2013/04/29

【J特】G大阪対ガイナーレ鳥取


黄金週間突入。
関係ないけどね。
ピュアさんからチケットをいただいて、フットボール観戦。
万博記念競技場にてガンバ大阪対ガイナーレ鳥取戦。
ガイナとは鳥取辺りの方言で大きいという意味であるそうな。
現チームの監督は元日本代表ディフェンダーの小村徳男。
フォワードの永里選手は女子日本代表の永里選手の兄である。
「野人」岡野雅行も所属している。
余談だけれど、ガンバ大阪が陥落したおかげでJ2は観客動員数が増加したそうだ。

キックオフの3時間ぐらい前から準備開始。
前々シーズンモデルの長袖の上に今シーズンの半袖の戦闘服を重ね着。
デザインは、気に入っていない。
MTBで道路を走るときに目立つようにとかぶっている白い帽子は、白星とダブルのミーニング。

子どもの頃からの忘れ物の多い性向は今も変わらず。
とうとうやらかしたのはチケット忘れ。
スタジアムに到着してから気づいた。
これがなければ何も始まらん。
自宅に取りに帰ってもキックオフに充分間に合うが、Oさんとの待ち合わせ時間が迫っている。
しかも、Oさんに使ってもらう予定のチケットだけがデイパックの中に入っている。
しかたない。
ガンバ大阪のスタッフで顔見知りのKさんを拉致して事情を話す。
入場パス代わりに招待券を発行してもらう。
正規のチケットはないけれど、指定の席は確保されているので、入場さえできればその席に座れるというわけだ。
感謝。

そんな騒動のあと、遅れてOさん登場。
彼も私と同様のフットボール好きなので、よき観戦仲間だ。
試合は1-1の引分け。
あまり楽しくない内容だったが、ガンバはいまのところ無敗(5勝6分け)でリーグ第2位。


快晴!



















試合終了。握手する長谷川監督と小村監督


















 

2013/04/27

ケータイよ、さらば


子どもの頃、トランシーバが大好きだった。
そういう値の張るおもちゃを必ず先に買ってもらっている従兄の家に遊びに行って「戦争ごっこ」をしたものだ。
戦争のまねごとでっせ。
なんちゅうこっちゃ。

それはともかく、無線で話ができることが、素晴らしいことに思えた昔。
何十年も経ったのに、携帯電話には馴染むことができないでいる。
Eメイル以外には活用していないし、電話をかけてくる人もごくわずかだ。
思い切って、やめることにした。

そのかわりに……iPad miniである(笑)
A5サイズのルースリーフノートを常用している身には、併せて持つのに都合のいい大きさだ。
わが選択は通常ディスプレイ搭載の16GB、Wi-Fi+Cellularモデルだ。
つまり、音声通話はできないが回線接続はできる機種だ。
SkypeやLINEなどのアプリをインストールすれば通話も可能となる。


サードパーティ製のカバーを付けた























解約した携帯電話のカメラで撮影















本体色は「ブラック&スレート」を選択。
スレートというのは青みがかった灰色という意味だが、くすんだ紺色と言う方がふさわしい。
iOSはMac OSとは似て非なるものだが、使い勝手はとてもいい。
デザインワーク以外のすべてをこれでこなせる。
欠点は人によってタッチパネルの感度が鈍く感じられる(私)こと、パネルが皮脂で汚れること。
どちらも、指で直に触れる方式である以上、避けることはできない。
スタイラスを探そう d{^!^}

 

2013/04/26

Blue in Green


図書館での仕事が終わり、茫然。
ジャーナルもなかなか書く気がおこらず。
予定通りなのだが、再び無職に戻る。
私の仕事っぷりを見て、
「あなたには太鼓判を押す」(事業の統括責任者)
「部下になりたい」(現場監督)
などとありがたい言葉をもらうが、新たな仕事につながらなければ何の意味もなし。


















同じ時期にアパートの外壁の修繕工事があって「クリスト状態」だったのも、やっと解消された。
塗装を施して美しくなったはずが……ペイントの色選びにセンスが感じられない。
躯体をオフホワイトにしたのは、まあいいとして。
アクセントに配した緑色を見て、憂鬱になった。
最も嫌いな色だし、躯体側面のレンガの色にマッチしていない。
頼むから、俺に塗り直させて。





















緑色にした理由……
それはここが「緑丘」だから?


 

2013/04/07

【J特】爆弾低気圧


4月7日日曜日。
天気予報では降水確率50パーセント。
強風注意報も発令されている。
いや、最近は「発令」と言わず「発表」という言葉を使うようだ。

万博記念競技場では、Jリーグ2部の第7節の試合が行われた。
昨年の同時期にも爆弾低気圧の影響で、スタジアム前の美味G横丁が軒並み吹き飛ばされる被害があった。
主たる交通手段のモノレイルが、強風のため運行を中止したため、多くの観客が足を奪われた。
そのことを教訓にして、今日はバスを使うことにした。

8時35分、自宅最寄りのバス停を出発。
服装は、青×紺のトラックジャケットの上下に、レプリカユニフォームを重ね着。
千里中央にて、9時2分発・阪急茨木行きのバスに乗り換え。
10分足らずで、万博公園南口バス停に到着。
目的地の万博公園東口までは、そこから公園の周回道路を時計回りにほぼ270度回らなければならない。
約束の9時30分に間に合うのか。
南口バス停を発車したバスは、のろのろと進む。
万博記念公園駅バス停に停まる。
堪えきれず下車、廃墟となったエキスポランドの北端から周回道路へと走って出る。















