の凝らないお店、気取りのない料理、ノンアルコール(たいていランチだし、五郎は下戸)。
五郎の食べっぷりは見事だが、猥褻感がない。
アメリカのNewsweek誌が印刷をやめてデジタル版のみの発行に移行することが発表された。
思い切ったな。
実は自分も、何年も前から年賀状を送るのをやめたいと思っていながら踏み切れずにいたので、便乗させてもらうことにした。
紙に印刷する年賀状は2013年版が最後となる。
ただし、Eメイルやウェブに疎いと思われる方がた(主に年長の親戚)のためには少量印刷する予定。
あっ、一枚ずつ手描きすればいいのか。
「人の心が、年の初めに届く国。」
という日本郵便のキャッチコピーは美しいが、年賀状は完全に虚礼と化してしまった。
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初期案。この後Newsweek誌の発表を知る |
年賀状デザインのモチーフは、今年虜になっていた8列のドットマトリクスだ。
LED球を8列×8行並べて電子バナーを作ろうとしていたのは、もうずいぶん前のことだ。
その電子バナーは完成したのだが、日の目を見ることはなかった。
450×450ミリのサイズに5ミリφのLED球を64個仕込んだものの光量が足りず、暗い場所でしか力を発揮できないことがわかった。
すぐに改良版に着手したが、作業はその後中断したままになっている。
2012/12/30
【天皇杯】G大阪、ベスト2
ベスト2?
そんな言い方、あまり聞いたことないぞ。
買った本借りた本 |
初給料をもらい、久しぶりに本を買う。
『フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点』(文藝春秋刊)は、テレビ東京系のフットボール情報番組『FOOT×BRAIN』で放送された内容を再構成したものだ。
フィールドをイメージした緑色の装幀が書店で目立つ。
本文文字もグリーンで印刷されている!
『アメリカン・スタイル』はシカゴのコラムニスト、ボブ・グリーンの作品集。
現在の勤務先であるN図書館の書庫で「発掘」した。
背表紙の頭についている赤丸のシールは、ここでICタグを貼付されたことを示している。
すべての作業が終了した後、このシールは剥がされることになっている。
前置きは終わり。
12月29日土曜日、全日本サッカー選手権大会の準決勝戦が行われた。
第1試合は静岡の通称エコパスタジアムで、ガンバ大阪対鹿島アントラーズ。
1-0。
得点者:#7遠藤保仁
#15今野をボランチに、遠藤をトップ下に上げるという布陣が奏功している。
このシステムをもっと早い段階でリーグ戦に導入していれば、という感は強い。
第2試合は国立競技場で、横浜Fマリノス対柏レイソル。
0-1。
得点者:#19工藤壮人
工藤はこの試合で警告(イエローカード)1回、累積2回となって決勝戦は出場停止。
今季、ガンバは柏レイソルと4回対戦して0勝3敗1引分け、得点6、失点13。
遅くなったけれど、借りは元日に返すから。
2012/12/25
【天皇杯】G大阪、ベスト4
今季はタイトルを四つ獲ると宣言したのはセホーンだったが、松波はそれをちゃんと憶えている。
ACLは敗退、リーグカップ(ナビスコ杯)も敗退、リーグ戦は17位で終わったが、全日本選手権(天皇杯)へのチャレンジはまだ終わっていない。
12月15日土曜日、4回戦。
万博記念競技場でFC町田ゼルビアと対戦。
3-2で辛くも勝った。
TVで観戦中に眠ってしまうほどの試合展開だった。
2年契約の松波監督は、今季限りで退任するのか。
それが正式に決まったとは、まだ発表されていない。
それなのに、HKが新監督に内定したという報道があった。
事実なら、クラブの内部から漏れたということになる。
ガンバ大阪は情報の管理がルーズだ。
12月22日土曜日。
後援会の事務局スタッフと「ファンの集い」参加募集チラシの打ち合わせ。
来年2月に後援会主催で集客イベントを実施する。
事務局のH次長が、ガンバの2013年卓上カレンダーを見せてくれた。
#1藤ヶ谷、#2中澤の姿はどのページにも見られない。
12月23日日曜日、全日本選手権の準々決勝戦。
長居スタジアムでセレッソ大阪とダービーマッチ。
かねてより「ピンクの豚」と蔑んできたが、来季は相手の方が格上となり、対戦することはない。
結果は、セレッソ大阪 1-2 ガンバ大阪。
勝つために補強した#41家長が決勝ゴールを決めた。
12月29日土曜日、準決勝戦。
静岡のエコパスタジアムで鹿島アントラーズと対戦。
今季ガンバはアントラーズに一度も勝っていない。
2012/12/10
