2011/08/29

国がため

(失礼を承知で)
海江田議員は国会で泣いたので×
前原議員は外国人からの献金問題でミソを付けたので×
鹿野議員、馬淵議員は最初から問題外……××
というわけで、もっともまともな彼氏が代表にふさわしいと思っていたノダ。

新しい党首はこう言った。
「お疲れさまでした。ノーサイドにしましょう」
こうも言った。
「私は民主党が大好きです」
この人の真っ直ぐさを信じたい気持ちにさせられた。
(注:偏固ジャーナルはいかなる政党も支持していません)

2009年5月に購入してから2年、『英詩訳・百人一首 香り立つやまとごころ』(マックミラン・ピーター著、集英社新書)を読み終えた。
百人一首は、高等学校で本格的に学ぶ以前から、我が家の正月の遊びであり必修科目だったので、馴染みは深い。
今回読んだのは英語で出版されたものを日本語に翻訳したものだが、もちろん歌の部分は英語で表記されたものをそのまま残してある。
たとえば。

 For you,
 I went out to the fields
 to pick the first spring greens−
 all the while on my sleeves
 a light snow falling.
(君がため春の野に出でて若菜つむわが衣手に雪は降りつつ:光孝天皇)

 I have nothing to say about that.(何とも言いがたい:B.T.)
 

2011/08/28

文化活動少々

最近、本を買っていない。
買いたい本が見つかると困るので(必ず見つかる)、そもそも書店に足を踏み入れないようにしているフシがある。
そういうわけで、読みかけで放置してあった本を何冊か再開して片付けた。

『ロビン・フッド物語』(原題:The Chronicles Of Robin Hood、Rosemary Sutcliff著、原書房)を読み終える。
おなじみの、森で生活する義賊の話。
お子様向けだが、大人でも充分楽しめる。
Hoodとは、頭巾のこと。

『O・ヘンリー・ミステリー傑作選』全1巻(小鷹信光編/訳、河出書房新社)
新訳を中心にした作品群。
O・ヘンリーはなんとシャーロック・ホームズ譚のパロディまで書いている。

そういえば『SHERLOCK(シャーロック)』(原題もSHERLOCK、イギリスBBC制作)というドラマをTVで観た。
舞台を現代に移し、シャーロック・ホームズがロンドン警視庁のコンサルタント探偵として活躍する話だ。
彼とルームシェアをするのが、アフガニスタンで負傷した元軍医のジョン・ワトソンで、シャーロックの活躍をブログに書き綴るという設定になっている。

『ウォルター少年と、夏の休日』(原題:Secondhand Lions、Tim McCanlies作品、2003年)をTVで観る。
満足度の高いエンタテインメント。
さほど話題にならなかったのでおそらくはB級扱いの作品なのだろうが、主演はMichael Caine(アカデミー賞の助演男優賞を2回受賞)、Robert Duvall(同・主演男優賞を1回受賞)、Haley Joel Osment(『シックス・センス』で同・助演男優賞にノミネート)と豪華だ。
邦題は……Lionsというところがミソなので、私なら『少年とライオン』とするけれど。
 

2011/08/24

【J特】ガンバ大阪夏の陣

8月17日(水)J1第9節、対名古屋グランパスエイト
8月20日(土)J1第22節、対川崎フロンターレ
8月24日(水)J1第23節、対柏レイソル
ガンバ大阪、真夏の万博3連戦を終えて首位を維持。
乱暴な書き方をすれば、3戦負けなしで総得失点10-5であった。
実際の獲得ポイントは7だが、柏に勝った点は6にも等しい。

このジャーナルを入力している時点でガンバ大阪の総得点は57で断トツ。
2位は名古屋の42点なのだが、驚くべきはそれとほぼ同じ41をガンバが失点していることだ。
福岡(現在最下位)の48点、甲府(16位)の45点に次いで、下から3番目だ。
失点のシーンをホームでもよく見るが、それらがいずれもクリーンなシュートを打たれてのものなのが、つらいところだ。
川崎戦をともに観戦したフットボール仲間の意見は、1-2-4-6が弱点だということで一致した。
なんとかならんかいな。
 

2011/08/22

【J特】ロイヤルティ

クラブに対する忠誠心(loyalty)のことである。
私が会員として登録されているフットボールクラブのファンクラブ事務局から、アンケートが送られてきた。
回答は「非常に強くそう思う」をトップに「まったくそう思わない」まで、七つの段階のいずれかを選択してチェックマークを入れる。