 
















暗雲立ち込めるスタジアム。駐車場の車もまばらだ















周回道路を反時計回りに走る。
やがて、スタジアムの案内看板が見えてくる。
ここからアプローチするのは、初めてだ。
などといって、写真を撮ってる場合ではない。
先を急ぐ。
本日10時から、私が企画に関わったグッズの販売が行われる。
事前打ち合わせが、その30分前から始まるのだった。

今日のような日のために開発された防水バッグが、多数売れた。
持ってきた荷物をまるごと入れて、強力なベルクロテープで封をすると、雨水が侵入してこないという商品である。
屋根つきのスタジアムが完成すれば、必要ではなくなるかもしれないグッズではある。

13時に、約束していたO夫妻が現われたので、預かっていた入場券を渡す。
販売の任を解かれた後合流して観戦。
風は、思ったほど強くない。
ガンバ大阪対東京ヴェルディ。
両チームとも、決められるシュートをことごとく外し、無得点のまま引分けに終わる。
マッチデイプログラムに、
「4試合ぶりの勝利でガンバが覚醒!!」(札幌に勝ったことを言っている)
とか
「ホーム勝利で“強いガンバ”を証明、“常勝”モードに入る」(万博で連勝する?)
などと大書してあったのが、虚しい。
札幌に勝って3位に上がっていたガンバは、6位にダウンした。
断然トップでなければならないチームが、期待を裏切っている。
 

2013/03/17

【J特】G大阪対横浜FC


3月17日、日曜日。
当地大阪は予想最高気温が19℃。
それでも、寒がりの私は……
ATHLETAの黒い長袖Tシャツの上に紺色のカシミヤ綿混のタートルネックセータ。
その上にガンバ大阪のレプリカユニフォーム、さらにadidasのフィールドジャケット。
MTBにまたがって自宅を出たが、肌寒い。
ジャケットとユニフォームを脱いで、もう一枚ピステを重ねた。
千里中央あたりまで走ったところで暑くなり、今度はジャケットを「脱皮」。

山田の駅前に停車して、買い物。
まずはBook 1st.(ブックファースト)にて『本の雑誌』4月号。
103ページにわがショートエッセイ掲載。

















下の階のマーケットにて赤葡萄のジュースを購入。
ふたたびMTBに乗り、万博記念公園の外周道路を走る。
反時計回りに万博東口を目指す。

暖かい観戦日和と思いきや、徐々に曇って寒くなった。
場外のグッズショップにて、ニットのマフラー(イギリス製)を購入。
ファンクラブの会員証を提示したが、割引きされず。

Jリーグ2部第3節、ガンバ大阪対横浜FC戦を観る。
0-0。
見せ場なく終了。
ボランチに上げた#15今野は機能せず。
相手チームに移籍した#40寺田の選手紹介アナウンスには拍手が起こった。


前座試合の頃は晴れ















横浜FCの山口素弘監督















久しぶりに会うピュア氏との会話も盛り上がらないまま別れる。
彼がもらった焼き肉弁当(提供:でん・大石氏)を横取りしたが、MTBでは持って帰れず。
美味G横丁のよこちょにテーブルを見つけて食す。
冷めてもおいしいが、くさいのが玉にキズ。
こいつか、いつもスタンドの後席からにおってくるのは。

場外の屋台で宝塚ホテルのハードドーナツを買う。
わずかな系列ショップでしか手に入らないものが、意外な場所で買える。
しかも、消費税分(5円)安い。
数個買って観戦仲間に配っているのだが、いつ飽きられることやら。
この日はOさんが持参した「D島ロール」と交換。
申し訳ないけれど、おいしいとは思えず。 


2013/03/04

【J特】G大阪、寒いドロー


空は晴れ、放射冷却。
下着からオーヴァコートまで合計6枚の重ね着をして出かける。
映画『スケアクロウ』のジーン・ハックマンを思い出す。

3月3日日曜日、Jリーグ2部開幕戦。
ガンバ大阪対京都サンガを万博記念競技場で観る。
右隣に座るのはMarco(マルコ・ファン・バステンに似ているから)。
左には、現在の勤務先の同僚一人。

0-1、0-2の後ファウルで相手ゴール取り消しとなり、1-1、2-1と推移。
その後追いつかれ2-2、後半の追加時間帯に再逆転され2-3。
万事休したかに思われた直後、3-3にして終了。
ガンバ3点のうち2点はPK(#9レアンドロ、#7遠藤)。
寒くて情けない内容の試合だった。
これで目標がJ2優勝とは笑わせる。


前半終了時















試合終了後、母の誕生祝いに駆けつける。
カレーがメインメニューの家族パーティ。
 

2013/02/24

【J特】奪われた星


2013年2月20日、水曜日。
ガンバ大阪後援会が主催する「ファンの集い」が豊中市立アクア文化ホールで開かれた。
まるまる一日休暇をとり、主催者側のスタッフとして参加した。
後援会を運営しているメンバーは、商店や事務所を個人で経営している人が多い。
そうでなければ、平日の昼間に時間を融通できるわけがない。

私は人の列を整理する班のチーフを任された。
とても適任とは思えない。
列整理のほかに事前告知のチラシや入場チケット、記念品のクリアフォルダのデザインを手がけたが、こちらが本職だ。

何ごとにも「想定外」があって、この日最初のそれは入場前の人の列が2倍になったことだ。
予定のラインコントロールができずに右往左往する。
なんとか列を作り、入場してもらう順番の抽選をする。
先着順に整理券を渡していくのとは、方法が異なる。
抽選の後、入場順の番号札をゲットした客を、別の場所に集める。
番号順に呼んで入場してもらうので、あえて列を構成する必要はない。