年賀状出来
出来は「しゅったい」と読むべし。
天気予報が降雪と言うのでMTBをあきらめて、バスに乗って実家へ行く。
途中でY医院に寄ってインフルエンザの予防接種を受ける。
順番を待つ間に外に出て、自分用の年賀はがきを購入。
年賀状も電子メイルで送ろうと思うようになって何年も経つが、まだ果たせていない。
注射の前に体温測定。
体温計を額にあてて計られるのは初めてだ。
36.3℃は、平熱よりも少し高い。
Y先生は注射が上手なので、少し痛いですよと言いつつ、ほとんど痛くしない。
実家に到着。
昼食にカレーライスをごちそうになる。
食休み、雑談をした後、母の年賀状の制作にかかる。
1点の写真とあいさつの言葉、住所を入れるだけのシンプルなデザインだ。
署名は手で書き入れる。
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刷り上がって乾燥中の年賀状 |
今回使った画像は、マダガスカルのバオバブだ。
母は海外旅行に行って大量の写真を撮るのが趣味だったのだが、ここ何年かは出かけていない。
彼女が旅行のために貯めている金を、収入の無い私が食いつぶしてきたからだ。
申し訳ないし、自分が情けない。
現在は職に就いているが、その契約も来年3月末で切れる。
その先は見えない。
バオバブの画像をSDカードからiMacに取り込む。
OS 9.2で動いている古いマシンだ。
Drawソフトを使って画像と文字をレイアウトする。
A4サイズの普通紙に印刷して、クライアントに見せる。
親子であろうとも、ここはきっちりしておかないとね。
「フチなし印刷」を初めて採用した。
これは、制作済みデータを数パーセント拡大してプリントする仕組みである。
したがって、絵柄の四方がトリミングされた状態で仕上がってしまう。
それを計算に入れてデザインする必要がある。
トリミングされた部分は、紙の外側のプリンタ内部空間に印刷されていることになる。
覗いたことはないが、非常に汚れているにちがいない。
印刷用紙は日本郵便製年賀はがきインクジェット写真用を使用。
プリンタはE社のもので、これもかなり古い機種だ。
プリンタドライバの用紙設定で「写真用」を選んだが、校正紙とは違う色合いで印刷されてしまったので「光沢紙」に変更。
最もパフォーマンスの高いモードを設定したので、印刷スピードは非常に遅い。
完璧を期して一枚ずつ目視でチェックしながら作業を行う。
「ミスプリントは、目を離したときに起きる」
マーフィさんが、そんなことを言ったとか言わんとか。
2012/12/09
【J特】西野監督再任
ガンバ大阪がJ2に降格した責任を取って金森CEOが辞任するらしいという報道があった。
サポーターの皆さん、どうかスポーツ紙などの報道を鵜呑みにしないでくださいと、かつて氏は言ったのだが今回はどうか。
チームにはまだ全日本選手権(天皇杯)をかけた試合が残っている。
これに優勝したとしても、松波監督はJ2降格の責任を取って辞任する可能性が高い。
そうなった場合、新しい監督に誰を起用するのか。
いや、新しい監督ではなく古い監督でどうか。
西野監督に土下座してでも戻ってきてもらう、そんな大それたことができたなら、ガンバ大阪を見直そう。
2012/12/03
【J特】審判の日
ヴィッセル神戸はホーム最終戦で広島に負けて16位、J2に降格。
ガンバ大阪はヤマハスタジアムで磐田に負けて17位、同じく降格。
西野朗監督と縁の深い両チームが、だ。
前節17位だった新潟が札幌に勝って15位、J1に残留した。
「応援してくれたサポータのおかげです」
選手のコメントが胸に突き刺さる。
そう言われてしまうと、ガンバのサポータとしては非常に辛い。
12月1日土曜日、Jリーグ1部は最終の第34節。
9試合のすべてが同じ時刻に始まった。
我が贔屓チームのガンバ大阪は、敵地ヤマハスタジアムでジュビロ磐田と決戦。
#2中澤と#1藤ヶ谷の連係ミスがあって、いきなり失点。
ここがガンバの弱点だと、何度書かせたら気がすむのか。
前半戦で取り返せず後半戦へ。
53分に#14倉田が国際級の抜きとシュートで得点。
85分にジュビロの#7小林に同様のシュートを打たれる。
中澤も藤ヶ谷もこれを防げず、万事休す。
他の試合会場の結果を待つまでもなく、J2への降格が決定した。
監督を替えていなければ、というのはサポーターに共通する強い思いだ。
それほど選手力の高いチームではないガンバを勝たせていたのは監督の力だったのだ。
それにもかかわらず練習がマンネリしているだとか言い出して、西野監督を切るきっかけを作ったのは選手たちの方だと聞いた。
(中略w)