設問の一部分を、記憶をたよりに記す。
「人気選手がいなくても、チームを応援するか」
(→非常に強くそう思う)
「チームが弱くなって負け続けても、応援するか」
(→そのためのサポーターやろ)

もう一つか二つ同工異曲の設問があって、つまりはチームがどん底の状態にあってもロイヤルティを維持するかを執拗に問うている。
これ見よがしに「非常に強くそう思う」に黒々とチェックを入れて送り返した。

応援しているチームを見限るのは、彼らがローカルでなくなった時だけだ。
たとえば、ガンバ大阪が移転してガンバ滋賀になったら関係は清算され、新しいサポートの対象は新チームの万博レンジャーズ(XPR)に移る。
地元チームを応援することが基本であり、これはJリーグの理念にも通じる。
 

2011/08/21

【J特】ガンバ大阪対川崎フロンターレ

万博に雨が降っている。
ピュアさんから提供を受けた席には、それでもガンバ大阪のファンが連なる。
試合開始前、クラブの社長に会ってがっちりと握手。
戦勝を誓い合う。

前回も雨中の対戦だった。
あの日ガンバのディフェンダーの頬を伝ったのは、雨か涙か。
中村憲剛に2発決められて負けた悔しい試合。

今回の対戦。
2-0と楽に試合を進めた後に3点奪い返され、2-3。
最悪の気分で前半を終える。
わざわざ応援しに来てくれた友人たちには、万博でまだ負け試合を観ていないと言い訳をする。
そして、6-3で終了。
明神がひさびさに得点したところで喉をつぶした。
友人たちが満足して帰って行ったことは、言うまでもない。
 

薄型TVの導入

自動機のフレーム















完成したフィンガーの一つ。必要がないのに磨いて仕上げた















職業訓練に集中のあまり、ブログは低調。
工場実習で、自動機を作っている。
このマシンの最終形は、シーケンサで制御されるシリンダとチャックを使い、ステンレス製の円柱をはさんで持ち上げ、移動させるというものだ。
チャックにはオリジナルデザインのフィンガーを取り付け、それが円柱を把持(hold)する。
設計者や工員になるわけではなく、「生産管理技術」の一環として学んでいる。

フィンガーをアルミの部材から切り出して、加工するだけでも大変な苦労だ。
切断には弓のこを使うのだが、そもそも真っ直ぐに切ることすらできない。
指定の仕上がり線の近くをアバウトに切って、平やすりで削って直線にする。
やすりで直線や平面を出すのもまた至難の技だ。

閑話休題。
実家の母がTVを見られなくなって不便を強いられているので、訓練の帰りに立ち寄って、二人でY電機に行く。
私はMTBを押して歩く。
母の立ち会いのもと実機の検分をし、注文だけして私は帰宅する段取りだった。
目当てはS社のスタンダードモデルだったのだが、その日たまたま店頭に特売品として山積みされていた。
32Vで39,800円。
ほぼ即決。
納品(後日)を頼むこともできたが、すぐに使いたくて持ち帰りを選択。
MTBを母が押し、私が10kg超の荷物を手に提げて実家に逆戻り。

これだけでもけっこうな労働だが、この後がまた大変。
数倍重い29インチのCRTをTV台から下ろして32Vと入れ替え。
ケーブルの接続のし直し。
HDMI端子が使えるのはシンプルでありがたかったけれど、アナログの端子が極端に少なくて、ビデオが1台しかつなげなかった。

下ろした29インチはリサイクル料金を支払ったので、業者が引き取りにきてくれる。
HDMIのケーブルを新調したのと合わせて、総予算50,000円以内におさまった。

2011/07/31

往生際の悪い話

テレビが映らなくなったから助けておくれ、と実家の母から電話があった。
取扱い説明書を読んで自分で対処せい、と言って返した。

しばらくしてまた母から電話があった。
S社のテレビには自己診断機能というものがついており、インディケイターのランプが点滅する回数によって不具合箇所がわかるらしい。
その自己診断メニューを実行したら、点滅回数が「4」だったと言う。
この回数を修理窓口に伝えて不具合箇所を判定してもらうのだが……