入場してもらう段になって、一番札の女性客が入場券を持っていないと言い出した。
整理券を持っていても、受付け手続きをすませていないと入場券が発行されないシステムだ。
「列整理の武田より。トラブル発生です……」
インカムでアナウンスする。
せっかく一番札をとったのに、最初に会場入りできなければ気の毒だ。
かといって、彼女の受付け手続きをする間に二番以降の客を待たせるのもまたトラブルだ。
結局、客の鞄の中で入場券が発見されて、トラブルは解消した。
「武田より、トラブルは解決しました。お客さまの勘違いでした」
「了解」
安堵の応答。


客の入場後、外のモニターで観覧
























ロビーに展示された全日本選手権の準優勝トロフィ群
















会場内ではアトラクションが始まる。
われわれはそれを楽しむ余裕はない。
やがて選手とコーチングスタッフがアトラクションに参加するために入場を開始した。
この間に遅れてやって来た客を足止めする。
#7の有名選手がトイレに行ってしまい、予定が遅れた。
万事マイペースなやっちゃ。

その後もいろいろなことがあったが、割愛。
とりあえず大失敗はなく終了。



500枚分のチケット、乾燥中
























完成品
























客に配った記念品のクリアフォルダ(表裏)



















最終デザイン案 





















クリアフォルダには五つの星がつくはずだった。
これはもちろん、ガンバが獲得した「優勝」の数を表わす星だ。
クラブから、それは使わせないとの達しがあり、すでに印刷会社に入稿済みだったデータから星は削除された。
誰のおかげで星がとれたと思っているのだろう。
これらの星はチームとクラブとサポーターが力を合わせた結果だ。
理不尽としか言いようがない。


▼ガンバ大阪公式ウェブサイトのニュースリリース 
 

2013/02/14

亜種フットボールその2


偏固ジャーナルが『本の雑誌』に進出した。
ただ今店頭販売中の3月号(No. 357)の98ページに掲載。


A5判128ページのチビ雑誌
















ラグビーフットボールのシックスネイションズとは。
グレートブリテン島にあるイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの4協会と、海を隔てたフランスにイタリアも後から加えて対抗戦を行うようになった。
1999年まではイタリア以外の5か国で「ファイブネイションズ」と称していた。

イングランド対スコットランドの試合の録画が手に入ったので観戦。
36-18でイングランドの勝ち。
スコットランドは最近、世界ランクを下げている。

ラグビーはフットボールの試合中に、ある少年が手でボールを持って走り出したことから生まれた「突然変異種」といえる。
フットボールは手でボールを扱ってはならないというルールでしばられた不自由なゲームだが、ラグビーはボールを前方にバスしてはならないという、これもまた不自由を強いられるゲームだ。
二つのゲームは趣きがまったく異なる。
フットボールは文字通りのキッキングゲームだが、ラグビーはボールを奪い合う肉弾戦だ。

フットボールからラグビーが生まれ、ラグビーは大西洋を渡ってアメリカンフットボールへと「進化」する。
アメラグ(=アメリカンラグビー)と呼ばれた所以だ。
前方へのパスが許され、選手同士のぶつかり合いは激しさを増して、防具の着用が必要となった。

オーストラリアにはオーストラリアンフットボール(=オージーボール)と呼ばれる亜種がある。
このゲームをつぶさに観たことはないが、噂では激しさではラグビーやアメリカンを上回るらしい。
扱うボールも楕円なら、球技場も楕円だという。

亜種は、まだまだある。
フットボールにはファイブ・ア・サイドという5人制のものがあり、最近流行のフットサルによく似ている。
フットサルはサロン(室内)で行うフットボールという意味である。

同様に、ラグビーには7人制のものがある。
また、タックルするかわりに腰につけられたタグを奪い取る、タグラグビーがある。
コンタクトを避けて、ラグビーを安全に楽しむためのものだ。
これらは亜種の亜種というべきものである。

タグラグビーは、アメリカンの亜種であるフラッグフットボールを参考にしたということだ。
腰につけられたフラッグを、タックルするかわりに奪い取るところが同様である。
ラグビー→アメリカン→フラッグフットボール→タグラグビーという順に転化していることになる。

以上、思いつく限りの亜種と亜種の亜種。
 

2013/02/13

亜種フットボール


30万冊の図書へICタグを装備する作業は、およそ半分が終わった。
一方、ガンバ大阪後援会が主催する「ファンの集い」も準備作業が忙しい。

図書館が休みの月曜日の朝、同僚のSが電話をかけてきた。
こちらはまだ布団の中だ。
「もひもひ?」
「そろそろスーパーボウルが始まりますよ」
「ふーぱー」
「フットボール好きでしたよね」
「ふぁあ……」

という訳で、第47回スーパーボウルを観ることになった。
会場はニューオリンズにあるメルセデス・ベンツ・スーパードーム。
対戦カードはボルチモア・レイブンズ(AFC)対サンフランシスコ49ers(NFC)。
ボルチモアのヘッドコーチ(監督)ジョン・ハーボーは、サンフランシスコのヘッドコーチであるジム・ハーボーの兄。
34-31でボルチモアの勝ち。NFLの試合においてセイフティで点が入るのを初めて観た。
もちろんその直後のキックオフがフリーキックでされるのを観るも初めてだ。