新しい監督の指示に対して、異を唱えたということが報道されるに至って、チームの行く末が危ぶまれることとなった。
(中略ww)
敗軍の将は兵を語らず、ということになっている。
だから責任は監督やフロントがとるのだろうが、最たる責任は選手たちにあることは明白である。
それを自覚して、主将の明神や副主将の遠藤たちはチームに残留することをほのめかしているらしいが、クラブが彼らを養っていけるのかは疑問だ。
この際、高年齢、高額年俸、レンタル中の選手をすべて整理して、チームの刷新を図ることも考慮すべきだ。
松波監督が責任をとって辞める、HKが新しい監督候補だとも報道されているが、その名前は非常に不安だ。
どれほど無能な監督やどれほど下手な選手がやって来ても、チームを応援しなければならないサポーターの身になって人選をしてほしい。
2012/11/25
【J特】優しい東京
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試合開始直前のクルヴァ |
風邪が治りきっていないのだが、MTBに乗って出発。
J1のリーグ戦第33節のガンバ大阪対FC東京は、ホームスタジアムで開催される最後の試合だ。
行かないわけにはいかない。
折り悪しく、強力な寒波が下りてきた。
ATHLETAの長袖Tシャツ、カシミヤと綿混のタートルネックセータ、レプリカユニフォームを重ねて、その上にadidasのトラックジャケットを羽織っていくが間に合わない。
ユニフォームの上にUMBROの青いピステを追加する。
あまりに寒くて、スタンドの意気も上がらない。
試合開始前、ルーカス選手がレアンドロと談笑しているのを見かけた。
0-1(徳永R)、1-1(家長H)、2-1(家長L)と推移して2-2(渡邉H)で終了。
(Rは右足シュート、L:同左、H:ヘッダ)
入っていてもおかしくないシュートを外したのは、ルーカスの温情か、偶然か、それとも降格圏外チームの余裕か。
南側のクルヴァに来ていたFC東京サポータからは、試合の前にも後にも温かいエールが送られた。
特に試合終了後、ガンバの松波監督と選手29人(歩けない佐藤晃大を除く)が万博記念競技場のトラックを周ったときには、退場せずに残っていてくれた彼らから激励の声援が送られた。
ちなみに、ガンバ大阪とFC東京には少なからず選手の交流がある。
#21加地、#2中澤、#15今野は元FC東京、#49ルーカスはFC東京、ガンバ大阪、再びFC東京と流れている。
ホーム最終戦につき、主将と監督から最後の挨拶。
明神は「必ずJ1に戻ってくる」と言い間違え、すぐに訂正。
松波がマイクの後に立つと、北のクルヴァから「やめろ、やめろ」のコール。
なんとか挨拶を終え、メインスタンドの下に歩いて帰る。
最後尾を歩く金森CEOは顔色がなかった。
日刊スポーツが選ぶ「ミスターGAMBA黄金の脚賞」が発表された。
まずは候補選手を一人ずつクルヴァのアストロヴィジョンに表示。
藤ヶ谷のところでブーイング。
佐藤晃大かレアンドロだろうと思っていたところ、佐藤が選出された。
この結果にもスタンドからは小さいブーイングが起こったが……
実のところ佐藤は非常に献身的に働いていた。
もっと上手ければ、2倍得点して、寿人と争っていたはずだ。
ガンバ大阪は33戦、9勝11引分け13敗として勝ち点38。
最終第34節にジュビロ磐田に負けると降格が決まる。
引き分ければ(勝ち点39)残留の可能性はある。
それは神戸が広島に負けて(同39)新潟が札幌と引き分け以下(同38以下)の場合。
ガンバが磐田に勝っても(勝ち点41)、神戸が勝って(同42)セレッソ大阪が川崎と引き分け以上(同42以上)の場合は残留できない。
新潟にも残留する可能性はある。
第34節に勝ち(勝ち点40)、神戸が負けて(同39)ガンバ大阪が引き分け以下(同39以下)の場合。
要するに、セレッソ大阪とヴィッセル神戸は勝てば残留できるが、ガンバ大阪と新潟はその浮沈を他チームの結果に左右される。
まれに見るサスペンスだ。
2012/11/23
【J特】6位から昇格
一人ちゃんこで食事。
「ちゃんこ」には「おっさん」の意味があるらしい。
自分にはおあつらえ向きの名前だ。
豚肉をこま切れにして油で炒める。
その後は、冷蔵庫にあった材料を手当たりしだいに投入していく。
厚揚げをスライス。
根付きもやし。
この辺で鍋に水を入れて炊く。
大根と人参、皮を剥きながらざくざくとカットする。
あまり大きいと火が通りにくい。
葱がないので、ピーマンで代用。
ピーマンで代用? まあええか。
すべて投入。
しばらくぐつぐつ炊いて、消火。
だし入りの合わせ味噌で味付け。