修理相談窓口(フリーダイヤル)に電話すると自動応答のメッセージが、該当機種のコードナンバーを入力せよ、と言ってくる。
そのコードナンバーはS社のホームページ(ウェブサイトのこと)で探せ、とも言う。
PCとインターネット接続環境のないユーザは、まずここでつまずく。
ともあれ、実家のiMac(私自身のお古)でネットに接続する。
56Kbpsの内蔵モデムで、件のコードナンバーにたどり着くまで、なんと20分以上もかかった。
貼り付けてある画像が多くて、表示に時間がかかるからだ。

フリーダイヤルのやり直し。
コードナンバーを打ち込んで、待つことしばし。
担当のM氏に自己診断のランプ点滅回数を告げると「映像処理回路の不具合です」と言う。
不具合の箇所は判ったが、実家のテレビは生産終了後8年以上を経過していて、もはやメーカー修理は不可能だった。
使い始めてから10年余り。
もうちょっと長く使えそうなものだ。
アナログ放送の電波入力が途絶えたのと時を同じくして故障して使えなくなったことも訝しい。

諦めの悪い私は自己修理にチャレンジしたい旨をM氏に伝え、別の担当者から電話をもらうことにした。
翌朝連絡があったので、映像処理回路の修理についてたずねてみた。
基板ごと交換するのだと思い込んでいたのだが、さにあらず。
基板状の部品を個々にチェックするのだそうだ。
アマチュアにはできそうにない作業だ。
さらに、現在手に入る部品では代替できないと聞いたので、自己修理を断念した。

実家ではケーブルテレビに加入しているので、地上デジタルへの対応は済んでいる。
チューナーはそのままで、ディスプレイだけ買い替えればいいわけだ。
(ディスプレイだけ……?)
そこでまず、ケーブルテレビのJ社に問い合わせてみた。
「チューナー+テレビ(ディスプレイ)のレンタルプランはないのか?」
答は「No.」
次に、チューナーを装備していない液晶ディスプレイをチェックした。
同じ画面サイズのもので比較すると、チューナーを内蔵したディスプレイ(通常のテレビ)の方が格段に安い。
約半分の値段だ。
というわけで、やっとこさ買い替えが決定。
 

2011/07/24

【J特】ガンバ大阪対ジュビロ磐田

ホーム側ベンチからの眺め















ホームにジュビロを迎えての戦い。
2-2の引き分け。
1-0、1-1、2-1、2-2の経過が示す通り、点を取っては取り返される悪いパターン。
#18前田は抑えたけれど、売り出し中の#17金園と#10山田にしてやられた。
学校が夏休みに入ったところなのに、何故か観客も少なく1.2万弱。

SB席での観戦予定をプラチナ席に変更できたのはマイミクのピュアさんのおかげだ。
さらに彼の伝手で特別にフィールドサイドに降り立つ許しが得られた。
スタンドの裏を通って、フィールドに出ようとするところにイタリア人が一人立っていた。
何故イタリア人だとわかるのか?
彼がAlberto Zaccheroniだったから。
畏れ多くて携帯電話のカメラなんかで撮影はできなかったが、がっちりと握手を交わした。
「ボンジョルノ、ミキアーモ『ジョージ・ベスト』(こんにちは、ジョージ・ベストと申します)」と言ってみたが……冗談は通じなかったようだ。
 

2011/07/14

【J特】持ち込まれた梯子

試合終了後、スタンドにあいさつする宇佐美選手(画像中央)。















職業訓練で「機械製図」を習得中。
ドラフタを使って手で描く製図を三日間学んだ後、現在はCADを学んでいる。
使用しているアプリケーションソフトウェアは「Jw_cad(ジェイダブリュ-キャド)for Windows」。
この道では有名なフリーソフトであるらしいが、Adobe Illustratorに慣れている身には使いづらい。
わざわざfor Windowsと断わらずとも、そもそもMac版など存在しない。
ウェブからダウンロードして自宅でも学習できると教えられたが……。

自宅で使っているMac miniをダブルブートできるように設定。
Windows XP Professionalで起動させた後、Jw_cadをインストールした。
拍子抜けするほど簡単に終了(^!^)