「フットボール好きですよね」というSの言葉に間違いはない。
現地およびビデオでJリーグやイングランドプレミアリーグを年間100試合ぐらいは観ている。
ラグビーフットボールもときどき観る。
第50回日本ラグビーフットボール選手権大会の準々決勝戦、パナソニック対帝京大学。
54-21でパナソニックの勝ち。
帝京大学の揺るぎないファイティングスピリットに感動。

昨年のラグビーワールドカップでは、スクラムを組むときのレフェリーのシグナルが、
「クラウチ、タッチ、エンゲイジ」だった。
最後のエンゲイジが「セット」に変わったことを、日本選手権大会やシックスネイションズの試合を観て知った。
ラグビーでは、ルールが頻繁に変わる。
タッチキックからのインプレイのルールが、どう変わったのか、いまだにわからないでいる。
 

2013/01/25

償いの報酬


月曜日。
図書館は休館なので、この日を利用して研修が行われる。
現在所属している会社が「Book Dr. (ブックドクター)」と呼んでいる、本の修繕。
その講義と実習。
破れた頁、外れた頁などを、さまざまな材料を使って原状に近い状態に戻す。
化学糊やセロファンテープを使用しない。
小麦粉と澱粉を水に溶いて煮て裏漉しして作った糊と、和紙を使う。
背が割れてばらばらになった本は、ノド(頁の根元のこと)の三か所に電動ドリルで穴を明けて糸でしばる。
会場となったT市の多目的ホールは空気が乾燥し過ぎていて、人ののどにはよくない。

研修終了後、阪急電車に乗って梅田へ。
ひと月ぶりに御堂筋を歩く。
スーパーマーケットKOHYOの淀屋橋店で食糧調達。
ジョナゴールドが安かったので(98円)2個、他にサンドウィッチを二つ買う。
りんごを一つずつポリ袋に入れてくれた気遣いがうれしい。

店を出てエクセルシオールカフェへ。
ホットのロイヤルミルクティをミディアムサイズのマグカップでオーダーする。
「店内でお召し上がりですか」
「外で」
「煙草は吸われますか」
「いいえ」

マグと砂糖三袋、コップ一杯の水をとって、店外のテーブルへ。
一番遠いテーブルを選ぶのは、持ち込んだサンドウィッチを見とがめられないためだ。
そのかわり、地下鉄の改札口に通じる階段へ往来する人たちの視線にさらされる。
メンチカツをほおばっていると、友人のUの顔が見えた。
何十年か会っていないが、声をかけるとすぐに気づいた。
テーブルに誘い、しばらく会話。
彼は大阪府サッカー協会の理事を辞したばかりだが、この日も協会の会合に行くと言う。
こちらは昨年末に注文した眼鏡を店に受け取りに行く途中で、まったく偶然の出会い。
携帯端末のアドレス類を交換して別れる。

眼鏡店へ。
ほぼ10年ぶりに新調した眼鏡は、クラシックなボストン形フレーム。
素材はチタニウムなので、軽い。
雨が降りだし、折り畳み傘を開いて帰る。

▼読んだ本メモ
『償いの報酬』(原題:A Drop Of The Hard Stuff、Lawrence Block著、田口俊樹訳/二見文庫)
期限までに返却できず、図書館から督促の電話を受けてしまった。
ふだんはあまり内容にふれないが、少し書く。
「酔いどれ」探偵マット・スカダーシリーズの最新作。
スカダーは断酒を決意し、AA(日本の断酒会のようなもの)に通っている。
探偵小説というよりはAA日記といった風情で、酒に関する記述が多い。

メイカーズ・マークについて、ディッケルやワイルド・ターキーほど高価ではないという。
それは意外だったが、本国と日本では価値が異なるようだ。
スカダーはバーテンのルシアン相手に、ワイルド・ターキーやエヴァン・ウィリアムズにメイカーズ・マークは負けないと言うのだが、酒の好みは人によって異なる。
メイカーズ・マークはまろやかで、ターキーは刺激が強い。
ボトルの「見てくれ」はメイカーズ・マークが圧倒的に美しい。
 

2013/01/21

【J特】G大阪、新体制


1月7日月曜日。
ガンバ大阪の金森社長に面談を申し込むが、断わられる。
その理由は……

1月11日金曜日。
株式会社ガンバ大阪取締役会開催。
この席で代表取締役の金森氏は正式に辞意を表明、受理さる。
チームがJ2に降格したことの全責任をとっての辞任だ。
サポーターミーティングにおいて「J2降格はまったくイメージしていない」という発言があった。
根拠なく「(J1残留は)大丈夫。(まだ上位に)行ける気がする」と言うのも聞いた。
今や彼の心中はいかばかりか。

1月21日月曜日。
ガンバ大阪新体制の記者発表と、新ユニフォームのお披露目。
金森体制時には、ホテルの広間を借りて一般にも公開されていた。
野呂新社長になって、方式は変わった。
クラブハウス内と思われる狭い部屋で、プレスのみへの発表となった。
今季のチームスローガンは「復活」。
もちろんその意味はよくわかるが、スローガンを毎年変える必要はあるのか。
プロ野球ではあるまいし。

ユニフォーム。
このデザインを1シーズン見る(または自分がそのレプリカを着る)のかと思うと気が重い。

チーム。
#1……GK藤ヶ谷って、おいっ!
#2……中澤が抜けて、DFオ・ジェソク
#3……金が抜けて、空き番
#4……DF藤春
#5……DF丹羽
#6……横谷が抜けて、MF倉田へ
#7……MF遠藤
#8……佐々木が抜けて、DF岩下へ
#9……FWレアンドロ
#10……MF二川
#11……FWパウリーニョ
#13……岩下から、MF阿部へ
#14……FW平井が復帰
(以下略)
主将と副主将は未定。
明神と遠藤ではあり得まい。

