スピーカーのレストアが終わった。
再塗装に時間をとられ一か月以上もかかってしまった。
コーンとエッジの再接着手術を施したユニットをキャビネットに取り付けた。(写真:上)
オーディオの雑誌に載っていたアドヴァイスにしたがって、パッキングは挟まない。
ターミナルとユニットをつなぐケーブルは新品に交換した。
ついでにスピーカとアンプをつなぐケーブルも。
いよいよ音出しである。レファレンスに使用するのは例によって
『Fade Into Light:Boz Scaggs』、
そして今日は別の一枚
『Parker's Mood/Sadao Watanabe Live at Bravas Club '85』
である。
結果はノーグッドだった。
ほんの少しだが、シャリシャリというノイズが混じっているのが聴こえる。
人間でいえば嗄れ声なのだろうが、それも味があるといえるのは人間の場合だけで、ハイファイセットのスピーカーでは許されない。
経年劣化で音がきれいに出せなくなった老スピーカーはもう使えません。
そんなこともあろうかと事前に用意してあったスピーカーユニットと交換。
修理したユニットと同型の新品を購入したものだ。エッジとコーンの素材や色も変更されている。(写真:下)
今度は自分の判断でパッキングを挟んでユニットを取り付けた。
新しいユニットらしくクリアな音が出た。低音も響いている。
『Eric Clapton/Unplugged』を聴いてみた。
今まで聴こえていなかった音まで聴こえたのには、びっくり。
ここはどこ?(ライブ会場!)という感じです!
古いスピーカーのリストアは必ずしも成功ではなかったのですね、残念でした。
返信削除でもそれも想定して、同じ型の新しいものを用意されていたとはさすが。しかしロングセラーなんですね、このユニットは。
臨場感あふれる再生だそうで、それはおめでとうございました!
>hirakenさん
返信削除ユニットの修理から始まったレストアだったので、
そういう意味では不成功ですね……
このユニットはフォステックス(www.fostex.jp)のFE103(新しい方はFE103E)という製品で、
おっしゃる通りのロングセラーですが、来月マイナーチェンジするようです。