七味唐辛子を効かせて出来上がり。
相撲取りのような体格になれるか。
J1昇格プレーオフの決勝戦を観る。
大分トリニータ対ジェフユナイテッド千葉は1-0で大分の勝ち。
なんとレギュラーシーズン第6位からの下剋上だ。
プレーオフの準決勝戦その1は、京都サンガ(J2第3位)0-4 大分トリニータ(同6位)だった。
その2は横浜FC(同4位)0-4 ジェフユナイテッド千葉(同5位)。
上位のチームは引き分けでも勝ち抜けできるという好条件だったが、いずれも大敗した。
フットボールの試合では、何が起きるかわからない。
決勝戦のゴールは後半の後半に投入された林丈統(はやし・たけのり)が決めてみせた。
「つるつる」こと田坂和昭監督は、林の後に続けて高松も投入。
二人とも30歳代のベテランFWだ。
彼らの代わりにディフェンダーを下げ、捨て身で勝ちを狙う。
采配通りに林が得点した後は一転してディフェンダーを再投入。
ベンチワークが冴えた。
J2からヴァンフォーレ甲府、湘南ベルマーレ、大分トリニータが「出戻り」昇格。
J1から降格するのはコンサドーレ札幌の他に、もう2チーム。
第32節終了時の11位ジュビロ磐田以下の7チームに降格する可能性がある。
ここから先はハートの強さが物をいう領域だ。
2012/11/22
【J特】落ちる可能性
Facebookのログイン画面に、すでに自分のメイルアドレス(アカウント)とパスワードが入力済みということがときどきあって、薄気味悪い。
FBのセキュリティは、ほんとうにだいじょうぶなのか。
10月のサポータミーティングで、
「J2に降格したときのことは考えてあるのか?」
という質問に対して金森CEOは、
「そのことは、まったくイメージしていない」
と答えてサポータたちを呆れさせた。
シビれさせた、とちゃうで。
あきれさせた、やで。
応援する方にも、それなりの覚悟が必要である。
落ちる可能性を見積もっておこう。
(順位は第32節終了時のもの)
18位のコンサドーレ札幌は降格決定済み。
17位のアルビレックス新潟は勝ち点34、次節勝たなければ降格が決まる。
16位のガンバ大阪は勝ち点37で、こちらも次節負けると降格が決まる可能性がある。
15位のヴィッセル神戸が勝ち、14位の大宮アルディージャと13位の鹿島アントラーズが引き分け以上なら、万事休す。
第33節、ガンバ大阪は万博記念競技場でFC東京と対戦する。
クラブの興廃はこの一戦にあり、絶対に勝つべし。
2012/11/17
【J特】G大阪、清水を一蹴
本日より図書館学研修始まる。
バスに乗ってT市の下町へ。
こういう時に雨が降るのは、雨男であるが故。
バスを降り、駅前のコンビニエンスストアで昼食用のおにぎりを調達。
鮭と塩昆布と赤飯を買い、PiTaPaで支払う。
研修場所である市の施設はエアコンが故障しており、寒い。
治りきっていない喉風邪が咳を呼び起こす。
ポケットに詰め込んでいったのど飴があっという間になくなった。
持参のおにぎりは施設内では食べてはいけないことが判明。
鞄の中に入れたまま駅前まで戻り、うどん屋で昼食。
店を出たところで、郵便局の職員が年賀はがきを売っていた。
目が合ったので挨拶をする。
2年前に配達のアルバイトでお世話になった、集配課のT課長だ。
まだ私のことを憶えているという。
配達用の赤バイクを1台使用不能にして始末書を提出した相手だったと思い出す。
研修場所に戻る。
いちおう短期の職員として正式に採用されたことになっているのだが、油断はできない。
思い起こせば今年の大型連休の頃、内定した企業での研修中に取消しを食らった苦い経験がある。
図書の扱い方、分類の基礎などを学んでこの日の研修は終了。
行きと同じコンビニでアップルパイ一切れ、薬店で喉に効く漢方薬を買って帰る。
バスを途中下車してN図書館に寄る。
期限を過ぎた本を平身低頭で返却し、開架室で研修内容の復習。
歩いて帰宅、アップルパイでティーブレイク。
Jリーグ1部は今日が第32節。
ひいきチームのガンバ大阪はアウェイで清水エスパルスと対戦。
清水側から見て、0-1、1-1、1-2と推移して1-3で終了。
実況中継放送がなかったので、ガンバのウェブサイトで試合速報を逐次チェックする。
テキストが流れるだけの速報だが、無いよりましだ。
ガンバ大阪は9勝10引分け13敗となり、勝ち点37。
順位は16位のまま停滞。
大宮負けよ、神戸勝つな、そんな恥ずべき心が生まれてしまった……
後刻スポーツニュースで細切れの試合映像を観る。
#14倉田秋がやっと点を取った。
残りは2試合、勝ち点40では心もとなくなったので、2勝したい。
鞄のおにぎりが夕食となった。