なお、金森前社長は新スタジアムの募金団体の役職には留まる。
 

2013/01/03

正月ジャーナル


MISIAの『君には嘘をつけない』にのせて初ジャーナル。
Yahoo! のニュースで訃報を読んでPatti Pageに切り替え。
冥福を祈りつつ続行。

▼2013年元日。
キンキンに冷えたMTBに初乗り、実家まで走る。
ささやかなお節料理で新年を寿いだ後、雑煮をいただく。
元日は白味噌仕立てが我が家の習慣。
二日以降は澄まし汁に焼き餅を入れる。

午後2時からは大画面TVで全日本選手権大会決勝戦を観る。
濃い青のユニフォームのガンバ大阪対白い柏レイソル。
ガンバよ、こんなのろいスタートでいいのか。
相撲に例えると「ふわっとした立ち合い」。
レイソルも敢えてそれに合わせる。
ガンバにはボールを持たせておけばいい。
老獪なネルシーニョの、そんな思惑がうかがえる。

ポゼッション・フットボールという思想には大きな疑問符1がつく。
仮にポゼッション率が100パーセントに達したとしても、ボールを前に運んで相手のゴールに入れなければ試合には勝てないのがフットボールだからである。

盛り上がりを欠いたまま、0-1で試合終了。
松下電器のチームだった時以来、決勝戦で負けたことのなかったガンバが負けた。
2012年春に公式戦5連敗で始まったシーズンは、最後も屈辱で終了。

クラブは松波正信監督の退任(契約期間途中)と、HKこと長谷川健太氏の監督就任の発表を行った。
長谷川監督との契約期間は1年。
つまりJ2から再び昇格するまでを想定しているのだろう。
前にも書いたが、この人にチームの浮沈を託すのは甚だ不安だ。
清水エスパルスの監督を退任して放送局の解説者になってからの仕事っぷりを見たうえでの疑問符2。

試合が終わった後、弟夫婦も実家にやって来る。
弟は11日で53歳。
少し早いが、ケーキにロウソクを立てて誕生祝い。
夕食までの時間を麻雀で過ごす。
やがて半荘を終わって「すき焼き」に突入。
まずビールで乾杯。
前日近所のマーケットで見かけた「ハートランド」を衝動買い。
キリン製の瓶ビールだ。
飲酒するのは1年ぶりとなる。
夕食後、深夜までもう半荘。

▼お年玉。
目上に年玉とは失礼だが、母に最高額の図書カードを贈る。
弟と義妹にはB.T.オリジナルデザインのダイアリーノートを贈る。
義妹には色彩豊かな女性向け、弟には色数を抑えた男性向けの「差別的」デザインで。

▼正月二日。
毎年この日は墓参、その後初詣と決めている。
花を大量に買い、母と二人で地下鉄に乗り、谷町へ。
我が家の墓は数が多い。
九代以前のB.T.(Bは名跡)とその血縁者たちがここに眠っている。
一つにまとめて祀りたいが、自分の代でできそうにない。
先祖譲りの数珠を持ってくるのを忘れた!
近くの高津神社に初詣。
左手、右手、口を漱いで本殿へ。
賽銭を投入して二礼、二拍手して一礼。

地下鉄で長堀橋まで戻り、心斎橋まで地下商店街を歩く。
母がアクセサリー屋や鞄屋を素見す。
店員の息が酒くさい。
途中「御座候」を買い、再び実家へ行って、母と麻雀で遊ぶ。
夜になり、自宅まで歩いて帰る。

▼正月休みに読む予定の本たち
『屍者の帝国』(伊藤計劃×円城塔著、河出書房新社)
M市の図書館から借りた本。
この本には何十人と予約の列がついており、早く読んでしまわないといけないのだが、返却期限の6日までに読めるだろうか。
共著者の伊藤計劃はすでに亡い。
この人の名を横文字で「Project Itoh」と綴るのが洒落ている。
同工異曲で「武田理論:Theory TAQUEDA、通称テオ」を思いつく。

『本の雑誌』(2012年11月号)
勤務先の図書館から借りた雑誌。
8日返却期限、楽勝。

『償いの報酬』(ローレンス・ブロック著、田口俊樹訳、二見文庫)
M市の図書館から借りた探偵小説。
新刊なので予約の列ができている。
13日返却期限、ほぼOK。

『アメリカン・スタイル』(ボブ・グリーン著、菊谷匡祐訳、集英社)
勤務先の書庫で見つけた時代物のコラム集。
17日返却期限。

『リボンの騎士』(1〜5巻、手塚治虫作画、なかよし増刊、講談社)
勤務先から借りた漫画。
原作を読んでみたいとずっと思っていた。
17日返却期限。

『フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点』(文藝春秋)
近くの書店で買った本。

以上10冊。
自分には、積んである本をそれぞれ少しずつ「つまみ読み」する癖がある。
それは自ずと1冊に集束していくのが常なのだが、今回は『フット×ブレイン』だ。
返却期限の迫っているものから読め、と言うに。
 

2012/12/31

#LASTPRINTISSUE


『ブランデンブルク協奏曲』(Karl Richter指揮、Munich Bach Orchestra演奏)を大音量でかけながら、2012年最終ジャーナル。
数えてみれば、今年100回目のエントリーだ。