訓練所までの10km超をMTBで通っている。
雨の日は危険なので、晴れた日だけだ。
往路で汗だくになり、濡れたシャツを授業前に着替える。
13日の水曜日はまっすぐに帰宅せず、万博公園に寄り道した。
ここを曲がれば万博の方向、と初めての道を行く。
名神高速道路沿いの尺谷という場所だったのだが、とんでもなく長い坂道が辛抱できず、途中で下車して押して歩くはめになった。
自転車乗りとして、最大の恥辱!
幼児と二人乗りしていた母親に道をたずね、言われた通りの道を走ると、なんとガンバ大阪のクラブハウスの真横に抜け出ることができた。

Jリーグ1部の延期された第4節、ガンバ大阪対ヴィッセル神戸戦を万博スタジアムで観る。
3-2。
2-0から1点取り返されて、その後3-1と突き放したかに見せて、また3-2にされる……
なんで2点も取られんねん。

うーやん(#11宇佐美)はガンバ大阪でのラストゲーム。
イグノから餞別のアシストを受けて1得点、お返しにイグノの得点をアシストした。
泣きながらフィールドの外側を一周し、サポーターに別れを告げた。
クルヴァノルドでは、金森社長を激怒させる事件が起きた。
「宇佐美の身にもしものことがあったら、どうする!」
この時の様子を、双眼鏡でつぶさに観ていた。
宇佐美選手が、降ろされた梯子でクルヴァに登ってしまったのだ。
親御さんから預かっている選手(未成年)に負傷させたら申し訳ないし、ドイツへの輸出を翌朝に控えた大切な商品に瑕疵がつくのも困るのだ。
それにしてもあの梯子、どうやって手荷物検査をかいくぐったのか……
 

2011/07/05

【U-17】涙を流すだけのことはある

U-17ワールドカップ準々決勝、日本対Brazil戦を観る。
2-3。
17歳以下でもBrazilianの技術レベルは大層高く、3点先行。
日本のパスは不正確、シュートはボール二つ分ぐらいの誤差でゴールから外れる。
それでも2点を入れ返した。
彼らの一生懸命さは、負けて終わって泣くに値する。
相手選手や監督に肩を抱かれて慰められている姿も印象的な好ゲームだった。
 

2011/07/04

【コパ】強豪が苦戦

職業訓練のクラスに7月生18人が新しく入ってきた。
4月生の9人と合わせて、自己紹介大会を行う。
自分のことをしゃべるのも、他人のことを聞くのも、なかなかつらい。

コパアメリカのグループリーグA、Argentina対Bolivia戦を観る。
1-1。
Boliviaが先制、ArgentinaはAgüeroが素晴らしいヴァレイ・シュートを決めて辛くも引き分け。

同じくグループBのBrazil対Venezuela戦を観る。
0-0。

近ごろは、南米から欧州のクラブに「出稼ぎ」に出ている選手が非常に多い。
このことにより、欧州のフットボールスタイルにラテンアメリカの趣きが加わった。
反対にそれらの選手が地元に戻ってきて戦うコパアメリカには欧化がうかがえる。
早い話が、欧州と南米のフットボールはミックスされ、すでに平均化されているに違いない。
 

2011/07/03

コパ、コパ、コパ

職業訓練の前半三か月を終える。
新しい知識を学び、製造現場のシミュレーション(実習)を行って、結果をプレゼンテーションする。
内容は濃い部分やそうでないところがあって、それは担当講師の能力にも左右される。
外部(消防署)で受講したり、外部から講師が来たりして、目先も変わる。
『普通救命講習I』を受けて救命技能資格を、『JIS Q 9001』と『JIS Q 14001』の講習を受けて内部品質・環境監査員資格を取得した。
再就職の役に立つといいが。

『藤沢周平全集第11巻』(文藝春秋)を読み終える。
彫師伊之助捕物覚えの物語は、完全にそうとは言えないもののハードボイルドタッチで描かれている。
元岡っ引きの伊之助は、私立探偵といった役どころだ。
本来の職業は版木彫り。
これは現代のDTPデザイナーに相当する。

メキシコでU-17のワールドカップ、ドイツで女子のワールドカップ、アルゼンチンでアメリカカップ(コパアメリカ)が行われており、追っかけるのがつらい。
頭も混乱して、New Zealandと対戦したのはどのチームだったか、判らなくなった。
正解はU-17と女子代表(通称:なでしこ)の両方だった。

U-17がNew Zealand(All Whites)と対した決勝トーナメントの1回戦を観る。
6-0の大勝。
これ以前に、グループリーグの最終戦でArgentinaと対し、3-1で勝つのを観た。
次の対戦相手はBrazil、U-17も強いのだろうか?