2012/11/16
シネマと本とスタジアム11.16
衆議院解散の日。
いい日和なので、バロックをかけながら洗濯大会。
洗剤を、すすぎが一回ですむ高性能のものに変えた。
それにともない、洗濯機のマイコンの「標準モード」をリプログラムする。
・「すすぎ」を「1回」に設定する(これをしない、すなわちデフォルトの場合は2回となる)
・「洗い」を設定する(実行時間5分、10分、15分から一つ選ぶ)
・「ふろ水」のポンプを「洗い」に設定する(洗うときだけふろ水を汲み上げ、すすぎは水道水で行う)
・「脱水」を設定する(実行時間1分、3分、6分から一つ選ぶ)
メモリー機能が見当たらないので、毎度設定しなければならないのが面倒だ。
単なるメモだが、観た映画。
『マイティ・ハート/愛と絆』(原題:A Mighty Heart、Michael Winterbottom作品、2007年)
ウォールストリート・ジャーナルの記者だった故ダニエル・パールの妻Marianeの手記を映画化。
Angelina JolieがMarianeを演じている。
製作者の中にBrad Pittの名がある。
満足度……☆☆☆★★
『ノーバディーズ・フール』(原題:Nobody's Fool、Robert Benton作品、1994年)
Paul Newman主演。
他にBruce Willis(クレジットなし!)、Melanie Griffith、Philip Seymour Hoffman、Philip Bosco。
調べると、Griffithは『虚栄のかがり火』(1990年)でWillisと共演、Boscoとは『ワーキング・ガール』(1988年)で共演しているが、どちらも思い出せず。
満足度……☆☆☆★★
『マネーボール』(原題:Moneyball、Bennett Miller作品、2011年)
選手を統計データによって分析し(セイバーメトリクス)、得点貢献度の高い選手を掘り出す(安く買う)、これが「マネーボール」の意味である。
Brad Pittが実在のジェネラルマネジャーBilly Beaneを演じ、ここでも製作者に名を連らねている。
『ノーバディーズ……』で警官役を演じたHoffmanが、野球チームの監督役を演じている。
Beaneの台詞。
「I made one decision in my life based on money.
And I swore I would never do it again.」
満足度……☆☆☆☆☆
『ニューヨークの恋人』(原題:Kate & Leopold、James Mangold作品、2001年)
Meg Ryan、Hugh Jackman主演、Philip Boscoも出演。
他には、TVを主戦場としているBradley Whitfordが『ザ・ホワイトハウス』のシーズンの合間を縫って出演。
まだ新しい作品と思って観ていたら、WhitfordのデスクにチタニウムボディのPowerBook G4を発見。
発売から10年以上経っている。
Kateを演じるRyanは「PalmPilot」を使用。
Leopoldを演じるJackmanという俳優は永井豪の『デビルマン』に出てくる不動明(ふどう・あきら)そっくりだ。
『X-MEN』のシリーズでも、そのことを彷彿させる。
『ニューヨークの恋人』は同じ邦題の作品(1979年)が存在するが、そのリメイクではない。
いろいろ確認したいことがあり、二度観する。
翻訳字幕がどうも気に入らない。
満足度……☆☆☆☆★
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(原題:The Three Musketeers、Paul W. S. Anderson作品、2011年)
何じゃい、この邦題は。
三銃士のエピソードは何度も映画化されているので、区別するための配慮だと思うが、ダ・ヴィンチは不要ではないか。
名を付けるならレオナルドであるべきだろうし。
Milla Jovovich(『バイオハザード』)がミレディ、Orlando Bloom(『パイレーツ・オブ・カリビアン』)が英国のバッキンガム公爵を演じている。
コンピュータ・グラフィックスを観るのが楽しい。
満足度……☆☆☆☆★
読んだ本は、
『007 白紙委任状』(原題:Carte Blanche、Jeffery Deaver著、2011年)
池田真紀子訳。
翻訳が気に入らんのなら、原書を読めっちゅうねん。
Deaverの評判はよく目にしていたが、実際に読むのは初めてである。
Ian Flemingの原作や映画化されたJames Bondとは印象が異なる。
