2012/11/25

【J特】優しい東京


試合開始直前のクルヴァ
















風邪が治りきっていないのだが、MTBに乗って出発。
J1のリーグ戦第33節のガンバ大阪対FC東京は、ホームスタジアムで開催される最後の試合だ。
行かないわけにはいかない。
折り悪しく、強力な寒波が下りてきた。
ATHLETAの長袖Tシャツ、カシミヤと綿混のタートルネックセータ、レプリカユニフォームを重ねて、その上にadidasのトラックジャケットを羽織っていくが間に合わない。
ユニフォームの上にUMBROの青いピステを追加する。
あまりに寒くて、スタンドの意気も上がらない。
試合開始前、ルーカス選手がレアンドロと談笑しているのを見かけた。

0-1(徳永R)、1-1(家長H)、2-1(家長L)と推移して2-2(渡邉H)で終了。
(Rは右足シュート、L:同左、H:ヘッダ)
入っていてもおかしくないシュートを外したのは、ルーカスの温情か、偶然か、それとも降格圏外チームの余裕か。
南側のクルヴァに来ていたFC東京サポータからは、試合の前にも後にも温かいエールが送られた。
特に試合終了後、ガンバの松波監督と選手29人(歩けない佐藤晃大を除く)が万博記念競技場のトラックを周ったときには、退場せずに残っていてくれた彼らから激励の声援が送られた。
ちなみに、ガンバ大阪とFC東京には少なからず選手の交流がある。
#21加地、#2中澤、#15今野は元FC東京、#49ルーカスはFC東京、ガンバ大阪、再びFC東京と流れている。

ホーム最終戦につき、主将と監督から最後の挨拶。
明神は「必ずJ1に戻ってくる」と言い間違え、すぐに訂正。
松波がマイクの後に立つと、北のクルヴァから「やめろ、やめろ」のコール。
なんとか挨拶を終え、メインスタンドの下に歩いて帰る。
最後尾を歩く金森CEOは顔色がなかった。

日刊スポーツが選ぶ「ミスターGAMBA黄金の脚賞」が発表された。
まずは候補選手を一人ずつクルヴァのアストロヴィジョンに表示。
藤ヶ谷のところでブーイング。
佐藤晃大かレアンドロだろうと思っていたところ、佐藤が選出された。
この結果にもスタンドからは小さいブーイングが起こったが……
実のところ佐藤は非常に献身的に働いていた。
もっと上手ければ、2倍得点して、寿人と争っていたはずだ。

ガンバ大阪は33戦、9勝11引分け13敗として勝ち点38。
最終第34節にジュビロ磐田に負けると降格が決まる。
引き分ければ(勝ち点39)残留の可能性はある。
それは神戸が広島に負けて(同39)新潟が札幌と引き分け以下(同38以下)の場合。
ガンバが磐田に勝っても(勝ち点41)、神戸が勝って(同42)セレッソ大阪が川崎と引き分け以上(同42以上)の場合は残留できない。

新潟にも残留する可能性はある。
第34節に勝ち(勝ち点40)、神戸が負けて(同39)ガンバ大阪が引き分け以下(同39以下)の場合。
要するに、セレッソ大阪とヴィッセル神戸は勝てば残留できるが、ガンバ大阪と新潟はその浮沈を他チームの結果に左右される。
まれに見るサスペンスだ。
 

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