なでしこのグループステージの第1試合、New Zealandとの対戦を観る。
2-1。
第2の試合、Mexicoとの対戦を観る。
4-0。
澤穂希がハットトリックを達成、グループ内での2位以上が決定したので、決勝トーナメントに進む。

コパアメリカの事前の強化試合(ダイジェスト)を観る。
Uruguay対Germany、1-2。
Brasil対Nederlands、0-0。
Argentina対Albania、4-0。
Albaniaの代表チーム監督は元ガンバ大阪監督のクゼ(Josip Kuzhe)。

コパアメリカの追っかけはほどほどにしよう。
ラテンアメリカのフットボールは非紳士的行為が多くて、あまり好きではない。
 

2011/06/20

Young Japan

U-17ワールドカップ2011のグループリーグB、日本対Jamaica戦を観る。
1-0。
相手の守備陣をパスでずたずたにして取った素晴らしいゴール。

ロンドンオリンピックの二次予選、日本対Kuwait戦を観る。
3-1。
大迫と原口の二人で、もっと点が取れたはず。

いずれにしても、年齢制限のない代表チームに見劣りのしない、いいチームだ。
若い世代にも期待ができる。

『バットマン』(原題:Batman、Tim Burton作品、1989年)のTV放送を途中から観る。
この作品が好きなのは、「韜晦(とうかい)」がテーマになっているからだ。

『白衣の騎士団』(原題:The White Company、コナン・ドイル著、笹野史隆訳)を読み終える。
原書はなんと1891年の作品だが、中世の騎士物語なので今さら古さを感じることはない。
これも大好きなテーマの一つだ。

『マインドマップ超入門』(トニー・ブザン著、近田美季子監訳)を読み終える。
思考の管理ツールの、やさしい解説書。
QC(Quality Control)の手法で教わる「特性要因図」(通称:フィッシュボーン)の代わりとしても使えそうだ。

図書館から借り出した『日本文化は異質か』(濱口惠俊編著)を少し読む。
日本語にはCommunicationの訳語がないと濱口が言ったことの裏付けをとりたい。

同じく『藤沢周平全集第11巻』の冒頭を読む。
図書館でわざわざこの巻だけ借りたのは、彫師伊之助捕物覚えのすべてが収録されていて、これらの物語がハードボイルドの手法で書かれていることを知ったからだ。
加えて、彫師というのは版木(印刷物の元版)を彫る職人のことなので、長年印刷の仕事に関わってきた自分にとってはこれまた興味あるテーマの作品なのである。
 

2011/06/12

【J特】ゲームの裏表

試合前の練習風景。右側がガンバ大阪















キーパー(GK)がゴールを守り切れば、最低でも勝ち点1が確保できる。
これを彼のノルマとするならば、他のフィールダーにとってのそれは1点以上取ることだ。
1-0で勝ち点3を取れればフットボールはたやすいが、実際はそう簡単にはいかない。
GKのノルマは重く、フィールダーは取れるだけ点を取っておかないと安心できない。

6月11日土曜日、万博記念競技場でJリーグ1部第14節のガンバ大阪対清水エスパルス戦を観る。
2-2。
点が取れそうなガンバ大阪がやっと2点取るのに対して、点が取れそうにない清水が簡単に2点取って引き分けた。
#11大前のFKによる得点を、藤ヶ谷が簡単に許してしまう。
そもそも藤ヶ谷のカヴァリング範囲は狭く、それは第13節のニュース映像を観てもわかるのだが、川崎の中村憲剛のシュートに対してジャンプする際に身体は伸び切っておらず、ボールに手が届いていない。

#9アドリアーノは能力の高いFWだが、この試合ではもう1、2点取ってもよかった。
#11宇佐美は自分の力だけで決めようとし過ぎている。
宇佐美からアドリアーノへ接続すれば簡単に得点できそうな局面で、パスが出なかった。

この日バックスタンドの最上段から観たゲームを、翌日にTVの録画でレビューした。
ちょうど裏と表から観ることになって、結果は同じでも別のゲームを観るようで面白い。

2011/05/14

ずぶ濡れの勝利

2011年5月11日水曜日、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)グループステージ第6節ガンバ大阪対天津泰達(中国)戦を万博記念競技場で観た。
観衆は7,939人、すでに半旗はない。