『孤独のグルメSeason 2』(テレビ東京系)の放送が終了した。
グルメは卑しいと常づね思っている自分が、唯一観ていた番組である。
経済ニュース番組の『ワールドビジネスサテライト』の後に流れ出すのを偶然観たのが始まり。
ドラマ仕立ての本作は、扶桑社の週刊誌『SPA!』に不定期連載されている漫画(久住昌之原作、谷口ジロー作画)が基になっているらしい。
輸入雑貨商を個人で営む井之頭五郎(いのがしら・ごろう)が営業に出て、ぶらりと入った店で空腹を満たす経緯を淡々と画面に映す。
五郎を演じるのは松重豊(まつしげ・ゆたか)。
彼は無口だが「心の声」を画面にヴォイス・オーヴァーしていくという手法だ。
肩の凝らないお店、気取りのない料理、ノンアルコール(たいていランチだし、五郎は下戸)。
五郎の食べっぷりは見事だが、猥褻感がない。

アメリカのNewsweek誌が印刷をやめてデジタル版のみの発行に移行することが発表された。
思い切ったな。
実は自分も、何年も前から年賀状を送るのをやめたいと思っていながら踏み切れずにいたので、便乗させてもらうことにした。
紙に印刷する年賀状は2013年版が最後となる。
ただし、Eメイルやウェブに疎いと思われる方がた(主に年長の親戚)のためには少量印刷する予定。
あっ、一枚ずつ手描きすればいいのか。
「人の心が、年の初めに届く国。」
という日本郵便のキャッチコピーは美しいが、年賀状は完全に虚礼と化してしまった。


初期案。この後Newsweek誌の発表を知る


年賀状デザインのモチーフは、今年虜になっていた8列のドットマトリクスだ。
LED球を8列×8行並べて電子バナーを作ろうとしていたのは、もうずいぶん前のことだ。
その電子バナーは完成したのだが、日の目を見ることはなかった。
450×450ミリのサイズに5ミリφのLED球を64個仕込んだものの光量が足りず、暗い場所でしか力を発揮できないことがわかった。
すぐに改良版に着手したが、作業はその後中断したままになっている。
 

2012/12/30

【天皇杯】G大阪、ベスト2


ベスト2?
そんな言い方、あまり聞いたことないぞ。


買った本借りた本




















初給料をもらい、久しぶりに本を買う。
『フット×ブレインの思考法 日本のサッカーを強くする25の視点』(文藝春秋刊)は、テレビ東京系のフットボール情報番組『FOOT×BRAIN』で放送された内容を再構成したものだ。
フィールドをイメージした緑色の装幀が書店で目立つ。
本文文字もグリーンで印刷されている!

『アメリカン・スタイル』はシカゴのコラムニスト、ボブ・グリーンの作品集。
現在の勤務先であるN図書館の書庫で「発掘」した。
背表紙の頭についている赤丸のシールは、ここでICタグを貼付されたことを示している。
すべての作業が終了した後、このシールは剥がされることになっている。

前置きは終わり。
12月29日土曜日、全日本サッカー選手権大会の準決勝戦が行われた。
第1試合は静岡の通称エコパスタジアムで、ガンバ大阪対鹿島アントラーズ。
1-0。
得点者:#7遠藤保仁
#15今野をボランチに、遠藤をトップ下に上げるという布陣が奏功している。
このシステムをもっと早い段階でリーグ戦に導入していれば、という感は強い。

第2試合は国立競技場で、横浜Fマリノス対柏レイソル。
0-1。
得点者:#19工藤壮人
工藤はこの試合で警告(イエローカード)1回、累積2回となって決勝戦は出場停止。

今季、ガンバは柏レイソルと4回対戦して0勝3敗1引分け、得点6、失点13。
遅くなったけれど、借りは元日に返すから。
 

2012/12/25

【天皇杯】G大阪、ベスト4


今季はタイトルを四つ獲ると宣言したのはセホーンだったが、松波はそれをちゃんと憶えている。
ACLは敗退、リーグカップ(ナビスコ杯)も敗退、リーグ戦は17位で終わったが、全日本選手権(天皇杯)へのチャレンジはまだ終わっていない。

12月15日土曜日、4回戦。
万博記念競技場でFC町田ゼルビアと対戦。
3-2で辛くも勝った。
TVで観戦中に眠ってしまうほどの試合展開だった。

2年契約の松波監督は、今季限りで退任するのか。
それが正式に決まったとは、まだ発表されていない。
それなのに、HKが新監督に内定したという報道があった。
事実なら、クラブの内部から漏れたということになる。
ガンバ大阪は情報の管理がルーズだ。

12月22日土曜日。
後援会の事務局スタッフと「ファンの集い」参加募集チラシの打ち合わせ。
来年2月に後援会主催で集客イベントを実施する。
事務局のH次長が、ガンバの2013年卓上カレンダーを見せてくれた。
#1藤ヶ谷、#2中澤の姿はどのページにも見られない。

12月23日日曜日、全日本選手権の準々決勝戦。
長居スタジアムでセレッソ大阪とダービーマッチ。
かねてより「ピンクの豚」と蔑んできたが、来季は相手の方が格上となり、対戦することはない。
結果は、セレッソ大阪 1-2 ガンバ大阪。
勝つために補強した#41家長が決勝ゴールを決めた。