満足度……☆☆☆★★
『NEXT -ネクスト-』(原題:Next、Michael Crichton著、2006年)
酒井昭伸訳。
誤植が散見されるのが残念だ。
いや、誤植というものは現在ほとんど存在しない。
活字を手で拾う「文選」や、写真植字は廃れた。
原稿はテキストエディタやワードプロセッサで作成されるので、誤入力と呼ぶのが正しい。
校正をしっかりとしなければいけない。
満足度……☆☆☆☆★
スタジアムには、この3週間出かけていない。
2012/11/08
【J特】クリフハンガー
今話題になっているのは『財政の崖(fiscal cliff)』。
そこから落ちそうになっているのはアメリカ合衆国だが、
ここで言うクリフハンガーとは、ガンバ大阪のことだ。
J1リーグ戦第31節、柏レイソル対ガンバ大阪戦の結果をニュースにて知る。
1-0、1-1、2-1と推移して、最後にガンバが追い付いて2-2で終了。
#9レアンドロが2得点、12試合で13点も取っている。
8勝10引分け13敗、総得点61、総失点60。
勝ち点は34までしか伸びず、16位に停滞。
下顎に負傷した#7遠藤は、そのまま代表チームに合流。
#15今野とともに、危機的状況の真っ最中に所属クラブを離れる。
14日にオマーンでの試合の後、17日にJ1の対清水戦がある。
ワールドカップの予選とJ1残留の、どちらが大事なのか。
大宮アルディージャの#11ズラタンは所属クラブを優先し、スロベニア代表チームへの召集を断わっている。
ヴィッセル神戸が負けて15位に落ちてきた。
驚いたことに、西野朗監督をすぐに解任。
これは辛い人事だ。
13位は鹿島、勝ち点39。
14位大宮、同37。
15位神戸、同36。
16位G大阪、同34。
17位新潟、同34。
この辺りが崖っぷちだ。
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対サンフレッチェ広島戦、3-1の勝ち |
ガンバ大阪のグッズ企画会議に招かれて参加。
開始前に練習試合を観戦。
骨折が癒えた3選手(#2中澤、#18川西、#29木村)が出場。
川西、#6横谷、#25阿部が得点。
企画会議に参加したサポーターは16名。
そのうち男性は4名。
三つにグループ分けしてアイディア出しを行う。
女の感性に支配される内容となった。
56歳のフットボールファンが欲しいと思うグッズは、あまりない。
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スタジアムで使えるグッズ案 |
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自宅で使う日用品案 |
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街なかで使えるグッズ案 |
その筋のデータによると、フットボールのファンのうち40歳代および50歳以上が占める割合は46パーセントに及ぶという。
この年代でフットボールのファンといえば、7割ないし8割が男性であろうと想像するのだが、彼ら向けの商品開発は置き去りにされている。
2012/10/29
シンガー死す
今年、大好きな歌手が相次いで病に倒れた。
尾崎紀世彦は5月30日、肝臓がんのため69歳で死去。
桑名正博は7月15日に脳幹出血を起こして入院、10月26日に心不全のため59歳で死去。
尾崎紀世彦は『また逢う日まで』(作詞:阿久悠、作・編曲:筒美京平)を歌って大ヒット。
抜群の歌唱力で、1971年の日本レコード大賞と日本歌謡大賞を受賞した。
生まれて初めて歌ったカラオケがこの曲だった。
ちなみに、当時のカラオケは8トラックのカセットテープ。
歌詞が印刷された本を見ながら歌うスタイルだった。
桑名正博は『セクシャルバイオレットNo.1』(1979年)が有名だが、彼の名を初めて知ったのは『哀愁トゥナイト』(1977年)による。
いずれも筒美京平作の曲だ。
『哀愁……』はノリのいい曲で、ディスコでよく流れていた。
『月のあかり』(1978年)が、大阪人が歌うカラオケのスタンダードであるらしい。
この曲は下田逸郎作詞、桑名作曲。
『さよならの夏』(1977年)が最高にいいと思う。
松本隆作詞、筒美京平作曲のバラードだ。
おまけに、Ds:高橋ユキヒロ、Bs:後藤次利、G:高中正義、P:羽田健太郎というメンバーである。
歌手は死すとも、歌は死せず。
秋の夜、風呂に浸かりながら尾崎と桑名を歌う。
2012/10/28
【J特】G大阪、広島戦で加地を失う
MTBのチェインに注油、タイヤに空気を補充する。