前半のガンバ大阪の布陣は(1-)4-2-3-1。
これをブログ上で読み取りやすいように前から後、また左から右へと書くと以下のようになる。

#9アドアリアーノ
#22イグノ◆#10二川◆#8佐々木
#7遠藤◆#17明神
#13キムスンヨン◆#5山口◆#2中沢◆#21加地
(#1藤ヶ谷)

#8佐々木の先発出場は珍しい。
3月27日の震災チャリティマッチ以来だ。
主審はイラン人が務めた。
濃灰色のユニフォームが雨に濡れて、ガンバ大阪のそれと見分けがつきにくい。
後半は明るい緑色に変更されたが、これがまた天津泰達のGKと同配色となる。
ドレスコードの整備を行ってユニフォームの色を制限しないと、審判が着用する色がなくなる。

後半5分に#13キムスンヨンを下げて#11宇佐美を投入。
同時に布陣を下記のように変更した。

#11宇佐美◆#9アドリアーノ◆#22イグノ
#10二川◆#7遠藤◆#17明神◆#8佐々木
#2中沢◆#5山口◆#21加地

攻撃型の3-4-3である。
宇佐美がボールをコントロールして攻撃が活性化するが、なかなか点が入らない。
西野監督がもっと攻撃の人数を増やそうと#14平井を投入しようとしている時に遠藤がFKで得点する。
平井はキャンセルされ、#23武井を#8佐々木に替えて投入。
やや守りの体勢に入る。
最終盤、#9アドリアーノを下げて#14平井をあらためて投入。
その平井が天津泰達のGKからファウルを受け、与えられたPKを宇佐美が蹴り入れた。
直後に試合終了。
終わってみれば2-0の快勝だった。

それにしても、なんという大雨だったことか。
メインスタンドの最前列を授かったのだが、そこはつまり最下段ということであり、競技場に降った雨が流れ落ちてくる「滝壺」でもあった。
シートの足元に掘られたトレンチは、格子状の上げ蓋でふさがれている。
雨の量が排水能力を上回り、くるぶしの下までが水に浸かってしまった。
フィールド上でびしょ濡れになることは経験済みだが、スタンドでこんなのは初めてだ。
膝までの半パンツにビーチサンダル履きで観戦している客がいたが、大正解である。

右が当日履いていたadidas JOGGING、洗って乾燥中……

2011/05/01

【J特】スタジアムを楽しむ

前半戦終了まぎわ、遠藤選手がFKを蹴る















ゴールデンウィークの初日、4月29日は昭和天皇の誕生日から「昭和の日」と名を変えた。
この日万博記念競技場ではJ1のリーグ戦第8節ガンバ大阪対モンテディオ山形が行われた。

キックオフの3時間前に自宅をMTBで出発。
数日前に届いたレプリカユニフォームを、誇示するように着用。
ユニフォームの下は防寒対策のタートルネックセーター。
その他に身に着けているものはドイツのa社のものが多いが、アンダーパンツはニュージーランドのCNZ、アンダーシャツはユニフォームと同じUで、いずれもフットボールに力を入れているブランドだ。

デイパックの内容物について。
まずは座布団。
かさばるが、お尻を冷やさないためには必要(クルヴァには不要)。
高級席の客には無料でクッションを貸し出すサービスもある。
次にポット入りのお茶。
自転車乗りが必ず持つ水筒とは別に、スタンドで温かいお茶を楽しむために。
第3に双眼鏡。
試合開始前のウォーミングアップでメンバーの確認をしたり、ザッケローニの表情をアップで見たり、倒れた選手の状態を心配したり、対面のスタンドに知人を探したりするときに使う。
これでゲームの動きを追うことはできない。
第4に書類フォルダ。
貴重なマッチデイプログラムがデイパックの中で折れないようにフォルダに収納して持ち帰る。
ちなみに、プログラムは前節までのチーム状況と今節の展望が記されているので、試合開始前に読んでおかないと意味がない。
食べる物は現地到着までに調達することが多い。
競技場の外の売店で買い求めるのは宝塚ホテルのハードドーナツぐらいだが、頻繁に売り切れている。