12月29日土曜日、準決勝戦。
静岡のエコパスタジアムで鹿島アントラーズと対戦。
今季ガンバはアントラーズに一度も勝っていない。

2012/12/10

年賀状出来


出来は「しゅったい」と読むべし。

天気予報が降雪と言うのでMTBをあきらめて、バスに乗って実家へ行く。
途中でY医院に寄ってインフルエンザの予防接種を受ける。
順番を待つ間に外に出て、自分用の年賀はがきを購入。
年賀状も電子メイルで送ろうと思うようになって何年も経つが、まだ果たせていない。

注射の前に体温測定。
体温計を額にあてて計られるのは初めてだ。
36.3℃は、平熱よりも少し高い。
Y先生は注射が上手なので、少し痛いですよと言いつつ、ほとんど痛くしない。

実家に到着。
昼食にカレーライスをごちそうになる。
食休み、雑談をした後、母の年賀状の制作にかかる。
1点の写真とあいさつの言葉、住所を入れるだけのシンプルなデザインだ。
署名は手で書き入れる。


刷り上がって乾燥中の年賀状















今回使った画像は、マダガスカルのバオバブだ。
母は海外旅行に行って大量の写真を撮るのが趣味だったのだが、ここ何年かは出かけていない。
彼女が旅行のために貯めている金を、収入の無い私が食いつぶしてきたからだ。
申し訳ないし、自分が情けない。
現在は職に就いているが、その契約も来年3月末で切れる。
その先は見えない。

バオバブの画像をSDカードからiMacに取り込む。
OS 9.2で動いている古いマシンだ。
Drawソフトを使って画像と文字をレイアウトする。
A4サイズの普通紙に印刷して、クライアントに見せる。
親子であろうとも、ここはきっちりしておかないとね。

「フチなし印刷」を初めて採用した。
これは、制作済みデータを数パーセント拡大してプリントする仕組みである。
したがって、絵柄の四方がトリミングされた状態で仕上がってしまう。
それを計算に入れてデザインする必要がある。
トリミングされた部分は、紙の外側のプリンタ内部空間に印刷されていることになる。
覗いたことはないが、非常に汚れているにちがいない。

印刷用紙は日本郵便製年賀はがきインクジェット写真用を使用。
プリンタはE社のもので、これもかなり古い機種だ。
プリンタドライバの用紙設定で「写真用」を選んだが、校正紙とは違う色合いで印刷されてしまったので「光沢紙」に変更。
最もパフォーマンスの高いモードを設定したので、印刷スピードは非常に遅い。
完璧を期して一枚ずつ目視でチェックしながら作業を行う。
「ミスプリントは、目を離したときに起きる」
マーフィさんが、そんなことを言ったとか言わんとか。
 

2012/12/09

【J特】西野監督再任


ガンバ大阪がJ2に降格した責任を取って金森CEOが辞任するらしいという報道があった。
サポーターの皆さん、どうかスポーツ紙などの報道を鵜呑みにしないでくださいと、かつて氏は言ったのだが今回はどうか。

チームにはまだ全日本選手権(天皇杯)をかけた試合が残っている。
これに優勝したとしても、松波監督はJ2降格の責任を取って辞任する可能性が高い。
そうなった場合、新しい監督に誰を起用するのか。
いや、新しい監督ではなく古い監督でどうか。
西野監督に土下座してでも戻ってきてもらう、そんな大それたことができたなら、ガンバ大阪を見直そう。
 

2012/12/03

【J特】審判の日


ヴィッセル神戸はホーム最終戦で広島に負けて16位、J2に降格。
ガンバ大阪はヤマハスタジアムで磐田に負けて17位、同じく降格。
西野朗監督と縁の深い両チームが、だ。

前節17位だった新潟が札幌に勝って15位、J1に残留した。
「応援してくれたサポータのおかげです」
選手のコメントが胸に突き刺さる。
そう言われてしまうと、ガンバのサポータとしては非常に辛い。

12月1日土曜日、Jリーグ1部は最終の第34節。
9試合のすべてが同じ時刻に始まった。
我が贔屓チームのガンバ大阪は、敵地ヤマハスタジアムでジュビロ磐田と決戦。
#2中澤と#1藤ヶ谷の連係ミスがあって、いきなり失点。
ここがガンバの弱点だと、何度書かせたら気がすむのか。
前半戦で取り返せず後半戦へ。
53分に#14倉田が国際級の抜きとシュートで得点。
85分にジュビロの#7小林に同様のシュートを打たれる。
中澤も藤ヶ谷もこれを防げず、万事休す。
他の試合会場の結果を待つまでもなく、J2への降格が決定した。

監督を替えていなければ、というのはサポーターに共通する強い思いだ。
それほど選手力の高いチームではないガンバを勝たせていたのは監督の力だったのだ。
それにもかかわらず練習がマンネリしているだとか言い出して、西野監督を切るきっかけを作ったのは選手たちの方だと聞いた。
(中略w)
新しい監督の指示に対して、異を唱えたということが報道されるに至って、チームの行く末が危ぶまれることとなった。
(中略ww)
敗軍の将は兵を語らず、ということになっている。
だから責任は監督やフロントがとるのだろうが、最たる責任は選手たちにあることは明白である。
それを自覚して、主将の明神や副主将の遠藤たちはチームに残留することをほのめかしているらしいが、クラブが彼らを養っていけるのかは疑問だ。
この際、高年齢、高額年俸、レンタル中の選手をすべて整理して、チームの刷新を図ることも考慮すべきだ。
松波監督が責任をとって辞める、HKが新しい監督候補だとも報道されているが、その名前は非常に不安だ。
どれほど無能な監督やどれほど下手な選手がやって来ても、チームを応援しなければならないサポーターの身になって人選をしてほしい。
 