青黒の戦闘服に着替えて自宅を出発。
リアディレイラの調子が悪いが、そのまま走る。
シフトのアップダウンがうまくいかないが、最悪の場合でも変速しないままで走ればいい。
山田駅前のマーケットにて、クラブハウスサンドイッチ、ビゴのクリームパン、赤葡萄のジュースを調達。
万博公園に向う。
J1のリーグ戦が最終盤に入る。
本日の第30節を含めて5試合。
ガンバ大阪は残り二つの降格枠を争う第16位に着けている。
ファンやサポーターは、気晴らし(sport)のために観戦しに来ているのに、やきもきさせられるばかりだ。
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ファンでいっぱいの場外 |
試合前の選手紹介が始まる。
第2ゴールキーパーの武田洋平が「万博のトイレ」と紹介される。
よく聞けば「万博の砦」だった。
今節の対戦相手はサンフレッチェ広島。
首位のチームに対して1-0の後1-1で引き分けた。
勝てるはずの試合を落としたと言っていい。
選手の動きが悪かった。
特に前線はほとんど立ったままの状態でパスを待っている。
後半戦の後半は攻勢の広島に対して「引き過ぎ」。
#15今野が広島の#8森崎和幸にアシストして得点させてしまった。
第22節対名古屋戦、第26節対浦和戦(いずれもアウェイ)のような積極的な戦いが、なぜできない。
悪いことに、#21加地選手が試合中に負傷した。
左膝内側の靭帯をまた傷めた。
両膝合わせて今季3回目である。
第29節には#20佐藤選手が右膝前十字靭帯を傷めて途中退場した。
このチームに必要なのは「お祓い」だ。
ガンバ大阪は8勝9引分け13敗で勝ち点33となり、前節と変わらず16位。
西野前監督が率いる神戸が15位に下がってきた。
ガンバは残り4試合で勝ち点7を稼ぎたいところだ。
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前半終了の直後 |
不調のMTBで帰途に着く。
自宅最寄りの自転車屋に寄ってリアディレイラの不調を訴える。
顔見知りの店長と雑談。
ここでも今年のサイクルモード[フェスタ]は不評のようだ。
ディレイラ自体に問題はなく、ワイヤを交換して不調は治った。
実は同じ店でそのワイヤを交換して間もなくの不調だったので、修理代金の請求を免れた。
自転車屋の向いにレンタルDVDの店がある。
吸い寄せられるように入店、『マネーボール』を借りて帰る。
2012/10/25
機械が読み取る
大阪府緊急雇用創出基金事業の合同説明会・面接会に参加した。
就職困難者に対する、お上のケアプログラムである。
主催者はハローワーク(公共職業安定所)ではなく、T市の無料職業紹介所だ。
近隣の企業が、基金事業の奨励を受けて求人を行う。
類似の合同求人説明会に何度か参加した経験からすると、さほどいい求人は望めない。
事前に発表される企業の求人一覧をチェックして参加を断念することの方が多い。
今回はT市のウェブサイトでチェックした中に、興味をそそられるものがあった。
N社の「図書館の新しい管理業務等を通じた就労困難者等就職促進事業」である。
図書館の業務というところに惹かれるものがあった。
自宅から自転車で短時間走って行ける図書館が二つある。
一つは住居地であるT市の図書館。
もう一つは市境をまたいですぐの所にあるM市の中央図書館である。
最近、M市の図書館では貸し出しが無人化された。
借りたい本をカウンターに持っていくスタイルではなく、機械を相手にして手続きを行う。
「貸し出し機」と呼ばれるマシンが館内のあちらこちらにある。
貸出券と本を持ってマシンが置いてあるテーブルの前に立つ。
最初に、貸出券に印刷されているバーコードを読み込ませて資格を証明する。
次に、借りたい本をテーブルの上に置く。
マシンのディスプレイ上にある「読み取り」ボタンにタッチする。
すると、本のタイトルが画面に表示されるのだ。
ええっと、どうやって読み取ったのか。
本にはバーコードが印刷されたシールが貼られているが、それがスキャンされた様子はないのだ。
ともあれ、画面に表示された内容を確認して「借りる」ボタンにタッチする。
複数冊を置くとリスト表示され、借り出す冊数を数字キーで入力させられる。
どういう仕掛けなのか、この時点ではわかっていなかった。
T市の施設で行われる合同説明会に出かける。
久しぶりにバスに乗った。
行きも帰りも乗車時記録(ICカードをリーダーにかざすこと)を忘れる。
11の法人がそれぞれ持ち時間3分で求人の内容を説明。
目当ての企業の説明が始まる前に、配付されたパンフレットで図書館業務の職務内容を読む。