この日立ち寄ったのは、万博公園の西にある某ショッピングモール。
まずは3階のガンバ大阪グッズを扱うスポーツ用品店へ。
行ってはみるものの、買いたくなる品はない。
スニーカー売り場をチェックしてから1階へ。
スーパーマーケットのKでクラブハウスサンドイッチと、チョコレートのチップが入ったデニッシュを買う。
レジにガンバ大阪のユニフォーム姿が3人直列したのは単なる偶然だ。

再びMTBを駆って万博公園の周回道路へ向かう。
自動車は時計回りの一方通行だが、一つ外側の自転車専用道路は対面2車線で、双方向に走ることができる。
周回道路のちょうど反対側にあるスタジアムへ、いつもは時計回りに走って行く。
試しに反時計回りに走ってみると……この方が短距離のようだ。
我がMTBがコンピュータ化されたら実測してみよう。
万博公園東口駅の直下に駐車し、スタジアムまでの通路を歩く。
宝塚ホテルのハードドーナツはやはり売り切れだ。
エコステーションに寄り、PETボトルのキャップのコレクションを提出。

ゲートを通ってスタンドへ。
ここが最も気持ちの高揚するポイントだ。
薄暗い階段の通路ごしに青空が見え、上りきると目の前に緑のフィールドが広がる。
ボリューム過多の声援はまだなく、涼しい風が流れているだけだ。
スタンドに独り腰を下ろしてマッチデイプログラムに目を通すひとときが、ささやかな幸せだ。
やがて友も来る。
この日は、マイミクでありマイスポンサーのピュアさんが夫人同伴で現われた。
それぞれが持ってきた食料やグッズを交換したりして、持ち寄りパーティのような雰囲気になる。

肝心要の試合は3-2。
二人のFW(#22イグノ、#9アドリアーノ)の能力が高いのが見てとれる。
#7遠藤は本調子から程遠く、守備は相変わらず左サイドから崩されて失点している。
ここが弱いということを、他チームも研究して知っているからだ。
#6下平が試合中に大腿骨を折って戦線離脱(8週間)することになったのは、凶か吉か。
相手チームに2点取られても、3点取って勝てばOKなのだが、肝を冷やした。
ゲームの終了後、スタンドの下にいたクラブの社長と視線が合ったので、胸を撫でおろす仕草を送った。

ピュアさんは連休中にオーベルニュ(Auvergne。フランスの中南部)に行くと聞いた。
え? 北海道に行くと言うてへんかったかな……
だから、弟子屈(てしかが。アイヌ語で「岩盤の上」の意)にあるオーベルジュ(Auberge。宿泊できるレストランのことと知る)に行くと言うてんねん。
……偏固ジャーナルは旅とグルメに疎い。

2011/04/21

済州ユナイテッドのこと

試合前練習















 AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第4節。
ガンバ大阪対済州ユナイテッド(韓国Kリーグ)戦を万博記念競技場で観る。
勝ち点計算を怠っていたことを、同伴のピュアさんから鋭く指摘される。
2点以上の差をつけて勝てば、済州(チェジュ)ユナイテッドを抜いてグループEの2位に上がれるはずだ。

3-1でガンバ大阪が勝った。
アドリアーノの見事なシュートで2点先行。
その後1点入れ返したSin Young Rok(シンヨンロク)もいい選手だ。
どうしても追加したい1点を武井が蹴り込んだ。

強く蹴ったシュートがゴールインした時の感覚について。
それはオーガズムに似ているが、もっと強い。
これを味わいたい人はフットボールをすべし。

試合後、済州ユナイテッドのイレヴンはガンバ大阪のサポーターがひしめくクルヴァの目前のフィールドに立ち、深々と頭を下げて挨拶した。
このような光景を目にしたのは初めてだ。
感動したサポーターたちはスタンディングオーヴェイションでこれに応えた。

もう一つ済州ユナイテッドについての特筆点は、ゴールキーパーのパンツとストッキングがフィールドプレイヤーと同じ物だったこと。
昔、フットボールのプレイヤーは11人が同じシャツ、パンツ、ストッキングを着けていた。
文字通りのユニフォームだ。
その中の一人がゴールキーパーを任される。
他のプレイヤーと区別するために、シャツだけを違う物に着替えていたわけだ。
あるいは当時からビブ(よだれかけの意)を上から着けていたのかもしれない。
つまり言いたいのは、済州ユナイテッドは義があって、本格を愛するチームだということだ。