2012/11/25

【J特】優しい東京


試合開始直前のクルヴァ
















風邪が治りきっていないのだが、MTBに乗って出発。
J1のリーグ戦第33節のガンバ大阪対FC東京は、ホームスタジアムで開催される最後の試合だ。
行かないわけにはいかない。
折り悪しく、強力な寒波が下りてきた。
ATHLETAの長袖Tシャツ、カシミヤと綿混のタートルネックセータ、レプリカユニフォームを重ねて、その上にadidasのトラックジャケットを羽織っていくが間に合わない。
ユニフォームの上にUMBROの青いピステを追加する。
あまりに寒くて、スタンドの意気も上がらない。
試合開始前、ルーカス選手がレアンドロと談笑しているのを見かけた。

0-1(徳永R)、1-1(家長H)、2-1(家長L)と推移して2-2(渡邉H)で終了。
(Rは右足シュート、L:同左、H:ヘッダ)
入っていてもおかしくないシュートを外したのは、ルーカスの温情か、偶然か、それとも降格圏外チームの余裕か。
南側のクルヴァに来ていたFC東京サポータからは、試合の前にも後にも温かいエールが送られた。
特に試合終了後、ガンバの松波監督と選手29人(歩けない佐藤晃大を除く)が万博記念競技場のトラックを周ったときには、退場せずに残っていてくれた彼らから激励の声援が送られた。
ちなみに、ガンバ大阪とFC東京には少なからず選手の交流がある。
#21加地、#2中澤、#15今野は元FC東京、#49ルーカスはFC東京、ガンバ大阪、再びFC東京と流れている。

ホーム最終戦につき、主将と監督から最後の挨拶。
明神は「必ずJ1に戻ってくる」と言い間違え、すぐに訂正。
松波がマイクの後に立つと、北のクルヴァから「やめろ、やめろ」のコール。
なんとか挨拶を終え、メインスタンドの下に歩いて帰る。
最後尾を歩く金森CEOは顔色がなかった。

日刊スポーツが選ぶ「ミスターGAMBA黄金の脚賞」が発表された。
まずは候補選手を一人ずつクルヴァのアストロヴィジョンに表示。
藤ヶ谷のところでブーイング。
佐藤晃大かレアンドロだろうと思っていたところ、佐藤が選出された。
この結果にもスタンドからは小さいブーイングが起こったが……
実のところ佐藤は非常に献身的に働いていた。
もっと上手ければ、2倍得点して、寿人と争っていたはずだ。

ガンバ大阪は33戦、9勝11引分け13敗として勝ち点38。
最終第34節にジュビロ磐田に負けると降格が決まる。
引き分ければ(勝ち点39)残留の可能性はある。
それは神戸が広島に負けて(同39)新潟が札幌と引き分け以下(同38以下)の場合。
ガンバが磐田に勝っても(勝ち点41)、神戸が勝って(同42)セレッソ大阪が川崎と引き分け以上(同42以上)の場合は残留できない。

新潟にも残留する可能性はある。
第34節に勝ち(勝ち点40)、神戸が負けて(同39)ガンバ大阪が引き分け以下(同39以下)の場合。
要するに、セレッソ大阪とヴィッセル神戸は勝てば残留できるが、ガンバ大阪と新潟はその浮沈を他チームの結果に左右される。
まれに見るサスペンスだ。
 

2012/11/23

【J特】6位から昇格


一人ちゃんこで食事。
「ちゃんこ」には「おっさん」の意味があるらしい。
自分にはおあつらえ向きの名前だ。
豚肉をこま切れにして油で炒める。
その後は、冷蔵庫にあった材料を手当たりしだいに投入していく。
厚揚げをスライス。
根付きもやし。
この辺で鍋に水を入れて炊く。
大根と人参、皮を剥きながらざくざくとカットする。
あまり大きいと火が通りにくい。
葱がないので、ピーマンで代用。
ピーマンで代用? まあええか。
すべて投入。
しばらくぐつぐつ炊いて、消火。
だし入りの合わせ味噌で味付け。
七味唐辛子を効かせて出来上がり。
相撲取りのような体格になれるか。

J1昇格プレーオフの決勝戦を観る。
大分トリニータ対ジェフユナイテッド千葉は1-0で大分の勝ち。
なんとレギュラーシーズン第6位からの下剋上だ。

プレーオフの準決勝戦その1は、京都サンガ(J2第3位)0-4 大分トリニータ(同6位)だった。
その2は横浜FC(同4位)0-4 ジェフユナイテッド千葉(同5位)。
上位のチームは引き分けでも勝ち抜けできるという好条件だったが、いずれも大敗した。
フットボールの試合では、何が起きるかわからない。

決勝戦のゴールは後半の後半に投入された林丈統(はやし・たけのり)が決めてみせた。
「つるつる」こと田坂和昭監督は、林の後に続けて高松も投入。
二人とも30歳代のベテランFWだ。
彼らの代わりにディフェンダーを下げ、捨て身で勝ちを狙う。
采配通りに林が得点した後は一転してディフェンダーを再投入。
ベンチワークが冴えた。

J2からヴァンフォーレ甲府、湘南ベルマーレ、大分トリニータが「出戻り」昇格。
J1から降格するのはコンサドーレ札幌の他に、もう2チーム。
第32節終了時の11位ジュビロ磐田以下の7チームに降格する可能性がある。
ここから先はハートの強さが物をいう領域だ。