「市内9図書館および2分室に出向いてのICタグ整備事業」とあった。
その瞬間に、M市の自動貸し出しシステムの謎が解けた。
同じシステムをT市の図書館に導入しようとしているわけだ。
募集人員はなんと85人。
5か月だけのパート雇用契約だが、これに採用されなくてなんとする。
その場で採用担当者に申し込んで、面接を受けた。
ちょうど鞄に入れていたM市図書館の本を持ち出して、ICタグのことを質問する。
本には分類番号の他、何か所かにシールが貼られているのだが、そのうちの一枚の裏にタグが隠されていることを教わった。
2012/10/22
【J特】残り5試合
ある朝目覚めると、布団の横を青虫が這っていた。
いったいどこからやって来たのだ、お前は。
前日、草地に足を踏み入れたときの衣服に付いてきたのだろう。
ともかく、自分が青虫に変身したのではなくて、安堵する。
畳の上からすくい上げ、屋外の草地に放出する。
土曜日。
ガンバ大阪はアウェイで川崎フロンターレと対戦。
Jリーグ1部第29節の試合である。
クラブのウェブサイトの速報を逐次チェックする。
0-1、1-1、1-2、2-2と推移して2-3で決着。
ここでは川崎の得点を先に書いているので、勝ったのはガンバの方だ。
家長が2得点、藤春1得点(J1通算2点目)。
8勝8引分け13敗、勝ち点は3上積みされて32。
新潟が勝ち点を1しか加えられなかったので、ガンバが16位に入れ替わった。
残り5試合。
10月27日土曜日、30節サンフレッチェ広島戦(万博記念競技場)
11月7日水曜日、31節柏レイソル戦(日立柏サッカー場)
11月17日土曜日、32節清水エスパルス戦(アウトソーシングスタジアム日本平)
11月24日土曜日、33節FC東京戦(万博記念競技場)◎ホーム最終戦
12月1日土曜日、34節ジュビロ磐田戦(ヤマハスタジアム)
最低二つは勝たなければならない。
二つ勝てば勝ち点が38となる。
いまだかつて38ポイント取って残留できなかったチームはないというが……
はなはだ心もとない。
日曜日。
千里ニュータウンができて50年になったことを記念する「千里50年まつり」が千里中央で開催された。
ガンバ大阪がテント張りのブースに新スタジアムの建築模型を出展。
商業施設のイベント用ステージでは加地、藤春の2選手が参加してのトークショー開催。
場所を移してサイン会も開催された。
後援会のメンバーとして召集を受け、サポートする。
まつりの実行委員会、クラブ、後援会の連携ができておらず混乱。
大事にいたらず、なんとか終了にこぎ着けた。
2012/10/19
ガンバ割引き
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会場の模型(画像の中央奥あたりに競技場が建設された) |
1970年に開催された日本万国博覧会の跡地は広大な緑地公園になっている。
その東側に建設されたのがガンバ大阪のホームスタジアム、万博記念競技場である。
フットボール専用ではないが、ガンバが借りて試合を開催している。
試合日に配付されるマッチデイプログラムには、記念公園の入園料割引きクーポンが印刷されている。
プログラムはサポーターにとっての宝物なので、ためらわれたが、一枚を切り抜いた。
そのクーポンを使い、入園券を買う。
ゲートの係員がそう呼ぶのを聞いて、これが「ガンバ割引き」と知る。
サポーターだけの得点、いや特典やったんか。
当時の鉄鋼館が残してあり、現在は「EXPO '70パビリオン」として使われている。
いわば万博の記念博物館である。
展示内容が充実しており、計画段階から閉幕後までの歴史を一覧して飽きることがない。
40年以上も昔の事物が並んでいながら、古さを感じない。
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雨中にたたずむ太陽の塔 |
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お祭り広場の模型 |
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電動?の自転車が会場内を走った |
この日のほんとうの目的は、小惑星探査機はやぶさの特別展示。
万博の展示と比べると大いに見劣りがするのであった。
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「はやぶさ」の実物大模型 |
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