Curva Nord(北のゴール裏)からの風景

2011/04/18

ファイト新聞

母がよくぼやいている。
「お金払って、なんでこんなろくでもない記事ばっかりの新聞、買わなあかんの」
同感である。
案外、これが新聞が売れなくなっている理由かもしれない。

気仙沼小学校内の『ファイト新聞社』の理念は「明るい記事が絶対条件」である。
▼そのことを伝える毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/m20110418k0000e040053000c.html
まれに見るいい記事だ。
 

2011/04/16

津波のような侘しさに

マイミクのピュアさんは震災からの復興に企業家として尽力している。
被災地廻りをしている彼からメイルが届いた。
阪神淡路大震災の被災者だったピュアさんから見ても、この地震と津波の複合被害は想像を絶するものだったようだ。

彼から送られてきた画像の一つ(気仙沼にて撮影)。

見渡すかぎりの惨状















この後ピュアさんは海沿いに南下して、気仙沼と南三陸の間の本吉町辺りでも撮影している。
気仙沼線と思われる高架鉄道の上には、建物の屋根が打ち上げられているのが見える。
線路の周辺に存在したであろうものは、すっかり流されてしまっている。

分断された高架鉄道。建物の屋根部分が打ち上げられている















被害はあまりにも大きく、一朝一夕で復興は成らない。
上を向いて歩こう、一歩ずつ前に進もう。

2011/04/13

幸せは空の上に

東日本大震災の被災地のことが気になる毎日だ。
ドイツ人の従兄Gert(ゲルト)からFacebook経由で以下のようなメッセージが届いた。
 ▼
 Hope things will get better soon in Japan.
 Be sure, we will watch the situation.
 Best regards
 Gert

ドイツから我々を見守ってくれている。
私自身は経済的弱者(失業中で貧困)なので、できることは少ない。
金銭的支援、物的支援以外で何かできることはないか。
被災地の人たちを応援する歌を歌おうと思いつく。
過日放送された『FNS音楽特別番組・上を向いて歩こう〜うたでひとつになろう日本〜』やSUNTORYのTV-CMの二番煎じだ。

阪神淡路大震災の際、インタビュワーの「がんばってください」の言葉に対して「お前らががんばれ」と答えた被災者がいた。
これは関西流のギャグではなく、その人の本音だったのだと思う。
だから「がんばろう日本」というスローガンは、日本全体に対してのものならばOKだが、被災者に対して安易に「がんばれ」「元気出せ」と言うことは、かえって精神的負担をかけることになる。
そこで、応援する歌とはいうものの、心癒される優しいメロディの『上を向いて歩こう』を歌いたいわけだ。
歌声が直接届かなくても、応援する心が伝わることを信じて歌いたい。
このことを、地元のフットボールクラブとそのクルヴァ宛にメイルを送って提案した。

職業訓練を自主休講にして、MTBで箕面へ走る。
銀行その一にて未払いの健康保険料を処理、その後で通帳記入。
ついに借り越しになってしまった。
銀行その二にて通帳記入。
ここも底をついている。
銀行その三にて通帳記入。
ここは基金訓練を受ける際に借金口座を開いた労働金庫で、現在は返済のみに使用している。
毎月少額を返し続けている。
銀行その四にて通帳記入。
ゆうちょ銀行の口座に、アルバイトの給料はまだ入って来ない。

以前一度観ている『ザ・ホワイトハウス2』(原題:The West Wing、NBC制作、2000-2001年)をまた観ている。
第4話「ブロンドのライバル」(原題:In This White House)で、民主党政府に雇われようとしている女性共和党員の台詞。
友人の男性が、ホワイトハウスの役人たちは馬鹿ばっかりだと批判するのに対して、実際にホワイトハウスでスタッフたちの仕事ぶりを目のあたりにしたばかりの彼女は以下のように答える。
 ▼
 たしかに高飛車で、独善的よ。
 政策へのアプローチを見てると、髪をかきむしりたくなるし、
 高い税金が大好きで、国民から搾り取るし、
 銃がきらいで、取り上げたいと思ってる。
 でも、馬鹿呼ばわりしないで、少なくとも私の前では。
 あたしが会った人たちは、国を動かす資格を充分持ってるし、
 すごく良心的で、義務感に燃えてるし、正義感も強い。
 国を愛してるの。

フィクションであるが故の、感動的な話だった。
日本にこのような優れた(政治)ドラマが存在しないのが残念だ。